JPH07186413A - カード記録装置、カード型記録媒体及びカード識別装置 - Google Patents
カード記録装置、カード型記録媒体及びカード識別装置Info
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- JPH07186413A JPH07186413A JP32909393A JP32909393A JPH07186413A JP H07186413 A JPH07186413 A JP H07186413A JP 32909393 A JP32909393 A JP 32909393A JP 32909393 A JP32909393 A JP 32909393A JP H07186413 A JPH07186413 A JP H07186413A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価に信頼性の高い、偽造することが困難な
カード型記録媒体を提供することを目的とすると共に、
このカード型記録媒体に偽造が困難となるように情報を
記録するカード記録装置及びカード型記録媒体に記録さ
れた情報を読み取り、カード型記録媒体の真偽を判別す
るカード識別装置を提供する。 【構成】 レーザ熱転写カード2を可動テーブル21上
に載置し、レーザ熱転写カード2にレーザ熱転写記録材
料3を密着させ、可動テーブル21、可動ミラー22、
レーザ光源4を制御してバーコード等のコード情報をレ
ーザ熱転写カード2に印字する。レーザ熱転写カード2
がコピーされた場合、コピー機の分解能はレーザ熱転写
の分解能に対応できず、異常な値となるためカードの偽
造を防止することができる。
カード型記録媒体を提供することを目的とすると共に、
このカード型記録媒体に偽造が困難となるように情報を
記録するカード記録装置及びカード型記録媒体に記録さ
れた情報を読み取り、カード型記録媒体の真偽を判別す
るカード識別装置を提供する。 【構成】 レーザ熱転写カード2を可動テーブル21上
に載置し、レーザ熱転写カード2にレーザ熱転写記録材
料3を密着させ、可動テーブル21、可動ミラー22、
レーザ光源4を制御してバーコード等のコード情報をレ
ーザ熱転写カード2に印字する。レーザ熱転写カード2
がコピーされた場合、コピー機の分解能はレーザ熱転写
の分解能に対応できず、異常な値となるためカードの偽
造を防止することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気カード、ICカ
ード、光カード、カードサイズの証明書等のカード型記
録媒体と該カード型記録媒体に所定の情報を記録するカ
ード記録装置、さらには、上記カード型記録媒体の真偽
の判別を行うカード識別装置に関するものである。
ード、光カード、カードサイズの証明書等のカード型記
録媒体と該カード型記録媒体に所定の情報を記録するカ
ード記録装置、さらには、上記カード型記録媒体の真偽
の判別を行うカード識別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17(a)は、例えば特開平2−30
1485号公報に開示されている従来のレーザ熱転写記
録方式により所定の情報を記録したカードを示す正面図
であり、図17(b)は、このカードの記録装置を示す
斜視図である。
1485号公報に開示されている従来のレーザ熱転写記
録方式により所定の情報を記録したカードを示す正面図
であり、図17(b)は、このカードの記録装置を示す
斜視図である。
【0003】レーザ熱転写記録方式を用いたカード2
は、図17(a)に示すように、塩化ビニル性のカード
本体2aを有しており、カード本体2aの表面にはレー
ザ熱転写記録によって高精細な文字及び図形等(以下、
画像という。)6が描かれている。
は、図17(a)に示すように、塩化ビニル性のカード
本体2aを有しており、カード本体2aの表面にはレー
ザ熱転写記録によって高精細な文字及び図形等(以下、
画像という。)6が描かれている。
【0004】次に、カードの記録方法を図17(b)を
用いて説明する。XYステージ1上に被転写体である塩
化ビニル製のカード本体2aを固定し、カード本体2a
上に熱転写インクが塗布された転写シートとしてのレー
ザ熱転写記録材料3を載置、密着させる。そして、半導
体レーザを使用したレーザ光源4が照射するレーザ光を
レンズ5の位置を変えてレーザ熱転写記録材料3上で適
当なスポット径になるように調整する。それから、レー
ザ光源4を固定し、カード本体2aをXYステージ1に
より画像記録範囲を含むように走査し、その位置と同期
してレーザ光源4を発光させる。レーザ光源4の発光時
間を記録したい画像のデータに合わせて変えることで階
調のある画像を記録し得る。
用いて説明する。XYステージ1上に被転写体である塩
化ビニル製のカード本体2aを固定し、カード本体2a
上に熱転写インクが塗布された転写シートとしてのレー
ザ熱転写記録材料3を載置、密着させる。そして、半導
体レーザを使用したレーザ光源4が照射するレーザ光を
レンズ5の位置を変えてレーザ熱転写記録材料3上で適
当なスポット径になるように調整する。それから、レー
ザ光源4を固定し、カード本体2aをXYステージ1に
より画像記録範囲を含むように走査し、その位置と同期
してレーザ光源4を発光させる。レーザ光源4の発光時
間を記録したい画像のデータに合わせて変えることで階
調のある画像を記録し得る。
【0005】なお、転写シート3は、厚さ5μmPET
フィルムを透明支持体とし、このフィルム上に昇華性染
料と光吸収発熱体としてのカーボンブラックを分散させ
たものを約1μmの厚さに塗布したものを用いている。
また、レーザ光源4は、出力40mW、波長830nm
のものを用い、転写シート上でスポット径約20μmと
なるようにレンズ5により調整している。そして、主走
査をXステージ、副走査をYステージで行い、XYとも
25μmピッチでレーザ光を発光させた。この時、レー
ザ照射部において、カーボンブラックがレーザ光を吸収
して発熱し、この熱により染料がカード本体2a側へ転
写される。
フィルムを透明支持体とし、このフィルム上に昇華性染
料と光吸収発熱体としてのカーボンブラックを分散させ
たものを約1μmの厚さに塗布したものを用いている。
また、レーザ光源4は、出力40mW、波長830nm
のものを用い、転写シート上でスポット径約20μmと
なるようにレンズ5により調整している。そして、主走
査をXステージ、副走査をYステージで行い、XYとも
25μmピッチでレーザ光を発光させた。この時、レー
ザ照射部において、カーボンブラックがレーザ光を吸収
して発熱し、この熱により染料がカード本体2a側へ転
写される。
【0006】レーザ照射時間を0から50μmまで、出
力濃度の増え方が均一になるように256段階に設定
し、カラースキャナー等により色分解された画像データ
によって照射時間を変えることで階調を出せるようにし
ている。昇華性染料としてそれぞれ、シアン、マゼン
ダ、イエローを使った3つの転写シートによって3回重
ね記録をし、厚さ0.7mmの塩化ビニル性カード本体
2aに鮮明なフルカラーの画像(1000dot/in
ch)が記録される。
力濃度の増え方が均一になるように256段階に設定
し、カラースキャナー等により色分解された画像データ
によって照射時間を変えることで階調を出せるようにし
ている。昇華性染料としてそれぞれ、シアン、マゼン
ダ、イエローを使った3つの転写シートによって3回重
ね記録をし、厚さ0.7mmの塩化ビニル性カード本体
2aに鮮明なフルカラーの画像(1000dot/in
ch)が記録される。
【0007】ここで、カード表面に描かれる画像として
は、人間の目視により判断可能な絵柄が描かれている。
また、カードに格納される所定の情報は、磁気部分等の
情報記録部に格納されている。
は、人間の目視により判断可能な絵柄が描かれている。
また、カードに格納される所定の情報は、磁気部分等の
情報記録部に格納されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のレーザ
熱転写記録を用いたカードは、以上のように作られてい
るので、複製、変造等(以下、偽造という。)が容易で
あるという問題点があった。すなわち、磁気記録部分は
比較的に容易に偽造できることが分かっており、さら
に、表面の図柄(画像)は、視認で判断する限りにおい
ては、コピー機、カラーコピー機等の静電複写式複写機
でコピーしてしまえば偽造できる。つまり、元の画像が
高解像度で記録され、コピーによっては微細部まではま
ったく同じには複製できなかったとしても、人間の目で
は識別することができず、真性なカードであるか確認す
る手段がなかった。
熱転写記録を用いたカードは、以上のように作られてい
るので、複製、変造等(以下、偽造という。)が容易で
あるという問題点があった。すなわち、磁気記録部分は
比較的に容易に偽造できることが分かっており、さら
に、表面の図柄(画像)は、視認で判断する限りにおい
ては、コピー機、カラーコピー機等の静電複写式複写機
でコピーしてしまえば偽造できる。つまり、元の画像が
高解像度で記録され、コピーによっては微細部まではま
ったく同じには複製できなかったとしても、人間の目で
は識別することができず、真性なカードであるか確認す
る手段がなかった。
【0009】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、安価に信頼性の高い、偽造する
ことが困難なカード型記録媒体を提供することを目的と
すると共に、このカード型記録媒体に偽造が困難となる
ように情報を記録するカード記録装置及びカード型記録
媒体に記録された情報を読み取り、カード型記録媒体の
真偽を判別するカード識別装置を提供することを目的と
する。
ためになされたもので、安価に信頼性の高い、偽造する
ことが困難なカード型記録媒体を提供することを目的と
すると共に、このカード型記録媒体に偽造が困難となる
ように情報を記録するカード記録装置及びカード型記録
媒体に記録された情報を読み取り、カード型記録媒体の
真偽を判別するカード識別装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために創作されたものであって、第1には、走
査されるレーザ光によりカード型記録媒体に情報を記録
するカード記録装置において、レーザ光を発射する光源
手段と、透光性支持基材上に昇華性または溶融性の熱転
写インクが塗布され、カード型記録媒体に転写するレー
ザ熱転写記録材と、前記カード型記録媒体を搬送する搬
送手段と、上記レーザ光源から照射されるレーザ光を走
査する走査手段と、上記カード型記録媒体の表面に、少
なくともコード情報あるいは暗号化されたコード情報を
レーザ熱転写するように、上記光源手段、搬送手段及び
走査手段を制御する制御手段と、を有することを特徴と
するものである。
解決するために創作されたものであって、第1には、走
査されるレーザ光によりカード型記録媒体に情報を記録
するカード記録装置において、レーザ光を発射する光源
手段と、透光性支持基材上に昇華性または溶融性の熱転
写インクが塗布され、カード型記録媒体に転写するレー
ザ熱転写記録材と、前記カード型記録媒体を搬送する搬
送手段と、上記レーザ光源から照射されるレーザ光を走
査する走査手段と、上記カード型記録媒体の表面に、少
なくともコード情報あるいは暗号化されたコード情報を
レーザ熱転写するように、上記光源手段、搬送手段及び
走査手段を制御する制御手段と、を有することを特徴と
するものである。
【0011】また、第2には、上記第1の構成のカード
記録装置が、さらに、画像情報をカード型記録媒体上に
記録する画像情報記録手段を有することを特徴とするも
のである。
記録装置が、さらに、画像情報をカード型記録媒体上に
記録する画像情報記録手段を有することを特徴とするも
のである。
【0012】また、第3には、走査されるレーザ光によ
りカード型記録媒体に情報を記録するカード記録装置に
おいて、レーザ光を発射する光源手段と、透光性支持基
材上に昇華性または溶融性の熱転写インクが塗布され、
カード型記録媒体に転写するレーザ熱転写記録材と、前
記カード型記録媒体を搬送する搬送手段と、上記レーザ
光源から照射されるレーザ光を走査する走査手段と、上
記カード型記録媒体の表面に、コード情報あるいは暗号
化されたコード情報と画像情報とをレーザ熱転写するよ
うに、上記光源手段、搬送手段及び走査手段を制御する
制御手段と、を有することを特徴とするものである。
りカード型記録媒体に情報を記録するカード記録装置に
おいて、レーザ光を発射する光源手段と、透光性支持基
材上に昇華性または溶融性の熱転写インクが塗布され、
カード型記録媒体に転写するレーザ熱転写記録材と、前
記カード型記録媒体を搬送する搬送手段と、上記レーザ
光源から照射されるレーザ光を走査する走査手段と、上
記カード型記録媒体の表面に、コード情報あるいは暗号
化されたコード情報と画像情報とをレーザ熱転写するよ
うに、上記光源手段、搬送手段及び走査手段を制御する
制御手段と、を有することを特徴とするものである。
【0013】また、第4には、上記第3の構成における
光源手段が、単一のレーザ光発光部で構成され、このレ
ーザ光発光部によりコード情報あるいは暗号化されたコ
ード情報と画像情報とをレーザ熱転写することを特徴と
するものである。
光源手段が、単一のレーザ光発光部で構成され、このレ
ーザ光発光部によりコード情報あるいは暗号化されたコ
ード情報と画像情報とをレーザ熱転写することを特徴と
するものである。
【0014】また、第5には、上記第1から第4の構成
における制御手段が、コード情報あるいは暗号化された
コード情報を画像情報の領域内に記録することを特徴と
するものである。
における制御手段が、コード情報あるいは暗号化された
コード情報を画像情報の領域内に記録することを特徴と
するものである。
【0015】また、第6には、走査されるレーザ光によ
りカード型記録媒体に情報を記録するカード記録装置に
おいて、レーザ光を発射する光源手段と、レーザ光によ
り光記録可能な光記録媒体部を有するカード型記録媒体
を搬送する搬送手段と、上記レーザ光源から照射される
レーザ光を走査する走査手段と、上記カード型記録媒体
の光記録媒体部に、コード情報あるいは暗号化されたコ
ード情報を光記録するように、上記光源手段、搬送手段
及び走査手段を制御する制御手段と、を有することを特
徴とするものである。
りカード型記録媒体に情報を記録するカード記録装置に
おいて、レーザ光を発射する光源手段と、レーザ光によ
り光記録可能な光記録媒体部を有するカード型記録媒体
を搬送する搬送手段と、上記レーザ光源から照射される
レーザ光を走査する走査手段と、上記カード型記録媒体
の光記録媒体部に、コード情報あるいは暗号化されたコ
ード情報を光記録するように、上記光源手段、搬送手段
及び走査手段を制御する制御手段と、を有することを特
徴とするものである。
【0016】また、第7には、上記第6の構成のカード
記録装置が、さらに、画像情報をカード型記録媒体上に
記録する画像情報記録手段を有することを特徴とするも
のである。
記録装置が、さらに、画像情報をカード型記録媒体上に
記録する画像情報記録手段を有することを特徴とするも
のである。
【0017】また、第8には、上記第1から第7の構成
のカード記録装置において、記録されるコード情報ある
いは暗号化されたコード情報が、2次元データコードで
あることを特徴とするものである。
のカード記録装置において、記録されるコード情報ある
いは暗号化されたコード情報が、2次元データコードで
あることを特徴とするものである。
【0018】また、第9には、カード型記録媒体であっ
て、表面にレーザ熱転写によりコード情報あるいは暗号
化されたコード情報が記録されていることを特徴とする
ものである。
て、表面にレーザ熱転写によりコード情報あるいは暗号
化されたコード情報が記録されていることを特徴とする
ものである。
【0019】また、第10には、上記第9の構成のカー
ド型記録媒体の表面に、さらに、画像情報が記録されて
いることを特徴とするものである。
ド型記録媒体の表面に、さらに、画像情報が記録されて
いることを特徴とするものである。
【0020】また、第11には、上記第10の構成のカ
ード型記録媒体において、画像情報の領域内にコード情
報あるいは暗号化されたコード情報が記録されているこ
とを特徴とするものである。
ード型記録媒体において、画像情報の領域内にコード情
報あるいは暗号化されたコード情報が記録されているこ
とを特徴とするものである。
【0021】また、第12には、カード型記録媒体であ
って、レーザ光によりコード情報あるいは暗号化された
コード情報を光記録可能な光記録媒体部を有することを
特徴とするものである。
って、レーザ光によりコード情報あるいは暗号化された
コード情報を光記録可能な光記録媒体部を有することを
特徴とするものである。
【0022】また、第13には、上記第9から第12の
構成のカード型記録媒体に記録されたコード情報あるい
は暗号化されたコード情報が、2次元データコードであ
ることを特徴とするものである。
構成のカード型記録媒体に記録されたコード情報あるい
は暗号化されたコード情報が、2次元データコードであ
ることを特徴とするものである。
【0023】また、第14には、上記第9から第13の
構成のカード型記録媒体において、記録されたコード情
報あるいは暗号化されたコード情報が、複数箇所に記載
されていることを特徴とするものである。
構成のカード型記録媒体において、記録されたコード情
報あるいは暗号化されたコード情報が、複数箇所に記載
されていることを特徴とするものである。
【0024】また、第15には、上記第9から第14の
構成のカード型記録媒体において、記録されたコード情
報あるいは暗号化されたコード情報が、2400ドット
/インチ以上の解像度でレーザ記録されていることを特
徴とするものである。
構成のカード型記録媒体において、記録されたコード情
報あるいは暗号化されたコード情報が、2400ドット
/インチ以上の解像度でレーザ記録されていることを特
徴とするものである。
【0025】また、第16には、上記第9から第15の
構成のカード型記録媒体が、さらに、磁気記録媒体を有
していることを特徴とするものである。
構成のカード型記録媒体が、さらに、磁気記録媒体を有
していることを特徴とするものである。
【0026】また、第17には、上記第9から第16の
構成のカード型記録媒体が、さらに、電気的に読出し可
能なデータが格納された集積回路を有していることを特
徴とするものである。
構成のカード型記録媒体が、さらに、電気的に読出し可
能なデータが格納された集積回路を有していることを特
徴とするものである。
【0027】また、第18には、カード型記録媒体の真
偽を識別するカード識別装置であって、カード型記録媒
体に記録されたコード情報あるいは暗号化されたコード
情報を読み取る読取手段と、読取り手段により読み取っ
たコード情報あるいは暗号化されたコード情報によりカ
ード型記録媒体の真偽の判別を行う判別手段と、を備え
ることを特徴とするものである。
偽を識別するカード識別装置であって、カード型記録媒
体に記録されたコード情報あるいは暗号化されたコード
情報を読み取る読取手段と、読取り手段により読み取っ
たコード情報あるいは暗号化されたコード情報によりカ
ード型記録媒体の真偽の判別を行う判別手段と、を備え
ることを特徴とするものである。
【0028】また、第19には、カード型記録媒体の真
偽を識別するカード識別装置であって、上記カード型記
録媒体に記録されたコード情報あるいは暗号化されたコ
ード情報を読み取る第1の読取手段と、上記カード型記
録媒体に設けられた磁気記録媒体、集積回路を含む他の
記録媒体に記録された記録情報を読み取る第2の読取手
段と、第1の読取手段により読み取ったコード情報ある
いは暗号化されたコード情報と、第2の読取手段により
読み取った記録情報とを比較してカード型媒体の真偽の
判別を行う判別手段と、を備えることを特徴とするもの
である。
偽を識別するカード識別装置であって、上記カード型記
録媒体に記録されたコード情報あるいは暗号化されたコ
ード情報を読み取る第1の読取手段と、上記カード型記
録媒体に設けられた磁気記録媒体、集積回路を含む他の
記録媒体に記録された記録情報を読み取る第2の読取手
段と、第1の読取手段により読み取ったコード情報ある
いは暗号化されたコード情報と、第2の読取手段により
読み取った記録情報とを比較してカード型媒体の真偽の
判別を行う判別手段と、を備えることを特徴とするもの
である。
【0029】
【作用】上記第1の構成におけるカード記録装置におい
ては、カード型記録媒体に転写するレーザ熱転写記録材
を介してカード型記録媒体にレーザ光を照射してコード
情報あるいは暗号化されたコード情報(以下、「カード
情報等」とする)をレーザ熱転写する。すなわち、レー
ザ光を照射する光源手段と、カード型記録媒体を搬送す
る搬送手段と、レーザ光を走査する走査手段とを制御手
段が制御することによりコード情報等を印字していく。
本発明のカード記録装置により印字されたコード情報等
はレーザ光により印字されているので、通常の複写機で
は分解能の点で追従できないことから複写しても情報を
欠落してしまうので、カードの偽造が困難となる。
ては、カード型記録媒体に転写するレーザ熱転写記録材
を介してカード型記録媒体にレーザ光を照射してコード
情報あるいは暗号化されたコード情報(以下、「カード
情報等」とする)をレーザ熱転写する。すなわち、レー
ザ光を照射する光源手段と、カード型記録媒体を搬送す
る搬送手段と、レーザ光を走査する走査手段とを制御手
段が制御することによりコード情報等を印字していく。
本発明のカード記録装置により印字されたコード情報等
はレーザ光により印字されているので、通常の複写機で
は分解能の点で追従できないことから複写しても情報を
欠落してしまうので、カードの偽造が困難となる。
【0030】次に、第2の構成におけるカード記録装置
においては、画像情報をカード型記録媒体上に記録する
画像情報記録手段が設けられているので、この画像情報
記録手段により人物像等の画像情報を記録する。する
と、レーザ熱転写により印字されたコード情報等により
偽造を困難とするとともに、例えば画像情報が人物像で
ある場合に、紛失したカードを他人が使用しようとして
も本人でないことを判別することができる。
においては、画像情報をカード型記録媒体上に記録する
画像情報記録手段が設けられているので、この画像情報
記録手段により人物像等の画像情報を記録する。する
と、レーザ熱転写により印字されたコード情報等により
偽造を困難とするとともに、例えば画像情報が人物像で
ある場合に、紛失したカードを他人が使用しようとして
も本人でないことを判別することができる。
【0031】次に、第3の構成におけるカード記録装置
においては、カード型記録媒体に転写するレーザ熱転写
記録材を介してカード型記録媒体にレーザ光を照射し
て、コード情報等のみならず、人物像等の画像情報もレ
ーザ熱転写して記録する。すなわち、レーザ光を照射す
る光源手段と、カード型記録媒体を搬送する搬送手段
と、レーザ光を走査する走査手段とを制御手段が制御す
ることによりコード情報等及び画像情報を印字してい
く。本発明のカード記録装置により印字されたコード情
報等はレーザ光により印字されているので、通常の複写
機では分解能の点で追従できないことから複写しても情
報を欠落してしまうので、カードの偽造が困難となると
ともに、画像情報が印字されるので例えば画像情報が人
物像である場合には本人でないことが識別できる。ま
た、画像情報がレーザ熱転写記録されるので画像情報が
より鮮明になるとともに、画像情報が鮮明になるので画
像情報の偽造も難しくなる。また、サーマルヘッド等の
別の装置を使用せずにレーザ熱転写のみでコード情報等
と画像情報を記録するので、装置が簡素化され、コスト
の削減になる。
においては、カード型記録媒体に転写するレーザ熱転写
記録材を介してカード型記録媒体にレーザ光を照射し
て、コード情報等のみならず、人物像等の画像情報もレ
ーザ熱転写して記録する。すなわち、レーザ光を照射す
る光源手段と、カード型記録媒体を搬送する搬送手段
と、レーザ光を走査する走査手段とを制御手段が制御す
ることによりコード情報等及び画像情報を印字してい
く。本発明のカード記録装置により印字されたコード情
報等はレーザ光により印字されているので、通常の複写
機では分解能の点で追従できないことから複写しても情
報を欠落してしまうので、カードの偽造が困難となると
ともに、画像情報が印字されるので例えば画像情報が人
物像である場合には本人でないことが識別できる。ま
た、画像情報がレーザ熱転写記録されるので画像情報が
より鮮明になるとともに、画像情報が鮮明になるので画
像情報の偽造も難しくなる。また、サーマルヘッド等の
別の装置を使用せずにレーザ熱転写のみでコード情報等
と画像情報を記録するので、装置が簡素化され、コスト
の削減になる。
【0032】次に、第4の構成におけるカード記録装置
においては、光源手段が単一のレーザ光発光部を有し、
この単一のレーザ光発光部にてコード情報等の印字と画
像情報の印字とを行うので、装置構成が簡単にあるとい
う利点がある。
においては、光源手段が単一のレーザ光発光部を有し、
この単一のレーザ光発光部にてコード情報等の印字と画
像情報の印字とを行うので、装置構成が簡単にあるとい
う利点がある。
【0033】次に、第5の構成におけるカード記録装置
においては、制御手段が、コード情報等を画像情報の領
域内に記録する。コード情報等が画像情報の領域内に記
録されるので、コード情報等の存在が肉眼で分かりにく
くなり、偽造がより困難となる。
においては、制御手段が、コード情報等を画像情報の領
域内に記録する。コード情報等が画像情報の領域内に記
録されるので、コード情報等の存在が肉眼で分かりにく
くなり、偽造がより困難となる。
【0034】次に、第6の構成におけるカード記録装置
においては、光源手段によりカード型記録媒体の光記録
媒体部にコード情報等の光記録を行う。すなわち、レー
ザ光を照射する光源手段と、カード型記録媒体を搬送す
る搬送手段と、レーザ光を走査する走査手段とを制御手
段が制御することにより光記録媒体部に光記録してい
く。本発明においては、光記録によりコード情報等を光
記録により行うので、偽造が困難となる。
においては、光源手段によりカード型記録媒体の光記録
媒体部にコード情報等の光記録を行う。すなわち、レー
ザ光を照射する光源手段と、カード型記録媒体を搬送す
る搬送手段と、レーザ光を走査する走査手段とを制御手
段が制御することにより光記録媒体部に光記録してい
く。本発明においては、光記録によりコード情報等を光
記録により行うので、偽造が困難となる。
【0035】次に、第7の構成におけるカード記録装置
においては、画像情報をカード型記録媒体上に記録する
画像情報記録手段が設けられているので、この画像情報
記録手段により人物像等の画像情報を記録する。する
と、光記録によりコード情報等を記録することにより偽
造を困難とするとともに、例えば画像情報が人物像であ
る場合に、紛失したカードを他人が使用しようとしても
本人でないことを判別することができる。
においては、画像情報をカード型記録媒体上に記録する
画像情報記録手段が設けられているので、この画像情報
記録手段により人物像等の画像情報を記録する。する
と、光記録によりコード情報等を記録することにより偽
造を困難とするとともに、例えば画像情報が人物像であ
る場合に、紛失したカードを他人が使用しようとしても
本人でないことを判別することができる。
【0036】次に、第8の構成におけるカード記録装置
においては、コード情報等が2次元データコードである
ので、1次元データコードに比べてより記録する情報量
を多くすることができる。
においては、コード情報等が2次元データコードである
ので、1次元データコードに比べてより記録する情報量
を多くすることができる。
【0037】次に、第9の構成におけるカード型記録媒
体にあっては、表面にレーザ熱転写によりコード情報等
が印字されているので、通常の複写機では分解能の点で
追従できないことから完全な複写ができず情報が欠落し
てしまうので、カードの偽造を困難とすることができ
る。
体にあっては、表面にレーザ熱転写によりコード情報等
が印字されているので、通常の複写機では分解能の点で
追従できないことから完全な複写ができず情報が欠落し
てしまうので、カードの偽造を困難とすることができ
る。
【0038】また、第10の構成のカード型記録媒体に
あっては、コード情報等のみならず画像情報も記録され
ているので、例えば、画像情報が人物像である場合に、
本人でないことを判別することができる。
あっては、コード情報等のみならず画像情報も記録され
ているので、例えば、画像情報が人物像である場合に、
本人でないことを判別することができる。
【0039】次に、第11の構成のカード型記録媒体に
あっては、コード情報等が画像情報の領域内に記録され
ているので、コード情報等の存在が肉眼で分かりにくく
することができ、偽造をより困難とすることができる。
あっては、コード情報等が画像情報の領域内に記録され
ているので、コード情報等の存在が肉眼で分かりにくく
することができ、偽造をより困難とすることができる。
【0040】次に、第12の構成のカード型記録媒体に
あっては、レーザ光によりコード情報あるいは暗号化さ
れたコード情報を光記録可能な光記録媒体部を有してい
るので、コード情報等をこの光記録媒体部に光記録す
る。本発明のカード型記録媒体では、光記録によりコー
ド情報等を記録するので、より偽造を困難とすることが
できる。
あっては、レーザ光によりコード情報あるいは暗号化さ
れたコード情報を光記録可能な光記録媒体部を有してい
るので、コード情報等をこの光記録媒体部に光記録す
る。本発明のカード型記録媒体では、光記録によりコー
ド情報等を記録するので、より偽造を困難とすることが
できる。
【0041】次に、第13の構成のカード型記録媒体に
あっては、コード情報等が2次元データコードであるの
で、1次元データコードに比べてより記録する情報量を
多くすることができる。
あっては、コード情報等が2次元データコードであるの
で、1次元データコードに比べてより記録する情報量を
多くすることができる。
【0042】次に、第14の構成のカード型記録媒体に
あっては、コード情報等が複数箇所に記載されているの
で、例えば複数のコード情報等のうち2つ以上のコード
情報が一致した場合に、そのコード情報をそのカードの
コード情報とすれば、カードの汚れ等があった場合にも
読取りを保証することができる。
あっては、コード情報等が複数箇所に記載されているの
で、例えば複数のコード情報等のうち2つ以上のコード
情報が一致した場合に、そのコード情報をそのカードの
コード情報とすれば、カードの汚れ等があった場合にも
読取りを保証することができる。
【0043】次に、第15の構成のカード型記録媒体に
あっては、コード情報等が2400ドット/インチの解
像度でレーザ記録されているので、仮にコード情報を読
み取ったとしても一般的な印刷機では印刷することがで
きず、偽造を防止することができる。
あっては、コード情報等が2400ドット/インチの解
像度でレーザ記録されているので、仮にコード情報を読
み取ったとしても一般的な印刷機では印刷することがで
きず、偽造を防止することができる。
【0044】次に、第16の構成のカード型記録媒体に
あっては、磁気記録媒体を有してるので、磁気記録媒体
の情報とレーザ熱転写されたコード情報等の2つが一致
した場合に真性なカードとすれば、コード情報等が偽造
されにくいので、磁気カードの偽造の防止に役立つ。ま
た、磁気記録媒体の情報が破壊された場合にも、コード
情報等から読取りが可能となる。
あっては、磁気記録媒体を有してるので、磁気記録媒体
の情報とレーザ熱転写されたコード情報等の2つが一致
した場合に真性なカードとすれば、コード情報等が偽造
されにくいので、磁気カードの偽造の防止に役立つ。ま
た、磁気記録媒体の情報が破壊された場合にも、コード
情報等から読取りが可能となる。
【0045】次に、第17の構成のカード型記録媒体に
あっては、集積回路を有しているので、上記第16の構
成の場合と同様に集積回路の情報とレーザ熱転写された
コード情報等の2つが一致した場合に真性なカードとす
れば、コード情報等が偽造されにくいので、磁気カード
の偽造の防止に役立つ。また、集積回路の情報が破壊さ
れた場合にも、コード情報等からの読取りが可能とな
る。
あっては、集積回路を有しているので、上記第16の構
成の場合と同様に集積回路の情報とレーザ熱転写された
コード情報等の2つが一致した場合に真性なカードとす
れば、コード情報等が偽造されにくいので、磁気カード
の偽造の防止に役立つ。また、集積回路の情報が破壊さ
れた場合にも、コード情報等からの読取りが可能とな
る。
【0046】次に、第18の構成のカード識別装置にお
いては、読取り手段によりカード型記録媒体に記録され
たコード情報等を読み取り、判別手段により読取手段に
より読み取ったコード情報等によりカード型記録媒体の
真偽の判別を行う。これにより、各店舗等にこのカード
識別装置を設けておけば、偽造カードを即座に判別する
ことができる。
いては、読取り手段によりカード型記録媒体に記録され
たコード情報等を読み取り、判別手段により読取手段に
より読み取ったコード情報等によりカード型記録媒体の
真偽の判別を行う。これにより、各店舗等にこのカード
識別装置を設けておけば、偽造カードを即座に判別する
ことができる。
【0047】次に、第19の構成のカード識別装置にお
いては、第1の読取手段によりカード型記録媒体に記録
されたコード情報等を読み取り、第2の読取手段に他の
記録媒体に記録された記録情報を読み取り、判別手段に
より第1の読取手段により読み取ったコード情報等と第
2の読取手段により読み取った記録情報とを比較してカ
ード型記録媒体の真偽の判別を行う。このカード識別装
置によれば、磁気記録媒体等の他の記録媒体を有し、コ
ード情報が記録されたカード型記録媒体の真偽を容易か
つ確実に識別することができる。
いては、第1の読取手段によりカード型記録媒体に記録
されたコード情報等を読み取り、第2の読取手段に他の
記録媒体に記録された記録情報を読み取り、判別手段に
より第1の読取手段により読み取ったコード情報等と第
2の読取手段により読み取った記録情報とを比較してカ
ード型記録媒体の真偽の判別を行う。このカード識別装
置によれば、磁気記録媒体等の他の記録媒体を有し、コ
ード情報が記録されたカード型記録媒体の真偽を容易か
つ確実に識別することができる。
【0048】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図を用いて説明
する。
する。
【0049】第1実施例. 図1は、カード記録装置と
してのレーザ熱転写カード記録装置を示す斜視図であ
る。
してのレーザ熱転写カード記録装置を示す斜視図であ
る。
【0050】レーザ熱転写カード記録装置は、図1に示
すように、レーザ光23を発射する半導体レーザからな
る光源手段としてのレーザ光源4と、このレーザ光源4
から照射されるレーザ光23を走査する走査機構として
の可動ミラー22と、レーザ熱転写カード2を載置する
搬送機構としての可動テーブル21を有している。そし
て、可動テーブル21は、ほぼ平行に支持された2本の
ねじ棒7、8に螺合されており、ねじ棒7、8は後述す
る搬送モータ9(図2参照)に連結されており、搬送モ
ータ9の回転によりねじ棒7、8がそれぞれ回転するこ
とにより可動テーブル21は矢印A又は矢印B方向に移
動するようになっている。なお、図1において3で示す
ものは、透光性支持基材上に昇華性または溶融性の熱転
写インクが塗布されたレーザ熱転写記録材料である。
すように、レーザ光23を発射する半導体レーザからな
る光源手段としてのレーザ光源4と、このレーザ光源4
から照射されるレーザ光23を走査する走査機構として
の可動ミラー22と、レーザ熱転写カード2を載置する
搬送機構としての可動テーブル21を有している。そし
て、可動テーブル21は、ほぼ平行に支持された2本の
ねじ棒7、8に螺合されており、ねじ棒7、8は後述す
る搬送モータ9(図2参照)に連結されており、搬送モ
ータ9の回転によりねじ棒7、8がそれぞれ回転するこ
とにより可動テーブル21は矢印A又は矢印B方向に移
動するようになっている。なお、図1において3で示す
ものは、透光性支持基材上に昇華性または溶融性の熱転
写インクが塗布されたレーザ熱転写記録材料である。
【0051】また、レーザ熱転写カード記録装置は、図
2に示すように、各部を制御する制御手段10を有して
おり、制御手段10には、前記レーザ光源4、搬送モー
タ9に接続されるとともに、前記可動ミラー22を回転
駆動する駆動モータ11が接続されている。また、上記
レーザ熱転写カード記録装置は、図示しない拡大鏡又は
読取りデバイス等からなるコードの確認部が設けられて
いる。
2に示すように、各部を制御する制御手段10を有して
おり、制御手段10には、前記レーザ光源4、搬送モー
タ9に接続されるとともに、前記可動ミラー22を回転
駆動する駆動モータ11が接続されている。また、上記
レーザ熱転写カード記録装置は、図示しない拡大鏡又は
読取りデバイス等からなるコードの確認部が設けられて
いる。
【0052】次に、本実施例の動作について説明する。
レーザ熱転写カード2を可動テーブル21上に載置し、
レーザ熱転写カード2にレーザ熱転写記録材料3を密着
させ、可動テーブル21を搬送モータ9の駆動力により
矢印AまたはB方向に移動させながら、レーザ光源4よ
りレーザ光23を照射する。この際、レーザ光23は印
字データに従って制御手段10により制御されると共に
可動テーブル21を駆動する搬送モータ9及び可動ミラ
ー22を回転駆動する駆動モータ11もこれに同期して
制御される。なお、レーザ光源4として出力10mW、
波長830nmのシングルモードのものを使用し、レー
ザ熱転写記録材料3上でスポット径約6μmとなるよう
に図示しない光学系により設定されている。転写の際の
熱拡散によりドット径は約13μmとなり、図3(b)
に示すように、バーコードを解像度約2000ドット/
インチすなわち一番細い線の幅及び間隔を約13μmで
印字できる。
レーザ熱転写カード2を可動テーブル21上に載置し、
レーザ熱転写カード2にレーザ熱転写記録材料3を密着
させ、可動テーブル21を搬送モータ9の駆動力により
矢印AまたはB方向に移動させながら、レーザ光源4よ
りレーザ光23を照射する。この際、レーザ光23は印
字データに従って制御手段10により制御されると共に
可動テーブル21を駆動する搬送モータ9及び可動ミラ
ー22を回転駆動する駆動モータ11もこれに同期して
制御される。なお、レーザ光源4として出力10mW、
波長830nmのシングルモードのものを使用し、レー
ザ熱転写記録材料3上でスポット径約6μmとなるよう
に図示しない光学系により設定されている。転写の際の
熱拡散によりドット径は約13μmとなり、図3(b)
に示すように、バーコードを解像度約2000ドット/
インチすなわち一番細い線の幅及び間隔を約13μmで
印字できる。
【0053】このようにして印字を行うと、図3(a)
に示すように、コード情報等29、すなわち、コード情
報あるいは暗号化されたコード情報がレーザ熱転写カー
ド2に印字される。なお、30は予め印刷された画像等
である。また、レーザ熱転写記録材料3としてシアン、
マゼンダ、イエローの内1つだけを使用すると、単色カ
ラー(モノカラー)となり、シアン、マゼンダ、イエロ
ーと順次にレーザ熱転写記録材料3を取り替えた後に重
ね書きを行えば、フルカラーの印字も可能である。印字
されたコード情報等が正しく印字されたかどうかを上記
拡大鏡又は確認部により確認する。
に示すように、コード情報等29、すなわち、コード情
報あるいは暗号化されたコード情報がレーザ熱転写カー
ド2に印字される。なお、30は予め印刷された画像等
である。また、レーザ熱転写記録材料3としてシアン、
マゼンダ、イエローの内1つだけを使用すると、単色カ
ラー(モノカラー)となり、シアン、マゼンダ、イエロ
ーと順次にレーザ熱転写記録材料3を取り替えた後に重
ね書きを行えば、フルカラーの印字も可能である。印字
されたコード情報等が正しく印字されたかどうかを上記
拡大鏡又は確認部により確認する。
【0054】以上のようにレーザ熱転写によりコード情
報等29をカード表面に記録すれば、このレーザ熱転写
カード2が、コピー機等でコピーされた場合、コピー機
の分解能はレーザ熱転写の分解能に対応できず、図3
(c)に示すような濃度分布となってしまう。これによ
り、光学的な読取り手段によりコード情報等29を読取
った場合、正常なカードであれば正常に情報を容易に読
取れるが、偽造カード等であれば異常な値となりカード
の真偽を容易に判別し得る。また、単に偽造か否かを判
別するだけならば、倍率100倍の光学顕微鏡等により
拡大するだけでカードの真偽を判別し得る。なお、上述
実施例においては、バーコードを印字した例を示した
が、「0」と「1」とのディジタルデータの羅列でコー
ドを示してもよい。以上のように、レーザ熱転写により
コード情報を記録すると、偽造できない情報を安価な材
料で任意の媒体に記録できる。また、バーコードで表し
たコード情報は、幾何学的で単純なデジタル情報で形成
されるので、実用上読み取りやすく信頼性が高いという
利点がある。
報等29をカード表面に記録すれば、このレーザ熱転写
カード2が、コピー機等でコピーされた場合、コピー機
の分解能はレーザ熱転写の分解能に対応できず、図3
(c)に示すような濃度分布となってしまう。これによ
り、光学的な読取り手段によりコード情報等29を読取
った場合、正常なカードであれば正常に情報を容易に読
取れるが、偽造カード等であれば異常な値となりカード
の真偽を容易に判別し得る。また、単に偽造か否かを判
別するだけならば、倍率100倍の光学顕微鏡等により
拡大するだけでカードの真偽を判別し得る。なお、上述
実施例においては、バーコードを印字した例を示した
が、「0」と「1」とのディジタルデータの羅列でコー
ドを示してもよい。以上のように、レーザ熱転写により
コード情報を記録すると、偽造できない情報を安価な材
料で任意の媒体に記録できる。また、バーコードで表し
たコード情報は、幾何学的で単純なデジタル情報で形成
されるので、実用上読み取りやすく信頼性が高いという
利点がある。
【0055】第2実施例. 図4(a)は、第2実施例
に係るレーザ熱転写カード記録装置を示す概略構成図で
あり、図4(c)はそのブロック図である。なお、図1
と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
に係るレーザ熱転写カード記録装置を示す概略構成図で
あり、図4(c)はそのブロック図である。なお、図1
と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0056】レーザ熱転写カード記録装置は、左右にレ
ーザ熱転写カード2を挟持しながら搬送する搬送機構と
しての1対のローラ26を有しており、かつ、レーザ光
源4を摺動させてレーザ光を走査する走査機構としての
スライド機構27を有している。更に、レーザ熱転写カ
ード記録装置は、人物像等の画像情報を読み取る画像情
報読取手段12を有しており、画像情報読取手段12に
は、読み取った人物像等の画像情報を前記レーザ熱転写
カード2上に記録する画像情報記録手段としてのサーマ
ルヘッド24が接続されている。25は、熱転写に用い
るインクシートであり、3は、上記第1実施例と同様
に、透光性支持基材上に昇華性または溶融性の熱転写イ
ンクが塗布されたレーザ熱転写記録材料である。なお、
本実施例でのレーザ熱転写カード2は、クレジットカー
ドであるものとする。
ーザ熱転写カード2を挟持しながら搬送する搬送機構と
しての1対のローラ26を有しており、かつ、レーザ光
源4を摺動させてレーザ光を走査する走査機構としての
スライド機構27を有している。更に、レーザ熱転写カ
ード記録装置は、人物像等の画像情報を読み取る画像情
報読取手段12を有しており、画像情報読取手段12に
は、読み取った人物像等の画像情報を前記レーザ熱転写
カード2上に記録する画像情報記録手段としてのサーマ
ルヘッド24が接続されている。25は、熱転写に用い
るインクシートであり、3は、上記第1実施例と同様
に、透光性支持基材上に昇華性または溶融性の熱転写イ
ンクが塗布されたレーザ熱転写記録材料である。なお、
本実施例でのレーザ熱転写カード2は、クレジットカー
ドであるものとする。
【0057】また、レーザ熱転写カード記録装置は、図
4(c)に示すように、ローラ26を駆動する搬送モー
タ9、スライド機構27を駆動する駆動モータ11を有
しており、レーザ光源4、搬送モータ9及びスライド機
構27は制御手段10に接続されている。そして制御手
段10には画像情報読取手段12とサーマルヘッド24
とが接続されている。
4(c)に示すように、ローラ26を駆動する搬送モー
タ9、スライド機構27を駆動する駆動モータ11を有
しており、レーザ光源4、搬送モータ9及びスライド機
構27は制御手段10に接続されている。そして制御手
段10には画像情報読取手段12とサーマルヘッド24
とが接続されている。
【0058】次に、本実施例の動作について説明する。
レーザ熱転写カード2をローラ26に挟持し、レーザ熱
転写カード2の左側にレーザ熱転写記録材料3を密着さ
せ、かつレーザ熱転写カード2の右側にインクシート2
5を密着させ、ローラ26を図示しないモータの駆動力
により回転させ、レーザ熱転写カード2の左側にレーザ
光23を照射すると共に、レーザ熱転写カード2の右側
に画像情報読取手段12により読み取った人物像等の画
像情報をサーマルヘッドにより記録する。すると、図4
(b)に示すように、レーザ熱転写カード2の左側に
は、コード情報等29がレーザ熱転写され、また、右側
には、人物像等の画像情報28が印字される。なお、3
0はあらかじめ印刷されている画像である。このコード
情報等29には、クレジットカード会社名や個人データ
などが格納されている。
レーザ熱転写カード2をローラ26に挟持し、レーザ熱
転写カード2の左側にレーザ熱転写記録材料3を密着さ
せ、かつレーザ熱転写カード2の右側にインクシート2
5を密着させ、ローラ26を図示しないモータの駆動力
により回転させ、レーザ熱転写カード2の左側にレーザ
光23を照射すると共に、レーザ熱転写カード2の右側
に画像情報読取手段12により読み取った人物像等の画
像情報をサーマルヘッドにより記録する。すると、図4
(b)に示すように、レーザ熱転写カード2の左側に
は、コード情報等29がレーザ熱転写され、また、右側
には、人物像等の画像情報28が印字される。なお、3
0はあらかじめ印刷されている画像である。このコード
情報等29には、クレジットカード会社名や個人データ
などが格納されている。
【0059】クレジットカードとしてのレーザ熱転写カ
ード2を使用する時は、このコード情報等を読取り手段
により読み取ることにより、使用記録が店側に残され
る。仮に、紛失したレーザ熱転写カード2を他人が取得
して不正使用しようとしても、カード表面に人物像が描
かれているので、本人でないことが認識でき、不正使用
を防止できる。また、レーザ熱転写カード2を模倣して
新たに偽造カードを作ろうとしても、コード情報等29
は上述したように複写機等ではコピーできない上、プリ
ンタ等で印字しようとしても現存の機器では解像度が追
従できないため、カードを使用しようとする各店舗にコ
ード情報等の読取り手段を設け、この読取り手段により
コード情報等を読み取ることにより、偽造カードを発見
することができる。
ード2を使用する時は、このコード情報等を読取り手段
により読み取ることにより、使用記録が店側に残され
る。仮に、紛失したレーザ熱転写カード2を他人が取得
して不正使用しようとしても、カード表面に人物像が描
かれているので、本人でないことが認識でき、不正使用
を防止できる。また、レーザ熱転写カード2を模倣して
新たに偽造カードを作ろうとしても、コード情報等29
は上述したように複写機等ではコピーできない上、プリ
ンタ等で印字しようとしても現存の機器では解像度が追
従できないため、カードを使用しようとする各店舗にコ
ード情報等の読取り手段を設け、この読取り手段により
コード情報等を読み取ることにより、偽造カードを発見
することができる。
【0060】なお、上述第2実施例においては、コード
情報等29に比べて印字面積が大きい人物像等の画像情
報28をサーマルヘッド24を用いた熱転写により記録
しており、印字時間が短いという効果がある。人物像等
の画像情報28は、サーマルヘッド24を用いた熱転写
に拘らず、レーザ熱転写、写真のはめ込み、あるいはそ
の他の記録、表示方法で形成してもよい。
情報等29に比べて印字面積が大きい人物像等の画像情
報28をサーマルヘッド24を用いた熱転写により記録
しており、印字時間が短いという効果がある。人物像等
の画像情報28は、サーマルヘッド24を用いた熱転写
に拘らず、レーザ熱転写、写真のはめ込み、あるいはそ
の他の記録、表示方法で形成してもよい。
【0061】また、上述第2実施例においては、コード
情報等29の記録と人物像等の画像情報28の記録とを
同時に行っているが、一方の記録が終了してから他方の
記録を行うようなシーケンシャルに記録を行ってもよ
い。
情報等29の記録と人物像等の画像情報28の記録とを
同時に行っているが、一方の記録が終了してから他方の
記録を行うようなシーケンシャルに記録を行ってもよ
い。
【0062】更に、上述実施例2においては、画像情報
28は人物像だけであるが、文字等を含んでもよいこと
はもちろんである。
28は人物像だけであるが、文字等を含んでもよいこと
はもちろんである。
【0063】第3実施例. 続いて第3実施例について
説明する。図5(a)は、第3実施例に係るレーザ熱転
写カード記録装置を示す概略構成図である。なお、図2
と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
説明する。図5(a)は、第3実施例に係るレーザ熱転
写カード記録装置を示す概略構成図である。なお、図2
と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0064】レーザ熱転写記録装置は、レーザ光23を
発射する2つのレーザ光源4a,4bを有しており、か
つ、上記レーザ光源4a,4bを摺動させて照射される
レーザ光をそれぞれ走査する走査機構としてのスライド
機構27a,27bを有している。また、上記第1実施
例の場合と同様に、ローラ26を駆動する搬送モータ、
スライド機構27a及び27bを駆動する駆動モータを
有するとともに、レーザ光源4、上記搬送モータ及びス
ライド機構を制御する制御手段10を有している。本実
施例の特徴は、人物像等の画像情報もレーザ光源4bに
よりレーザ熱転写して印字されることである。
発射する2つのレーザ光源4a,4bを有しており、か
つ、上記レーザ光源4a,4bを摺動させて照射される
レーザ光をそれぞれ走査する走査機構としてのスライド
機構27a,27bを有している。また、上記第1実施
例の場合と同様に、ローラ26を駆動する搬送モータ、
スライド機構27a及び27bを駆動する駆動モータを
有するとともに、レーザ光源4、上記搬送モータ及びス
ライド機構を制御する制御手段10を有している。本実
施例の特徴は、人物像等の画像情報もレーザ光源4bに
よりレーザ熱転写して印字されることである。
【0065】本実施例の動作について説明すると、搬送
モータによるレーザ熱転写カード2の搬送に同期して、
スライド機構27a,27bによりスライドされるレー
ザ光源4a,4bからそれぞれレーザ光23が発射され
ると、図5(b)に示すように、レーザ熱転写カード2
の右側には人物像等の画像情報28がレーザ熱転写によ
り印字され、レーザ熱転写カード2の左側の下部にはコ
ード情報29がレーザ熱転写により印字される。なお、
30はあらかじめ印刷されている画像である。
モータによるレーザ熱転写カード2の搬送に同期して、
スライド機構27a,27bによりスライドされるレー
ザ光源4a,4bからそれぞれレーザ光23が発射され
ると、図5(b)に示すように、レーザ熱転写カード2
の右側には人物像等の画像情報28がレーザ熱転写によ
り印字され、レーザ熱転写カード2の左側の下部にはコ
ード情報29がレーザ熱転写により印字される。なお、
30はあらかじめ印刷されている画像である。
【0066】本実施例のレーザ熱転写記録装置により印
字されたレーザ熱転写カード2によれば、上記第2実施
例の場合と同様に、仮に、紛失したレーザ熱転写カード
2を他人が取得して不正使用しようとしても、カード表
面に人物像が描かれているので、本人でないことが認識
でき、また、レーザ熱転写カード2を模倣して新たに偽
造カードを作ろうとしても、複写機等のコピーによる偽
造ができないため、不正使用を防止することができる。
字されたレーザ熱転写カード2によれば、上記第2実施
例の場合と同様に、仮に、紛失したレーザ熱転写カード
2を他人が取得して不正使用しようとしても、カード表
面に人物像が描かれているので、本人でないことが認識
でき、また、レーザ熱転写カード2を模倣して新たに偽
造カードを作ろうとしても、複写機等のコピーによる偽
造ができないため、不正使用を防止することができる。
【0067】なお、上述実施例3においては、レーザ光
源4a,4b及びスライド機構27a,27bは同種類
のものを使用したので、上述実施例2に比べて装置構成
が簡素化され、コストの低減になる。また、人物像等の
画像情報28が写真のはめ込み等で作られていると、写
真の入れ替え等により別の人物の写真をはめ込むことも
可能であるが、本実施例では人物像等の画像情報28を
レーザ熱転写記録しているため、一般に作替えが困難で
あると共に、高解像度であるため、画像が鮮明になり人
物等の照会も容易になる。また、下記の第4実施例のレ
ーザ光源が1台の場合に比べて印字速度が速いという利
点もある。
源4a,4b及びスライド機構27a,27bは同種類
のものを使用したので、上述実施例2に比べて装置構成
が簡素化され、コストの低減になる。また、人物像等の
画像情報28が写真のはめ込み等で作られていると、写
真の入れ替え等により別の人物の写真をはめ込むことも
可能であるが、本実施例では人物像等の画像情報28を
レーザ熱転写記録しているため、一般に作替えが困難で
あると共に、高解像度であるため、画像が鮮明になり人
物等の照会も容易になる。また、下記の第4実施例のレ
ーザ光源が1台の場合に比べて印字速度が速いという利
点もある。
【0068】第4実施例. 続いて第4実施例について
説明する。図6(a)は、第4実施例に係るレーザ熱転
写記録装置を示す概略構成図である。なお、図2と同一
構成部分には同一符号を付して説明を省略する。上述第
3実施例においては、2つのレーザ光源4a,4b及び
スライド機構27a,27bにより、人物像等の画像情
報28とコード情報29とを別々にレーザ熱転写により
印字しているが、本実施例においては、1つのレーザ光
源4及びスライド機構27により人物像等の画像情報2
8とコード情報29とをレーザ熱転写により印字するよ
うになっている。これにより、印字時間が多少長くなる
が、レーザ光源4及びスライド機構27は1組で済み、
装置を簡素化してコストダウンを図ることができる。な
お、レーザ熱転写記録装置は、図2と同様の制御手段を
有している。
説明する。図6(a)は、第4実施例に係るレーザ熱転
写記録装置を示す概略構成図である。なお、図2と同一
構成部分には同一符号を付して説明を省略する。上述第
3実施例においては、2つのレーザ光源4a,4b及び
スライド機構27a,27bにより、人物像等の画像情
報28とコード情報29とを別々にレーザ熱転写により
印字しているが、本実施例においては、1つのレーザ光
源4及びスライド機構27により人物像等の画像情報2
8とコード情報29とをレーザ熱転写により印字するよ
うになっている。これにより、印字時間が多少長くなる
が、レーザ光源4及びスライド機構27は1組で済み、
装置を簡素化してコストダウンを図ることができる。な
お、レーザ熱転写記録装置は、図2と同様の制御手段を
有している。
【0069】本実施例のレーザ熱転写記録装置の動作に
ついて説明すると、レーザ熱転写カード2の搬送に同期
してスライド機構27によりスライドされるレーザ光源
4からレーザ光23が発射されると、図6(b)に示す
ように、レーザ熱転写カード2の右側には人物像等の画
像情報28がレーザ熱転写により印字され、レーザ熱転
写カード2の左側の下部にはコード情報29がレーザ熱
転写により印字される。なお、30はあらかじめ印刷さ
れている画像である。
ついて説明すると、レーザ熱転写カード2の搬送に同期
してスライド機構27によりスライドされるレーザ光源
4からレーザ光23が発射されると、図6(b)に示す
ように、レーザ熱転写カード2の右側には人物像等の画
像情報28がレーザ熱転写により印字され、レーザ熱転
写カード2の左側の下部にはコード情報29がレーザ熱
転写により印字される。なお、30はあらかじめ印刷さ
れている画像である。
【0070】本実施例のレーザ熱転写記録装置により印
字されたレーザ熱転写カード2によれば、上記第2実施
例及び第3実施例の場合と同様に、紛失したレーザ熱転
写カード2を他人が取得して不正使用しようとしても、
カード表面に人物像が描かれているので本人でないこと
が認識でき、また、レーザ熱転写カード2を模倣して新
たに偽造カードを作ろうとしても、複写機等のコピーに
よる偽造ができないため、不正使用を防止することがで
きる。また、人物像等の画像情報28については、写真
の入れ替え等により別の人物の写真をはめ込むことも可
能であるが、本実施例では人物像等の画像情報28をレ
ーザ熱転写記録しているため、上記第3実施例と同様
に、一般に作替えが困難であると共に、画像が鮮明にな
り人物等の照会も容易になるという利点がある。
字されたレーザ熱転写カード2によれば、上記第2実施
例及び第3実施例の場合と同様に、紛失したレーザ熱転
写カード2を他人が取得して不正使用しようとしても、
カード表面に人物像が描かれているので本人でないこと
が認識でき、また、レーザ熱転写カード2を模倣して新
たに偽造カードを作ろうとしても、複写機等のコピーに
よる偽造ができないため、不正使用を防止することがで
きる。また、人物像等の画像情報28については、写真
の入れ替え等により別の人物の写真をはめ込むことも可
能であるが、本実施例では人物像等の画像情報28をレ
ーザ熱転写記録しているため、上記第3実施例と同様
に、一般に作替えが困難であると共に、画像が鮮明にな
り人物等の照会も容易になるという利点がある。
【0071】第5実施例. 続いて第5実施例について
説明する。上述実施例2から実施例4においては、人物
像等の画像情報28とコード情報等29とはレーザ熱転
写カード2の異なる領域に印字されていたが、本実施例
では、図7に示すように、コード情報等29を人物像等
の画像情報28の領域内に記録することが特徴である。
本実施例のレーザ熱転写記録装置の構成は、上記第3実
施例及び第4実施例と同様であるが、搬送モータと駆動
モータとレーザ光源を制御する制御手段は、コード情報
等29を人物像等の画像情報28の領域内に記録するよ
うに制御する。このようにすると、コード情報等29の
存在が肉眼で分かりにくくなり、よりいっそう偽造し難
くなる。
説明する。上述実施例2から実施例4においては、人物
像等の画像情報28とコード情報等29とはレーザ熱転
写カード2の異なる領域に印字されていたが、本実施例
では、図7に示すように、コード情報等29を人物像等
の画像情報28の領域内に記録することが特徴である。
本実施例のレーザ熱転写記録装置の構成は、上記第3実
施例及び第4実施例と同様であるが、搬送モータと駆動
モータとレーザ光源を制御する制御手段は、コード情報
等29を人物像等の画像情報28の領域内に記録するよ
うに制御する。このようにすると、コード情報等29の
存在が肉眼で分かりにくくなり、よりいっそう偽造し難
くなる。
【0072】また、コード情報等29は、MAX濃度
(イエロー、マゼンダ、シアンの3色とも255階調)
で印字され、しかもその周囲1mm以内の人物像等の画
像情報28の濃度が3色とも128階長以下である部分
に印字され、読取り手段による識別間違いの防止を図っ
ている。更に、コード情報等29は、人物像等の画像情
報28を記録した上に重ねて記録してもよいし、人物像
等の画像情報のコード情報を重ねる部分のデータを予め
コード情報に置き換えて人物像等の画像情報を印字する
ようにすると、コード情報を重ねて印字する手間を省略
できる。
(イエロー、マゼンダ、シアンの3色とも255階調)
で印字され、しかもその周囲1mm以内の人物像等の画
像情報28の濃度が3色とも128階長以下である部分
に印字され、読取り手段による識別間違いの防止を図っ
ている。更に、コード情報等29は、人物像等の画像情
報28を記録した上に重ねて記録してもよいし、人物像
等の画像情報のコード情報を重ねる部分のデータを予め
コード情報に置き換えて人物像等の画像情報を印字する
ようにすると、コード情報を重ねて印字する手間を省略
できる。
【0073】第6実施例. 続いて、第6実施例につい
て説明する。図8(a)は、第6実施例に係るレーザ熱
転写記録装置を示す概略構成図である。なお、図6と同
一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。レー
ザ熱転写カード2の表面の一部には、書換えができない
光記録媒体部31が形成されており、光記録媒体部31
は、コンパクトディスク(CD)等に使用されているも
のと同じように、レーザ光を照射することにより光記録
が可能なように構成されている。
て説明する。図8(a)は、第6実施例に係るレーザ熱
転写記録装置を示す概略構成図である。なお、図6と同
一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。レー
ザ熱転写カード2の表面の一部には、書換えができない
光記録媒体部31が形成されており、光記録媒体部31
は、コンパクトディスク(CD)等に使用されているも
のと同じように、レーザ光を照射することにより光記録
が可能なように構成されている。
【0074】本実施例におけるレーザ熱転写記録装置は
図5(a)と同様の構成であり、図8(a)に示すよう
に、2台のレーザ光源4a及び4bと2台のスライド機
構27a及び27bとローラ26とを有し、搬送モータ
と駆動モータとレーザ光源を制御する制御手段は、レー
ザ光源4aを光記録媒体部31にコード情報等29を光
記録するように制御する。このコード情報29にはクレ
ジットカード会社名や個人データなどが格納されてい
る。また、レーザ光源4bは、第3実施例と同様に人物
像等の画像情報28をレーザ熱転写する。つまり、光記
録媒体部31へのコード情報等29の記録と、レーザ熱
転写カード2表面への人物像等の画像情報28のレーザ
熱転写とを別々に行うようにしている。このようにする
ことにより、下記の第7実施例に比べて、記録時間を短
縮できるともに、それぞれ最適な印字条件を実現し易く
なる。
図5(a)と同様の構成であり、図8(a)に示すよう
に、2台のレーザ光源4a及び4bと2台のスライド機
構27a及び27bとローラ26とを有し、搬送モータ
と駆動モータとレーザ光源を制御する制御手段は、レー
ザ光源4aを光記録媒体部31にコード情報等29を光
記録するように制御する。このコード情報29にはクレ
ジットカード会社名や個人データなどが格納されてい
る。また、レーザ光源4bは、第3実施例と同様に人物
像等の画像情報28をレーザ熱転写する。つまり、光記
録媒体部31へのコード情報等29の記録と、レーザ熱
転写カード2表面への人物像等の画像情報28のレーザ
熱転写とを別々に行うようにしている。このようにする
ことにより、下記の第7実施例に比べて、記録時間を短
縮できるともに、それぞれ最適な印字条件を実現し易く
なる。
【0075】上記のように光記録及びレーザ熱転写によ
り画像情報が印字されたレーザ熱転写カード2において
光記録媒体部31に光記録されたコード情報等29の内
容はCDプレーヤー等と同様の方式により読み取る。こ
のコード情報等29の読取りによりカードの真偽を判別
できる。本実施例のレーザ熱転写カード2によれば、上
記第2実施例から第5実施例の場合と同様に、カード表
面に人物像が描かれているので本人でないことが確認で
きる。また、レーザ熱転写カード2には光記録媒体部3
1が設けられ、コード情報等29を光記録するので、模
倣して新たに偽造カードを作ろうとしても、偽造ができ
ないため不正使用を防止することができる。光記録媒体
部31は書換え可能なタイプのものとしてもよいが、書
換えができないタイプのものとすることによりより偽造
を防止できる効果がある。
り画像情報が印字されたレーザ熱転写カード2において
光記録媒体部31に光記録されたコード情報等29の内
容はCDプレーヤー等と同様の方式により読み取る。こ
のコード情報等29の読取りによりカードの真偽を判別
できる。本実施例のレーザ熱転写カード2によれば、上
記第2実施例から第5実施例の場合と同様に、カード表
面に人物像が描かれているので本人でないことが確認で
きる。また、レーザ熱転写カード2には光記録媒体部3
1が設けられ、コード情報等29を光記録するので、模
倣して新たに偽造カードを作ろうとしても、偽造ができ
ないため不正使用を防止することができる。光記録媒体
部31は書換え可能なタイプのものとしてもよいが、書
換えができないタイプのものとすることによりより偽造
を防止できる効果がある。
【0076】第7実施例. 続いて第7実施例について
説明する。本実施例においても、上記第6実施例と同様
に、レーザ熱転写カード2に設けられた光記録媒体部3
1にコード情報等29を光記録するとともに、レーザ熱
転写カード2の表面へ人物像等の画像情報28をレーザ
熱転写により印字するものである。本実施例では、1つ
のレーザ光源4が設けられ、光記録媒体部31へのコー
ド情報等29の記録と、レーザ熱転写カード2表面への
人物像等の画像情報28のレーザ熱転写とを同一のレー
ザ光源4によって行うことが特徴である。このように構
成することにより、装置構成を簡略化でき、コストの低
減を図ることができる。なお、レーザ光源4の走査は人
物像等の画像情報28及びコード情報29をカバーする
範囲を一度に行ってもよいし、先に人物像等の画像情報
28の部分を行った後にコード情報29の部分を行って
もよい。
説明する。本実施例においても、上記第6実施例と同様
に、レーザ熱転写カード2に設けられた光記録媒体部3
1にコード情報等29を光記録するとともに、レーザ熱
転写カード2の表面へ人物像等の画像情報28をレーザ
熱転写により印字するものである。本実施例では、1つ
のレーザ光源4が設けられ、光記録媒体部31へのコー
ド情報等29の記録と、レーザ熱転写カード2表面への
人物像等の画像情報28のレーザ熱転写とを同一のレー
ザ光源4によって行うことが特徴である。このように構
成することにより、装置構成を簡略化でき、コストの低
減を図ることができる。なお、レーザ光源4の走査は人
物像等の画像情報28及びコード情報29をカバーする
範囲を一度に行ってもよいし、先に人物像等の画像情報
28の部分を行った後にコード情報29の部分を行って
もよい。
【0077】第8実施例. 続いて第8実施例について
説明する。本実施例におけるレーザ熱転写記録装置は、
上記実施例と同様にレーザ光源によりレーザ熱転写して
コード情報等を印字する構成である。上記各実施例で印
字されるコード情報等29は1次元コード(一般的なバ
ーコード)であるところ、搬送モータと駆動モータとレ
ーザ光源とを制御する制御手段が、コード情報等として
2次元コードを印字するように制御する。
説明する。本実施例におけるレーザ熱転写記録装置は、
上記実施例と同様にレーザ光源によりレーザ熱転写して
コード情報等を印字する構成である。上記各実施例で印
字されるコード情報等29は1次元コード(一般的なバ
ーコード)であるところ、搬送モータと駆動モータとレ
ーザ光源とを制御する制御手段が、コード情報等として
2次元コードを印字するように制御する。
【0078】図10(a)は、本実施例のレーザ熱転写
記録装置により2次元コードが印字されたレーザ熱転写
カードを示す図である。すなわち、図10(b)に詳示
するように、白または黒の矩形が縦横に配置されたコー
ドによりコード情報29aが構成されている。この場合
も、幾何学的で単純なデジタル情報で形成されるので、
実用上読み取りやすく信頼性が高いという利点がある。
また、2次元コードの場合、単位面積当たりの情報量が
大きくできるという効果がある。また、例えばコードの
記録を濃度0(白)、半分(灰色)、最大(黒)の3段
階にした場合は、更に情報量を多くできる。
記録装置により2次元コードが印字されたレーザ熱転写
カードを示す図である。すなわち、図10(b)に詳示
するように、白または黒の矩形が縦横に配置されたコー
ドによりコード情報29aが構成されている。この場合
も、幾何学的で単純なデジタル情報で形成されるので、
実用上読み取りやすく信頼性が高いという利点がある。
また、2次元コードの場合、単位面積当たりの情報量が
大きくできるという効果がある。また、例えばコードの
記録を濃度0(白)、半分(灰色)、最大(黒)の3段
階にした場合は、更に情報量を多くできる。
【0079】一方、1次元コード(一般的なバーコー
ド)では、2次元コードに比べて単位面積当たりの情報
量が小さいが、ある一部のコードが欠けても復元性が高
い、すなわち読取り精度が高いという効果がある。
ド)では、2次元コードに比べて単位面積当たりの情報
量が小さいが、ある一部のコードが欠けても復元性が高
い、すなわち読取り精度が高いという効果がある。
【0080】第9実施例. 続いて第9実施例について
説明する。図11(a)は、本実施例におけるレーザ熱
転写カードを示す図であり、図11(b)は、その要部
拡大図である。
説明する。図11(a)は、本実施例におけるレーザ熱
転写カードを示す図であり、図11(b)は、その要部
拡大図である。
【0081】本実施例においては、コード情報29bが
4個の1次元コード、例えばバーコードにより構成され
ている。これは、上記各実施例において説明したレーザ
熱転写記録装置によりレーザ熱転写カードに記録する。
4個の1次元コード、例えばバーコードにより構成され
ている。これは、上記各実施例において説明したレーザ
熱転写記録装置によりレーザ熱転写カードに記録する。
【0082】上記4個の1次元コードには同一の情報が
印字されており、コード情報29bを読み取る際に、全
てのバーコードの情報を読み取り、それらの内の少なく
とも2個以上が一致したコードをこのカードのコード情
報29bと判断するようにしている。これにより、コー
ド情報29bが汚れた場合に、読取りが欠落したり間違
ったりすることを防止でき、より信頼性を向上する。
印字されており、コード情報29bを読み取る際に、全
てのバーコードの情報を読み取り、それらの内の少なく
とも2個以上が一致したコードをこのカードのコード情
報29bと判断するようにしている。これにより、コー
ド情報29bが汚れた場合に、読取りが欠落したり間違
ったりすることを防止でき、より信頼性を向上する。
【0083】なお、コード情報29bを比較的に集中し
た箇所に4個のバーコードを印字しているが、カード2
の全体に分散して印字してもよい。また、本実施例にお
いては、コード情報は全て同一のバーコードを印字した
が、真の情報と異なるいわゆるダミーを印字しておいて
もよい。このようにした場合、偽造等に対する安全性が
より高くなるという効果がある。
た箇所に4個のバーコードを印字しているが、カード2
の全体に分散して印字してもよい。また、本実施例にお
いては、コード情報は全て同一のバーコードを印字した
が、真の情報と異なるいわゆるダミーを印字しておいて
もよい。このようにした場合、偽造等に対する安全性が
より高くなるという効果がある。
【0084】第10実施例. 次に、第10実施例につ
いて説明する。本実施例におけるレーザ熱転写カードに
おいては、図12に示すように、コード情報29cが2
540ドット/インチ以上の解像度でレーザ熱転写記録
されたバーコードにより構成されていることが特徴であ
る。これにより、最も細い線は幅約10μmで記録され
ることになる。このコード情報29cの印字は、上記各
実施例におけるレーザ熱転写記録装置により行われる
が、レーザ光源として2540ドット/インチ以上の解
像度のものが使用されることになる。
いて説明する。本実施例におけるレーザ熱転写カードに
おいては、図12に示すように、コード情報29cが2
540ドット/インチ以上の解像度でレーザ熱転写記録
されたバーコードにより構成されていることが特徴であ
る。これにより、最も細い線は幅約10μmで記録され
ることになる。このコード情報29cの印字は、上記各
実施例におけるレーザ熱転写記録装置により行われる
が、レーザ光源として2540ドット/インチ以上の解
像度のものが使用されることになる。
【0085】本実施例によるレーザ熱転写カードによれ
ば、上記各実施例における2000ドット/インチ程度
の解像度であれば複写機による複写は不可能であるとこ
ろ印刷機で印字することは不可能とはいえないが、25
40ドット/インチ以上の解像度であれば、通常のプリ
ンタ等では実現できない解像度であり、複写機等でコピ
ーできないのはもちろんであり、印刷機等(通常、解像
度は最大でも2400ドット/インチ程度)によっても
記録することができず、偽造防止効果がある。
ば、上記各実施例における2000ドット/インチ程度
の解像度であれば複写機による複写は不可能であるとこ
ろ印刷機で印字することは不可能とはいえないが、25
40ドット/インチ以上の解像度であれば、通常のプリ
ンタ等では実現できない解像度であり、複写機等でコピ
ーできないのはもちろんであり、印刷機等(通常、解像
度は最大でも2400ドット/インチ程度)によっても
記録することができず、偽造防止効果がある。
【0086】第11実施例. 続いて第11実施例につ
いて説明する。本実施例におけるレーザ熱転写カード2
においては、図13に示すように、上記各実施例にて説
明したレーザ熱転写記録装置により印字されたコード情
報等29が印字されるとともに、さらに、裏面に磁気記
録媒体32が塗布されている。コード情報等29は、2
500ドット/インチの高解像度で記録されている。上
記磁気記録媒体32とコード情報等29とは同一の情報
が格納されている。
いて説明する。本実施例におけるレーザ熱転写カード2
においては、図13に示すように、上記各実施例にて説
明したレーザ熱転写記録装置により印字されたコード情
報等29が印字されるとともに、さらに、裏面に磁気記
録媒体32が塗布されている。コード情報等29は、2
500ドット/インチの高解像度で記録されている。上
記磁気記録媒体32とコード情報等29とは同一の情報
が格納されている。
【0087】本実施例におけるレーザ熱転写カードは、
磁気記録媒体32に格納されている情報を読み取り、さ
らに、コード情報等29の情報も読み取って、読み取っ
た両方の情報が同一である場合に真性なカードとする。
従って、磁気記録媒体32は比較的偽造されやすいとこ
ろ、コード情報等29は偽造しにくいので、カードの偽
造を効果的に防止できる。特に、現在最も流通している
磁気カードの偽造を防止するのに役立つ。さらに、25
00ドット/インチの高解像度でレーザ熱転写記録され
ているのでより偽造がしにくくなる。また、磁場にカー
ドを近付ける等により磁気記録媒体32に記録されてい
る情報が破壊された場合でも、コード情報等29を読取
ることにより、情報の読取りは可能であり、一応カード
の真偽の判断が可能となる。
磁気記録媒体32に格納されている情報を読み取り、さ
らに、コード情報等29の情報も読み取って、読み取っ
た両方の情報が同一である場合に真性なカードとする。
従って、磁気記録媒体32は比較的偽造されやすいとこ
ろ、コード情報等29は偽造しにくいので、カードの偽
造を効果的に防止できる。特に、現在最も流通している
磁気カードの偽造を防止するのに役立つ。さらに、25
00ドット/インチの高解像度でレーザ熱転写記録され
ているのでより偽造がしにくくなる。また、磁場にカー
ドを近付ける等により磁気記録媒体32に記録されてい
る情報が破壊された場合でも、コード情報等29を読取
ることにより、情報の読取りは可能であり、一応カード
の真偽の判断が可能となる。
【0088】第12実施例. 続いて第12実施例につ
いて説明する。本実施例におけるレーザ熱転写カード2
においては、図14に示すように、上記各実施例にて説
明したレーザ熱転写記録装置により印字されたコード情
報等29が印字されるとともに、さらに、電気的に読出
し可能なデータを格納した集積回路33が搭載されてい
る。コード情報等29は、2500ドット/インチの高
解像度で記録されている。上記集積回路33とコード情
報等29とは同一の情報が格納されている。
いて説明する。本実施例におけるレーザ熱転写カード2
においては、図14に示すように、上記各実施例にて説
明したレーザ熱転写記録装置により印字されたコード情
報等29が印字されるとともに、さらに、電気的に読出
し可能なデータを格納した集積回路33が搭載されてい
る。コード情報等29は、2500ドット/インチの高
解像度で記録されている。上記集積回路33とコード情
報等29とは同一の情報が格納されている。
【0089】本実施例におけるレーザ熱転写カードは、
集積回路33に格納されている情報を読み取り、さら
に、コード情報等29の情報も読み取って、読み取った
両方の情報が同一である場合に真性なカードとする。本
実施例の場合も上記第11実施例の場合と同様に、カー
ドの偽造を効果的に防止できる。さらに、2500ドッ
ト/インチの高解像度でレーザ熱転写記録されているの
でより偽造がしにくくなる。また、静電気等によりIC
カードの集積回路33に格納されている情報が破壊され
た場合でも、コード情報等29を読取ることにより、情
報の読取りは可能であり、一応カードの真偽の判断が可
能となる。
集積回路33に格納されている情報を読み取り、さら
に、コード情報等29の情報も読み取って、読み取った
両方の情報が同一である場合に真性なカードとする。本
実施例の場合も上記第11実施例の場合と同様に、カー
ドの偽造を効果的に防止できる。さらに、2500ドッ
ト/インチの高解像度でレーザ熱転写記録されているの
でより偽造がしにくくなる。また、静電気等によりIC
カードの集積回路33に格納されている情報が破壊され
た場合でも、コード情報等29を読取ることにより、情
報の読取りは可能であり、一応カードの真偽の判断が可
能となる。
【0090】第13実施例. 続いて第13実施例につ
いて説明する。図15は、本実施例に係るレーザ熱転写
カード読取装置を示す概略構成図である。
いて説明する。図15は、本実施例に係るレーザ熱転写
カード読取装置を示す概略構成図である。
【0091】レーザ熱転写カード読取装置は、コード情
報等29を読み取る読取り手段としての読取りデバイス
34を有しており、読取りデバイス34には、読み取っ
たコード情報によりレーザ熱転写カードの真偽の判別を
行う判別手段としての判定部35が接続されている。読
取りデバイス34は、波長780nmの半導体レーザか
らなる発光部とフォトダイオードからなる受光部とから
構成されており、半導体レーザのスポット波直径2μm
であり、解像度10000ドット/インチまで対応でき
る。読取りデバイス34は、反射光の強弱を2値化して
読み取り、その情報は真偽の判別を行う判別部35に送
られる。なお、上記読取りデバイス34は、レーザ熱転
写カード2に熱転写されたコード情報等29だけでな
く、第6、第7実施例におけるような光記録媒体部31
に光記録されたコード情報等を読み取ることも可能であ
る。
報等29を読み取る読取り手段としての読取りデバイス
34を有しており、読取りデバイス34には、読み取っ
たコード情報によりレーザ熱転写カードの真偽の判別を
行う判別手段としての判定部35が接続されている。読
取りデバイス34は、波長780nmの半導体レーザか
らなる発光部とフォトダイオードからなる受光部とから
構成されており、半導体レーザのスポット波直径2μm
であり、解像度10000ドット/インチまで対応でき
る。読取りデバイス34は、反射光の強弱を2値化して
読み取り、その情報は真偽の判別を行う判別部35に送
られる。なお、上記読取りデバイス34は、レーザ熱転
写カード2に熱転写されたコード情報等29だけでな
く、第6、第7実施例におけるような光記録媒体部31
に光記録されたコード情報等を読み取ることも可能であ
る。
【0092】コード情報29は溶融型レーザ熱転写記録
により、解像度2000ドット/インチで黒色の30桁
のバーコードが印字されている。個々のカードには異な
るコードが記録され、特殊な暗号により5000万の有
効な組み合わせがあり、残りは無効である。この判定を
判別部35により行う。例えば、有効なコードを偽造し
ようとしても、上記5000万の有効な組み合わせのい
ずれかに当たる確率は1億分の1程度であり、ある記録
された組み合わせに当たる確率はより小さくなり、偽造
は事実上不可能といえる。この読取りデバイス34は現
在普及しているCDプレーヤーなどの技術が使用できる
ため、安価に構成でき、簡単にカードの真偽を含めた固
有情報の確認が行える。
により、解像度2000ドット/インチで黒色の30桁
のバーコードが印字されている。個々のカードには異な
るコードが記録され、特殊な暗号により5000万の有
効な組み合わせがあり、残りは無効である。この判定を
判別部35により行う。例えば、有効なコードを偽造し
ようとしても、上記5000万の有効な組み合わせのい
ずれかに当たる確率は1億分の1程度であり、ある記録
された組み合わせに当たる確率はより小さくなり、偽造
は事実上不可能といえる。この読取りデバイス34は現
在普及しているCDプレーヤーなどの技術が使用できる
ため、安価に構成でき、簡単にカードの真偽を含めた固
有情報の確認が行える。
【0093】第14実施例. 続いて第14実施例につ
いて説明する。図16は、本実施例におけるレーザ熱転
写カード読取装置を示す概略構成図である。
いて説明する。図16は、本実施例におけるレーザ熱転
写カード読取装置を示す概略構成図である。
【0094】レーザ熱転写カード読取装置は、コード情
報等29を読み取る第1の読取手段としての読取りデバ
イス34と、磁気記録媒体32を読取る第2の読取手段
としての磁気ヘッド36とを有しており、読取りデバイ
ス34及び磁気ヘッド36には、読み取ったコード情報
及び磁気情報によりレーザ熱転写カードの真偽の判別を
行う判別手段としての判別部35が接続されている。上
記読取りデバイス34は、上記第13実施例と同様に、
波長780nmの半導体レーザからなる発光部とフォト
ダイオードからなる受光部とから構成されており、半導
体レーザのスポット波直径2μmであり、解像度100
00ドット/インチまで対応できる。読取りデバイス3
4は、反射光の強弱を2値化して読み取り、その情報は
真偽の判別を行う判別部35に送られる。コード情報等
29は溶融型レーザ熱転写記録により、解像度2000
ドット/インチで黒色の10桁のバーコードが印字され
ているものとする。本実施例のレーザ熱転写カード読取
装置は、上記第11実施例で示したカードの読取りに使
用されるものである。
報等29を読み取る第1の読取手段としての読取りデバ
イス34と、磁気記録媒体32を読取る第2の読取手段
としての磁気ヘッド36とを有しており、読取りデバイ
ス34及び磁気ヘッド36には、読み取ったコード情報
及び磁気情報によりレーザ熱転写カードの真偽の判別を
行う判別手段としての判別部35が接続されている。上
記読取りデバイス34は、上記第13実施例と同様に、
波長780nmの半導体レーザからなる発光部とフォト
ダイオードからなる受光部とから構成されており、半導
体レーザのスポット波直径2μmであり、解像度100
00ドット/インチまで対応できる。読取りデバイス3
4は、反射光の強弱を2値化して読み取り、その情報は
真偽の判別を行う判別部35に送られる。コード情報等
29は溶融型レーザ熱転写記録により、解像度2000
ドット/インチで黒色の10桁のバーコードが印字され
ているものとする。本実施例のレーザ熱転写カード読取
装置は、上記第11実施例で示したカードの読取りに使
用されるものである。
【0095】本実施例においては、磁気ヘッド36によ
り読み出された磁気記録されたカード固有情報と読取り
デバイス34により読取られたコード情報29とを判別
部35へ送り、これらが一致したとき有効なカードであ
ると判定する。従って、一方に不正があってもすぐに検
出でき、確実に不正使用を防止できる。
り読み出された磁気記録されたカード固有情報と読取り
デバイス34により読取られたコード情報29とを判別
部35へ送り、これらが一致したとき有効なカードであ
ると判定する。従って、一方に不正があってもすぐに検
出でき、確実に不正使用を防止できる。
【0096】なお、上述実施例14においては、読取り
デバイス34はレーザ熱転写されたコード情報を読み取
るようになっているが、これに限らず、光記録媒体31
に光記録されたコード情報を読取り可能としてもよい。
デバイス34はレーザ熱転写されたコード情報を読み取
るようになっているが、これに限らず、光記録媒体31
に光記録されたコード情報を読取り可能としてもよい。
【0097】更に、上述実施例14においては、第2の
読取手段として磁気ヘッド36を例にとり説明したが、
これに限らず、集積回路に記録された集積回路情報を読
み取るIC読取手段でもよい。
読取手段として磁気ヘッド36を例にとり説明したが、
これに限らず、集積回路に記録された集積回路情報を読
み取るIC読取手段でもよい。
【0098】また、上述実施例においては、半導体レー
ザからなるレーザ光源は単一のレーザを発射するように
なっていたが、これに限らず、複数のレーザを発射する
マルチビームタイプの半導体レーザを用いてもよい。
ザからなるレーザ光源は単一のレーザを発射するように
なっていたが、これに限らず、複数のレーザを発射する
マルチビームタイプの半導体レーザを用いてもよい。
【0099】そして、上述実施例においては、カードと
して主にクレジットカードの場合について説明したが、
キャッシュカード、メンバーズカード、プリペイドカー
ド、会員証、身分証明書等でもよい。
して主にクレジットカードの場合について説明したが、
キャッシュカード、メンバーズカード、プリペイドカー
ド、会員証、身分証明書等でもよい。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、上記第1の構成に
おけるカード記録装置においては、本発明のカード記録
装置によりカード型記録媒体に印字されたコード情報等
はレーザ光により印字されているので、通常の複写機で
は分解能の点で追従できないことから複写しても情報を
欠落してしまうので、カードの偽造を困難とすることが
できる。
おけるカード記録装置においては、本発明のカード記録
装置によりカード型記録媒体に印字されたコード情報等
はレーザ光により印字されているので、通常の複写機で
は分解能の点で追従できないことから複写しても情報を
欠落してしまうので、カードの偽造を困難とすることが
できる。
【0101】次に、第2の構成におけるカード記録装置
においては、レーザ熱転写により印字されたコード情報
等により偽造を困難とするとともに、例えば画像情報が
人物像である場合に、紛失したカードを他人が使用しよ
うとしても本人でないことを判別することができる。
においては、レーザ熱転写により印字されたコード情報
等により偽造を困難とするとともに、例えば画像情報が
人物像である場合に、紛失したカードを他人が使用しよ
うとしても本人でないことを判別することができる。
【0102】次に、第3の構成におけるカード記録装置
においては、カード記録装置により印字されたコード情
報等はレーザ光により印字されているので、通常の複写
機では分解能の点で追従できないことから複写しても情
報を欠落してしまい、カードの偽造が困難となるととも
に、画像情報が印字されるので例えば画像情報が人物像
である場合には本人でないことが識別できる。また、画
像情報がレーザ熱転写記録されるので画像情報がより鮮
明になるとともに、画像情報が鮮明になるので画像情報
の偽造も難しくなる。また、サーマルヘッド等の別の装
置を使用せずにレーザ熱転写のみでコード情報等と画像
情報を記録するので、装置が簡素化され、コストの削減
になる。
においては、カード記録装置により印字されたコード情
報等はレーザ光により印字されているので、通常の複写
機では分解能の点で追従できないことから複写しても情
報を欠落してしまい、カードの偽造が困難となるととも
に、画像情報が印字されるので例えば画像情報が人物像
である場合には本人でないことが識別できる。また、画
像情報がレーザ熱転写記録されるので画像情報がより鮮
明になるとともに、画像情報が鮮明になるので画像情報
の偽造も難しくなる。また、サーマルヘッド等の別の装
置を使用せずにレーザ熱転写のみでコード情報等と画像
情報を記録するので、装置が簡素化され、コストの削減
になる。
【0103】次に、第4の構成におけるカード記録装置
においては、単一のレーザ光発光部にてコード情報等の
印字と画像情報の印字とを行うので、装置構成が簡単に
あるという利点がある。
においては、単一のレーザ光発光部にてコード情報等の
印字と画像情報の印字とを行うので、装置構成が簡単に
あるという利点がある。
【0104】次に、第5の構成におけるカード記録装置
においては、カード記録装置により記録されたコード情
報等が画像情報の領域内に記録されるので、コード情報
等の存在が肉眼で分かりにくくなり、偽造がより困難と
なる。
においては、カード記録装置により記録されたコード情
報等が画像情報の領域内に記録されるので、コード情報
等の存在が肉眼で分かりにくくなり、偽造がより困難と
なる。
【0105】次に、第6の構成におけるカード記録装置
においては、光記録によりコード情報等を光記録により
行うので、本発明のカード記録装置により光記録された
カードは偽造が困難となる。
においては、光記録によりコード情報等を光記録により
行うので、本発明のカード記録装置により光記録された
カードは偽造が困難となる。
【0106】次に、第7の構成におけるカード記録装置
においては、光記録によりコード情報等を記録すること
により偽造を困難とするとともに、例えば画像情報が人
物像である場合に、紛失したカードを他人が使用しよう
としても本人でないことを判別することができる。
においては、光記録によりコード情報等を記録すること
により偽造を困難とするとともに、例えば画像情報が人
物像である場合に、紛失したカードを他人が使用しよう
としても本人でないことを判別することができる。
【0107】次に、第8の構成におけるカード記録装置
においては、コード情報等が2次元データコードである
ので、1次元データコードに比べてより記録する情報量
を多くすることができる。
においては、コード情報等が2次元データコードである
ので、1次元データコードに比べてより記録する情報量
を多くすることができる。
【0108】次に、第9の構成におけるカード型記録媒
体にあっては、表面にレーザ熱転写によりコード情報等
が印字されているので、通常の複写機では分解能の点で
追従できないことから完全な複写ができず情報が欠落し
てしまうので、カードの偽造を困難とすることができ
る。
体にあっては、表面にレーザ熱転写によりコード情報等
が印字されているので、通常の複写機では分解能の点で
追従できないことから完全な複写ができず情報が欠落し
てしまうので、カードの偽造を困難とすることができ
る。
【0109】また、第10の構成のカード型記録媒体に
あっては、コード情報等のみならず画像情報も記録され
ているので、例えば、画像情報が人物像である場合に、
本人でないことを判別することができる。
あっては、コード情報等のみならず画像情報も記録され
ているので、例えば、画像情報が人物像である場合に、
本人でないことを判別することができる。
【0110】次に、第11の構成のカード型記録媒体に
あっては、コード情報等が画像情報の領域内に記録され
ているので、コード情報等の存在が肉眼で分かりにくく
することができ、偽造をより困難とすることができる。
あっては、コード情報等が画像情報の領域内に記録され
ているので、コード情報等の存在が肉眼で分かりにくく
することができ、偽造をより困難とすることができる。
【0111】次に、第12の構成のカード型記録媒体に
あっては、光記録によりコード情報等を記録するので、
より偽造を困難とすることができる。
あっては、光記録によりコード情報等を記録するので、
より偽造を困難とすることができる。
【0112】次に、第13の構成のカード型記録媒体に
あっては、コード情報等が2次元データコードであるの
で、1次元データコードに比べてより記録する情報量を
多くすることができる。
あっては、コード情報等が2次元データコードであるの
で、1次元データコードに比べてより記録する情報量を
多くすることができる。
【0113】次に、第14の構成のカード型記録媒体に
あっては、コード情報等が複数箇所に記載されているの
で、例えば複数のコード情報等のうち2つ以上のコード
情報が一致した場合に、そのコード情報をそのカードの
コード情報とすれば、カードの汚れ等があった場合にも
読取りを保証することができる。
あっては、コード情報等が複数箇所に記載されているの
で、例えば複数のコード情報等のうち2つ以上のコード
情報が一致した場合に、そのコード情報をそのカードの
コード情報とすれば、カードの汚れ等があった場合にも
読取りを保証することができる。
【0114】次に、第15の構成のカード型記録媒体に
あっては、コード情報等が2400ドット/インチの解
像度でレーザ記録されているので、仮にコード情報を読
み取ったとしても一般的な印刷機では印刷することがで
きず、偽造を防止することができる。
あっては、コード情報等が2400ドット/インチの解
像度でレーザ記録されているので、仮にコード情報を読
み取ったとしても一般的な印刷機では印刷することがで
きず、偽造を防止することができる。
【0115】次に、第16の構成のカード型記録媒体に
あっては、磁気記録媒体の情報とレーザ熱転写されたコ
ード情報等の2つが一致した場合に真性なカードとすれ
ば、コード情報等が偽造されにくいので、磁気カードの
偽造の防止に役立つ。また、磁気記録媒体の情報が破壊
された場合にも、コード情報等から読取りが可能とな
る。
あっては、磁気記録媒体の情報とレーザ熱転写されたコ
ード情報等の2つが一致した場合に真性なカードとすれ
ば、コード情報等が偽造されにくいので、磁気カードの
偽造の防止に役立つ。また、磁気記録媒体の情報が破壊
された場合にも、コード情報等から読取りが可能とな
る。
【0116】次に、第17の構成のカード型記録媒体に
あっては、上記第16の構成の場合と同様に集積回路の
情報とレーザ熱転写されたコード情報等の2つが一致し
た場合に真性なカードとすれば、コード情報等が偽造さ
れにくいので、磁気カードの偽造の防止に役立つ。ま
た、集積回路の情報が破壊された場合にも、コード情報
等からの読取りが可能となる。
あっては、上記第16の構成の場合と同様に集積回路の
情報とレーザ熱転写されたコード情報等の2つが一致し
た場合に真性なカードとすれば、コード情報等が偽造さ
れにくいので、磁気カードの偽造の防止に役立つ。ま
た、集積回路の情報が破壊された場合にも、コード情報
等からの読取りが可能となる。
【0117】次に、第18の構成のカード識別装置にお
いては、カード型記録媒体に記録されたコード情報等を
読み取ってカード型記録媒体の真偽の判別を行うので、
各店舗等にこのカード識別装置を設けておけば、偽造カ
ードを即座に判別することができる。
いては、カード型記録媒体に記録されたコード情報等を
読み取ってカード型記録媒体の真偽の判別を行うので、
各店舗等にこのカード識別装置を設けておけば、偽造カ
ードを即座に判別することができる。
【0118】次に、第19の構成のカード識別装置にお
いては、コード情報等と他の記録媒体の記録情報とを比
較してカード型記録媒体の真偽の判別を行うので、磁気
記録媒体等の他の記録媒体を有し、コード情報が記録さ
れたカード型記録媒体の真偽を容易かつ確実に識別する
ことができる。
いては、コード情報等と他の記録媒体の記録情報とを比
較してカード型記録媒体の真偽の判別を行うので、磁気
記録媒体等の他の記録媒体を有し、コード情報が記録さ
れたカード型記録媒体の真偽を容易かつ確実に識別する
ことができる。
【図1】第1実施例に係るレーザ熱転写カード記録装置
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】第1実施例に係るレーザ熱転写カード記録装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図3】(a)は、第1実施例に係るレーザ熱転写カー
ド記録装置により印字したレーザ熱転写カードを示す説
明図であり、(b)は、レーザ熱転写カード記録装置に
より印字したバーコードの拡大図であり、(c)は、レ
ーザ熱転写カード記録装置により印字したバーコードを
コピーした場合の解像度を示す説明図である。
ド記録装置により印字したレーザ熱転写カードを示す説
明図であり、(b)は、レーザ熱転写カード記録装置に
より印字したバーコードの拡大図であり、(c)は、レ
ーザ熱転写カード記録装置により印字したバーコードを
コピーした場合の解像度を示す説明図である。
【図4】(a)は、第2実施例に係るレーザ熱転写カー
ド記録装置を示す概略構成図であり、(b)は、第2実
施例に係るレーザ熱転写カード記録装置によりバーコー
ドを印字したレーザ熱転写カードを示す説明図であり、
(c)は第2実施例に係るレーザ熱転写カード記録装置
のブロック図である。
ド記録装置を示す概略構成図であり、(b)は、第2実
施例に係るレーザ熱転写カード記録装置によりバーコー
ドを印字したレーザ熱転写カードを示す説明図であり、
(c)は第2実施例に係るレーザ熱転写カード記録装置
のブロック図である。
【図5】(a)は、第3実施例に係るレーザ熱転写カー
ド記録装置を示す概略構成図であり、(b)は、第3実
施例に係るレーザ熱転写カード記録装置によりバーコー
ド印字したレーザ熱転写カードを示す説明図である。
ド記録装置を示す概略構成図であり、(b)は、第3実
施例に係るレーザ熱転写カード記録装置によりバーコー
ド印字したレーザ熱転写カードを示す説明図である。
【図6】(a)は、第4実施例に係るレーザ熱転写カー
ド記録装置を示す概略構成図であり、(b)は、第4実
施例に係るレーザ熱転写カード記録装置によりバーコー
ド印字したレーザ熱転写カードを示す説明図である。
ド記録装置を示す概略構成図であり、(b)は、第4実
施例に係るレーザ熱転写カード記録装置によりバーコー
ド印字したレーザ熱転写カードを示す説明図である。
【図7】第5実施例に係るレーザ熱転写カード記録装置
により印字したレーザ熱転写カードを示す説明図であ
る。
により印字したレーザ熱転写カードを示す説明図であ
る。
【図8】(a)は、第6実施例に係るレーザ熱転写カー
ド記録装置を示す概略構成図であり、(b)は、第6実
施例のレーザ熱転写カード記録装置に使用するレーザ熱
転写カードを示す説明図である。
ド記録装置を示す概略構成図であり、(b)は、第6実
施例のレーザ熱転写カード記録装置に使用するレーザ熱
転写カードを示す説明図である。
【図9】(a)は、第7実施例に係るレーザ熱転写カー
ド記録装置を示す概略構成図であり、(b)は、第7実
施例のレーザ熱転写カード記録装置に使用するレーザ熱
転写カードを示す説明図である。
ド記録装置を示す概略構成図であり、(b)は、第7実
施例のレーザ熱転写カード記録装置に使用するレーザ熱
転写カードを示す説明図である。
【図10】(a)は、第8実施例に係るレーザ熱転写カ
ードを示す説明図であり、(b)は、(a)の部分拡大
図である。
ードを示す説明図であり、(b)は、(a)の部分拡大
図である。
【図11】(a)は、第8実施例に係るレーザ熱転写カ
ードを示す説明図であり、(b)は、(a)の部分拡大
図である。
ードを示す説明図であり、(b)は、(a)の部分拡大
図である。
【図12】第10実施例におけるレーザ熱転写カードの
コード情報を示す説明図である。
コード情報を示す説明図である。
【図13】第11実施例におけるレーザ熱転写カードを
示す説明図である。
示す説明図である。
【図14】第12実施例におけるレーザ熱転写カードを
示す説明図である。
示す説明図である。
【図15】第13実施例に係るレーザ熱転写カード読取
装置を示す構成図である。
装置を示す構成図である。
【図16】第14実施例に係るレーザ熱転写カード読取
装置を示す構成図である。
装置を示す構成図である。
【図17】(a)は、従来のレーザ熱転写カードを示す
図であり、(b)は、従来のレーザ熱転写カード記録装
置を示す斜視図である。
図であり、(b)は、従来のレーザ熱転写カード記録装
置を示す斜視図である。
2 レーザ熱転写カード 3 レーザ熱転写記録材料 4、4a、4b レーザ光源 9 搬送モータ 10 制御手段 11 駆動モータ 12 読取手段 21 可動テーブル 22 可動ミラー 24 サーマルヘッド 26 ローラ 27、27a、27b スライド機構 28 画像情報 29 コード情報等 31 光記録媒体部 32 磁気記録媒体 33 集積回路 34 読取りデバイス 35 判別部 36 磁気ヘッド
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項19】 カード型記録媒体の真偽を識別するカ
ード識別装置であって、 上記カード型記録媒体に記録されたコード情報あるいは
暗号化されたコード情報を読み取る第1の読取手段と、 上記カード型記録媒体に設けられた磁気記録媒体、集積
回路を含む他の記録媒体に記録された記録情報を読み取
る第2の読取手段と、 第1の読取手段により読み取ったコード情報あるいは暗
号化されたコード情報と、第2の読取手段により読み取
った記録情報とを比較してカード型媒体の真偽の判別を
行う判別手段と、 を備えることを特徴とするカード識別装置。 ─────────────────────────────────────────────────────
ード識別装置であって、 上記カード型記録媒体に記録されたコード情報あるいは
暗号化されたコード情報を読み取る第1の読取手段と、 上記カード型記録媒体に設けられた磁気記録媒体、集積
回路を含む他の記録媒体に記録された記録情報を読み取
る第2の読取手段と、 第1の読取手段により読み取ったコード情報あるいは暗
号化されたコード情報と、第2の読取手段により読み取
った記録情報とを比較してカード型媒体の真偽の判別を
行う判別手段と、 を備えることを特徴とするカード識別装置。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項19
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、第4には、上記第3の構成における
光源手段が、単一のレーザ光発光部で構成され、このレ
ーザ光発光部によりコード情報あるいは暗号化されたコ
ード情報と画像情報とをレーザ熱転写することを特徴と
するものである。ここで単一のレーザ光発光部とは、必
ずしもレーザビームが1本とは限らず、レーザビームあ
るいは発光点が複数あっても、それらが一体構造で同一
の動きをするものであれば含まれるものとする。
光源手段が、単一のレーザ光発光部で構成され、このレ
ーザ光発光部によりコード情報あるいは暗号化されたコ
ード情報と画像情報とをレーザ熱転写することを特徴と
するものである。ここで単一のレーザ光発光部とは、必
ずしもレーザビームが1本とは限らず、レーザビームあ
るいは発光点が複数あっても、それらが一体構造で同一
の動きをするものであれば含まれるものとする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B42D 15/10 L A G06K 17/00 S 19/06 G06K 19/00 C
Claims (19)
- 【請求項1】 走査されるレーザ光によりカード型記録
媒体に情報を記録するカード記録装置において、 レーザ光を発射する光源手段と、 透光性支持基材上に昇華性または溶融性の熱転写インク
が塗布され、カード型記録媒体に転写するレーザ熱転写
記録材と、 前記カード型記録媒体を搬送する搬送手段と、 上記レーザ光源から照射されるレーザ光を走査する走査
手段と、 上記カード型記録媒体の表面に、少なくともコード情報
あるいは暗号化されたコード情報をレーザ熱転写するよ
うに、上記光源手段、搬送手段及び走査手段を制御する
制御手段と、 を有することを特徴とするカード記録装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のカード記録装置が、さ
らに、画像情報をカード型記録媒体上に記録する画像情
報記録手段を有することを特徴とするカード記録装置。 - 【請求項3】 走査されるレーザ光によりカード型記録
媒体に情報を記録するカード記録装置において、 レーザ光を発射する光源手段と、 透光性支持基材上に昇華性または溶融性の熱転写インク
が塗布され、カード型記録媒体に転写するレーザ熱転写
記録材と、 前記カード型記録媒体を搬送する搬送手段と、 上記レーザ光源から照射されるレーザ光を走査する走査
手段と、 上記カード型記録媒体の表面に、コード情報あるいは暗
号化されたコード情報と画像情報とをレーザ熱転写する
ように、上記光源手段、搬送手段及び走査手段を制御す
る制御手段と、 を有することを特徴とするカード記録装置。 - 【請求項4】 光源手段が、単一のレーザ光発光部で構
成され、このレーザ光発光部によりコード情報あるいは
暗号化されたコード情報と画像情報とをレーザ熱転写す
ることを特徴とする請求項3に記載のレーザ熱転写カー
ド記録装置。 - 【請求項5】 制御手段が、コード情報あるいは暗号化
されたコード情報を画像情報の領域内に記録することを
特徴とする請求項1又は2又は3又は4に記載のレーザ
熱転写カード記録装置。 - 【請求項6】 走査されるレーザ光によりカード型記録
媒体に情報を記録するカード記録装置において、 レーザ光を発射する光源手段と、 レーザ光により光記録可能な光記録媒体部を有するカー
ド型記録媒体を搬送する搬送手段と、 上記レーザ光源から照射されるレーザ光を走査する走査
手段と、 上記カード型記録媒体の光記録媒体部に、コード情報あ
るいは暗号化されたコード情報を光記録するように、上
記光源手段、搬送手段及び走査手段を制御する制御手段
と、 を有することを特徴とするカード記録装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載のカード記録装置が、さ
らに、画像情報をカード型記録媒体上に記録する画像情
報記録手段を有することを特徴とするカード記録装置。 - 【請求項8】 記録されるコード情報あるいは暗号化さ
れたコード情報が、2次元データコードであることを特
徴とする請求項1から7のいずれかに記載のカード記録
装置。 - 【請求項9】 カード型記録媒体であって、表面にレー
ザ熱転写によりコード情報あるいは暗号化されたコード
情報が記録されていることを特徴とするカード型記録媒
体。 - 【請求項10】 カード型記録媒体の表面に、さらに、
画像情報が記録されていることを特徴とする請求項9に
記載のカード型記録媒体。 - 【請求項11】 画像情報の領域内にコード情報あるい
は暗号化されたコード情報が記録されていることを特徴
とする請求項10に記載のカード型記録媒体。 - 【請求項12】 カード型記録媒体であって、レーザ光
によりコード情報あるいは暗号化されたコード情報を光
記録可能な光記録媒体部を有することを特徴とするカー
ド型記録媒体。 - 【請求項13】 記録されたコード情報あるいは暗号化
されたコード情報が、2次元データコードであることを
特徴とする請求項9から12のいずれかに記載のカード
型記録媒体。 - 【請求項14】 記録されたコード情報あるいは暗号化
されたコード情報が、複数箇所に記載されていることを
特徴とする請求項9から13のいずれかに記載のカード
型記録媒体。 - 【請求項15】 記録されたコード情報あるいは暗号化
されたコード情報が、2400ドット/インチ以上の解
像度でレーザ記録されていることを特徴とする請求項9
から14のいずれかに記載のカード型記録媒体。 - 【請求項16】 カード型記録媒体が、さらに、磁気記
録媒体を有していることを特徴とする請求項9から15
に記載のカード型記録媒体。 - 【請求項17】 カード型記録媒体が、さらに、電気的
に読出し可能なデータが格納された集積回路を有してい
ることを特徴とする請求項9から16に記載のカード型
記録媒体。 - 【請求項18】 カード型記録媒体の真偽を識別するカ
ード識別装置であって、 カード型記録媒体に記録されたコード情報あるいは暗号
化されたコード情報を読み取る読取手段と、 読取り手段により読み取ったコード情報あるいは暗号化
されたコード情報によりカード型記録媒体の真偽の判別
を行う判別手段と、 を備えることを特徴とするカード識別装置。 - 【請求項19】 カード型記録媒体の真偽を識別するカ
ード識別装置であって、 上記カード型記録媒体に記録されたコード情報あるいは
暗号化されたコード情報を読み取る第1の読取手段と、 上記カード型記録媒体に設けられた磁気記録媒体、集積
回路を含む他の記録媒体に記録された記録情報を読み取
る第2の読取手段と、 第1の読取手段により読み取ったコード情報あるいは暗
号化されたコード情報と、第2の読取手段により読み取
った記録情報とを比較してカード型媒体の真偽の判別を
行う判別手段と、 を備えることを特徴とするカード識別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32909393A JPH07186413A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | カード記録装置、カード型記録媒体及びカード識別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32909393A JPH07186413A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | カード記録装置、カード型記録媒体及びカード識別装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07186413A true JPH07186413A (ja) | 1995-07-25 |
Family
ID=18217537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32909393A Pending JPH07186413A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | カード記録装置、カード型記録媒体及びカード識別装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07186413A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000182019A (ja) * | 1998-12-15 | 2000-06-30 | Dainippon Printing Co Ltd | Icカードの識別用データ確認方法 |
JP2005352879A (ja) * | 2004-06-11 | 2005-12-22 | Gijutsu Transfer Service:Kk | 2次元コードによる情報検証システム及び情報検証方法 |
JP2012011630A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Nidec Copal Corp | 紙葉類用レーザマーカ |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP32909393A patent/JPH07186413A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000182019A (ja) * | 1998-12-15 | 2000-06-30 | Dainippon Printing Co Ltd | Icカードの識別用データ確認方法 |
JP2005352879A (ja) * | 2004-06-11 | 2005-12-22 | Gijutsu Transfer Service:Kk | 2次元コードによる情報検証システム及び情報検証方法 |
JP4491285B2 (ja) * | 2004-06-11 | 2010-06-30 | アライ株式会社 | 2次元コードによる情報検証システム及び情報検証方法 |
JP2012011630A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Nidec Copal Corp | 紙葉類用レーザマーカ |
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