JPH0719276U - エレベータ装置 - Google Patents

エレベータ装置

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JPH0719276U
JPH0719276U JP007387U JP738794U JPH0719276U JP H0719276 U JPH0719276 U JP H0719276U JP 007387 U JP007387 U JP 007387U JP 738794 U JP738794 U JP 738794U JP H0719276 U JPH0719276 U JP H0719276U
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ロバート・チャールズ・マクドナルド
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インヴェンツィオ・アクチェンゲゼルシャフト
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    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • B66B5/02Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エレベータ昇降箱がホール呼びに応答できな
くなったとき、緊急のバックアップサービスを提供する
エレベータ装置を提供する。 【構成】 昇降箱がホール呼びに応答しなくなると、エ
レベータ緊急動作モードを始動し、フロアを所定数の隣
接フロア群に分割し、そのフロアにホール呼びが登録さ
れているか否かに拘らず、各群の少なくとも1つのフロ
アを各昇降箱へ予め割当て、予め割当てられた各群のフ
ロアを1だけずらし、その群の一端に到達すると同じ群
の他端へラップアラウンドすることにより前記割当てを
循環式に変更する。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案はエレベータ装置に関し、更に詳細には、エレベータの主要なサービス 機能が故障した際、緊急のバックアップサービスを提供する装置に関する。
【従来の技術】
エレベータ装置のある種の機能が故障あるいは誤動作すると、ホール呼び、即 ち、建物フロアのエレベータホールでエレベータサービスを受けるべく登録され た呼びに昇降箱が応答できなくなる。例えば、ホール呼び回路に関連する電源が 故障したり、ホール呼びを昇降箱へ割当てる群統括制御装置あるいはディスパッ チャが誤動作したり、ディスパッチャと昇降箱の間の通信リンクが故障すること がある。緊急バックアップサービスを提供する従来の方式は“ブロック”動作と 呼ばれる。ブロック動作の規準は、(a)建物の全てのフロアへ、(b)最短時 間で、(c)停止回数をできるだけ少くして、エレベータサービスを提供すると いうことである。(c)が満足されると、過熱によるモータ寿命の減少が防止さ れ、昇降箱動作を停止させるモータの過負荷によるトリッピングが回避される。 従来型のブロック動作モードでは、各昇降箱に所定の異なる群のフロアが割当て られ、各昇降箱はその群に属するフロアに停止する。もしひとつの昇降箱の動作 が停止中かあるいは停止動作に入ると、その昇降箱に割当てられたフロアへは、 動作中の他の昇降箱内の箱呼びが登録されない限りエレベータサービスは提供さ れず、実際これらのフロアには昇降箱が全く停止しないことになる。従来型装置 には、全ての昇降箱が必ずしも動作状態に置かれないことを考慮して2以上の昇 降箱を各フロアに割当てるものもある。しかしながらこの方法によると、呼びに 応答してエレベータサービスが提供されるまでの時間が有意に増加するため、前 述の条件(b)が充分に満足されず、1往復につき各昇降箱が停止する回数が増 加して前述の条件(c)の達成についても問題である。
【考案が解決しようとする課題】
手短に言えば、本考案はエレベータ昇降箱のバンクを有するエレベータ装置に あって緊急バックアップサービスを、前述のブロック動作の3つの規準全てを満 足しながら提供する改良型の装置に関する。 本考案の改良型装置では、バンクの各昇降箱へ所定の異なるパターンのフロア を予め割当て、各昇降箱への割当てを所定の事象の生起に応答して変更する。所 定の事象とは、例えば、昇降箱によるその現在の割当てフロア群へのサービスの 完了である。これは、所定のフロア、例えばメインフロアまたはロビーを出発し て1往復したのを検知することによりチェックできる。 本考案の改良型装置は、最初のブロック動作の割当てがメモリ・ワードの形で 記憶されたリード・オンリー・メモリ(ROM)を昇降箱毎に備えている。各メ モリ・ワードのビットは建物の異なるフロアにそれぞれ対応し、ビットがセット されるとそのフロアが割当てられたことを示す。各メモリ・ワードは、所定事象 の検知に応答して、例えば各昇降箱へのメインフロアの割当てを常に保持しなが ら、セットされた各ビットを1ビット位置だけ左へシフトすることにより、循環 式に書換えられる。その割当ては、セットされたMSB(最上位ビット)をイン クリメントすると、メモリ・ワードのLSB(最下位ビット)へラップアラウン ド(wrap around)、即ち循環けた上げになるように行なう。 以下、添付図面を参照して、本考案の実施例を詳細に説明する。
【実施例】
図1は、昇降箱0、1、2及び3のような4つの昇降箱バンク37を備えたエ レベータ装置30を示す。エレベータ昇降箱のバンク37はディスパッチャ・プ ロセッサ(DP)32の統括制御下にある。通信プロセッサ(CP)34は、D P32と共用するランダム・アクセス・メモリ(RAM)36と共働して、昇降 箱とDP32の間の通信を司る。昇降箱0の昇降箱制御器52のような種々の昇 降箱制御器は、機能54及び56でそれぞれ表わすように、箱呼び及びその昇降 箱位置を表わす情報を含む昇降箱ステータス情報(CSI)を形成し、この情報 を直列データリンク60を介してCP34へ送る。この情報はインターフェース 46の受信バッファ50に蓄えられる。インターフェース46はそれがCP34 へ送るべきCSIを持つということを、割込み制御器44により発生される割込 み信号により通告し、CP34がその情報を受け得る状態にあることを指示する とその情報を並列データバスに乗せる。 DP32は、(a)CSI、(b)ホール呼び制御器66により供給されるホ ール呼び、及び(c)それ自体に組込まれた運転様式に、応答して各昇降箱への 割当てを行なう。即ち昇降箱モード情報(CMI)を形成する。インターフェー ス46の送信バッファ48が空で情報送信可能になると、割込み制御器44は割 込み信号をCP34へ送る。CP34はこのCMIを並列バスへ乗せ、その情報 は直列データリンク58を介して昇降箱へ送られる。図1に示す通信システムの 詳細については、本出願人に譲渡された米国特許第4,473,133号に記載 がある。 ホール呼び制御器66、DP32、RAM36、CP34、インターフェース 46、割込み制御器44、バッファ48、50、あるいはデータリンク58、6 0へ至る一連の機能の任意のものが故障あるいは誤動作すると、ホール呼びに応 答して適切なエレベータサービスが提供されないことがある。かかる誤動作はモ ニター70により検知される。本考案は、本出願人へ譲渡された米国特許第4, 162,719号及び第4,397,377号に開示した構成のような、緊急バ ックアップモード始動の必要性を検知する任意の適当なモニターあるいは手段を 用いることもできる。本考案の目的のためには、緊急バックアップサービスの必 要性を検知するとモニター70が真の、即ち論理0レベルの信号反転EMTを発 生することを知るだけで充分である。信号反転EMTはバンク37の全ての昇降 箱の昇降箱制御器へワイヤにより送ってもよい。 図2は、エレベータ昇降箱0及びその関連の昇降箱制御器52の概略図である 。バンク37の残りのエレベータ昇降箱及びそれらの昇降箱制御器も同一の構造 を有する。箱体12を含む昇降箱0は、例えば24のフロアを持つ建物14の昇 降道13内に昇降自在に取付けられている。昇降箱0は複数のワイヤロープ16 により支持され、それらのロープは駆動装置20の軸に取付けたトランクション ・シーブ18に掛けられている。駆動装置20はその関連の閉ループ・フィード バック制御装置と共に、駆動装置制御器あるいはモータ制御器71と一般的に呼 ばれている。モータ制御器71は、昇降箱の実速度に応答する信号VTACHを 発生するタコメータ72とエラー増幅器74を含む。本出願人の米国特許第4, 277,825号は適当なモータ制御器を開示する。 釣合い錘22がロープ16の他端に連結されている。昇降箱12に接続された ガバナ・ロープ24は、昇降道13内で上昇する昇降箱12の最上点の上方に位 置するガバナ・シーブ26にかけられると共に、昇降道の底部にあるプーリ28 にもかけられている。ピックアップ31は、ガバナ・シーブ26あるいはそのガ バナ・シーブの回転に応答して回転する別のパルス・ウィールの周縁部に離隔し て形成した開口26aの作用により昇降箱0の運動を検知するために配置されて いる。開口26aの間隔は、昇降箱12の標準移動距離増分毎に1つのパルス、 例えば昇降箱が0.635cm(0.25インチ)移動するごとに1つのパルス を発生するよう決められている。ピックアップ31としては、例えば光学式ある いは磁気式のような任意の適当な形式のものを用いることができる。ピックアッ プ31は、昇降箱制御器52へ距離パルスPLSINTを供給するパルス制御器 33へ接続される。 昇降箱0に取付けた押しボタン・アレー35により登録される箱呼びは箱呼び 制御器54により処理され、その結果得られた情報が昇降箱制御器52へ送られ る。 エレベータホールの押しボタン、例えば第1フロアの押しボタン38、第24 番目のフロアの下向き押しボタン40、及び各中間フロアの上向き及び下向きの 押しボタン42により登録されるホール呼びはホール呼び制御器66により処理 される。その結果得られたホール呼び情報はDP32へ送られる。 昇降箱制御器52はパルス制御器33からの距離パルスPLSINTへ適当な アップ/ダウンカウンタを応答させて、昇降道13内の昇降箱0の正確な位置に 関するカウントPOS16(図6に示す)を標準距離増分の分解能で発生する。 昇降箱0が建物16の各フロアと同高位置にある時のPOS16のカウントは、 その関連のフロアのアドレスとして利用される。昇降箱制御器52の速度パター ン発生器もまたこのPOS16カウントを用いる。使用可能な適当な速度パター ン発生器としては、本願の出願人に譲渡された米国特許第4,470,482号 に開示されたものがある。 昇降箱制御器52のフロアセレクタ機能は、昇降箱0の位置を監視する外、そ の昇降箱に対する呼びの一覧表を作成し、かかる呼びに応答すべく昇降箱を始動 させるための信号を発生する。フロアセレクタ機能はまたAVPフロアと呼称さ れるエレベータ昇降箱0の先回りまたは前進フロア位置(advanced floor posit ion)を形成する。先回りフロア位置AVPは、昇降箱0が所定の減速スケジュー ルに従って停止できるその走行方向で前方の最も近いフロアである。昇降箱12 が箱呼びあるいはホール呼びに応答するかまたはただパークするために停止すべ きフロアを目標フロアと呼ぶ。昇降箱0のAVPがその目標フロアに到達すると 、フロアセレクタは速度パターン発生器機能により利用される適当な信号を発生 する。あるいは、フロアセレクタ機能が目標フロアのアドレスである二進ワード TARGETを発生し、速度パターン発生器機能が標準距離増分で表わした先回 り昇降箱位置である二進ワードAVP16を形成しそれを維持することができる 。速度パターン発生器はTARGETとAVP16を比較しいつ減速モードを始 動すべきか決定することができる。フロアセレクタ機能はまた、箱呼びに対する エレベータサービスの提供が完了するとその箱呼びのリセットを制御する。本出 願の出願人に譲渡された米国特許第3,750,850号明細書は、昇降箱制御 器52のフロアセレクタ機能を遂行する適当な装置を開示している。昇降箱制御 器52の全ての機能を単一のマイクロコンピュータ80により提供するようにし てもよい。この場合フロアセレクタと速度パターン発生器機能の間の通信が簡略 化される。あるいは、それらの機能の一部をマイクロコンピュータ80により、 残りの部分を別のマイクロコンピュータあるいは他の適当な手段により提供する ようにしてもよい。マイクロコンピュータ80に関連する優先実行プログラムは 、本出願の出願人に譲渡された米国特許第4,240,527号及び第4,47 0,482号に開示されるように、ビッド状態におかれた機能プログラムを走行 させる。 マイクロコンピュータ80は、中央処理ユニット(CPU)82、システム・ タイミング84、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)86、リード・オンリ 、即ち持久型メモリ(ROM)88、外部の昇降箱関連機能から信号を受信する 並列入力ポート90、Tx48からCMIを、またもし箱呼びが直列化されてお ればそれらの箱呼びを受信するような直列入力ポート92、ドア制御器96及び ホール・ランタン98の信号だけでなくデジタル速度パターン信号が送られる並 列出力ポート94、及び直列出力ポート100を含む。直列出力ポート100は 、たとえばCSIをRx50へまた箱呼びリセット信号をもしそれらが直列化さ れておれば箱呼び制御器へ送るために用いられる。デジタル/アナログ(D/A )コンバータ102は、タコメータ72からの信号VTACHと比較されるアナ ログ速度パターン信号VSPを発生する。マイクロコンピュータ80は例えばイ ンテル社のiSBC80/24のシングル・ボード・コンピュータを用いること ができる。このコンピュータを用いた場合、CPU80にはインテル社の808 5Aマイクロプロセッサ、タイミング機能84はインテル社のクロック8224 、入力及び出力ポートはオンボードポートであろう。 本考案の教示によれば、真の信号反転EMTにより始動される緊急バックアッ プ・モード時に用いられる各昇降箱の最初のフロア割当てが行なわれ、昇降箱0 のROM88のような昇降箱制御器のROM内に記憶される。かかるフロア割当 ての適当なフォーマットを図3に示す。ワード0、ワード1及びワード2として 表示される3つの8ビット・メモリワードは例えば24のフロアを有する建物に 用いることができ、この場合ワード0のビット0〜7はそれぞれ1階から8階の フロアに対応し、ワード1のビット0〜7はそれぞれ9階から16階のフロアに 、ワード2のビット0〜7は17階から24階のフロアに、それぞれ対応する。 ビット位置がセット、即ち論理1である状態はその関連のフロアが関連の昇降箱 に割当てられていることを示す。 図4は、図3のフォーマットを用いた昇降箱へのフロアの最初の、即ち予め行 なわれた適当な割当てを示すROMマップである。各フロアが少なくとも1つの 昇降箱へ割当てられ、それに加えてメインあるいはロビー・フロアが全ての昇降 箱へ割当てられる。例示の目的のために、メインあるいはロビー・フロアをフロ ア番号1と仮定するが、それは任意のフロアでよい。各メモリワードから少なく とも1つのフロアが各昇降箱へ割当てられるが、昇降箱が4個、フロアが24個 の例では少なくとも2つのフロアが各メモリワードから各昇降箱へ割当てられる 。各ワードの1つの昇降箱へ複数のフロアが割当てられると仮定すると、それら のフロアは全ての昇降箱につき割当てフロアの間隔を同じにする最大数のフロア だけ離隔されている。例えば、もし昇降箱0に各メモリワードのビット位置0を 割当てる場合には、その昇降箱に各メモリワードのビット位置4に関連するフロ アもまた割当てる。その場合、昇降箱1には3つのメモリワードの各々のビット 位置1に関連するフロアが割当てられ、またビット位置5に関連するフロアも割 当てられる。同様に、昇降箱2にはビット位置2及び6に関連するフロアが、昇 降箱3にはビット位置3及び7に関連するフロアが割当てられる。前述したよう に、全ての昇降箱にはメインまたはロビー・フロアが割当てられるが、これは前 述の例ではワード0のビット位置0である。 本考案の思想を具体化する適当なプログラム108のフローチャートを図5に 示す。このフローチャートは図2に示したROM88に記憶され、また残りの各 昇降箱に関連する同様なROMにも記憶されている。プログラム108は真の信 号EMTを検知するためにポート90のような入力ポートを監視するよう作成さ れており、その場合プログラム108は周期的に走行され、もし信号反転EMT が真でないならば直ちにエグジットする。あるいは信号反転EMTをインテルの 8085のTRAP割込みのようなCPU82の割込み端子へ、それが給電停止 を検知するために用いられていないことを条件として接続するようにしてもよい 。もしその給電停止を検知するために用いられているならば、その3つのRST 割込み端子の任意のものへ接続してもよい。例示の目的のために、信号反転EM Tが割込み端子をトリガーするものと仮定する。CPU82が割込み信号を受信 すると、その特定の割込み信号に関連する所定の割込みサービス・サブルーティ ーンへ向けられる。その割込みサービス・サブルーティーンは110で総括的に 示されている。ステップ112はそこで信号反転EMTが真かどうかチェックす る。これは真の反転EMT信号を生ぜしめる状態が補正された時、プログラム1 08がそれ自身をビッドするのを阻止するために行なわれる。ステップ112は そこで並列入力ポートの1つ、あるいはその割込み端子をチェックして反転EM Tが真かどうか確かめる。この時点では、割込みが丁度起こったばかりのため、 反転EMTは真でありステップステップ112がステップ114へ進んでフラッ グBOPをチェックする。フラッグBOPは、図4のROMマップに示したその 昇降箱への最初の、即ち予め行なわれた割当てがROM88から得られているか どうか確かめるために用いられる。図6は、RAM86のRAMマップであり、 どこにフラッグBOPが位置するかを示す。割込みが生じたばかりであるため、 フラッグBOPはセットされず、ステップ114がステップ116へ進んでRO M88内の昇降箱0の最初の割当てフロアを読み出し、この情報を図4の中間の メモリマップに示すようにRAM86へ記憶させる。ステップ118はこの割当 てを昇降箱割当て表と呼ばれるレジスタのようなRAM86内の所定の場所へ格 納する。昇降箱逝去器52は昇降箱の割当て表を用いてその昇降箱が何れのフロ アで停止すべきかどうか識別しようとする。建物の種類及びその建物内での往来 パターンに依存して、ブロック動作実現のための昇降箱割当て表におけるフロア の割当は、中間フロアからの上向き及び下向きの呼びの両方に応答するものとし て扱われ、上向き走行時だけでなく下向き走行時においても割当てフロアに停止 するものとする。あるいは、割当てを下向きの呼びだけに応答するものとして扱 ってもよい。後者の例では、メインフロアを出た昇降箱は上向きに走行する間、 箱呼びにだけに応答して停止する。昇降箱はその後最上割当てフロアへ進んで方 向を反転した後、下向きに走行して割当てられた全てのフロアで停止する。 ステップ118が昇降箱割当て表へ割当てフロアを格納した後、ステップ12 0が図6のRAMマップに示したフラッグBOPをセットする。ステップ122 は、図7のROMマップに示すようにROM88に記憶されている、昇降箱が応 答できる最下フロアのアドレスを読み出し、この情報を図6に示すようにRAM 86の場所LOWへ記憶する。場所LOWに記憶されたアドレスは、メインある いはロビー・フロアのアドレスである場合があり、そうでない場合もある。場所 LOWに記憶されたフロアアドレスは、昇降箱が応答できる最下フロアからスタ ートしてそのフロアへ戻る1往復のトリップを完了した時を確認するために用い られる。 昇降箱の走行中その先回り位置AVP16が目標フロアのアドレスTARGE Tへ到達すると、真の信号DECが昇降箱制御器52のフロアセレクタ機能ある いは速度パターン発生器機能により与えられる。信号UPTRはフロアセレクタ 機能により供給されて昇降箱の走行方向を示し、それが論理1の場合は上向き走 行、論理0の場合は下向き走行である。これらの信号は図6のRAMマップに記 憶されて昇降箱が1往復のトリップをした時を確認するために用いられる。 さらに詳細には、ステップ122はステップ124へ進んで信号DECが真か どうかをチェックする。この場合、走行スタート時ではそれは真でなく、ステッ プ124がステップ126へ進んでそれ自身をビッド状態におく。優先実行プロ グラムにより用いられる適当なビッド表のフォーマットを図9に示す。ビッド表 の複数ビットのあるいはワードの1つのビットは所望のごとくブロック動作プロ グラム108に割当てられており、それがセットされると優先実行プログラムの 番がきて走行される。かくして、ステップ126はビッド表のビット位置0をセ ットする。その外のビットは昇降箱制御器の他の機能に関連するものである。ス テップ126は、128においてプログラム108をエグジットさせて制御を優 先実行プログラムへ戻す。 プログラム108はビッド状態におかれているため、その順番がくると走行さ れ、ステップ112は信号反転EMTが依然として真であればステップ114へ 進む。ステップ114によりフラッグBOPがセット状態であることが判明し、 ステップ114がステップ124へ進んで昇降箱が減速してフロアへ停止するよ うにセットされたかどうかのチェックが行われる。もし信号DECがセットされ ておれば、ステップ130はUPTRをチェックして昇降箱が下向き走行中であ るかどうか確かめる。もしそうでなければ昇降箱は1往復のトリップを完了する ことができず、ステップ126へ進む。ステップ130により信号UPTRが0 に等しいことが判明すると、ステップ132へ進んで昇降箱の先回り位置AVP 16がRAM86の場所LOWに記憶されたフロアアドレスに等しいかどうかチ ェックされる。もしそうでなければ、昇降箱は1往復のトリップを完了しておら ず、ステップ132はステップ126へ進む。ステップ132によりAVP16 が場所LOWに記憶されたアドレスに等しいことが判明すると、昇降箱は応答で きる建物内の最下フロアに着床しつつあり、1つの昇降箱が1往復のトリップを 完了しつつあることを示す。これは、関連の昇降箱のフロアの割当てを変更する ために用いられる。好ましい実施例では、ステップ134に示すように、セット されたビットを次の隣接する有効ビット位置へシフトすることによりフロアの割 当てを循環式に変化させる。換言すれば、セットされた各ビットの場所がリセッ トされ、各メモリワードの次の最上位ビット位置がセットされる。 図4に示した中間の記憶場所は、割当て表のフロアの割当てが昇降箱がそれに 応答してリセットされても、この前の割当てを保持するが、この中間の記憶場所 がビットの操作を可能にするレジスタでないならば、その場所の内容がアキュム レータのようなレジスタ内へ格納されて新しい割当てが作成される。新しい即ち 変更後のフロアの割当てはステップ136で示すように、中間の記憶場所と昇降 箱割当て表の両方に記憶される。ステップ136はステップ126へ進みさらに エグジット128へ至る。次いで、昇降箱は建物を介する次の1往復のトリップ を行う間、新しく割当てられたフロアへ停止する。 図8に示す例では、4度のかかる割当ての変更により、その割当てフロアのパ ターンが最初の割当てフロアパターンと同じになり、これはステップ112によ り信号反転EMTがもはや真でなくなるまで継続する。ステップ112は次いで ステップ138へ進んでフラッグBOPをリセットし、ステップ138はそれ自 身をビッド状態に置くことなくエグジット128へ直接進む。 図8に示すように、3つのメモリワードのMSBがセットされると、次のシフ トにより各メモリワードがラップアラウンドされ、各メモリワードのLSBがセ ットされる。昇降箱3のMSBは最初にセットされるため、最初の変更により3 つのメモリワードのビット位置0がセットされる。前述したように、メインフロ アに関連するセット状態のビットはリセットされない。3つのメモリワードの3 つのビットが共通のビット位置でセットされており、これがたまたまメインフロ アを含むならば、3つのセット状態のビットは左方にシフトされて次のビット位 置へ進み、その際メインフロア位置のビットは依然としてセット状態にある。 要約すれば、本考案は主要なエレベータサービスが何らかの理由で低下すると 緊急バックアップサービスを提供する新規な改良型の装置に関する。緊急バック アップサービスは、各昇降箱が所定の数の往復トリップを行うと所定シフトパタ ーンに従って建物の全てのフロアに停止したことになるように働き、かくして作 動中の昇降箱の数から考えて最良のサービスが建物へ提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の思想を具体化するエレベータ
バンクの一例を示すブロック図である。
【図2】図2は、図1においてブロックで示したエレベ
ータ昇降箱及びその関連の昇降箱制御器を詳細に示す図
である。
【図3】図3は、昇降箱へのフロアの割当てを示すため
に用いられるメモリワードのフォーマットを示す。
【図4】図4は、図3のフォーマットを用いて種々の昇
降箱へ最初割当てられたフロアの異なるパターン及びフ
ロアの割当てが昇降箱割当て表へ転送される態様を示す
メモリマップである。
【図5】図5は、本考案の思想を具体化するために利用
できるオペレーティング・プログラムの詳細なフローチ
ャートである。
【図6】図6は、図5のプログラムにより用いられるあ
る特定の信号及びフラッグを示すRAMマップである。
【図7】図7は、昇降箱が応答するようにした建物のフ
ロアを表わすその昇降箱のROMマップである。
【図8】図8は、各昇降箱の割当て表が連続的に変更さ
れる態様を示す。
【図9】図9は、各昇降箱の昇降箱制御器により用いら
れる、種々のプログラムを走行させるためのビッド表を
示す。
【符号の説明】
32 ディスパッチャ・プロセッサ 34 通信プロセッサ 36 共用RAM 37 エレベータ昇降箱のバンク 44 割込み制御器 46 並列/直列インターフェース 48,50 バッファ 52 昇降箱制御器 54 箱呼び制御機能 56 昇降箱位置制御機能 66 ホール呼び制御器 70 ディスパッチャ・モニタ 80 マイクロコンピュータ 82 CPU 86 RAM 88 ROM 90 並列入力ポート 92 直列入力ポート 94 並列出力ポート 100 直列出力ポート

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】メインフロアを含む建物と、 前記建物のフロアへエレベータサービスを提供するよう
    に取付けられたエレベータ昇降箱のバンクと、 ホール呼び及び箱呼びの登録に応答してその登録フロア
    へのエレベータサービスを提供するように各昇降箱の移
    動を制御する、マイクロコンピュターを含む手段と、 昇降箱がホール呼びに応答しなくなる故障の発生を検出
    する手段と、 前記検出手段に応答してエレベータ緊急動作モードを始
    動する手段と、 フロアを所定数の隣接フロア群に分割する手段と、 そのフロアにホール呼びが登録されているか否かに拘ら
    ず、各群の少なくとも1つのフロアを各昇降箱へ予め割
    当てる手段と、 予め割当てられた各群のフロアを1だけずらし、その群
    の一端に到達すると同じ群の他端へラップアラウンドす
    ることにより前記割当てを循環式に変更する手段とより
    成ることを特徴とするエレベータ装置。
  2. 【請求項2】 割当て変更手段は常にメインフロアを各
    昇降箱に割当てることを特徴とする請求項1に記載の装
    置。
JP1994007387U 1983-09-20 1994-05-30 エレベ―タ装置 Expired - Lifetime JP2511241Y2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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US534005 1995-09-25

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JPH0719276U true JPH0719276U (ja) 1995-04-07
JP2511241Y2 JP2511241Y2 (ja) 1996-09-25

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US (1) US4511017A (ja)
JP (2) JPS6093080A (ja)
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