JPH07194185A - 単相直巻整流子電動機の制御回路 - Google Patents
単相直巻整流子電動機の制御回路Info
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- JPH07194185A JPH07194185A JP5337087A JP33708793A JPH07194185A JP H07194185 A JPH07194185 A JP H07194185A JP 5337087 A JP5337087 A JP 5337087A JP 33708793 A JP33708793 A JP 33708793A JP H07194185 A JPH07194185 A JP H07194185A
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- brake
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 単相直巻整流子電動機の主巻線とブレ−キ巻
線の間に発生する高電圧を抑制し、主巻線とブレ−キ巻
線間の短絡を防止することにより、ブレ−キ性能が十分
に確保される巻き数の多いブレ−キ巻線を用いることが
できるようにすることを目的とする。 【構成】 上記目的を達成するため、ステ−タの同一ス
ロットに主巻線MWとブレ−キ巻線BWとが配設され、
主巻線MWとブレ−キ巻線BWの線端が接続されてい
て、単極双投スイッチSSWでブレ−キを動作させる単
相直巻整流子電動機の制御回路において、主巻線MWと
ブレ−キ巻線BW間、またはブレ−キ巻線BWの両端に
バリスタBまたはコンデンサCを接続した構成になって
いる。
線の間に発生する高電圧を抑制し、主巻線とブレ−キ巻
線間の短絡を防止することにより、ブレ−キ性能が十分
に確保される巻き数の多いブレ−キ巻線を用いることが
できるようにすることを目的とする。 【構成】 上記目的を達成するため、ステ−タの同一ス
ロットに主巻線MWとブレ−キ巻線BWとが配設され、
主巻線MWとブレ−キ巻線BWの線端が接続されてい
て、単極双投スイッチSSWでブレ−キを動作させる単
相直巻整流子電動機の制御回路において、主巻線MWと
ブレ−キ巻線BW間、またはブレ−キ巻線BWの両端に
バリスタBまたはコンデンサCを接続した構成になって
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動工具等に用いられ
る単相直巻整流子電動機の制御回路に関するものであ
る。
る単相直巻整流子電動機の制御回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、丸ノコ、あるいはル−タなどの電
動工具に用いられる単相直巻整流子電動機を制御する制
御回路として図3に示すようなものがある。図3に示す
ようにこの制御回路は、主巻線MWとブレ−キ巻線BW
の片方の線端が接続されていて、2極双投スイッチDS
Wの操作で商用電源Pから電力の供給を受け、電動機M
を回転させたり、ダイナミックブレ−キをかけたりする
ように構成されている。図3の回路では2極双投スイッ
チDSWの可動接点を実線のように倒せば電動機Mが回
転される一方、同接点を2点鎖線のように倒せばダイナ
ミックブレ−キがかかる。この回路においては主巻線M
Wをブレ−キ回路に使用することができるため、ブレ−
キ巻線BWの巻き数が少なくてもブレ−キ性能を十分確
保することができるという利点がある反面、2極双投ス
イッチDSWのコストが高いという欠点がある。
動工具に用いられる単相直巻整流子電動機を制御する制
御回路として図3に示すようなものがある。図3に示す
ようにこの制御回路は、主巻線MWとブレ−キ巻線BW
の片方の線端が接続されていて、2極双投スイッチDS
Wの操作で商用電源Pから電力の供給を受け、電動機M
を回転させたり、ダイナミックブレ−キをかけたりする
ように構成されている。図3の回路では2極双投スイッ
チDSWの可動接点を実線のように倒せば電動機Mが回
転される一方、同接点を2点鎖線のように倒せばダイナ
ミックブレ−キがかかる。この回路においては主巻線M
Wをブレ−キ回路に使用することができるため、ブレ−
キ巻線BWの巻き数が少なくてもブレ−キ性能を十分確
保することができるという利点がある反面、2極双投ス
イッチDSWのコストが高いという欠点がある。
【0003】そのため、コストの高い2極双投スイッチ
に代えて、安価な単極双投スイッチSSWを用いた図4
に示すような制御回路がある。この制御回路において、
単極双投スイッチSSWの可動接点を実線のように倒せ
ば商用電源Pから電力の供給を受け、電動機Mが回転さ
れる一方、同接点を2点鎖線のように倒せばダイナミッ
クブレ−キがかかる。しかし、この制御回路では主巻線
MWをブレ−キ回路に使用することができないため、ブ
レ−キ性能を確保するためにはブレ−キ巻線BWの巻き
数を多くする必要がある。尚、図示はしていないが、サ
イリスタを用いて位相制御し、電動機Mを駆動制御する
こともできる。
に代えて、安価な単極双投スイッチSSWを用いた図4
に示すような制御回路がある。この制御回路において、
単極双投スイッチSSWの可動接点を実線のように倒せ
ば商用電源Pから電力の供給を受け、電動機Mが回転さ
れる一方、同接点を2点鎖線のように倒せばダイナミッ
クブレ−キがかかる。しかし、この制御回路では主巻線
MWをブレ−キ回路に使用することができないため、ブ
レ−キ性能を確保するためにはブレ−キ巻線BWの巻き
数を多くする必要がある。尚、図示はしていないが、サ
イリスタを用いて位相制御し、電動機Mを駆動制御する
こともできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の図4に示すよう
な単相直巻整流子電動機の従来の制御回路では、安価な
単極双投スイッチSSWを用いる一方、ブレ−キ性能を
確保するためにブレ−キ巻線BWの巻き数を多くする必
要がある。しかしながら、電動機Mの整流に伴う電圧変
動、または図示していないがサイリスタを用いて電動機
Mを駆動する場合のサイリスタのタ−ンオン時の急峻な
電圧変動により高周波の電圧が発生し、主巻線MWとブ
レ−キ巻線BWの巻線比に応じて、主巻線MWとブレ−
キ巻線BWの間に高電圧が発生するため、主巻線MWと
ブレ−キ巻線BWが短絡しない程度の発生電圧に抑制す
る必要がある。そのため、ブレ−キ巻線BWの巻き数が
少なくても良好なブレ−キ性能が得られるように単相直
巻整流子電動機の巻線仕様を選定しなければならないた
め、ブラシ寿命の低下や単相直巻整流子電動機の回転数
の低下によるパワ−ダウンといった問題がある。
な単相直巻整流子電動機の従来の制御回路では、安価な
単極双投スイッチSSWを用いる一方、ブレ−キ性能を
確保するためにブレ−キ巻線BWの巻き数を多くする必
要がある。しかしながら、電動機Mの整流に伴う電圧変
動、または図示していないがサイリスタを用いて電動機
Mを駆動する場合のサイリスタのタ−ンオン時の急峻な
電圧変動により高周波の電圧が発生し、主巻線MWとブ
レ−キ巻線BWの巻線比に応じて、主巻線MWとブレ−
キ巻線BWの間に高電圧が発生するため、主巻線MWと
ブレ−キ巻線BWが短絡しない程度の発生電圧に抑制す
る必要がある。そのため、ブレ−キ巻線BWの巻き数が
少なくても良好なブレ−キ性能が得られるように単相直
巻整流子電動機の巻線仕様を選定しなければならないた
め、ブラシ寿命の低下や単相直巻整流子電動機の回転数
の低下によるパワ−ダウンといった問題がある。
【0005】そこで本発明では、単極双投スイッチSS
Wを用いた制御回路において、主巻線MWとブレ−キ巻
線BW間の発生電圧を抑制し、主巻線MWとブレ−キ巻
線BW間の短絡を防止することにより、単相直巻整流子
電動機の巻線仕様とは関係なくブレ−キ性能を十分確保
することが可能な巻き数の多いブレ−キ巻線BWを用い
ることができるようにすることを解決すべき技術的課題
とするものである。
Wを用いた制御回路において、主巻線MWとブレ−キ巻
線BW間の発生電圧を抑制し、主巻線MWとブレ−キ巻
線BW間の短絡を防止することにより、単相直巻整流子
電動機の巻線仕様とは関係なくブレ−キ性能を十分確保
することが可能な巻き数の多いブレ−キ巻線BWを用い
ることができるようにすることを解決すべき技術的課題
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のための第
1の技術的手段は、ステ−タの同一スロットに主巻線と
ブレ−キ巻線とが配設され、前記主巻線とブレ−キ巻線
の片方の線端が接続されていて単極双投スイッチでブレ
−キを動作させる単相直巻整流子電動機の制御回路にお
いて、前記主巻線とブレ−キ巻線間にバリスタを接続す
ることである。
1の技術的手段は、ステ−タの同一スロットに主巻線と
ブレ−キ巻線とが配設され、前記主巻線とブレ−キ巻線
の片方の線端が接続されていて単極双投スイッチでブレ
−キを動作させる単相直巻整流子電動機の制御回路にお
いて、前記主巻線とブレ−キ巻線間にバリスタを接続す
ることである。
【0007】また、第2の技術的手段は、ステ−タの同
一スロットに主巻線とブレ−キ巻線とが配設され、前記
主巻線とブレ−キ巻線の片方の線端が接続されていて単
極双投スイッチでブレ−キを動作させる単相直巻整流子
電動機の制御回路において、前記主巻線とブレ−キ巻線
間にコンデンサを接続することである。
一スロットに主巻線とブレ−キ巻線とが配設され、前記
主巻線とブレ−キ巻線の片方の線端が接続されていて単
極双投スイッチでブレ−キを動作させる単相直巻整流子
電動機の制御回路において、前記主巻線とブレ−キ巻線
間にコンデンサを接続することである。
【0008】更に、第3の技術的手段は、ステ−タの同
一スロットに主巻線とブレ−キ巻線とが配設され、前記
主巻線とブレ−キ巻線の片方の線端が接続されていて単
極双投スイッチでブレ−キを動作させる単相直巻整流子
電動機の制御回路において、前記ブレ−キ巻線の両端に
バリスタを接続することである。
一スロットに主巻線とブレ−キ巻線とが配設され、前記
主巻線とブレ−キ巻線の片方の線端が接続されていて単
極双投スイッチでブレ−キを動作させる単相直巻整流子
電動機の制御回路において、前記ブレ−キ巻線の両端に
バリスタを接続することである。
【0009】また、第4の技術的手段は、ステ−タの同
一スロットに主巻線とブレ−キ巻線とが配設され、前記
主巻線とブレ−キ巻線の片方の線端が接続されていて単
極双投スイッチでブレ−キを動作させる単相直巻整流子
電動機の制御回路において、前記ブレ−キ巻線の両端に
コンデンサを接続することである。
一スロットに主巻線とブレ−キ巻線とが配設され、前記
主巻線とブレ−キ巻線の片方の線端が接続されていて単
極双投スイッチでブレ−キを動作させる単相直巻整流子
電動機の制御回路において、前記ブレ−キ巻線の両端に
コンデンサを接続することである。
【0010】
【作用】上記第1の技術的手段によれば、主巻線とブレ
−キ巻線間に接続されたバリスタが、主巻線とブレ−キ
巻線間に発生した高電圧を吸収し、低下させる。
−キ巻線間に接続されたバリスタが、主巻線とブレ−キ
巻線間に発生した高電圧を吸収し、低下させる。
【0011】上記第2の技術的手段によれば、主巻線と
ブレ−キ巻線間に接続されたコンデンサが、主巻線とブ
レ−キ巻線間に発生した高電圧を充電し、低下させる。
ブレ−キ巻線間に接続されたコンデンサが、主巻線とブ
レ−キ巻線間に発生した高電圧を充電し、低下させる。
【0012】上記第3の技術的手段によれば、ブレ−キ
巻線の両端に接続されたバリスタがブレ−キ巻線に発生
した高電圧を吸収し、低下させる。
巻線の両端に接続されたバリスタがブレ−キ巻線に発生
した高電圧を吸収し、低下させる。
【0013】上記第4の技術的手段によれば、ブレ−キ
巻線の両端に接続されたコンデンサがブレ−キ巻線のに
発生した高電圧を充電し、低下させる。
巻線の両端に接続されたコンデンサがブレ−キ巻線のに
発生した高電圧を充電し、低下させる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。尚、前記従来の技術の欄で説明した電動機
M、ステ−タの同一スロットに配設された主巻線MW、
ブレ−キ巻線BW、及び単極双投スイッチSSWは、本
実施例でも共通したものであるため、同じ符号を用いて
説明する。
説明する。尚、前記従来の技術の欄で説明した電動機
M、ステ−タの同一スロットに配設された主巻線MW、
ブレ−キ巻線BW、及び単極双投スイッチSSWは、本
実施例でも共通したものであるため、同じ符号を用いて
説明する。
【0015】図1は、電動工具等に用いられる単相直巻
整流子電動機の制御回路であって、商用電源Pからの入
力電圧は、単極双投スイッチSSWの一方の接点CT1
と、主巻線MWの一方の端末に印加される。尚、図示は
していないが、商用電源Pと主巻線MWの間にサイリス
タ及びその点弧回路を設けてサイリスタを位相制御し、
電動機Mを駆動制御する場合もある。
整流子電動機の制御回路であって、商用電源Pからの入
力電圧は、単極双投スイッチSSWの一方の接点CT1
と、主巻線MWの一方の端末に印加される。尚、図示は
していないが、商用電源Pと主巻線MWの間にサイリス
タ及びその点弧回路を設けてサイリスタを位相制御し、
電動機Mを駆動制御する場合もある。
【0016】単極双投スイッチSSWの共通接点CT
は、電動機Mの整流子と接触するブラシb1と接続さ
れ、他方のブラシb2は主巻線MWの端末に接続されて
いる。一方、主巻線MWの端末とブレ−キ巻線BWの端
末が接続され、ブレ−キ巻線BWの他方の端末は単極双
投スイッチSSWの接点CT2と接続されている。
は、電動機Mの整流子と接触するブラシb1と接続さ
れ、他方のブラシb2は主巻線MWの端末に接続されて
いる。一方、主巻線MWの端末とブレ−キ巻線BWの端
末が接続され、ブレ−キ巻線BWの他方の端末は単極双
投スイッチSSWの接点CT2と接続されている。
【0017】そして、主巻線MWの端末とブレ−キ巻線
BWの端末間にはバリスタB、あるいはコンデンサCが
接続されている。このバリスタB、あるいはコンデンサ
Cは主巻線MWとブレ−キ巻線BW間に発生する高電圧
を低下させ、主巻線MWとブレ−キ巻線BW間の短絡を
防止するために接続されたものである。
BWの端末間にはバリスタB、あるいはコンデンサCが
接続されている。このバリスタB、あるいはコンデンサ
Cは主巻線MWとブレ−キ巻線BW間に発生する高電圧
を低下させ、主巻線MWとブレ−キ巻線BW間の短絡を
防止するために接続されたものである。
【0018】図2は、上記バリスタB、あるいはコンデ
ンサCをブレ−キ巻線BWの両端に接続した単相直巻整
流子電動機の制御回路である。この制御回路は、ブレ−
キ巻線BWに発生する高電圧をバリスタB、あるいはコ
ンデンサCが吸収し、低下させるように構成されてお
り、その他の構成は図1と同様である。
ンサCをブレ−キ巻線BWの両端に接続した単相直巻整
流子電動機の制御回路である。この制御回路は、ブレ−
キ巻線BWに発生する高電圧をバリスタB、あるいはコ
ンデンサCが吸収し、低下させるように構成されてお
り、その他の構成は図1と同様である。
【0019】次に、図1、及び図2に示した単相直巻整
流子電動機の制御回路の作用を説明する。図1、図2の
制御回路において、単極双投スイッチSSWが実線のよ
うに、即ち共通接点CTと接点CT1とが導通するよう
に操作されると、電動機Mが回転され、電動工具が駆動
される。次に、単極双投スイッチSSWが2点鎖線のよ
うに、即ち共通接点CTと接点CT2とが導通するよう
に操作されると、電動機Mに対する電源の供給が遮断さ
れるとともに、ブレ−キ巻線BW、ブラシb1,b2、
整流子、及びア−マチュアで閉回路が構成され、ブレ−
キ電流が流れてダイナミックブレ−キがかかる。
流子電動機の制御回路の作用を説明する。図1、図2の
制御回路において、単極双投スイッチSSWが実線のよ
うに、即ち共通接点CTと接点CT1とが導通するよう
に操作されると、電動機Mが回転され、電動工具が駆動
される。次に、単極双投スイッチSSWが2点鎖線のよ
うに、即ち共通接点CTと接点CT2とが導通するよう
に操作されると、電動機Mに対する電源の供給が遮断さ
れるとともに、ブレ−キ巻線BW、ブラシb1,b2、
整流子、及びア−マチュアで閉回路が構成され、ブレ−
キ電流が流れてダイナミックブレ−キがかかる。
【0020】図1の制御回路では、主巻線MWの端末と
ブレ−キ巻線BWの端末間にバリスタB、あるいはコン
デンサCが接続されているため、電動機Mの整流に伴う
電圧変動、またはサイリスタのタ−ンオン時の急峻な電
圧変動に起因する主巻線MWとブレ−キ巻線BWの間の
高電圧が吸収され、その電圧が低下する。
ブレ−キ巻線BWの端末間にバリスタB、あるいはコン
デンサCが接続されているため、電動機Mの整流に伴う
電圧変動、またはサイリスタのタ−ンオン時の急峻な電
圧変動に起因する主巻線MWとブレ−キ巻線BWの間の
高電圧が吸収され、その電圧が低下する。
【0021】また、図2の制御回路では、ブレ−キ巻線
BWの両端にバリスタB、あるいはコンデンサCが接続
されているため、電動機Mの整流に伴う電圧変動、また
はサイリスタのタ−ンオン時の急峻な電圧変動に起因す
るブレ−キ巻線BWの高電圧が吸収され、その電圧が低
下する。
BWの両端にバリスタB、あるいはコンデンサCが接続
されているため、電動機Mの整流に伴う電圧変動、また
はサイリスタのタ−ンオン時の急峻な電圧変動に起因す
るブレ−キ巻線BWの高電圧が吸収され、その電圧が低
下する。
【0022】従って、図1、図2の制御回路では、高電
圧の発生に起因する主巻線MWとブレ−キ巻線BWの短
絡が防止される。尚、上記バリスタB、あるいはコンデ
ンサCの電気的な保護のために、同バリスタB、あるい
はコンデンサCに直列に抵抗を接続しても良い。
圧の発生に起因する主巻線MWとブレ−キ巻線BWの短
絡が防止される。尚、上記バリスタB、あるいはコンデ
ンサCの電気的な保護のために、同バリスタB、あるい
はコンデンサCに直列に抵抗を接続しても良い。
【0023】図5から図8は、上記バリスタB、あるい
はコンデンサCの接続によるピ−ク電圧低下効果を示す
ための、主巻線MWとブレ−キ巻線BW間、即ち、図2
に示したV1電圧の波形図である。これらの各波形図に
おいて、縦軸の電圧は一目盛り0.5Kv、横軸の時間
は一目盛り5msである。
はコンデンサCの接続によるピ−ク電圧低下効果を示す
ための、主巻線MWとブレ−キ巻線BW間、即ち、図2
に示したV1電圧の波形図である。これらの各波形図に
おいて、縦軸の電圧は一目盛り0.5Kv、横軸の時間
は一目盛り5msである。
【0024】図5は、サイリスタを使用しない制御回路
において、上記バリスタB、あるいはコンデンサCをブ
レ−キ巻線BWの両端に接続しない状態での電圧波形図
である。この図に示すように、上記バリスタB、あるい
はコンデンサCをブレ−キ巻線BWに接続しない場合、
上記V1はピ−ク電圧で約1.0Kvを示している。
において、上記バリスタB、あるいはコンデンサCをブ
レ−キ巻線BWの両端に接続しない状態での電圧波形図
である。この図に示すように、上記バリスタB、あるい
はコンデンサCをブレ−キ巻線BWに接続しない場合、
上記V1はピ−ク電圧で約1.0Kvを示している。
【0025】図6は、サイリスタを使用しない制御回路
において、ブレ−キ巻線BWの両端に0.1μFのコン
デンサCを接続した場合の電圧波形図である。この図に
示すように、上記V1はピ−ク電圧で約0.5Kvまで
低下している。
において、ブレ−キ巻線BWの両端に0.1μFのコン
デンサCを接続した場合の電圧波形図である。この図に
示すように、上記V1はピ−ク電圧で約0.5Kvまで
低下している。
【0026】図7は、サイリスタを使用した制御回路に
おいて、バリスタB、あるいはコンデンサCをブレ−キ
巻線BWの両端に接続しない状態での電圧波形図であ
る。この図に示すように、上記バリスタB、あるいはコ
ンデンサCをブレ−キ巻線BW等に接続しない場合、上
記V1はピ−ク電圧で約1.2Kvを示している。
おいて、バリスタB、あるいはコンデンサCをブレ−キ
巻線BWの両端に接続しない状態での電圧波形図であ
る。この図に示すように、上記バリスタB、あるいはコ
ンデンサCをブレ−キ巻線BW等に接続しない場合、上
記V1はピ−ク電圧で約1.2Kvを示している。
【0027】図8は、サイリスタを使用した制御回路に
おいて、ブレ−キ巻線BWの両端にバリスタBを接続し
た場合の電圧波形図である。この図に示すように、上記
V1はピ−ク電圧で約0.8Kvまで低下している。
おいて、ブレ−キ巻線BWの両端にバリスタBを接続し
た場合の電圧波形図である。この図に示すように、上記
V1はピ−ク電圧で約0.8Kvまで低下している。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ステ−タ
の同一スロットに主巻線とブレ−キ巻線とが配設され、
前記主巻線とブレ−キ巻線の片方の線端が接続されてい
て、単極双投スイッチでブレ−キを動作させる単相直巻
整流子電動機の制御回路において、前記主巻線とブレ−
キ巻線間、またはブレ−キ巻線の両端にバリスタ、また
はコンデンサを接続したため、主巻線とブレ−キ巻線間
の発生電圧を抑制し、主巻線とブレ−キ巻線間の短絡が
防止されることから、ブレ−キ巻線の巻数を多くするこ
とができるため、単相直巻整流子電動機のブラシ寿命や
パワ−を低下させることなくブレ−キ性能を十分確保す
ることができるという効果がある。
の同一スロットに主巻線とブレ−キ巻線とが配設され、
前記主巻線とブレ−キ巻線の片方の線端が接続されてい
て、単極双投スイッチでブレ−キを動作させる単相直巻
整流子電動機の制御回路において、前記主巻線とブレ−
キ巻線間、またはブレ−キ巻線の両端にバリスタ、また
はコンデンサを接続したため、主巻線とブレ−キ巻線間
の発生電圧を抑制し、主巻線とブレ−キ巻線間の短絡が
防止されることから、ブレ−キ巻線の巻数を多くするこ
とができるため、単相直巻整流子電動機のブラシ寿命や
パワ−を低下させることなくブレ−キ性能を十分確保す
ることができるという効果がある。
【図1】本発明になる一実施例の単相直巻整流子電動機
の制御回路図である。
の制御回路図である。
【図2】他の実施例の単相直巻整流子電動機の制御回路
図である。
図である。
【図3】従来の単相直巻整流子電動機の制御回路図であ
る。
る。
【図4】従来の単相直巻整流子電動機の制御回路図であ
る。
る。
【図5】従来の単相直巻整流子電動機の主巻線とブレ−
キ巻線間の電圧波形図である。
キ巻線間の電圧波形図である。
【図6】本発明になる制御回路を用いた単相直巻整流子
電動機の主巻線とブレ−キ巻線間の電圧波形図である。
電動機の主巻線とブレ−キ巻線間の電圧波形図である。
【図7】サイリスタ制御式の従来の単相直巻整流子電動
機の主巻線とブレ−キ巻線間の電圧波形図である。
機の主巻線とブレ−キ巻線間の電圧波形図である。
【図8】サイリスタ制御式の本発明になる制御回路を用
いた単相直巻整流子電動機の主巻線とブレ−キ巻線間の
電圧波形図である。
いた単相直巻整流子電動機の主巻線とブレ−キ巻線間の
電圧波形図である。
M 電動機 MW 主巻線 BW ブレ−キ巻線 SSW 単極双投スイッチ B バリスタ C コンデンサ P 商用電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加納 貴紀 愛知県安城市住吉町3丁目11番8号 株式 会社マキタ内
Claims (4)
- 【請求項1】 ステ−タの同一スロットに主巻線とブレ
−キ巻線とが配設され、前記主巻線とブレ−キ巻線の片
方の線端が接続されていて、単極双投スイッチでブレ−
キを動作させる単相直巻整流子電動機の制御回路におい
て、前記主巻線とブレ−キ巻線間にバリスタを接続した
ことを特徴とする単相直巻整流子電動機の制御回路。 - 【請求項2】 ステ−タの同一スロットに主巻線とブレ
−キ巻線とが配設され、前記主巻線とブレ−キ巻線の片
方の線端が接続されていて、単極双投スイッチでブレ−
キを動作させる単相直巻整流子電動機の制御回路におい
て、前記主巻線とブレ−キ巻線間にコンデンサを接続し
たことを特徴とする単相直巻整流子電動機の制御回路。 - 【請求項3】 ステ−タの同一スロットに主巻線とブレ
−キ巻線とが配設され、前記主巻線とブレ−キ巻線の片
方の線端が接続されていて、単極双投スイッチでブレ−
キを動作させる単相直巻整流子電動機の制御回路におい
て、前記ブレ−キ巻線の両端にバリスタを接続したこと
を特徴とする単相直巻整流子電動機の制御回路。 - 【請求項4】 ステ−タの同一スロットに主巻線とブレ
−キ巻線とが配設され、前記主巻線とブレ−キ巻線の片
方の線端が接続されていて、単極双投スイッチでブレ−
キを動作させる単相直巻整流子電動機の制御回路におい
て、前記ブレ−キ巻線の両端にコンデンサを接続したこ
とを特徴とする単相直巻整流子電動機の制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP33708793A JP3372094B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 単相直巻整流子電動機の制御回路 |
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1993
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EP0761398A1 (en) * | 1995-09-04 | 1997-03-12 | Makita Corporation | A combination of a saw chain stopping and a brake drum stopping device for an electromotive chain saw |
US5791057A (en) * | 1995-09-04 | 1998-08-11 | Makita Corporation | Electromotive chain saw |
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