JPH07189998A - ハイドロ部品の分割組立て方法 - Google Patents
ハイドロ部品の分割組立て方法Info
- Publication number
- JPH07189998A JPH07189998A JP33054493A JP33054493A JPH07189998A JP H07189998 A JPH07189998 A JP H07189998A JP 33054493 A JP33054493 A JP 33054493A JP 33054493 A JP33054493 A JP 33054493A JP H07189998 A JPH07189998 A JP H07189998A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impeller
- face
- divided
- divided pieces
- blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複雑な形状のハイドロ部分を分割し精度良く
製作する。 【構成】 複数の分割片（１１）に分割し、その係合面
（１４）を分割数の多角柱のインペラハブ（１）の稜面
（２ａ）に側方から沿わせ順次組合わせ、最後の分割片
（１１ｇ）の突部（１９）を、それまでに組合せた最初
の分割片１１ａとインペラハブ（１）との間に嵌入す
る。
製作する。 【構成】 複数の分割片（１１）に分割し、その係合面
（１４）を分割数の多角柱のインペラハブ（１）の稜面
（２ａ）に側方から沿わせ順次組合わせ、最後の分割片
（１１ｇ）の突部（１９）を、それまでに組合せた最初
の分割片１１ａとインペラハブ（１）との間に嵌入す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、風水力ターボ機械のハ
イドロ部品製造するに当っての分割組立て方法に関す
る。
イドロ部品製造するに当っての分割組立て方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】精密鋳造に関し特開昭５５−１６５２６
４号公報には、翼のねじれが小さく放射方向に進退可能
に配置できるものを対象としたダイカスト一体鋳造法が
示されている。また、加工方法に関し特開平５−１５７
０９７号公報には、複数のセグメントを結合することに
より機械加工を容易にする方法が示されている。
４号公報には、翼のねじれが小さく放射方向に進退可能
に配置できるものを対象としたダイカスト一体鋳造法が
示されている。また、加工方法に関し特開平５−１５７
０９７号公報には、複数のセグメントを結合することに
より機械加工を容易にする方法が示されている。
【０００３】これらの公知方法の他に、翼の部分の端部
に座を設け、その座をインペラハブに嵌め込む方法が知
られているが、翼の幅、重なり、ねじれ、曲がり及びイ
ンペラハブの傾斜が小さく、比較的インペラハブに取付
け易い形状に限られていた。しかし、上記の形状から外
れると、翼をインペラハブに嵌め込み組立てる際、翼が
重なって最後に嵌め込む翼が組込めないで、翼を削るな
どして非常に手間がかかっていた。特にインペラハブの
傾斜が大きくなると、嵌め込み部の形状が複雑になり、
二次元の製図では表現できなくなる。
に座を設け、その座をインペラハブに嵌め込む方法が知
られているが、翼の幅、重なり、ねじれ、曲がり及びイ
ンペラハブの傾斜が小さく、比較的インペラハブに取付
け易い形状に限られていた。しかし、上記の形状から外
れると、翼をインペラハブに嵌め込み組立てる際、翼が
重なって最後に嵌め込む翼が組込めないで、翼を削るな
どして非常に手間がかかっていた。特にインペラハブの
傾斜が大きくなると、嵌め込み部の形状が複雑になり、
二次元の製図では表現できなくなる。
【０００４】近時、三次元ＣＡＤが使われてからは、三
次元的な加工はできるようになったが、組立てるときに
翼の倒れなどで精度が出しにくい欠点がある。
次元的な加工はできるようになったが、組立てるときに
翼の倒れなどで精度が出しにくい欠点がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、複雑な形状
のハイドロ部品を精度良く製作することができるハイド
ロ部品の分割組立て方法を提供することを目的としてい
る。
のハイドロ部品を精度良く製作することができるハイド
ロ部品の分割組立て方法を提供することを目的としてい
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、風水力
ターボ機械のハイドロ部品の本体及び鋳造用模型を翼枚
数と同数の分割片に分割し、該分割片を組合せて前記本
体及び型を製作するに際し、前記分割片を、分割数の多
角柱を核として該分割片の一面を多角柱の稜面に側方か
ら沿わせ移動して順次組合せ、最終の分割片を多角柱の
稜面と最初の分割片の前記一面に平行以上の開いた角度
を有する他面との間に嵌入して組立てることを特徴とし
ている。
ターボ機械のハイドロ部品の本体及び鋳造用模型を翼枚
数と同数の分割片に分割し、該分割片を組合せて前記本
体及び型を製作するに際し、前記分割片を、分割数の多
角柱を核として該分割片の一面を多角柱の稜面に側方か
ら沿わせ移動して順次組合せ、最終の分割片を多角柱の
稜面と最初の分割片の前記一面に平行以上の開いた角度
を有する他面との間に嵌入して組立てることを特徴とし
ている。
【０００７】
【作用】本発明においては、分割片の一辺を多角柱の稜
線に側方から沿わせて移動するので、複雑な形状の翼で
も干渉することなく順次組立てることができる。
線に側方から沿わせて移動するので、複雑な形状の翼で
も干渉することなく順次組立てることができる。
【０００８】また、多角柱の稜面と、その稜面に係合す
る分割片の一面とにより位置の精度がだし易いと共に、
面合せにより翼がぐらつかないために、高い精度を得る
ことができる。
る分割片の一面とにより位置の精度がだし易いと共に、
面合せにより翼がぐらつかないために、高い精度を得る
ことができる。
【０００９】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
る。
【００１０】図１および図２は部品製作における実施例
で、全体を符号Ａで示す風水力ターボ機械のハイドロ部
品である。本例は７枚羽根のインペラで、インペラハブ
１と、そのインペラハブ１を囲む全体を符号１０で示す
インペラ羽根と、このインペラ羽根１０の端縁に取付け
られた筒状のインペラ側板２０とからなっている。
で、全体を符号Ａで示す風水力ターボ機械のハイドロ部
品である。本例は７枚羽根のインペラで、インペラハブ
１と、そのインペラハブ１を囲む全体を符号１０で示す
インペラ羽根と、このインペラ羽根１０の端縁に取付け
られた筒状のインペラ側板２０とからなっている。
【００１１】前記インペラハブ１は、図示しない出力軸
の先端部側すなわち外側から順に小径の第１の７角柱部
２、その第１の７角柱部２に連続した内側に拡径するテ
ーパ柱部３、このテーパ柱部３に連続する大径の第２の
面部４、その第２の面部４に連続する更に大径のフラン
ジ部５とから形成されている。
の先端部側すなわち外側から順に小径の第１の７角柱部
２、その第１の７角柱部２に連続した内側に拡径するテ
ーパ柱部３、このテーパ柱部３に連続する大径の第２の
面部４、その第２の面部４に連続する更に大径のフラン
ジ部５とから形成されている。
【００１２】前記羽根１０は、等分割された７個の分割
片１１ａ〜１１ｇ（以下総称する場合は符号１１を用い
る）から形成されている。
片１１ａ〜１１ｇ（以下総称する場合は符号１１を用い
る）から形成されている。
【００１３】その分割片１１は、羽根部１２とボス部１
３とからなっている。そのボス部１３には、第１の７角
柱部２の第１稜面２ａに係合する第１係合面１４、テー
パ柱部３の周面３ａに対応するテーパ面１５、第２の面
部４の第２の稜面４ａに対応する第２の面１６及びフラ
ンジ部５の平面５ａに対応する面１７が形成されてい
る。また、第１係合面１４に対して平行な係合面１４ａ
が形成され、この係合面１４ａにより７個の分割片１１
ａ〜１１ｇは相互に当接されている。なお、係合面１４
ａは必ずしも直線である必要はなく、分割片の相互に当
接される形状が同一であればよい。したがって、分割片
１１は内側から見て半径方向外方の３角状の基部１８
と、その基部１８に連続し第１稜面２ａ、係合面１４ａ
及び回転方向Ｒ下流側の第１係合面１４で画成される空
間に延びる突部１９とで形成されている。そして、分割
片１１は基部１８で３本のボルト６によりフランジ部５
に固定されている。
３とからなっている。そのボス部１３には、第１の７角
柱部２の第１稜面２ａに係合する第１係合面１４、テー
パ柱部３の周面３ａに対応するテーパ面１５、第２の面
部４の第２の稜面４ａに対応する第２の面１６及びフラ
ンジ部５の平面５ａに対応する面１７が形成されてい
る。また、第１係合面１４に対して平行な係合面１４ａ
が形成され、この係合面１４ａにより７個の分割片１１
ａ〜１１ｇは相互に当接されている。なお、係合面１４
ａは必ずしも直線である必要はなく、分割片の相互に当
接される形状が同一であればよい。したがって、分割片
１１は内側から見て半径方向外方の３角状の基部１８
と、その基部１８に連続し第１稜面２ａ、係合面１４ａ
及び回転方向Ｒ下流側の第１係合面１４で画成される空
間に延びる突部１９とで形成されている。そして、分割
片１１は基部１８で３本のボルト６によりフランジ部５
に固定されている。
【００１４】前記インペラ側板２０は、羽根部１２の端
縁に当接され、３本のボルト２１により固定されてい
る。なお、周面３ａ、第２の稜面４ａおよび周面５ｂの
外形形状は任意であり、ボス部１３と干渉しないように
構成すればよい。
縁に当接され、３本のボルト２１により固定されてい
る。なお、周面３ａ、第２の稜面４ａおよび周面５ｂの
外形形状は任意であり、ボス部１３と干渉しないように
構成すればよい。
【００１５】次に、組立ての態様を説明する。
【００１６】図１において、分割片１１ａの第１係合面
１４を、インペラハブ１の第１稜面２ａに側方から沿わ
せて移動し、３本のボルト６でフランジ部５に取付け
る。
１４を、インペラハブ１の第１稜面２ａに側方から沿わ
せて移動し、３本のボルト６でフランジ部５に取付け
る。
【００１７】同様にして、次の分割片１１ｂから６個目
の分割片１１ｆまでをフランジ部５に取付ける。
の分割片１１ｆまでをフランジ部５に取付ける。
【００１８】次いで、７個目の分割片１１ｇの突部１９
を、第１稜面２ａ、分割片１１ａの基部１８及び突部１
９で画成される空間に嵌入したのち、ボルト６でフラン
ジ部５に固定する。
を、第１稜面２ａ、分割片１１ａの基部１８及び突部１
９で画成される空間に嵌入したのち、ボルト６でフラン
ジ部５に固定する。
【００１９】最後に、羽根部１２の端縁にインペラ側板
２０を嵌め、ボルト２１で取付けて終る。
２０を嵌め、ボルト２１で取付けて終る。
【００２０】図３及び図４は本発明の精密鋳造用消失模
型における実施例を示し、５枚羽根のインペラＡ１のイ
ンペラ羽根１０Ａを５個の分割片１１Ａ〜１１Ｅに分割
し、係合面１４Ａを直線部ａと曲線部ｂとから形成し、
直線部ａの一部を５角柱のインペラハブ１Ａに接着し、
直線ａの残部と曲線部ｂとにより分割片１１Ａ〜１１Ｅ
を相互に接着してインペラＡ１を製作した例である。こ
の実施例では、複雑な精密鋳造用消失模型を精度よく容
易に製作することができる。
型における実施例を示し、５枚羽根のインペラＡ１のイ
ンペラ羽根１０Ａを５個の分割片１１Ａ〜１１Ｅに分割
し、係合面１４Ａを直線部ａと曲線部ｂとから形成し、
直線部ａの一部を５角柱のインペラハブ１Ａに接着し、
直線ａの残部と曲線部ｂとにより分割片１１Ａ〜１１Ｅ
を相互に接着してインペラＡ１を製作した例である。こ
の実施例では、複雑な精密鋳造用消失模型を精度よく容
易に製作することができる。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、分
割片を側方から移動してインペラハブに順次取付けるの
で、羽根部の干渉をなくし、複雑な形状のハイドロ部品
を精度良く組立てることができる。
割片を側方から移動してインペラハブに順次取付けるの
で、羽根部の干渉をなくし、複雑な形状のハイドロ部品
を精度良く組立てることができる。
【図１】本発明の一実施例を示す出力軸側から見た図
面。
面。
【図２】図１の側断面図。
【図３】本発明の別の実施例を示す図１に相当する図
面。
面。
【図４】図３の側断面図。
Ａ、Ａ１・・・インペラ １、１Ａ・・・インペラハブ ２・・・第１の７角柱部 ２ａ・・・第１稜面 ３・・・テーパ柱部 ３ａ・・・周面 ４・・・第２の面部 ４ａ・・・第２稜面 ５・・・フランジ部 ５ａ・・・フランジ面 ５ｂ・・・周面 ６、２１・・・ボルト １０、１０Ａ・・・インペラ羽根 １１・・・分割片 １２・・・羽根部 １３・・・ボス部 １４・・・第１係合面 １４ａ、１４Ａ・・・係合面 １５・・・テーパ面 １６・・・第２の面 １７・・・面 １８・・・基部 １９・・・突部 ２０・・・インペラ側板
Claims (1)
- 【請求項１】 風水力ターボ機械のハイドロ部品の本体
及び鋳造用模型を翼枚数と同数の複数の分割片に分割
し、該分割片を組合せて前記本体及び型を製作するに際
し、前記分割片を、分割数の多角柱を核として該分割片
の一面を多角柱の稜面に側方から沿わせ移動して順次組
合せ、最終の分割片を多角柱の稜面と最初の分割片の前
記一面に平行以上の開いた角度を有する他面との間に嵌
入して組立てることを特徴とするハイドロ部品の分割組
立て方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33054493A JPH07189998A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ハイドロ部品の分割組立て方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33054493A JPH07189998A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ハイドロ部品の分割組立て方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07189998A true JPH07189998A (ja) | 1995-07-28 |
Family
ID=18233829
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33054493A Pending JPH07189998A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ハイドロ部品の分割組立て方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07189998A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102844099A (zh) * | 2010-03-17 | 2012-12-26 | 赛乐姆知识产权控股有限责任公司 | 包括一个轴毂和至少两个叶片的螺旋桨式组件 |
| JP2020204301A (ja) * | 2019-06-18 | 2020-12-24 | ミネベアミツミ株式会社 | 斜流型インペラ |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP33054493A patent/JPH07189998A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102844099A (zh) * | 2010-03-17 | 2012-12-26 | 赛乐姆知识产权控股有限责任公司 | 包括一个轴毂和至少两个叶片的螺旋桨式组件 |
| JP2013522024A (ja) * | 2010-03-17 | 2013-06-13 | ザイレム・アイピー・ホールディングズ・エルエルシー | １つのハブと少なくとも２枚のブレードを備えるプロペラ組立体 |
| JP2020204301A (ja) * | 2019-06-18 | 2020-12-24 | ミネベアミツミ株式会社 | 斜流型インペラ |
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