JPH0719333Y2 - コースター - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は発光するコースターに関する。

（従来の技術） 従来、上方に載置されるグラスに向けて光を発するよう
に発光体を備えたコースターが、特開平1-236016号公
報、実開昭61-102176号公報、実開昭64-35078号公報、
実開平1-71564号公報等によって公知となっている。

しかしながら、これらのコースターは、光が単純にグラ
スに照射するだけなので、光によって醸し出されるイル
ミネーション的な装飾効果も単調でもの足りなかった。

（考案が解決しようとする課題） そこで本考案は、光によって醸し出されるイルミネーシ
ョン的な装飾効果を格段に高めることができるコースタ
ーの提供を目的とする。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本考案のコースターは、上
面にレンズ１を備えた扁平の透明プラスチック製容器２
の中に液体と光輝性粉・粒状体を封入し、この容器２を
天壁に窓５が開設された扁平な外筐６に装入してレンズ
１を窓５に嵌着すると共に、外筐６内における容器２の
下側個所に当該容器２を下から照射する発光装置９を装
入したことを特徴として構成されるものである。

（作用） 本考案のコースターは、発光装置９から発せられた光が
容器２を通過し、更にレンズ１を通過してから、外筐６
の天壁の上に載置されたタンブラー12等とその中のドリ
ンクを照らす。そして光が容器２を通過するときに、容
器２の中の液体によって屈折したり、又は、光輝性粉・
粒状体に当って散乱したりする。更に、光がレンズ１を
通過するときに収束したり拡散する。尚、容器２の中の
液体を有色にすると光の色が特定される。従って、単調
な光ではなく、方向や強さが異なる種々の光がタンブラ
ー12等やドリンクを照らすことになり複雑なイルミネー
ション効果が得られる。

（実施例） 図に示す実施例は、上面に凸レンズ１を備えた扁平の透
明プラスチック製容器２の中に水３とラメ４を封入し、
この容器２を天壁に窓５が開設された扁平な外筐６に装
入してレンズ１を窓５に嵌着すると共に外筐６内におい
て、容器２の下側個所に絶縁基板８に多数個の発光ダイ
オード７を並べて設けた形式の発光装置９を発光ダイオ
ード７が容器２を下から照射する状態で装入し、同じく
基板８の下側にリチューム電池10を内蔵し、また外筐６
の底壁に外筐６の上面に押下力を受けたときに通電状態
となり、受けていないときに非通状態となる自動スイッ
チ部11を設けたものである。

本考案は水３の代りに有色の液体を、ラメ４の代りに他
の光輝性粉・粒状体を、発光ダイオード７の代りに豆電
灯等の発光装置を、リチューム電池10の代りに他の電源
装置を、自動スイッチ部11の代りに手動スイッチを任意
に用いて実施することができる。

（考案の効果） 本考案は上記のとおりであり、容器２の中の液体や光輝
性粉・粒状体によって屈折、反射、散乱した光が更にレ
ンズ１によって収束又は拡散して複雑に向きや強さを変
えられてからタンブラー12等やドリンクを照らすことに
なるので、上記公知例のように単調な光を当てるものに
比べて、格段に煌びやかなイルミネーション的装飾効果
が得られるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案コースターの実施例を示す全体の斜視
図、第２図は使用状態を示す断面図である。 １……レンズ、２……容器、３……水、４……ラメ、５
……窓、６……外筐、７……発光ダイオード、８……基
板、９……発光装置、10……電池、11……自動スイッチ
部、12……タンブラー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】上面にレンズ１を備えた扁平の透明プラス
   チック製容器２の中に液体と光輝性粉・粒状体を封入
   し、この容器２を天壁に窓５が開設された扁平な外筐６
   に装入してレンズ１を窓５に嵌着すると共に、外筐６内
   における容器２の下側個所に当該容器２を下から照射す
   る発光装置９を装入したことを特徴とするコースター。