JPH071951Y2 - 鉢受具 - Google Patents

鉢受具

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JPH071951Y2
JPH071951Y2 JP1990017005U JP1700590U JPH071951Y2 JP H071951 Y2 JPH071951 Y2 JP H071951Y2 JP 1990017005 U JP1990017005 U JP 1990017005U JP 1700590 U JP1700590 U JP 1700590U JP H071951 Y2 JPH071951 Y2 JP H071951Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、植木鉢から漏れ出る水を受け止めるために使
用される鉢受具に関する。
〔従来の技術〕
従来の鉢受具としては、プラスチック成形品や陶磁器、
あるいは金属プレス成形品などの硬質材で形成されたも
のが多用されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
硬質材製の鉢受具は、植木鉢の底寸法や底形状に対応し
たものを用いる必要があり、寸法対応性や形状対応性に
欠ける不利を免れない。また輸送時や陳列時にその大き
さに応じた空間を占め、嵩張やすい不利もある。更に従
来の鉢受具は、水を受け止める機能を満足するだけに止
まり、植木鉢やそこに植えられた花木、あるいは周辺の
室内調度品の持つ雰囲気に適いにくい点でも難があっ
た。
そこで本考案の目的は、鉢受具を屈曲自在なシート材で
形成して、その寸法あるいは形状対応性を向上すること
にある。
本考案の他の目的は、必要時にのみシート材を皿状の容
器として形成できるようにし、輸送時や陳列時の占有ス
ペースを減少できる鉢受具を得るにある。
本考案の他の目的は、使用時における形状をユーザーの
好みに応じて変更でき、以て外観形状の多様化を図って
周辺との調和を促進できる鉢受具を得るにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の鉢受具は、屈曲自在な防水用シート材2と、シ
ート材2を皿形の立体形状に保持する保形部材4とから
なる。
詳しくは第1図に示すように、鉢受具1が植木鉢5の底
を受け止める受部2aと、この受部2aを囲む起立部2bとを
備えた屈曲自在な防水性のシート材2と、起立部2bを植
木鉢5の周側面に沿って立ち上がり変形させ、この変形
姿勢を維持する保形部材4とを含み、保形部材4を起立
部2bに受部2aの周縁を囲む状態で配設したことを要件と
する。シート材2の受部2aには吸水体3を配することが
できる。
保形部材4は折り曲げ自在な金属条片6で形成でき、こ
の場合はシート材2に溶着された押えシート7で金属条
片6を起立部2bの所定位置に固定する。
保形部材4は起立部2bを植木鉢5の周側面に沿って縛り
固定する紐体8でもよい。
〔作用〕
使用時には、保形部材4を操作してシート材2を皿形状
に変形させる。このとき、シート材2は受部2aと起立部
2bとの境界付近で立ち上がり変形するが、立ち上がり部
分に障害物(植木鉢の底壁)があれば、これより外側で
立ち上がり変形して、植木鉢5の底形状やその大きさに
応じて立体形状を変える。
未使用の状態や収納時には、鉢受具1を偏平なシートと
して取り扱える。
保形部材4の操作度合を加減するこで、意図的に鉢受具
1の外観形状を変えることができる。
〔考案の効果〕
本考案の鉢受具は任意の位置で屈曲するシート材2を用
いて鉢受具1を形成し、その立体形状を自由に変更でき
るようにしたので、底寸法や底形状が異なる多種類の植
木鉢5に適用でき、その寸法対応性および形状対応性を
向上して汎用度を高めることができる。
保形部材4を操作して必要時にのみシート材2を立体形
状にできるので、取り扱いが容易で占有スペースの小さ
なシート状態のままで輸送や陳列を行え、とくに製造か
ら販売に至る流通過程においての取り扱い性を向上でき
る。不使用時に保存する場合でも、コンパクトなシート
状態に戻しておける。
保形部材4の曲げ量や曲げる位置などの操作度合を変更
することで、鉢受具1の外観形状やその表情をユーザー
の好みに応じて変更できるので、植木鉢5やその設置場
所に応じて鉢受具1を多用に変形して印象を変え、周辺
の雰囲気に溶け込ませることができる。
〔第1実施例〕 第1図ないし第3図は本考案に係る鉢受具の第1実施例
を示す。
第1図において、鉢受具1は防水性を有するシート材2
と、その表面中央に固定された吸水体3と、吸水体3の
周囲に設けられた保形部材4などで形成されている。
シート材2は屈曲自在なプラスチックシートを円形に切
断して形成してあり、その中央に植木鉢5の底を受け止
める受部2aを有し、受部2aの周囲に水受け用の起立部2b
が設けられている。
受部2aの直径はシート材2の直径のおよそ1/3〜4/5に設
定する。
吸水体3は発砲プラスチックシートを円形に切断して形
成されており、その周縁部のみをシート材2に溶着固定
して、受部2aの全体を覆う状態で装着する。
保形部材4は折り曲げ自在な一群の金属条片6からな
り、金属条片6を起立部2bの周縁に沿って等間隔おきに
配設してある。
金属条片6は、メッキ処理または塗装処理された薄鋼板
を短冊状に切断したものであり、その長手方向の周辺が
シート材2の直径線とほぼ直交するように配置する。第
2図に示すように、各金属条片6はシート材2に溶着し
た押えシート7で遊動不能に位置保持し、シート材2と
一体化する。従って、金属条片6を内外いずれかに折り
曲げると、その曲げ度合に応じてシート材2も屈曲し、
シート材2の周縁が波形状に曲がった状態で起立部2bを
立ち上がり変形させることができる。
使用時には、第3図に示すように保形部材4を内向きま
たは外向きに折り曲げ、シート材2を花に似た皿形状に
変形させる。このとき、シート材2は任意の位置で屈曲
できるので、植木鉢5の底直径が受部2aの直径より大き
い場合や、植木鉢5が断面多角形になっている場合で
も、植木鉢5の外郭線に沿って立体形状に変更でき、形
状や寸法の異なる多種類の植木鉢5に鉢受具1を適用で
きる。標準的な使用状態においては、植木鉢5の底直径
を受部2aの直径とほぼ一致させるが、最大では金属条片
6のすぐ内側で起立部2bが立ち上がり変形するように鉢
受具1を拡径変形できる。
立体化された鉢受具1は、立ち上がり変形した起立部2b
で水が流れ出ることを防止できるのはもちろんのこと、
その受部2aに設けた吸水体3が水を含浸することでも水
の流出を防止できる。とくに吸水体3は鉢受具1全体が
傾いたり、誤って起立部2bが外倒れ状に押圧変形された
ような場合でも、含水状態を維持して溢水を防止する。
鉢受具1は各金属条片6の曲げ方向や曲げ角などを変更
することでその立体形状を自由に変更できる。従って、
ユーザーは植木鉢5やその周辺調度品の雰囲気に合わせ
て立体形状を変え、あるいはその表情や印象を意図的に
変えることができる。例えば、二枚貝の貝殻状やチュー
リップ状などに形状を変更できる。
〔第2実施例〕 第4図および第5図は保形部材4を変更した本考案の第
2実施例を示しており、これではシート材2の上面に8
個の金属条片6を放射状に配置し、これを押えシート7
で固定して保形部材4を形成した。他は第1実施例と実
質的に同様である。
このように金属条片6を放射状に配置すると、起立部2b
の起立強度を向上できる点、および金属条片6をその長
さの範囲内で内外に折り曲げて、より多様に立体形状を
変更できる点で有利である。
〔第3実施例〕 第6図および第7図は本考案に係る鉢受具の第3実施例
を示しており、これでは第1実施例と同等のシート材2
と吸収体3、装飾用リボンやテープあるいは紐などの紐
体8からなる保形部材4、およびシート材2の下面側に
装着された装飾シート9で鉢受具1を形成する。
装飾シート9は布地、レース地、チュールレース状の網
体、あるいはプラスチック製のフィルムないしはシート
などを素材にして、シート材2より十分に大きな正方形
シートとして形成されており、必要に応じてその周縁に
フリル10を止め付けてなる。この装飾シート9とシート
材2とは溶着、接着、縫着などで分離不能に一体化して
ある。
紐体8は、シート材2の周縁に沿ってシート材2と装飾
シート9の表裏を交互に挿通し、その両端8aがシート材
2の周縁一部から装飾シート9の上面へと露出するよう
に配する。符号11は紐体8を通すための切り込みであ
る。紐引き出し部位に対応する装飾シート9のコーナ寄
りには、紐体8の端部8aを結び止めるためのリング12が
止め付けられている。
この鉢受具1では植木鉢5を吸水体3上に載置した後、
紐体8を引き絞り操作してシート材2の起立部2bと植木
鉢5の周側面に沿わせ、端部8aを結んで起立部2bを縛り
固定する。この状態では、第7図に示すようにシート材
2と、装飾シート9のそれぞれ不規則に波打ち状態で内
外二重に立体化され、その外観を華やかで優美なものと
することができる。鉢受具1が植木鉢5と一体化される
ので、植木鉢5を移動する際に鉢受具1を運ぶ手間を省
けることにもなる。
〔第4実施例〕 第8図および第9図は本考案に係る鉢受具1の第1実施
例を示す。これでは、シート材2を矩形状に形成し、そ
の中央に吸水体3を固定するとともに、吸水体3を間に
挟んで対向する辺部と平行に紐体8・8を通し、その挿
通始端および挿通終端の内側から各紐体8・8の端部8a
・8aをシート材2の上面に引き出して輪8b・8bにしたも
のである。
この鉢受具1では、各輪8b・8bを引っ張り操作すること
により、シート材2の紐挿通部が引き縮められ、第9図
に示すように輪8b・8bの両側にフリルが形成される。植
木鉢5は輪8b・8bに挟まれた起立部2bに収まる。この鉢
受具1では輪8b・8bをフック13に吊り掛けて使用するこ
とになる。
〔第5実施例〕 第10図は本考案に係る鉢受具1の第5実施例を示してお
り、シート材2の上面中央に灌水用の給水部材14を固定
して鉢受具1としたものである。給水部材14は給水容器
15と、これの上面開口を塞ぐ蓋16と、蓋16を介して給水
容器15内に差し込まれた給水チューブ17などで構成され
ている。
蓋16の上面壁には、植木鉢5の底面における通気性を確
保するためのリブ18と、植木鉢5から流れ出た水を給水
容器15内に流下させるための通水口19が設けられてい
る。蓋16の周縁には植木鉢5のはみ出しを防ぐ周回壁20
が立設されている。給水チューブ17は屈曲自在なプラス
チックチューブからなり、その内部に水を吸い上げるた
めの吸水材21が充填されている。吸水材21としては発砲
プラスチック、繊維塊、生地塊などを使用できる。
給水容器15内に水を入れ、給水チューブ17の下端を水中
に浸漬し、上端を植木鉢5の土中に埋めて吸水材21を土
と接触させておけば、吸水材21の毛細管現象で給水を行
える。
〔別実施態様例〕
保形部材4として金属条片6と用いる形式においては、
金属条片6を針金や被膜ワイヤあるいは金網で形成でき
る。また、リング状の1個の金属条片6を吸水体3と同
心状に配設して保形部材4とすることもできる。複数個
の金属条片6で保形部材4を形成するものにおいては、
金属条片6がペーパークリップ状の線状や十文字状の板
材などで形成してあってもよく、その外観形状は限定し
ない。金属条片6は、同形の2枚のシート材2・2を用
いてその間に挟み固定し、あるいは鳩目でかしめ固定し
てもよい。
植物のなかには長期間給水を行わない種類もあるので、
吸水体3は省略することもできる。
第3実施例においてリング12を省略し、紐体8を装飾シ
ート9の外面で結び固定するように紐体8の挿通形態を
変更してもよい。紐体8はゴム紐やゴムテープであって
もよく、この場合は紐結びの手間を省ける。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案に係る鉢受具の第1実施例
を示しており、 第1図は展開状態での平面図、 第2図は第1図におけるA−A線断面図、 第3図は使用状態での斜視図である。 第4図および第5図は本考案に係る鉢受具の第2実施例
を示し、 第4図は展開状態での平面図、 第5図は立体化した状態での斜視図である。 第6図および第7図は本考案に係る鉢受具の第3実施例
を示しており、 第6図は展開状態での平面図、 第7図は使用状態での縦断面図である。 第8図および第9図は本考案に係る鉢受具の第4実施例
を示しており、 第8図は展開状態での平面図、 第9図は使用状態での縦断面図である。 第10図は本考案に係る鉢受具の第5実施例を示す使用状
態での縦断面図である。 1……鉢受具、2……シート材、2a……受部、2b……起
立部、3……吸水体、4……保形部材、5……植木鉢、
6……金属条片、7……押えシート、8……紐体。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】植木鉢(5)の底を受け止める受部(2a)
    と、この受部(2a)を囲む起立部(2b)とを備えた屈曲
    自在な防水性のシート材(2)と、 起立部(2b)を植木鉢(5)の周側面に沿って立ち上が
    り変形させ、この変形姿勢を維持する保形部材(4)と
    を含み、 保形部材(4)が折り曲げ自在な金属条片(6)からな
    り、 保形部材(4)を起立部(2b)に受部(2a)の周縁を囲
    む状態で配設した鉢受具。
  2. 【請求項2】シート材(2)の少なくとも受部(2a)に
    吸水体(3)が配されている請求項1記載の鉢受具。
  3. 【請求項3】金属条片(6)からなる保形部材(4)
    が、シート材(2)に溶着された押えシート(7)で起
    立部(2b)の所定位置に固定されている請求項1記載の
    鉢受具。
  4. 【請求項4】植木鉢(5)の底を受け止める受部(2a)
    と、この受部(2a)を囲む起立部(2b)とを備えた屈曲
    自在な防水性のシート材(2)と、 起立部(2b)を植木鉢(5)の周側面に沿って立ち上が
    り変形させ、この変形姿勢を維持する保形部材(4)と
    を含み、 保形部材(4)が、起立部(2b)に受部(2a)の周縁を
    囲む状態で配設されていて、起立部(2b)を植木鉢
    (5)の周側面に沿って縛り固定する紐体(8)からな
    る鉢受具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5057964U (ja) * 1973-10-05 1975-05-30
JPS5394238U (ja) * 1976-12-27 1978-08-01

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