JPH07188243A - 光学活性クロメンオキシド類の製造方法 - Google Patents

光学活性クロメンオキシド類の製造方法

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JPH07188243A
JPH07188243A JP5327357A JP32735793A JPH07188243A JP H07188243 A JPH07188243 A JP H07188243A JP 5327357 A JP5327357 A JP 5327357A JP 32735793 A JP32735793 A JP 32735793A JP H07188243 A JPH07188243 A JP H07188243A
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JP5327357A
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English (en)
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Mitsuaki Mukoyama
山 光 昭 向
Shimizu Imagawa
川 清 水 今
Takuji Nagata
田 卓 司 永
Toru Yamada
田 徹 山
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】医薬品、農薬等の生理活性化合物の合成中間体
として有用な光学活性クロメンオキシドの新規な製造方
法の提供。 【構成】クロメン誘導体を、酸素分子と、アルデヒドの
共存下、特定の光学活性マンガン(III) 錯体触媒の存在
下に反応させる工程を有する、光学活性クロメンオキシ
ドの製造方法、および該工程において、含窒素化合物を
存在させて絶対立体配置の逆転した光学活性クロメンオ
キシド類を製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学活性クロメンオキ
シド類の製造方法に関し、特に高血圧あるいは喘息治療
のための医薬品、または農薬などの生理活性化合物の合
成中間体として有用な光学活性クロメンオキシド類の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にエポキシドは、対応するオレフィ
ンから合成される。オレフィンを光学活性エポキシドに
変換する方法として、従来、1)微生物を利用する方
法、2)化学反応を利用する方法等が知られている。
1)微生物を利用する方法としては、例えば、Noca
rdia corallinaなどの微生物にオレフィ
ンを与えて、その代謝物として光学活性エポキシドを得
る方法である。また、2)化学反応を利用する方法とし
ては、例えば、光学活性な酒石酸ジエチルを配位子とし
たチタン化合物を触媒とし、t−ブチルヒドロペルオキ
シドを酸化剤とする反応を利用する方法が代表的であ
り、この方法によれば、アリルアルコールから対応する
光学活性エポキシドを得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、微生物を利用
する方法では、生物の代謝作用を利用するため、基質特
異性が高く、末端に二重結合を有するオレフィンをエポ
キシドに変換する場合のみに適用が限定されること、さ
らに生産効率が極めて低いという問題点がある。また、
化学反応を利用する方法でも、反応基質が、アリルアル
コールに限定されること、爆発の危険があり、取り扱い
に細心の注意を要求される過酸化物を酸化剤に用いる必
要があり、生産コスト・安全性に問題点がある。
【0004】ところで、最近、反応基質の制約を解消す
ることを目的として、光学活性エポキシドを合成する新
しい化学反応の研究が報告されており、これらの反応を
利用すると、光学活性クロメンオキシド類を得ることが
できる。(E.N.Jacobsen et al.,
Tetrahedron Lett.,32,5055
(1991);T.Katsuki et al.,S
ynlett.,1992,407.)
【0005】しかし、これらの方法でも、酸化剤として
過酸化物が用いられるため、生産コスト・安全性という
問題点は解決していない。
【0006】そこで本発明の目的は、酸化剤として安全
で安価な酸素分子を用い、クロメン誘導体から光学活性
クロメンオキシド類を製造する方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、一般式(a):
【0008】
【化10】
【0009】〔式中、R1 、R2 およびR3 は同一でも
異なっていてもよく、水素原子、直鎖もしくは分岐状の
アルキル基またはアリール基であり、置換基を有してい
てもよく、R4 は、水素原子、直鎖もしくは分岐状のア
ルキル基、アリール基、シアノ基、エステル基、ニトロ
基またはアミド基であり、nは1〜4の整数である〕で
表されるクロメン誘導体を、酸素分子と、一般式
(b):
【0010】
【化11】
【0011】〔式中、R5 、R6 およびR7 は同一でも
異なっていてもよく、水素原子、直鎖または分岐状のア
ルキル基であり、R5 とR6 、R6 とR7 、またはR7
とR5 は相互に結合して環を形成していてもよい〕で表
されるアルデヒドと、一般式(c):
【0012】
【化12】
【0013】〔式中、R8 およびR9 は異なる基であ
り、それぞれ水素原子、直鎖もしくは分岐状のアルキル
基またはアリール基であり、置換基を有していてもよ
く、2個のR8 同士、あるいは2個のR9 同士は相互に
結合して環を形成していてもよい。また、R10、R11
12およびR13は水素原子、直鎖もしくは分岐状のアル
キル基、シリル基、またはアリール基であり、置換基を
有していてもよく、R10とR11、R11とR12、またはR
12とR13は相互に結合して環を形成していてもよい。ま
た、X- は陰イオンを表す〕で表される光学活性マンガ
ン(III) 錯体触媒の存在下に反応させる工程を有する、
一般式(d):
【0014】
【化13】
【0015】〔式中、nおよびR1 〜R4 は前記一般式
(a)で定義したとおりである〕で表される光学活性ク
ロメンオキシド類の製造方法を提供するものである。
【0016】また、この製造方法において、さらに前記
工程を、下記一般式(e)、(f)、(g):
【0017】
【化14】
【0018】〔式中、R14、R15、R16およびR17は同
一でも異なっていてもよく、水素原子、直鎖もしくは分
岐状のアルキル基、アリール基、またはシリル基であ
り、置換基を有していてもよく、また、R16とR17は相
互に結合して環を形成していてもよい〕
【0019】
【化15】
【0020】〔式中、R18、R19、R20、R21およびR
22は同一でも異なっていてもよく、水素原子、直鎖もし
くは分岐状のアルキル基またはアリール基であり、置換
基を有していてもよく、また、R18とR19、R19
20、R20とR21、またはR21とR22は相互に結合して
環を形成していてもよい〕
【0021】
【化16】
【0022】〔式中、R23、R24、R25、R26およびR
27は同一でも異なっていてもよく、水素原子、直鎖もし
くは分岐状のアルキル基またはアリール基であり、置換
基を有していてもよく、また、R23とR24、R24
25、R25とR26、またはR26とR27は相互に結合して
環を形成していてもよい〕で表される化合物から選ばれ
る少なくとも1種の含窒素化合物の存在下に行なうと絶
対立体配置が逆転した光学活性クロメンオキシド類を得
ることができる。
【0023】以下、本発明の光学活性クロメンオキシド
類の製造方法(以下、「本発明の方法」という)につい
て詳細に説明する。
【0024】本発明の方法の出発物質であるクロメン誘
導体は、前記一般式(a)で表されるものである。この
一般式(a)において、R1 、R2 およびR3 は同一で
も異なってもよく、水素原子、直鎖もしくは分岐状のア
ルキル基またはアリール基であり、置換基を有していて
もよい。直鎖もしくは分岐状のアルキル基としては、例
えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチ
ル基等が挙げられる。また、アリール基としては、例え
ば、フェニル基、p−メトキシフェニル基、p−クロロ
フェニル基、p−フルオロフェニル基等が挙げられる。
【0025】R4 は、水素原子、直鎖もしくは分岐状の
アルキル基、アリール基、シアノ基、エステル基、ニト
ロ基またはアミド基であり、置換基を有していてもよ
い。直鎖もしくは分岐状のアルキル基としては、例え
ば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル
基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペン
チル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基等が挙げられ
る。アリール基としては、例えば、フェニル基、p−メ
トキシフェニル基、p−クロロフェニル基、p−フルオ
ロフェニル基、ナフチル基等が挙げられる。また、R4
は複数の異なる置換基を有するベンゼン環を含む基であ
ってもよい。さらに、nは1〜4の整数である。
【0026】前記一般式(a)で表されるクロメン誘導
体の代表例として、2,2−ジメチルクロメン、スピロ
〔クロメン2,1´−シクロペンタン〕、スピロ〔クロ
メン2,1´−シクロヘキサン〕、2,2,7−トリメ
チルクロメン、7−メトキシカルボニル−2,2−ジメ
チルクロメン、8−メトキシカルボニル−2,2−ジメ
チルクロメン、7−シアノ−2,2−ジメチルクロメ
ン、2,2,4−トリメチル−8−フェニルカルバモイ
ルオキシクロメン等が挙げられる。
【0027】また、本発明の方法は、前記一般式(a)
におけるR1 およびR2 が水素原子であるクロメン誘導
体、すなわち、下記一般式(a−1):
【0028】
【化17】
【0029】〔式中、n、R3 およびR4 は前記一般式
(a)で定義したとおりである〕で表されるクロメン誘
導体を出発原料として、対応するクロメンオキシド類を
製造する場合に特に有効である。
【0030】この一般式(a−1)で表されるクロメン
誘導体の代表例として、2,2−ジメチルクロメン、ス
ピロ〔クロメン2,1´−シクロペンタン〕、スピロ
〔クロメン2,1´−シクロヘキサン〕、2,2,7−
トリメチルクロメン、7−メトキシカルボニル−2,2
−ジメチルクロメン、8−メトキシカルボニル−2,2
−ジメチルクロメン、7−シアノ−2,2−ジメチルク
ロメン等が挙げられる。
【0031】本発明の方法は、前記一般式(a)で表さ
れるクロメン誘導体と酸素分子とを反応させる方法であ
る。反応に供される酸素分子は、純酸素あるいは酸素を
含む混合気体である空気であってもよい。酸素は常圧下
に供給してもよいし、また、空気を用いる場合でも、特
に加圧する必要はない。例えば、酸素分圧として、0.
2〜1気圧でよい。しかし、酸素を加圧して反応に用い
てもよい。
【0032】本発明の方法において、クロメン誘導体と
酸素分子の反応は、前記一般式(b)で表されるアルデ
ヒドの共存下に行なわれる。前記一般式(b)におい
て、R 5 、R6 およびR7 は同一でも異なっていてもよ
く、水素原子または直鎖もしくは分岐状のアルキル基で
あり、置換基を有していてもよい。この直鎖もしくは分
岐状のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル
基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシ
ル基、n−ヘプチル基等が挙げられる。
【0033】また、R5 とR6 、R6 とR7 およびR7
とR5 は相互に結合して環を形成していてもよく、例え
ば、相互に結合してシクロヘキシル基、シクロヘプチル
基、シクロオクチル基等の環を形成していてもよい。
【0034】本発明の方法において、この一般式(b)
で表されるアルデヒドは、1種単独でも2種以上を組み
合わせても用いることができる。
【0035】この一般式(b)で表されるアルデヒドの
代表例として、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒ
ド、n−ブチルアルデヒド、n−バレルアルデヒド、イ
ソバレルアルデヒド、1−ヘキサナール、イソブチルア
ルデヒド、sec−ブチルアルデヒド、ピバルアルデヒ
ド等の脂肪族アルデヒドが挙げられる。特に、前記一般
式(b)において、R5 、R6 およびR7 が、いずれも
水素原子ではなく、直鎖もしくは分岐状のアルキル基で
あるアルデヒド、すなわち、3級アルデヒドが、高い光
学収率および化学収率でクロメンオキシド類が得られる
点で好ましい。さらに、これらの中でも、ピバルアルデ
ヒドを用いると、得られるクロメンオキシド類の光学収
率が高く、特に好ましい。
【0036】本発明の方法において、アルデヒドは、高
い光学収率で、かつ十分な化学収率でクロメンオキシド
類を得ることができる点で、前記クロメン誘導体1モル
に対し、1〜10モルの割合で使用するのが好ましく、
2.5〜6モルの割合で使用するのが、より好ましい。
【0037】また、本発明の方法は、アルデヒドととも
に、前記一般式(c)で表される光学活性マンガン(II
I) 錯体触媒を用いて、クロメン誘導体と酸素分子の反
応を行なう方法である。このマンガン(III) 錯体触媒を
表す一般式(c)において、R 8 とR9 は異なる基であ
り、それぞれ水素原子、直鎖もしくは分岐状のアルキル
基またはアリール基であり、置換基を有していてもよ
い。この直鎖もしくは分岐状のアルキル基としては、例
えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロ
ピル基、tert−ブチル基等が挙げられる。アリール
基としては、例えば、フェニル基、p−メトキシフェニ
ル基、p−クロロフェニル基、p−ニトロフェニル基等
が挙げられる。
【0038】また、2個のR8 同士、あるいは2個のR
9 同士は相互に結合して環を形成していてもよく、例え
ば、-(CH2)4-等の基を介して相互に結合して6員環等
の環を形成していてもよい。
【0039】さらに、R10、R11、R12およびR13は、
水素原子、直鎖もしくは分岐状のアルキル基、シリル基
またはアリール基であり、置換基を有していてもよい。
直鎖もしくは分岐状のアルキル基としては、例えば、メ
チル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、
tert−ブチル基等が挙げられる。シリル基として
は、特にトリアルキルシリル基が好ましく、例えば、ト
リメチルシリル基、tert−ブチルジメチルシリル基
等が挙げられる。アリール基としては、例えば、フェニ
ル基、p−メトキシフェニル基、o−メトキシフェニル
基、p−クロロフェニル基、ナフチル基等が挙げられ
る。
【0040】また、R10とR11、R11とR12、またはR
12とR13は相互に結合して環を形成していてもよく、例
えば、-(CH2)4-等の基を介して相互に結合して6員環
等の環を形成していてもよい。
【0041】さらに、X- は陰イオンを表す。この陰イ
オンの代表例としては、F- 、Cl - 、Br- 、PF6
- 、ClO4 - 、BF4 - 、SO4 2- 等が挙げられる。
【0042】本発明の方法において、この一般式(c)
で表される光学活性マンガン(III)錯体触媒は、1種単
独でも2種以上を組み合わせても用いることができる。
【0043】この一般式(c)で表される光学活性マン
ガン(III) 錯体触媒の代表例として、下記式(h)、
(i)および(j):
【0044】
【化18】
【0045】で表されるものなどが挙げられる。
【0046】本発明の方法に用いるマンガン(III) 錯体
触媒は、公知の方法により調製できる。例えば、E.
N.Jacobsen et al.,J.Org.C
hem.,56,2296(1991)、あるいは、
T.Katsuki et al.,Tetrahed
ron Lett.,32,1055(1991)に報
告された方法にしたがって調製される。
【0047】本発明の方法において、このマンガン(II
I) 錯体触媒は、高い光学収率および化学収率でエポキ
シドが得られる点で、クロメン誘導体1モルに対し、1
〜30モル%の割合で使用するのが好ましく、5〜15
モル%の割合で使用するのが、より好ましい。
【0048】本発明の方法において、クロメン誘導体と
酸素分子の反応に際して、溶媒を用いてもよい。用いら
れる溶媒は、特に限定されず、脂肪族炭化水素系溶媒、
脂環式炭化水素系溶媒、ハロゲン化炭化水素系溶媒、ケ
トン系溶媒、エステル系溶媒、ニトリル系溶媒、芳香族
炭化水素系溶媒が有効である。特に、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、クロロベンゼン、フルオロベンゼン、ジ
フルオロベンゼン、トリフルオロメチルベンゼンなどの
芳香族炭化水素系溶媒が好ましい。溶媒を用いる場合、
その溶媒量は、通常、クロメン誘導体1ミリモルに対
し、溶媒1〜10mlを用いることが好ましい。
【0049】本発明の方法において、前記アルデヒドと
マンガン(III) 錯体触媒とともに、クロメン誘導体と酸
素分子の反応を前記一般式(e)、(f)、(g)で表
される化合物から選択される少なくとも1種の含窒素化
合物の存在下に行なうと、絶対立体配置が逆転した光学
活性クロメンオキシド類を得ることができる。すなわ
ち、この含窒素化合物を反応系に添加して得られるクロ
メンオキシド類は、添加しない場合とは旋光度の符号が
逆になる。
【0050】一般式(e)において、R14、R15、R16
およびR17は同一でも異なっていてもよく、水素原子、
直鎖もしくは分岐状のアルキル基、アリール基またはシ
リル基であり、置換基を有していてもよい。直鎖もしく
は分岐状のアルキル基としては、例えば、メチル基、エ
チル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル
基、イソブチル基、sec−ブチル基、アセチル基、ベ
ンジル基、ベンゾイル基、p−フルオロベンジル基、p
−トリル基等が挙げられる。アリール基としては、例え
ば、フェニル基、p−メトキシフェニル基、p−クロロ
フェニル基、ナフチル基等が挙げられる。シリル基とし
ては、特にトリアルキルシリル基が好ましく、例えば、
トリメチルシリル基、tert−ブチルジメチルシリル
基等が挙げられる。また、R16とR17は相互に結合して
環を形成していてもよく、例えば、相互に結合してベン
ゼン環等の環を形成していてもよい。
【0051】この一般式(e)で表される含窒素化合物
の代表例として、イミダゾール、N−メチルイミダゾー
ル、N−エチルイミダゾール、N−n−プロピルイミダ
ゾール、N−イソプロピルイミダゾール、N−n−ブチ
ルイミダゾール、N−n−ヘキシルイミダゾール、N−
n−オクチルイミダゾール、N−n−ドデシルイミダゾ
ール、アセチルイミダゾール等のN−アルキルイミダゾ
ール;N−フェニルイミダゾール、N−ベンジルイミダ
ゾール、N−ベンゾイルイミダゾール、N−(p−フル
オロベンジル)イミダゾール、N−(p−トリル)イミ
ダゾール等のアリールイミダゾール;N−(トリメチル
シリル)イミダゾール、N−(tert−ブチルジメチ
ルシリル)イミダゾール、N−(トリフェニルシリル)
イミダゾール等のトリアルキルシリルイミダゾールなど
を挙げることができる。
【0052】本発明の方法において、特に、含窒素化合
物として、下記一般式(e−1):
【0053】
【化19】
【0054】〔式中、R14は前記一般式(e)で定義し
たとおりである〕で表されるイミダゾール類を使用する
と、得られるクロメンオキシド類の光学収率が高くなる
点で、有効である。
【0055】一般式(f)において、R18、R19
20、R21およびR22は同一でも異なっていてもよく、
水素原子、直鎖もしくは分岐状のアルキル基、アリール
基またはアミノ基であり、置換基を有していてもよい。
直鎖もしくは分岐状のアルキル基としては、例えば、メ
チル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、
n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、アセ
チル基、ベンジル基、ベンゾイル基、p−フルオロベン
ジル基、p−トリル基等が挙げられる。アリール基とし
ては、例えば、フェニル基、p−メトキシフェニル基、
p−クロロフェニル基、ナフチル基等が挙げられる。ア
ミノ基としては、例えば、ジメチルアミノ基等が挙げら
れる。
【0056】また、R18とR19、R19とR20、R20とR
21、またはR21とR22は相互に結合して環を形成してい
てもよく、例えば、相互に結合してベンゼン環等の環を
形成していてもよい。
【0057】この一般式(f)で表される含窒素化合物
の代表例として、ピリジン、キノリン、イソキノリン、
2,3−ルチジン、2,4−ルチジン、2,5−ルチジ
ン、2,6−ルチジン、3,4−ルチジン、3,5−ル
チジン、2,6−ジ−tert−ブチルピリジン、4−
ジメチルアミノピリジン等のピリジン類が挙げられる。
【0058】一般式(g)において、R23、R24
25、R26およびR27は同一でも異なっていてもよく、
水素原子、直鎖もしくは分岐状のアルキル基またはアリ
ール基であり、置換基を有していてもよい。直鎖もしく
は分岐状のアルキル基としては、例えば、メチル基、エ
チル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル
基、イソブチル基、sec−ブチル基、アセチル基、ベ
ンジル基、ベンゾイル基、p−フルオロベンジル基、p
−トリル基等が挙げられる。アリール基としては、例え
ば、フェニル基、p−メトキシフェニル基、p−クロロ
フェニル基、ナフチル基等が挙げられる。
【0059】また、R23とR24、R24とR25、R25とR
26、またはR26とR27は相互に結合して環を形成してい
てもよく、例えば、相互に結合してベンゼン環等の環を
形成していてもよい。
【0060】この一般式(g)で表される含窒素化合物
の代表例として、ピリジン−N−オキシド、2,6−ル
チジン−N−オキシド、3,5−ルチジン−N−オキシ
ド等のピリジン−N−オキシド類が挙げられる。
【0061】本発明の方法において、これらの含窒素化
合物を用いる場合、前記一般式(e)、(f)、(g)
で表される含窒素化合物は、1種単独でも2種以上を組
み合わせて用いてもよい。
【0062】これらの含窒素化合物の中でも、前記一般
式(e)で表されるイミダゾール類を用いると、高い光
学収率が得られる点で、特に好ましい。
【0063】本発明の方法において、この含窒素化合物
を用いる場合、その使用量は、通常、マンガン(III) 錯
体触媒1モルに対し、0.5〜20モルの割合で使用す
るのが好ましく、2〜10モルの割合で使用するのが、
より好ましい。
【0064】本発明の方法において、クロメン誘導体と
酸素分子の反応は、クロメン誘導体とアルデヒドを光学
活性マンガン(III) 錯体触媒存在下、溶媒中、酸素雰囲
気下で攪拌することにより行なうことができる。また、
この反応に前記含窒素化合物を添加して行なうことがで
きる。
【0065】反応温度は、0〜60℃が好ましく、15
〜40℃がより好ましい。また、反応時間は、通常、1
0分〜10時間で、反応の進行状況は、薄層クロマトグ
ラフィ(TLC)やガスクロマトグラフィー(GC)に
より確認できる。
【0066】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明は、これらの実施例に限定されるものでは
ない。
【0067】(実施例1) Salen型配位子の合成 (R,R)−1,2−ジフェニル−1,2−エチレンジ
アミン424mg(2.0mmol)のエタノール溶液
(10ml)に、3−tert−ブチル−5−メチル−
サリチルアルデヒド768mg(4.0mmol)を加
え、1時間加熱還流して反応させた。放冷後、激しく攪
拌しながら反応混合物に水を加えると淡黄色の結晶が生
成した。これを濾過し水洗して、Salen型光学活性
配位化合物が淡黄色結晶として得られた。1120mg
(収率:定量的)
【0068】Salen型光学活性Mn(III) 錯体触媒
の合成 上記に調製したSalen型光学活性配位化合物560
mg(1.0mmol)のエタノール溶液(10ml)
に、酢酸マンガン(II)四水和物490mg(2.0mm
ol)を加え、酸素雰囲気下、1時間加熱還流しながら
反応させた。放冷後、塩化リチウム130mg(3.1
mmol)を加え、再び1時間加熱還流しながら反応さ
せた。放冷後、激しく攪拌しながら反応混合物に水を加
えると濃茶色固体が生成した。この固体を濾過し、十分
に水洗して粗錯体を得た。得られた粗錯体を、ベンゼン
(50ml)に溶解し、飽和塩化リチウム水溶液で洗浄
した後、ベンゼン溶液を無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。次いで、このベンゼン溶液を濾過し、減圧下に溶媒
を留去すると、濃茶色固体として、前記式(h)で表さ
れるSalen型光学活性Mn(III) 錯体触媒547m
g(収率84%)が得られた。得られたMn錯体触媒の
X線表面分析による元素分析結果を表1に示す。
【0069】
【0070】不斉エポキシ化反応 Salen型光学活性Mn(III) 錯体触媒76mg
(0.138mmol)とN−メチルイミダゾール45
mg(0.552mmol)のベンゼン溶液(3ml)
に、予めアルゴン雰囲気下で調製しておいた、2,2−
ジメチルクロメン184mg(1.15mmol)とピ
バルアルデヒド300mg(3.49mmol)のベン
ゼン溶液(1ml)を室温酸素雰囲気で加え、攪拌して
反応させた。反応の追跡は、TLCで行なった。反応終
了後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製する
と、油状物として、4,5−エポキシ−2,2−ジメチ
ルクロメン30mgが得られた。(収率15%) また、光学純度の決定を、光学活性GCカラムを用いて
GCで行った。その結果、得られたクロメンオキシド類
の光学純度は、81%eeであることがわかった。
【0071】(実施例2)実施例1において、(R,
R)−1,2−ジフェニル−1,2−エチレンジアミン
の代わりに、(S,S)−1,2−ジアミノシクロヘキ
サンを用いる以外は全て実施例1と同様にして、Sal
en型光学活性配位化合物を淡黄色結晶として得た。
(定量的)
【0072】次に、上記で調製したSalen型光学活
性配位化合物を用いる以外は全て実施例1と同様にし
て、前記式(i)で表されるSalen型光学活性Mn
(III)錯体触媒を収率91%で得た。次に、このSal
en型光学活性Mn(III) 錯体触媒を用いる以外は全て
実施例1と同様にして反応を行なって、クロメンオキシ
ド類を得た。反応成績は以下のとおりであった。また、
得られたクロメンオキシド類の旋光度の符号はマイナス
であった。 クロメンオキシド類収率 20% 光学収率 89%ee
【0073】(実施例3)実施例2において、N−メチ
ルイミダゾールを添加しない以外は、全て実施例2と同
様にして、クロメンオキシド類を得た。反応成績は以下
のとおりであった。また、得られたクロメンオキシド類
の旋光度の符号はプラスであり、このことは、実施例2
で得られたクロメンオキシド類と、ここで得られたクロ
メンオキシド類の絶対立体配置が逆であることを示して
いる。 クロメンオキシド類収率 6% 光学収率 18%ee
【0074】(実施例4)実施例1において、3−te
rt−ブチル−5−メチル−サリチルアルデヒドの代わ
りに、3,5−ジ−tert−ブチルサリチルアルデヒ
ドを用いる以外は全て実施例1と同様にして、Sale
n型光学活性配位化合物を淡黄色結晶として得た。(定
量的)
【0075】次に、上記で調製したSalen型光学活
性配位化合物を用いる以外は全て実施例1と同様にし
て、前記式(j)で表されるSalen型光学活性Mn
(III)錯体触媒を収率95%で得た。次に、このSal
en型光学活性Mn(III) 錯体触媒を用いる以外は全て
実施例1と同様にして反応を行なって、クロメンオキシ
ド類を得た。反応成績は以下のとおりであった。 クロメンオキシド類収率 12% 光学収率 91%ee
【0076】(実施例5〜8)各例において、含窒素化
合物としてN−メチルイミダゾールの代わりに、それぞ
れイミダゾール、ピリジン、2,6−ルチジン、ピリジ
ン−N−オキシドを用いた以外は、実施例4と同様にし
てクロメンオキシド類を得た。結果を表2に示す。
【0077】
【表1】
【0078】(実施例9〜17)各例において、イミダ
ゾール類としてN−メチルイミダゾールの代わりに、そ
れぞれN−エチルイミダゾール、N−n−プロピルイミ
ダゾール、N−イソプロビルイミダゾール、N−n−ブ
チルイミダゾール、N−n−ヘキシルイミダゾール、N
−n−オクチルイミダゾール、N−n−ドデシルイミダ
ゾール、N−フェニルイミダゾール、N−ベンジルイミ
ダゾールを用いた以外は、実施例4と同様にしてクロメ
ンオキシド類を得た。結果を表3に示す。
【0079】
【表2】
【0080】(実施例18〜25)各例において、溶媒
としてベンゼンの代わりに、それぞれ塩化メチレン、ア
セトニトリル、シクロヘキサン、トリフルオロメチルベ
ンゼン、トルエン、フルオロベンゼン、o−キシレン、
メシチレンを用いた以外は、実施例2と同様にしてクロ
メンオキシド類を得た。結果を表4に示す。
【0081】
【表3】
【0082】(実施例26〜28)各例において、溶媒
として用いるベンゼンの量を、それぞれ合計1ml、2
ml、8mlに変えた以外は、実施例14と同様にして
クロメンオキシド類を得た。結果を表5に示す。
【0083】
【0084】(実施例29〜32)各例において、アル
デヒドとしてピバルアルデヒドの代わりに、それぞれイ
ソブチルアルデヒド、イソバレルアルデヒド、1−ブタ
ナール、アセトアルデヒドを用いた以外は、実施例14
と同様にしてクロメンオキシド類を得た。結果を表6に
示す。
【0085】
【表4】
【0086】(実施例33〜35)各例において、用い
るピバルアルデヒドの量を、それぞれクロメン誘導体に
対して、2当量、4当量、6当量に変えた以外は、実施
例14と同様にしてクロメンオキシド類を得た。結果を
表7に示す。
【0087】 a)クロメン誘導体に対するピバルアルデヒドの当量数
【0088】(実施例36〜43)各例において、クロ
メン誘導体として2,2−ジメチルクロメンの代わり
に、それぞれスピロ〔クロメン2,1−シクロペンタ
ン〕、スピロ〔クロメン2,1´−シクロヘキサン]、
2,2,7−トリメチルクロメン、7−メトキシカルボ
ニル−2,2−ジメチルクロメン、8−メトキシカルボ
ニル−2,2−ジメチルクロメン、7−シアノ−2,2
−ジメチルクロメン、7−アセトアミド−2,2−ジメ
チル−8−ニトロクロメン、2,2,4−トリメチル−
8−フェニルカルバモイルオキシクロメンを用いた以外
は、実施例14と同様にしてクロメンオキシド類を得
た。結果を表8に示す。
【0089】
【表5】
【0090】
【発明の効果】本発明の方法によれば、酸化剤として安
全で安価な酸素分子を用い、クロメン誘導体から光学活
性クロメンオキシド類を製造することができる。この光
学活性クロメンオキシド類は、高血圧あるいは喘息治療
のための医薬品、または農薬などの生理活性化合物の合
成中間体として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山 田 徹 千葉県袖ヶ浦市長浦字拓二号580番32 三 井石油化学工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(a): 【化1】 〔式中、R1 、R2 およびR3 は同一でも異なっていて
    もよく、水素原子、直鎖もしくは分岐状のアルキル基ま
    たはアリール基であり、置換基を有していてもよく、R
    4 は、水素原子、直鎖もしくは分岐状のアルキル基、ア
    リール基、 シアノ基、エステル基、ニトロ基またはアミド基であ
    り、 nは1〜4の整数である〕で表されるクロメン誘導体
    を、酸素分子と、一般式(b): 【化2】 〔式中、R5 、R6 およびR7 は同一でも異なっていて
    もよく、水素原子、直鎖または分岐状のアルキル基であ
    り、 R5 とR6 、R6 とR7 、またはR7 とR5 は相互に結
    合して環を形成していてもよい〕で表されるアルデヒド
    と、一般式(c): 【化3】 〔式中、R8 およびR9 は異なる基であり、それぞれ水
    素原子、直鎖もしくは分岐状のアルキル基またはアリー
    ル基であり、置換基を有していてもよく、2個のR8
    士、あるいは2個のR9 同士は相互に結合して環を形成
    していてもよい。また、R10、R11、R12およびR13
    水素原子、直鎖もしくは分岐状のアルキル基、シリル
    基、またはアリール基であり、置換基を有していてもよ
    く、R10とR11、 R11とR12、またはR12とR13は相互に結合して環を形
    成していてもよい。また、X- は陰イオンを表す〕で表
    される光学活性マンガン(III) 錯体触媒の存在下に反応
    させる工程を有する、一般式(d): 【化4】 〔式中、nおよびR1 〜R4 は前記一般式(a)で定義
    したとおりである〕で表される光学活性クロメンオキシ
    ド類の製造方法。
  2. 【請求項2】前記工程を、一般式(e)、(f)、
    (g): 【化5】 〔式中、R14、R15、R16およびR17は同一でも異なっ
    ていてもよく、水素原子、直鎖もしくは分岐状のアルキ
    ル基、 アリール基、またはシリル基であり、置換基を有してい
    てもよく、また、R16とR17は相互に結合して環を形成
    していてもよい〕 【化6】 〔式中、R18、R19、R20、R21およびR22は同一でも
    異なっていてもよく、水素原子、直鎖もしくは分岐状の
    アルキル基またはアリール基であり、置換基を有してい
    てもよく、また、R18とR19、R19とR20、R20
    21、またはR21とR22は相互に結合して環を形成して
    いてもよい〕 【化7】 〔式中、R23、R24、R25、R26およびR27は同一でも
    異なっていてもよく、水素原子、直鎖もしくは分岐状の
    アルキル基またはアリール基であり、置換基を有してい
    てもよく、また、R23とR24、R24とR25、R25
    26、またはR26とR27は相互に結合して環を形成して
    いてもよい〕で表される化合物から選ばれる少なくとも
    1種の含窒素化合物の存在下に行なう請求項1に記載の
    光学活性クロメンオキシド類の製造方法。
  3. 【請求項3】前記クロメン誘導体が、下記一般式(a−
    1): 【化8】 〔式中、n、R3 およびR4 は前記一般式(a)で定義
    したとおりである〕で表されるものである請求項1また
    は2に記載の光学活性クロメンオキシド類の製造方法。
  4. 【請求項4】前記アルデヒドが、前記一般式(b)にお
    いて、R5 、R6 およびR7 が、いずれも水素原子では
    なく、直鎖もしくは分岐状のアルキル基またはアリール
    基で表されるアルデヒドである、請求項1〜3のいずれ
    かに記載の光学活性クロメンオキシド類の製造方法。
  5. 【請求項5】前記含窒素化合物が、下記一般式(e−
    1): 【化9】 〔式中、R14は前記一般式(e)で定義したとおりであ
    る〕で表されるイミダゾール誘導体である、請求項2〜
    4のいずれかに記載の光学活性クロメンオキシド類の製
    造方法。
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