JPH07197777A - 先導管推進装置の掘進方法 - Google Patents

先導管推進装置の掘進方法

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JPH07197777A
JPH07197777A JP35109293A JP35109293A JPH07197777A JP H07197777 A JPH07197777 A JP H07197777A JP 35109293 A JP35109293 A JP 35109293A JP 35109293 A JP35109293 A JP 35109293A JP H07197777 A JPH07197777 A JP H07197777A
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excavation
screw
cutter
optimum
speed
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JP35109293A
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Norio Takahashi
典夫 高橋
Yutaka Kato
豊 加藤
Yoji Kasuga
庸治 春日
Matsuyuki Fujii
松幸 藤井
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最適掘進速度を自動設定及びその自動補正を
行うに好適な先導管推進装置の掘進方法を提供する。 【構成】 先導管を土中で掘進させる先導管推進装置の
掘進方法において、(1)予め、各種施工条件Fと、これ
らに対応する先導管の各最適掘進速度指標Vとの関係R
を定めておき、(2) 掘進の際し、予め、実際施工条件F
aを前記関係Rに当てはめて該実際施工条件Faに対応
する先導管の実際最適掘進速度指標Vaを求め、(3) 掘
進時は、該実際最適掘進速度指標Vaを目標として前記
先導管を土中で掘進させることとした。また予め設定さ
れた最適掘進速度指標Vaを目標として先導管を土中で
掘進させる先導管推進装置の掘進方法において、(1) 掘
削土圧変化ΔPを求め、(2) この掘削土圧変化ΔPによ
って前記最適掘進速度指標Vaを補正し、(3) この補正
値Vaoを目標として前記先導管を土中で掘進させること
とした。ここで、掘削土圧変化ΔPは、掘削トルク変化
ΔTでもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中に上下水道管、ガ
ス管、電線管等を埋設するための先導管推進装置の掘進
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】先導管推進装置は、発進立坑から到達立
坑までの間を掘進計画線に沿って発進立坑に備えた推進
ジャッキによって先導管に続いて所定長さのロッド管を
順次継ぎ足しつつ地中へ送り出すものである。先導管の
先端はカッタである。カッタの後端には、掘削土を発進
立坑まで搬送するスクリューが配置されている。尚、カ
ッタとスクリューとは、それぞれ独立して各々の駆動源
によって回転させられる分離形カッタスクリューと、互
いに一体化して一つの駆動源によって回転させられる一
体形カッタスクリューとがある。以下特に断らないとき
は分離形カッタスクリューの先導管推進装置の掘進方法
について説明する。
【0003】かかる先導管推進装置の掘進速度(推進ジ
ャッキによる推進速度、カッタ回転速度、スクリュー回
転速度)の設定や変更は、掘進の際に生ずる土質や土圧
等の施工条件の変化を、オペレータが掘削土、先導管に
備えた土圧センサからの土圧情報及び各駆動源に備えた
油圧計や回転計等からの駆動情報等を監視することで把
握し、その勘と経験とによって決定し操作するというも
のであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
マニュアル制御では、習熟度の高いオペレータでなけれ
ば、高精度かつ高効率な掘進作業を行うことができな
い。例えば、これら掘進速度の設定や変更の良否によっ
て掘進精度や作業効率が左右されるものとして、切羽の
安定がある。切羽が不安定になると、地山が崩れたり、
掘進方向が曲がったり、また、これらの修正に時間を要
したりする。また、カッタは地山の土質や土圧等の変化
によって急激にストール(回転が停止する現象)し易
く、このストールの阻止操作が不適当であると、忽ちス
トールしてしまい、最適掘進速度への復帰操作に時間を
要す。勿論、オペレータは、単に上記操作だけでなく、
前記掘進方向の修正、滑材の注入、駆動源なる油圧、空
圧、電流、電圧等への監視、ロッド管の継ぎ足し作業
等、さらに先導管推進装置の仕様によっては注水操作や
管内土圧を最適化するためのピンチ弁操作等も加わるた
め、オペレータへの負担は極めて高いのが実情である。
【0005】本発明は、上記従来技術の実情に鑑み、最
適掘進速度を自動設定及びその自動補正を行うに好適な
先導管推進装置の掘進方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係わる先導管推進装置の掘進方法は、先導
管を土中で掘進させる先導管推進装置の掘進方法におい
て、(1) 予め、各種施工条件Fと、これらに対応する先
導管の各最適掘進速度指標Vとの関係Rを定めておき、
(2) 掘進の際し、予め、実際施工条件Faを前記関係R
に当てはめて該実際施工条件Faに対応する先導管の実
際最適掘進速度指標Vaを求め、(3) 掘進時は、該実際
最適掘進速度指標Vaを目標として前記先導管を土中で
掘進させることとした(第1構成)。
【0007】また、予め設定された最適掘進速度指標V
aを目標として先導管を土中で掘進させる先導管推進装
置の掘進方法において、(1) 掘削土圧変化ΔPを求め、
(2) この掘削土圧変化ΔPによって前記最適掘進速度指
標Vaを補正し、(3) この補正値Vaoを目標として前記
先導管を土中で掘進させることとした(第2構成)。
【0008】尚、上記第2構成において、「掘削土圧変
化ΔP」は「掘削トルク変化ΔT」としてもよい(第3
構成)。
【0009】
【作用】第1構成によれば、オペレータの勘や経験に頼
ることなく自動的に、実際最適掘進速度指標Vaを設定
でき、またこれを目標として先導管を土中で掘進させる
ことができる。
【0010】第2構成によれば、掘削時、土質や土圧等
は変化しても、オペレータの勘や経験に頼ることなく自
動的に、掘削土圧変化ΔP情報によって当初設定された
最適掘進速度指標Vaを補正でき、この補正値Vaoを目
標に先導管を土中で掘進させることができる。
【0011】第3構成は、第2構成における掘削土圧変
化ΔPを掘削トルク変化ΔTで代用しただけであり、そ
の作用は、実質的に、第2構成の作用と同じである。
【0012】
【実施例】以下本発明に最も好適な実施例を説明する。
先ず、本実施例における先導管推進装置の外観構成を図
8を参照して説明する。同図の先導管推進装置は分離形
カッタスクリューである。先導管1の先端はカッタ用油
圧モータ2で回転するカッタ3である。カッタ3の後方
から先導管1及びロッド管4を経て発進立坑まではスク
リュー用油圧モータ5で回転するスクリュー6が内蔵さ
れ、掘削土を発進立坑まで搬送する。発進立坑には、前
記スクリュー用油圧モータ5及び推進ジャッキ7が備え
られている。推進ジャッキ7は先導管1に続いて所定長
さのロッド管4を順次継ぎ足しつつ地中へ送り出す。前
記カッタ用油圧モータ2はカッタ用油圧回路8から、ス
クリュー用油圧モータ5はスクリュー用油圧回路9か
ら、また推進ジャッキ7は推進ジャッキ用油圧回路10
からの圧油によって駆動される。また、マイコンでなる
制御器11が備えられている。この制御器11は、各油
圧回路8、9、10の可変容量形油圧ポンプの可変容量
手段(例えば斜板ポンプであれば、斜板角変更用サーボ
バルブのソレノイド、図示せず)と通信線Sc、Ss、
Sjで接続されている。またこの制御器11は、カッタ
3に備えられたカッタ回転検出センサ12(カッタ回転
トルク検出センサ12Tでもよい)と通信線Scnで、カ
ッタ3のチャンバ13内に備えられたチャンバ内土圧検
出センサ14と通信線Scpで、先導管1のケーシング1
5内に備えられたケーシング内土圧検出センサ16と通
信線Skpで、及び、スクリュー6に備えられたスクリュ
ー回転検出センサ17(スクリュー回転トルク検出セン
サ17Tでもよい)と通信線Ssnで結線されている。
【0013】上記先導管推進装置において、制御器11
は次の自動制御を行う。
【0014】第1実施例は、実際最適掘進速度指標Va
を自動的に求めてこれを目標として掘進させる例であ
る。図1のフローチャートを参照して説明する。掘進に
先立ち予め、例えば下記の表1に示すように、各種施工
条件F(土質D、N値、先導管1の管径φ)と、これら
に対応する各最適掘進速度指標V(推進ジャッキ7の推
進速度Vj、カッタ回転速度Nc、スクリュー回転速度
Ns)との関係Rを定めておく(1) 。
【0015】
【表1】
【0016】そして掘進に際し、予め、実際施工条件F
a(D、N値、φ)を前記関係Rに当てはめることによ
って該実際施工条件Fa(D、N値、φ)に対応する最
適掘進指標Va(Vja、Nca、Nsa)を導き出し、この
最適掘進指標Vaを目標値として、各掘進手段2、5、
7を駆動して掘進する((2)〜(4))。
【0017】他の実施例を項目列挙する。一体形カッタ
スクリューの場合は、例えば上記表1において、カッタ
回転速度Ncをスクリュー回転速度Nsと見做せばよ
い。
【0018】施工条件Fは、第1実施例のように、土質
D、N値、先導管の管径φだけに限る必要はなく、例え
ば地表面から先導管上面までの深さ(いわゆる土被り量
x)や地上建造物の有無(土圧変化)等も加味して設定
するのがよい。またN値はコーン指数等の他の土質条件
を示す値であってもよい。また管径φだけに限る必要は
なく、例えば該先導管推進装置の駆動力やカッタの種類
等によってもよい。このように、施工条件Fは、多種多
様考慮することができる。
【0019】関係Rは、第1実施例の表1のように、マ
トリクスで対応させてばかりでなく、関数としてもよ
い。つまり、地山の土質が硬ければ、推進速度Vjを下
げ、カッタ回転速度Nc及びスクリュー回転速度Nsを
早める必要があり、このように、これらはある程度、線
形で比例関係にあるため関数で示すことができる。
【0020】次に、第1実施例によって得られた実際最
適掘進指標Vaの補正に係わる実施例を説明する。もっ
とも、従来通り、オペレータが勘と経験とで設定した実
際最適掘進指標Vaに対しても、以降の実施例を適用で
きること言うまでもない。
【0021】第2実施例は、チャンバ内土圧Pcによる
スクリュー回転速度Nsaの補正制御例である。図2のフ
ローチャートを参照して説明する(尚、回転数と回転速
度とは同義語とみなす)。(1) 予め基準チャンバ内土圧
Pcsを記憶し、(2) チャンバ内土圧検出センサ14から
通信線Scpを介して実際チャンバ内土圧Pcaを入力する
と共に、スクリュー回転検出センサ17から通信線Ssn
を介して実際スクリュー回転数Nsaを入力し、(3) 実際
チャンバ内土圧Pcaを基準チャンバ内土圧Pcsで比較
し、(4) Pcs≧Pcaであるときは、新スクリュー回転数
Nso(=Nsa−ΔNsa=Nsa−k1(Pcs−Pca))を設
定し(勿論、新スクリュー回転数Nsoは、前記スクリュ
ー回転速度Nsaの補正済み回転数である)、(5) この新
スクリュー回転数Nsoに相当する指令電流を、通信線S
sを介し、スクリュー用油圧回路9中の油圧ポンプの可
変容量手段へ送り、該油圧ポンプの吐出油量Qs+ΔQ
sを変更する。この結果、新スクリュー回転数は前記N
soへと近づく(尚、この新スクリュー回転数Nsoが本発
明の補正値Vaoに相当する、以下同様)。
【0022】上記作用を説明する。工程(4) において、
Pcs≧Pcaであるときは、切羽が一瞬にして崩壊する恐
れがある。別言すれば、基準チャンバ内土圧Pcsは、切
羽が一瞬にして崩壊しない水準で設定する。従って、工
程(4) によれば、Pcs≧Pcaであるときは、直ちにスク
リュー回転Nsaが下げ、掘削土の搬送を抑制するため、
実際チャンバ内土圧Pcaは、少なくともチャンバ内基準
土圧Pcsまで高められ、前記切羽の崩壊が阻止されるよ
うになる。補正係数k1を説明する。実際チャンバ内土
圧Pcaが低い程、スクリュー回転数Nsaの下げ幅ΔNsa
を大きくする必要がある。つまり、スクリュー回転数N
saの下げ幅ΔNsaと実際チャンバ内土圧Pcaとは線形で
比例関係にある。このため、上記補正係数k1は、実験等
により求めておくことができる( 以下に現れる補正係数
K2〜k12 も同様の考え方である)。つまり、上記新スク
リュー回転数Nsoは、Nso=Nsa−k1ΔPc=Nsa−k1
(Pcs−Pca)と言う単純な数式でも求めることができ
る。左式から分かるように、ある程度、線形による比例
関係にあるのであって、勿論、実験等によって、より現
実に則した他の数式に当てはめてもよいことは言うまで
もない。
【0023】第2実施例によれば、最適推進速度Vja及
び最適カッタ回転速度Nsaを変更することなく、実際チ
ャンバ内土圧Pcaの検出で土質や土圧等の変化を代用
し、これにより、土質や土圧等の変化に応じた最適スク
リュー回転数Nsoで自動補正掘進することができる。こ
の結果、切羽の一瞬による崩壊や該スクリュー回転のス
トールを阻止することができる。
【0024】第3実施例、ケーシング内土圧Pkによる
スクリュー回転速度Nsaの補正制御例である。図3のフ
ローチャートを参照して説明する。(1) 予め基準ケーシ
ング内土圧PKsを記憶し、(2) ケーシング内土圧検出セ
ンサ16から通信線Skpを介して実際ケーシング内土圧
Pkaを入力すると共に、スクリュー回転検出センサ17
から通信線Ssnを介して実際スクリュー回転数Nsaを入
力し、(3) 実際ケーシング内土圧Pkaを基準ケーシング
内土圧PKsで比較し、(4) 実際ケーシング内土圧Pkaが
基準ケーシング内土圧PKsの例えば±10%以外である
ときは、新スクリュー回転数Nso(=Nsa−ΔNsa=N
sa−k2(PKs−Pka))を設定し、(5) この新スクリュ
ー回転数Nsoに相当する指令電流を、通信線Ssを介
し、スクリュー用油圧回路9中の油圧ポンプの可変容量
手段へ送り、該油圧ポンプの吐出油量Qs+ΔQsを変
更する。この結果、新スクリュー回転数は前記Nsoへと
近づく。
【0025】上記作用を説明する。工程(4) において、
実際ケーシング内土圧Pkaが基準ケーシング内土圧PKs
に対して小さくても大きくても、切羽は不安定になる。
従って、工程(4) によれば、実際ケーシング内土圧Pka
が基準ケーシング内土圧PKsに対して小さい場合(PKa
<0.9PKs)はスクリュー回転Nsaを下げ、逆に大き
い場合(Pka>1.1PKs)はスクリュー回転Nsaを上
げる。このようにすることで切羽の安定は勿論のこと、
該スクリュー回転のストールも阻止できる。
【0026】第4実施例は、上記第2実施例と第3実施
例とを折衷したものである。即ち、上記第2実施例と第
3実施例とにおける工程(1) 〜(4) はそのまま同時に行
い、双方の新スクリュー回転数Nso、Nsoのいずれか小
さい方でスクリュウ6を駆動させるものである。このよ
うにすることで、切羽の安定は勿論のこと、該スクリュ
ー回転のストールも阻止できる。
【0027】以下他の実施例を説明する。先ず、上記第
3及び第4実施例では、新スクリュー回転数Nsoは、
(Nso=Nsa−k2(Pks−Pka))で求められた。とこ
ろが、この新スクリュー回転数Nsoは、(Nsa−k3(T
cs−Tca))でも、また、(Nsa−k4(Tss−Tsa))
でも求めることができる。ここで、Tcsは基準カッタ回
転トルクである。Tcaは実際カッタ回転トルクであり、
回転トルク検出センサ12Tから入力する。Tssは基準
スクリュー回転トルクである。Tsaは実際スクリュー回
転トルクであり、回転トルク検出センサ17Tから入力
する。尚、これら実際カッタ回転トルクTca及び実際ス
クリュー回転トルクTsaは、通常、上述のような、回転
トルク検出センサ12T、17Tによって検出される
が、例えば各回転油圧モータの油圧と、その一回転当た
りの吐出容量との積でも求めることができる。ここで、
油圧は油圧計で検出できる。後者一回転当たりの吐出流
量は、可変容量形油圧ポンプならばその可変角度で知る
ことができる。また固定容量形油圧ポンプならばその検
出油圧自体をトルクの代用値とすることができる。つま
り、このような入力手段で得られるトルクもまた、本発
明(第3発明)に含まれるものと定義しておく(以下同
様)。
【0028】また上記第1実施例〜第3実施例は、実際
最適掘進指標Va(推進速度Vja、カッタ回転速度Nc
a、スクリュー回転速度Nsa)におけるスクリュー回転
速度Nsaだけについての補正の実施例であるが、推進速
度Vja及びカッタ回転速度Ncaの自動補正も、それぞれ
上記同様に行うことができる。
【0029】先ず、新推進速度Vjoは、〔Vja−k5(P
cs−Pca)、図4参照(チャンバ土圧Pcaを検出して推
進速度Vjaを補正する例)〕、〔Vja−k6(PKs−PK
a)、図5参照(ケーシング土圧PKaを検出して推進速
度Vjaを補正する例)〕、〔Vja−k7(Tcs−Tca)、
図6参照(カッタ回転トルクTcaを検出して推進速度V
jaを補正する例)〕又は〔Vja−k8(Tss−Tsa)、図
7参照(スクリュー回転トルクTsaを検出して推進速度
Vjaを補正する例)〕等で求まり、カッタ回転速度Nca
及びスクリュー回転速度Nsaを一定としたまま、負荷変
動に応じて推進速度Vjaだけを補正している。
【0030】次に、カッタ回転速度Ncoも、〔Nca−k9
(Pcs−Pca)〕、〔Nca− k10(PKs−PKa)〕、
〔Nca− k11(Tcs−Tca)〕又は〔Nca− k12(Tss
−Tsa)〕等で求まり、推進速度Vja及びスクリュー回
転速度Nsaを一定としたまま、負荷変動に応じてカッタ
回転速度Ncaだけを補正している。これらのフローチャ
ートは、図2〜図7に準ずるので図示しない。
【0031】勿論、実際最適掘進指標Va(推進速度V
ja、カッタ回転速度Nca、スクリュー回転速度Nsa)の
上記自動補正は、上述のように、個々で行うのもよく、
又は、幾つか若しくは総てを組み合わせて使用してもよ
い。
【0032】上記実施例によれば、掘進中における負荷
変動に応じて、掘進速度(推進速度、カッタ回転速度、
スクリュー回転速度)を個々に又は幾つかを組み合わせ
て自動補正できるため、切羽が不安定となったり、スト
ールが生じたりするようなことがなくなる。勿論、一体
形カッタスクリューについても同様の効果を奏するが、
これは、自由度2(推進速度、カッタスクリュー回転速
度)であるため、自由度3(推進速度、カッタ回転速
度、スクリュー回転速度)の分離形カッタスクリューよ
りも、組み合わせ効果は低下する。別言すれば、自由度
が高い程、オペレータによるマニュアル操作は困難を究
めるようになるのであるから、例えば分離形カッタスク
リューのように、自由度が高い先導管推進装置程、その
掘進方法は、オペレータにおける負担を軽減するように
なる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1発明
なる先導管推進装置の掘進方法によれば、最適掘進速度
を自動設定してこれで掘進するようにしたため、従来技
術のように、オペレータの勘や経験による掘進速度の設
定よりも、はるかに作業効率は向上し、オペレータへの
負担も軽減する。
【0034】第2及び第3発明なる先導管推進装置の掘
進方法によれば、掘進中における負荷変動に即応して、
掘進速度(推進速度、カッタ回転速度、スクリュー回転
速度)を個々に又は幾つかを組み合わせて自動補正でき
るため、切羽が不安定となっり、ストールが生じたりす
るようなことがなくなる。勿論、従来技術のように、オ
ペレータの勘や経験による掘進速度の補正よりも、はる
かに作業効率は向上し、かつ、オペレータへの負担が軽
減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のフローチャート図である。
【図2】第2実施例のフローチャート図である。
【図3】第3実施例のフローチャート図である。
【図4】その他実施例のフローチャート図である。
【図5】その他実施例のフローチャート図である。
【図6】その他実施例のフローチャート図である。
【図7】その他実施例のフローチャート図である。
【図8】実施例を用いた先導管推進装置の外観構成図で
ある。
【符号の説明】
F 施工条件 V 最適掘進速度指標 R 関係 Fa 実際施工条件 Va 実際最適掘進速度指標 ΔP 掘削土圧変化 Vao 補正済み実際最適掘進速度指標 ΔT 掘削トルク変化
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 松幸 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先導管を土中で掘進させる先導管推進装
    置の掘進方法において、(1) 予め、各種施工条件Fと、
    これらに対応する先導管の各最適掘進速度指標Vとの関
    係Rを定めておき、(2) 掘進の際し、予め、実際施工条
    件Faを前記関係Rに当てはめて該実際施工条件Faに
    対応する先導管の実際最適掘進速度指標Vaを求め、
    (3) 掘進時は、該実際最適掘進速度指標Vaを目標とし
    て前記先導管を土中で掘進させることを特徴とする先導
    管推進装置の掘進方法。
  2. 【請求項2】 予め設定された最適掘進速度指標Vaを
    目標として先導管を土中で掘進させる先導管推進装置の
    掘進方法において、(1) 掘削土圧変化ΔPを求め、(2)
    この掘削土圧変化ΔPによって前記最適掘進速度指標V
    aを補正し、(3) この補正値Vaoを目標として前記先導
    管を土中で掘進させることを特徴とする先導管推進装置
    の掘進方法。
  3. 【請求項3】 掘削土圧変化ΔPは、掘削トルク変化Δ
    Tである請求項2記載の先導管推進装置の掘進方法。
JP35109293A 1993-12-28 1993-12-28 先導管推進装置の掘進方法 Pending JPH07197777A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016216984A (ja) * 2015-05-19 2016-12-22 東日本旅客鉄道株式会社 覆工エレメントの地山への貫入管理方法及び管理装置
JP2019533101A (ja) * 2016-09-21 2019-11-14 バウアー シュペチアルティーフバウ ゲーエムベーハー 土壌作業のための方法および建設装置

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