JPH07197411A - 道路橋歩道部分の仕上方法 - Google Patents

道路橋歩道部分の仕上方法

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JPH07197411A
JPH07197411A JP33770693A JP33770693A JPH07197411A JP H07197411 A JPH07197411 A JP H07197411A JP 33770693 A JP33770693 A JP 33770693A JP 33770693 A JP33770693 A JP 33770693A JP H07197411 A JPH07197411 A JP H07197411A
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floor slab
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elastic adhesive
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Jiyunji Tsurumoto
隼士 鶴本
Takashi Yamanaka
高 山中
Shigehiro Hana
浩 花栄
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Cemedine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 道路橋歩道部分表面仕上げにおいて、防水効
果及び振動追従性に優れ、仕上げ施工期間の大幅な短縮
をはかることができ、かつ得られる防水構造の厚みや重
量が大幅に減少できるようにする。 【構成】 道路橋歩道部分の防水施工及び表面仕上を行
うにあたり、道路橋歩道部分のコンクリート床版に弾性
接着剤を塗布し、タイル等の表面仕上材を貼り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業性にすぐれ、安全
衛生上好ましく、短い工期で施工できる道路橋歩道部分
の仕上方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、道路橋のコンクリート床版は、
道路橋の主桁の上面に、道路の底面として形成される。
このコンクリート床版は、道路橋に用いられる他のコン
クリート部材に比べて、部材厚が小さいうえ、車両の通
行による振動や厳しい環境条件にさらされるため、表面
の劣化や亀裂が発生しやすい。その結果、雨水等が床版
内部に浸透し、コンクリートの劣化や床版内部の鉄筋の
腐食を促進し、ひいては床版の耐久性を著しく低下させ
ている。
【0003】また、路面への凍結防止剤の散布地域や海
岸付近で橋面に波しぶきがかかる場合などにおいては、
コンクリート床版に浸透する塩化物により床版内部の鉄
筋が腐食し、床版の耐荷力が著しく低下する。
【0004】このためコンクリート床版への雨水や、塩
化物の流入、浸透を防ぎ、コンクリート床版の耐久性を
図るため、床版と仕上層(アスファルト舗装、コンクリ
ート舗装など)の間に防水層を施工することが増えてき
ている。
【0005】一方、土木構造物の美観への関心が高ま
り、歩道部分の仕上には従来から用いられている、アス
ファルト舗装やコンクリート舗装に変えて、タイル石材
などを用いる要望が高まっている。
【0006】従来、この防水施工には、大きく分けて三
つの方法がある。従来の三つの防水施工方法を採用し、
タイル、石材等の仕上材を施工すると図2〜図4に示し
たような防水仕上げ構造となる。
【0007】図2は、防水シートを使用するもので、道
路橋の主桁の上部に道路の底となる鉄筋コンクリート床
版12を作ったのち、不織布にゴム入アスファルトを含
浸させた1.5mmから4.0mmのシート18を接着
する。まず、コンクリート床版12への密着性確保のた
め、溶剤を50から80%含むゴム系の接着剤もしく
は、ゴム入アスファルト系接着剤14を欠こう部が無い
ように2度塗りする。次に貼り付け用ゴム入りアスファ
ルト16を200℃から260℃に加熱溶融し、床版面
に流してシート18を接着し、その上にコンクリートも
しくはアスファルト舗装20を行う。
【0008】タイル22を接着する場合、さらにモルタ
ル24により接着することになり、全作業工程が多く、
工期が長くかかる。高熱のアスファルトや溶剤を含む接
着剤を使用するため安全衛生上も問題がある。また、振
動や厳しい環境条件にさらされるため、モルタル24で
接着したタイルや仕上材22が割れたり剥がれたりする
問題がある。
【0009】また、床版面からタイルまでの厚さ、荷重
もおおきくなり橋染の設計上好ましくない。
【0010】図3は、塗膜系の防水層を設ける防水構造
を示す。まず、コンクリート床版12への密着性確保の
ため、主としてクロロプレンゴム、合成樹脂、充填剤等
の他、溶剤を75%から90%含むクロロプレンゴム系
の接着剤26を1から2回にわけて塗布する。
【0011】次に上記の接着剤と同様の組成で、溶剤の
含有量が30%から50%の防水剤28を、欠こう部が
ないよう3から5回にわけて塗かさねたのち、その上に
コンクリートもしくはアスファルト舗装20を行う。
【0012】タイル22を接着する場合は、図2の方法
と同様で全作業工程が多く、工期が長くかかる。溶剤を
含む接着剤を使用するため安全衛生上も問題があり、振
動や厳しい環境条件にさらされるため、モルタル24で
接着したタイルや仕上材が割れたり剥がれたりする問題
がある。
【0013】図4は、舗装系の防水層を設ける防水構造
を示す。まず、コンクリート床版12への密着性確保の
ため、溶剤を50%から80%含むゴム入アスファルト
系接着剤30を塗布する。次に骨材を90%程度含むア
スファルト32を15mmから25mmの厚さで舗設す
る。そのうえに、アスファルト舗装との密着性を確保す
るためアスファルト乳剤34を塗布したのち、アスファ
ルト舗装20を行う。
【0014】タイル22を接着する場合は、図2の方法
と同様で全作業工程が多く、工期が長くかかる。高熱の
アスファルトや溶剤を含む接着剤を使用するため安全衛
生上も問題がある。また、振動や厳しい環境条件にさら
されるため、モルタル24で接着したタイルや仕上材2
2が割れたり剥がれたりする問題は、図2及び図3の場
合と同じであり、全体の厚みや重量がおおきくなる欠点
も同じである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の問題点に鑑みなされたもので、防水効果及び振
動追従性に優れ、仕上げ施工期間の大幅な短縮をはかる
ことができ、かつ得られる防水構造の厚みや重量が大幅
に減少できるようにした道路橋歩道部分の仕上げ方法を
提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の道路橋歩道部分の仕上げ方法においては、
道路橋歩道部分の防水施工及び表面仕上を行うにあた
り、道路橋歩道部分のコンクリート床版に弾性接着剤を
塗布し、タイル等の表面仕上材を貼り付けるようにし
た。上記弾性接着剤によれば、その硬化皮膜は防水性と
ゴム状弾性を有するため、本発明の目的を好適に達成す
ることができる。コンクリート床版の表面の凹凸が大き
い場合は必要に応じて表面を平滑にするため、モルタル
を塗布しても良い。
【0017】具体的には、グラインダー、バキューム型
パワーブラシ等で清掃されたコンクリート床版面に、弾
性接着剤を塗布しタイルなどの仕上材を接着する。
【0018】弾性接着剤の塗布厚さは、1mmから3m
m程度が好ましく、より好ましくは2mm以上がよい。
本発明の場合、弾性接着剤を用い、接着剤層を1mmか
ら3mm程度、好ましくは2mm以上取ることにより十
分な防水効果とともに十分な接着効果や振動追従性が得
られる。
【0019】さらには、養生期間も1日程度で歩行可能
に設定することが出来、工期の短縮、構造体としての総
重量の低減に寄与することができる。
【0020】本発明において使用できる弾性接着剤の種
類としては、変性シリコーン樹脂系、ウレタン樹脂系、
アクリル樹脂系、可撓性エポキシ樹脂系、シリコーン樹
脂系、ポリサルファイド樹脂系、SBR系等をあげるこ
とができるが、より好ましくは、プライマーを使用する
必要がなく、無溶解型で耐久性、接着性に優れる、変性
シリコーン樹脂系接着剤である。
【0021】変性シリコーン樹脂系接着剤とは、変性シ
リコーン樹脂を組成中に必須成分として含有する接着剤
である。変性シリコーン樹脂とは、分子中に1個以上の
反応ケイ素基を有する高分子化合物、たとえば、特開昭
50−156599号公報、特開昭52−73998号
公報、特開昭58−10418号公報、特開昭62−2
30822号公報等で提案されたような化合物、特開昭
63−12677号公報で示されたような加水分解可能
な基が結合した珪素原子を分子中に少なくとも2個以上
有する有機シリコン系化合物である。
【0022】その他、特開昭60−31556号公報、
特開昭60−228516号公報、特開昭63−112
642、特開平1−131271号公報で提案された珪
素基を有するオキシアルキレン重合体と珪素基を有する
(メタ)アクリレート(共)重合体よりなる組成物のよ
うなものを挙げることもできる。
【0023】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面とともに
説明する。図1に、道路橋のコンクリート床版12の歩
道部分に、防水層を兼ね、2液型変性シリコーン系弾性
接着剤36を用いてタイル22を接着した場合を示し
た。
【0024】2液型変性シリコーン系弾性接着剤として
PM220〔セメダイン(株)製〕を使用した。施工に
際しては、20℃における可使時間が120分、粘度1
000ポイズの延展性のある接着剤を使用した。
【0025】工程としては、グラインダー、バキューム
型パワーブラシ等でコンクリート床版を清掃した。ま
た、床版面に付着している機械油やエンジンオイルは、
有機溶剤を浸透させた布で拭取った。
【0026】次に弾性接着剤を所定の配合比で混合した
のち、左官ごてでコンクリート床版面に均一に塗布し、
すみやかにタイルを貼り付け、接着作業を終了した。こ
のときの弾性接着剤の塗布厚さは、約2mmであった。
弾性接着剤層は約3時間後には強度を発現しはじめ、約
1日後には防水塗膜をかね振動吸収性にすぐれた接着層
が得られた。
【0027】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の道路橋歩道部
分の仕上げ方法によれば、防水効果及び振動追従性に優
れ、仕上げ施工期間の大幅な短縮をはかることができ、
かつ得られる防水構造の厚みや重量が大幅に減少すると
いう大きな効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法により形成された道路橋の歩道部分
の防水構造を示す断面図である。
【図2】従来方法により形成された道路橋の歩道部分の
防水構造の一例を示す断面図である。
【図3】従来方法により形成された道路橋の歩道部分の
防水構造の他の例を示す断面図である。
【図4】従来方法により形成された道路橋の歩道部分の
防水構造の別の例を示す断面図である。
【符号の説明】
12 コンクリート床版 22 タイル 36 弾性接着剤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路橋歩道部分の防水施工及び表面仕上
    を行うにあたり、道路橋歩道部分のコンクリート床版に
    弾性接着剤を塗布し、タイル等の表面仕上材を貼り付け
    ることを特徴とする道路橋歩道部分の仕上方法。
  2. 【請求項2】 コンクリート床版と弾性接着剤層と表面
    仕上げ材とからなり、請求項1記載の方法により形成さ
    れた道路橋歩道部分の仕上構造。
JP33770693A 1993-12-28 1993-12-28 道路橋歩道部分の仕上方法 Expired - Fee Related JP3471400B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019120056A (ja) * 2018-01-05 2019-07-22 飛島建設株式会社 吊足場の防水構造

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