JPH07196436A - 皮膚化粧料 - Google Patents
皮膚化粧料Info
- Publication number
- JPH07196436A JPH07196436A JP35297693A JP35297693A JPH07196436A JP H07196436 A JPH07196436 A JP H07196436A JP 35297693 A JP35297693 A JP 35297693A JP 35297693 A JP35297693 A JP 35297693A JP H07196436 A JPH07196436 A JP H07196436A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin
- tryptophan
- tyrosine
- skin cosmetic
- present
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 素肌の輝きを改善する皮膚化粧料を提供す
る。 【構成】トリプトファンを０．０２重量％〜５．０重量
％、チロシンを０．０１重量％〜１．０重量％配合し且
つトリプトファンとチロシンの配合重量比が２：１〜
５：１の範囲である皮膚化粧料。
る。 【構成】トリプトファンを０．０２重量％〜５．０重量
％、チロシンを０．０１重量％〜１．０重量％配合し且
つトリプトファンとチロシンの配合重量比が２：１〜
５：１の範囲である皮膚化粧料。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は皮膚化粧料に関し、詳し
くは素肌の輝きを改善する効果に優れる皮膚化粧料に関
する。
くは素肌の輝きを改善する効果に優れる皮膚化粧料に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来より素肌の輝きを改善する効果を持
った化粧料として、種々のファウンデーションが提供さ
れている。これらは主にファウンデーション中に配合さ
れた白色体質顔料や、無機顔料、有機顔料の組み合わせ
で顔色を演出するものである。近年はナチュラル指向の
風潮が高まった結果、素肌感覚の化粧を好む人々が増え
ており、そのために素肌感覚の透明感に優れたファウン
デーション類が種々開発されている。
った化粧料として、種々のファウンデーションが提供さ
れている。これらは主にファウンデーション中に配合さ
れた白色体質顔料や、無機顔料、有機顔料の組み合わせ
で顔色を演出するものである。近年はナチュラル指向の
風潮が高まった結果、素肌感覚の化粧を好む人々が増え
ており、そのために素肌感覚の透明感に優れたファウン
デーション類が種々開発されている。
【０００３】しかし、その中にはナチュラル指向の究極
として、ノーメイクアップを生活スタイルとする人々も
若年層を中心に増加している。このような人々にとって
は、如何に自然な仕上がりで素肌のように見えるファウ
ンデーションであっても、その生活スタイルと相入れる
ことはない。しかし、その一方で健康感にあふれた素肌
美に対する要求は依然として存在している。
として、ノーメイクアップを生活スタイルとする人々も
若年層を中心に増加している。このような人々にとって
は、如何に自然な仕上がりで素肌のように見えるファウ
ンデーションであっても、その生活スタイルと相入れる
ことはない。しかし、その一方で健康感にあふれた素肌
美に対する要求は依然として存在している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】残念な事に、前述した
ようなファウンデーション類ではこれらの人々の要求を
満たす事は不可能であるし、基礎化粧料にも長期間連用
する事で素肌の状態を改善し、ひいては素肌の輝きを改
善する効果につながるのではないかと考えられる化粧料
は存在するものの、塗布後比較的早期に素肌の輝きを改
善するような機能を持つ皮膚化粧料は未だ知られていな
い。
ようなファウンデーション類ではこれらの人々の要求を
満たす事は不可能であるし、基礎化粧料にも長期間連用
する事で素肌の状態を改善し、ひいては素肌の輝きを改
善する効果につながるのではないかと考えられる化粧料
は存在するものの、塗布後比較的早期に素肌の輝きを改
善するような機能を持つ皮膚化粧料は未だ知られていな
い。
【０００５】本発明は斯かる実状に鑑みてなされたもの
であって、塗布後比較的早期に素肌の輝きを改善すると
いう効果を持つ皮膚化粧料を提供することを課題とす
る。
であって、塗布後比較的早期に素肌の輝きを改善すると
いう効果を持つ皮膚化粧料を提供することを課題とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため、官能評価においてノーメイクアップの状
態で素肌が美しい或いは素肌の輝きが良いと評価される
人々の、その肌の輝きが何に起因するのか日夜研究を重
ねた結果、素肌の輝きがよいと評価される人々の肌中に
は概してトリプトファンとチロシンの含有量が有意の差
で多く含まれる事、又この二種のアミノ酸は蛍光発色性
を有しており、このために通常より素肌が輝いて見える
のではないかとの知見を得た。更にこの知見に基づき鋭
意研究を重ねた結果、トリプトファンとチロシンとを特
定量且つ特定の割合で化粧料に配合した場合にこれを素
肌に塗布すると、一週間程で素肌の輝きを改善する効果
が得られる事を見いだし、これに基づいて本発明を完成
した。
解決するため、官能評価においてノーメイクアップの状
態で素肌が美しい或いは素肌の輝きが良いと評価される
人々の、その肌の輝きが何に起因するのか日夜研究を重
ねた結果、素肌の輝きがよいと評価される人々の肌中に
は概してトリプトファンとチロシンの含有量が有意の差
で多く含まれる事、又この二種のアミノ酸は蛍光発色性
を有しており、このために通常より素肌が輝いて見える
のではないかとの知見を得た。更にこの知見に基づき鋭
意研究を重ねた結果、トリプトファンとチロシンとを特
定量且つ特定の割合で化粧料に配合した場合にこれを素
肌に塗布すると、一週間程で素肌の輝きを改善する効果
が得られる事を見いだし、これに基づいて本発明を完成
した。
【０００７】すなわち本発明はトリプトファンとチロシ
ンとを配合した皮膚化粧料に関し、好適にはトリプトフ
ァンを０．０２〜５．０重量％、チロシンを０．０１〜
１．０重量％配合し、且つトリプトファンとチロシンの
配合重量比が２：１〜５：１の配合比率の範囲である化
粧料に関するものである。
ンとを配合した皮膚化粧料に関し、好適にはトリプトフ
ァンを０．０２〜５．０重量％、チロシンを０．０１〜
１．０重量％配合し、且つトリプトファンとチロシンの
配合重量比が２：１〜５：１の配合比率の範囲である化
粧料に関するものである。
【０００８】以下本発明を詳細に説明する。
【０００９】本発明に適用されるトリプトファンとチロ
シンは、市販品が好適に使用でき、特にｄ，ｌ−体の区
別無く使用できる。
シンは、市販品が好適に使用でき、特にｄ，ｌ−体の区
別無く使用できる。
【００１０】トリプトファンとチロシンの配合量は、ト
リプトファンを０．０２〜５．０重量％、チロシンを
０．０１〜１．０重量％の範囲で配合し、且つトリプト
ファンとチロシンの配合重量比が２：１〜５：１の範囲
である事が好ましい。配合量が余りに少ないと所望の効
果を得るために何度も重ね塗りをしなくてはならず、操
作が煩雑になりすぎる。またこれより多く配合しても、
もはや素肌の輝きの改善効果に大きな変化がみられな
い。
リプトファンを０．０２〜５．０重量％、チロシンを
０．０１〜１．０重量％の範囲で配合し、且つトリプト
ファンとチロシンの配合重量比が２：１〜５：１の範囲
である事が好ましい。配合量が余りに少ないと所望の効
果を得るために何度も重ね塗りをしなくてはならず、操
作が煩雑になりすぎる。またこれより多く配合しても、
もはや素肌の輝きの改善効果に大きな変化がみられな
い。
【００１１】またトリプトファンとチロシンの配合重量
比が２：１〜５：１の範囲をはずれると、トリプトファ
ンとチロシンの蛍光波長の相違から、蛍光スペクトルの
バランスが崩れるためと考えられるが、自然な素肌の輝
きとは違和感を生じ、所望の改善効果を得る事が困難と
なる。
比が２：１〜５：１の範囲をはずれると、トリプトファ
ンとチロシンの蛍光波長の相違から、蛍光スペクトルの
バランスが崩れるためと考えられるが、自然な素肌の輝
きとは違和感を生じ、所望の改善効果を得る事が困難と
なる。
【００１２】本発明に適用される化粧剤型としては、通
常皮膚化粧料として使用されるもので、トリプトファン
とチロシンを安定に配合できるものであれば、特に支障
無く適用でき、例えばクリーム、乳液、ローションの剤
型で提供される。
常皮膚化粧料として使用されるもので、トリプトファン
とチロシンを安定に配合できるものであれば、特に支障
無く適用でき、例えばクリーム、乳液、ローションの剤
型で提供される。
【００１３】また本発明の化粧料には、本発明の効果を
損なわない範囲で通常化粧料に用いられる成分を適宜配
合する事が出来る。
損なわない範囲で通常化粧料に用いられる成分を適宜配
合する事が出来る。
【００１４】
【実施例】以下に実施例を示して、本発明を説明する。
【００１５】
【００１６】
【００１７】
【００１８】
【００１９】
【００２０】
【００２１】試験例．本邦成人女性３０名を１群１０名
とし、第１群に実施例１及び比較例１のクリームを、第
２群には実施例２及び比較例２の乳液を、第３群には実
施例３及び比較例３のローションを割り当て、一週間に
わたり毎朝９時に実施例の化粧料を顔の右半分に、比較
例の化粧料を顔の左半分にそれぞれ塗布してもらい、そ
のまま素肌でいる以外は何等の規制もなく通常の生活を
続けてもらった。一週間後の良く晴れた日中の屋外にお
ける顔の素肌の輝きについて、半顔での一対比較を美容
専門スタッフにより以下の基準に従って評価して、効果
の有無を確認した。 評価基準． はっきりと右顔が輝いて見える ○ 若干右顔が輝いて見える △ 左右とも変わらない × 結果を表１に示す。
とし、第１群に実施例１及び比較例１のクリームを、第
２群には実施例２及び比較例２の乳液を、第３群には実
施例３及び比較例３のローションを割り当て、一週間に
わたり毎朝９時に実施例の化粧料を顔の右半分に、比較
例の化粧料を顔の左半分にそれぞれ塗布してもらい、そ
のまま素肌でいる以外は何等の規制もなく通常の生活を
続けてもらった。一週間後の良く晴れた日中の屋外にお
ける顔の素肌の輝きについて、半顔での一対比較を美容
専門スタッフにより以下の基準に従って評価して、効果
の有無を確認した。 評価基準． はっきりと右顔が輝いて見える ○ 若干右顔が輝いて見える △ 左右とも変わらない × 結果を表１に示す。
【００２２】
【表１】
【００２３】表１に明らかなごとく、本発明のトリプト
ファンとチロシンとを配合した皮膚化粧料は無配合の皮
膚化粧料に比べ、素肌の輝きを改善する効果を示した。
ファンとチロシンとを配合した皮膚化粧料は無配合の皮
膚化粧料に比べ、素肌の輝きを改善する効果を示した。
【００２４】
【発明の効果】本発明の皮膚化粧料は、素肌の輝きを改
善する化粧料を提供する。
善する化粧料を提供する。
Claims (4)
- 【請求項１】トリプトファンとチロシンとを配合するこ
とを特徴とする皮膚化粧料。 - 【請求項２】トリプトファンの配合量が０．０２重量％
〜５．０重量％である請求項１に記載の皮膚化粧料。 - 【請求項３】チロシンの配合量が０．０１重量％〜１．
０重量％である請求項１又は２に記載の皮膚化粧料。 - 【請求項４】トリプトファンとチロシンの配合重量比が
２：１〜５：１の範囲である請求項１〜３の何れかに記
載の皮膚化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35297693A JPH07196436A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 皮膚化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35297693A JPH07196436A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 皮膚化粧料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07196436A true JPH07196436A (ja) | 1995-08-01 |
Family
ID=18427738
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35297693A Pending JPH07196436A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 皮膚化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07196436A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997009958A1 (fr) * | 1995-09-14 | 1997-03-20 | Kabushiki Kaisya Advance | Produit cosmetique |
| FR2894824A1 (fr) * | 2005-12-20 | 2007-06-22 | Jean Noel Thorel | Utilisation de tryptophane et/ou de 5-hydroxytryptophane,ou d'un extrait vegetal en contenant,comme agent cosmetique |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP35297693A patent/JPH07196436A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997009958A1 (fr) * | 1995-09-14 | 1997-03-20 | Kabushiki Kaisya Advance | Produit cosmetique |
| JPH0977653A (ja) * | 1995-09-14 | 1997-03-25 | Advance Co Ltd | 化粧料 |
| FR2894824A1 (fr) * | 2005-12-20 | 2007-06-22 | Jean Noel Thorel | Utilisation de tryptophane et/ou de 5-hydroxytryptophane,ou d'un extrait vegetal en contenant,comme agent cosmetique |
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