JPH0139494Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はグラスやコツプを照明するための光源
を内蔵したコースターに関するものである。

イ 従来技術 一般にコースターはグラスやコツプの受皿とし
て利用され、結露現象による水滴を受けるため及
び体裁のために使用される。のコースターは紙な
どに図柄を印刷したもの、プラスチツクやガラ
ス、木製のもの等があるが、その形状は皿状で変
化に乏しく、又図柄も何ら変化しないものであつ
た。

このため、コースター内に豆電球等の光源を内
蔵し、コースター上に載置されるグラスやコツプ
とその内容物を照射するものが実開昭56−63383
号並びに実開昭56−73475号に開示されている。
然し乍らこれらはその光源の開閉器を載置板の荷
重による上下動により作動させるものであり、載
置物の昇降に伴い保持の安定性に欠け、また使用
時及び洗滌時に可動嵌合部から水が内部に入り込
むおそれがあり実用上好ましく無かつた。

ロ 考案の目的 本考案はコースター内に豆電球等の光源を内蔵
し、コースター上に載置されるグラスやコツプの
内容物に好みの色を照射し、美的効果を高めると
同時にコースターに変化を持たせたものに於い
て、更に信頼性の高く、且つ使用に際し興趣の深
い構造を提供するものである。

ハ 考案の構成 コースターを、皿状をしたコースター本体と、
透明な材質によつて形成され、且つコースター本
体の上部開口部に防水パツキングを介して着脱自
在に装着される上部受皿と、前記コースター本体
内に収納され、且つ内部電源或いは外部電源によ
つて点灯する光源と、上記光源の点灯及び消灯を
制御するリードスイツチとを具備し、コースター
上に載置されるグラスやコツプに設けた磁石によ
り上記リードスイツチを作動させるようにしたも
のである。

ニ 実施例 第１図及び第２図は本考案に係るコースター１
を示す図面であり、このコースター１は皿状をし
たコースター本体２と、コースター本体２の上部
開口部に着脱自在に螺合させる皿状の上部受皿３
とによつて構成してある。この上部受皿３の少な
くとも平面部３ａは透明な材質によつて形成して
ある。又コースター本体２と上部受皿３との螺合
部には輪状の防水パツキング４を介在してあり、
コースター１内に水滴等が進入するのを防止して
いる。５はコースター本体２の中央部に固設した
ソケツト、６はソケツト５に挿入された光源とな
る豆電球である。７は豆電球６の周囲に配置した
反射板であり、この反射板７によつて豆電球６か
ら照射する光源を上部受皿３の平面部３ａに向け
て反射させるようにしてある。８はコースター本
体２内に収納した豆電球６を点灯させるための電
池、９は豆電球６の点灯及び消灯を行うためのリ
ードスイツチであり、このリードスイツチ９を介
して豆電球６と電池８とは直列或いは並列に接続
してある。又このリードスイツチ９には磁力によ
つてON・OFFする形式のものが使用され、又そ
の取付箇所は反射板７の裏面等の外部から見えな
い所に設けておく。Ａはコースター１の構成部材
である上部受皿３の平面部３ａに載置されるグラ
スであり、このグラスＡの底部には、コースター
１に内蔵されたリードスイツチ９のON・OFFを
制御するための磁石Ｂが埋設或いは貼着してあ
る。尚、グラスＡの底部に磁石Ｂを埋設或いは貼
着する時、この磁石Ｂによつて第２図に示すよう
にネームやイラストを描けば、磁石Ｂ自体にも装
飾効果を持たすことができる。

上記構成に於いて、本考案に係るコースター１
によつてグラスＡの照明を行うにはコースター１
の構成部材である上部受皿３の平面部３ａにグラ
スＡを載置し、平面部３ａ上でグラスＡを回動さ
せる。そしてグラスＡの底部に埋設或いは貼着し
た磁石Ｂが、コースター１に内蔵されたリードス
イツチ９の上方に来ると、磁石Ｂの磁力によつて
リードスイツチ９がONし、豆電球６に通電す
る。従つて豆電球６は点灯し、豆電球６から照射
した光線は上部受皿３の透明な平面部３ａを通過
し、平面部３ａ上に載置したグラスＡ及びその内
容物を照射する。又コースター１に載置したグラ
スＡの位置をずらしたり、コースター１からグラ
スＡを持ち上げることにより、マグネツトＢをリ
ードスイツチ９から遠ざけると、リードスイツチ
９はOFFし、豆電球６は消灯する。

又豆電球６を点灯させるための電源としては、
上記した如く通常の電池８をコースター１に内蔵
させる以外に、充電式の電池を用いたり、又電灯
線を用いてもよい。又コースター１上に載置され
るグラスやコツプを照明する光線の色は、豆電球
６の色、或いは上部受皿３の平面部３ａの色を変
更することにより自由に設定できる。更に、コー
スター１に内蔵された豆電球６及び電池８の変換
は、コースター本体１から上部受皿３を取り外す
ことにより容易に行える。

ホ 考案の効果 本考案はコースター上に載置されるグラスやコ
ツプ等を光源によつて照明するものに於いて、コ
ースターに内蔵される光源の点灯及び消灯を磁力
によつて作動するリードスイツチによつて行い、
且つこのリードスイツチのON・OFFを、コース
ター上に載置されるグラスやコツプに予め取付け
た磁石によつて行えるので、コースター上部受皿
は静止したままの安定した状態であり、本体に防
水パツキングを介して水密に封止されるための水
漏れのおそれが全く無く、グラス又はコツプの移
動により光源が点灯或いは消灯するため、興趣が
高まる。更にグラスやコツプにリードスイツチを
制御するための磁石を取付ける時、この磁石によ
つてネームやイラスト等を描けば、グラスやコツ
プ単体としてもその装飾的効果を高めることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るコースターの縦断面図、
第２図は第１図の−線断面図である。 １……コースター、２……コースター本体、３
……上部受皿、６……豆電球、８……電池。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 皿状をしたコースター本体と、透明な材質によ
   つて形成され、且つ、コースター本体の上部開口
   部に防水パツキングを介して着脱自在に装着され
   る上部受皿と、前記コースター本体内に収納さ
   れ、且つ、内部電源或いは外部電源によつて点灯
   する光源と、上記光源の点灯及び消灯を制御する
   リードスイツチとを具備し、コースター上に載置
   されるグラスやコツプに設けた磁石により上記リ
   ードスイツチを作動させるように構成したことを
   特徴とするコースター。