JPH07190677A - 充填物 - Google Patents

充填物

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Publication number
JPH07190677A
JPH07190677A JP33105593A JP33105593A JPH07190677A JP H07190677 A JPH07190677 A JP H07190677A JP 33105593 A JP33105593 A JP 33105593A JP 33105593 A JP33105593 A JP 33105593A JP H07190677 A JPH07190677 A JP H07190677A
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JP
Japan
Prior art keywords
liquid
thin plate
gas
respect
plate material
Prior art date
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Pending
Application number
JP33105593A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Harada
原田  進
Yukiyoshi Yoshimatsu
幸祥 吉松
Shigeyasu Okamoto
成恭 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は気液接触装置の充填物に関し、液の半
径方向への分散効果を高め、精留効率の良い充填物を提
供することにある。 【構成】薄板材1は多数の孔3と多数の微小な凹凸部4
を有し、塔軸に対して傾斜した流路2を備えており、流
路2の断面形状を構成する一辺2′が薄板材1の横方向
に対して90度以内である構造を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は気液接触装置に係わり、
特に、空気分離装置での気液接触を良好に保つための構
造化された充填物の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の気液接触用の構造化された充填物
の構造に関しては、特公昭40−28452号公報及び
特公昭57−36009号公報に記載されている。これ
らの従来技術によると、充填物は多数の孔を有する金網
やシート状の金属等から成っており、液及びガス流路と
して断面が二等辺三角形状の波形のものが用いられてい
る。さらに、波形状の流路は塔軸に対して傾斜されてお
り、隣接する流路は交差され、液及びガスが半径方向に
分散・混合するのを促進する構造となっている。薄板材
として金網は液分散性を高める自己湿潤性を有するため
に性能面では有利であるが、コスト面ではシート状の金
属性の充填物に対して劣っている。そこで、シート状の
金属性の充填物では、表面に微小溝を設けて液を塔軸に
対して横方向に分散し、かつ気液接触面積を増加させる
手法が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記充
填物の従来技術は薄板材表面の液の分散性を向上させる
構造に関しての問題について触れられていなかった。本
発明の目的は、十分な液分散を行なうことができ、気液
接触効率が良い充填物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、液及びガス
の流路の断面形状を構成する一辺を薄板材の横方向に対
して90度以内に設置することによって達成される。
【0005】
【作用】多数の孔と多数の微小な凹凸部を有する薄板材
より成り、薄板材は塔軸に対して傾斜した流路を有し、
かつ隣接した薄板材の流路が交差するように配置され、
上昇流である気体と下降流である液体が気液接触する充
填物であって、流路の断面形状を構成する一辺が薄板材
の横方向に対して90度以内であるため、下降流である
液体は重力の影響を受けても強制的に半径方向に押し広
げられ、微小な凹凸部による液の毛管力と多数の孔によ
り効果的に液分散が促進され、良好な液分布を得ること
ができる。その結果、効率的な気液接触を行なうことが
できる。
【0006】
【実施例】図1に本発明の一実施例を示す。薄板材1
は、塔軸Zに対して傾斜して折り曲げた例えば四角形の
液体が流下及び気体が上昇するための流路2と、適当な
開口率で設けられた小孔3を有している。この小孔3は
液を薄板材1の表から裏へ分散させる効果を持つ。さら
に、薄板材1には液の分散性向上と気液接触面積の増加
を図るための微小な凹凸部4(図では部分的にしか示し
ていない)が全面にわたって具備されている。また、四
角形の流路2を構成する一辺2′は薄板材1の横方向の
X軸に対してある角度α、本実施例の場合α=90°に
設定されている。従来例の充填物は通常二等辺三角形状
の波形流路を有しているもので、α>90°となってい
る。従って、上方より流下した液は薄板材1の横方向
(X方向)に対して、言い換えれば半径方向に対して十
分な分散を行う以前に重力の影響により垂直に落下す
る。一方、本実施例ではα=90°となっているので上
方から流下して来た液は四角形の流路2を構成する一辺
2′に沿って薄膜となり、塔軸Zに対してある傾斜角
(通常45°)をなして十分に半径方向に分散しながら
流下する。
【0007】図2は充填塔のケーシング5の中に隣り合
う薄板材1の流路が交差するように配置されて、充填さ
れている断面を示す。
【0008】したがって、本実施例によれば充填物内の
液の分散効果が高まり、精留効率が増加する効果があ
り、さらに、本充填物を用いた例えば空気分離装置等の
精留塔を小形化できる効果がある。
【0009】図3に他の充填物の形状を表わす断面の実
施例を示す。図1で示したものと同一の符号のものの説
明は省略する。本実施例では図1の実施例よりも気液の
接触面積を増加させるために、流路2は半円形状を有し
ている。また、ここでもαは90度である。本実施例に
よれば、充填物の先端が半円形状になっているので、図
1の実施例の効果に加えて、充填物の比表面積を大きく
できる効果があり、さらに精留効率を向上できる効果が
ある。
【0010】図4にさらに他の充填物の形状を表わす断
面の実施例を示す。流路2は基本的には直角三角形の形
状であり、αは90度である。本実施例ではより単純な
形状で前述した効果を得ることができる。
【0011】以上の実施例では薄板材1の横方向と流路
を構成する一辺のなす角度αが90度の場合を説明した
が、これに限定されることなく角度αが90度以下の場
合でもその効果は同様と考える。望ましくは80度から
90度の範囲が製作上有利である。また、空気分離装置
用の精留塔の充填物としての材料としては、低温ぜい性
がなく、軽量で加工が容易なアルミニウムが適してい
る。中でも、強度があり成形加工性が良いアルミニウム
合金を加工硬化した材料が適していることが充填物の製
作過程により確認された。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、充填物の横方向の液分
散効果が高まり、気液の物質移動速度が増大し、精留性
能の優れた充填物を提供できる効果がある。さらに、充
填塔の小形化が可能であり、コスト低減の効果がある。
また、空気分離装置の精留塔に適用すれば、精留効率を
高める効果とともに圧力損失を小さくでき空気圧縮機の
消費電力を低減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す充填物の構造図であ
る。
【図2】本発明の充填物が充填塔内に配置されている断
面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す充填物の断面図であ
る。
【図4】本発明のさらに他の実施例を示す充填物の断面
図である。
【符号の説明】
1…薄板材、2…流路、2′…流路を構成する一辺、3
…小孔、4…凹凸部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の孔と多数の微小な凹凸部を有する薄
    板材より成り、前記薄板材は塔軸に対して傾斜した流路
    を有し、かつ隣接した前記薄板材の流路が交差するよう
    に配置され、気体と液体との間で物質移動を行なう充填
    物において、前記流路の断面形状を構成する一辺と液体
    が流下する前記薄板材の横方向のなす角度が90度以内
    である配置を持つことを特徴とする充填物。
  2. 【請求項2】流路の断面形状が四角形であることを特徴
    とする請求項1記載の充填物。
  3. 【請求項3】流路の断面形状が三角形であることを特徴
    とする請求項1記載の充填物。
  4. 【請求項4】請求項1から3の充填物であって、薄層物
    が加工硬化したアルミ合金より成ることを特徴とする充
    填物。
JP33105593A 1993-12-27 1993-12-27 充填物 Pending JPH07190677A (ja)

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JP33105593A JPH07190677A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 充填物

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030089057A (ko) * 2002-05-16 2003-11-21 문정수 복합형상 냉각판
KR100472312B1 (ko) * 2002-03-26 2005-03-09 주식회사 경인기계 냉각탑용 충전재

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100472312B1 (ko) * 2002-03-26 2005-03-09 주식회사 경인기계 냉각탑용 충전재
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