JPH07193746A - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム

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JPH07193746A
JPH07193746A JP6252270A JP25227094A JPH07193746A JP H07193746 A JPH07193746 A JP H07193746A JP 6252270 A JP6252270 A JP 6252270A JP 25227094 A JP25227094 A JP 25227094A JP H07193746 A JPH07193746 A JP H07193746A
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image processing
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フロラン ラウル
Pierre Lelong
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Philips Electronics NV
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N7/18Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast
    • H04N7/181Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast for receiving images from a plurality of remote sources
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
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    • G06T5/94Dynamic range modification of images or parts thereof based on local image properties, e.g. for local contrast enhancement
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Studio Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 仮想カメラで与える画像の中の境界線を除去
できる画像処理システムを提供する。 【構成】 個々の視野を繋いでパノラマシーンを記録す
る固定の実際のカメラ(C1,..,Cn)システムと、パノラマ
シーンを走査して実際のカメラの隣接する原画像(I
1,..,In)から構成されるディジタル対象画像(Iv)に関し
任意のサブ画像を与える可動の仮想カメラ(Cv)と見做さ
れる画像構成システム(GVVB)と、補正モジュール(LutA,
LutB) を含む輝度等化システムとを具える。この補正モ
ジュールは、2つの隣接するディジタル原画像(Ii,Ij)
から構成されるディジタル対象画像(Iv)の部分(Ivi,Iv
j) の対応する輝度レベルの組(R及びF(R)) にそれぞれ
補正法則(Gi,Gj) を適用し、Gi(R)=Gj[F(R)]に基づいて
これらの対応するレベルを等しくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、個々の視野を繋ぎ合わ
せてパノラマシーンを記録するための1つの広角視野を
形成するように配置されたn個の固定された実際のカメ
ラと、連続的にパノラマシーンを走査し、広角視野の任
意の1つのセクションに対応しn個の実際のカメラによ
って作られる隣接する原画像から構成される1つの対象
サブ画像を供給するための可動仮想カメラと見做すこと
ができる画像構成システムとを具える画像処理システム
に関するものである。このシステムは、可動機械に対す
るモニタ装置及びパノラマ視野装置に用いられる。
【0002】
【従来の技術】画像処理装置は特許出願WO92-14341か
ら既知である。この公報にはテレビジョンの画像処理シ
ステムが記載されている。このシステムは、互いの視野
を繋ぎ合わせて1つの広角視野を形成することかできる
ように隣接して配置された複数の固定カメラを含む送信
部を具えている。このシステムは更に、広角視野に対応
する全体画像の合成ビデオ信号を発生する手段及びこの
合成画像からサブ画像を選択する手段を含む処理部を具
えている。このシステムは更にこのサブ画像を表示する
モニタのような手段を具えている。このサブ画像は合成
画像より小さい角度の視野に対応し、広角視野のサブセ
クションに属している。
【0003】この画像処理システムは、専ら走査ビーム
によりライン毎に画像が形成される普通のテレビジョン
システムに適している。処理部は、ユーザーが広角視野
のサブセクションを選択することを可能にしている。対
応するサブ画像は個々のカメラが供給する画像と同じ大
きさを持っている。ユーザーは、広角視野に対応する合
成画像に関する走査の開始点を変えることによりこのサ
ブ画像を選択する。広角視野はビデオ走査に平行な軸を
有し、サブ画像のビデオ走査の開始点が任意に且つ連続
的にこの軸に平行に変位するようにできる。
【0004】サブ画像に対応する視野角が実際のカメラ
の視野角より小さいことがあり得る。しかしながら、サ
ブ画像の偏りは走査に垂直な変位を含むことはない。そ
の偏りはこの走査に平行な変位を含むだけである。サブ
画像の形成は、合成画像に関するズーム効果即ち画像ピ
ックアップカメラの焦点距離に関するサブ画像の焦点の
変化を含まない。このように、画像処理部は選択された
ビデオサブ画像をライン毎に構成する手段を具える。こ
れらの手段は、本質的に、異なるカメラからのビデオ信
号の同期を制御する回路を含む。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、構成
されるサブ画像又は対象画像がディジタル画像であり、
構成されるサブ画像又は対象画像が実際のピックアップ
カメラにより供給される各隣接ディジタル原画像の少な
くとも2つの部分から計算される場合に遭遇する問題を
解決することにある。この場合、カメラは固定され、そ
れらのうちの2つのカメラはそれらの視野が繋がるよう
に配置される。この場合、対象画像の中に、2つの異な
る原画像から計算された2つの隣接した対象画像の部分
の間に境界線が現れる。これは、2つの実際のカメラの
各1つが、全体として互いに他の原画像の輝度と僅かに
異なる輝度を持つ原画像を供給すること、及びその結果
としての対象画像部分もまた僅かに異なる輝度を持つこ
とが原因である。
【0006】2つの隣接するカメラによって供給される
原画像から計算される2つの対象画像部分の間の輝度の
差異が、再構成された対象画像が完全ではないものにな
る理由である。この境界線は、第1の固定カメラの原画
像の画素から計算される画素と第2の固定カメラの原画
像の画素から計算される画素との間に位置している。対
象画像が2つ以上のカメラの画素から構成される場合
は、2つの隣接するカメラの群の数に相当する数の境界
線ができることになる。
【0007】本発明はその目的として、視野が繋がるべ
き2つの実際のカメラにより供給されるディジタル原画
像部分から形成される、対象画像の2つの隣接するディ
ジタル画像部分間の全体の輝度を等化する手段を具え
る。
【0008】2つの隣接するディジタル画像部分間の輝
度の差異は幾つかの原因を持つ。その第1は、実際のカ
メラが同じように受光した光束に対して同じようには応
答しないことである。これはカメラの構造上のばらつき
による。更に、記録されるべきシーンの光源に対して全
く同一に配置されてはいないために同一の光束を受けな
いことである。各ピックアップカメラは、通常、受光し
た光束の関数として応答するようにするシステムと共に
構成されている。受光する光束は個々のカメラによって
異なるので、これらの応答の結果も異なる。
【0009】更に、個々のカメラが全く均一な輝度を持
つ表面を記録するとしても、これから形成される画像は
均一ではなく、縁のぼけを生じる。これは、一般に中心
から縁部に向かって画像の明るさが減少するように変化
することである。形成された対象画像における境界線の
両側に位置する2つの隣接するピクセルは、それぞれの
元の原画像で中心から同一の距離に位置する領域に由来
するものとは限らない。このため、これらの隣接するピ
クセルにおける縁がぼける効果が同一ではなくなる。
【0010】更に、ピックアップカメラの1つが他のカ
メラより多くの迷光、例えば不意に起きた反射等を受光
することがある。この場合はこのカメラによって受光さ
れる光束が局部的に増加し、2つのカメラ間の応答に局
部的な差異を生じる。
【0011】このような、2つの実際のディジタルカメ
ラにより供給される2つの原画像間に輝度の差異を生
じ、これにより、形成されるディジタル画像の中の境界
線の両側で輝度に差異が生じる原因においては、前記の
2つの最初の原因が支配的であり、形成される対象画像
の境界線の問題は、基本的に、2つの隣接する実際のカ
メラの各々が全体で他のカメラと同量の光束を受光しな
いこと、及び/又は2つのうちの1つのカメラが全体と
して同一の光束に対して異なる応答を行うことに原因が
ある。
【0012】他の原因は無視してもよく、或いは予防措
置を講じることもできる。例えば反射迷光はカメラに光
遮蔽物を取り付けることによって防ぐことができる。輝
度に差異を生じる2つの主要な原因のそれぞれは、全体
に対する影響即ち各実際のカメラからの原画像、従って
これから形成される対象画像の対応する部分に対して均
一に及ぶ影響を生じることは明らかである。輝度に差異
を生じる他の原因の1つが、縁のぼけ、迷光の部分等の
局部的な影響を生じる場合は、それらの影響は最終的に
再構成された画像の小さい部分のみに現れる。
【0013】従って、本発明の1つの目的は、再構成さ
れた対象画像から、視野が繋がっている2つの実際のカ
メラにより供給される原画像画素から計算される2つの
隣接する画像部分間に現れる境界線を消すための手段を
具えることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前記の
ような画像処理システムにおいて、このシステムがディ
ジタルシステムであり、更に、2つの隣接するディジタ
ル原画像(Ii 、Ij)から構成されるディジタル対象
画像(Iv )の第1及び第2の部分(Ivi、Ivj)の対
応する輝度レベルの第1及び第2の組(R、S)にそれ
ぞれ第1及び第2の補正法則(Gi 、Gj )を適用し、
Gi(R) =Gj(S) の関係に基づいてこれらの対応する
輝度レベルを可能な限り最良の程度に等しくする第1及
び第2の輝度補正モジュール(LutA、LutB)を
具える輝度等化システムを具備することによって、前記
の目的が達成される。
【0015】従って、本発明によれば、全体にわたる輝
度レベルの変換の2つの法則を用いて、一方で再構成さ
れた対象画像の2つの部分の1つの異なる輝度レベルの
全体にわたる範囲について変換が行われ、他方で再構成
された対象画像の2つの部分の他の1つの異なる輝度レ
ベルの全体にわたる範囲について変換が行われ、再構成
された対象画像において対応するピクセルの輝度レベル
が等しくなる。
【0016】対応するピクセルとは、境界線の両側に位
置し、それにも拘わらず画像が1つの実際のカメラによ
って形成されるならば同一の輝度レベルを持つ筈である
広角視野の2つの部分に対応するピクセルを意味するも
のとする。
【0017】再構成された画像の第1及び第2の部分に
おけるピクセルのそれぞれの輝度レベルに適用される第
1及び第2の法則に基づく全体の処理の最後に、境界線
の両側で、例えば、画像の第1の部分が全体として低い
輝度レベル(暗い画像)であり、画像の第2の部分が全
体として高い輝度レベル(明るい画像)である場合に
は、第1の部分の輝度を全体として高め、第2の部分の
輝度を全体として低くし、その時点以降は境界線の両側
の対応するピクセルが同一の輝度レベルを持つようにし
て目的が達成される。
【0018】これにより境界線が消える。このような補
正法則が、専らそれらの輝度レベルに応じて且つ各画像
部分における位置に無関係にピクセルに適用される。そ
れにも拘わらず、適用されるべきこの法則は、境界線の
両側の対応する輝度レベルを等しくするべきその画像部
分ごとに異なっている筈である。
【0019】焦点距離が固定され、視野が繋がるように
位置が固定された実際のカメラにより供給される2つの
原画像の画素から対象画像を形成ための画像再構成にお
ける固有の更に他の問題は、ユーザーが、対象画像を計
算するデバイス即ち以下では仮想カメラと呼ぶデバイス
のパラメーターを変えることがあり得るということであ
る。この仮想カメラは実際に可動カメラのように機能
し、監視システムにも使用できる。
【0020】本発明による画像処理手段は、可動で次の
3つのパラメーターにより制御される仮想カメラによっ
て形成される画像に用いるのに適している。3つのパラ
メーターは、 1)固定された実際のカメラ及び可動仮想カメラの両者
にに共通の固定された視点を通る光軸の水平面に平行な
方位における変化に対応して、パノラマの光軸の方位
(PAN)即ち方位角を変えるパラメーター:パノラマ
におけるこの変化は、見る者にとって可動カメラを右又
は左に向けることができるように見える。 2)垂直面において常に固定された視点を通る光軸の方
位(TILT)即ち視野角を変えるパラメーター:この
変化は、見る者にとってカメラを上又は下に向けるため
に使える制御手段のように見える。 3)多少拡大された対象画像を供給することができる仮
想カメラの焦点距離を変えるパラメーター:この変化
は、見る者にとってズーム効果として見える。
【0021】前記で引用した公報から既知の装置は、方
位角を変える変数以外の変数を得る手段は具えておら
ず、可動カメラの再構成画像における境界線の両側で輝
度を等しくする手段も具えていない。
【0022】前記の3つの制御パラメーターを有する可
動の仮想カメラを具えようとすれば、仮想カメラのこの
3つの制御パラメーターの1つ又は複数をユーザーが変
える度に、再構成される対象画像の境界線の両側での画
像の各部分に対する輝度補正がリアルタイムで計算され
なければならない。
【0023】実際に、再構成画像を形成するための実際
のカメラのそれぞれの画像の異なる寄与が3つのパラメ
ーターのそれぞれの変化に対応し、従って、例えば対象
画像の異なる部分の比較的な重要性を考慮するために、
補正法則はそれらの再構成毎に再計算されなければなら
ないことに注意する必要がある。再構成された画像が固
定画像である場合、又はディジタル処理以外の方法によ
って形成された画像である場合は、同一の問題は起きな
い。
【0024】これらの問題を解決するために、本発明に
よる画像処理システムは、更に、輝度等化システムが更
に計算モジュール(Lutcalcul)を具え、この計算モ
ジュールが、対象画像の第1の部分(Ivi)の輝度レベ
ルの第1の組(R)のレベルと対象画像の第2の部分
(Ivj)の輝度レベルの第2の組(S)のレベルとの間
の対応を確立する法則Fを計算してS=F(R)とし、
且つその後、Gi(R) =Gj [F(R)]の関係に基づ
いて対応する輝度レベルを可能な限り最良の程度に等し
くするために第1及び第2の輝度補正モジュール(Lu
tA、LutB)に適用されるべき第1及び第2の補正
法則(Gi 、Gj )を計算するように構成される。
【0025】従って、この画像処理システムは、再構成
対象画像の境界線の両側にある画像の第1及び第2の部
分の特性に基づいて第1及び第2の全体としての輝度の
補正法則を計算する手段、及び第1の法則を画像の第1
の部分の各輝度レベルの全てのピクセルに適用し、第2
の法則を画像の第2の部分の各輝度レベルの全てのピク
セルに適用する手段を具える。
【0026】結果として、全体としての補正法則が計算
され且つ可動カメラのパラメーターのどのような変化に
対しても適用される。この補正法則は、常にユーザーに
よって選択された新しいパラメーターが現れる対象画像
の修正に依存している。
【0027】これらの計算をリアルタイムで遂行する目
的により、計算時間を短縮するため、本発明の画像処理
システムは、これに加えて、輝度等化システムが更に、
輝度レベルの第1のサブの組(r)からなる対象画像の
第1の部分(Ivi)のピクセルの第1のサブの組(Ai
)を選択し且つ格納する第1のメモリーモジュール
(MemA)と、輝度レベルの第2のサブの組(s)か
らなる対象画像の第2の部分(Ivj)のピクセルの第2
のサブの組(Aj )を選択し且つ格納する第2のメモリ
ーモジュール(MemB)とを具え、且つ、計算モジュ
ール(Lutcalcul)が、可能な限り最良の程度に式s
=F(r)を実現するために選択された対象画像部分の
2つのサブの組(Ai 、Aj )の輝度レベル[(r)と
(s)と]の間の対応を確立することによってS=F
(R)の対応の法則Fを計算するように構成される。
【0028】
【実施例】次に図面を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。図1Aでは、画像ピックアップ装置が既知の固
定焦点の複数n個の実際のカメラからなり、これらが互
いに隣接し、個々の視野が繋がって広角の視野をカバー
するように配置される。n個の隣接する固定カメラはn
個の隣接する固定画像を供給し、この画像ピックアップ
装置はパノラマシーンをモニターすることができる。こ
のカメラは、パノラマシーンの細部の全てがいずれかの
カメラによって記録され、監視対象物が監視から漏れる
ことのないような光学視野を持つ。
【0029】このような結果を得るために、これらのn
個の隣接する固定カメラは更に、視点になるべきこれら
の光学中心Pが一致するように配置される。カメラの視
点は、光源から射出されるそれぞれの光線が、例外なく
この点を通りカメラの光学系を横切るような点である。
【0030】n個のカメラの視点が物理的に一致する必
要はない。しかしながら、以後、これらの視点のそれぞ
れの隔離距離がフィルムに収められたパノラマシーンの
相互間の距離に対して小さい場合には、一致の条件が充
分に満たされていると仮定している。例えば、カメラの
視点のそれぞれの隔離距離が5cmで、パノラマシーン
の相互間の距離が5mのような場合である。一致の条件
は従って、これらの距離の比が50のオーダーか或いは
それより大きい場合に満たされているものと判断する。
本発明によれば、コストの関係から、視点の厳密な一致
を達成するために調整することが困難な光学ミラーシス
テムを使う必要はない。
【0031】n個のカメラはC1,.., Ci,Cj,.., Cn
と番号が付与され、それぞれ、ディジタル原画像I
1,.., Ii,Ij,.., In を供給する。例えば2つの隣接
する固定された実際のカメラCi 及びCj によって形成
された原画像Ii 及びIj について、以後考察を行う。
これらの固定された実際のカメラCi 及びCj は、それ
ぞれ隣接する原画像面Ii 及びIj のパノラマシーンの
画像を形成する。図1Aでは、原画像Ii 及びIj のそ
れぞれの幾何学的中心Oi 及びOj を通る軸PZi 及び
PZj が固定された実際のカメラCi 及びCj の光軸を
表す。
【0032】図1Bでは、直角の軸Px 、Py 、Pz の
組が、地面に関してPx とPz が水平にPy が垂直に位
置するように定められており、以後これを「ランドマー
ク」という。画像Ii 及びIj のような原画像は番号が
付与され、これらの画像の各ピクセルmが画像面の座標
によってマークされる。図1Cに示すように、直角座標
(Oi Xi ,Oi Yi )及び(Oj Xj ,Oj Yj )の
マークが各画像面に定められる。この画像面では、軸O
i Xi 又はOj Xj は水平、即ちランドマークPx ,P
z の面内にある。(Oi Xi ,Oi Yi )及び(Oj X
j ,Oj Yj )によって定められる画像面は光軸PZi
及びPZj に垂直であり、それぞれ幾何学的中心Oi 及
びOj を持つ。
【0033】カメラの各画像面に関する個々のマークを
一度確立すると、これらの固定された実際の画像面は、 方位角(即ちパン角)Θi ,Θj 、及び 視野角(即ちチルト角)φi ,φj によってランドマークに対して関係付けられる。
【0034】方位角Θi 又はΘj は、光軸PZi 又はP
Zj を含む垂直面とランドマークの水平軸Pz とが作る
角である。従って、これは垂直軸Py の回りの回転の水
平角度である。視野角φi 又はφj は、光軸PZi 又は
PZj と水平面(Px ,Pz )とが作る角である。従っ
て、これは各画像面の水平軸、軸Oi Xi 又はOj Xj
の回りの回転の垂直角度である。
【0035】簡潔にするため、以後、図1Aに関する例
と同様に、固定カメラCi ,Cj によって供給される実
際の画像面Ii ,Ij は垂直、即ちそれらの視野角φi
,φj が零であると仮定する。同様に簡潔にするた
め、以後、図1Aと同一の例が、原画像及び対象画像の
両者の平面の軌跡及び軸、及び、対応する平面及び軸を
表すものとする。
【0036】図1Aは形成された画像の平面図であり、
従って水平面Px ,Pz のセグメントによって表示され
る固定された実際の画像面の軌跡Ii 及びIj のみを示
す。本発明は、ユーザーによって選択される調整手段に
より、n個の固定カメラによって記録されたパノラマシ
ーンの部分即ちサブ画像のディジタル画像を供給するこ
とができる可動カメラと見做せるディジタル画像再構成
システムを具えることが目的である。
【0037】図2Aは例えば2つの隣接する固定カメラ
Ci 及びCj によって供給されるパノラマシーンの隣接
する画像Ii 及びIj を示す。図2Aにおいては、両画
像Ii 及びIj が、簡潔にするために同一平面上に投射
されている。実際には、これらの画像は、それらの間に
固定カメラの光軸のなす角度に等しい或る角度を構成し
ている。これらの画像においては、ユーザーは、固定カ
メラと同一の倍率又は大きいか或いは小さい倍率で線I
o を左右或いは上下に動かし、この線で囲まれた任意の
サブ画像を選んで見ることができる。
【0038】可動カメラと見做されるカメラは、図2A
の線Io で囲まれた原画像Si 及びSj の部分から対象
画像Iv を構成することができる。このカメラは実際に
は存在しないカメラであることから仮想カメラという。
【0039】この仮想カメラは、固定の実際のカメラと
同様に、方位角Θv 、視野角φv 、及び、Ov を対象画
像Iv の幾何学的中心としたとき、その視点Pが固定の
実際のカメラの視点Pと共通であるとの条件の下で、そ
の焦点距離POv によって定まるその倍率(ズーム効
果)によって定義される。仮想カメラの視点は実際のカ
メラについて前記のように定められた近似的な視点と共
通である。
【0040】図1Aは水平面における仮想カメラの画像
面のIv で表記された軌跡を示す。この可動仮想カメラ
Co の定義の中で、方位角Θv は光軸PZv を含む垂直
面とランドマークの水平軸PZとの角度である。視野角
φv は光軸PZv とランドマークの水平面Px ,Pz と
の角度である。また、焦点距離POv は原画像の倍率に
対応して対象画像の倍率を変えることができるようにす
るために可変になっている(ズーム効果)。
【0041】方位角Θv 及び視野角φv 更に焦点距離P
Ov を変えることによって、仮想カメラが異なる固定の
実際のカメラC1 乃至Cn の視野を繋ぎ合わせて形成さ
れる広角視野を走査する可動カメラと全く同じになる。
仮想カメラが、広角視野のIo によって区切られた小さ
い部分(即ちサブセクション)を、例えば、可変焦点距
離POv を変えることにより、各実際のカメラC1,...,
Cn によって供給される画像I1,...,In の最終的な大
きさと同じ大きさに拡大した画像Iv として表示しこれ
を見ることができることに注目すべきである。
【0042】更に、可動カメラの視野の変位は連続的で
あり且つ任意であり、Io に対応するこの視野は、2つ
の隣接するカメラCi 及びCj によって供給され、Lo
で隣接している画像Ii 及びIj の2つの部分(Si ,
Sj )の両側(Si ,Sj )にあってもよいことに注目
すべきである。
【0043】この場合、仮想カメラによって構成された
画像Iv は2つの異なる画像部分を含む。1つはディジ
タル画像Ii における情報に基づいて構成されている部
分Iviであり、他の1つはディジタル画像Ij における
情報に基づいて構成されている部分Ivjである。図1A
においては、Ivi及びIvjは水平面中の対象画像Ivi及
びIvjの軌跡を表している。
【0044】前記において、実際のカメラによって供給
される画像Ii 及びIj の全輝度が異なるという技術的
な問題があることを指摘した。このために、画像部分I
vi及びIvjの全体としての輝度も異なることになり、こ
れは図3aに例示したようにディジタル画像に現れる。
本発明はこの欠点を除去し、表面全体で均一な輝度を有
するディジタル画像を再構成する手段を提供する。
【0045】図3bは、輝度の誤差を含む図3aのシー
ンを本発明の手段によって補正したディジタル画像をを
示す。図1Dに示したように、直角座標(Ov Xv ,O
v Yv )が最初にディジタル対象画像Iv の平面で定義
されている。ここでは、軸Ov Xv が水平方向即ちラン
ドマークの水平面Px ,Pz に伸びている。ピクセルO
v は対象画像Iv の幾何学的中心であり、仮想カメラの
光軸PZv 上に位置している。仮想カメラは以後Cv と
表記する。従って、対象画像面Iv の各ピクセルm’は
直角座標(OvXv ,Ov Yv )系の座標によってマー
クされる。
【0046】本発明の第1の目的は、第1の原画像Ii
の画素に基づいて形成される第1の対象画像部分Iviを
構成するピクセルの輝度を全体として補正するための第
1の法則Gi 、及び、第2の原画像Ij の画素に基づい
て形成される第2の対象画像部分Ivjを構成するピクセ
ルの輝度を全体として補正するための第2の法則Gjを
供給することにある。
【0047】構成された各対象画像においては、ピクセ
ルは、画像の中で軸(Ov Xv ,Ov Yv )の組の座標
によって定まるそれらの位置及び例えば1から256の
階調を有する輝度レベルスケール即ちグレイレベルによ
って特徴付けられている。この輝度レベルは、最高は最
も明るいピクセルに対応し、最低は明るさが最も低いピ
クセルに対応する。輝度レベルの表記はグレイレベルと
等価である。以後は輝度レベルの表記を用いる。全体と
しての補正とは、ここでは、その法則を、画像の中のピ
クセルの位置に無関係に所定の輝度レベルの全てのピク
セルに適用することを意味するものとする。
【0048】〔第1ステージ:対象画像部分の選択〕本
発明の計算装置によって実行される第1ステージにおい
ては、第1の法則Gi 及び第2の法則Gj をリアルタイ
ムで計算し、続いてこの法則を各画像部分Ivi及びIvj
にリアルタイムで適用できるようにするため、ピクセル
間に対応関係がある2つの群をディジタル対象画像Iv
から選択する。
【0049】対応するピクセルのこれらの2つの群はそ
れぞれAi 及びAj と表記し、それぞれ、ディジタル画
像Ivi及びIvjの対応するピクセルの群として選択する
ことができる。この選択の方法としては、本発明の目的
を達成する上では等価な2つの異なる方法によることが
できる。両方法共、対象画像の第1の部分Iviは第1の
サブの組Ai を供給するために選択され、対象画像の第
2の部分Ijiは第2のサブの組Aj を供給するために選
択される。
【0050】a)第1の方法 第1の方法は第2の方法と区別するためBORDER法
と称するが、この方法では、ディジタル対象画像Iv が
単にディジタル対象画像部分Ivi及びIvjをオーバーラ
ップなしに端と端を並置することによって形成されると
仮定する。従って対象画像Iv は画像部分IviとIvjと
の間に1つの直線の境界線Lを示す。この直線の境界線
は、2つの線の間即ちディジタル対象画像Iv の2つの
ピクセルの列の間に位置する。
【0051】図4Aは、直線の境界線Lが垂直であり、
対象画像Iv の2つのピクセルの列の間にあるときのB
ORDER法の実行の様子を説明する図である。BOR
DER法においては、画像部分Iviの中の直線の境界線
Lに隣接する帯を形成するピクセル列Ki に位置するピ
クセルが群Ai として選択される。そして、直線の境界
線Lに関して対称に位置し、第2の画像部分Ivjの中の
直線の境界線Lに隣接する帯を形成するピクセル列Kj
に位置するピクセルが第2の群Aj として選択される。
【0052】直線の境界線が水平に伸びている場合も、
この境界線の両側に位置する線の2つの群Ai 及びAj
が選択される。直線の境界線が任意の境界線である場合
は、この直線の境界線に対称なピクセルが対応するピク
セルとして選択される。直線の境界線の場合には位置が
異なる場合にも容易に一般化できるので、例として、以
下には境界線が垂直である場合についての本発明を説明
する。
【0053】この場合、対応する群Ai 及びAj の対応
するピクセルは、ディジタル対象画像Iv の同じ水平線
に位置する、直線の境界線Lの両側にある2つの隣接す
る垂直の列Ki ,Kj の中の対である。対応するピクセ
ルの各対は例えばm'i,m'jであり、これらは対象画像
Iv の特別な直角表示領域に、軸Yv 上で同一の座標、
軸Xv 上で1ピクセルだけ異なる横座標、及び本発明の
デバイスが等化しようとする異なった輝度レベルを持
つ。
【0054】b)第2の方法 第2の方法はOVERLAP法と称し、この方法では、
ディジタル対象画像が第1の対象画像部分Iviに第2の
対象画像部分Ivjの、或いはその逆の、数ピクセル(1
0ピクセル以下)の幅の狭い帯状のオーバーラップが存
在するように形成されると仮定する。第2の対象画像部
分はその端部Lj を持ち、第1の対象画像部分はその端
部Li を持ち、オーバーラップ帯は幅Li Lj を持って
端部Li,Lj に平行に伸びている。
【0055】図4bは、OVERLAP法の実行を説明
する図である。この場合帯Li Ljである境界が垂直に
伸びている。この方法を境界が水平に伸びている場合に
適用することは容易である。境界が垂直の場合、第1の
対象画像部分Iviに属するオーバーラップ帯の部分に位
置するピクセルによって形成される対応関係にある群
は、ここではAi とする。第2の対象画像部分Ivjに属
するオーバーラップ帯の部分に位置するピクセルによっ
て形成される対応関係にある群は、ここではAj とす
る。
【0056】この場合、群Ai 及びAj の対応するピク
セルは例えばピクセル対m'i,m'jであり、それらは、
対象画像Iv の直角表示領域Ov Xv ,Ov Yv の中で
横軸及び縦軸共に同一の座標を有する。しかし、BOR
DER法と同様に同一の輝度レベルを持ってはいない。
【0057】本発明の場合、画像はディジタルであり、
2つの対象画像部分Ivi及びIvjの間のオーバーラップ
の存在は、帯Li Lj が画像部分Ivi及び画像部分Ivj
の両者の輝度と異なる全体としての輝度を持つことを意
味しない。仮想カメラに輝度等化手段がないとしても、
仮想カメラは少なくとも部分Ivi及びIvjの並置により
対象画像部分Iv を形成する可能性を持つ。従ってOV
ERLAP法では、第1の対象画像部分、オーバーラッ
プ帯、第2の対象画像部分の3つの領域の輝度を等しく
するための努力は行わない。しかし、BORDER法と
同様に、第1の対象画像部分Ivi及び第2の対象画像部
分Ivjの2つの部分のみ輝度の等化を行う。
【0058】〔第2ステージ:対応関係Fの法則の計
算〕本発明のシステムにおける第2ステージでは法則F
を計算し、第2の対象画像部分Ivjの輝度レベルSの組
を第1の対象画像部分Iviの対応する輝度レベルRの組
に対応させ、S=F(R)とする。この2つの組S及び
Rについての式は、可能な限り最良の程度にRの各輝度
レベルが対応するSの各輝度レベルと結合する法則Fを
計算するべきことを表している。
【0059】対応する輝度レベルとは、第1及び第2の
対象画像部分Ivi及びIvjが1つのカメラによって形成
されるとした場合と同一であるようなレベルを意味する
ものとする。
【0060】両方法共、法則Fは、対応関係Ai ,Aj
を持って群に含まれるピクセルを対象として計算され
る。BORDER法では少ない数のピクセルを対象と
し、計算に含まれるピクセルの数はいずれかの列のピク
セルの2倍を限度とする。OVERLAP法では、計算
に含まれるピクセルの数は同様に数個の列のピクセルの
2倍を限度とする。数個の列とは例えば1乃至10列を
意味する。通常のディジタル画像は、各列500(又は
1000)ピクセル以上の500列(又は1000列)
より僅かに多くのピクセルを含むことがあると考える
と、BORDER法及びOVERLAP法は計算時間を
著しく節約することができることが分かる。
【0061】以後では、rは、Ai に対応する第1の群
にある異なった輝度レベルの組、sは、Aj に対応する
第2の群にある異なった輝度レベルの組との定義を用い
る。各群Ai ,Aj は同一数のピクセルを有し、組rの
各輝度レベルは組sに対応する輝度レベルを持つ。
【0062】可能な限り最良の程度に、サブの組Ai の
ピクセルの輝度レベルrをサブの組Aj の対応するピク
セルの輝度レベルsに結合する法則Fを計算する。組r
における各輝度レベルは、対応の法則Fによって組sの
輝度レベルに結合する。即ち式s=F(r)が可能な限
り最良の程度に実現される。
【0063】一旦法則FがAi ,Aj に対応する選択さ
れた群によって計算されると、この法則Fは、対象画像
部分Iviの輝度レベルの組Rと対象画像部分Ivjの輝度
レベルの組Sとの対応に適用することができる。即ち可
能な限り最良の程度にS=F(R)となる。
【0064】これは、図5に示すようにプロットでき
る。水平軸r上にはAi に対応する第1の群に含まれる
対応するピクセルの対の全ての第1のピクセルm'iの輝
度レベルが目盛ってあり、垂直軸r上にはAj に対応す
る第2の群に含まれる対応するピクセルの対の全ての第
2のピクセルm'jの輝度レベルが目盛ってある。各対の
輝度レベルをこのグラフに図上で対応させることによ
り、理論的にAi及びAj の輝度レベルの対応関係Fの
法則に現れるべき座標の点(r,s)を見出すことがで
きる。
【0065】このグラフでここでの検討の対象である群
Ai ,Aj の対応するピクセルの対(m'i,m'j)のう
ち、いくつかの対は計算しようとする対応の法則に合っ
ていない。これは、BORDER法は、極めて限られた
数のピクセルについて考慮するようになっており、これ
らの対の中のいくつかは輝度の対応には関与しておら
ず、元のパノラマシーンの輝度の実際の非連続性に関与
しているに過ぎないことによる。
【0066】或いは、これは本発明に含まれないために
これまで記述していないが、対象画像Iv のピクセル
(即ちそれらの座標及びそれらの輝度レベル)の供給の
ためには不可欠な対象画像計算システムが、(例えば、
対象画像の再構成の際に充分な補正が行われない原画像
に含まれる球面からの逸脱により)元の原画像に基づく
完全な幾何学的再構成を与えておらず、従っていくつか
の対では、2つの対応するピクセルが実際にパノラマシ
ーンの同一の範囲に由来せず、従って最後の対象画像で
同一の輝度を持つとは限らないことによる。
【0067】この結果として、図においては、ピクセル
対の輝度レベルに対応した座標(r,s)の点を捜す場
合、法則Fによって位置が決められる点を捜しても所定
のピクセル対(m'i,m'j)が得られない。このような
点は逸脱していると呼ぶ。このような欠点のため、全て
が厳密に法則Fを表す曲線に沿って位置せずに、座標
(r,s)に対応する点が実際にはこの曲線から多少離
れた点にクラスターを形成するように見える。
【0068】本発明によれば、法則Fは組sの輝度レベ
ル間の差異のエネルギーを最小にする法則であると定義
することができる。この問題を解くことができる数学的
な方法はいくつもあり、それらが輝度レベルr及びsの
間の対応にどのような影響を与えるかもはっきりしてい
る。
【0069】しかしながら、本発明は、逸脱しているピ
クセル対の存在の下にこの問題を解き、リアルタイムで
この問題を解き、これらの手段を1つのデバイスで実現
するための手段を提供することを目的とするものであ
る。
【0070】例として、Ai に対応する第1の群におい
ては、輝度レベル r(1,2,3,4,...) からなる組rが存在し、Aj に対応する第2の群におい
ては、輝度レベル s(1,3,5,...) からなる組sが存在すると仮定する。これは次のことを
意味する。 ・組rの輝度レベル1は組sの輝度レベル1に対応し、
グラフ上に対応する点α(1,1)が得られる。 ・組rの輝度レベル2は組sの輝度レベル3に対応し、
グラフ上に対応する点β(2,3)が得られる。 ・組rの輝度レベル3は組sの輝度レベル5に対応し、
グラフ上に対応する点γ(3,5)が得られる等... 。
【0071】法則Fは可能な限り最良の程度に対応する
点α,β,γを通る法則である。実際には、単に対応点
を結んでグラフを書いても、対応関係の曲線Fを与えな
い。なぜならば、これらの対応点はN個の点のクラスタ
ーを形成するからである。この場合、法則Fは可能な限
り最良の程度に最大数の対応点を通るように探究されな
ければならない。Ai の組rとAj の組sの輝度レベル
を結合する関数Fを計算する方法を次に述べる。
【0072】この法則を定めるに当たって遭遇する難問
の1つは、Ai の組r従って対応するAj の組sが、対
象画像部分Ii 及びIj に存在する輝度レベルの全ての
サンプルを必ずしも含んでいないことである。しかしな
がら、一般的に、実験により、Ai 及びAj の中に、先
に定めたように、輝度レベルの充分なサンプルが見出せ
ることが分かる。Fについての条件は、法則は、一様で
あり、単調であり、且つ凹形凸形いずれでもとり得るよ
うに定められなければならない。
【0073】実際には、(r,s)における輝度レベル
の数は(R,S)における数よりも少ないという事実に
より、Ivi,IvjからIv を構成するために(R,S)
に適用すると、或る法則はAi ,Aj の(r,s)にお
ける輝度レベルの正しい対応を与えることができるが、
全体としては正しい結果を与えない。
【0074】実験から、 F(r)=ar+b 又は F(r)=ar2 +br+c の型の法則は、可能性のある全てのケースについてAj
の輝度レベルに一致するAi の輝度レベルを設定すると
いう問題を解決することはできないことが分かった。
【0075】従って、本発明においては、 F(r)=a+brC で表される「ガンマ法則」と、係数a,b,cを決める
手段とを提案する。この手段によりこの法則を用いてリ
アルタイムでFを計算することができ、更に、この手段
は1つのデバイスで実現できる。この法則は、状態の数
が大きい場合に適用すると、従来試みられてきた法則に
比較して最良の結果が得られる。
【0076】係数a,b,cを決める場合、前に述べた
ようにAi ,Aj の中に逸脱した対が存在することによ
るエラーに対する対策をとるため、本発明においては反
復計算手段を具える。この反復計算手段は、これらの係
数の粗い値から始まり、反復ステップによって精緻な値
に到達する。各反復ステップでは、点(r,s)とこの
反復ステップで計算された法則Fを表すグラフの曲線上
に位置する点との距離を求め、この距離が所定の距離よ
り大きい点(r,s)を除去し、次のステップでは所定
の距離をもっと小さい値に定め、新しく定めた所定の距
離より大きい位置の点(r,s)を除去するようにし、
これを繰り返す。
【0077】もっと一般的な方法としては、各座標点
(r,s)に重み付けを行うことができる。この重み付
けは、前の反復ステップで定められた法則Fの曲線によ
り近い(幾何学的な距離が小さい)点により大きい重み
を付ける。各反復ステップでは、曲線により近い点をよ
り優先的に大きい重みに修正する。そして曲線を再計算
する。
【0078】しかしながら、係数cがべき指数であるガ
ンマ法則の形は計算の速度を低下させる。通常は、最良
のガンマ法則を決定するためには、反復法は各反復ステ
ップで数個の値の係数cについて試算しその後で係数a
及びbを計算する。この欠点を除き計算の速度を上げる
ため、本発明における法則Fを決定する方法は、各ステ
ップが2つのフェーズを持つ二重反復法によって実行さ
れる。
【0079】第1のフェーズにおいてはパラメーター
a,b,cを求める。第1段では、べき指数cの初期値
を定め、対象となる全ての座標点(r,s)の最初のク
ラスターN1 についてパラメーターa及びbを計算す
る。次の段では、べき指数cの第2次の値を続いて第3
次の値を定め、点(r,s)の最初のクラスターについ
てパラメーターa及びbを計算する。この段の終わりに
は、点(r,s)の最初のクラスターを通る可能な限り
最良の程度に最善の関数F(r)=a+brC が得られ
るパラメーターa,b,cの値の組が決まる。
【0080】次に第2の間引きフェーズを遂行する。こ
のフェーズにおいては、最初のクラスターN1 の点の中
で第1フェーズで定められた関数F(r)から最も離れ
ている点を除去し、間引きされた点の第2のクラスター
N2 を作る。二重反復法の次のステップでは、第1フェ
ーズにおいて、パラメーターcについて前のステップで
定められた値に近い実験値を定め、関数F(r)=a+
br C が間引きされた第2のクラスターを通る可能な限
り最良の程度の関数になるようにパラメーターa,b,
cを定める。
【0081】この二重反復法は、関数F(r)=a+b
C が、この関数F(r)を表す曲線との距離が許容で
きる距離以下である残っている点(r,s)を可能な限
り最良の程度に通るまで続けられる。s=F(r)の計
算によって定められた法則Fは、従って、 S=F(R) の関係に基づく対象画像部分Ivi及びIvjに関する組R
及びSにおいて対応する輝度レベルに適用される。
【0082】〔第3ステージ:輝度の補正法則Gi ,G
j の計算〕本発明のシステムにおける第3ステージで
は、次に組Rのレベル及び組Sのレベルそれぞれに作用
し、個々に対応するレベルの等化を行う2つの補正Gi
,Gj を計算する。組R及びSの対応する輝度レベル
について予定された等化が可能な限り最良の程度に実現
されると、第1及び第2の対象画像部分Ivi及びIvjの
輝度の全体としての等化が達成され、 Gi (R)=Gj (S) となる。
【0083】第2ステージで本発明のデバイスによって
法則Fに基づいてS=F(R)が計算されたので、組R
及びSの輝度レベルは対応付けられており、この結果、
法則Gi ,Gj が Gi (R)=Gj 〔F(R)〕 の関係に基づいて対応する輝度レベルの全体としての等
化を実現する。この等化は可能な限り最良の程度に実現
され、この場合、再構成された対象画像から直線の境界
線が消える。
【0084】再度第2ステージを説明するために記述さ
れた例を参照すると、組Rの中で輝度レベル1,2,
3,...が見出され、組Sの中で対応する輝度レベル1,
3,5,...が見出された場合は、法則Gi が組Rの異な
る輝度レベル1,2,3,...に作用し、これらのレベル
をこれらの実際の値と組Sの対応するレベルの値との間
の値に変える。同様に、法則Gj が組Sの異なる輝度レ
ベル1,3,5,...に作用し、これらのレベルをこれら
の実際の値と組Rの対応するレベルの値との間の値に変
える。従って、 Gi (1)=Gj (1) Gi (2)=Gj (3) Gi (3)=Gj (5)等.... になり、一般的に、可能な限り最良の程度に Gi (R)=Gj (S) となる。
【0085】多くの場合、Gi 又はGj を全く同一に選
び、輝度等化法則によりグレイレベルの組の1つを同一
にしておき、グレイレベルの他の組を等化が得られるよ
うに上下するようにしてもよい。例えば、法則F又はF
-1を単に1つの組の輝度レベルに適用する。
【0086】このようにすると、得られた対象画像は実
際に最も明確に全体として等化された輝度を示す。しか
し、この最終的な対象画像は正しい画像部分とかなり低
い品質の画像部分を含む。実際には、実際のカメラの各
々は最良の画像を供給するように特別に具えられた制御
ユニットを持つことを考慮しなければならない。2つの
対象画像部分が輝度の差異を示す場合、これは対象画像
部分の1つになる原画像に各々の実際のカメラが最適化
処理を行うことによる。この最適化処理はカメラ毎に異
なるのである。
【0087】従って、対象画像部分の品質を殆ど落とさ
ずにその輝度レベルに作用することは不可能である。本
発明は、画像部分の品質の低下を最小に止めて輝度を全
体として等化する解を提案する。このため、2つの等化
法則 Gi (R)=kF(R)+(1−k)R Gi (R)=kR+(1−k)F-1(R) を提案する。ここでkは定数であり、 0≦k≦1 でいわゆる混合係数であり、Rは対象画像部分Iviの第
1の部分に存在する異なった輝度レベルである。
【0088】この定数kは次のように作用する。k=1
ならば、組Rの輝度レベルは組Sの輝度レベルに等しく
なる。k=0ならば、この逆になる。好ましくは、k
は、全体の対象画像Iv の中の第2の対象画像部分Ivj
の表面面積比率に等しくする。
【0089】このように、全体の画像Iv の中で画像表
面Ivjが小さく、kが0に近ければ、そして大きい表面
を持つ第1の対象画像部分Iviの輝度レベルが殆ど変わ
らないならば、対照的に小さい表面の第2の対象画像部
分Ivjの輝度レベルを変えて全体としての輝度を等しく
するのが最も効果的であることが分かる。
【0090】従って、仮想カメラとしての装置において
ユーザーがパラメーターΘ、φ或いは焦点距離を変える
と定数kが変わり、新しい法則Fが計算され、その後は
新しい法則Gi ,Gj が組R及びSに適用される。前記
の関数Gi ,Gj の計算を遂行するデバイスについて次
に述べる。
【0091】〔輝度等化法のこのステージを遂行するた
めのデバイス〕図6は信号処理装置の機能ブロック図で
ある。この装置は次の部分を具えている。 a)個々の視野が繋ぎ合わされてパノラマシーンを記録
するための1つの広角視野を形成するように固定して配
置されたn個のピックアップカメラC1,...,Ci,C
j,...,Cn 。これらは、これらの視点Pが前記の精度で
実質的に共通であり、それらの焦点距離が固定で既知で
ある。 b)制御システム(Control)。ユーザーがこの
システムを用いて視野角及び方位角並びに焦点距離を変
えることができる。その際には、画像構成システムとこ
のシステムが結合して、仮想可動カメラCv をシミュレ
ートする。
【0092】c)対象画像構成システムGVVB(Geom
etrical Virtual View Builder)。このシステムは、ユ
ーザーにより制御装置上に表示されたパラメーターに対
応し、カメラから供給される原画像I1,...,Ii,I
j,...,In の特性、即ちピクセルの座標及び輝度から対
象画像Iv を形成する。対象画像構成システムは、次の
4つの群のデータを供給する。 i) 第1の画像部分Iviの残りの部分のピクセルA'i即
ち選択された部分Aiに含まれないピクセルに関するデ
ータ。A'iのピクセルは対象画像Iv における位置及び
Iviの組Rにおける輝度レベルによっても特徴付けられ
る。
【0093】ii) 第1の画像部分Iviの選択された部分
Ai のピクセルに関するデータ。即ち、Ai の各ピクセ
ルの座標及び輝度レベル。 iii)第2の画像部分Ivjの選択された部分Aj のピクセ
ルに関するデータ。即ち、Aj の各ピクセルの座標及び
輝度レベル。 iv) 第2の画像部分Ivjの残りの部分のピクセルA'j即
ち選択された部分Ajに含まれないピクセルに関するデ
ータ。A'jのピクセルは対象画像Iv における位置及び
Ivjの組Sにおける輝度レベルによっても特徴付けられ
る。
【0094】d)2つのメモリーMemA及びMem
B。第1のメモリーMemAは選択された部分Ai のピ
クセルに関するデータを受信し、第2のメモリーMem
Bは選択された部分Aj のピクセルに関するデータを受
信する。 e)計算モジュールLutcalcul。このモジュールは、
MemA及びMemBで利用できる選択された部分Ai
,Aj のピクセルに関するデータに基づいて、第1に
s=F(r)の関係により、本発明の方法の第2ステー
ジで説明した二重反復法を用いて法則Fを計算する。
【0095】このモジュールは、次に、補正法則Gi 及
びGj を計算する。このモジュールは、前に計算された
法則Fを、GVVBの出力で利用できる相補的な部分
A'iに関するデータに適用する。次に、このモジュール
は、Iviの組Rの各輝度レベルについて法則Gi (R)
=kF(R)+(1−k)Rを計算する。このモジュー
ルは、更に、法則Fを、MemBで利用できる選択され
た部分Aj に関するデータ及びGVVBの出力で利用で
きる相補的な部分A'jに関するデータに適用する。次
に、このモジュールは、Ivjの各輝度レベルF(R)=
Sについて法則Gi(R)=kR+(1−k)F
-1(R)を計算する。更に、kを、対象画像Iv の全表
面に対する第2の画像部分Ivjの表面に関する比率に等
しく選ぶことも可能である。
【0096】f)2つのモジュールLutA及びLut
Bは、組R及びSの輝度レベルに合わせて、法則Gi 及
びGj をそれぞれ第1及び第2の対象画像部分Ivi及び
Ivjの各ピクセルに適用し、対応するレベルを完全に等
しくする。 g)2つのモジュールPartA及びPartBは、そ
れぞれLutA及びLutBによって供給される第1及
び第2の対象画像部分Ivi及びIvjを構成するためのデ
ータを格納する。 h)表示又は記録モジュールD。
【0097】計算モジュールLutcalculは独立して前
記の計算を遂行するマイクロプロセッサである。他のモ
ジュールは例えばルックアップテーブル等に接続された
モジュールであってもよい。ここに記述されている輝度
等化装置は、隣接するカメラによって形成された画像の
輝度を補正することに限定されるものではない。これ
は、画像が連続している場合には一時的な重なりに対し
ても適用することができる。
【0098】本発明の実施例の他の変形においては、カ
メラC1,...,Cn が各々既にルックアップテーブルを含
む画像獲得テーブルを用いるようにしてもよい。これ
は、各カメラモジュールC1,...,Cn の中にLut
1,...,Lutn のようなモジュールLutが既に存在す
ることを意味する。この場合、図6からLutA及びL
utBを削除することができる。計算モジュールLut
calculによる計算の結果は、カメラCi , Cj に対応す
るテーブルLuti ,Lutj に含まれるデータを変え
るために転送される。
【0099】続いてカメラLut1,...,Luti ,Lu
tj,...,Lutn の異なるテーブルの出力が画像構成シ
ステムGVVBに入力される。しかしながら、これはG
VVB型の2つの画像構成システムを具えることを必要
とする。その第1のシステムは、計算モジュールLut
calculのためにデータをMemA及びMemBに与え、
第2のシステムは補正された最終画像を構成する。
【0100】他方、実際のカメラはアナログデータを供
給してもよいことに注意すべきである。この場合、ディ
ジタル原画像を形成するためにアナログ−ディジタル変
換モジュールが用いられる。しかしながら、本発明によ
り対象画像を構成するためには2つ或いは3つを超えな
い原画像を必要とするだけであり、従ってそれぞれ必要
とするのは単に2つ或いは3つの変換器である。
【0101】実際のカメラC1,...,Cn の数が使用され
ている原画像の数を超えている場合は、カメラのアナロ
グ出力と変換器の入力との間に、可動仮想カメラの特性
例えば方位角に基づいて動作中の実際のカメラを選択す
るための多重化モジュールを置いてもよい。
【0102】例えば、6個の実際のカメラがあり、原画
像の必要な数が2を超えない場合は、ただ2つのアナロ
グ−ディジタル変換器を使用し、マルチプレクサによっ
て6つのカメラから動作中の実際のカメラCi , Cj を
選択して2つのディジタル原画像を対応する変換器の入
力に供給する。その後変換器の出力は画像構成システム
GVVBの入力に供給される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1Aは、実際のカメラがランドマークの水平
面に垂直な画像面を持つ場合にランドマークの水平面に
異なる画像面の軌跡を示す平面図であり、図1Bは、ラ
ンドマークPx,Py,Pz を水平面に投影した図であり、
図1Cは、特別の座標系における実際の画像面の立面図
であり、図1Dは、特別の座標系における対象画像面の
立面図である。
【図2】図2Aは、パノラマシーンのサブ画像を構成す
るためユーザーが選択した仮想カメラのパラメーターに
より2つの隣接する実際のカメラの広角視野のセクショ
ンを区切る効果を説明する図であり、図2Bは、これら
のパラメーターによって定められた仮想カメラにより構
成された対象画像で、第1の実際のカメラによる原画像
に基づく第1の画像部分と第2の実際のカメラによる原
画像に基づく第2の画像部分との2つの部分が密接して
いる場合の対象画像を示す図であり、図2Cは、これら
のパラメーターによって定められた仮想カメラにより構
成された対象画像で、第1の実際のカメラによる原画像
に基づく第1の画像部分と第2の実際のカメラによる原
画像に基づく第2の画像部分との2つの部分の一部がオ
ーバーラップしている場合の対象画像を示す図である。
【図3】図3aは、図2B又は2Cのいずれかの方法で
再構成されたディジタル対象画像において、第1の原画
像に基づく第1の対象画像部分と第2の原画像に基づく
第2の対象画像部分との2つの部分の間での全体として
の輝度の差異を示す図であり、図3bは、図3aのディ
ジタル対象画像に対して全体として輝度等化装置による
処理を行った後の状態を示す図である。
【図4】図4Aは、BORDER法により対象画像部分
を選択する方法を説明する図であり、図4Bは、OVE
RLAP法により対象画像部分を選択する方法を説明す
る図である。
【図5】図5は、法則Fを計算するため輝度レベル
(r,s)の対応する点を説明する図である。
【図6】図6は、画像処理システムの機能ブロック図で
ある。
【符号の説明】
A ピクセルの群 Co 仮想カメラ C1,...,Cn 実際のカメラ F 対応法則 G 輝度補正法則 I1,...,In 原画像 Iv 対象画像 K ピクセルの列 L 直線境界線 Li,Lj オーバーラップ部分の端部 m,m' ピクセル N 点のクラスター R,S 輝度レベルの組 r,s 輝度レベルのサブの組 Control 制御システム GVVB 対象画像構成システム MemA,MemB メモリー Lutcalcul 計算モジュール LutA及びLutB 輝度補正モジュール PartA,PartB データ記憶モジュール D 表示又は記録モジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/68 310 J (72)発明者 ピエール レロン フランス国 94130 ノジャン−シュル− マルヌ リュ フェデルベ 6

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個々の視野を繋ぎ合わせてパノラマシー
    ンを記録するための1つの広角視野を形成するように配
    置されたn個の固定した実際のカメラ(C1,.., Ci,C
    j,.., Cn )と、 連続的にパノラマシーンを走査し、広角視野の任意の1
    つのセクションに対応しn個の実際のカメラによって作
    られる隣接する原画像(I1,.., Ii,Ij,..,In )か
    ら構成される1つの対象サブ画像(Iv )を供給するた
    めの可動仮想カメラ(Cv )と見做すことができる画像
    構成システム(GVVB)とを具える画像処理システム
    において、 該システムはディジタルシステムであり、更に、2つの
    隣接するディジタル原画像(Ii 、Ij )から構成され
    るディジタル対象画像(Iv )の第1及び第2の部分
    (Ivi、Ivj)の対応する輝度レベルの第1及び第2の
    組(R、S)にそれぞれ第1及び第2の補正法則(Gi
    、Gj )を適用し、Gi(R) =Gj(S) の関係に基づ
    いてこれらの対応する輝度レベルを可能な限り最良の程
    度に等しくする第1及び第2の輝度補正モジュール(L
    utA、LutB)を具える輝度等化システムを具備す
    ることを特徴とする画像処理システム。
  2. 【請求項2】 輝度等化システムが更に計算モジュール
    (Lutcalcul)を具え、 該計算モジュールが、対象画像の第1の部分(Ivi)の
    輝度レベルの第1の組(R)のレベルと対象画像の第2
    の部分(Ivj)の輝度レベルの第2の組(S)のレベル
    との間の対応を確立する法則Fを計算してS=F(R)
    とし、且つその後、Gi(R) =Gj [F(R)]の関係
    に基づいて対応する輝度レベルを可能な限り最良の程度
    に等しくするために第1及び第2の輝度補正モジュール
    (LutA、LutB)に適用されるべき第1及び第2
    の補正法則(Gi 、Gj )を計算するように構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 【請求項3】 輝度等化システムが更に、 輝度レベルの第1のサブの組(r)からなる対象画像の
    第1の部分(Ivi)のピクセルの第1のサブの組(Ai
    )を選択し且つ格納する第1のメモリーモジュール
    (MemA)と、 輝度レベルの第2のサブの組(s)からなる対象画像の
    第2の部分(Ivj)のピクセルの第2のサブの組(Aj
    )を選択し且つ格納する第2のメモリーモジュール
    (MemB)とを具え、且つ、 計算モジュール(Lutcalcul)が、可能な限り最良の
    程度に式s=F(r)を実現するために選択された対象
    画像部分の2つのサブの組(Ai 、Aj )の輝度レベル
    [(r)と(s)と]の間の対応を確立することによっ
    てS=F(R)の対応の法則Fを計算するように構成さ
    れることを特徴とする請求項2に記載の画像処理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 第1及び第2のメモリーモジュール(M
    emA、MemB)において、 対象画像(Iv )の中で、2つの隣接する原画像(Ii
    及びIj )から構成される対象画像の2つの部分(Iv
    i、Ivj)の境界の一致に対応する直線境界線Lの位置
    を求めることにより、且つ、 ピクセルの第1及び第2のサブの組(Ai 、Aj )とし
    て、それぞれ対象画像の第1及び第2の部分(Ivi、I
    vj)の中で、該直線境界線のいずれかの側で、該直線境
    界線に平行で該直線境界線に関して対称に且つ行及び列
    に並んだピクセルを選択することにより、 対象画像の第1及び第2の部分(Ivi、Ivj)が第1及
    び第2のサブの組(Ai 、Aj )を供給し、更に、 対応の法則Fのための計算モジュール(Lutcalcul)
    において、 第1及び第2のサブの組(Ai 、Aj )のピクセルが、
    対象画像(Iv )の座標系において、それらの座標とし
    て、直線境界線に平行な軸上の同じ座標を持ち、且つこ
    の直線境界線に直角の軸上の直線境界線に関して対称な
    座標を持つ場合にそれぞれが対応するとされ、このピク
    セル対によって変換され分類されることを特徴とする請
    求項3に記載の画像処理システム。
  5. 【請求項5】 第1及び第2のメモリーモジュール(M
    emA、MemB)において、 対象画像(Iv )における2つの対象画像部分(Ivi、
    Ivj)の相互のオーバーラップについて、オーバーラッ
    プする帯の部分が一方の端部(Li )とこれに平行な他
    の端部(Lj )によって定まり、この帯が原画像(Ii
    及びIj )を供給しそれから2つの対象画像部分(Iv
    i、Ivj)が構成される2つの隣接する実際のカメラ
    (Ci 、Cj )の視野がオーバーラップする範囲から構
    成される、相互のオーバーラップに対応するオーバーラ
    ップ帯(Li Lj )を求めることにより、且つ、 ピクセルの第1及び第2のサブの組(Ai 、Aj )とし
    て、それぞれ対象画像の第1及び第2の部分(Ivi、I
    vj)内に位置するオーバーラップ帯のピクセルを選択す
    ることにより、 対象画像の第1及び第2の部分(Ivi、Ivj)が選択さ
    れ、更に、 対応の法則Fのための計算モジュール(Lutcalcul)
    において、第1及び第2のサブの組(Ai 、Aj )のピ
    クセルが、対象画像(Iv )の座標系において同じ座標
    を持つ場合にそれぞれが対応するとされ、このピクセル
    対によって変換され分類されることを特徴とする請求項
    3に記載の画像処理システム。
  6. 【請求項6】 計算モジュール(Lutcalcul)が、第
    1のサブの組(Ai)における各対の第1ピクセルの輝
    度レベルの組(r)が、可能な限り最良の程度に、第2
    のサブの組(Aj )の各対の第2のピクセルの対応する
    輝度レベルの組(s)に対応するようになる対応関係S
    =F(R)の法則Fを可能な限り最良の程度に式s=F
    (r)を実現するために定めることを特徴とする請求項
    4又は5に記載の画像処理システム。
  7. 【請求項7】 計算モジュール(Lutcalcul)が、第
    1ステップで、近似的にピクセルの対応する対の輝度レ
    ベル(r、s)により構成される点N1 のクラスターを
    通る関数s=F(r)を計算することにより反復間引き
    法によって法則Fを計算し、次に次のステップで、関数
    s=F(r)を表す曲線からの距離により、表示曲線か
    ら最も遠い点に対応する重みを最も小さくするように点
    (r、s)に重み付けを行って第2のクラスターN2 を
    形成し、この第2のクラスターN2 の重み付けされた点
    について関数s=F(r)を再計算し、各ステップで繰
    り返し、関数s=F(r)を表す曲線が可能な限り最良
    の程度に最も大きい重みが割当てられるべき残りの点を
    通るまで、関数s=F(r)を表す曲線から最も遠い点
    の重みを減らすことを特徴とする請求項6に記載の画像
    処理システム。
  8. 【請求項8】 計算モジュール(Lutcalcul)が、第
    1ステップで、近似的にピクセルの対応する対の輝度レ
    ベル(r、s)により構成される点N1 のクラスターを
    通る関数s=F(r)を計算することによって反復間引
    き法によって法則Fを計算し、次に次のステップで、近
    似的関数s=F(r)を表す曲線から所定の許容限界の
    値より大きい距離に位置する点(r、s)を除去して点
    の第2のクラスターN2 を保存し、この間引きされたク
    ラスターN2 の残りの点(r、s)を用いて関数s=F
    (r)を再計算し、次に、それぞれの引き続くステップ
    で、関数s=F(r)を表す曲線が可能な限り最良の程
    度に残りの点(r、s)を通るまで、点(r、s)と関
    数s=F(r)を表す曲線との間の所定の許容限界の値
    を減らし、所定の許容限界の値より大きい距離に位置す
    る点(r、s)を除去し、残りの点(r、s)を用いて
    関数s=F(r)を再計算することを特徴とする請求項
    6に記載の画像処理システム。
  9. 【請求項9】 対応関数FがF(r)=a+brC の形
    で与えられ、ここでa、b及びcは反復法で定められる
    定数であり、これにより計算モジュール(Lutcalcu
    l)が二重反復法で法則Fを定め、この二重反復法で
    は、各ステップが2つのフェーズからなり、第1のフェ
    ーズではパラメーターa、b及びcを定めるための各ス
    テージが遂行され、第1のステージはべき指数cの最初
    の値が固定され、次のステージの点(r、s)の第1の
    クラスターN1 のためのパラメーターa及びbが計算さ
    れ、次のステージではべき指数cの第2、第3等の値が
    固定され、パラメーターa及びbが点(r、s)の同じ
    クラスターN1 のために計算され、次いで、点(r、
    s)の第1のクラスターN1 を可能な限り最良の程度に
    通る最良の関数F(r)=a+brC を供給するように
    パラメーターa、b、cの群の値が選択され、他方、続
    いて、第2の間引きステージが遂行され、この第2の間
    引きステージでは第1のクラスターN1 の第1のフェー
    ズで定められた関数F(r)から最も遠い点が除去さ
    れ、間引きされた点の第2のクラスターN2が保存さ
    れ、次のステップでは第1のフェーズが遂行され、パラ
    メーターcの試行値を前のステップで定められた値及び
    この値に近い値として固定し、パラメーターa、b、c
    を選択して関数F(r)=a+brC が確実に可能な限
    り最良の程度に間引きされた点(r、s)の第2のクラ
    スターN2 を通るようにし、関数F(r)=a+brC
    が可能な限り最良の程度に、関数s=F(r)を表す曲
    線との距離が所定の許容限界の値より小さい残りの点
    (r、s)を通るようになるまでこの二重反復法を繰り
    返すことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に
    記載の画像処理システム。
  10. 【請求項10】 計算モジュール(Lutcalcul)が、
    対応の法則F(R)の線形関数として、第1の輝度補正
    法則(Gi )及び第2の法則(Gj )を計算することを
    特徴とする請求項2乃至9のいずれか1項に記載の画像
    処理システム。
  11. 【請求項11】 kを画像全体における対象画像の部分
    (Ivi、Ivj)の1つの表面の割合を考慮するための定
    数として、第1の補正法則が Gi (R)=kF(R)+(1−k)R の形を持つように選択され、第2の補正法則が Gj (R)=kR+(1−k)F-1(R) の形を持つように選択されることを特徴とする請求項1
    0に記載の画像処理システム。
  12. 【請求項12】 画像構成システム(GVVB)におけ
    る対象画像(Iv )を構成するために、更に、 制御モジュール(Control)が、次の3つのパラ
    メーター、即ち、 1)全ての固定された実際のカメラ及び可動仮想カメラ
    に共通の固定された視点を通る光軸の水平面に平行な方
    位における変化に対応して、パノラマの光軸の方位(P
    AN)即ち方位角を変えるパラメーター、 2)垂直面において常に固定された視点を通る光軸の方
    位(TILT)即ち視野角を変えるパラメーター、 3)多少拡大された対象画像を供給することができる仮
    想カメラの焦点距離を変えるパラメーター を用いて可動仮想カメラを制御することを特徴とする請
    求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像処理システ
    ム。
  13. 【請求項13】 更に、第1及び第2の対象画像部分
    (Ivi、Ivj)の処理されたデータを格納するモジュー
    ル(PartA、PartB)及び表示又は記録モジュ
    ール(D)を具えることを特徴とする請求項1乃至12
    のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  14. 【請求項14】 更に、全ての実際のカメラ(C1,..,
    Ci,Cj,.., Cn )から、対象画像(Iv )を構成する
    ために用いられる対象画像の部分(Ivi、Ivj)のデー
    タを供給するために必要な原画像(Ii 、Ij )に対応
    する2つのカメラ(Ci,Cj )を選択するための多重化
    モジュールと、 2つの選択された実際のカメラ(Ci,Cj )によって供
    給されるそれぞれのアナログデータをディジタルデータ
    に変換し、対応する2つのディジタル原画像(Ii 、I
    j )を形成するための2つのアナログ−ディジタル変換
    モジュールとを具えることを特徴とする請求項1乃至1
    3のいずれか1項に記載の画像処理システム。
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