JPH07190873A - 差圧変換器 - Google Patents
差圧変換器Info
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- JPH07190873A JPH07190873A JP6274289A JP27428994A JPH07190873A JP H07190873 A JPH07190873 A JP H07190873A JP 6274289 A JP6274289 A JP 6274289A JP 27428994 A JP27428994 A JP 27428994A JP H07190873 A JPH07190873 A JP H07190873A
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- bridge
- differential pressure
- diaphragm
- pressure converter
- diaphragms
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-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01L—MEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
- G01L9/00—Measuring steady of quasi-steady pressure of fluid or fluent solid material by electric or magnetic pressure-sensitive elements; Transmitting or indicating the displacement of mechanical pressure-sensitive elements, used to measure the steady or quasi-steady pressure of a fluid or fluent solid material, by electric or magnetic means
- G01L9/0001—Transmitting or indicating the displacement of elastically deformable gauges by electric, electro-mechanical, magnetic or electro-magnetic means
- G01L9/0008—Transmitting or indicating the displacement of elastically deformable gauges by electric, electro-mechanical, magnetic or electro-magnetic means using vibrations
- G01L9/0019—Transmitting or indicating the displacement of elastically deformable gauges by electric, electro-mechanical, magnetic or electro-magnetic means using vibrations of a semiconductive element
- G01L9/002—Optical excitation or measuring
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ダイヤフラム間に跨がるブリッジの使用して
ブリッジの振動数が圧力差の関数である単純で堅牢な差
圧センサを提供する。 【構成】 第一及び第二のダイヤフラム16、18を単
結晶シリコン等の材料ブロック内に形成した、差圧変換
器が提供されている。各ダイヤフラムは、ブリッジ用の
支持部20、22を有する。各支持部20、22は、ダ
イヤフラムの偏位によりそれぞれの支持部がある程度の
横方向動作をするように、ダイヤフラムの中心からずれ
ている。ブリッジ24は、排気されたキャビティ36内
に保持され、ブリッジ24の共振振動数は、ダイヤフラ
ムの圧力作用の差の関数である。
ブリッジの振動数が圧力差の関数である単純で堅牢な差
圧センサを提供する。 【構成】 第一及び第二のダイヤフラム16、18を単
結晶シリコン等の材料ブロック内に形成した、差圧変換
器が提供されている。各ダイヤフラムは、ブリッジ用の
支持部20、22を有する。各支持部20、22は、ダ
イヤフラムの偏位によりそれぞれの支持部がある程度の
横方向動作をするように、ダイヤフラムの中心からずれ
ている。ブリッジ24は、排気されたキャビティ36内
に保持され、ブリッジ24の共振振動数は、ダイヤフラ
ムの圧力作用の差の関数である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、差圧変換器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】国際特
許公開8502677Aは、ウエハ内に2枚のダイヤフ
ラムを形成した差圧センサを開示している。ダイヤフラ
ムは、閉じた共通のキャビティ内で流体に抗し、ダイヤ
フラムの偏位が、ダイヤフラムに作用する圧力間の差の
測定値を表すようにしている。ダイヤフラムの偏位は、
容量性検出法により検出される。
許公開8502677Aは、ウエハ内に2枚のダイヤフ
ラムを形成した差圧センサを開示している。ダイヤフラ
ムは、閉じた共通のキャビティ内で流体に抗し、ダイヤ
フラムの偏位が、ダイヤフラムに作用する圧力間の差の
測定値を表すようにしている。ダイヤフラムの偏位は、
容量性検出法により検出される。
【0003】米国特許第4790102号は、モノリシ
ック構造内に並置した複数のダイヤフラムを開示してい
る。各ダイヤフラムの偏位は、歪ゲージを用いて監視さ
れる。上述した各構成に採用された電気的検出技術は、
電気的雑音により劣化し易く、危険の多い環境下での使
用に適さないことがある。また、ダイヤフラムの偏位の
直接測定は、高精度で高分解能の測定を保証し得ない。
ック構造内に並置した複数のダイヤフラムを開示してい
る。各ダイヤフラムの偏位は、歪ゲージを用いて監視さ
れる。上述した各構成に採用された電気的検出技術は、
電気的雑音により劣化し易く、危険の多い環境下での使
用に適さないことがある。また、ダイヤフラムの偏位の
直接測定は、高精度で高分解能の測定を保証し得ない。
【0004】これまで、検出ダイヤフラム上に振動ビー
ムを当てることにより高精度の圧力測定を達成できると
いうことが分かっている。しかしながら、実質的に排気
されたチャンバ内で振動ビームを操作しなければならな
いために、差圧検出は、これらの既存のセンサでは不可
能であった。
ムを当てることにより高精度の圧力測定を達成できると
いうことが分かっている。しかしながら、実質的に排気
されたチャンバ内で振動ビームを操作しなければならな
いために、差圧検出は、これらの既存のセンサでは不可
能であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第一及
び第二のダイヤフラムを有する差圧変換器において、前
記第一のダイヤフラムの偏位に応じて移動可能な第一の
支持部により第一の位置で支持されると共に前記第二の
ダイヤフラムの偏位に応じて移動可能な第二の支持部に
より第二の位置で支持されるブリッジであって、該ブリ
ッジに作用する力従って該ブリッジの共振振動数が前記
第一及び第二のダイヤフラムの偏位の差の関数であるよ
うに構成されたブリッジ、を備えたことを特徴とする差
圧変換器が提供される。
び第二のダイヤフラムを有する差圧変換器において、前
記第一のダイヤフラムの偏位に応じて移動可能な第一の
支持部により第一の位置で支持されると共に前記第二の
ダイヤフラムの偏位に応じて移動可能な第二の支持部に
より第二の位置で支持されるブリッジであって、該ブリ
ッジに作用する力従って該ブリッジの共振振動数が前記
第一及び第二のダイヤフラムの偏位の差の関数であるよ
うに構成されたブリッジ、を備えたことを特徴とする差
圧変換器が提供される。
【0006】これにより、差圧は、共振ブリッジの共振
振動数を測定することにより測定される。共通の(分
配)圧力は、各ダイヤフラムを同じ量だけ偏位させるの
で、ブリッジに作用する力に実質的な変化を生じさせる
ことはない。好ましくは、前記ブリッジを励起して振動
させ、該ブリッジの振動数を検出するための手段を有す
る。
振動数を測定することにより測定される。共通の(分
配)圧力は、各ダイヤフラムを同じ量だけ偏位させるの
で、ブリッジに作用する力に実質的な変化を生じさせる
ことはない。好ましくは、前記ブリッジを励起して振動
させ、該ブリッジの振動数を検出するための手段を有す
る。
【0007】好ましくは、前記ブリッジを、略排気され
たキャビティ内に収容する。かくして、ブリッジの動作
は減衰することなく、高Q値が得られ、高感度と高分解
能を達成する。好ましくは、前記ブリッジの動作を光学
的に検出する。好ましくは、前記ブリッジの励振も光学
的に行う。
たキャビティ内に収容する。かくして、ブリッジの動作
は減衰することなく、高Q値が得られ、高感度と高分解
能を達成する。好ましくは、前記ブリッジの動作を光学
的に検出する。好ましくは、前記ブリッジの励振も光学
的に行う。
【0008】好ましくは、前記変換器は、更に、前記ブ
リッジの反射面を照射するように位置決めされた光ファ
イバケーブル又は埋設導波路を有する。導波路又は光フ
ァイバは、ブリッジに近接して対向する。これにより、
光は、ブリッジ表面の方へ案内されてブリッジの局部加
熱従ってブリッジの熱膨張を生ぜしめ、ブリッジを振動
させる。また、ブリッジから反射された光の変調強度を
監視してブリッジの振動数を決定するようにしてもよ
い。
リッジの反射面を照射するように位置決めされた光ファ
イバケーブル又は埋設導波路を有する。導波路又は光フ
ァイバは、ブリッジに近接して対向する。これにより、
光は、ブリッジ表面の方へ案内されてブリッジの局部加
熱従ってブリッジの熱膨張を生ぜしめ、ブリッジを振動
させる。また、ブリッジから反射された光の変調強度を
監視してブリッジの振動数を決定するようにしてもよ
い。
【0009】好ましくは、前記第一及び第二の支持部
を、それぞれ前記第一及び第二のダイヤフラムの、前記
ブリッジの長手方向軸線に平行な方向に沿ってその傾き
がそれぞれのダイヤフラムの偏位に変わる部分、に取り
付ける。かくして、ダイヤフラムの一方又は両方の偏位
により、それぞれの支持部は、ブリッジの長手方向軸線
に平行な方向に沿って移動し、それにより、変換器の感
度を高めている。
を、それぞれ前記第一及び第二のダイヤフラムの、前記
ブリッジの長手方向軸線に平行な方向に沿ってその傾き
がそれぞれのダイヤフラムの偏位に変わる部分、に取り
付ける。かくして、ダイヤフラムの一方又は両方の偏位
により、それぞれの支持部は、ブリッジの長手方向軸線
に平行な方向に沿って移動し、それにより、変換器の感
度を高めている。
【0010】好ましくは、前記ブリッジの長手方向軸線
に対し直角である方向に沿い且つダイヤフラムの表面に
平行な部分の傾きが、ダイヤフラムの偏位と共に著しく
変動することはない。従って、光路に対するブリッジ反
射面の角度は、ダイヤフラムの偏位により実質的に影響
されない。好ましくは、前記センサはシリコンから形成
される。センサは、ホウ素を選択的にドープした単結晶
シリコンを食刻することにより、或いは電気機械的食刻
により、製造してもよい。しかしながら、他の結晶性材
料、例えば、石英、砒化ガリウム、又はゲルマニウム等
も使用可能である。
に対し直角である方向に沿い且つダイヤフラムの表面に
平行な部分の傾きが、ダイヤフラムの偏位と共に著しく
変動することはない。従って、光路に対するブリッジ反
射面の角度は、ダイヤフラムの偏位により実質的に影響
されない。好ましくは、前記センサはシリコンから形成
される。センサは、ホウ素を選択的にドープした単結晶
シリコンを食刻することにより、或いは電気機械的食刻
により、製造してもよい。しかしながら、他の結晶性材
料、例えば、石英、砒化ガリウム、又はゲルマニウム等
も使用可能である。
【0011】ブリッジには圧縮応力を付与してもよい
が、これは、ブリッジをドープすることにより達成され
る。また、別のブリッジを、少なくとももう一つ設けて
もよい。この場合、それぞれのブリッジは、それぞれ異
なる圧力振動数応答を呈するように、その支持部を他の
ブリッジの支持部とは異なる位置でダイヤフラムに取り
付けている。
が、これは、ブリッジをドープすることにより達成され
る。また、別のブリッジを、少なくとももう一つ設けて
もよい。この場合、それぞれのブリッジは、それぞれ異
なる圧力振動数応答を呈するように、その支持部を他の
ブリッジの支持部とは異なる位置でダイヤフラムに取り
付けている。
【0012】かくして、各ダイヤフラム間に跨がるブリ
ッジの使用により、ブリッジの振動数が圧力差の関数で
ある、単純で堅牢な差圧センサを構成することができ
る。
ッジの使用により、ブリッジの振動数が圧力差の関数で
ある、単純で堅牢な差圧センサを構成することができ
る。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る差圧変換
器の一実施例を詳細に説明する。図1及び図2に示した
差圧変換器(以下、差圧センサと呼ぶ。)は、その第一
の表面8に第一の凹部4及び第二の凹部6を、その第二
の表面14に前記第一の凹部4及び第二の凹部6にそれ
ぞれ対向して第三の凹部10及び第四の凹部12を、形
成するように食刻されたシリコン製ウエハ2から成る。
第一の凹部4と第三の凹部10との間のウエハ2の部分
は、第一のダイヤフラム16を形成する。第二の凹部6
と第四の凹部12との間のウエハ2の部分は、第二のダ
イヤフラム18を形成する。
器の一実施例を詳細に説明する。図1及び図2に示した
差圧変換器(以下、差圧センサと呼ぶ。)は、その第一
の表面8に第一の凹部4及び第二の凹部6を、その第二
の表面14に前記第一の凹部4及び第二の凹部6にそれ
ぞれ対向して第三の凹部10及び第四の凹部12を、形
成するように食刻されたシリコン製ウエハ2から成る。
第一の凹部4と第三の凹部10との間のウエハ2の部分
は、第一のダイヤフラム16を形成する。第二の凹部6
と第四の凹部12との間のウエハ2の部分は、第二のダ
イヤフラム18を形成する。
【0014】第一の支持部20及び第二の支持部22
は、それぞれダイヤフラム16及び18から、ウエハ2
の第一の表面8の平面に向けて延びている。ブリッジ2
4は、前記第一の支持部20と第二の支持部22の間に
延び、それらに支持されている。溝部26は、ブリッジ
24が第一の凹部4から溝部26を通って第二の凹部6
に通過できるように、第一の凹部4及び第二の凹部6の
間のウエハ2の部分28に形成されている。
は、それぞれダイヤフラム16及び18から、ウエハ2
の第一の表面8の平面に向けて延びている。ブリッジ2
4は、前記第一の支持部20と第二の支持部22の間に
延び、それらに支持されている。溝部26は、ブリッジ
24が第一の凹部4から溝部26を通って第二の凹部6
に通過できるように、第一の凹部4及び第二の凹部6の
間のウエハ2の部分28に形成されている。
【0015】ブリッジ24及び支持部20、22は、ウ
エハ2の食刻を通じてウエハと一体的に形成されてい
る。ブリッジ24の材料は、ブリッジに圧縮応力を与え
るように例えばホウ素をドープしてもよい。シリコン又
はガラス製のカバー30は、凹部32を有し、凹部32
が第一の凹部4及び第二の凹部6と連通したチャンバ3
6を形成するようにしている。チャンバ36内は、ブリ
ッジ24が粘性抵抗による減衰を受けることなくチャン
バ36内で共振し得るように、排気されている。光ファ
イバ38は、カバー30内を密接状態で貫通している。
光ファイバ38の端部はブリッジ24に隣接して対向し
ており、ファイバ38からの光がブリッジ24の一部を
照射し、ブリッジ24から反射された光の一部は該光フ
ァイバ38により集光される。
エハ2の食刻を通じてウエハと一体的に形成されてい
る。ブリッジ24の材料は、ブリッジに圧縮応力を与え
るように例えばホウ素をドープしてもよい。シリコン又
はガラス製のカバー30は、凹部32を有し、凹部32
が第一の凹部4及び第二の凹部6と連通したチャンバ3
6を形成するようにしている。チャンバ36内は、ブリ
ッジ24が粘性抵抗による減衰を受けることなくチャン
バ36内で共振し得るように、排気されている。光ファ
イバ38は、カバー30内を密接状態で貫通している。
光ファイバ38の端部はブリッジ24に隣接して対向し
ており、ファイバ38からの光がブリッジ24の一部を
照射し、ブリッジ24から反射された光の一部は該光フ
ァイバ38により集光される。
【0016】また、ファイバ38は、反射器を介してブ
リッジを照射するように構成してもよい。カバー30
は、ウエハ2と接触する表面が{110}結晶面により
画定されるように構成されたシリコンから、形成しても
よい。カバー30は、ファイバ38を保持するために
{111}結晶面により画定された複数の壁部を有する
溝部を形成するように、異方性エッチングにより形成さ
れる。ファイバの端部は、{100}結晶面における反
射表面と対向する。従って、ファイバ38はウエハ2の
上側表面と平行であり、反射面はウエハ2の上側表面に
対して正確に45°を成す。ファイバからの光は反射面
を介してブリッジ上に反射され、ブリッジから反射され
た光は反射面を介してファイバ38に戻る。かかる構成
の詳細は本願明細書の一部と併合した欧州特許出願第0
555968号に開示されている。
リッジを照射するように構成してもよい。カバー30
は、ウエハ2と接触する表面が{110}結晶面により
画定されるように構成されたシリコンから、形成しても
よい。カバー30は、ファイバ38を保持するために
{111}結晶面により画定された複数の壁部を有する
溝部を形成するように、異方性エッチングにより形成さ
れる。ファイバの端部は、{100}結晶面における反
射表面と対向する。従って、ファイバ38はウエハ2の
上側表面と平行であり、反射面はウエハ2の上側表面に
対して正確に45°を成す。ファイバからの光は反射面
を介してブリッジ上に反射され、ブリッジから反射され
た光は反射面を介してファイバ38に戻る。かかる構成
の詳細は本願明細書の一部と併合した欧州特許出願第0
555968号に開示されている。
【0017】ウエハ2は、応力除去処理マウント40上
に支持されている。マウント40とウエハ2の各表面、
及びダイヤフラム16、18は、圧力を測定すべき流体
による化学的攻撃から保護されるように、皮膜処理を施
してもよい。使用時には、ブリッジ24を励振させ、そ
の共振振動数を測定する。欧州特許第0381309A
は、ブリッジを励振してその共振振動数を測定するため
に適した装置を開示している。まず、第一の圧力P1
を、第三の凹部10に、従って第一のダイヤフラム16
に加圧する。同様に、第二の圧力P2を、第四の凹部1
2に、従って第二のダイヤフラム18に加圧する。圧力
P1及びP2により、それぞれ第一のダイヤフラム16
及び第二のダイヤフラム18は、チャンバ36内におい
て上方に撓む。各ダイヤフラムが撓む量は、当該ダイヤ
フラムに加圧される圧力によって決まる。各ダイヤフラ
ムの物理的性質は、いずれも同一のウエハのエッチング
により形成されるので、良く整合している。従って、P
1とP2が等しいときダイヤフラム16、18は同じ量
だけ移動するので、共振ブリッジ24に加わる応力は実
質的に不変であり、その共振振動数も実質的に変化する
ことはない。
に支持されている。マウント40とウエハ2の各表面、
及びダイヤフラム16、18は、圧力を測定すべき流体
による化学的攻撃から保護されるように、皮膜処理を施
してもよい。使用時には、ブリッジ24を励振させ、そ
の共振振動数を測定する。欧州特許第0381309A
は、ブリッジを励振してその共振振動数を測定するため
に適した装置を開示している。まず、第一の圧力P1
を、第三の凹部10に、従って第一のダイヤフラム16
に加圧する。同様に、第二の圧力P2を、第四の凹部1
2に、従って第二のダイヤフラム18に加圧する。圧力
P1及びP2により、それぞれ第一のダイヤフラム16
及び第二のダイヤフラム18は、チャンバ36内におい
て上方に撓む。各ダイヤフラムが撓む量は、当該ダイヤ
フラムに加圧される圧力によって決まる。各ダイヤフラ
ムの物理的性質は、いずれも同一のウエハのエッチング
により形成されるので、良く整合している。従って、P
1とP2が等しいときダイヤフラム16、18は同じ量
だけ移動するので、共振ブリッジ24に加わる応力は実
質的に不変であり、その共振振動数も実質的に変化する
ことはない。
【0018】支持部20、22は、図示したように、そ
れぞれダイヤフラム16、18の縁部に寄って形成され
ている。従って、チャンバ内にダイヤフラムが撓むと、
支持部は左上方に移動する。かかる構成により、P1と
P2の間の一定の圧力差に対してブリッジが受ける応力
変化は増加する。例えばP1がP2より小さい場合、第
二の支持部22は第一の支持部20より大きく移動し、
ブリッジが受ける応力も変動してブリッジの共振振動数
を変化させる。同様に、P1がP2より大きいと、第一
の支持部20が第二の支持部22より大きく移動する。
かかる構成により、圧力差とP1,P2のうち大きい圧
力の測定を行うことができる。P1がP2より小さいと
共振振動数は減少し、逆にP1がP2より大きいと共振
振動数は増加する。
れぞれダイヤフラム16、18の縁部に寄って形成され
ている。従って、チャンバ内にダイヤフラムが撓むと、
支持部は左上方に移動する。かかる構成により、P1と
P2の間の一定の圧力差に対してブリッジが受ける応力
変化は増加する。例えばP1がP2より小さい場合、第
二の支持部22は第一の支持部20より大きく移動し、
ブリッジが受ける応力も変動してブリッジの共振振動数
を変化させる。同様に、P1がP2より大きいと、第一
の支持部20が第二の支持部22より大きく移動する。
かかる構成により、圧力差とP1,P2のうち大きい圧
力の測定を行うことができる。P1がP2より小さいと
共振振動数は減少し、逆にP1がP2より大きいと共振
振動数は増加する。
【0019】別の実施例では、第二のブリッジを第一の
ブリッジ24に並行に設けている。第二のブリッジの支
持部は、変換器を図1のように見たとき、第一のブリッ
ジ24の支持部より例えばダイヤフラムの右手側に移動
させてもよい。同一のブリッジの場合、各ブリッジに対
する共振振動数の変化は、大きさは同じとなるが符号は
逆になる。また、単一のファイバを用いて両方のブリッ
ジを照射し応答させることもできる。
ブリッジ24に並行に設けている。第二のブリッジの支
持部は、変換器を図1のように見たとき、第一のブリッ
ジ24の支持部より例えばダイヤフラムの右手側に移動
させてもよい。同一のブリッジの場合、各ブリッジに対
する共振振動数の変化は、大きさは同じとなるが符号は
逆になる。また、単一のファイバを用いて両方のブリッ
ジを照射し応答させることもできる。
【0020】更に、例えば厚さが異なるブリッジを製造
することにより、異なる共振振動数を有するように各ブ
リッジを構成してもよい。二つのブリッジを使用するこ
とにより、温度変化が両方のブリッジに作用するので、
比較的容易に温度補償を行うことができる。また、二つ
のブリッジの使用により、例えば支持部にかかる応力等
の他の非線形作用に対する補償も行うことができる。各
ブリッジは、独立した駆動装置と検出装置、及び独立し
た光路を有してもよい。また、各ブリッジは、光路を共
有してもよい。これは、各ブリッジは当該ブリッジの共
振振動数と著しく異なる振動数で変調された光に対して
は実質的に応答しないので、各ブリッジを駆動させるた
めの光を同時に二つの振動数で変調してもよい、という
理由による。この場合、各共振振動数を測定し、圧力差
の感度と等級を表示するように処理することもできる。
することにより、異なる共振振動数を有するように各ブ
リッジを構成してもよい。二つのブリッジを使用するこ
とにより、温度変化が両方のブリッジに作用するので、
比較的容易に温度補償を行うことができる。また、二つ
のブリッジの使用により、例えば支持部にかかる応力等
の他の非線形作用に対する補償も行うことができる。各
ブリッジは、独立した駆動装置と検出装置、及び独立し
た光路を有してもよい。また、各ブリッジは、光路を共
有してもよい。これは、各ブリッジは当該ブリッジの共
振振動数と著しく異なる振動数で変調された光に対して
は実質的に応答しないので、各ブリッジを駆動させるた
めの光を同時に二つの振動数で変調してもよい、という
理由による。この場合、各共振振動数を測定し、圧力差
の感度と等級を表示するように処理することもできる。
【0021】かくして、簡便で堅牢な差圧センサを提供
することが可能となる。光駆動検出システムの使用によ
り、危険で電気的雑音の多い環境下でもセンサを使用す
ることができ、更に、共振センサの使用により、高いQ
が従って良好な分解能が得られる。
することが可能となる。光駆動検出システムの使用によ
り、危険で電気的雑音の多い環境下でもセンサを使用す
ることができ、更に、共振センサの使用により、高いQ
が従って良好な分解能が得られる。
【0022】
【図1】本発明の一実施例を構成する差圧センサの断面
図。
図。
【図2】図1に示したセンサの、その上側半部を取り除
いた斜視図。
いた斜視図。
16、18……ダイヤフラム 20、22……支持部 24……ブリッジ 36……キャビティ(チャンバ)
Claims (12)
- 【請求項1】 第一及び第二のダイヤフラム(16、1
8)を有する差圧変換器であって、 前記第一のダイヤフラム(16)の偏位に応じて移動可
能な第一の支持部(20)により第一の位置で支持され
ると共に前記第二のダイヤフラム(18)の偏位に応じ
て移動可能な第二の支持部(22)により第二の位置で
支持されるブリッジ(24)であって、該ブリッジ(2
4)に作用する力従って該ブリッジの共振振動数が、前
記第一及び第二のダイヤフラムの偏位の差の関数である
ように構成されたブリッジ(24)、 を備えたことを特徴とする差圧変換器。 - 【請求項2】 前記ブリッジ(24)が、略排気された
キャビティ(36)内に含まれる、 ことを特徴とする請求項1記載の差圧変換器。 - 【請求項3】 更に、 前記ブリッジ(24)を励起して振動させるための手段
と、 前記ブリッジ(24)の振動数を検出するための手段
と、 を有する、 ことを特徴とする前記請求項のいずれか一項記載の差圧
変換器。 - 【請求項4】 前記ブリッジ(24)の反射面を照射す
るように位置決めされた光ファイバ即ち埋設導波路(3
8)、 を有する、 ことを特徴とする前記請求項のいずれか一項記載の差圧
変換器。 - 【請求項5】 前記ブリッジの動作を光学的に検出す
る、 ことを特徴とする請求項3又は4記載の差圧変換器。 - 【請求項6】 前記ブリッジを光学的に励振する、 ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項記載の
差圧変換器。 - 【請求項7】 前記第一及び第二の支持部(20、2
2)を、それぞれ前記第一及び第二のダイヤフラム(1
6、18)の、前記ブリッジの長手方向軸線に平行な方
向に沿ってその傾きがそれぞれのダイヤフラムの偏位に
変わる部分、に取り付ける、 ことを特徴とする前記請求項のいずれか一項記載の差圧
変換器。 - 【請求項8】 前記ダイヤフラム(16、18)の一方
又は両方の偏位が、前記ブリッジ(24)の長手方向軸
線に平行なそれぞれの支持部(20、22)を移動させ
る、 ことを特徴とする請求項7記載の差圧変換器。 - 【請求項9】 前記ブリッジ(24)の長手方向軸線に
対し直角である方向に沿い且つダイヤフラムの表面に平
行な部分の傾きが、ダイヤフラムの偏位により実質的に
影響されない、 ことを特徴とする請求項7又は8記載の差圧変換器。 - 【請求項10】 前記変換器を、シリコン、単結晶シリ
コン、石英、砒化ガリウム、又はゲルマニウムから形成
する、 ことを特徴とする前記請求項のいずれか一項記載の差圧
変換器。 - 【請求項11】 前記ブリッジ(24)に圧縮応力を与
える、 ことを特徴とする前記請求項のいずれか一項記載の差圧
変換器。 - 【請求項12】 別のブリッジを、少なくとももう一つ
設ける、 ことを特徴とする前記請求項のいずれか一項記載の差圧
変換器。
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