JPH07198764A - 高調波測定装置 - Google Patents

高調波測定装置

Info

Publication number
JPH07198764A
JPH07198764A JP33697793A JP33697793A JPH07198764A JP H07198764 A JPH07198764 A JP H07198764A JP 33697793 A JP33697793 A JP 33697793A JP 33697793 A JP33697793 A JP 33697793A JP H07198764 A JPH07198764 A JP H07198764A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
harmonic
voltage
fluctuation
voltage fluctuation
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33697793A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Niwano
智 庭野
Kazuo Toda
和郎 戸田
Koichi Shinozaki
孝一 篠崎
Osamu Nakamura
脩 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Electric Power Co Inc
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Kansai Electric Power Co Inc
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Electric Power Co Inc, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Kansai Electric Power Co Inc
Priority to JP33697793A priority Critical patent/JPH07198764A/ja
Publication of JPH07198764A publication Critical patent/JPH07198764A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電圧変動発生時に測定される高調波の変動を
電圧変動による高調波の変動として認識し区別すること
ができる高調波測定装置を提供すること。 【構成】 入力変圧器1により降圧された電圧波形を、
演算装置6及び演算装置10に入力し、演算装置6では
高調波と電圧変動によるフリッカ値との算出を行い、そ
れら高調波、フリッカ値に基づいて、演算装置12によ
り電圧変動発生時に測定される高調波の変動を電圧変動
による高調波の変動として認識して区別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源の品質の測定装置
に関するものであり、特に電源電圧に含まれる高調波を
測定する高調波測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電源の高調波は、電力系統に接続される
機器の誤動作と故障をもたらす。機器の電源障害を防ぐ
ためには、電力系統の高調波を測定することは重要であ
る。
【0003】以下に従来例の高調波測定装置について説
明する。図5は、従来の高調波測定装置である。図5に
おいて、1は、入力電圧波形を入力する入力変圧器、3
は高域周波数成分をカットするローパスフィルタ、15
はアナログ信号をディジタル信号に変換するAD変換
器、16は高調波を解析する演算装置である。
【0004】以上のように構成された従来例の高調波測
定装置について、以下にその動作を説明する。まず、入
力変圧器1により降圧された電圧波形を、フーリエ変換
による折り返し歪誤差を防ぐために遮断周波数が384
0Hzのローパスフィルタ3に入力する。ローパスフィ
ルタ3を通過した電圧波形の電圧値をAD変換器15で
サンプリングする。サンプリングした電圧値は演算装置
16に入力される。演算装置16では入力された電圧波
形をフーリエ変換して基本波とその自然数倍の周波数の
高調波のフーリエ係数を算出し、各次数のフーリエ係数
から各次数の振幅と位相を算出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の高調波測定装置では、高調波の測定のみ行
っているため、電圧変動発生時(図2−)に測定され
る高調波の変動(図3参照)が電圧変動による高調波の
変動であると認識できないという課題がある。
【0006】本発明は、従来の高周波測定装置のこのよ
うな課題を考慮し、電圧変動発生時に測定される高調波
の変動を電圧変動による高調波の変動として認識し区別
することができる高調波測定装置を提供することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力電圧波形
をサンプリングし、ディジタル信号に変換するAD変換
器と、その変換されたディジタル信号から高調波解析を
行う解析手段と、ディジタル信号から入力電圧の電圧変
動に関する電圧変動情報を算出する演算手段と、その算
出された電圧変動情報に基づいて、解析手段により解析
された高調波が、電圧変動による高調波であるかどうか
を識別する高調波識別手段とを備えた高調波測定装置で
ある。
【0008】
【作用】本発明は、AD変換器が、入力電圧波形をサン
プリングし、ディジタル信号に変換し、解析手段が、そ
の変換されたディジタル信号から高調波解析を行い、演
算手段が、ディジタル信号から入力電圧の電圧変動に関
する電圧変動情報を算出し、高調波識別手段が、その算
出された電圧変動情報に基づいて、解析手段により解析
された高調波が、電圧変動による高調波であるかどうか
を識別する。
【0009】
【実施例】以下に、本発明をその実施例を示す図面に基
づいて説明する。
【0010】図1は、本発明にかかる一実施例の高調波
測定装置の構成について示すブロック図である。すなわ
ち、高調波測定装置には、アナログ電圧波形を入力する
入力変圧器1が設けられ、その入力変圧器1には、入力
された信号を増幅する増幅器2が接続されている。その
増幅器2には、ローパスフィルタ3が接続され、そのロ
ーパスフィルタ3には、フェーズロックループ回路4、
AD変換器5、及び増幅器8が接続されている。AD変
換器5には、高調波解析とフリッカ値の算出を行う演算
装置6が接続され、その演算装置6には、更に、メモリ
7が接続され、又、増幅器8には、AD変換器9、電圧
変動値と変動継続時間を算出する演算装置10、及びメ
モリ11が縦続接続されている。メモリ7及びメモリ1
1は、高調波が、電圧変動による高調波であるかどうか
を識別する演算装置12に接続され、その演算装置12
は、解析データを出力する出力装置13に接続されてい
る。前述の演算装置6及びメモリ7が解析手段及び演算
手段を構成し、演算装置12が高調波識別手段を構成し
ている。
【0011】次に、上記実施例の高調波測定装置の動作
について、図面を参照しながら説明する。
【0012】まず、入力変圧器1から取り込まれた電圧
波形は、AD変換器5への入力レベルを調整するために
増幅器2に入力され、フーリエ変換による折り返し誤差
を防ぐために、遮断周波数が3840Hzのローパスフ
ィルタ3に入力される。次に、ローパスフィルタ3を通
った電圧波形は、フェーズロックループ回路4とAD変
換器5と増幅器8に入力される。フェーズロックループ
回路4では、入力電圧波形の周波数とAD変換器5のサ
ンプリング周波数を比較する。フェーズロックループ回
路4からの出力はAD変換器5のサンプリング周波数を
入力波形に同期するために使われる。AD変換器5で
は、波形データをサンプリングしアナログ波形をディジ
タル信号に変換する。AD変換器5によりサンプリング
されたディジタル信号は高調波解析とフリッカ値算出を
行うために演算装置6に入力される。増幅器8では、A
D変換器9への入力レベルを調節する。AD変換器9で
サンプリングされたディジタル信号は電圧変動の電圧値
と変動継続時間の測定を行うために演算装置10に入力
される。
【0013】演算装置6での処理の流れは、まずAD変
換器5でサンプリングされた4周期1024点のデータ
から高調波解析を行い、各次数の振幅と位相を算出し、
メモリ7に出力する。次にサンプリングされた128周
期32768点のデータを遮断周波数240Hzのデジ
タルフィルタに通した後、32点毎に間引きして得られ
る1024点のデータをフーリエ変換して得られる変動
周波数fnの電圧変動成分の振幅ΔVnと変動周波数がf
nの時のちらつき視感度係数anからフリッカ値ΔV10
求め、メモリ7に出力する。ここで、4周期分のデータ
の収集が完了する毎に演算装置10と演算装置12に割
り込み信号を発する。
【0014】演算装置10での処理の流れは、AD変換
器9でサンプリングされたデータから電圧変動の電圧値
と変動継続時間を計算し、演算装置6の割り込み信号を
うけて、解析結果をメモリ11に出力する。
【0015】演算装置12での処理の流れを図4に示
す。まず、演算装置6の割り込み信号を受けてメモリ7
の高調波解析結果の総合歪率を4周期毎に、メモリ7の
フリッカ測定結果を128周期毎に入力する(ステップ
S1)。次に、メモリ7の高調波解析結果の総合歪率に
しきい値を越える変動が存在したかどうかを判定し(ス
テップS2)、変動がしきい値を越えた場合は、メモリ
7の電圧変動測定結果のフリッカ値にしきい値を越える
変動が存在したかどうかを判定し(ステップS3)、し
きい値を越える変動がなければ、本来の高調波であると
推測し(ステップS4)、しきい値を越える変動があれ
ば、メモリ7の高調波解析結果の総合歪率の変動は電圧
変動を高調波の変動として測定したと認識し、区別して
出力装置13に出力する。又、出力装置13には、演算
装置12を介してメモリ11の電圧変動値及び変動継続
時間が出力される。これにより電圧変動の程度を継続時
間を知ることが出来る。
【0016】この方法では、電圧変動発生時に測定され
る高調波の変動を電圧変動を高調波の変動として測定し
たとして認識し区別することができる。
【0017】なお、上記実施例では、高調波解析と電圧
変動情報として電圧変動によるフリッカ値の測定を同時
に行い測定結果を参照することで電圧変動による高調波
の変動を認識したが、サンプリングした電圧波形から、
電圧変動情報として電圧変動値と変動時間を測定した結
果を参照して、電圧変動による高調波を認識しても同様
な効果が得られる。
【0018】また、上記実施例では、電圧1チャンネル
入力の場合について説明したが、入力数が1チャンネル
以上の場合でも同様な効果が得られる。
【0019】また、上記実施例では、電圧変動の測定指
標としてフリッカ値についてのみ説明したが、その他の
電圧変動の指標の測定を加えても同様の結果が得られ
る。
【0020】また、上記実施例では、サンプリングデー
タ数を1周期256点としたが、解析する最高次数の2
倍以上であれば同様な効果が得られる。
【0021】また、上記実施例では、高調波解析を4周
期分のデータで実行しているが、フーリエ変換を実行で
きるデータ数であれば同様の効果が得られる。
【0022】また、上記実施例では、フリッカ値算出を
128周期分のデータで行っているが、フーリエ変換を
実施できるデータ数であれば同様の効果が得られる。
【0023】また、上記実施例では、電圧変動成分の振
幅を求めるために波形データをフーリエ変換している
が、実効値をフーリエ変換しても同様の効果が得られ
る。
【0024】また、上記実施例では、解析手段と演算手
段を演算装置6とメモリ7により共用としたが、それぞ
れ別々の手段により構成しても勿論よい。
【0025】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、ディジタル信号から高調波解析を行う解析手段
と、ディジタル信号から入力電圧の電圧変動に関する電
圧変動情報を算出する演算手段と、その算出された電圧
変動情報に基づいて、解析手段により解析された高調波
が、電圧変動による高調波であるかどうかを識別する高
調波識別手段とを備えているので、電圧変動発生時に測
定される高調波の変動を電圧変動による高調波の変動と
して認識し区別することができるという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施例の高調波測定装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】変動電圧波形と高調波測定窓の状態を示す図で
ある。
【図3】同実施例の高調波測定装置により電圧変動(10
0msecのサグ)を測定した時のフリッカ値と高調波の変
動を示す図である。
【図4】同実施例における演算装置12での処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図5】従来の高調波解析装置の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 入力変圧器 2、8 増幅器 3 ローパスフィルタ 4 フェーズロックループ回路 5、9、15 AD変換器 6、10、12、16 演算装置 7、11 メモリ 13 出力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠崎 孝一 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 中村 脩 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電圧波形をサンプリングし、ディジ
    タル信号に変換するAD変換器と、その変換されたディ
    ジタル信号から高調波解析を行う解析手段と、前記ディ
    ジタル信号から前記入力電圧の電圧変動に関する電圧変
    動情報を算出する演算手段と、その算出された電圧変動
    情報に基づいて、前記解析手段により解析された高調波
    が、前記電圧変動による高調波であるかどうかを識別す
    る高調波識別手段とを備えたことを特徴とする高調波測
    定装置。
  2. 【請求項2】 電圧変動情報は、前記入力電圧における
    フリッカ値であることを特徴とする請求項1記載の高調
    波測定装置。
  3. 【請求項3】 電圧変動情報は、前記入力電圧における
    電圧変動値及び変動時間であることを特徴とする請求項
    1記載の高調波測定装置。
JP33697793A 1993-12-28 1993-12-28 高調波測定装置 Pending JPH07198764A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33697793A JPH07198764A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 高調波測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33697793A JPH07198764A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 高調波測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07198764A true JPH07198764A (ja) 1995-08-01

Family

ID=18304348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33697793A Pending JPH07198764A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 高調波測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07198764A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190033250A (ko) 2017-09-21 2019-03-29 한국전력공사 고조파 전력 정확도 보증 장치, 이의 방법, 그리고 이 방법을 저장한 컴퓨터 판독 가능 저장 매체

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190033250A (ko) 2017-09-21 2019-03-29 한국전력공사 고조파 전력 정확도 보증 장치, 이의 방법, 그리고 이 방법을 저장한 컴퓨터 판독 가능 저장 매체

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Steiglitz On the simultaneous estimation of poles and zeros in speech analysis
US5461329A (en) Method and apparatus for generating motor current spectra to enhance motor system fault detection
Nguyen Parametric harmonic analysis
AU696704B2 (en) Apparatus and method for generating a signal representative of total harmonic distortion in waveforms of an A/C electrical system
CN104485117B (zh) 一种录音设备检测的方法及其系统
CN113156336B (zh) 双级辨识Vienna整流器单管开路故障的方法、装置及存储介质
JPH095362A (ja) 波形検出方法およびその装置
US7930119B2 (en) Method for analyzing AC voltage signals
JPH07198764A (ja) 高調波測定装置
US4959608A (en) Apparatus and method for extracting the RMS value from a signal
Flores Signal processing tools for power quality event classification
Lodetti et al. A robust measurement method for supraharmonics under power frequency deviations
US9759751B1 (en) Line cycle correlated spectral analysis for power measurement systems
Carpinelli et al. Accurate and Fast Parallelized Assessment of Waveform Distortions in Presence of Low and High Frequency Spectral Components
KR101997633B1 (ko) Teo 및 desa를 이용한 자동 동기화 파라미터 측정 장치
JP2988914B1 (ja) 周波数解析装置及びその方法
Carní et al. A power signal alteration analyzer based on empirical mode decomposition
JPH08220155A (ja) 高調波測定装置
KR0128851B1 (ko) 극성이 다른 가변길이 듀얼 임펄스의 스펙트럼 하모닉스 매칭에 의한 피치 검출 방법
Zhou et al. Music onset detection
Tarach et al. A noise-adaptive digital null detector
KR100198057B1 (ko) 음성신호 특징 추출방법 및 장치
JPH06103261B2 (ja) 吸光分析計
JPH01197667A (ja) 周波数計測方式
JPH07239351A (ja) 周波数分析装置