JPH07192642A - 近接したカソードおよび非放出性グリッドを有する高周波数真空管 - Google Patents

近接したカソードおよび非放出性グリッドを有する高周波数真空管

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JPH07192642A
JPH07192642A JP6142463A JP14246394A JPH07192642A JP H07192642 A JPH07192642 A JP H07192642A JP 6142463 A JP6142463 A JP 6142463A JP 14246394 A JP14246394 A JP 14246394A JP H07192642 A JPH07192642 A JP H07192642A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 カソードおよびグリッド電極の間にrf信号
を結合する比較的単純な共鳴構造物を利用して、近接し
たカソードおよび非放射性グリッドを含む電子ビーム真
空管を提供する。 【構成】 所定の周波数範囲を有するrf信号を扱う真
空管が線形電子放出カソード、ヒーターおよび非電子放
出性電流調整グリッド16から成る。グリッドは、カソ
ードからの放出電子がrf信号の4分の1サイクルの間
に進む距離だけカソードから離れて配置される。信号カ
ップラ14の共鳴ラインを形成する外側および内側の金
属製管がそれぞれ、グリッドを通過する電子が加速アノ
ード18とグリッドの間の相互作用領域内で束となるよ
うに、グリッドおよびカソードに接続される。フェライ
トタイル42が相互作用領域内でrf場を吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、共鳴構造物を介してr
f信号に結合されて増幅される、非放出性グリッドに間
隔をあけて接近させたカソードを有する高周波真空管(h
igh frequency vacuum tube)に関し、特に、(1)グリ
ッドと加速アノードとの間の相互作用領域を実質的に取
り囲むrf場吸収材料と、(2)信号をグリッドおよび
カソードに結合する一対の同軸共鳴管の間のループと、
(3)信号をグリッドおよびカソードに結合する一対の
同軸の共鳴管の容量性結合(capacitive coupling)と、
(4)グリッドおよびカソードからn1λの位置におい
て内側管を通じて伸長するヒーターリード線と組み合わ
せて、グリッドおよびカソードからn1λのところで内
側および外側の共鳴同軸の金属製rf結合管にそれぞれ
接続されたグリッドおよびカソード用バイアスリード線
とのうち少なくとも1つを有する高周波真空管に関す
る。ここで、n1は奇数の整数であり、λは、内側管お
よび外側管によってグリッドおよびカソードに印加され
るrf信号の波長である。
【0002】
【従来技術及び発明の解決しようとする課題】rf信号
を扱うために最近開発された真空管が、線形電子ビーム
を放出するためのカソードと、カソードの近傍(放出さ
れた電子が真空管によって扱われる信号の4分の1サイ
クルで進むことができる距離を越えない)に平行に位置
されたグリッドと、ビームのコレクタ電極とグリッドと
の間に位置される信号周波数に共鳴する空洞(cavity)と
を含んでいる。グリッドは、真空管の入力に真空管によ
って扱される周波数に共鳴する構造によって結合され
る。非常に高い効率が、グリッドをバイアスすることに
よってこのような真空管で達成され、グリッドに向けて
カソードから流れる電流が、真空管によって扱われたr
f信号の2分の1サイクルを越えずに発生する。このグ
リッドは、熱分解グラファイト(pyrolytic graphite)ま
たはモリブデンのような非電子放出性材料で形成されて
いる。
【0003】従来技術の装置の1つにおいて、共鳴入力
回路が、グリッドと出力空洞との間に配置された加速ア
ノードとグリッドとの間と、カソードとグリッドとの間
とで逆位相の電場を供給する。他の従来技術の装置にお
いて、出力空洞と加速アノードとの間に位置された第2
の共鳴空洞が調節されて、その共鳴周波数が真空管によ
って扱われる周波数以上になり、真空管の平均効率を増
加する。これら従来技術の構造は、共通的に挙げられる
米国特許第4480210号、第4527091号、お
よび第4611149号に開示されている。同様の真空
管を一般的に扱い共通的に挙げられる米国特許は、リー
ン(Lien)らの米国特許出願第07/508442号(1
990年4月13日出願)、およびリーンらの米国特許
出願第07/508611号(1990年4月13日出
願)である。
【0004】このタイプの商業的に使用可能な真空管
は、カソードおよびそこから放出される電子ビームに同
軸な共鳴空洞の形状をした入力信号をカソードグリッド
組立体に結合するための共鳴構造物を含んでいた。この
共鳴空洞は、真空管によって扱われる周波数で名目的に
半分または全波長であるビーム軸方向の長さを有する。
実際には、真空管の長さが幾分か大きくなっている。空
洞への入力信号が空洞に容量性結合される。入力共鳴空
洞の金属構造がグリッドへの入力信号に応答して空洞に
確立された場を結合する。rf電場がそれによってグリ
ッドとカソードとの間に確立され、電子ビームを電流調
整(current-modulate)する。rf電場はまた、グリッド
とアノードとの間に逆位相で形成される。
【0005】再生および増加利得が、従来の技術の真空
管では、グリッド-アノード空間のrf場と予め束とな
ったビーム(pre-bunched beam)との間のエネルギー変換
によって得られる。この再生および増加利得を達成する
ため、従来技術の真空管の駆動回路が電気的に非常に複
雑で難しい設計になる。駆動回路および真空管の設計に
は相当な経験、時間および労力が、所望の結果を達成す
るために必要である。2個のrf場領域の電場の最適な
相対強度および位相の関係を達成するために、駆動空洞
および真空管のパラメータを調節することは困難であ
る。最適な関係を与えるために、種々の同調スタブ(tun
ing stub)および/またはその他の可変共鳴構造物を提
供することが必要である。
【0006】グリッドを離れ、アノードに向かって加速
された電子が、グリッドとカソードとの間の相互作用領
域を横切る間に、束となる。取り囲んでいる金属性また
は誘電コンテナの自由空間または共鳴モードのいずれか
によって電子に存在されるいかなるインピーダンスも、
rf放射および/または振動を発生させる。以前に、こ
の問題は、rfグリッド-アノードギャップインピーダ
ンスを減少させることによって処理され、ブロッキング
コンデンサーと共にそれをバイパスするか或いはグリッ
ド-アノードギャップを低インピーダンス同軸またはス
トリップラインの解放端共鳴バイパス回路に接続するこ
とによって実質的にゼロにした。なされた方法は全部、
例えば32Vまたは85kVの全ビーム電圧がグリッド
-アノードギャップにわたって現れ、rf電圧のように
考慮されなければならない。ブロッキングコンデンサま
たはバイパス回路は、高電圧、DCアークを最小および
好適に除去するために、埋込用化合物(potting compoun
d)内になければならない。グリッドとアノードとの間で
ブロッキングコンデンサまたはバイパス回路を接続させ
ることにおいて色々の不利点がある。32または85k
Vを処理できる、埋込用高電圧コンデンサおよびその他
のタイプのバイパス回路が問題であり、信頼できるアー
クのない(arc-free)動作が得難い。付加的に、ポッチン
グ化合物が損失性のあるものであることから、パワー利
得が減少される。オープン共鳴ラインを有するグリッド
-アノードギャップを調整することが電圧分離を相対的
に容易にするが、このような構造が、手順および制御を
調整する余分な空間を要する。
【0007】そこで、本発明の目的は、電極間でrf信
号を結合させるために相対的に簡単な共鳴構造を利用す
る、近接した非放出性グリッド電極およびカソードを含
む、新規で改良された電子ビーム真空管を提供すること
である。
【0008】本発明の他の目的は、グリッドと高電圧加
速アノードとの間のギャップのrf場を減少させるため
の改良した構造を有する、近接した非放出性グリッド電
極およびカソードとを含む、新規で改良された電子ビー
ム真空管を提供することである。
【0009】本発明のその他の目的は、例えばUHFス
ペクトルのような広い周波数範囲にわたって容易に調整
され、間隔をあけて接近させた非放出グリッド電極とカ
ソードとを含む、新規で改良された電子ビーム真空管を
提供することである。
【0010】本発明のその他の目的は、近接した非放出
性グリッド電極およびカソードを含む電子ビーム真空管
の、新規で改良された入力結合構造を提供することであ
る。
【0011】本発明のその他の目的は、グリッドバイア
ス、カソードバイアス、およびヒータ電流を真空管に供
給するリード線に結合するrfを最小にするための改良
した構造物を有する、近接した非放出性グリッド電極お
よびカソードを含む、新規で改良された真空管を提供す
ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様に従っ
て、上述のタイプの真空管が、アノードと非放出性グリ
ッドとの間の相互作用領域に結合されるrf吸収材料を
含む。この吸収材料は、カップラによってグリッドカソ
ード構造物に適用される所定の周波数範囲を有する信号
に応答して相互作用領域で導出されるrf場を吸収し、
グリッドカソード組立体への信号の非再生結合が、真空
管設計および調整を簡単にするためにある。
【0013】吸収材料は、ブロッキングコンデンサまた
は共鳴バイパス回路の必要性と、吸収材料が相互作用領
域の背後で共鳴rf場の反射を実質的に防止することか
ら、それに関係する不利点とを除去する。好適実施例に
おいて、結合手段は、グリッドとカソードとの間の修正
位相関係を達成するための信号の周波数に共鳴する入力
空洞を含む。
【0014】一つの好適実施例において、カップラが、
グリッドとループとの間で約nλ/4の長さを有する内
側と外側の同軸の金属製信号結合管の間の空間にループ
を含む。ここで、λはバンドの周波数の波長であり、n
は奇数の整数である。内側および外側管は、カソードお
よびグリッドにそれぞれ電気的に接続されている。グリ
ッドおよび外側の同軸管は、カソードおよび内側の同軸
管からDC分離し、グリッドとカソードとの間でDCバ
イアス電圧を印加し、カソードを好適に接地したアノー
ドに関して高い負のDC電圧(例えば、85kVまたは
32kV)にすることができる。好適に、DCバイアス
接続が、外側管のグリッドからn1λ/4の位置にグリ
ッドに対して設けられる。ここで、n1はn以下の奇数
の整数であり、この位置はDCバイアスソースに結合さ
れるrf電圧を最小にする。
【0015】他の実施例において、カップラは、信号ソ
ースに接続した内側および外側導体を有する接地した同
軸ケーブルを含む。内側導体は、固定の誘電体によって
第2の対向する金属面から間隔をあけられた第1の金属
面に接続される。外側導体は、固定の誘電体によって第
4の対向する金属面から間隔をあけられた第3の金属面
に接続される。第3および第4の金属面はそれぞれ第1
および第2の面を取り囲む。誘電体は金属面の周囲を越
えて伸長し、実質的なDC接地電位が金属面の間で確立
され、第2および第4の金属面が高い負のDC電圧にあ
るが、第1および第3の面がDC接地電位にある。第2
および第4の金属面はそれぞれ、半波長同軸カップラを
形成する内側および外側の同軸金属管の共通の端部にあ
る。内側および外側の管の他の端部はそれぞれ、カソー
ドおよびグリッドに接続される。広帯域幅の応用、例え
ば異なるUHFテレビ局の送信器において、カップラ共
鳴周波数は実質的に変えることができる。カップラ共鳴
周波数を変化させる1つの方法は、DCから互いを電気
的に絶縁する一対の可変長さの同軸の金属製管のように
カップラを形成することであり、微調整が、管の間で横
方向の移動が可能なコンデンサプレートによって提供さ
れる。
【0016】他の変形例において、第2の空洞が、カッ
プラに電磁的に結合される。第2の空洞内で短絡プラン
ジャ(shorting plunger)が並進運動され、第2の空洞の
電気的長さとカップラ共鳴周波数とを効果的に変える。
【0017】最も好適な実施例において、管は所定位置
に固定され、固定した長さを有する。内側管と外側管と
の間で伸長する誘導素子として機能する金属フィンガー
が、管の長さの異なる場所に位置され、カップラ共鳴周
波数を変える。
【0018】本発明の他の態様は、ヒーター電流が、グ
リッドおよびカソードからn1λの位置において内側管
を通じて伸長する第3のリードを介して供給されるが、
グリッドおよびカソードのDCバイアス電圧が、グリッ
ドおよびカソードからn1λの位置において内側および
外側のrf信号の結合金属製管に接続される第1および
第2のリードによって供給されるところの、上述の真空
管を含む。ここで、n1は奇数であり、λは信号の波長
である。このような変形例は、rf電圧がグリッドおよ
びカソードからn1λの位置において最小であることか
ら、これらリードにおいてrf電圧を最小にする。
【0019】本発明の上記およびその他の目的、特徴お
よび利点は、特に添付図面とともに以下の種々の実施例
の詳細な説明を考慮することで明らかとなるであろう。
【0020】
【実施例】図1は本発明の一実施例に従った真空管の断
面図で、特に粒子加速器のステージに適用される比較的
狭い帯域幅の正弦曲線タイプの電磁場を引き出すための
ものである。図1の真空管は同軸になった入力コネクタ
10を含み、このコネクタはカップリングループ12に
接続され、ループは同軸になった再生カップラ14に結
合され、カップラはグリッド−カソード組立体16に接
続される。組立体16にカソードからの電子の密度は、
組立体のグリッドにより調節され、生じた電子の束はグ
リッドと接地された加速アノード18との間のDC電場
により加速される。粒子加速器に利用するとき、グリッ
ド−カソード組立体16とアノード18との間の電圧は
85kVのオーダーである。電子がアノード18の開口
19を通過し、出力共鳴空洞20を横切り、そしてコレ
クタ22に入る。共鳴空洞20は出力ループ24および
真空管の中心線28を横切るように移動可能なプレート
26を含む可変同調コンデンサを含む。グリッド−カソ
ード組立体16とコレクタ22の間の容積が真空にされ
るが、カップラ14、ループ12およびコネクタ10の
ほとんどは大気圧かまたは僅かに高い圧力下にある。
【0021】アノード18ならびにループ12、カップ
ラ14および組立体16のための金属製ハウジング32
の外側は接地して維持されるが、グリッド−カソード組
立体16は約−85kVに維持される。組立体16のグ
リッドはカソードに対して約−280Vの電圧に維持さ
れる。組立体16のグリッドに対するDCバイアスはハ
ウジング32の外壁31に取り付けられた一つの“生き
た”ターミナル36に適用されるが、組立体16のカソ
ードのためのバイアス電圧およびカソードヒーターのた
めの付勢電流がハウジングの壁31上の2つの“生き
た”ターミナルコネクタ38に適用される。図1の真空
管に対し、比較的狭い周波数範囲を越えた同調はカップ
ラ14の中心線28を横切るように金属製プレート40
を動かすことにより行える。
【0022】前記の特許に説明されているように、組立
体16のグリッドは、熱分解炭素またはジルコニウムで
コートされたモリブデンのような電子不放出材料で作ら
れ、カソードから放出される電子がコネクタ10に適用
される信号の4分の1のサイクルでグリッドに到着する
距離よりも長くない距離だけ組立体のカソードから離さ
れている。組立体16のグリッドおよびカソードはそれ
らを同軸のコネクタ10を介して結合する信号に応答
し、カソードにより放出され、カノード18によりコレ
クタ22へと加速される線形電子ビームを電流調整す
る。組立体16のグリッドから伝播し、アノード18の
開口19を通る、結果として生じた電子の束は、グリッ
ドとアノード18との間の領域を取り囲む構造物の共鳴
モードと相互作用し、相互作用領域で種々の周波数のr
f場を形成する。
【0023】本発明の一つの重要な態様に従い、グリッ
ド−カノード組立体16とアノード18の近傍にあるハ
ウジング壁31の内側はrf吸収体、好適にはフェライ
トタイルにより覆われる。フェライト、rf吸収タイル
は、基本的に組立体16とアノード18との間の相互作
用領域を取り囲み、束となった電子により生成される潜
在的なrf場を吸収する。タイルのrf吸収能力が、従
来技術で必要とされたようにコンデンサまたは同軸の若
しくはストリップラインの、解放端となった共鳴回路に
より分路される必要がないようになっていることが分か
った。フェライトrf吸収タイル42は事実上、共鳴イ
ンピーダンスが相互作用領域において形成され得ないよ
うに、組立体16とアノード18との間に相互作用領域
をしっかりと負荷を与えるための高減衰材料である。相
互作用領域のrf場がフェライトタイル42により吸収
されるので、それらは相互作用領域に反射して戻ること
はなく、組立体16、アノード18および出力空洞20
から分離される。組立体16、アノード18、およびコ
レクタ22を含む真空管の出力利得はそのために比較的
高レベルに維持され、相互作用領域に生成されるrf場
がタイル42により吸収されるので他の装置との相互作
用は生じない。
【0024】基本的にゼロDC電圧のコネクタに接続さ
れる信号を高い負のDC電圧(たとえば、−85kV)
の組立体16に結合することに問題がある。
【0025】図1の真空管においてこの問題は、図2お
よび3に詳細に示された構造物により解決される。その
図では、同軸のコネクタ10が中央の金属製導体50お
よび接地された外側導体52を含むように示されてい
る。適切な同軸ケーブルが導体50および52のそれぞ
れの一端に比較的固定された周知の周波数を有するrf
ソースに接続されている。中央導体50の他端は金属製
ループ12の一端に接続される。ループの他端は外側導
体52に接続される。ループ12は誘電性の、好適には
TEFLONのケース54により囲まれる。ケースはま
た外側導体52の実質的な部分を囲む。ループ12は中
心線28に平行に伸長し、カップラ14に磁気的に結合
し、すなわちコネクタ10に接続されたrfソースの周
波数と共鳴する。カップラ14は外側の金属製管54お
よび内側の管組立体58を含む。管56および管組立体
58の両方は円形の断面をもち、中心線を中心とし、そ
れを取り囲む。管組立体58はループ12の近傍から組
立体16の近傍へと伸長する金属製の外側管60を含
む。管組立体58はまた、誘電性の、好適にはKAPT
ON製のスリーブ66により管60の内側で、機械的に
分離されている比較的短い金属製管64(図3)を含
む。スリーム66は、管60および64の整合した部分
を実質的に同じrf電位、異なるDC電位に維持するこ
とができる。
【0026】ループ12の直前の金属製管60の端部が
管60を中央に配するためのフランジを含む金属製エン
ドキャップ62と境を接する。これにより、金属製管の
端部およびエンドキャップ62は同じrf電圧となって
いるる。エンドキャップ62は空気を管60を通して排
気できるように導管34を収納するための開口を有す
る。導管34は、管60およびキャップ62が、接地さ
れたハウジング32に対して高い負のDC電圧にバイア
スされ得るように電気絶縁体により作られる。
【0027】コネクタ10に適用されるrf信号がルー
プ12によるrf磁場として磁気的に金属製管56およ
び60に結合するようにループ12が金属製管56おび
60のの間に配置される。管56および管組立体58、
並びにグリッド−カソードコネクタ組立体68はコネク
タ10に提要されるrf信号の波長の4分の1の奇数倍
に等しい長さを有する同軸の共鳴伝送線を形成する。好
適には、ループ12および組立体16との間の同軸の共
鳴構造物は3λ/4の長さを有し、ここでλはrfソー
スの中心波長である。これにより、グリッド−カソード
組立体16から離れたカップラ14の端部にある金属製
プレート(キャップ)62のrf電圧は最小値をもち、
伝送線の反対の端(そこには組立体16が位置してい
る)では最大のrf電圧となる。カップラ14の周波数
に対する微細な制御は、真空管の初期の組み立ての間
に、管56と60との間の中心線を横切るコンデンサプ
レート40を移動させることで行われる。
【0028】図3に図示されているように、円錐台カッ
プ72を介して組立体16の弧状のグリッド70に接続
される。グリッド70にほぼ平行に配置された組立体1
6の弧状のカソード74が金属製スリーブ76により管
64に接続される。そのスリーブは真空管の内側のため
の真空シールの一部を形成する誘電性プレート78に対
して境を接し、連結した内部壁を有する。金属製管76
の外側壁の一部が誘電性ワッシャ80の一端に対して境
を接する。そのワッシャ80は真空管の真空シールの補
助的部分を形成する。ワッシャ80はカップ72の内側
壁に接着した外側端を有する。プレート78の内側壁は
金属製カップ82の壁に接着され、そのカップはヒータ
ーワイヤ84の一端に接続された底面を有し、そのワイ
ヤは金属製管76の内側壁に接続した他端を有する。真
空管の真空シールはまた、誘電性の円錐台をしたセラミ
ック製シェル86を含み、そのシェルは金属製フランジ
88(順に金属製管56の底部分に連結している)の間
に伸長する。シェル86の他端はアノード18に接着さ
れる。ヒーターワイヤ84はカソード74の近傍でコイ
ル状に巻かれた部分を含み、ヒーターワイヤからの放射
熱により電子がカソードから放出される。
【0029】組立体16のための高DC(たとえば、−
85kV)電圧ソースが、コネクタ36および電気的に
絶縁したリード線90を介して、ケーブル92のグリッ
ド−カソード組立体16から4分の1波長の離れたとこ
ろで金属製管56に適用される。この点でのリード線9
0と管56との接続は、コネクタ36に接続されたDC
ソースからグリッド70のところのrf電圧を実質的に
切り離す。リード線90のDC電圧は、壁32および管
56およびカソード72を介してグリッド70に結合し
たDCから切り離される。
【0030】ヒーターワイヤ84に対する電流およびカ
ソード74に対するバイアス電圧(グリッド70の電圧
よりも高い約275ボルトDC)が、ケーブル98の電
気的に絶縁されたリード線94および96を介してぞれ
ぞれ印加される。ケーブル98は、リード線が壁からD
C切り離しがなされるように壁56に取り付けられたコ
ネクタ38およびコネクタ100との間に伸長する。絶
縁されたリード線は管56の外部にそってフランジ88
へと、故に管56の底の近傍の開口を通過し、半径方向
で中心線28に向かって伸長する。リード線94および
96は、キャップ82および管76にそれぞれ接続さ
れ、リード線94は真空チューブの外側から開口を通過
し、真空管の外側の管の外へ伸長する。
【0031】グリッド−カソード組立体16に隣接した
真空エンベロープの一部を冷却するために、空気が穴3
0を介してハウジング32(四角の断面をもつ)に排気
さる。空気は開口101(図3)を通って組立体に近接
した管56に流れ、ゆえに管60および64、ならびに
スリーブ66の整合した開口103を通って、そしてカ
ップラ14の内部そして導管34に流れる。
【0032】図1−3に図示される真空管は、粒子加速
器にパワーを加えるときに称賛すべき結果を与える。真
空管は、粒子加速器への応用のために適切な狭い帯域
(たとえば、267mHzを中心として2mHz)を越
えた周波数に対して容易に調整される。真空管は高電圧
DC破壊の問題はなく、十分なパワー利得をもち、グリ
ッド−カソード組立体16とアノード18との間の相互
作用領域でのrf輻射を最小にするために、グリッドと
カソードとの間で分路に接続されるバイパスコンき結果
を与える。真空管は、粒子加速器への応用のために適切
な狭い帯域(たとえば、267mHzを中心として2m
Hz)を越えた周波数に対して容易に調整される。真空
管は高電圧DC破壊の問題はなく、十分なパワー利得を
もち、グリッド−カソード組立体16とアノード18と
の間の相互作用領域でのrf輻射を最小にするために、
グリッドとカソードとの間で分路に接続されるバイパス
コンデンサまたは他の回路素子を必要としない。
【0033】本発明の他の実施例に従い、図1−3に図
示された装置は、UHFテレビジョン放送スペルトルを
越えたUHFテレビジョン送信器のパワー出力管として
使用できるように修正される。このような装置は現場で
容易に調節できるという利点があり、UHF放送社にと
って受け入れることのできるものである。典型的に、U
HF送信器はアノードおよびグリッド−カソード組立体
の間に32kVの電位を有し、各真空管は約60kWの
rf出力パワーを与える。これらの特徴は他の実施例の
真空管により提供される。
【0034】他の実施例のよる、とくにUHFテレビジ
ョン送信器に適応する電子管の入力部分の基本的な形状
が図4に示されている。UHFスペルトルを越えて同調
される、図4に示された基本的構造物の特定の構造物が
図5−7に示されている。図を簡略するために、図4−
7に図示の構造物は出力空洞やコレクタ、すなわちアノ
ードの下方にある回路を省略している。図4−7に図示
の構造物は、図1−3に図示の装置より非常に広範囲な
周波数範囲にわたって同調可能であり、図1−3の真空
(電子)管の利点を与える。
【0035】図4の真空電子管において、rf信号、た
とえばテレビジョン信号が、電子管の中心線、すなわち
軸線116と同軸となる内側および外側の金属製導体1
12および114を含む同軸ライン110に結合する。
内側導体112は誘電性スペーサ絶縁体118により適
所に維持され、金属製プランジャ120の一端に電気的
に接続されている。プランジャ120は、適当な駆動機
構(図示せず)により、矢印122で示さたように軸線
116にそって前後に移動可能である。金属製カップ1
24によりにより囲まれたプランジャ120に中心は誘
電性ワッシャ126により軸線116上にあり、そのワ
ッシャが、プランジャ120の外壁およびカップ124
の内壁にそれぞれ接する内径および外径を有する。カッ
プ124は、金属製容器130の側壁131から離され
た外周囲をもつ半径方向に伸長した金属製フランジ12
8を含む。プランジャ120は中心線116から直角に
伸長した平坦面125および半径方向に伸長したフラン
ジ123を含む。平坦面125および対応するが向かい
側の金属プレート134は同軸ライン110に結合した
rf信号に対してカソード136に容量性結合を行う。
カソード136はカソード74およびグリッド70に対
して、上述したように、グリッド138に近接するが離
されている。
【0036】平坦面125およびプレート134は誘電
性の、好適にはTEFLON製のプレート140により
互いに分離されている。プレート140は典型的に30
から60mmの厚さ、および周囲がフランジ126の周
囲を実質的に越えて伸長するような直径をもつ。誘電性
プレート140は、金属製管144の端部から半径方向
に伸長するフランジ128と142の向かい合った面の
間に挟まれている。プレート140は、フランジ126
がゼロのDCであり、フランジ142が−32kVのよ
うな高電位であっても破壊が生じない形状、および構成
となっている。管144は平坦面125とグリッド13
8の間で同軸の半波長カップラ143の外面を形成す
る。半波長カップラが図4に実施例において使用され、
平坦面125からプレート134への容量性結合のグリ
ッドカソードrf電圧を最大化する。図1−3のカップ
ラは、ループ12から管56および60への磁気結合の
グリッドカソードrf電圧を最大化するために、3λ/
4または4分の1波長の奇数倍の長さをもつ。
【0037】管144を含むカソード143は管組立体
148から成り、その組立体は端部プレート134と一
体化し、誘電性の、好適にはKAPTON製のスリーブ
154により内側の金属製管152から分離された金属
製管150から成る。管144、150、152および
スリーブ154はすべて軸線116と同軸である。スリ
ーブ154は管150と152との間にDC絶縁をもた
らす一方で、これら管の整合した部分を実質的に同じr
f電位にすることができる。フランジ142から離れた
管144の端部は円錐台カップ158によりグリッド1
38にDC接続される。rf結合は、カップ124の
壁、フランジ128、誘電性プレート140により形成
されたフランジ128と142との間の間隙を通して、
そして管144およびカップ158の長さにそって外側
導体114からグリッド138に与えられる。rf結合
はプランジャ120およびフランジ123を介して内側
導体112からカソード136へ、誘電性プレート14
0を介してプレート134に、そして管150に、スリ
ーブ154を横切って管152に与えられる。管150
を越えて伸長する管152の端部は、半径方向にバイア
スされた金属製リーフスプリング組立体156により、
金属製管160に連結され、そしてカソード136に連
結される。
【0038】グリッド138を通過する線形電子ビーム
となった電子束は、図1に関連して説明されているよう
に接地されたアノード162により加速され、アノード
の開口164を通過して出力空洞に、そしてコレクタに
至る。接地されたアノード162は金属製側壁131の
片方の縁に接続され、その反対の縁が容器130の金属
製蓋133に連結される。ビームを形成するために、カ
ソード136はヒーター166により加熱される。その
ヒーターはそれぞれがワイヤ168および169により
金属製カップ170および金属製管160に接続される
両端をもつ。
【0039】カソード136、グリッド38、ヒーター
166およびこれら素子かアノード162の内面までの
空間は、誘電性ワッシャ172および金属製の放射状リ
ーフスプリグ174による、金属製管160およびカッ
プ170の間のシールにより形成される真空下におかれ
る。真空シールはまた金属製リング176および178
により形成される。リングの間で誘電性ワッシャ180
がくさびで留められる。リング176および178は管
160およびシェル158の外側および内側周囲に対す
る内側端および外側端ベアリングを有する。真空シール
は縦方向に伸長した誘電性管179により完了する。そ
の管179は金属製管181および182に連結され、
そしてグリッド138から離れたシェル158の端部に
ある金属製フランジ184およびアノード162に連結
された両端を有する。
【0040】グリッド138およびアノード162を分
路する回路素子の必要性を無くし、効率を改良するため
に、容器130の側壁131はrf吸収フェライトタイ
ル188で裏打ちされる。このタイルは図1の実施例の
フェライトタイルと同じ機能を達成するものでる。
【0041】グリッド138は、ケーブル192の電気
的に絶縁されたリード線190の一端を管144の外側
壁に、ライン110に結合されるrf信号の波長の約4
分の1だけグリッド138から離れた位置で接続するこ
とにより、接地されたアノード162に対し、−32k
Vに維持される。ケーブル192はまた、互いに絶縁さ
れたリード線194および196、並びにリード線19
0を含む。リード線194および196は、バイアス電
圧をアノード136に、そして付勢電流をヒーター16
6にそれぞれ供給する。リード線194および196の
端部は管152およびカップ170にそれぞれ接続され
る。リード線174は管152に接続され、リード線1
96は管152の穴を通り、ライン118に結合したr
f信号の波長の約4分の1のだけカソード136から離
れた位置に伸長する。リード線194のバイアス電圧
は、管152により、金属製スプリングフィンガー15
6および管160を経由してカソード136に供給され
る。リード線196に流れる電流は、カップ170およ
びリード線168を介してヒーター166に結合され、
ヒーター166からリード線169を介して管160に
結合される。ケーブル192およびその中のリード線は
側壁131の開口を通過して、ハウジング壁の外面に取
り付けられたターミナルブロック200へと伸長してい
る。
【0042】リード線190および194上のrf電圧
は、これらリード線が管144および150に、グリッ
ド−カソード組立体から4分の1波長のところにでそれ
ぞれ接続されているので最小化される。リード線196
上のrf電圧は、このリード線がグリッド組立体から4
分の1波長のところにある管152の穴を通過し、管1
52内ではrfシールドされるので最小化される。
【0043】図4に図示の真空管のグリッド−カソード
領域は図1に図示のものと同様に冷却される。この目的
のために、導管(図示せず)が管144および152の
適当な、整合した開口を通過し、管152の内部に至
り、開講が管152のスプリング156および174の
近傍に設けられる。プレート134の近傍で、管144
および152を通過する導管はハウジング130の開口
を通過し、ハウジングの外側のポンプへと伸長する。ス
プリング156および174の近傍の管152の開口か
らの空気流管144の開口およびハウジング130を通
って大気に漏洩する。
【0044】図4に図示の構造物は図1−3に図示の構
造物を越えた利点をもつ。図1−3に図示のカップラが
4部の3波長の伝送線であるが、図4のカップラが基本
的に半波長の伝送線であるから図4の構造物はより小さ
い。さらに、図1−3の比較的高価で、取り扱いにくい
ループカップラは誘電性のTEFLONプレート140
を介したより小さくて、より安価な容量性結合で置き換
えられる。
【0045】図4に一般的に図示の構造物は、特にテレ
ビジョン放送の目的のために、UHFテレビジョン帯域
のどの周波数にも適用してセットできる。図5−7に略
示の構造物は、ライン110とカソード136およびグ
リッド138の間の共鳴カップラの動作周波数をセット
するために使用することができる。図5−7の実施例の
それぞれにおいて、プランジャおよびその平坦面125
は当業者にとって知られたタイプの適当な手段により軸
線116にそって金属製プレート134に対して移動可
能である。プレート134に対する平坦面125の移動
は、適切なインピーダンス整合を行うために、管15
0、152および144を含む半波長カップラとライン
110との間のインピーダンスを調節する。図5−7に
図示の真空管のグリッドーカソード組立体およびヒータ
ーに対するDC付勢電圧は図4に図示の構造物により達
成でき、これにより内側伝導体は内部および外側管15
0および152または誘電性スリーブ154を有さない
ものとしてこれら図面に図示されている。
【0046】図5の略示の構造物において、平坦面12
5とカソード136およびグリッド138との間の半波
長カップラの共鳴周波数は、誘電性プレート140とグ
リッドおよびカソードとの間の金属製管の有効長を変え
ることにより変化させられる。この目的のために、図4
の固定した長さの管144および152は嵌め込みにし
た金属製管202および204にそれぞれ置き換えられ
る。管204は軸線116の方向に互いに相対滑動可能
な入れ子式の嵌め込み部分(図示せず)を有するが、嵌
め込になった管202および204は適当な機構手段
(図示せず)により互いに連結し、そのため、一つの管
の長さを変化させたとき、他の管の長さも従って変化す
る。管202および204の有効長の調整により、プレ
ート140とカソード136およびグリッド138との
間のカップラの共鳴周波数が、管により取り扱われる信
号の大まかな共鳴周波数にセットされる。より正確に行
う微調整は、金属製管202と204との間の中心ライ
ン116を横切るように金属製プレート206を移動す
ることにより行われる。
【0047】図5の構造物は従来技術の再生式カップラ
よりも極めて容易に調整できる。しかし、嵌め込み式の
構造やそれらを移動させる機構を設けることはコストを
高くする。
【0048】図5に図示の装置に伴う問題を解決するた
めに、図6の構造物が開発された。図6においてプレー
ト123およびプレート140より下の他の要素は二次
的なもので、図4の4分の1波長共鳴カップラ207な
らびに固定長で、固定したところに位置する管144、
150および152を半波長の主共鳴カップラを形成す
るために発展させた。図6の真空(電子)管において、
カップラ207はプランジャ120の同軸で円筒状の金
属製壁および外側の金属製管210を含む。金属製の短
絡ディスク208が金属製プランジャ120と金属製管
210との間に伸長する。適用されるrf信号は、プラ
ンジャ120の円筒に接続くされた中心伝導体212お
よび管210の壁に接続された外側伝導体213を有す
る同軸ケーブルにより二次空洞に結合される。短絡ディ
スク208は二次カップラ207の共鳴周波数を制御す
るために、適当な手段(図示せず)により管210およ
びプランジャ120の円筒の長さにそって種々の位置に
セットされる。
【0049】短絡ディスク208の位置はUHFデレビ
ジョン送信器の可能な駆動周波数の各々に対して予め定
められる。ディスク208が所定の位置にセットされた
後に、平坦面125を誘電性プレート140に関して移
動させる。次に、金属製プレート206の位置が調整さ
れる。所望の動作パラメータが得られるまで、平坦面1
25、プレート206および、ときには短絡プレートの
位置について反復がなささる。図6の構造物が図5に嵌
め込み式管構造物よりも機械的に単純で、適切な動作特
性を達成するための管の調整が図5の構造物よりも多少
単純である一方で、図6の構造物は、カップラ207を
含むため図5のものよりもかなり大きい。
【0050】図5および図6の構造物よりも機械的に単
純で、半波長の共鳴周波数調整が容易で、かつ図5とほ
ぼ同じ大きさの構造物が図7に図示される。図7におい
て、二次の共鳴カップラ207は使用されていないが、
代わって図4に図示の、平坦面125とプレート134
の間の領域に信号を結合するための、同じ半波長の共鳴
構造物が図7において使用される。さらに、微調整は図
5および図6に関連して説明したとき同じように金属製
プレート206によりなされる。UHFテレビジョンチ
ャネルの各々の搬送波に対する半波長入力共鳴カップラ
のだいたいの調整は、一つまたはそれ以上の金属製(好
適には、真鍮)同調ブラグ、すなわちプレート214お
よび216を固定し取り付けた内側および外側管14
4、150および152と固定長のものとの間の、分離
した位置に選択的に挿入することにより得られる。この
目的のために、管144、152および154は、誘電
性の金属製プラグが選択的に挿入される整合した開口
(破線218により示された位置にある)を含む。プラ
グは管144、150および152の壁に対して、かつ
それから外側管144と内側管150または152の一
つの間で誘電性の分路を形成するような大きさとなった
従前の構造物(図示せず)によりスプリングバイアスさ
れる。典型的に、プラグは0.090″(0.229c
m)のような直径をもつ円筒のように形状付けられる。
【0051】各UHFテレビジョン放送の搬送波に対す
る種々の搬送波周波数が中心ライン116にそった開口
の位置の組み合わせに関連する。特定の真空管を特定の
UHFテレビジョン送信器に利用される前に、一つまた
はそれ以上のプラグが適切な開口内に適切に挿入され、
取り付けられる。真空管に負荷を与えるとき、送信器の
負荷へのインピーダンス整合を行うため、かつ微調整の
ためにプレート206の位置を調節するために、誘電性
プレート140に対して平坦面125の位置を調節する
ことが単に必要となるだけである。
【0052】本発明の特定の実施例を図示し、説明した
が特許請求の範囲において画成される発明の真の思想お
よび範囲を逸脱することなく図示し、説明してきた実施
例を変形し得ることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を組み込んだ真空管の一実施例の断面図
である。
【図2】図1に図示する真空管のループカップラを含む
部分断面図である。
【図3】図1に図示する真空管のグリッド−カソードを
含む部分断面図である。
【図4】本発明を組み入れた真空管の第2の実施例の部
分断面図である。
【図5】半波長入力カップラの共鳴周波数がカップラの
長さを有効に変化させることにより変えられる図4に図
示するタイプの構造物の略示図である。
【図6】入力カップラの共鳴周波数が4分の1波長の第
2カップラの長さを変化させることにより有効に変えら
れる図4に図示するタイプの構造物の略示図である。
【図7】入力カップラの共鳴周波数が半波長のカップラ
を誘導的にロードすることにより変えられる図4に図示
するタイプの構造物の略示図である。
【符号の説明】 10 コネクタ 12 ループ 14 カップラ 16 グリッド−カソード 18 アノード 19 開口 20 出力共鳴空洞 22 コレクタ 24 ループ 26 プレート 28 中心線 30 穴 31 外壁 32 ハウジング 34 プレート 36 ターミナル 38 コネクタ 40 金属製プレート 42 フェライトタイル 56 外側導体 58 管組立体 60 管 62 エンドキャップ 64 キャップ 66 スリーブ 68 グリッド−カソードコネクタ組立体 88 フランジ 90 リード線 94 リード線 96 リード線 98 ケーブル 100 コネクタ 101 開口

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の周波数範囲を有するrf信号を扱
    う真空管であって、電子ビームを放出するためのカソー
    ドと、 カソードからの放出電子がrf信号の4分の1のサイク
    ルで進む距離以上にカソードから離れない位置にある、
    電子ビームを電流調節するための非電子放出性グリッド
    と、 ビームを加速するためのアノードと、 ビームのためのコレクタ電極と、 グリッドとコレクタとの間に位置する、信号の周波数に
    共鳴する出力空洞と、グリッドを通過し、アノードへと
    加速されるカソードからの電子がアノードとグリッドの
    間の相互作用領域で束となり、相互作用領域でrf場が
    導出されるように、グリッドおよびカソードに接続され
    る信号のカップラと、 信号を相互作用領域に非再生的に結合するようにrf場
    を吸収するための、相互作用領域に連結したrf吸収材
    と、から成る真空管。
  2. 【請求項2】 カップラが信号の周波数に共鳴する入力
    空洞を含む、請求項1に記載の真空管。
  3. 【請求項3】 吸収材が相互作用領域を囲むフェライト
    タイルを含む、請求項1に記載の真空管。
  4. 【請求項4】 カップラが、共鳴ラインを形成する内側
    および外側の、同軸の金属製管を含み、 外側および内側管がグリッドおよびカソードに電気的に
    それぞれ接続し、 グリッドおよび外側の同軸管がカソードおよび内側の同
    軸管からDC絶縁され、種々のDC電圧をグリッドおよ
    びカソードに印加できる、請求項1に記載の真空管。
  5. 【請求項5】 外側管上で、グリッドからn1λ/4の
    位置にグリッドのためのDCバイアス接続をさらに含
    む、請求項4に記載の真空管。
  6. 【請求項6】 冷却流体を内側管の内部に供給するため
    の供給手段をさらに含む、請求項4に記載の真空管。
  7. 【請求項7】 カップラがグリッドおよびカソードから
    離れた金属製管の両端の間の空間にループを含み、 共鳴ラインがグリッドとカップラとの間で約nλ/4の
    長さをもち、ここでλは帯域内の周波数の波長で、nは
    奇数の整数である、請求項4に記載の空間管。
  8. 【請求項8】 カップラがソースの周波数に共鳴し、さ
    らにカップラの共鳴周波数を変化させる変化手段を含
    む、請求項1に記載の真空管。
  9. 【請求項9】 カップラがDCに対して相互に電気的に
    絶縁された一対の同軸の、金属製管を含み、変化手段が
    金属製管の間で横方向に移動可能な金属製プレートを含
    む、請求項8に記載の真空管。
  10. 【請求項10】 カップラが一対の同軸の金属製管を含
    み、変化手段が金属製管の長さを変化させる、請求項8
    に記載の真空管。
  11. 【請求項11】 変化手段が金属製管の間で横方向に移
    動可能な金属製プレートをさらに含む、請求項10に記
    載の真空管。
  12. 【請求項12】 DCに対して互いに電気的に絶縁され
    た、一対の固定長をもち、固定して配置された同軸の金
    属製管を含み、 変化手段が金属製管の間に伸長し、金属製管の長さにそ
    って種々の位置にある金属製の誘電性構造物を含む、請
    求項8に記載の真空管。
  13. 【請求項13】 変化手段が金属製管の間で横方向に移
    動可能な金属製プレートを含む、請求項12に記載の真
    空管
  14. 【請求項14】 カップラに電気的に結合した二次の空
    洞を含み、 変化手段が二次の空洞の電気的な長さを有効に変化させ
    るための、二次の空洞内に移動可能な短絡プランジャを
    含む、請求項8に記載の真空管。
  15. 【請求項15】 カップラが、DCに対して互いに電気
    的に絶縁された一対の固定長をもち、固定して配置され
    た同軸の金属製管を含む、請求項14に記載の真空管。
  16. 【請求項16】 カップラが信号ソースに接続された内
    側および外側伝導体を有する低電圧の同軸ケーブルを含
    み、 内側伝導体が第1の金属面に接続され、その第1の面は
    固定の誘電体により対向する第2の金属面から離され、 外側伝導体が第3の金属面に接続され、その第3の面は
    固定誘電体により対向する第4の金属面から離され、 第3および第4の金属面がそれぞれ、第1および第2の
    金属面を囲み、 実質的なDC接地電圧が金属面の間に達成されるよう
    に、誘電体が金属面の周囲を越えて伸長し第1および第
    3の金属面がDC接地電圧となるが、第2および第4の
    金属面が高い負のDC電圧となり、 第2および第4の金属面がそれぞれ同軸の半波長カップ
    ラを形成する内側および外側の同軸の金属製管の共通端
    部にあり、 内側および外側管の他端部がそれぞれカソードよびグリ
    ッドに接続される、請求項1に記載の真空管。
  17. 【請求項17】 所定の周波数範囲を有するrf信号を
    扱う真空管であって、 電子ビームを放出するためのカソードと、 カソードからの放出電子がrf信号の4分の1のサイク
    ルで進む距離以上にカソードから離れない位置にある、
    電子ビームを電流調節するための非電子放出性グリッド
    と、 ビームを加速するためのアノードと、 ビームのためのコレクタ電極と、 グリッドとコレクタとの間に位置する、信号の周波数に
    共鳴する出力空洞と、グリッドを通過し、アノードへと
    加速されるカソードからの電子がアノードと近接したグ
    リッドおよびカソードとの間の相互作用領域で束となる
    ように、グリッドおよびカソードに接続される信号の非
    再生共鳴カップラと、から成り、 カップラが、共鳴ラインを形成する、グリッドおよびカ
    ソードに電気的にそれぞれ接続される内側および外側の
    同軸の金属製管、および金属製管の、グリッドおよびカ
    ソードから離れた端の間の空間にあるループを含み、 グリッドおよび外側の同軸管がカソードおよび内側の同
    軸管からDC絶縁されて、種々のDC電圧をグリッドお
    よびカソードに適用でき、 共鳴カップラがグリッドとカップラとの間に約nλ/4
    の長さを有し、ここでλは帯域内の周波数の波長で、n
    が奇数の整数である、ところの真空管。
  18. 【請求項18】 所定の周波数範囲を有するrf信号を
    扱う真空管であって、 電子ビームを放出するためのカ
    ソードと、 カソードからの放出電子がrf信号の4分の1のサイク
    ルで進む距離以上にカソードから離れない位置にある、
    電子ビームを電流調節するための非電子放出性グリッド
    と、 ビームを加速するためのアノードと、 ビームのためのコレクタ電極と、 グリッドとコレクタとの間に位置する、信号の周波数に
    共鳴する出力空洞と、グリッドを通過し、アノードへと
    加速されるカソードからの電子がアノードと近接したグ
    リッドおよびカソードとの間の相互作用領域で束となる
    ように、グリッドおよびカソードに連結される信号の非
    再生共鳴カップラと、から成り、 カップラが信号ソースに接続された内側および外側伝導
    体を有する低電圧の同軸ケーブルを含み、 内側伝導体が第1の金属面に接続され、その第1の金属
    面は固定の誘電体により、対向する第2の金属面から離
    され、 外側伝導体が第3の金属面に接続され、その第3の金属
    面は固定誘電体により、対向する第4の金属面から離さ
    れ、 第3および第4の金属面がそれぞれ第1および第2の金
    属面を囲む構造物上にあり、 誘電体が実質的なDC電圧が金属面の間に達成されるよ
    うに、金属面の周囲を越えて伸長し第1および第3の金
    属面がDC接地電圧となるが、第2および第4の金属面
    が高い負のDC電圧となり、 第2および第4の金属面がそれぞれ同軸の半波長カップ
    ラを形成する内側および外側の同軸の金属製管の共通端
    部にあり、 内側および外側管の他端部がそれぞれカソードおよびグ
    リッドに接続される、ところの真空管。
  19. 【請求項19】 所定の周波数範囲を有するrf信号を
    扱う真空管であって、 電子ビームを放出するためのカ
    ソードと、 カソードの近傍に配置されるカソードのためのヒーター
    と、 カソードからの放出電子がrf信号の4分の1のサイク
    ルで進む距離以上にカソードから離れない位置にある、
    電子ビームを電流調節するための非電子放出性グリッド
    と、 ビームを加速するためのアノードと、 ビームのためのコレクタ電極と、 グリッドとコレクタとの間に位置する、信号の周波数に
    共鳴する出力空洞と、グリッドを通過し、アノードへと
    加速されるカソードからの電子がアノードと近接したグ
    リッドおよびカソードとの間の相互作用領域で束となる
    ように、グリッドおよびカソードに連結される信号の非
    再生共鳴カップラと、から成り、 カップラが、少なくともλ/2の長さをもつ共鳴ライン
    を形成する内側および外側の同軸の金属製管と、グリッ
    ドおよびカソードをそれぞれバイアスし、ヒーターに電
    流を供給する第1、第2および第3のリード線から成
    り、 外側および外側の同軸管がそれぞれ、グリッドおよびカ
    ソードに電気的に接続され、 グリッドおよび外側の同軸管がカソードおよび内側の同
    軸管からDC絶縁されて、種々のDC電圧がグリッドお
    よびカソードに適用でき、 第1および第2のリード線がそれぞれ、グリッドおよび
    カソードから約n1λ/4の位置にある外側および内側
    の金属製管に接続され、 第3のリード線がグリッドおよびカソードから約n1λ
    /4の位置の内側の管を通過し、 ここで、λはrf信号の波長であり、n1は奇数の整数
    である、ところの真空管。
  20. 【請求項20】 カップラが金属製管の間の空間で、グ
    リッドおよびカソードから離れた金属製管の一端のとこ
    ろにループを含み、共鳴ラインがグリッドとカップラと
    の間で約nλ/4の長さを有し、 ここで、λは帯域内の周波数であり、nが奇数の整数で
    ある、請求項19に記載の真空管。
  21. 【請求項21】 カップラが信号ソースに接続された内
    側および外側伝導体を有する低電圧の同軸ケーブルを含
    み、 内側伝導体が第1の金属面に接続され、その第1の金属
    面は固定の誘電体により、対向する第2の金属面から離
    され、 外側伝導体が第3の金属面に接続され、その第3の金属
    面は固定誘電体により、対向する第4の金属面から離さ
    れ、 第3および第4の金属面がそれぞれ第1および第2の金
    属面を囲み、 誘電体が、実質的なDC電圧が金属面の間に達成される
    ように、金属面の周囲を越えて伸長し、 第1および第3の金属面がDC接地電圧となるが、第2
    および第4の金属面が高い負のDC電圧となり、 第2および第4の金属面がそれぞれ同軸の半波長カップ
    ラを形成する内側および外側の同軸の金属製管の共通端
    部にあり、 内側および外側管の他端部がそれぞれカソードおよびグ
    リッドに接続される、請求項19に記載の真空管。
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