JPH07190834A - 容積計 - Google Patents

容積計

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JPH07190834A
JPH07190834A JP5332865A JP33286593A JPH07190834A JP H07190834 A JPH07190834 A JP H07190834A JP 5332865 A JP5332865 A JP 5332865A JP 33286593 A JP33286593 A JP 33286593A JP H07190834 A JPH07190834 A JP H07190834A
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acoustic tube
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Masanori Imanishi
正則 今西
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被測定容器の容積を正確に測定する。 【構成】 空のときの容積がVの被測定容器2に蓋3を
取り付け、蓋3に長さL、内部断面積Sなる音響管1a
の一端を接続してヘルムホルツ共鳴器を構成し、蓋3に
音源4を設け、音響管1aの長さをヘルムホルツ共鳴器
の共振周波数f1、音響管1aの最小の共振周波数f2
音源4の共振点と一致しないように設定し、蓋3にマイ
クロホン5aを設け、音響管1aにマイクロホン5bを
設け、マイクロホン5a、5bにPLL回路15a、1
5bを有する周波数測定手段19を接続し、周波数測定
手段19にCPU12、設定スイッチ13、出力装置1
4で構成される演算手段16を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は音響共振器の共振周波
数変化を利用した音響式の容積計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の容積計としては、特開昭63−4
4127号に記載されたようなものがある。このような
容積計においては、被測定容器に音響管を接続してヘル
ムホルツ共鳴器に補助音響共振器を音響的に結合する
か、あるいは音響管を補助音響共振器として兼用するこ
とにより構成される音響系において、ヘルムホルツ共鳴
器の共振周波数と補助音響共振器の共振周波数との比よ
り、温度の変化によって生ずる共振周波数変化の影響を
補正し、被測定容器の容積を求める。
【0003】ここで、共振周波数の測定はPLL(位相
同期)回路を用いており、PLL回路を共振点での位相
で同期させ、その発振周波数から共振周波数を求める。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
容積計においては、2つの共振周波数の設定を音源の周
波数特性とは無関係に行なっている。ところで、図12
は音源の周波数特性を示すグラフ、すなわち図12(a)
は音源の振幅特性を示すグラフ、図12(b)は音源の位
相特性を示すグラフである。ここで、理想的な音源であ
れば全周波数帯域で振幅特性、位相特性ともに平坦であ
るが、実際には音源の機械的な共振点が存在する等の影
響を受け、図12に示すような周波数fに対して振幅|
H|、位相∠Hが一定でない特性となる。このため、P
LL回路等を用いて共振周波数を求める場合、各共振周
波数が理論通りには変化せず、その結果測定誤差が発生
する。
【0005】これを図13を用いて詳細に説明する。ヘ
ルムホルツ共鳴器の共振点での理想的な周波数特性は、
振幅特性では図13(a)に示すように振幅|H|のピーク
が現れ、位相特性では図13(b)のように位相∠Hが反
転する。ゆえに、温度変化(例えば、10、20、30
℃)によって共振周波数f1が変化しても、共振点
(●)での位相∠Hは常にφ1であり、理想的なPLL
回路の位相特性が位相特性線20で示した特性の場合、
ロック点R1の位相∠Hも常にφ1であるので、常に正確
な共振周波数f1が求められる。しかし、実際に使用す
る音源の周波数特性は、図12のように平坦ではなく、
周波数fに対して位相∠Hが変化し、とくに音源の共振
点付近では位相∠Hが大きく変化する。このような特性
の音源が共鳴器の入力となるため、共鳴器(音源〜マイ
クロホン間)の伝達関数(周波数特性)の位相特性は、
図13(c)に示すように、音源の位相特性に沿った特性
すなわち平坦でなく傾いた特性となり、共振点(●)の
位相∠Hは常にφ1ではなく、ゆえにPLL回路のロッ
ク点R1は図の○印の点となる。つまり、PLL回路は
本来の共振点(●)からずれた位相でロックするため、
PLL回路の発振周波数が本来の共振周波数f1からず
れた周波数となり、差Δf1と差Δf1′とが異なる。こ
のことは他のすべての共振点においても同じことがいえ
る。ゆえに、温度補償のために検出するもう1つの共振
周波数f2についても、PLL回路の発振周波数が本来
の共振周波数f2からずれた周波数となり、Δf2、Δf
2′を共振周波数f1の場合の差Δf1、Δf1′と同様の
差としたときには、差Δf2と差Δf2′とが異なる。ゆ
えに、2つの共振周波数f1、f2付近における音源の位
相特性がそれぞれ異なった変化(傾き)をした場合に
は、各共振点における周波数変化の割合がそれぞれ異な
ってしまう。つまり、(Δf1′/Δf1)≠(Δf2′/Δ
2)となる。このため、理論通りの温度補償が行なわれ
ず、測定誤差が発生する。
【0006】この発明は上述の課題を解決するためにな
されたもので、被測定容器の容積を正確に測定すること
ができる容積計を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明においては、音響管の一端に被測定容器を
接続したヘルムホルツ共鳴器の伝達関数位相特性を検出
し、上記伝達関数位相特性から上記ヘルムホルツ共鳴器
の共振周波数と、上記音響管の共振周波数とを算出し、
両共振周波数に基づき上記被測定容器の容積を算出する
容積計において、温度に対する上記ヘルムホルツ共鳴器
の伝達関数位相特性上の共振点軌跡及び温度に対する上
記音響管の伝達関数位相特性上の共振点軌跡を予め記憶
しておき、検出した上記伝達関数位相特性と、記憶され
た両共振点軌跡との交点から上記両共振周波数を算出す
るようにする。
【0008】また、音響管の一端に被測定容器を接続し
たヘルムホルツ共鳴器の伝達関数位相特性を検出し、上
記伝達関数位相特性から上記ヘルムホルツ共鳴器の共振
周波数と、上記音響管の共振周波数とを算出し、温度に
対する上記ヘルムホルツ共鳴器の伝達関数位相特性上の
共振点軌跡に対応する第1の定数及び温度に対する上記
音響管の伝達関数位相特性上の共振点軌跡に対応する第
2の定数を予め記憶しておき、算出した上記ヘルムホル
ツ共鳴器の共振周波数、上記音響管の共振周波数、上記
第1の定数及び上記第2の定数に基づき上記被測定容器
の容積を算出する。
【0009】また、音響管の一端に被測定容器を接続し
たヘルムホルツ共鳴器の伝達関数位相特性を検出し、上
記伝達関数位相特性から上記ヘルムホルツ共鳴器の共振
周波数と、上記音響管の共振周波数とを算出し、両共振
周波数に基づき上記被測定容器の容積を算出する容積計
において、温度に対する上記ヘルムホルツ共鳴器の伝達
関数位相特性上の共振点軌跡と、温度に対する上記音響
管の伝達関数位相特性上の共振点軌跡との傾きが一致す
るように上記音響管の形状を設定する。
【0010】また、音響管の一端に被測定容器を接続
し、かつ上記音響管の周囲を補助容器で覆ったヘルムホ
ルツ共鳴器の伝達関数位相特性を検出し、上記伝達関数
位相特性から上記ヘルムホルツ共鳴器の共振周波数と、
上記音響管及び上記補助容器の共振周波数とを算出し、
両共振周波数に基づき上記被測定容器の容積を算出する
容積計において、温度に対する上記ヘルムホルツ共鳴器
の伝達関数位相特性上の共振点軌跡及び温度に対する上
記音響管及び上記補助容器の伝達関数位相特性上の共振
点軌跡を予め記憶しておき、検出した上記伝達関数位相
特性と、記憶された両共振点軌跡との交点から上記両共
振周波数を算出するようにする。
【0011】また、音響管の一端に被測定容器を接続
し、かつ上記音響管の周囲を補助容器で覆ったヘルムホ
ルツ共鳴器の伝達関数位相特性を検出し、上記伝達関数
位相特性から上記ヘルムホルツ共鳴器の共振周波数と、
上記音響管及び上記補助容器の共振周波数とを算出し、
温度に対する上記ヘルムホルツ共鳴器の伝達関数位相特
性上の共振点軌跡に対応する第1の定数及び温度に対す
る上記音響管及び上記補助容器の伝達関数位相特性上の
共振点軌跡に対応する第2の定数を予め記憶しておき、
算出した上記ヘルムホルツ共鳴器の共振周波数、上記音
響管及び上記補助容器の共振周波数、上記第1の定数及
び上記第2の定数に基づき上記被測定容器の容積を算出
する。
【0012】また、音響管の一端に被測定容器を接続
し、かつ上記音響管の周囲を補助容器で覆ったヘルムホ
ルツ共鳴器の伝達関数位相特性を検出し、上記伝達関数
位相特性から上記ヘルムホルツ共鳴器の共振周波数と、
上記音響管及び上記補助容器の共振周波数とを算出し、
両共振周波数に基づき上記被測定容器の容積を算出する
容積計において、温度に対する上記ヘルムホルツ共鳴器
の伝達関数位相特性上の共振点軌跡と、温度に対する上
記音響管及び上記補助容器の伝達関数位相特性上の共振
点軌跡との傾きが一致するように上記音響管又は上記補
助容器の形状を設定する。
【0013】
【作用】この発明に係る容積計においては、温度に対す
るヘルムホルツ共鳴器の伝達関数位相特性上の共振点軌
跡及び温度に対する音響管の伝達関数位相特性上の共振
点軌跡を予め記憶しておき、検出した伝達関数位相特性
と、記憶された両共振点軌跡との交点から両共振周波数
を算出するようにしているから、両共振周波数における
位相の変化量がそれぞれ異なる場合でも、常に共振点の
正確な周波数を求めることができる。
【0014】また、温度に対するヘルムホルツ共鳴器の
伝達関数位相特性上の共振点軌跡に対応する第1の定数
及び温度に対する音響管及び補助容器の伝達関数位相特
性上の共振点軌跡に対応する第2の定数を予め記憶して
おき、算出したヘルムホルツ共鳴器の共振周波数、音響
管及び補助容器の共振周波数、第1の定数及び第2の定
数に基づき被測定容器の容積を算出するから、両共振周
波数に応じて温度補償を行なうことができる。
【0015】また、温度に対するヘルムホルツ共鳴器の
伝達関数位相特性上の共振点軌跡と、温度に対する音響
管の伝達関数位相特性上の共振点軌跡との傾きが一致す
るように音響管の形状を設定するから、両共振周波数に
対する位相の変化の割合が等しくなる。
【0016】また、音響管の周囲を補助容器で覆ったと
きには、外乱の侵入を防ぐことができる。
【0017】
【実施例】図1はこの発明に係る容積計を示す図であ
る。図に示すように、空のときの容積がVの被測定容器
2に蓋3が設けられ、蓋3に長さL、内部断面積Sなる
音響管1aの一端が接続され、ヘルムホルツ共鳴器が構
成されている。蓋3に音源4が設けられ、音源4はヘル
ムホルツ共鳴器内部の空気を音響的に駆動する。そし
て、音響管1aの長さはヘルムホルツ共鳴器の共振周波
数f1、音響管1aの最小の共振周波数f2が音源4の共
振点と一致しないように設定されている。また、蓋3に
マイクロホン5aが設けられ、音響管1aにマイクロホ
ン5bが設けられ、マイクロホン5a、5bはヘルムホ
ルツ共鳴器内部の音圧を検出する。また、マイクロホン
5a、5bにマイクロホン用アンプ6a、6bが接続さ
れ、マイクロホン用アンプ6a、6bに各共振周波数成
分を通過域とするフィルタ7a、7bが接続され、フィ
ルタ7a、7bに位相比較器8a、8b、ループフィル
タ9a、9b、電圧制御発振器(VCO)10a、10
bによって構成されるPLL回路15a、15bが接続
され、PLL回路15a、15bに加算器兼音源用アン
プ11が接続され、加算器兼音源用アンプ11は音源4
を駆動する。そして、マイクロホン用アンプ6a、6
b、フィルタ7a、7b、PLL回路15a、15b、
加算器兼音源用アンプ11によって周波数測定手段19
が構成されている。また、PLL回路15a、15bに
CPU12、設定スイッチ13、出力装置14で構成さ
れる演算手段16が接続されている。
【0018】この容積計においては、マイクロホン5
a、5bの出力信号は、それぞれアンプ6a、6bで適
当なレベルに増幅される。マイクロホン5aでは主にヘ
ルムホルツ共鳴器の共振周波数成分が検出されるので、
フィルタ7aはこの成分付近の周波数を通過域とするよ
う設定されている。ここで、音速をcとすると、ヘルム
ホルツ共鳴器の共振周波数f1は次式のように表され
る。
【0019】 f1=(c/2π)・√(S/LV) (1) 同様に、マイクロホン5bでは主に音響管1aの共振周
波数が検出されるので、これに合わせてフィルタ7bを
設定する。そして、音響管1aは両端開放なので、音響
管1aの最小の共振周波数f2は次式で表される。
【0020】 f2=c/2L (2) 各共振周波数f1、f2の成分となったフィルタ7a、7
bの出力はそれぞれPLL回路15a、15bに入力さ
れる。ここで、PLL回路15a、15bは図2に示す
ヘルムホルツ共鳴器の共振点での位相φ1でロック(同
期)するように設定されている。つまり、PLL回路1
5a、15bは伝達関数位相∠Hの変化を表わす曲線と
PLL回路15aの位相特性線17aとの交点R1でロ
ック(同期)するので、PLL回路15aはヘルムホル
ツ共鳴器の共振周波数f1で連続的に発振する。同様
に、PLL回路15bは図3で示す音響管1aの共振点
での位相φ2(交点R2)でロックし、音響管1aの共振
周波数f2で連続的に発振する。なお、図2、図3にお
いて、範囲18a、18bはPLL回路15a、15b
のロックレンジ(同期保持範囲)であり、PLL回路1
5a、15bのロックレンジは電圧制御発振器10a、
10bを調整することにより設定される。電圧制御発振
器10a、10bの出力は加算器兼音源用アンプ11を
介し音源4に入力され、各共振周波数f1、f2で音源4
を駆動すると同時に、電圧制御発振器10a、10bの
出力はCPU12に入力され、CPU12で各共振周波
数f1、f2が求めれら、容積Vは次式により求めること
ができる。
【0021】 V=(LS/π2)・(f2/f1)2 (3) しかし、(3)式は理想的な条件下での理論式であり、実
際には実験的に求めた定数a、bを用いて次式により容
積Vを求める。
【0022】 V=a(f2/f1)2+b (4) これらの定数a、bは容積、寸法が既知の被測定容器を
用いた較正により実験的に求めればよい。そして、CP
U12は予め設定スイッチ13で設定された定数a、b
を用いて(4)式より容積Vを計算し、その計算結果を出
力装置14に出力する。なお、容積Vを求める式は式
(4)に限定されるものではなく、他の近似式を用いても
よい。
【0023】つぎに、音響管1aの長さをヘルムホルツ
共鳴器の共振周波数f1、音響管1aの最小の共振周波
数f2が音源4の共振点と一致しないように設定する方
法について説明する。まず、共振周波数f1、f2
(1)、(2)式より予め求めておく。つぎに、予め恒温槽
等を用いて温度変化実験を行ない、図4に示すようなヘ
ルムホルツ共鳴器の伝達関数位相特性を測定しておき、
共振周波数f1、f2付近における共振点(●)の軌跡を
示す共振点軌跡線21a、21bの傾きが同じになる周
波数帯域を見つける。つぎに、上記のような周波数帯域
が見つかったならば、その周波数の値を用いて(1)、
(2)式より音響管1aのおよその長さLを逆算して決定
する。このとき、音響管1aの構造を例えば図5に示す
ように音響管1に調整用管30を取り付けた構造にして
おき、長さの異なる調整用管30を数種用意しておくこ
とで、音響管1aの長さLの変更、調整が容易となる。
【0024】図1に示した容積計においては、音響管1
aの長さはヘルムホルツ共鳴器の共振周波数f1、音響
管1aの最小の共振周波数f2が音源4の共振点と一致
しないように設定されているから、各共振周波数f1
2に対する位相∠Hの変化の割合が等しい((Δf1
/Δf1)=(Δf2′/Δf2))ので、被測定容器2の容
積Vを正確に測定することができる。
【0025】なお、図1に示した容積計においては、音
響管1aの共振を用いて温度補償を行なうので、音響管
1aの長さLを変えて共振周波数f1、f2を最適な周波
数帯域に設定したが、例えばPLL回路15a、15b
の位相特性を変化させ、又はフィルタ7a、7bのカッ
トオフ周波数を変化させることによりフィルタの位相特
性を変化させることにより、電気的に位相特性を変化さ
せて、共振周波数f1、f2を音源4の共振点と一致しな
いように設定してもよい。
【0026】図6はこの発明に係る他の容積計を示す図
である。図に示すように、例えば正弦波合成波、ホワイ
トノイズ等の周波数特性の平坦な信号Esを発振する発
振器24は音源用アンプ25を介して音源4、FFTア
ナライザ23に接続されている。また、マイクロホン5
a、5bはマイクロホン出力信号Em1、Em2を適当なレ
ベルに増幅するマイクロホン用アンプ22に接続され、
マイクロホン用アンプ22はFFTアナライザ23に接
続されている。CPU12はFFTアナライザ23、発
振器24、メモリ27の動作を制御し、また測定値及び
設定スイッチ13で設定された定数を用いて所定の演算
を行なう。すなわち、CPU12は伝達関数位相特性の
データをFFTアナライザ23から取り込み、さらにメ
モリ27に記憶しておいた図4に示す共振点軌跡線21
a、21bと被測定容器2での伝達関数位相特性との交
点を求める演算を行ない、その交点での周波数を共振周
波数f1、f2とし、共振周波数f1、f2を用いて(4)式
により被測定容器2の容積Vを求める。CPU12で演
算された容積Vは出力装置14(例えば表示装置、プリ
ンタなど)に出力される。そして、発振器24、FFT
アナライザ23、CPU12等によって演算手段26が
構成されている。
【0027】この容積計の動作について説明する。ま
ず、予め容積が既知の容器及び恒温槽等を用いて温度変
化実験を行ない、図4に示すようなヘルムホルツ共鳴器
の伝達関数位相特性を測定しておき、共振周波数f1
2付近における共振点(●)の軌跡を示す直線すなわ
ち共振点軌跡線21a、21bを求め、共振点軌跡線2
1a、21bを∠H−f(位相−周波数)平面の直線と
してメモリ27に記憶しておく。つぎに、CPU12の
指令により発振器24は信号Esを発振し、音源用アン
プ25を介し音源4を駆動する。これが音響管1と被測
定容器2とで構成されるヘルムホルツ共鳴器の入力とな
り、(1)式で表される周波数で共振し、主にマイクロホ
ン5aで検出され、またマイクロホン5bでは主に(2)
式で表される音響管1の共振が検出され、マイクロホン
5a、5bの出力信号Em1、Em2はマイクロホン用アン
プ22を介しFFTアナライザ23に入力される。つぎ
に、CPU12の指令によりFFTアナライザ23は信
号Esを入力とし出力信号Em1、Em2を出力とする2つ
の伝達関数H1(f)、H2(f)を同時に演算する。ここ
で、信号Es、出力信号Em1、Em2をフーリエ変換した
結果をEs(f)、Em1(f)、Em2(f)とすると、伝達関
数H1(f)、H2(f)次式で表わされる。
【0028】 H1(f)=Em1(f)/Es(f) (5) H2(f)=Em2(f)/Es(f) (6) つぎに、CPU12はこの演算が終了すると発振器24
の発振を停止させる。ここまでのFFTアナライザ2
3、発振器24の動作はCPU12によりすべて同期し
て行なわれる。このときFFTアナライザ23で求めた
伝達関数H1(f)、H2(f)はやはり図4に示すように各
共振点において位相が反転する特性となる。CPU12
はこの測定した伝達関数位相特性のデータをFFTアナ
ライザ23から取り込み、さらにメモリ27に記憶して
おいた共振点軌跡線21a、21bと被測定容器2での
伝達関数位相特性との交点を求める演算を行ない、その
交点での周波数を共振周波数f1、f2とする。つぎに、
(4)式で被測定容器2の容積Vを求める。
【0029】この容積計においては、予め求めた共振点
軌跡線21a、21bを用いるから、2つの共振周波数
1、f2における位相の変化量がそれぞれ異なる場合で
も、常に共振点(図13(a)に示すような振幅特性のピ
ーク周波数)の正確な周波数を求めることができるの
で、被測定容器2の容積Vを正確に測定することができ
る。
【0030】なお、共振点軌跡線は必ずしも直線である
必要はなく、測定範囲が広い場合や、温度が大きく変化
する場合には、共振点軌跡線は曲線となりうる。
【0031】図7はこの発明に係る他の容積計を示す図
である。図に示すように、音響管1、音源4、マイクロ
ホン5aが取り付けられた蓋3と容積がV0である補助
容器28とが一体となっており、これが被測定容器2の
上に置かれ、外部とは閉じた空間を持つ音響共振器が構
成されている。すなわち、音響管1の一端に被測定容器
2を接続したヘルムホルツ共鳴器の音響管1に補助容器
28が接続されている。また、音源4及びマイクロホン
5a、5bの信号線はコネクタ29により外部へ取り出
され、周波数測定手段19、後述の(8)式又はその近似
式により容積Vを演算する演算手段16aに接続されて
いる。
【0032】この容積計においては、周波数測定手段1
9及び演算手段16aにおける音響共振器の共振周波数
の測定及び被測定容器2の容積Vを求める手順は図1に
示した容積計と同じであるが、被測定容器2の容積Vを
求める計算式だけは異なる。すなわち、1つの音響管1
に2つの空洞(被測定容器2、補助容器28)が並列に
接続され、音響共振器が3つの音響要素で構成されてい
るから、その共振周波数f1′は次式で表わされる。
【0033】 f1′=(c/2π)・√{S(V+V0)}/LVV0 (7) 音響管1の共振を用いて温度補償を行なう場合には、k
=π2/SLとすると、容積Vは次式で表わされる。
【0034】 V=1/[{1/k(f2/f1′)2}−(1/V0)] (8) しかし、(8)式は、理想的な条件下での理論式であり、
実際の計算式は、実験的に求めた定数を用いた近似式で
もよい。
【0035】このような容積計においては、ヘルムホル
ツ共鳴器に補助容器28が接続され、外部と閉じた空間
を持つ音響共振器とされているから、外乱(外部からの
騒音など)の侵入を防ぐことができるので、被測定容器
2の容積Vを正確にかつ安定して測定することができ
る。
【0036】図8はこの発明に係る他の容積計を示す図
である。図に示すように、図7に示した容積計と同様に
補助容器28が設けられ、音源4及びマイクロホン5
a、5bの信号線はコネクタ29により外部へ取り出さ
れ、(8)式又はその近似式により容積Vを演算する演算
手段26aに接続されている。
【0037】この容積計においては、演算手段26にお
ける共振周波数f1、f2の測定及び被測定容器2の容積
Vを求める手順は図6に示した容積計と同じであるが、
被測定容器2の容積Vを(8)式又はその近似式によって
求める。
【0038】このような容積計においても、ヘルムホル
ツ共鳴器に補助容器28が接続されているから、外乱の
侵入を防ぐことができるので、被測定容器2の容積Vを
正確にかつ安定して測定することができる。
【0039】図9はこの発明に係る他の容積計を示す図
である。図に示すように、図10に示すような共振周波
数f1、f2での温度と音速cとの関係を示す直線の勾配
α、βの比α/βを用いた式(後述の(15)式)で容積
Vを求める演算手段16bが設けられている。
【0040】ところで、摂氏温度0℃での音速をc0
摂氏温度をtとすると、1気圧の空気中の音速cは一般
的に次式で表わされる。
【0041】 c=c0+0.6t (9) しかし、音源の位相特性の影響を受けて温度変化に対す
る周波数変化が理論値より小さくなり(Δf1>Δ
1′)、かつ2つの共振周波数f1、f2での位相変化
の割合が異なる((Δf1′/Δf1)≠(Δf2′/Δ
2))のは、温度変化に対して(1)、(2)式の変化が理
論より小さいということであり、ゆえに、(1)、(2)式
の分子にある音速cの変化が理論より小さいということ
と等価であると考えられる。さらに、2つの共振周波数
1、f2での位相変化の割合が異なるということは、
(1)、(2)式の音速cの勾配α、βがそれぞれ異なると
いうことと等価であると考えられる。このことを図示す
ると、図10に示すようになり、勾配α、βには次式の
関係が成り立つ。
【0042】 α<0.6 かつ β<0.6 かつ α≠β (10) そして、特にα≠βが誤差の原因となっている。ゆえ
に、α=βならば理論通りの温度補償が行なわれるわけ
であり、図1に示した容積計においては、それを音響管
1の長さLを調整することで実現している。そこで、測
定された2つの共振周波数f1、f2の理論式を次式のよ
うに表わすことができる。
【0043】 f1={(c0+αt)/2π}・√(S/LV) (11) f2=(c0+βt)/2L (12) (11)、(12)式で温度tの項を計算上で消去すれば温
度補償が行なわれることになる。ゆえに、(11)、(1
2)式より次式が得られる。
【0044】 V=[{A+(α/β)(Bf2−A)}/f1]2 (13) そして、既知の容積の容器を用い、恒温槽で温度変化実
験を行なえば、差Δf1′、Δf2′を求めることがで
き、また差Δf1、Δf2は(1)、(2)式から求めること
ができ、次式により比α/βを求めることができる。
【0045】 α/β=(Δf1′/Δf1)/(Δf2′/Δf2) (14) この比α/βの値と実験で求められた共振周波数f1
2を(13)式に代入し、定数A、Bを求める。ここ
で、(13)式は理想的な条件下での理論式であるから、
実際は定数a、bを用いた次式を用いて容積Vを求めれ
ばよい。
【0046】 V=a[{A+(α/β)(Bf2−A)}/f1]2+b (15) この定数a、bは容器の容積を変化させるか、もしくは
容積の異なる他の容器を用いた較正により実験的に求め
る。
【0047】したがって、図9に示した容積計において
は、周波数測定手段19によって共振周波数f1、f2
求め、演算手段16bによって(15)式で容積Vを求め
る。
【0048】図9に示したような容積計においては、比
α/βを用いて容積Vを求めるから、共振周波数f1
2に応じて温度補償を行なうことができるので、被測
定容器2の容積Vを正確に測定することができる。
【0049】なお、容積Vを求める式は(15)式に限定
されるものではなく、他の近似式でもよい。
【0050】図11はこの発明に係る他の容積計を示す
図である。図に示すように、比α/βを用いた(15)式
で容積Vを求める演算手段26bが設けられている。
【0051】この容積計においては、演算手段26bが
伝達関数H1(f)、H2(f)を求め、伝達関数H1(f)、
2(f)から共振点軌跡線21a、21bを用いずに共
振周波数f1、f2を演算し、(15)式で容積Vを求め
る。
【0052】このような容積計においても、比α/βを
用いて容積Vを求めるから、共振周波数f1、f2に応じ
て温度補償を行なうことができるので、被測定容器2の
容積を正確に測定することができる。
【0053】なお、図1に示した実施例においては、共
振周波数f1、f2に対する位相の変化の割合を等しくす
るために、音響管1aの長さを調節したが、音響管の長
さ以外の形状を調節してもよい。また、図9に示した容
積計に図7、図8に示した補助容器28を設けてもよ
い。また、ヘルムホルツ共鳴器と音響管とを対象とする
場合のみならず、ヘルムホルツ共鳴器と音響管及び補助
容器とを対象としてもよい。また、音響管の形状を変え
ずに、補助容器の形状を変えてもよい。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る容
積計においては、温度に対するヘルムホルツ共鳴器の伝
達関数位相特性上の共振点軌跡及び温度に対する音響管
の伝達関数位相特性上の共振点軌跡を予め記憶してお
き、検出した伝達関数位相特性と、記憶された両共振点
軌跡との交点から両共振周波数を算出するようにしてい
るから、両共振周波数における位相の変化量がそれぞれ
異なる場合でも、常に共振点の正確な周波数を求めるこ
とができるので、被測定容器の容積を正確に測定するこ
とができる。
【0055】また、温度に対するヘルムホルツ共鳴器の
伝達関数位相特性上の共振点軌跡に対応する第1の定数
及び温度に対する音響管及び補助容器の伝達関数位相特
性上の共振点軌跡に対応する第2の定数を予め記憶して
おき、算出したヘルムホルツ共鳴器の共振周波数、音響
管及び補助容器の共振周波数、第1の定数及び第2の定
数に基づき被測定容器の容積を算出するから、両共振周
波数に応じて温度補償を行なうことができるので、被測
定容器の容積を正確に測定することができる。
【0056】また、温度に対するヘルムホルツ共鳴器の
伝達関数位相特性上の共振点軌跡と、温度に対する音響
管の伝達関数位相特性上の共振点軌跡との傾きが一致す
るように音響管の形状を設定するから、両共振周波数に
対する位相の変化の割合が等しくなるので、被測定容器
の容積を正確に測定することができる。
【0057】また、音響管の周囲を補助容器で覆ってい
るから、外乱の侵入を防ぐことができるので、被測定容
器の容積を正確にかつ安定して測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る容積計を示す図である。
【図2】図1に示した容積計の動作を説明するためのグ
ラフである。
【図3】図1に示した容積計の動作を説明するためのグ
ラフである。
【図4】ヘルムホルツ共鳴器の位相特性を説明するグラ
フである。
【図5】図1に示した容積計の音響管の長さを設定する
方法の説明図である。
【図6】この発明に係る他の容積計を示す図である。
【図7】この発明に係る他の容積計を示す図である。
【図8】この発明に係る他の容積計を示す図である。
【図9】この発明に係る他の容積計を示す図である。
【図10】温度と音速との関係を示すグラフである。
【図11】この発明に係る他の容積計を示す図である。
【図12】音源の周波数特性を示すグラフである。
【図13】従来の容積計の問題点を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1、1a…音響管 2…被測定容器 4…音源 5a、5b…マイクロホン 15a、15b…PLL回路 23…FFTアナライザ 28…補助容器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音響管の一端に被測定容器を接続したヘル
    ムホルツ共鳴器の伝達関数位相特性を検出し、上記伝達
    関数位相特性から上記ヘルムホルツ共鳴器の共振周波数
    と、上記音響管の共振周波数とを算出し、両共振周波数
    に基づき上記被測定容器の容積を算出する容積計におい
    て、 温度に対する上記ヘルムホルツ共鳴器の伝達関数位相特
    性上の共振点軌跡及び温度に対する上記音響管の伝達関
    数位相特性上の共振点軌跡を予め記憶しておき、検出し
    た上記伝達関数位相特性と、記憶された両共振点軌跡と
    の交点から上記両共振周波数を算出するようにしたこと
    を特徴とする容積計。
  2. 【請求項2】音響管の一端に被測定容器を接続したヘル
    ムホルツ共鳴器の伝達関数位相特性を検出し、上記伝達
    関数位相特性から上記ヘルムホルツ共鳴器の共振周波数
    と、上記音響管の共振周波数とを算出し、温度に対する
    上記ヘルムホルツ共鳴器の伝達関数位相特性上の共振点
    軌跡に対応する第1の定数及び温度に対する上記音響管
    の伝達関数位相特性上の共振点軌跡に対応する第2の定
    数を予め記憶しておき、算出した上記ヘルムホルツ共鳴
    器の共振周波数、上記音響管の共振周波数、上記第1の
    定数及び上記第2の定数に基づき上記被測定容器の容積
    を算出することを特徴とする容積計。
  3. 【請求項3】音響管の一端に被測定容器を接続したヘル
    ムホルツ共鳴器の伝達関数位相特性を検出し、上記伝達
    関数位相特性から上記ヘルムホルツ共鳴器の共振周波数
    と、上記音響管の共振周波数とを算出し、両共振周波数
    に基づき上記被測定容器の容積を算出する容積計におい
    て、 温度に対する上記ヘルムホルツ共鳴器の伝達関数位相特
    性上の共振点軌跡と、温度に対する上記音響管の伝達関
    数位相特性上の共振点軌跡との傾きが一致するように上
    記音響管の形状を設定したことを特徴とする容積計。
  4. 【請求項4】音響管の一端に被測定容器を接続し、かつ
    上記音響管の周囲を補助容器で覆ったヘルムホルツ共鳴
    器の伝達関数位相特性を検出し、上記伝達関数位相特性
    から上記ヘルムホルツ共鳴器の共振周波数と、上記音響
    管及び上記補助容器の共振周波数とを算出し、両共振周
    波数に基づき上記被測定容器の容積を算出する容積計に
    おいて、 温度に対する上記ヘルムホルツ共鳴器の伝達関数位相特
    性上の共振点軌跡及び温度に対する上記音響管及び上記
    補助容器の伝達関数位相特性上の共振点軌跡を予め記憶
    しておき、検出した上記伝達関数位相特性と、記憶され
    た両共振点軌跡との交点から上記両共振周波数を算出す
    るようにしたことを特徴とする容積計。
  5. 【請求項5】音響管の一端に被測定容器を接続し、かつ
    上記音響管の周囲を補助容器で覆ったヘルムホルツ共鳴
    器の伝達関数位相特性を検出し、上記伝達関数位相特性
    から上記ヘルムホルツ共鳴器の共振周波数と、上記音響
    管及び上記補助容器の共振周波数とを算出し、温度に対
    する上記ヘルムホルツ共鳴器の伝達関数位相特性上の共
    振点軌跡に対応する第1の定数及び温度に対する上記音
    響管及び上記補助容器の伝達関数位相特性上の共振点軌
    跡に対応する第2の定数を予め記憶しておき、算出した
    上記ヘルムホルツ共鳴器の共振周波数、上記音響管及び
    上記補助容器の共振周波数、上記第1の定数及び上記第
    2の定数に基づき上記被測定容器の容積を算出すること
    を特徴とする容積計。
  6. 【請求項6】音響管の一端に被測定容器を接続し、かつ
    上記音響管の周囲を補助容器で覆ったヘルムホルツ共鳴
    器の伝達関数位相特性を検出し、上記伝達関数位相特性
    から上記ヘルムホルツ共鳴器の共振周波数と、上記音響
    管及び上記補助容器の共振周波数とを算出し、両共振周
    波数に基づき上記被測定容器の容積を算出する容積計に
    おいて、 温度に対する上記ヘルムホルツ共鳴器の伝達関数位相特
    性上の共振点軌跡と、温度に対する上記音響管及び上記
    補助容器の伝達関数位相特性上の共振点軌跡との傾きが
    一致するように上記音響管又は上記補助容器の形状を設
    定したことを特徴とする容積計。
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