JPH07193424A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JPH07193424A
JPH07193424A JP6292022A JP29202294A JPH07193424A JP H07193424 A JPH07193424 A JP H07193424A JP 6292022 A JP6292022 A JP 6292022A JP 29202294 A JP29202294 A JP 29202294A JP H07193424 A JPH07193424 A JP H07193424A
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JP
Japan
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patch
diode
signal
conductive
electrode
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Application number
JP6292022A
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English (en)
Inventor
Martin V Schneider
ビクター シュネイダー マーチン
Ralph F Trambarulo
フランシス トランバルロ ラルフ
Cuong Tran
トラン クォン
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AT&T Corp
Original Assignee
American Telephone and Telegraph Co Inc
AT&T Corp
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Publication date
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Publication of JPH07193424A publication Critical patent/JPH07193424A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/24Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set
    • H01Q1/247Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set with frequency mixer, e.g. for direct satellite reception or Doppler radar
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q23/00Antennas with active circuits or circuit elements integrated within them or attached to them
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/0407Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna
    • H01Q9/0442Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna with particular tuning means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
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  • Details Of Aerials (AREA)
  • Waveguides (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 検知信号を直接得られるようなパッチアンテ
ナを提供すること。 【構成】 本発明のパッチアンテナは、パッチ内に組み
込まれたダイオード製の検波器を有している。この本発
明のパッチアンテナは、送受信システムの素子と共に、
アンテナを同調するため、あるいは、検波器そのものを
同調するように構成されている。パッチアンテナは、導
電性接地面に近接し、それにほぼ平行な導電性のパッチ
から構成されるが、本発明の実施例においては、誘電体
基板の2つの面にプリントされた金属性フォイルから構
成され、その一つのフォイルはパッチとして、他のフォ
イルは接地面として機能する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線アンテナに関し、
特に、マイクロストリップ(すなわちパッチ)からなる
マイクロウェーブアンテナに関する。
【0002】
【従来技術の説明】アンテナの大きさは、それが送受信
する信号の波長に比例する。周波数が高くなると、すな
わち、その波長が短くなると、より小さなアンテナが可
能となる。ギガヘルツ(GHz)の範囲の周波数を用い
ることにより、マイクロストリップのアンテナの使用が
行われるようになり、これに関しては、“Proceedings
of the IEEE”vol.80, No.1の79ページの“Microstri
p Antennas”D. M. Pozar著、の論文を参照のこと。こ
の前掲のPozarの論文は、接地された誘電体の薄い基板
の上にプリントされた金属製のパッチについて開示して
いる。このような形態のアンテナは、安価でコンパクト
である。
【0003】そして、このような安価でコンパクトなア
ンテナは、無線通信が用いられる素子の範囲を広げるこ
とになった。その例として、従業員の識別を送信する従
業員のバッチ、あるいは、価格の情報をダイナミックに
受信し表示するような電子シェルフラベルのような使用
例がある。このような素子は、大量に必要とするため
に、各アンテナ素子は、安価であることが望ましい。そ
して、このような素子は、持ち運びができ、あるいは、
遠隔で操作できるために、そのアンテナの消費電力は小
さいものでなければならない。
【0004】このマイクロストリップアンテナを組み込
んだ従来の素子は、このアンテナを送受信装置に接続す
る従来の素子を用いている。本発明は、マイクロストリ
ップ(すなわちパッチ)からビデオ信号、if信号、a
f信号、電子信号の何れか、あるいは、全てが直接得ら
れるようにマイクロストリップのアンテナ内に組み込ま
れた検知器を提供しようとするものである。これによ
り、低消費電力、低価格のアンテナが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、パッチアンテナを改良することで、特に、検知信号
を直接得られるようなパッチアンテナを提供することで
ある。
【0006】さらに、本発明の他の目的は、検知信号が
直接得られるような安価でコンパクトなパッチアンテナ
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のパッチアンテナ
は、パッチ内に組み込まれたダイオード製の検波器を有
している。この本発明のパッチアンテナは、送受信シス
テムの素子と共に、アンテナを同調するため、あるい
は、検波器そのものを同調するように構成されている。
【0008】
【実施例】パッチアンテナは、導電性接地面に近接し、
それにほぼ平行な導電性のパッチから構成される。本発
明の実施例においては、誘電体基板の2つの面にプリン
トされた金属性フォイルから構成され、その一つのフォ
イルはパッチとして、他のフォイルは接地面として機能
する。
【0009】従来技術の一般的なマイクロウェーブスト
リップアンテナを図1に示す。同図において、金属製パ
ッチ1は、誘電体基板2の上にプリントされ、誘電体基
板2の背面には、導電性コーティング(フォイル)3が
形成されている。金属製パッチ1と一体に伝送ライン4
が構成され、この伝送ライン4は、誘電体基板2の端部
とインセット5によって離間している。伝送ライン4と
インセット5の寸法は、伝送ライン4の外側端におい
て、アンテナに接続される外部伝送ライン(図示せず)
にインピーダンスがマッチするように当業者は適切に選
択、決定することができる。金属製パッチ1の寸法は、
このアンテナが所望の動作周波数と共鳴するように決定
される。
【0010】この従来技術の基板は、誘電率εrが2.
2で、その厚さが0.75mmであるDuroid社製であ
る。
【0011】この従来例のアンテナにおいては、出力
は、ショットキーダイオード検波器に接続される1ポー
トとして用いられ、これにより、受信したマイクロウェ
ーブパワーに比例した整流dc出力信号を確保する。こ
の構成においては、ダイオードにマッチする、あるい
は、ミスマッチするような適当な同調要素を有する個別
の回路が必要である(このダイオードが最適な検波器と
して、あるいは、整流器として用いられるかに依存し
て)。この従来例においては、さらに、余分のスペース
が必要となり、損失(オーミック接点損失と誘電体基板
損失)を増加させ、製造コストが高くなる。さらに、マ
イクロストリップ適合ネットワークを有する全マイクロ
ストリップ導体構造は、パッチ放射装置が拡張したもの
とみなすことができ(その寸法が大きくなっているため
に)、複数の共鳴モードが発生するために、さらに、余
分の共鳴が発生することがある。
【0012】図2は、本発明の一実施例を表すもので、
これは、スーパーマーケットの在庫で、数千ものアイテ
ムの応用に用いられるような電子在庫ラベル(Electron
ic Shelf Label:ESL)に用いられるもので、各ラベ
ルは、特定の棚の位置を割り当てられ、その棚の位置
は、電子在庫ラベルが付与されている。店内に配置され
たコンピュータは、各アイテムの価格を記憶するようプ
ログラムされ、オペレータは、どの価格も即座に変更す
ることができる。このオペレータがコンピュータに入力
された価格を電子在庫ラベルに送信すると、コンピュー
タは、店内に配置されたローパワーの送信器を制御し
て、AM変調されたデジタル信号を、各電子在庫ラベル
に送信する。このメッセージは、特定の電子在庫ラベル
を識別するコードを有し、各電子在庫ラベルは、そのコ
ードを認識すると残りのメッセージを受信する。この残
りのメッセージには、電子在庫ラベルが表示されるべき
価格データが含まれている。そして、このコンピュータ
は、店内に配置されたキャッシュレジスタに現行の価格
を通知する。
【0013】従来のESLにおいては、このマイクロス
トリップアンテナは、従来の検波器に接続され、この検
波器から検波された信号が、他の回路、例えば、前記デ
ジタルメッセージを再生する復調器、コードを認識する
復号器、価格表示装置に情報を送信するレジスタに送信
される。
【0014】各ESLは、長寿命の電池を有している。
経済的な理由から、電池の寿命が終わったときには、E
SL全体を取り替えることになる。その理由は、このE
SLは、コンパクトで一体に組み込まれているために、
そのESL内の個々の素子を取り替えることは現実的で
はないからである。電池の漏洩を減少させるような改良
技術により、各場所に数千ものESLが存在するような
時には、大きな経済的な節約が可能となる。
【0015】各場所に大量のESLが存在するために、
各ユニットのコストを低下させると、非常に大きな経済
的節約が可能となる。
【0016】本発明は、この単位コストの低減とバッテ
リー漏洩の低減を計るために、マイクロストリップアン
テナ内に、ダイオード検波器を直接組み込み、従来のト
ランジスタベースの検波器に必要な部品を取り除いてい
る。図2において、金属製パッチ1は、5.8GHzで
用いられるもので、誘電体基板2の面にプリントされて
いる。誘電体基板2の他の面は、図1の誘電体基板2と
同様に、導電性コーティング(フォイル)3で金属被膜
が形成されている。この本発明のアンテナは、両羽を開
いた蝶の形状をしており、パッチ内の点から導電性領域
8が延びて、金属製パッチ1と電気的に接続されてい
る。また、導電性領域9が誘電体基板2にプリントさ
れ、この導電性領域9は、金属製パッチ1、または、導
電性領域8とは電気的に接続されていない。この導電性
領域9は、導電性貫通領域10を介して、誘電体基板2
の他の面の導電性コーティング(フォイル)3と電気的
に接続されている。この導電性コーティング(フォイ
ル)3は接地されている。
【0017】ダイオード7が、導電性領域8と導電性領
域9の間の表面に搭載されている。このダイオード7
は、金属製パッチ1内を流れる信号電流を整流して、検
知された電子信号がパッチ内にあらわれるようにしてい
る。
【0018】この実施例のダイオード7は、ショットキ
ーディテクタとして機能し、固有の接合キャパシタンス
を有する。導電性領域8と導電性領域9は、比較的狭
く、動作周波数で大きなインダクタンスとなる。当業者
は、導電性領域8と導電性領域9の寸法を決定し、その
インダクタンスがダイオード7の容量性の接合リアクタ
ンスを同調して除去できるような必要な値に決定でき
る。このようにして、マイクロウェーブの信号にマッチ
し、検波器の選択性を最適化できる。この本発明のアン
テナは、アンテナとして、検波器として、アンテナと検
波器とをマッチングさせるインピーダンスマッチングト
ランスフォーマとして、相互作用的に機能する。
【0019】このパッチの中央部には、また、導電性領
域6が接続され、この導電性領域6は、誘電体基板2の
端部に検知した信号を導通させる送信ラインとして用い
られ、これにより、ESL内の他の回路に接続する。導
電性領域6は、比較的細長く狭い形状をしており、他の
回路を高インピーダンス入力でもって接続する高インピ
ーダンスの送信ライン用の入力に適した、あるいは、後
続の回路の高インピーダンス入力に中間の送信ラインを
介せずして直接に接続するのに適した高インピーダンス
を提供する。このような後続の回路は、必要ならば、同
一基板の上に搭載可能である。
【0020】この後続の回路は、ダイオードをオン、オ
フに切り替えるためのダイオードにバイアスをかけるト
グル手段を有している。これは、アンテナを反射モード
状態に入り切りさせるようなトグル機能を提供し、ま
た、後方散乱変調を及ぼすよう用いられる。この前述の
送信器は、特定のESLに対し、情報を送信するよう指
示し、そして、この送信器は、その後、CW信号を送信
し、そして、このESLは、デジタル情報でもって変調
された信号を反射する。
【0021】ミキサ、あるいは、if検波器、あるい
は、af検波器として用いられる本発明の他の実施例を
図3に示す。正方形をした金属製パッチ1が、誘電体基
板2の表面にプリントされている。この金属製パッチ1
の各側面は、5.8GHzの動作周波数の1/2波長の
長さを有する(導電性構造体の波長は、自由空間の波長
とは若干異なっている)。この金属製パッチ1内におい
ては、スロット、あるいは、ウィンドゥと称する金属被
覆されていない領域が存在する。図2の実施例と同様
に、導電性領域8は、このスロット内に延びて、金属製
パッチ1と導通している。導電性領域9は、金属製パッ
チ1とは導通しておらず、誘電体基板2の他の面の接地
フォイルと接続する導電性貫通領域10が形成されてい
る。ダイオード7は、導電性領域8と導電性領域9の間
に配置されている。
【0022】導電性領域11と導電性領域14とは、金
属製パッチ1、または、導電性領域6とは導通していな
い。ローカル発振器信号は、導電性領域11に入力さ
れ、マイクロストリップバンドパスフィルタ12を介し
て、金属製パッチ1から導電性領域6に入力される。そ
こで、ダイオード7により生成された整流信号とヘテロ
ダイン検波される。導電性領域6は、金属製パッチ1に
対し、5.8GHzの共鳴周波数でヌルとなる電界を有
する点で接続される。このヘテロダイン検波された信号
は、マイクロストリップifローパスフィルタ13を介
して、導電性領域14に導通し、ESLの他の回路と接
続される。
【0023】このローカル発振器入力がωpの周波数を
有するとすると、この出力信号は、次の周波数を有す
る。 ωif=ωs−ωp ωsは、受信信号周波数(この実施例においては5.8
GHz)である。
【0024】別法として、図3の構成は、マイクロスト
リップバンドパスフィルタ12を取り除き、ダイオード
7のかわりに非並列のダイオード対を用いることによ
り、ビデオ検波器として用いることができる(この実施
例に用いられるダイオードは、Hewlett-Packard社製の
hp8101とMacom社製の10117Bである)。こ
の場合において、ωp/2のローカル発振器周波数の場
合には、出力周波数は次のようになる。 ωif=ωs−ωp このローカル発振器の周波数が、ωp/2(例えば、
5.8GHzの場合には、2.9GHzで動作)の場合
には、この発振器は、ωpの周波数のローカル発振器よ
りも、より単純で安価な構成となる。
【0025】図4は、ビデオ検波器として用いられる回
路構成を示す他の実施例である。チップキャパシタ15
を介して、導電性貫通領域10に導通するrf接地は、
集積パッチアンテナの電界がヌルポイント(中点)か
ら、1/4波長離れて提供される。このrf短絡は、パ
ッチの単部で開放回路に変換されて、rf信号エネルギ
ーがESLの後続の回路に漏れるのを最小にする。
【0026】次に、図5は、図4に示した実施例のラン
プ等価回路である。ここで、 共鳴周波数=5.8GHz A=パッチ面積=1cm×1cm d=基板の厚さ=3.0mm εr=基板の誘電率=3.0 Cs=パッチの静的キャパシタンス C=ε0εrA/d=10pf L=1/ωC=0.15nH である。
【0027】ここで、残りのパラメータは、Hewlett-Pa
ckard社製のネットワークアナライザを用いた測定結果
から決定できる。 R1(自由空間の放射抵抗、すなわち、パッチからみた
等価放射抵抗) =90オーム R2=パッチ抵抗=980オーム アンテナの効率=2(1+(R1/R2))-1=90%
【0028】このキャパシタンスCsは、dcがかかっ
たときのインダクタンスLを介して、ダイオード7が短
絡するのを阻止する。浮遊インダクタンスLpは、フィ
ード点における電流供給と高インピーダンスのマイクロ
ストリップラインを接続する短い長さに起因するダイオ
ード7と金属製パッチ1との間の直列インダクタンスに
よって引き起こされる。
【0029】ダイオード7は、入射したrf波の半波整
流器として機能する。キャパシタンスCは、rf電圧の
ピーク値までチャージアップされる。かくして、ビデオ
出力信号は、rf電界の強度に比例する。
【0030】図4に示されたアンテナは、対称形に形成
されており、ビデオ出力ラインの1/4波長部分のミラ
ーイメージを、パッチの反対側に追加することにより、
不要な共鳴を減少させる。このような構成が、図6に示
されている。出力がそこから延びる導電性領域6は、導
電性貫通領域10を介して接地されるチップキャパシタ
15を有し、図4に示すように、金属製パッチ1から1
/4波長だけ離れている。図6では、模式的に描いてお
り、図4においては、実際に即して描いている。1/4
波長長さの導電性領域16は、導電性貫通領域10を介
して接地されるその端部に、もう一つのチップキャパシ
タ15を有する。
【0031】図7は、2つの共鳴モードを維持する正方
形の本発明の構成を表す。その1つのモードは、水平方
向に極性化された信号で、もう1つのモードは垂直方向
に極性化された信号である。この正方形の構成図の中の
2つのスロット(ウインドゥ)は、金属製パッチ1内に
形成され、その中にダイオード7を有する。電界ゼロ領
域は金属製パッチ1の中央部でおき、そこでは、電界ゼ
ロ領域は、貫通領域17を介して抽出される。この貫通
領域17は、導電性貫通領域10とは異なり、誘電体基
板2の他面に形成された導電性コーティング(フォイ
ル)3とは導通していない。
【0032】金属製パッチ1が正方形の場合には、各辺
は、所望の動作周波数の1/2波長長さに等しい。そし
て、このアンテナは、その動作周波数で水平方向、ある
いは、垂直方向に極性化された信号のいずれかに応答す
る。金属製パッチ1が長方形の場合には、その長さは、
1/2波長よりも若干長く、その幅は、1/2波長より
も若干短いが、このアンテナは、環状に極性化した信号
に応答する。
【0033】別法として、長さと幅が大きく異なる長方
形の場合には、このアンテナは、パッチの長さによって
決定される周波数の信号の一つの極性に応答し、かつ、
パッチの幅により決定される周波数の信号の他の極性に
応答する。
【0034】図8に示す実施例は、2つの共鳴モードを
得るための他の構成を示す。則ち、摂動を引き起こすこ
とにより、この構成では、金属製パッチ1のコーナーの
一つを取り除くことにより、2つの共鳴モードが得られ
る。このような技術は、例えば、マイクロストリップバ
ンドパスフィルタのような関連共鳴構造体を形成するの
に用いられる。最適な動作は、ダイオード7が、金属製
パッチ1の対角線方向に沿って、金属製パッチ1に接続
されていたときに発生する。このようにして、摂動を導
入すると、コーナーを取り除く必要がない。あるいは、
端部の処理が不要となる。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、マイクロ
ストリップにダイオードを挿入することにより、検知信
号を直接得られるようなパッチアンテナを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術によるマイクロウェーブストリップア
ンテナを表す図。
【図2】本発明によるダイオードディテクタを組み込ん
だマイクロウェーブストリップアンテナを表す図。
【図3】ミキサ、あるいは、if検波器、あるいは、a
f検波器として用いられる本発明の一実施例を表す図。
【図4】ビデオ検波器として用いられる本発明の一実施
例を表す図。
【図5】図4に示されたランプパラメータの等価回路を
表す図。
【図6】スプリアス共鳴を減少させるのに適した図4の
実施例を表す図。
【図7】2個の共鳴モードを表すのに適した本発明の一
実施例を表す図。
【図8】2個の共鳴モードを表すのに適した本発明の他
の実施例を表す図。
【符号の説明】 1 金属製パッチ 2 誘電体基板 3 導電性コーティング(フォイル) 4 伝送ライン 5 インセット 6、8、9、11、14、16 導電性領域 7 ダイオード 10 導電性貫通領域 12 マイクロストリップバンドパスフィルタ 13 マイクロストリップifローパスフィルタ 15 チップキャパシタ 17 貫通領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01Q 23/00 (72)発明者 ラルフ フランシス トランバルロ アメリカ合衆国、07701 ニュー ジャー ジー、レッド バンク、アービング プレ イス 20 (72)発明者 クォン トラン アメリカ合衆国、07731 ニュー ジャー ジー、ホルムデル、パイン ニードル ス トリート 108

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性接地面(3)から絶縁されている
    共鳴導電性パッチ(1)を有するアンテナ装置におい
    て、 前記接地面に接続される第1電極と前記パッチ(1)に
    接続される第2電極とを有するダイオード(7)からな
    る検波器と、 信号をパッチとの間に導通させる信号導通手段(6)
    と、 からなる(図2)ことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 前記パッチ内に非導電性のウィンドゥ部
    分をさらに有し、 前記ダイオードは、前記ウィンドゥ部分内に配置される
    (図3)ことを特徴とする請求項1の装置。
  3. 【請求項3】 非導電性の第2ウィンドゥ部分をさらに
    有し、 前記第2ウィンドゥ部分内に配置された第2ダイオード
    を有し、 前記第2ダイオードの第1電極は、前記接地面に導通
    し、第2電極は、前記パッチに導通し、 前記第1ダイオードと第2ダイオードとは、互いに直交
    するよう配置される(図7)ことを特徴とする請求項2
    の装置。
  4. 【請求項4】 前記アンテナ装置は、特定の波長に使用
    されるもので、 前記信号導通手段(6)は、前記特定の波長の1/4波
    長以上の長さを有し、 第1と第2の端子を有する第1キャパシタ(15)をさ
    らに有し、 前記第1端子は、前記パッチの特定波長の1/4波長離
    れた点で、前記信号導通手段(6)に接続され、 前記第2端子は、接地面(10)に接続される(図
    4)、ことを特徴とする請求項1の装置。
  5. 【請求項5】 前記信号導通手段(6)はパッチの周囲
    の第1点に接続され前記パッチ(1)の周囲の第2点に
    接続される第2信号導通手段(16)をさらに有し、前
    記第2点と第1点とは互いにパッチの反対側に存在し、 前記第2信号導通手段(16)は、前記特定の波長の1
    /4波長の長さを有し、 第1と第2の端子を有する第1キャパシタ(15)をさ
    らに有し、 前記第1端子は、前記第2信号導通手段(16)の端部
    に接続され、 前記第2端子は、接地面(10)に接続される(図6)
    ことを特徴とする請求項1の装置。
  6. 【請求項6】 前記アンテナ装置は、周波数fsで使用
    され、 周波数floのローカル発振器信号が、周波数floを通過
    させるバンドバスフィルタ(12)を介して、前記信号
    導通手段(6)に入力され、信号出力が、周波数fs±
    loまたは周波数fs±2floを通過させるバンドパス
    フィルタ(13)を介して、前記信号導通手段(6)か
    ら取り出される(図3)ことを特徴とする請求項1の装
    置。
  7. 【請求項7】 前記ダイオード(7)は、固有の接合キ
    ャパシタンスを有し前記パッチは、所望の周波数と共鳴
    するような大きさの第1部分と、前記第1部分に導通す
    る第2部分(8)とを有し、この第2部分は、前記第1
    部分に対し幅が狭く、 前記ダイオードの第2電極は、前記第1部分から、ある
    距離離れた前記第2部分のある点でパッチに接続され、 これにより、前記のある距離に沿っての第2部分のイン
    ダクタンスは、前記ダイオードの接合キャパシタンスを
    除去することを特徴とする請求項1の装置。
  8. 【請求項8】 前記パッチのウィンドゥ部分は、非導電
    性で、 前記パッチの第2部分は、前記ウィンドゥ部分内に突出
    し、前記ダイオードは、前記ウィンドゥ内に配置される
    (図3)ことを特徴とする請求項8の装置。
  9. 【請求項9】 前記パッチ内に非導電性の第2ウィンド
    ゥ部分が形成され、 前記パッチは、前記第2ウィンドゥ内に突出する、前記
    第1部分と導通する第3部分を有し、 前記第2ウィンドゥ部分内に第2ダイオードが配置さ
    れ、 前記第2ダイオードの第1電極は、前記接地面に接続さ
    れ、第2電極は、前記第1部分から所定距離離れた第3
    部分に接続され、 前記第1ダイオードと第2ダイオードは、互いに直交し
    て配置される(図7)ことを特徴とする請求項9のアン
    テナ。
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