JPH07187145A - シール装置 - Google Patents
シール装置Info
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- JPH07187145A JPH07187145A JP5326934A JP32693493A JPH07187145A JP H07187145 A JPH07187145 A JP H07187145A JP 5326934 A JP5326934 A JP 5326934A JP 32693493 A JP32693493 A JP 32693493A JP H07187145 A JPH07187145 A JP H07187145A
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- seal film
- infusion
- container
- opening
- seal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 輸液容器の開口部を高い清浄度を保ちながら
シールで密封する。 【構成】 他の医薬品を混注した後の輸液バッグ110
を再び密封する場合において、まず輸液バッグ110を
容器固定治具80に固定する。一方、ロールカセット3
0から取り出され、UV照射ランプ100から照射され
るUVによって滅菌処理が施されたシールフィルムが、
輸液バッグ110の開口部(混注部)に搬送され、熱シ
ール金型70によって熱融着される。その後、シートカ
ッタ60によって、熱融着されたシールフィルムが切り
離される。
シールで密封する。 【構成】 他の医薬品を混注した後の輸液バッグ110
を再び密封する場合において、まず輸液バッグ110を
容器固定治具80に固定する。一方、ロールカセット3
0から取り出され、UV照射ランプ100から照射され
るUVによって滅菌処理が施されたシールフィルムが、
輸液バッグ110の開口部(混注部)に搬送され、熱シ
ール金型70によって熱融着される。その後、シートカ
ッタ60によって、熱融着されたシールフィルムが切り
離される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシール装置に関し、特
に、例えば、医薬品容器の開口部の保護や清浄度維持の
ため、その開口部をシールするシール装置に関する。
に、例えば、医薬品容器の開口部の保護や清浄度維持の
ため、その開口部をシールするシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、医療現場で用いられている輸液剤
は他の医薬品を混注して使用されることが多い。その
際、他の医薬品を混注後すぐにその輸液剤を使用する場
合と、一時的に保管して、後でその輸液剤を使用する場
合とがある。
は他の医薬品を混注して使用されることが多い。その
際、他の医薬品を混注後すぐにその輸液剤を使用する場
合と、一時的に保管して、後でその輸液剤を使用する場
合とがある。
【0003】特に、他の医薬品を混注した輸液剤を一時
保管する場合、その輸液剤容器の混注部が注射針等で差
されたまま外気に暴露されることがあり、これは衛生上
良くないので、一般的には滅菌済のキャップを被せて保
管していた。
保管する場合、その輸液剤容器の混注部が注射針等で差
されたまま外気に暴露されることがあり、これは衛生上
良くないので、一般的には滅菌済のキャップを被せて保
管していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、キャップと混注口部(排出口部)の径差が異な
るため、輸液剤の気密性を保ち、かつ、混注口部を高い
清浄度を維持して、その輸液剤を保存することは難しい
という問題があった。
例では、キャップと混注口部(排出口部)の径差が異な
るため、輸液剤の気密性を保ち、かつ、混注口部を高い
清浄度を維持して、その輸液剤を保存することは難しい
という問題があった。
【0005】また、保存状態が悪いなど何らかの理由で
一度キャップが緩むか外れると、当然キャップを締め直
すか、或は、キャップをし直す訳であるが、この場合、
輸液剤容器の混注部の清浄度が著しく低下するという問
題もあった。これは、輸液剤を後に用いるという状況を
考えると、その輸液剤容器が清浄度の高いものか、或
は、そうではないものかを混同してしまうという問題を
も引き起こすことになった。
一度キャップが緩むか外れると、当然キャップを締め直
すか、或は、キャップをし直す訳であるが、この場合、
輸液剤容器の混注部の清浄度が著しく低下するという問
題もあった。これは、輸液剤を後に用いるという状況を
考えると、その輸液剤容器が清浄度の高いものか、或
は、そうではないものかを混同してしまうという問題を
も引き起こすことになった。
【0006】さらに、キャップを輸液剤容器にかける作
業時に、不注意に手指等でキャップ内部や輸液剤容器の
混注部に触れてしまい、これら自体を汚染してしまう危
険もあった。
業時に、不注意に手指等でキャップ内部や輸液剤容器の
混注部に触れてしまい、これら自体を汚染してしまう危
険もあった。
【0007】さらにまた一時的に保存された、他の医薬
品を混注した輸液剤を使用する時にその輸液剤容器の混
注面を消毒して対応することも考えられるが、この場合
でもキャップの密閉性が悪いと雑菌が薬液内部に浸透し
てしまう可能性があった。
品を混注した輸液剤を使用する時にその輸液剤容器の混
注面を消毒して対応することも考えられるが、この場合
でもキャップの密閉性が悪いと雑菌が薬液内部に浸透し
てしまう可能性があった。
【0008】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
であり、輸液剤の気密性を保ち、かつ、混注口部をある
程度の清浄度を維持してシールすることのできるシール
装置を提供することを目的としている。
であり、輸液剤の気密性を保ち、かつ、混注口部をある
程度の清浄度を維持してシールすることのできるシール
装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のシール装置は以下のような構成からなる。即
ち、輸液容器を着脱自在に固定する固定部と、シールフ
ィルムを格納する格納部と、前記格納部に格納されたシ
ールフィルムを前記固定部によって固定された前記輸液
容器の開口部上部に搬送する搬送手段と、前記シールフ
ィルムを前記輸液容器の開口部に熱融着させる融着手段
と、前記シールフィルムが熱融着された輸液容器を取り
出した後、次の輸液容器を固定できる状態に前記固定部
を維持する維持手段とを有することを特徴とするシール
装置を備える。
に本発明のシール装置は以下のような構成からなる。即
ち、輸液容器を着脱自在に固定する固定部と、シールフ
ィルムを格納する格納部と、前記格納部に格納されたシ
ールフィルムを前記固定部によって固定された前記輸液
容器の開口部上部に搬送する搬送手段と、前記シールフ
ィルムを前記輸液容器の開口部に熱融着させる融着手段
と、前記シールフィルムが熱融着された輸液容器を取り
出した後、次の輸液容器を固定できる状態に前記固定部
を維持する維持手段とを有することを特徴とするシール
装置を備える。
【0010】また本発明の一態様によれば、上記の搬送
手段は、前記格納部に格納されたシールフィルムを所定
位置まで搬送する第1搬送手段と、前記所定位置から前
記固定部によって固定された前記輸液容器の開口部上部
まで前記シールフィルムを搬送する第2搬送手段とを含
み、さらに、前記所定位置まで搬送された前記シールフ
ィルムを滅菌する滅菌手段とを有するものである。
手段は、前記格納部に格納されたシールフィルムを所定
位置まで搬送する第1搬送手段と、前記所定位置から前
記固定部によって固定された前記輸液容器の開口部上部
まで前記シールフィルムを搬送する第2搬送手段とを含
み、さらに、前記所定位置まで搬送された前記シールフ
ィルムを滅菌する滅菌手段とを有するものである。
【0011】さらに本発明の他の態様によれば、前記格
納部に格納されるシールフィルムはロール状に巻き取ら
れて収納されており、前記ロール状に巻き取られたシー
ルフィルムを熱融着後に、その熱融着されたシールフィ
ルムの部分を切り離す切断手段をさらに有するものであ
る。
納部に格納されるシールフィルムはロール状に巻き取ら
れて収納されており、前記ロール状に巻き取られたシー
ルフィルムを熱融着後に、その熱融着されたシールフィ
ルムの部分を切り離す切断手段をさらに有するものであ
る。
【0012】またさらに本発明の他の態様によれば、前
記格納部に格納されるシールフィルムはロール状に巻き
取られて収納されており、上記の搬送手段は、前記格納
部に格納されたシールフィルムを所定位置まで搬送する
第1搬送手段と、前記所定位置から前記固定部によって
固定された前記輸液容器の開口部上部まで前記シールフ
ィルムを搬送する第2搬送手段とを含み、さらに、前記
所定位置まで搬送された前記シールフィルムを滅菌する
滅菌手段と、前記ロール状に巻き取られたシールフィル
ムを熱融着後に、その熱融着されたシールフィルムの部
分を切り離す切断手段をさらに有するものである。
記格納部に格納されるシールフィルムはロール状に巻き
取られて収納されており、上記の搬送手段は、前記格納
部に格納されたシールフィルムを所定位置まで搬送する
第1搬送手段と、前記所定位置から前記固定部によって
固定された前記輸液容器の開口部上部まで前記シールフ
ィルムを搬送する第2搬送手段とを含み、さらに、前記
所定位置まで搬送された前記シールフィルムを滅菌する
滅菌手段と、前記ロール状に巻き取られたシールフィル
ムを熱融着後に、その熱融着されたシールフィルムの部
分を切り離す切断手段をさらに有するものである。
【0013】
【作用】以上の構成により本発明は、格納部に格納され
たシールフィルムを固定された輸液容器の開口部上部に
搬送してそのシールフィルムを輸液容器開口部上部に熱
融着させるよう動作するので、簡単に輸液容器開口部を
シールすることができ、さらに輸液容器を取りはずす
と、次の輸液容器を固定するため固定部が維持されるよ
うになる。
たシールフィルムを固定された輸液容器の開口部上部に
搬送してそのシールフィルムを輸液容器開口部上部に熱
融着させるよう動作するので、簡単に輸液容器開口部を
シールすることができ、さらに輸液容器を取りはずす
と、次の輸液容器を固定するため固定部が維持されるよ
うになる。
【0014】また本発明の一態様によって、第1搬送手
段が格納部に格納されたシールフィルムを所定位置まで
搬送し、その所定位置においてシールフィルムを滅菌
し、第2搬送手段がその滅菌されたシールフィルムを輸
液容器の開口部上部まで搬送するので、より高い清浄度
を保って輸液容器の開口部を密封することができる。
段が格納部に格納されたシールフィルムを所定位置まで
搬送し、その所定位置においてシールフィルムを滅菌
し、第2搬送手段がその滅菌されたシールフィルムを輸
液容器の開口部上部まで搬送するので、より高い清浄度
を保って輸液容器の開口部を密封することができる。
【0015】さらに、格納部に格納されるシールフィル
ムはロール状に巻き取られて収納されている場合、これ
を熱融着した後に、切り離すよう動作するので、事前に
シールフィルムをカットする必要がなくなるなどの利点
がある。
ムはロール状に巻き取られて収納されている場合、これ
を熱融着した後に、切り離すよう動作するので、事前に
シールフィルムをカットする必要がなくなるなどの利点
がある。
【0016】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の好適な実施
例を詳細に説明する。
例を詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の代表的な実施例であるシ
ール装置の概略構成を示す側断面図である。図1におい
て、10は駆動モータ、20は駆動モータ10の回転運
動を上下運動に変換するカム、21はカムフォロワー、
22はリニアガイド、30は数100個分の輸液バッグ
の開口部をシールできる長尺のシールフィルムを収容し
たロールカセット、31はロールカセット30を取り付
ける自由回転する取り付けシャフト、40はロールカセ
ット30に収容されたシールフィルムを搬送するための
駆動ローラ、41はシールフィルムの搬送を補助する搬
送ローラ、50はシールフィルムをガイドするガイドレ
ールである。
ール装置の概略構成を示す側断面図である。図1におい
て、10は駆動モータ、20は駆動モータ10の回転運
動を上下運動に変換するカム、21はカムフォロワー、
22はリニアガイド、30は数100個分の輸液バッグ
の開口部をシールできる長尺のシールフィルムを収容し
たロールカセット、31はロールカセット30を取り付
ける自由回転する取り付けシャフト、40はロールカセ
ット30に収容されたシールフィルムを搬送するための
駆動ローラ、41はシールフィルムの搬送を補助する搬
送ローラ、50はシールフィルムをガイドするガイドレ
ールである。
【0018】また、60は駆動モータ10とカム20に
よって伝達された垂直運動によってシールフィルムを切
断するシートカッタ、70は輸液バッグの開口部に切断
されたシールフィルムを熱融着させる熱シール金型、7
1はカム20の動きに連動して熱シール金型70を上下
運動させる従動軸、72はシール時の熱シール金型70
の押さえつけ力を一定に保つためのスプリング、80は
輸液バッグの開口部付近を本装置に固定するための容器
固定治具、90は容器固定治具80を矢印a方向に水平
移動させ輸液バッグを本装置に差し込んだり引き出した
りするための引き出し用ノブ、100はガイドレール5
0に搬送されたシールフィルムに紫外線(UV)を照射
してシールフィルムの滅菌処理を行うUV照射ランプ、
110は輸液バッグ、120はシールフィルムの先端を
検出する光センサ、130は駆動モータ10や駆動ロー
ラ40のON/OFF、光センサ120によるシールフ
ィルム先端検出信号の制御、シートカッタ60や熱シー
ル金型70の制御、UV照射ランプ100の照射ON/
OFFなどの制御を行う制御部である。
よって伝達された垂直運動によってシールフィルムを切
断するシートカッタ、70は輸液バッグの開口部に切断
されたシールフィルムを熱融着させる熱シール金型、7
1はカム20の動きに連動して熱シール金型70を上下
運動させる従動軸、72はシール時の熱シール金型70
の押さえつけ力を一定に保つためのスプリング、80は
輸液バッグの開口部付近を本装置に固定するための容器
固定治具、90は容器固定治具80を矢印a方向に水平
移動させ輸液バッグを本装置に差し込んだり引き出した
りするための引き出し用ノブ、100はガイドレール5
0に搬送されたシールフィルムに紫外線(UV)を照射
してシールフィルムの滅菌処理を行うUV照射ランプ、
110は輸液バッグ、120はシールフィルムの先端を
検出する光センサ、130は駆動モータ10や駆動ロー
ラ40のON/OFF、光センサ120によるシールフ
ィルム先端検出信号の制御、シートカッタ60や熱シー
ル金型70の制御、UV照射ランプ100の照射ON/
OFFなどの制御を行う制御部である。
【0019】本実施例の装置では、シールフィルムの先
端が2つのを横切ったことを光センサ120が検出する
と、制御部130は駆動ローラ40がシールフィルムの
搬送を停止するように制御する。その後、駆動モータの
回転によって、熱シール金型70はシールフィルムを輸
液バッグ110の開口部に熱融着させ、シートカッタ6
0がシールフィルムを切断する。
端が2つのを横切ったことを光センサ120が検出する
と、制御部130は駆動ローラ40がシールフィルムの
搬送を停止するように制御する。その後、駆動モータの
回転によって、熱シール金型70はシールフィルムを輸
液バッグ110の開口部に熱融着させ、シートカッタ6
0がシールフィルムを切断する。
【0020】本実施例ではシールフィルムはポリエチレ
ンのフィルムを用いている。また、容器固定治具80
は、輸液バッグ110の開口部付近を本装置に固定する
ホルダ、輸液バッグ本体を保持するための保持板、輸液
バッグの引き出しと差し込みとをスムーズに行うための
ガイド、輸液バッグの引き出し位置や差し込み位置を固
定するストッパ等から構成される。
ンのフィルムを用いている。また、容器固定治具80
は、輸液バッグ110の開口部付近を本装置に固定する
ホルダ、輸液バッグ本体を保持するための保持板、輸液
バッグの引き出しと差し込みとをスムーズに行うための
ガイド、輸液バッグの引き出し位置や差し込み位置を固
定するストッパ等から構成される。
【0021】さらに、図1には示していないが、本装置
にはロールカセット30に収容されたシールフィルムを
駆動ローラ40まで引き出す自動ローディング機構と、
UV照射ランプ100のUV照射によって装置内部が過
熱されることを防ぐ冷却ファンが内蔵されている。
にはロールカセット30に収容されたシールフィルムを
駆動ローラ40まで引き出す自動ローディング機構と、
UV照射ランプ100のUV照射によって装置内部が過
熱されることを防ぐ冷却ファンが内蔵されている。
【0022】次に、上記構成のシール装置を用いて輸液
剤容器の開口部をシールする手順とそれに伴う装置各部
に動作について、図2〜図3に示すフローチャートを参
照して説明する。
剤容器の開口部をシールする手順とそれに伴う装置各部
に動作について、図2〜図3に示すフローチャートを参
照して説明する。
【0023】(1)前処理の説明(図2) まずステップS10ではロール状に巻かれたシールフィ
ルムを収容したロールカセット30を取り付けシャフト
31にセットする。次に、ステップS20では自動ロー
ディング機構(不図示)によってロールカセット30か
らシールフィルムを引き出し、搬送ローラ41を介し
て、その先端を駆動ローラ40まで引き出してくる。そ
して、制御部130は駆動ローラ40を回転させシール
フィルムをガイドレール50に通し、シールフィルムを
定位置まで移動させる。このときのシールフィルムの定
位置までの送り量は、駆動ローラの回転量のモニタや、
光や超音波等の非接触センサ(不図示)または接触式ス
イッチ(不図示)をガイドレール50内に設けシールフ
ィルムの通過を検出することによって行う。
ルムを収容したロールカセット30を取り付けシャフト
31にセットする。次に、ステップS20では自動ロー
ディング機構(不図示)によってロールカセット30か
らシールフィルムを引き出し、搬送ローラ41を介し
て、その先端を駆動ローラ40まで引き出してくる。そ
して、制御部130は駆動ローラ40を回転させシール
フィルムをガイドレール50に通し、シールフィルムを
定位置まで移動させる。このときのシールフィルムの定
位置までの送り量は、駆動ローラの回転量のモニタや、
光や超音波等の非接触センサ(不図示)または接触式ス
イッチ(不図示)をガイドレール50内に設けシールフ
ィルムの通過を検出することによって行う。
【0024】シールフィルムが定位置までの送り込まれ
ると、処理はステップS30においてUV照射ランプ1
00を点灯させUVを照射し、シールフィルム表面の滅
菌処理を行う。
ると、処理はステップS30においてUV照射ランプ1
00を点灯させUVを照射し、シールフィルム表面の滅
菌処理を行う。
【0025】なお、この滅菌処理を輸液バッグを本装置
に取り付けた時点で行うように、装置に任意のタイミン
グでUV照射ランプ100を点灯させるためのスイッチ
を設けてても良い。
に取り付けた時点で行うように、装置に任意のタイミン
グでUV照射ランプ100を点灯させるためのスイッチ
を設けてても良い。
【0026】さて、処理はステップS40において、装
置利用者或は別の者が、輸液バッグを本装置に取り付け
る前に、輸液バッグの混注部の消毒を行う。これは、輸
液バッグの混注部のゴム栓表面を消毒液(ポビドンヨー
ド、ヒビデン、アルコール等)で消毒することによって
行う。或は、装置本体に輸液バッグを固定したとき、熱
シール金型70を混注部に押しつける加熱殺菌で代用し
ても良いし、ハンディタイプのUVランプで混注部を照
射して殺菌処理を行っても良い。さらに、これらの消毒
方法を併用してもかまわない。
置利用者或は別の者が、輸液バッグを本装置に取り付け
る前に、輸液バッグの混注部の消毒を行う。これは、輸
液バッグの混注部のゴム栓表面を消毒液(ポビドンヨー
ド、ヒビデン、アルコール等)で消毒することによって
行う。或は、装置本体に輸液バッグを固定したとき、熱
シール金型70を混注部に押しつける加熱殺菌で代用し
ても良いし、ハンディタイプのUVランプで混注部を照
射して殺菌処理を行っても良い。さらに、これらの消毒
方法を併用してもかまわない。
【0027】(2)シールフィルムの熱融着(図3) まずステップS100では、容器固定治具80を引き出
し用ノブ90によって装置外に引き出し輸液バッグ11
0の開口部付近を容器固定治具80に取り付ける。これ
は、容器固定治具80の輸液バッグ110混注部を固定
するためのホルダ部に輸液バッグ110混注部をはめ込
むことによって行う。この部分には固定を確実に行うた
めの駆動機構をそなえても構わない。次に、ステップS
110では引き出しノブ90によって容器固定治具80
を装置内に移動させ、容器固定治具80のストッパによ
り容器固定治具80が停止するまで差し込む。容器固定
治具80の移動停止は、装置内に設けられた検出センサ
(不図示)により確認される。
し用ノブ90によって装置外に引き出し輸液バッグ11
0の開口部付近を容器固定治具80に取り付ける。これ
は、容器固定治具80の輸液バッグ110混注部を固定
するためのホルダ部に輸液バッグ110混注部をはめ込
むことによって行う。この部分には固定を確実に行うた
めの駆動機構をそなえても構わない。次に、ステップS
110では引き出しノブ90によって容器固定治具80
を装置内に移動させ、容器固定治具80のストッパによ
り容器固定治具80が停止するまで差し込む。容器固定
治具80の移動停止は、装置内に設けられた検出センサ
(不図示)により確認される。
【0028】次に、ステップS120で、装置のスイッ
チ(不図示)をONにすると、処理はステップS130
に進み、所定時間、UV照射ランプ100を点灯させU
Vを照射し、シールフィルム表面の滅菌処理を行う。な
お、この処理は前処理のステップS30で行った滅菌処
理より長い時間が経過していないのであれば省略しても
良い。
チ(不図示)をONにすると、処理はステップS130
に進み、所定時間、UV照射ランプ100を点灯させU
Vを照射し、シールフィルム表面の滅菌処理を行う。な
お、この処理は前処理のステップS30で行った滅菌処
理より長い時間が経過していないのであれば省略しても
良い。
【0029】殺菌が終了すると、処理はステップS14
0に進み、直ちに駆動ローラ40がが回転して、シール
フィルムを輸液バッグ110の混注部の上部に移動させ
る。処理はステップS150において、光センサ120
がシールフィルムの先端部を検出したかどうかを調べ
る。ここで、シールフィルムの先端部が検出されなけれ
ば処理はステップS140に戻り、駆動ローラ40の回
転を続けシールフィルムをさらに搬送する。これに対し
て、シールフィルムの先端部が検出されれば、シールフ
ィルムの搬送を停止して、処理はステップS160に進
む。
0に進み、直ちに駆動ローラ40がが回転して、シール
フィルムを輸液バッグ110の混注部の上部に移動させ
る。処理はステップS150において、光センサ120
がシールフィルムの先端部を検出したかどうかを調べ
る。ここで、シールフィルムの先端部が検出されなけれ
ば処理はステップS140に戻り、駆動ローラ40の回
転を続けシールフィルムをさらに搬送する。これに対し
て、シールフィルムの先端部が検出されれば、シールフ
ィルムの搬送を停止して、処理はステップS160に進
む。
【0030】ステップS160では駆動モータ10が回
転し、駆動モータシャフトに設置したカム20を回転さ
せ、カムフォロワー21、リニアガイド22(軸,軸受
け)を介して、熱シール金型70を下方に移動させ、シ
ールフィルムを輸液バッグ110の混注部に熱融着させ
る。このときの融着強度は人手により容易に引き離せる
程度で、かつ、シール面は完全に密封できる程度とす
る。続いて、ステップS170ではシートカッタ60が
下方に移動してシールフィルムを切断する。
転し、駆動モータシャフトに設置したカム20を回転さ
せ、カムフォロワー21、リニアガイド22(軸,軸受
け)を介して、熱シール金型70を下方に移動させ、シ
ールフィルムを輸液バッグ110の混注部に熱融着させ
る。このときの融着強度は人手により容易に引き離せる
程度で、かつ、シール面は完全に密封できる程度とす
る。続いて、ステップS170ではシートカッタ60が
下方に移動してシールフィルムを切断する。
【0031】最後にステップS180とS190では、
引き出しノブ90を持ち、容器固定治具80を装置内か
ら引き出し、ストッパにより容器固定治具80が停止す
るまで移動させる。そして、輸液バッグ110を容器固
定治具80から取り外し、作業を完了する。
引き出しノブ90を持ち、容器固定治具80を装置内か
ら引き出し、ストッパにより容器固定治具80が停止す
るまで移動させる。そして、輸液バッグ110を容器固
定治具80から取り外し、作業を完了する。
【0032】本装置では通常の手順で毎分1〜2個の輸
液バッグのシールを行うことができる。
液バッグのシールを行うことができる。
【0033】従って本実施例に従えば、滅菌処理がなさ
れたシールフィルムを輸液バッグ110の混注部(開口
部)上部に搬送して熱融着し、その後そのシールフィル
ムを切断するので、混注部(開口部)に手を触れること
なく、混注部(開口部)の極めて高い清浄度を維持して
輸液バッグ内部の輸液を密封することができる。
れたシールフィルムを輸液バッグ110の混注部(開口
部)上部に搬送して熱融着し、その後そのシールフィル
ムを切断するので、混注部(開口部)に手を触れること
なく、混注部(開口部)の極めて高い清浄度を維持して
輸液バッグ内部の輸液を密封することができる。
【0034】また本実施例では特に言及しなかったが、
本実施例でシールの対象となるような他の医薬品を混注
後再シールする場合の輸液バッグに用いるシールフィル
ムの色や形状と、元々の輸液バッグをシールしていたシ
ールフィルムの色や形状を変えることで、他の医薬品を
混注した輸液バッグであるかそうでないかを容易に区別
することができるという利点もある。
本実施例でシールの対象となるような他の医薬品を混注
後再シールする場合の輸液バッグに用いるシールフィル
ムの色や形状と、元々の輸液バッグをシールしていたシ
ールフィルムの色や形状を変えることで、他の医薬品を
混注した輸液バッグであるかそうでないかを容易に区別
することができるという利点もある。
【0035】なお本実施例では、シールフィルムの滅菌
処理はUV照射によって行うとしたが本発明はこれに限
定されるものではない。例えば、消毒液の噴射、熱金型
による加熱殺菌、熱風による加熱殺菌であっても良い
し、また、これらの方法を併用してもよい。
処理はUV照射によって行うとしたが本発明はこれに限
定されるものではない。例えば、消毒液の噴射、熱金型
による加熱殺菌、熱風による加熱殺菌であっても良い
し、また、これらの方法を併用してもよい。
【0036】また本実施例では、シールフィルムはロー
ルカセットにロール状に収容されたものを用いたが本発
明はこれに限定されるものではない。例えば、必要寸法
に予めカットしたシート状フィルムをマガジンにセット
し、1枚ずつローラによって装置にフィードする構成で
あっても良い。
ルカセットにロール状に収容されたものを用いたが本発
明はこれに限定されるものではない。例えば、必要寸法
に予めカットしたシート状フィルムをマガジンにセット
し、1枚ずつローラによって装置にフィードする構成で
あっても良い。
【0037】さらに本実施例では、容器固定治具の引き
出しと差し込みは手動としたが本発明はこれに限定され
るものではない。例えば、モータと空圧/油圧シリンダ
を組合わせた自動取り付け取りはずし機構を用いても良
い。
出しと差し込みは手動としたが本発明はこれに限定され
るものではない。例えば、モータと空圧/油圧シリンダ
を組合わせた自動取り付け取りはずし機構を用いても良
い。
【0038】またさらに本実施例では、シートカッタや
熱シール金型の上下運動を駆動モータとカムの回転によ
って実現したが本発明はこれに限定されるものではな
い。例えば、空気/油圧シリンダやボールネジを使用し
ても良い。
熱シール金型の上下運動を駆動モータとカムの回転によ
って実現したが本発明はこれに限定されるものではな
い。例えば、空気/油圧シリンダやボールネジを使用し
ても良い。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、格
納部に格納されたシールフィルムを固定された輸液容器
の開口部上部に搬送して、そのシールフィルムを輸液容
器開口部上部に熱融着させるので、簡単にその開口部を
シールフィルムである程度の清浄度を保ちながら輸液容
器を密封することができるという効果がある。また、熱
融着したシールは一度剥すと元に戻らないので、すでに
開封した輸液容器であるかそうでないかを容易に区別す
ることができるという利点もある。
納部に格納されたシールフィルムを固定された輸液容器
の開口部上部に搬送して、そのシールフィルムを輸液容
器開口部上部に熱融着させるので、簡単にその開口部を
シールフィルムである程度の清浄度を保ちながら輸液容
器を密封することができるという効果がある。また、熱
融着したシールは一度剥すと元に戻らないので、すでに
開封した輸液容器であるかそうでないかを容易に区別す
ることができるという利点もある。
【図1】本発明の代表的な実施例であるシール装置の概
略構成を示す側断面図である。
略構成を示す側断面図である。
【図2】輸液剤容器の開口部をシールするための前手順
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図3】輸液剤容器の開口部をシールする手順を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
10 駆動モータ 20 カム 21 カムフォロワー 22 リニアガイド 30 ロールカセット 40 駆動ローラ 41 搬送ローラ 50 ガイドレール 60 シートカッタ 70 熱シール金型 71 従動軸 72 スプリング 80 容器固定治具 90 引き出し用ノブ 100 UV照射ランプ 110 輸液バッグ 120 光センサ
Claims (1)
- 【請求項1】 輸液容器を着脱自在に固定する固定部
と、 シールフィルムを格納する格納部と、 前記格納部に格納されたシールフィルムを前記固定部に
よって固定された前記輸液容器の開口部上部に搬送する
搬送手段と、 前記シールフィルムを前記輸液容器の開口部に熱融着さ
せる融着手段と、 前記シールフィルムが熱融着された輸液容器を取り出し
た後、次の輸液容器を固定できる状態に前記固定部を維
持する維持手段とを有することを特徴とするシール装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5326934A JPH07187145A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | シール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5326934A JPH07187145A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | シール装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07187145A true JPH07187145A (ja) | 1995-07-25 |
Family
ID=18193407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5326934A Pending JPH07187145A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | シール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07187145A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102238412B1 (ko) * | 2020-07-22 | 2021-04-09 | 주식회사 엘티와이 | 마스크 자동 포장기 |
KR20220039223A (ko) * | 2020-09-22 | 2022-03-29 | (주) 세창실업 | 포장용기 실링기의 필름 피딩-와인딩 장치 |
KR20220039945A (ko) * | 2020-09-22 | 2022-03-30 | (주) 세창실업 | 포장용기 실링기의 필름 펀칭-융착-커팅 장치 |
KR20220039944A (ko) * | 2020-09-22 | 2022-03-30 | (주) 세창실업 | 밀폐형 자동 포장용기 실링기 |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP5326934A patent/JPH07187145A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102238412B1 (ko) * | 2020-07-22 | 2021-04-09 | 주식회사 엘티와이 | 마스크 자동 포장기 |
KR20220039223A (ko) * | 2020-09-22 | 2022-03-29 | (주) 세창실업 | 포장용기 실링기의 필름 피딩-와인딩 장치 |
KR20220039945A (ko) * | 2020-09-22 | 2022-03-30 | (주) 세창실업 | 포장용기 실링기의 필름 펀칭-융착-커팅 장치 |
KR20220039944A (ko) * | 2020-09-22 | 2022-03-30 | (주) 세창실업 | 밀폐형 자동 포장용기 실링기 |
WO2022065597A1 (ko) * | 2020-09-22 | 2022-03-31 | (주)세창실업 | 밀폐형 자동 포장용기 실링기 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000828 |