JPH0719216A - スプリングピン - Google Patents

スプリングピン

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Publication number
JPH0719216A
JPH0719216A JP18764493A JP18764493A JPH0719216A JP H0719216 A JPH0719216 A JP H0719216A JP 18764493 A JP18764493 A JP 18764493A JP 18764493 A JP18764493 A JP 18764493A JP H0719216 A JPH0719216 A JP H0719216A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring pin
pin
elastic member
spring
hollow part
Prior art date
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Pending
Application number
JP18764493A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Morisawa
一夫 森沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MORISAWA TEKKO KK
Original Assignee
MORISAWA TEKKO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by MORISAWA TEKKO KK filed Critical MORISAWA TEKKO KK
Priority to JP18764493A priority Critical patent/JPH0719216A/ja
Publication of JPH0719216A publication Critical patent/JPH0719216A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械要素としてのスプリングピンの内側にあ
る中空部への異物の混入に起因するスプリング効果の低
下を防止し、しかも該スプリングピンの脱着性を高める
ことができるスプリングピンを得ることを目的とする。 【構成】 内側に中空部8を有しているとともに長手方
向に沿う一面に切欠部9が貫通形成された断面略C字状
の細長部材で成るスプリングピン11の上記中空部8内
に、該スプリングピン11を構成する材質よりも硬度が
低い材質で成る弾性部材12を挿入固定した構成にして
ある。この弾性部材として、硬質ゴム,シリコーン,セ
ラミックス材,ウレタンから選択されたものを用いる。
更に上記スプリングピン11を、連結する機械部品に形
成されたピン穴に対して他のチューブ状弾性部材13を
介して挿入固定した構成と、緩衝材7を用いて抜止め支
持した構成を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は機械要素の一つであるス
プリングピンに関し、特には内側中空部に弾性部材を充
填したことにより、脱着性が高められ、かつ、使用中に
スプリング効果が失われることがないスプリングピン構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から各種機械部品を連結するための
ノックピンの一種として、スプリングピンが採用されて
いる。例えば図4,図5に示した土木機械としての掘削
機のホルダ1にカッタービット2を連結するために、該
カッタービット2の取付ブラケット3に開口したピン穴
4とホルダ1のピン穴5に対して、図6(A)(B)に
示すスプリングピン6を挿通して緩衝材7により抜止め
支持した構成が知られている。
【0003】このスプリングピン6は、内側に中空部8
を有するとともに長手方向に沿って切欠部9が貫通形成
された断面略C字状の細長部材で成り、上記切欠部9に
て形成されたクリアランスαの伸縮作用に基づいて、該
スプリングピン6の前記ピン穴4とピン穴5への挿通を
容易とし、かつ、該スプリングピン6自体の持つ弾発力
によってピン穴4,5への挿通後の抜止め作用を持たせ
ている。尚、該スプリングピン6の一方側端末部にはピ
ン穴への挿通性を高めるための面取り部10が形成され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のスプリングピンは、長期使用時にスプリング
効果が低下して機械要素としての機能が低下してしまう
ことがあり、かつ、脱着性が悪化して該スプリングピン
の交換作業が困難になるという課題があった。
【0005】即ち、使用中において上記スプリングピン
6の内側に形成された中空部8内に異物が混入し易く、
例えば機械部品としての前記掘削機の場合には、該中空
部8内に泥とか切削屑等が混入してしまうことが多々あ
り、これらの異物によってスプリングピン6のスプリン
グ効果が失われてしまう上、使用時にスプリングピン6
の損傷とか摩耗及び錆等が生じる惧れがある。
【0006】更にスプリングピン6自体の変形に伴って
該スプリングピン6の脱着が困難となり、交換作業にも
多大の時間を必要とするという問題が生じる。
【0007】そこで本発明はこのような従来の機械要素
としてのスプリングピンが有している課題を解消して、
スプリングピンの内側にある中空部への異物の混入に起
因するスプリング効果の低下を防止し、しかも該スプリ
ングピンの脱着性を高めることができるスプリングピン
構造を得ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、硬質材で構成され、内側に中空部を有して
いるとともに長手方向に沿う一面に切欠部が貫通形成さ
れた断面略C字状の細長部材で成るスプリングピンの上
記中空部内に、該スプリングピンを構成する材質よりも
硬度が低い材質で成る弾性部材を挿入固定したスプリン
グピンの構成にしてある。この弾性部材として、硬質ゴ
ム,シリコーン,セラミックス材,ウレタンから選択さ
れたものを用いる。
【0009】更に前記スプリングピンを、連結する機械
部品に形成されたピン穴に対して他のチューブ状弾性部
材を介して挿入固定した構成と、緩衝材を用いて前記ス
プリングピンをピン穴に対して抜止め支持した構成を提
供する。
【0010】
【作用】かかるスプリングピンによれば、スプリングピ
ンの持つ弾性力によってこのスプリングピンが機械部品
に形成されたピン穴に抜けが防止された状態として挿通
固定され、かつ、該スプリングピンの中空部内に挿入固
定された弾性部材により、該スプリングピン内に異物が
混入する惧れをなくして、これらの異物によるスプリン
グ効果の低下現象は生じないという作用が得られる。
【0011】上記弾性部材の存在によって長期使用中に
もスプリングピン自体の大きな変形は生じないため、ス
プリングピンの脱着が容易となり、該スプリングピンの
交換作業を簡単に行うことができるという作用が得ら
れ、又、スプリングピンを機械部品に形成されたピン穴
に対して他のチューブ状弾性部材を介して挿通固定した
ことにより、ピン穴間の弾性的な連結性が高められると
いう作用が得られる。
【0012】
【実施例】以下図面に基づいて本発明にかかるスプリン
グピンの具体的な実施例を前記従来の構成部分と同一の
構成部分に同一の符号を付して説明する。
【0013】図1(A)(B)に示した構成において、
11は本実施例を適用したスプリングピンであり、この
スプリングピン11は鉄鋼等の硬質材を用いて構成さ
れ、図示したように該スプリングピン6は内側に中空部
8を有しているとともに、長手方向に沿う一面に切欠部
9が貫通形成された断面略C字状の細長部材を主体とし
て構成されている。該スプリングピン11の一方側端末
部には、ピン穴への挿通性を高めるための面取り部10
が形成されている。
【0014】そして本実施例では、上記中空部8内に図
2に示した丸棒状の弾性部材12が挿入固定されてい
る。この弾性部材12の材質は、硬質ゴム,シリコー
ン,セラミックス材,ウレタン等の上記スプリングピン
11を構成する材料よりも硬度が低い材質が選択され
る。なお、弾性部材12の材質は上記スプリングピン1
1を構成する材料よりも硬度が低いものであれば限定は
なく、適宜のものを選択すればよい。
【0015】図3は本実施例にかかるスプリングピン1
1の使用時の態様を示しており、本実施例にかかるスプ
リングピン11を機械部品としてのカッタービット2の
ピン穴4と、掘削機のホルダ1のピン穴5に対して他の
弾性部材13を介して挿通して、緩衝材7を用いて抜止
め支持したことにより、該カッタービット2をホルダ1
に連結している。上記他の弾性部材13とは、上記弾性
部材12と同様な材質で成るチューブ状部材で構成され
ている。
【0016】かかるスプリングピン11によれば、この
スプリングピン11の持つ弾性力によってカッタービッ
ト2がホルダ1に抜けが防止された状態として連結され
るとともに、スプリングピン11の中空部8内に挿入固
定された弾性部材12の存在によって前記クリアランス
αは正常な大きさに保たれ、しかも該スプリングピン1
1内に泥とか切削屑等の異物が混入する惧れが全く解消
されて、これらの異物によるスプリング効果の低下現象
は生じないという作用が得られる。
【0017】更に弾性部材12の存在によって長期使用
中にもスプリングピン11自体の大きな変形は生じない
ため、スプリングピン11の脱着は容易であり、該スプ
リングピン11の交換作業は簡単に行うことが出来る。
【0018】尚、図3に示した実施例では、スプリング
ピン11を他のチューブ状弾性部材13を介してカッタ
ービット2のピン穴4と掘削機のホルダ1のピン穴5に
対して挿通固定しているが、この弾性部材13を介在さ
せたことにより、ピン穴4とピン穴5との弾性的な連結
性を高める作用がある。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かるスプリングピンによれば、スプリングピンの持つ弾
性力によって該スプリングピンを機械部品に形成された
ピン穴に抜けが防止された状態として挿通固定すること
ができるとともに、該スプリングピンの中空部内に挿入
固定された弾性部材により、該スプリングピン内に異物
が混入する惧れがなくして、これらの異物によるスプリ
ング効果の低下現象は生じることがなく、しかも使用時
にスプリングピンの損傷とか摩耗及び錆等が生じる惧れ
がないという効果が得られる。
【0020】また、上記弾性部材の存在によって長期使
用中にスプリングピン自体の大きな変形は生じないた
め、スプリングピンの脱着が容易となり、該スプリング
ピンの交換作業を簡単に行うことができるとともに該ス
プリングピンの再利用が可能であるという効果が得ら
れ、更にスプリングピンを機械部品に形成されたピン穴
に対して他のチューブ状弾性部材を介して挿通固定した
ことにより、ピン穴間の弾性的な連結性が高められると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本実施例にかかるスプリングピン
を示す正面図、図1(B)は同側面図。
【図2】本実施例で用いた弾性部材の形状例を示す斜視
図。
【図3】本実施例にかかるスプリングピンの使用時の態
様を示す要部断面図。
【図4】スプリングピンによって連結する機械部品の一
例を示す要部斜視図。
【図5】図5の機械部品を連結した状態を示す要部断面
図。
【図6】図6(A)は従来のスプリングピンを示す正面
図、図6(B)は同側面図。
【符号の説明】
1…ホルダ 2…カッタービット 4,5…ピン穴 7…緩衝材 8…中空部 9…切欠部 10…面取り部 11…スプリングピン 12…弾性部材 13…他の弾性部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬質材で構成され、内側に中空部を有し
    ているとともに長手方向に沿う一面に切欠部が貫通形成
    された断面略C字状の細長部材で成るスプリングピンの
    上記中空部内に、該スプリングピンを構成する材質より
    も硬度が低い材質で成る弾性部材を挿入固定したことを
    特徴とするスプリングピン。
  2. 【請求項2】 前記弾性部材として、硬質ゴム,シリコ
    ーン,セラミックス材,ウレタンから選択されたものを
    用いた請求項1記載のスプリングピン。
  3. 【請求項3】 前記スプリングピンを、連結する機械部
    品に形成されたピン穴に対して他のチューブ状弾性部材
    を介して挿入固定したことを特徴とする請求項1,2記
    載のスプリングピン。
  4. 【請求項4】 緩衝材を用いて前記スプリングピンをピ
    ン穴に対して抜止め支持したことを特徴とする請求項
    1,2,3記載のスプリングピン。
JP18764493A 1993-06-30 1993-06-30 スプリングピン Pending JPH0719216A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1089330A (ja) * 1996-09-11 1998-04-07 Exedy Corp スプリングピン
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