JPH07198834A - ドップラ式速度計測装置 - Google Patents

ドップラ式速度計測装置

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JPH07198834A
JPH07198834A JP5353752A JP35375293A JPH07198834A JP H07198834 A JPH07198834 A JP H07198834A JP 5353752 A JP5353752 A JP 5353752A JP 35375293 A JP35375293 A JP 35375293A JP H07198834 A JPH07198834 A JP H07198834A
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JP
Japan
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doppler
speed
frequency
train
microwave
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JP5353752A
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English (en)
Inventor
Kenji Nakada
健二 中田
Osamu Shimizu
修 清水
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Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動物体の側面から得られる反射波の連続的
に変化する角度に依存することなく、常に高精度でドッ
プラ現象を利用した速度計測を行う。 【構成】 ドップラ式速度計測装置を、移動物体(TR)の
進行方向側方に平行に一定間隔で設置された2つのマイ
クロ波送受信器(P1,P2)と、両送受信器が出力する計測
対象の移動体による反射波の周波数の変移が所定関係と
なった時点に対応する反射波周波数から移動体の速度を
決定する処理部(100) で構成する。必要に応じては、計
測対象となる移動物体に予め付されて受信マイクロ波に
呼応して同一周波数のマイクロ波を送信するトランスポ
ンダ(T) を併用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波のドップラ
効果を利用した、移動物体用の速度計測装置に関し、特
に、例えば列車側面からの反射を利用せざるを得ない鉄
道における列車速度を計測する場合等、計測対象となる
移動物体の側面からの反射波を利用せざるを得ない場合
にも高精度で計測ができるドップラ式速度計測装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】自動車や列車等の移動物体の速度を反射
マイクロ波の周波数が変移するドップラ効果を利用して
計測する手法が知られ各分野で応用されている。なお、
ここで反射マイクロ波とは移動体に取り付けられたタグ
(能動トランスポンダ)からの応答マイクロ波(返送
波)を含むものとする。
【0003】この種のドップラ式速度計測は、反射波の
方向が移動物体の進行方向と略同じであったり一定角度
をなす等、各方向の角度差が正確にわかる場合には高精
度な計測ができる。しかし、このような条件が期待でき
ない場合、即ち角度差がわからなかったり変化する場合
には高精度な計測は期待できない。
【0004】しかし、原理的には高精度な計測が可能な
この速度計測技術は、鉄道信号分野の応用にても有用と
考えられる。例えば、鉄道信号分野では地上・車上間の
高信頼度の大量データ伝送機能の確立は、列車制御の安
全、サービス上重要な課題である。このデータ伝送機能
を地上、車上とも大量に設備して列車速度情報も取り入
れれば、きめの細かい列車制御が可能となり好適であ
る。
【0005】現行のATCでは軌道回路等より得られる
列車位置情報、列車種別情報を主に列車の速度指令情報
を地上より車上に伝送し、車上でこの速度指令情報と速
度発電機よりの走行速度とを照査比較し、列車速度を自
動制御しているが、列車の実走行速度データを地上に逆
伝送することは行っていない。
【0006】従ってCTC指令センターでは実走行列車
の速度データは得られていない。このため現行ATCシ
ステムの速度指令情報は新幹線の場合であれば、停止信
号、30km/h、70km/h、110km/h、160km
/h、210km/hで離散的であり実走行列車の速度情
報も取り入れたきめの細かい列車運転曲線制御は行われ
ていない。もし、ATCに地上にて計測した列車の実走
行速度情報を高精度で取り入れればきめの細かい速度指
令を行うことができる。
【0007】このように、鉄道分野にては列車の速度を
高精度で得たいとの要求がある。なお、従来より地点列
車速度計測器としては列車の車輪を検出する車軸検知器
もあるが、レールに直接装着するため振動衝撃対策が必
要である。なによりも、この車軸検知方式のものは、各
種車輪径、設置調整位置等のため計測精度が15%以上
となってしまう場合もあり、精度が不足である。
【0008】これに替えて、マイクロ波帯のドップラ効
果をトランスポンダとともに用い計測するようにすれば
環境条件を選ばず好適である。また、原理的には高い計
測精度が期待でき、高速時は車軸検知によるよりも高精
度となり得る。
【0009】然しながら、マイクロ波帯のトランスポン
ダを列車対象に用いるためには、次のような制約が生じ
る。即ち、走行列車を地上トランスポンダを利用して計
測するには、列車の場合はパンダグラフ等が車上にある
ので列車側面からの反射マイクロ波のドップラ効果を利
用して行うしかない。この制約条件の結果として、従来
行われているように地上送受信器を唯一つ用いた技術で
は、以下に説明するような計測精度上の問題点が生じ
る。
【0010】上記の従来技術の問題点を、図を用いて説
明する。図13に地上側マイクロ送受信器P1と列車装
備タグT(能動トランスポンダ:反射器)との配置を示
す。列車TRの側面に取り付けられたタグTは受信マイ
クロ波を即時返送する(反射と等価)だけのものであ
る。マイクロ波送受信器P1は、タグTと同一高さとな
るように設置されているものとする。
【0011】タグTを用いて列車車両の側面に貼る理由
は、車両の側面は平板の鉄板であり、この鉄板での反射
波の受信レベルは非常に弱く、また波長が1cm前後であ
るため車両側面の色々な所からの反射波が干渉しあうの
でドップラ周波数のスペクトラムが幅をもち計測精度が
低下するためである。タグTを使用することにより反射
波のレベルが強くなり充分なS/N比が確保でき、また
1点からの反射ドップラ波を取り出す結果、ドップラ周
波数のスペクトラムが線スペクトラムになって正確な速
度計測を行うことが出来る。
【0012】図12にてAはP1 とTとが送受信可能な
エリアであり、列車側面より距離m.1dake離して設置さ
れたマイクロ波送受信器P1 では下記の(1)式で表わ
されるドップラ周波数△f.1が得られる。 △f1=2Vt ・f0 cosθ1/c …(1) 但し △f.1:ドップラ周波数 c:光速度 f0 :送信周波数 θ:tan -11
【0013】従って、この時の列車速度Vt は、 Vt =△f1 ・c/2f0 cosθ1…(2) より求まる。
【0014】然しながら、列車TRが進行すると共にタ
グTの位置も進行するからこれに対応して、上記(1)
式のθは連続的に変わってしまう。即ち、計測値として
得られる速度は、例え一定速度で列車が進行していても
マイクロ波送受信器P1ととタグTの相対的位置関係に
より変わる。従って、精度良い計測のためにはタグTと
マイクロ波送受信器P1との幾何的な相対的位置を正確
に知ることが必要であるが、この相対的位置を精度よく
知ることができる適切な既存技術はなく、従って真の列
車速度を充分な精度で計測することができないという問
題点があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、上述した
ような事情に鑑みてなされたもので、マイクロ波のドッ
プラ効果による速度計測においては、移動体の側方にマ
イクロ波送受信器を配置し側面からの反射波(又は応答
波)を使用した場合には、既存技術では高い計測精度が
得られないという前述問題点を解決し、マイクロ波帯の
ドップラ効果を利用して移動体の速度を高精度で計測で
きるドップラ式速度計測装置を提案することを目的とす
る。ここで対象とする、移動体の側方から速度計測を行
う要求はなにも列車に限らず、自動車等を対象にする場
合にも多々生じ、本発明はそのような場合にも有効であ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本願第一発明では、ドップラ式速度計測装置を、移動
物体の進行方向に略平行に進路の側方に一定間隔で設置
された2つのマイクロ波の送受信器と、これら送受信器
の出力を同時に処理する処理部とを有し、前記処理部
が、前記両送受信器が出力する計測対象の移動体による
反射波の周波数の変移が所定関係になった時点に対応す
る発振波周波数から移動体の速度を決定するように構成
する。
【0017】また、本願第二発明では、ドップラ式速度
計測装置を、計測対象となる移動物体に予め付されて受
信マイクロ波に呼応して同一周波数のマイクロ波を返送
するトランスポンダと、移動物体の進行方向に略平行に
進路の側方に一定間隔で設置された2つのマイクロ波の
送受信器と、これら送受信器の出力を同時に処理する処
理部からなり、前記処理部が、前記両送受信器が出力す
る計測対象の移動体からの返送波の周波数の変移が所定
関係となった時点に対応する返送波周波数から移動体の
速度を決定する様に構成する。
【0018】
【作用】第一発明では、2つのマイクロ波送受信器が移
動物体の進行方向に略平行に進路の側方に一定間隔で設
置されており、反射体との相対位置により反射波の周波
数の変移が決まるから、両送受信器の出力の周波数変移
量が所定関係の時(例えば、周波数の変移の絶対値が等
しい場合)のドップラ周波数から速度を求めることで、
精度良く速度を計測できる。
【0019】例えば、両送受信器が出力する移動物体に
よる反射波周波数の変移の絶対値が等しくなるのは、反
射体(移動物体)が両送受信器から等距離にある場合で
あり、正確に決定でき、この時点でのドップラ周波数か
ら速度を求めれば、精度良い速度計測ができる。なお、
計測値は2つのマイクロ波の送受信器を結ぶ直線と移動
体との距離にも依存するが、列車など一定の進路を取る
ものではこの距離は一定であり、自動車の場合も車線に
沿って走行するため所定範囲内であり一定精度が確保で
きる。
【0020】第二発明では、計測対象となる移動物体に
予め付されたトランスポンダが、受信マイクロ波に呼応
して同一周波数のマイクロ波を返送する(反射と等価)
ため、S/N比の良い反射波(応答波)が得られ、上記
第一発明と同等の2つのマイクロ波送受信器と処理部に
より第一発明と同様の処理を行い、よりS/Nの良い高
精度の計測ができる。
【0021】
【実施例】以下、本願発明を実施例に基づき添附図面を
用いて詳細に説明する。図1は、本発明のドップラ式速
度計測装置の一実施例である列車速度計測装置を総合的
に表す略図であり、また、図2は、タグT及びマイクロ
波送受信器P1、P2の構成を示す回路ブロック図、図
3は、処理部100 の構成を示す回路ブロック図である。
【0022】図1には、タグTを付した計測対象の移動
物体である列車TR、この列車TRの進行方向に平行
に、地上側(静止点側)の軌道の側方に一定間隔で配置
された2つのマイクロ波送受信器P1及びP2、そして
両マイクロ波送受信器P1,P2の出力信号が入力さ
れ、両出力を同時に処理して列車TRの速度を算出する
処理部100 が示されている。なお、実施例ではマイクロ
波送受信器P1及びP2、そしてタグTは、同じ地上高
となるように設置されている。
【0023】本発明では、2つのマイクロ波送受信P
1,P2を用い、これらを上述した様に配置し、両マイ
クロ波送受信からの出力を処理することで高精度に速度
を計測することができる。前記処理部100 は、後で詳述
するように前記2つの送受信器P1,P2から得られた
出力、即ち、計測対象の移動体である列車TRの側面下
方に取付けられたタグTが返送する反射波の周波数の変
移を処理し、この絶対値が等しくなった時点を検出し、
この時に対応するドップラ周波数から列車の速度を決定
するように構成されている。
【0024】ここで、2 つのマイクロ波送受信器P1,
P2の出力を処理して精度良く移動体の速度を計測する
本発明の原理について説明する。図4の平面図に、2つ
の地上マイクロ波送受信器P1,P2と列車装備タグT
(能動トランスポンダ:反射器)とを幾何的配置を明示
して再度示す。列車側面のタグTは既述したように受信
マイクロ波を即時返送するだけのものでこれを用いるこ
とで反射波のレベルが強くなり充分なS/N比が確保で
き、また1点からの反射ドップラ波を取り出す結果ドッ
プラ周波数のスペクトラムが線スペクトラムになってよ
り正確な速度計測が可能となる。各マイクロ波送受信器
は、タグTと同一高さとなるように設置されているもの
とする。なお、側面面積が小さい物体の場合等、計測対
象によっては、特別にタグTを用いないでも充分な反射
波が得られ精度よく計測ができる。
【0025】図4にてAはP1 とTとが送受信可能なエ
リア(交信エリア)であり、BはP2とTとが送受信可
能なエリアである。従って列車側面のタグTが、図中X
とYの間にあれば、両マイクロ波送信器に応答波が得ら
れる。一方のマイクロ波送受信器P1 では既に述べた
が、下記の(1)式で表わされるドップラ周波数△f.1
が得られる。 △f1=2Vt ・f0 cosθ1/c …(1)
【0026】そして、マイクロ波送受信器P2では、下
記の(3)式で表わされるドップラ周波数△f.2が得ら
れる。 △f2=2Vt ・f0 cosθ2/c …(3) 但し両式にて △f1 、△f2:ドップラ周波数 c:
光速度 f0 :送信周波数 θ:tan -1・m1
【0027】従って、マイクロ波送受信器P1の出力か
らは、この時の列車速度Vt は、 Vt =△f1 ・c/2f.0 cosθ1…(2) となる。
【0028】勿論、マイクロ波送受信器P2の出力から
列車速度を求めることもでき、列車速度Vt は、 Vt =△f2 ・c/2f0 cosθ2…(4) である。
【0029】列車TRが速度Vで進行すると共に、図6
に示すようにタグTの位置は移動し、対応して角度が変
わり、(1)式と(2)式のドップラ周波数も連続的に
変わるから、2つのドップラ周波数が一定の関係となる
タグTの位置は、符号も含めれば唯一だけ定まる。この
位置に対応する時点でのドップラ周波数に基づき速度を
決定するようにすれば、常に一定位置・一定角度で計測
ができ、角度による誤差の無い高精度の速度計測が行え
る。
【0030】上記一定関係は、例えば2つのマイクロ波
送受信器P1,P2から得られる夫々のドップラ周波数
が等しい場合、即ち、−△f1=△f2となる時点とする
ことができる。この時には、cos θ1=cos θ2であり、
L1 =L2 =Lc/2となりタグTはP1 、P2 のちょ
うど中間にあり、 θc =θ1=θ2=tan -1・m1…(5) で、P1 及びP2 の幾何学的配置によって決まるθ
1(=θ2)は固定定数になる。
【0031】従って、列車TRの速度Vt は Vt =△f1・c/2f0・cos θc …(6) より正確に求まる。
【0032】このように、列車の側面より精度良く列車
速度を計測するには図4のようにマイクロ波送受信器P
1 、P2 を対向配置してそれぞれのドップラ周波数が一
定関係となる時点、例えば両ドップラ周波数の絶対値が
等しくなった時点のドップラ周波数を求めて列車速度を
演算すればよい。(6)式にて速度Vtを±10(%)
の精度で計測するには、ドップラ周波数△fを±2〜3
(%)の精度で計測し且つcos θ即ち、θc =tan -1
1を±2〜3(%)の精度で位置設定すれば良いこと
になる。
【0033】以下、上述した計測処理過程を実現する実
施例装置の各部、即ちマイクロ波送受信器P1,P2、
タグTそして処理部100 の設置位置関係や構成について
更に説明する。マイクロ波送受信器P1、P2は、各部
の幾何的関係を説明する図4の略図に示す様に、どちら
も軌道の側方に、軌道(従って列車の進行方向)に平行
に一定間隔m1だけ離してタグTの地上高に合わせて同
じ高さで設置されている。対応して、計測対象とする列
車には側面下端等の適宜位置に両マイクロ波送受信器の
設置高さと同じ高さにタグTが固定(貼設)されてい
る。夫々のマイクロ波送受信器P1,P2の主軸は互い
の中間線上が列車TRの側面と交わる位置に向けて設置
されている。
【0034】マイクロ波送受信器P1,P2の構成は、
図2に示すように従来と略同様であるが、信頼性を高め
るために送信、受信とも2重系構成となっている。即
ち、マイクロ波送受信器P1を例にとれば、送信部は1
系送信回路61A と2系送信回路61A´を持ち、同軸スイ
ッチ62A で切り替え可能である。通常は1系送信回路61
A から出力される高周波数信号が同軸スイッチ62A 、サ
ーキュレータ63A を介してホーンアンテナ64A に導かれ
マイクロ波が軌道方向に放射される。
【0035】放射されたマイクロ波が、列車TRのタグ
Tに反射(実際には返送)されて再度ホーンアンテナ64
A に入射すると、対応する信号はサーキュレータ63A 、
ハイブリッド回路65A を介して1系受信回路66A及び2
系受信回路66A´に等しく入力される。ここで送信信号
と受信信号の周波数差(ドップラ信号)が得られ、後続
する処理回路100 へと送出される。
【0036】マイクロ波送受信器P1及びP2夫々の受
信回路66A、66A´はヘテロダイン検波になっているので
その出力は、いずれも静止ドップラ波又は接近ドップラ
波又は退却ドップラ波が得られる(図5参照)。なお、
送信状態を監視する送信監視回路67A からの出力信号
(監視信号)も処理回路100 へ入力されている。マイク
ロ波送受信器P2も全く同一の構成である。
【0037】タグTは、能動トランスポンダであってそ
の構成は、同じく図2に示すように従来と略同様であ
り、アンテナ51とこのアンテナ51からの出力がサーキュ
レータ52を介して入力される受信回路53、この受信回路
53への所定入力が得られたことに対応し、入力された周
波数と同一の周波数信号を発生する送信回路54を有して
いる。送信回路54の出力は、前記サーキュレータ52を介
して前記アンテナ51より電波として放射される。なお、
タグの各部が動作するための電源には、前記アンテナ51
に接続された電源作成回路55により発生した電力が利用
されるようになっている。実施例では同一構成の列車タ
グTが複数個、例えば5m以上離して列車側面に取付け
られる。
【0038】次に、図3に示す処理部100 について説明
する。なお、周知と思われる部分については、簡単な説
明に留めるか省略する。処理部100 は、マイクロプロセ
ッサ25(以下、単にCPUとも記載する)を含み構成さ
れ、全体の制御は主にこのCPU25が行っている。高速
処理を要求される過程についてはデジタルシグナルプロ
セッサ20(以下ではDSP20と記載)が分担する。
【0039】前述した2つのマイクロ波送受信器P1、
P2からのドップラ信号群(実施例では2つの入力系統
が夫々2重化されているので計4信号)は処理部100 に
個々に対応して設けられた帯域フィルタ受信増幅器(11
A,11A´,11B,11B´)に入力される。帯域フィルタ受
信増幅器(11A,11A´,11B,11B´)には、アナログマル
チプレクサ12A とアナログマルチプレクサ12B が接続さ
れている。マイクロ波送受信器P1からの信号はアナロ
グマルチプレクサ12A に、マイクロ波送受信器P2から
の信号はアナログマルチプレクサ12B に入力される。
【0040】アナログマルチプレクサ12A には基準オシ
レータ13A の出力が接続されている。アナログマルチプ
レクサ12A の出力には、A/D変換器15A とトリガレベ
ル発生器14A が並列接続されており、A/D変換器15A
にはバッファメモリ16A とデュアルポートラム17A,18A
が順に接続されている。デュアルポートラム18A には
DSP20のバスライン21が接続されている。
【0041】全く同様に、マイクロ波送受信器P2に対
応するアナログマルチプレクサ12Bには、基準オシレー
タ13B の出力が入力され、出力側にA/D変換器15B と
トリガレベル発生器14B が並列接続されており、A/D
変換器15B にはバッファメモリ16B とデュアルポートラ
ム17B,18B が順に接続されている。デュアルポートラ
ム18B にはDSP20のバスライン21が接続されている。
【0042】上記DSPバスライン21にはCPU25との
データ入出力のためにデュアルポートラム19が接続され
ており、このデュアルポートラム19にCPUバスライン
24が接続されている。CPUバスライン24には、この他
にROM23、作業用のRAM22や速度データ出力用I/
O回路26が接続されている。
【0043】この他、CPU25には重故障出力フェール
セーフ出力回路30が接続されていて、機器正常の場合に
は、常に規定の周期のパルス信号が正常信号として出力
され、フェールセーフAND回路31を介して重故障出力
が得られるようになっており、もし、列車タグTやマイ
クロ波送受信器P1,P2、処理部など列車速度計測装
置各部のハード&ソフトに何らかの異常があれば、フェ
ールセーフに重故障出力が得られるようになっている。
以上、処理部100 の構成について説明した。
【0044】次に、実施例装置の作用について詳述す
る。図8にマイクロ波送受信器P1,P2と列車タグT
との交信タイミング、速度計測処理のタイミングを示
す。実施例装置では、列車が来ない時には地上送信器
(マイクロ波送受信器P1,P2)は、どちらも例えば
1msec周期で同一周波数のマイクロ波を断続送信してい
る。
【0045】列車TRが来て反射波が得られると(第
1)マイクロ波送受信器P1の受信出力には接近ドップ
ラ波が断続バースト信号として得られるので、この信号
が得られたことに対応して送信は速度計測のための連続
送信に切換えられる。列車TRが来ると、同様に(第
2)マイクロ波送受信器P2の受信出力には退却ドップ
ラ波が断続バースト信号で得られるので対応して送信は
速度計測のため連続送信に切換えられる。タグTが図4
の共通交信エリアX〜Yに入ると第1マイクロ波送受信
器P1の受信出力には接近ドップラ波が、第2マイクロ
波送受信器P2の受信出力には退却ドップラ波が同時に
得られる。
【0046】これら出力は、処理部100 の帯域フィルタ
受信増幅器(11A,11A´,11B,11B´)に個々に入力され
る。各ドップラ信号は、帯域フィルタ受信増幅器(11A,
11A´,11B,11B´)にてノイズ除去や波形正規化がされ
たあと、対応するアナログマルチプレクサ12A 、12B に
入力される。
【0047】処理部100 では、CPU25の制御下に、夫
々入力されているドップラ波対応信号をアナログマルチ
プレクサ12A 、12B を介して選択出力させA/D変換回
路15A 及び15B により所定周期で順にA/D変換しデュ
アルポートラム(17A,18A,17B,18B) に高速に取り込
む。4つのドップラ波対応信号が略同時に4つのデュア
ルポートラムに記憶される。続いて、CPU25は、DS
P(デジタルシグナルプロセッサ)20を制御し各ドップ
ラ信号を処理させる。
【0048】DSP20は波形処理・演算処理行い、接近
ドップラ周波数△f1 と退却ドップラ周波数△f2 を演
算し、△f=△f1 =△f2 になる位置計測を行って、
その時の△fより列車速度Vを演算する。この間の過程
を更に詳述する。
【0049】図3において受信1−1信号(接近ドップ
ラ波)、受信1−2信号(接近ドップラ波)はアナログ
マルチプレクサ12A でいずれかが選択され、A/D変換
器15A に入力される。同様に受信2−1信号(退却ドッ
プラ波)、受信2−2信号(退却ドップラ波)はアナロ
グマルチプレクサ12B でいずれかが選択され、A/D変
換器15B に入力される。
【0050】図4に示したXからYまでの交信エリア長
を2mとすると、列車速度V=150km/hのときに
は、データ長=50msec、ドップラ周波数277(HZ)
ドップラ波数13波となる。また列車速度V=30km/
hのときには、データ長=250msec、ドップラ周波数
=55(HZ)、ドップラ波数14波である。交信エリア
X〜Yは一定なので得られるドップラ波数は速度に依存
せず一定である。
【0051】実際には、列車速度V=0のときに、ドッ
プラ周波数=0となるが、波形処理の都合上、列車速度
V=0でも一定の周波数出力が得られるようにマイクロ
波送受信器P1,P2にてヘテロダイン検波して、図5
に示したように周波数f0 を中心に接近ドップラ波と退
却ドップラを周波数配置する。例えばf0 =500HZに
すると、接近ドップラ波は500〜777HZ 退却ドップラ波は223〜500HZとして受信ドップラ
波においては、図7の波形図に示すような波形の歪と位
相の不連続とが生じる。
【0052】受信ドップラ波をFFT演算すればこれら
の影響は避けられるが、本実施例のように交信エリア長
が2mと狭く、受信ドップラ波のデータ長が50msec前
後でランダムなバースト波では、FFT演算本来の分解
能は得にくい。従ってドップラ波の波形データ処理をし
て位相反転箇所を除去し周期計測をしてドップラ周波数
を規定の精度で求める。そのタイミング関係を図9に、
波形データ処理の模様を図10に示す。
【0053】例えばV=150km/hの場合は、図10
(イ)に示すように、受信ドップラ波の到来と共にトリ
ガレベルが発生し100KHZ (10μsec )のA/D変
換データ取り込みを開始し、50msecの間連続実行して
デュアルポートラムに5KByte のデータとして取り込
む。以降はDSP20(デジタルシグナルプロセッサ)が
上記取込データに対して波形データ処理を高速に実行す
る。
【0054】実施例装置では、先に図6にても示したよ
うに接近ドップラ波と退却ドップラ波の一致計測を行
い、この時点での列車速度を求め(計測)ている。先
ず、デュアルポートラムに取り込まれた波形データに対
してゼロクロス(Zero-Cross)ポイントを求める。即ち
A/D変換されたデータが(+)→(−)又は(−)→
(+)にかわる(0をよぎる)ポイントを求める。次に
規定のZero-Crossポイント数(例えば10)の平均周期
を計測する。この平均周期計測をずらし量τポイントで
50msecの移動周期計測を行う。交信エリアXY間(2
m)にて2〜3(%)精度でドップラ周波数一致位置を
求める必要があるので、50msecの期間に50回の移動
周期計測を行うずらし量とする。
【0055】次に平均周期よりドップラ周波数を演算し
て求める。ヘテロダイン中心周波数を減算した接近ドッ
プラ波と退却ドップラ波の一致位置を求め、その時のド
ップラ周波数△ftを求める。以上の波形データ処理は
DSP20にて50msec以下で高速処理することが可能で
ある。
【0056】以上の処理により50msecの受信ドップラ
期間に50回以上の移動周期計測を行うので、ドップラ
周波数のデータ数は交信エリアX→Y(2m)に50回
ずらし演算をしているので、位置の計測精度は2(%)
である。またその時のドップラ周波数計測誤差は50ms
ec(40波)の波を5000サンプリングしているので
1(%)以下の周波数計測誤差である。また図7のよう
に波形歪や位相反転があってもアナログ信号処理ではな
くA/D変換後デジタルデータ処理をしているので、影
響を受けることはない。
【0057】このように、ドップラ周波数の演算にA/
D変換波形データ処理を採用しており、ドップラ波の位
相反転箇所等のチェックを行うので異常データは出力さ
れない。以上説明した、実施例装置での処理過程を表す
フローチャートを図11に示す。なお、速度データその
ものの信頼性に関しては、複数のタグT(T1,T2,
…,Tn)より得られる速度計測値で、所定回数以上、
同一誤差範囲のデータが得られたら、最終的な速度計測
値とすることも容易で、このようにすれば突発的な異常
データ等は除去され信頼性は更に高くなる。
【0058】実施例におけるその他の信頼性対策につい
て触れると、実施例装置では、上述のごとく列車が来な
い時は常時、断続信号を出していて、列車が来た時その
断続変調を受信してから速度計測を行うので、送信アン
テナ〜タグT〜受信回路の機能動作チェックを行ってい
ることになる(図4参照)。即ち、速度計測する前に、
列車の進入に伴い、図2のC点で断続波の受信をチェッ
クしてから連続ドップラ波により速度演算を行うことに
より、マイクロ波送受信器P1,P2、列車タグT、処
理部100 のフェールセール(スチール)チェックを行っ
ている。
【0059】また図3の処理部100 では、定期的に基準
信号1(第1基準OSC13A より)、基準信号2(第2
基準OSC13B より)をアナログマルチプレクサ12A 、
12B経由で、A/D変換してその波形チェックを行うこ
とで、処理部主要部のハード、ソフトのフェールセーフ
(スチール)チェックを行っている。そして機器正常の
場合は、常にCPU25より規定周期のパルス信号を正常
信号として出力し、その条件と重故障出力をフェールセ
ーフAND回路31で作成しているので、列車タグT、マ
イクロ波送受信器P1,P2、処理部100 のハードやソ
フトウェアに何らかの異常があれば、フェールセーフに
重故障出力される。
【0060】例示した図3の構成は完全なフェールセー
フ形態ではないが実用的には十分である。用途によって
は更に高度なフェールセーフ性が要求されるがその場合
には、アナログ回路のフェールセーフ構成、完全バス同
期の2重系マイクロプロセッサ(CPU)、CPU出力
のフェールセーフ照合等を採用して本器を高度フェール
セーフに適合したものに構成できる。また信頼度に関し
ても3重系多数決構成をとれば、在来の鉄道信号保安機
器と同レベルの保安性を確保した構成とすることもでき
る。
【0061】なお、実施例では、タグTと両マイクロ波
送受信P1,P2の高さは同一であるが、これは異なっ
ていても良く、演算条件を適切に対応させて変えること
でやはり高精度で速度を求めることができる。
【0062】付言すると、上述した列車速度計測装置
は、既存のATC装置に組み入れ有効に利用することが
できる。参考までに、図12に現行のATC装置と本発
明の実施例である(地点)速度計測装置を取り入れたシ
ステム概念図を示す。本発明の(地点)速度計測装置を
導入し、高精度の速度情報を既存のATC装置に組み入
れることで、列車の定時運転のための速度指令や、構内
過走防護区間、分岐器制限区間、曲線線路区間、等にて
きめの細かい列車速度制御等が可能となる。
【0063】以上、鉄道の列車の速度を計測することを
主体に本発明のドップラ式速度計測装置について説明し
たが、この実施例に限らず本発明は移動物体に側方から
マイクロ波を送信して速度計測を行う場合にひろく適用
することができ、同様に高い精度で速度計測を行うこと
ができる。そのような場合にも、対象物の側面がマイク
ロ波の反射体でひろく被われている場合には、能動トラ
ンスポンダ(タグ)を使用することで高い精度で計測が
できる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したとおり本願第一発明のドッ
プラ式速度計測装置は、移動物体の進行方向に略平行に
進路の側方に一定間隔で設置された2つのマイクロ波の
送受信器と、これら送受信器の出力を同時に処理する処
理部とを有し、前記処理部は、前記両送受信器が出力す
る計測対象の移動体による反射波の周波数の変移が所定
関係となった時点に対応する反射波周波数から移動体の
速度を決定するから、移動体の側方からの計測であって
も、常に一定位置からの反射波に基づき速度を計測する
ことができ、従って高精度で速度計測が達成される。
【0065】また、本願第二発明ではドップラ式速度計
測装置を、計測対象となる移動物体に予め付されて受信
マイクロ波に呼応して同一周波数のマイクロ波を返送す
るトランスポンダと、移動物体の進行方向に略平行に進
路の側方に一定間隔で設置された2つのマイクロ波の送
受信器と、これら送受信器の出力を同時に処理する処理
部とを有し、前記処理部は、前記両送受信器が出力する
計測対象の移動体からの返送波周波数の変移が所定関係
となった時点に対応するドップラ周波数から移動体の速
度を決定するから、第一発明と同様に、側方からの計測
であっても高精度の速度計測が達成されることに加え、
トランスポンダからの(応答)反射波を使うことにより
極めてS/N比がよい入力信号が得られ、この面からも
高い計測精度が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のドップラ式速度計測装置の一実施例
の各部分とその配置等を示す平面図である。
【図2】本願発明装置に係るタグ及びマイクロ波送受信
器の構成の一例を示す回路ブロック図である。
【図3】本願発明装置に係る処理部の構成の一例を示す
回路ブロック図である。
【図4】本願発明におけるタグ及びマイクロ波送受信器
の幾何的配置の一例を示す平面図である。
【図5】実施例装置における各ドップラ波の関係を説明
する図である。
【図6】本願発明に係るドップラ波周波数の反射体の位
置による変化を示す図である。
【図7】本願発明に係るドップラ波の波形劣化の様子を
示す図である。
【図8】実施例装置における両マイクロ波送受信器とタ
グTとの交信タイミング、及び速度計測処理のタイミン
グを示すタイムチャートである。
【図9】実施例装置におけるドップラ波の位相反転箇所
除去のための波形処理、及び周期計測のタイミングを示
すタイムチャートである。
【図10】実施例装置におけるドップラ波の位相反転箇
所除去のための波形処理の模様を示す図である。
【図11】実施例装置での処理過程を示すフローチャー
トである。
【図12】現行のATCに本発明の実施例装置(地点速
度計測装置)を取り入れ構成されたATCシステム概念
図を示す。
【図13】従来のドップラ式速度計測装置の構成とその
配置の例を示す平面図である。
【符号の説明】
100…処理部、 T…トランスポンダ(列車タグ)、 P1、P2…マイクロ波送受信器、 TR…移動体(列車)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波のドップラ現象により移動物
    体の速度を計測するドップラ式速度計測装置であって、 移動物体(TR)の進行方向に略平行に進路の側方に一定間
    隔で設置された2つのマイクロ波の送受信器(P1,P2)
    と、これらマイクロ波送受信器(P1,P2)の出力を同時に
    処理する処理部(100) とを有し、 前記処理部(100) が、前記両送受信器(P1,P2) が出力
    する計測対象の移動体(TR)による反射波の周波数の変移
    が所定関係となった時点に対応する反射波周波数から移
    動体(TR)の速度を決定することを特徴とするドップラ式
    速度計測装置。
  2. 【請求項2】 マイクロ波のドップラ現象により移動物
    体の速度を計測するドップラ式速度計測装置であって、 計測対象となる移動物体(TR)に予め付されて受信マイク
    ロ波に呼応して同一周波数のマイクロ波を返送するトラ
    ンスポンダ(T) と、移動物体(TR)の進行方向に略平行に
    進路の側方に一定間隔で設置された2つのマイクロ波送
    受信器(P1,P2)と、これら送受信器(P1,P2)の出力を同
    時に処理する処理部(100) からなり、 前記処理部(100) が、前記両送受信器(P1,P2)が出力す
    る計測対象の移動体(TR)からの返送波の周波数の変移が
    所定関係となった時点に対応する返送波周波数から移動
    体(TR)の速度を決定することを特徴とするドップラ式速
    度計測装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10192558A (ja) * 1997-01-09 1998-07-28 Nikko Five Ii Kk トランスポンダを使用した走行玩具用個体認識装置
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JP2016173269A (ja) * 2015-03-16 2016-09-29 三菱電機株式会社 センサ制御システム
US10640134B2 (en) 2014-01-09 2020-05-05 Misubishi Electric Corporation Train position detection device

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