JP3059946U - 光る容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源を設けた特定の位置に置いたときだけ内
蔵したＬＥＤが点灯して光りその位置から離せばＬＥＤ
が消えるようになっている意外性と装飾効果とを兼ね備
えた光る容器を提供する。 【解決手段】 透明または半透明の容器の底部に二次コ
イルおよび該二次コイルに接続された少なくとも１個の
ＬＥＤを設け、高周波電流を流した一次コイルが埋設さ
れた所定位置に前記容器を置いて前記二次コイルが前記
一次コイルに近接対向配置されたとき前記ＬＥＤが点灯
するようにする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、特定の位置に置いたときだけ点灯して光り、コップ、花瓶、ペン 立て、食器などの容器としても使用することができるアミューズメントグッズで ある光る容器に関する。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題】

この考案の目的は、電源を設けた特定の位置に置いたときだけ内蔵したＬＥＤ が点灯して光りその位置から離せばＬＥＤが消えるようになっている意外性と装 飾効果とを兼ね備えた光る容器を提供することである。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を解決するため、この考案の光る容器は、透明または半透明の容器 の底部に二次コイルおよび該二次コイルに接続された少なくとも１個のＬＥＤを 設け、高周波電流を流した一次コイルが埋設された所定位置に前記容器を置いて 前記二次コイルが前記一次コイルに近接対向配置されたとき前記ＬＥＤが点灯す るようにしている。

【０００４】

【考案の実施の形態】

図１および図２は、この考案の光る容器およびその給電装置の斜視図を示した ものである。光る容器１は、透明または半透明のコップ２の底面に形成された凹 部内に、二次コイル３およびその両端子間に逆並列に接続された２個のチップ状 のＬＥＤ４を透明または半透明をしたプラスチックその他の接着剤または充填剤 により埋設してなるものである。また、給電装置５は、商用電源または電池電源 を高周波電流に変換するインバータ６およびその出力に直列に接続された２個の 一次コイル７からなり、この２個の一次コイル７をシート状部材８内の別々の位 置に外からは見えないように埋設したものである。一次コイル７の巻数は６０回 〜１００回程度であり、二次コイル３の巻数は６０回〜１５０回程度である。

【０００５】 いま、このコップ２を一次コイル７が埋設されたシート状部材８の上に置いて 二次コイル３がどちらかの一次コイル７に近接対向配置するようにすると、一次 コイル７から電磁誘導により二次コイル３に巻線比の逆数に比例した電流が流れ ４個のＬＥＤ４が点灯する。２個の一次コイル７の埋設位置は外からは見えない ようになっているから、シート状部材８の上をコップ２で探るようにしてずらし ていくと二次コイル３と一次コイル７とが対向配置したところで突然ＬＥＤ４が 点灯し意外性がある。さらに、コップ２の位置を少しずらして二次コイル３が一 次コイル７から外れる位置に移動させるとＬＥＤ４は消灯する。

【０００６】 この光る容器１は、コップに限らず、水差し、花瓶、皿や小鉢などの食器、ペ ン立てなど種々の容器に適宜設計変更することが可能であり、その材質としては 、ガラス、プラスチック、薄手の陶磁器、その他、透明または半透明で中の光が 透けて見えるものでさえあれば如何なるものでも使用することができる。光る容 器１内に設けるＬＥＤ４の数は２個に限らず必要に応じて何個設けてもよく、発 光色の異なるものを組合せて使用することもできる。

【０００７】 上記実施の形態においては、給電装置５の一次コイル７をシート状部材８内に 設けているが、テーブルやカウンターなどに直接埋設しておいてもよく、また、 ショーウィンドーの棚などに設けておき光る容器１を装飾用として用いることも できる。一次コイル７の数は２個に限らず、１個でもあるいは３個以上設けても よく、また、一次コイル７の位置が外から直接見えるようにするか、あるいは模 様等によりその位置を判別できるようにしておいてもよい。

【０００８】

【考案の効果】

以上説明したとおり、この考案の光る容器は、高周波電流を流した一次コイル に近接対向配置させたときだけ内蔵したＬＥＤが点灯して光り、一次コイルから 離せばＬＥＤが消えるようにしたことにより、特定の位置に移動させたときだけ 点灯するという意外性があり、特に暗い場所では美しく光って目立つから装飾効 果に優れ、ショーウィンドーなどの装飾として用いることもでき、アミューズメ ントグッズとして優れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の光る容器の斜視図

【図２】その給電装置の斜視図

【符号の説明】

１ 光る容器 ２ コップ ３ 二次コイル
４ ＬＥＤ ５ 給電装置 ６ インバータ ７ 一次コイ
ル ８ シート状部材

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 透明または半透明の容器の底部に二次コ
   イルおよび該二次コイルに逆並列に接続された少なくと
   も２個のＬＥＤを設け、高周波電流を流した一次コイル
   が埋設された所定位置に前記容器を置いて前記二次コイ
   ルが前記一次コイルに近接対向配置されたとき前記ＬＥ
   Ｄが点灯するようにしたことを特徴とする光る容器。