JPH0718822A - タイルユニット - Google Patents

タイルユニット

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JPH0718822A
JPH0718822A JP21207893A JP21207893A JPH0718822A JP H0718822 A JPH0718822 A JP H0718822A JP 21207893 A JP21207893 A JP 21207893A JP 21207893 A JP21207893 A JP 21207893A JP H0718822 A JPH0718822 A JP H0718822A
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Japan
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tile
water
joint
tiles
paper
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JP21207893A
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JP2561612B2 (ja
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Tadaoki Sato
忠興 佐藤
Katsuaki Yonemura
勝明 米村
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KINKI TILE KOGYO KK
Iwao Jiki Kogyo Co Ltd
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KINKI TILE KOGYO KK
Iwao Jiki Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 タイル表面にセメントペーストの洩れ出しを
防止してタイル面の仕上りを美しくすると共に、施工時
の脱形作業を容易にするタイルユニットの提供。 【構成】 タイル間に配置される目地枠体の一面に高吸
水性樹脂13を含む吸水紙11を目地枠体10より突出
して貼付けて仮目地体5となし、該仮目地体をタイル間
に配置すると共に該仮目地体の吸水紙を上記タイルとシ
ート間に配置したタイルユニット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイル打ち込みプレキ
ャストコンクリート板または、タイル現場先付工法によ
り、タイル仕上げされた壁面を得るタイル打ち込み工法
に用いるタイルユニットに係り、特に施工仕上がりの綺
麗な、然も作業性に優れたタイルユニットに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、現場の型枠にタイルを先付けした
り、或いはPC板にタイルを先付けするタイル型枠先付
工法に使われるタイルユニットは、タイルシート及び仮
目地体を使ってタイルを所定の形状及び寸法に貼付け
て、ユニット化したものであり、タイルシートとしてフ
イルム、クラフト紙、熱可塑性樹脂或いは合板を、仮目
地体として、ポリスチレンフォーム或いは熱可塑性樹脂
等を用いた多くの種類が知られている。
【0003】ところで、これらのタイルユニットは、陶
磁器質タイルの場合寸法のバラツキが±2.0mm程度
と大きいにもか変わらず、仮目地体の寸法吸収能力が小
さく、施工時セメントペーストがタイルと仮目地体との
間より漏れ、タイル表面を汚し、施工後のタイル表面洗
いを不可欠なものとしていた。そこで、本発明者等は、
先に、このような問題点を解決する事を目的として、仮
目地体を工夫して平成3年実用新案登録願第77878
号を考案し出願した。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】ところが、平成3年実
用新案登録願第77878号では、タイル21と目地枠
体との間に吸水紙と高吸水性樹脂を含む膨張材とをサン
ドイッチ状に積層した膨潤性を有する膨張性部材を貼付
けて仮目地体22となし、タイル21と仮目地体22と
をタイル用シート23で連結している。このため、膨張
性部材にセメントペーストが触れるとこの膨張性部材が
膨潤し、タイル21と仮目地体22との間はもとより、
目地部分24までも膨潤し、しかもこの膨張性部材が水
分を保ち、目地部分24の一部が硬化せず、図5に示す
ように施工後のタイルの目地部分24が乱れ、目地仕上
げを余儀なくされるという欠陥があった。そこで、本発
明者等は、この間題を解決する事を目的として、さらに
仮目地体を改良して本発明をなすに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、タ
イルユニットのタイル間に配置される目地枠部材の一面
に高吸水性樹脂を含む吸水紙を目地部材より突出して貼
付け仮目地体となし、該仮目地体をタイル間に配置する
と共に、該仮目地体の吸水紙を上記タイルとシート間に
配置しょうとするものである。
【0006】なお、本発明における高吸水性樹脂は、水
溶性樹脂の架橋密度を高くし、不溶化した構造を有し、
水に対する吸収力が自重の数倍から1000倍にも達す
る粉末状の高分子ポリマーである。また、吸水紙として
は通常ティッシュ等吸水性の高い薄葉紙あるいは不織布
等を用い、この吸水紙に上記高吸水性樹脂の粉末を挾み
込んだものを使用する。この吸水紙を目地枠部材の幅よ
り大きく切断し目地部材に接着したり、或いは目地枠部
材の幅より小さく切断し、この吸水紙を並べて目地部材
に接着して吸水紙を目地枠部材の側面より突出して貼付
け、仮目地体の断面形状がハット状に形成される。な
お、突出部分は約1〜10mm程度である。
【0007】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に基
づいて説明する。第1図乃至第4図は、本発明の一実施
例を示すものである。
【0008】この実施例では、第1図に示すように本発
明タイルユニット1はタイル2…と縦列の仮目地体3と
横列の仮目地体4の仮目地体5とで構成し、これらの仮
目地体3及び4はポリスチレンフォームを10×5mm
の角棒状に裁断した目地枠部材ものを使用している。こ
の目地枠部材10の一側面には、第2図に示すように吸
水紙11を貼着している。なお、吸水紙11は目地枠部
材10の幅より大きく切断し、貼付ているため、吸水紙
11は目地枠部材10より突出し、断面がハット状の仮
目地体5が形成される。なお、吸水紙11の目地枠部材
10より突出の程度は約2mm程度である。本実施例に
おいて、吸水紙11はティッシュ等吸水性の高い薄葉紙
からなる紙12,12に高吸水性樹脂の粉末13…を挾
み込んでいる。また、高吸水性樹脂の粉末13としては
水溶性樹脂の架橋密度を高くし、不溶化した構造をもっ
て、水に対する吸収力が自重の数倍から1000倍にも
達する粉末状の高分子ポリマー例えばアクアキープ(住
友精化株式会社商標名)を使っている。また、吸水紙1
1の目地枠部材10への貼着の方法は、両面テープを使
用しても良く、また接着剤を目地枠部材10の一側或い
は、吸水紙11の目地当接部分に点付け塗布しても良
い。なお、本実施例においては仮目地体3及び4はポリ
スチレンフォームを角棒状に裁断した目地枠部材ものを
使用しているが、ポリスチレンフォームに変え他のフォ
ーム状の樹脂や熱可塑性樹脂等を用いてもよい。また高
吸水性樹脂についても粉末状の高分子ポリマー以外にペ
レット状等にしたものでもよい。
【0009】次に、本発明タイルユニットの製作につい
て述べる。第3図に示すタイル整列用の治具14を用い
て、タイル2…を整列する。(図3(a))タイル2…
は治具14のタイル嵌合用の凹部15に、タイル表面1
6を上にして嵌め込むだけで、所定の目地間隔が形成さ
れる。タイル2…の配列が終わると次にタイル2…間の
治具14凸部17上に前記仮目地体5を配置する。(図
3(b))なお、この時仮目地体5は目地枠部材10を
上吸水紙11を下にした断面形状を逆ハット状とし、タ
イル2…の表面16に吸水紙11の突出部分が載るよう
に配置する。次に、上記タイル2…と吸水紙11との上
にポリプロピレン、ポリ塩化ビニール、ポリエステル等
のプラスチックフィルム又は紙部材からなるタイル用シ
ート18に接着剤を介して貼着し、(図3(c))タイ
ルユニット1を作る。
【0010】次に、本発明タイルユニットの使用につい
て述べる。第4図の如くタイルユニット1を型枠又は合
板21に固定し、コンクリートを打設すると、タイル2
…と仮目地体5との間に隙間があるとセメントペースト
の水分が吸水紙11に達し、(図4(a))紙12が吸
水し、紙12…間の高吸水性樹脂の粉末13を吸水膨潤
させ、タイル表面16とタイル用シート18の間隔をな
くす。(図4(b))このため、セメントペーストのタ
イル表面への洩れ出しを防止できる。また、コンクリー
ト養生後においても高吸水性樹脂の粉末13はゲル状で
保水するため、型枠からの脱型は容易に行なえるように
なり、またセメントペーストが例えタイル表面への洩れ
出したとしても容易に水洗い程度で汚れを拭きさること
が出来るものである。
【0011】
【考案の効果】以上ように本発明は、シートにタイルを
所定の間隔を置いて配列係止するタイルユニットにおい
て、タイル間に配置される目地枠部材の一面に高吸水性
樹脂を含む吸水紙を目地部材より突出して貼付けて仮目
地体となし、該仮目地体をタイル間に配置すると共に該
仮目地体の吸水紙を上記タイルとシート間に配置したこ
とにより、セメントペーストの水分がタイル表面への洩
れ出を防止でき。しかも、高吸水性樹脂の粉末が吸水膨
潤しても目地部分へま到達することはなく目地仕上げの
美しいタイル施工が可能である。また、高吸水性樹脂の
粉末は、コンクリート養生後においても長時間ゲル状で
保水するため、型枠からの脱型は容易に行なえまた、セ
メントペーストが例えタイル表面への洩れ出したとして
も容易に水洗い程度で汚れを拭きさることが出来き、洩
れ出しを防止できるとともに、仕上り後の目地部の乱れ
がまったくなくなるなどの効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイルユニットの斜視図
【図2】本発明の仮目地体の縦断面図
【図3】タイルユニットの製作過程を説明するための縦
断面図
【図4】タイルユニットの使用状況を示す縦断面図であ
る。
【図5】従来のタイルユニットの使用状況を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
1 タイルユニット 2 タイル 3 仮目地体 10 目地枠部材 11 吸水紙 13 高吸水性樹脂の粉末

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートにタイルを所定の間隔を置いて配
    列係止するタイルユニットにおいて、タイル間に配置さ
    れる目地枠部材の一面に高吸水性樹脂を含む吸水紙を目
    地枠部材より突出して貼付けて仮目地体となし、該仮目
    地体をタイル間に配置すると共に該仮目地体の吸水紙を
    上記タイルとシート間に配置したことを特徴とするタイ
    ルユニット。
JP5212078A 1993-06-28 1993-06-28 タイルユニット Expired - Lifetime JP2561612B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5212078A JP2561612B2 (ja) 1993-06-28 1993-06-28 タイルユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5212078A JP2561612B2 (ja) 1993-06-28 1993-06-28 タイルユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0718822A true JPH0718822A (ja) 1995-01-20
JP2561612B2 JP2561612B2 (ja) 1996-12-11

Family

ID=16616506

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