JPH0718525U - 茶葉摘採機における摘採茶葉収容袋の装着装置 - Google Patents

茶葉摘採機における摘採茶葉収容袋の装着装置

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JPH0718525U
JPH0718525U JP5179393U JP5179393U JPH0718525U JP H0718525 U JPH0718525 U JP H0718525U JP 5179393 U JP5179393 U JP 5179393U JP 5179393 U JP5179393 U JP 5179393U JP H0718525 U JPH0718525 U JP H0718525U
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鋼司 松村
信哉 寺田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 茶葉摘採機による茶葉収容袋の牽引時に、前
記茶葉摘採機の裾側から頂部側にかけて均一の力が作用
するようにした摘採茶葉収容袋の装着装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 茶葉摘採機2の後部開口に、平面視で略3角
形状の上面板31と下面板32と前記上面板31と下面
板32とを接続する略長方形の側板33とで構成される
茶葉送り出し案内部材3を、上記側板33が茶葉摘採機
2の頂部側の開口端部に位置するように接続して、茶葉
摘採機2の後部開口を裾側の畝間方向に指向させるよう
構成し、該後部開口に茶葉収容袋5を装着した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、茶葉摘採機における摘採茶葉収容袋の装着装置に関し、詳しくは摘 採機の後部開口に装着される茶葉収容袋の後端部を裾側の畝間方向へ変位させる 摘採茶葉収容袋の装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、列状に栽植する茶樹畝より茶葉を摘採する作業として、茶樹畝の形状 に弯曲形成されたバリカン刃を前面に有する摘採機に、その後部開口を覆うよう に略長方形の茶葉収容袋を取付け、該摘採機を、前記茶樹畝の裾側から頂部中央 に至る間を跨ぐように位置させ、前記バリカン刃を茶樹畝の列方向に対し直角に 維持しながら、前記摘採機を茶樹畝に沿って移動させて茶葉を摘採する。そして 、摘採した茶葉を、前記摘採機に設けられている送風機により後方へ吹き出して 前記茶葉収容袋に収容し、該茶葉収容袋を引きずりながら作業する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述の作業過程で、上記茶葉収容袋にある程度の量の茶葉が収容さ れると、その自重により前記茶葉収容袋が裾側の畝間に入り込んでしまう。その ため、該茶葉収容袋で頂部側に支持されている側が引っ張られ、逆に裾側に支持 されている側がたるんでしまい、該茶葉収容袋の牽引のほとんどを上記摘採機の 頂部側で行うことになる。
【0004】 そのため、茶葉を摘採する作業機に、2人で可搬して作業する2人用摘採機や 、摘採機の一方側を走行装置に支持して2人または1人で作業する半自走型の摘 採機を使用した場合、頂部側を支持する作業者のみに大きな負担がかかり、重労 働となる。さらには、1人で作業する全自走型の摘採機を使用した場合には、裾 側と頂部側に作用する力が異なるため、直進性が悪くなってしまい、正確な茶葉 摘採作業が行えないといった問題点が派生する。
【0005】 本考案は、これらの問題を解決すべく案出されたものであり、茶葉摘採機によ る茶葉収容袋の牽引時に、前記茶葉摘採機の裾側から頂部側にかけて均一の力が 作用するようにした摘採茶葉収容袋の装着装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、列状に栽植する茶樹畝の裾側から頂部 中央に至る間を跨ぎ、前面に配置したバリカン刃により摘採された茶葉を後部開 口より送り出し、該後部開口に装着して設けた茶葉収容袋内に収容するようにし た茶葉摘採機において、上記茶葉摘採機の後部開口と、該後部開口に装着される 茶葉収容袋との間に位置して、上記茶葉摘採機の後部開口における幅方向中間位 置より頂部側の開口端部に至る開口領域に、平面視で略3角形状の上面板、下面 板、1辺の側板とで形成された茶葉送り出し案内部材を、上記1辺の側板が頂部 側の開口端部に位置するように介在させて後部開口に茶葉収容袋を装着し、装着 した茶葉収容袋の後端部が裾側の畝間方向に変位するようにしてなることを特徴 とするものである。
【0007】
【作用】
上記構成に基づき、茶葉摘採機の後部開口で、茶葉送り出し案内部材が介在さ れている領域は畝間方向に指向するようになる。その結果、前記茶葉送り出し案 内部材を含む茶葉摘採機の後部開口に装着する茶葉収容袋は、その後端部が畝間 方向に変位するようになり、前記摘採機によって牽引される際に、裾側と頂部側 は共にたるむことなく、ピンと張られた状態で牽引され、茶葉収容袋と摘採機と の装着部分の裾側から頂部側にかけて均等の力が作用するようになる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1は半自走型摘採機に、本考案の摘採茶葉収容袋の装着装置を設けた上面図 で、図2は後面図である。 図において、符号1は茶樹畝を挾んで一方の畝間を自走する走行装置で、符号 2は前記走行装置1に垂直に支持され、前記茶樹畝の裾側から頂部中央に至る間 を跨いで茶葉を摘採する摘採機で、前記一方の畝間を歩行する第1の作業者が前 記走行装置1を操縦し、前記摘採機2の頂部側に備えているハンドル部材20を 、他方の畝間を歩行する第2の作業者が支持して畝列方向へ移動させながら作業 する。
【0009】 前記摘採機2は、図1,図2に示すように、茶樹畝の巾方向へ弯曲して延びる フレーム21,22と、該フレーム21,22の左右端部に配置される側板23 ,24と、左右の側板23,24間に跨って茶樹畝形状に弯曲して架設される底 板25aと、該底板25aに往復スライド可能に支持されるバリカン刃25と、 前記底板25aの後部に連接して、前記摘採機2を茶樹摘採面に案内させる安定 板26とで機枠構成されており、さらに前記フレーム21,22の裾側に送風機 27とエンジン28とが搭載され、前記送風機27には送風ダクト29が連通さ れている。
【0010】 上記構成より、摘採機2は前部に、フレーム22と側板23,24とバリカン 刃25とで、摘採機2に茶葉を取り込む前部開口が形成され、後部にフレーム2 1と側板23,24と底板25aとで、摘採した茶葉を送り出す後部開口が形成 される。そして前記前部開口より取り込んだ茶葉をバリカン刃25で摘採し、該 摘採茶葉を、送風ダクト29より吹き出す風で、前記後部開口より送り出すよう にしている。
【0011】 また、上記摘採機2の後部開口に茶葉収容袋を係止させる手段として、フレー ム21において前記後部開口における幅方向中央位置より畝間側に、袋止め金具 21aが2つ設けられ、また、裾側の側板23には袋止め金具23aが設けられ ており、さらに安定板26にも袋止め金具26aが設けられている。
【0012】 本考案では上記摘採機2の後部開口に茶葉送り出し案内部材3を接続して、摘 採茶葉収容袋の装着装置を構成するようにしている。 この茶葉送り出し案内部材3は、図3に示すように、平面視で略3角形状の上 面板31と下面板32、前記上面板31と下面板32とを接続する略長方形の側 板33とで構成され、凹型のブックスタンドのような形状をしており、プラスチ ック等の軽量材料を用いて形成されている。
【0013】 前記上面板31は、上記フレーム21の弯曲に沿うように屈曲または弯曲(図 中では屈曲)しており、該上面板31の一辺端部には、前記フレーム21に取り 付けるための取付け孔31a,31b,31cが設けられている。また、前記下 面板32は上記底板25aの弯曲に沿うように弯曲しており、略3角形の頂点部 分には、上記安定板26に設けられた袋止め金具26aと接続するための連結金 具32aが設けられている。さらに、前記側板33には、一辺端部に上記摘採機 2の側板24と連結するための連結片33aが設けられており、他辺端部に袋止 め金具33b,33cが設けられている。
【0014】 上記のように構成される茶葉送り出し案内部材3は、上記連結片33aを摘採 機2の頂部側の側板24に連結してネジ止めし、上記上面板31の取付け孔31 a,31b,31cをフレーム21にネジ止めし、また、上記下面板32で、上 記取付け孔31a,31b,31cに対向している辺端部を、上記底板25aと 安定板26との間に挿入させ、上記連結金具32aを安定板26に設けられてい る袋止め金具26aにネジ止めすることで摘採機2の後部開口に接続される。
【0015】 このことから、摘採機2の後部開口に上記茶葉送り出し案内部材3が接続され た領域、すなわち後部開口における幅方向中央位置より頂部側の開口端部に至る 開口領域は、走行装置1が走行する畝間方向に指向するようになる。
【0016】 次に本考案の作用を、図4を用いて説明する。 図4は、図2の中で斜線で示してある領域4、すなわち上記茶葉送り出し案内 部材3を含む茶葉摘採機2の後部開口領域を覆うように茶葉収容袋を装着した状 態を示す図で、装着方法は、空気抜きを行うための網領域5aを有する茶葉収容 袋5の開口部を、茶葉送り出し案内部材3に設けられた袋止め金具33b,33 c、フレーム21に設けられた袋止め金具21a、摘採機2の裾側の側板23に 設けられた袋止め金具23a、安定板26に設けられた袋止め金具26aに係止 することで装着される。
【0017】 上記のように取り付けられた茶葉収容袋5は、たるむことなく、その終端部が 裾側の畝間畝間方向に変位し、走行装置1の走行に伴って、摘採機2により牽引 される。その際、茶葉収容袋1は、たるむ箇所がなくピンと張られた状態で牽引 されるため、摩擦力等で進行方向と反対に作用する力は、上記袋止め金具33b ,33c,21a,23a,26aに均等に負荷する。その結果、従来のように ハンドル部材20を支持する作業者にだけ大きな負担がかかることはなくなる。 また、半自走型摘採機を1人で操作作業する場合、茶樹畝の頂部側に設けられ た袋止め金具が、従来より畝間側に位置するため、茶葉収容袋の交換が楽になる 。
【0018】 尚、上述した実施例では、茶葉送り出し案内部材を、摘採機の後部開口におけ る幅方向中央位置より頂部側の開口端部に至る開口領域に接続した場合で説明し たが、上記茶葉送り出し案内部材を幅方向に延長させるように形成して、摘採機 の後部開口全域に接続してもよい。この場合には、摘採機の後部開口全域が畝間 方向に指向するようになるため、該後部開口に茶葉収容袋を装着して牽引した際 、裾側から頂部側にかけて負荷する力がの均等化が向上される。 また、上述した実施例では、半自走型摘採機に、本考案の摘採茶葉収容袋の装 着装置を設けた場合について説明したが、これに限らず、2人で可搬して作業す る2人用摘採機や1人で作業する全自走型の摘採機に設けてもよい。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、茶葉収容袋を牽引する際に、その負荷力 が摘採機との装着部分である裾側から頂部側にかけて均等に加わるため、1人の 作業者に大きな負担をかけることなく、直進性を保って正確な作業できる。また 、茶葉収容袋の特定箇所のみに負荷がかかることがなくなるため、茶葉収容袋の 耐久性も向上する。
【提出日】平成6年6月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、茶葉摘採機における摘採茶葉収容袋の装着装置に関し、詳しくは摘 採機の後部開口に装着される茶葉収容袋の後端部を裾側の畝間方向へ変位させる 摘採茶葉収容袋の装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、列状に栽植する茶樹畝より茶葉を摘採する作業として、茶樹畝の形状 に弯曲形成された摘採刃を前面に有する摘採機に、その後部開口を覆うように略 長方形の茶葉収容袋を取付け、該摘採機を、前記茶樹畝の裾側から頂部中央に至 る間を跨ぐように位置させ、前記摘採刃を茶樹畝の列方向に対し直角に維持しな がら、前記摘採機を茶樹畝に沿って移動させて茶葉を摘採する。そして、摘採し た茶葉を、前記摘採機に設けられている送風機により後方へ吹き出して前記茶葉 収容袋に収容し、該茶葉収容袋を引きずりながら作業する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述の作業過程で、上記茶葉収容袋にある程度の量の茶葉が収容さ れると、その自重により前記茶葉収容袋が裾側の畝間に入り込んでしまう。その ため、該茶葉収容袋で頂部側に支持されている側が引っ張られ、逆に裾側に支持 されている側がたるんでしまい、該茶葉収容袋の牽引のほとんどを上記摘採機の 頂部側で行うことになる。
【0004】 そのため、茶葉を摘採する作業機に、2人で可搬して作業する2人用摘採機や 、摘採機の一方側を走行装置に支持して2人または1人で作業する半自走型の摘 採機を使用した場合、頂部側を支持する作業者のみに大きな負担がかかり、重労 働となる。さらには、1人で作業する全自走型の摘採機を使用した場合には、裾 側と頂部側に作用する力が異なるため、直進性が悪くなってしまい、正確な茶葉 摘採作業が行えないといった問題点が派生する。
【0005】 本考案は、これらの問題を解決すべく案出されたものであり、茶葉摘採機によ る茶葉収容袋の牽引時に、前記茶葉摘採機の裾側から頂部側にかけて均一の力が 作用するようにした摘採茶葉収容袋の装着装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、列状に栽植する茶樹畝の裾側から頂部 中央に至る間を跨ぎ、前面に配置した摘採刃により摘採された茶葉を後部開口よ り送り出し、該後部開口に装着して設けた茶葉収容袋内に収容するようにした茶 葉摘採機において、上記茶葉摘採機の後部開口と、該後部開口に装着される茶葉 収容袋との間に位置して、上記茶葉摘採機の後部開口における幅方向中間位置よ り頂部側の開口端部に至る開口領域に、平面視で略3角形状の上面板、下面板、 1辺の側板とで形成された茶葉送り出し案内部材を、上記1辺の側板が頂部側の 開口端部に位置するように介在させて後部開口に茶葉収容袋を装着し、装着した 茶葉収容袋の後端部が裾側の畝間方向に変位するようにしてなることを特徴とす るものである。
【0007】
【作用】
上記構成に基づき、茶葉摘採機の後部開口で、茶葉送り出し案内部材が介在さ れている領域は畝間方向に指向するようになる。その結果、前記茶葉送り出し案 内部材を含む茶葉摘採機の後部開口に装着する茶葉収容袋は、その後端部が畝間 方向に変位するようになり、前記摘採機によって牽引される際に、裾側と頂部側 は共にたるむことなく、ピンと張られた状態で牽引され、茶葉収容袋と摘採機と の装着部分の裾側から頂部側にかけて均等の力が作用するようになる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1は半自走型摘採機に、本考案の摘採茶葉収容袋の装着装置を設けた上面図 で、図2は後面図である。 図において、符号1は茶樹畝を挾んで一方の畝間を自走する走行装置で、符号 2は前記走行装置1に垂直に支持され、前記茶樹畝の裾側から頂部中央に至る間 を跨いで茶葉を摘採する摘採機で、前記一方の畝間を歩行する第1の作業者が前 記走行装置1を操縦し、前記摘採機2の頂部側に備えているハンドル部材20を 、他方の畝間を歩行する第2の作業者が支持して畝列方向へ移動させながら作業 する。
【0009】 前記摘採機2は、図1,図2に示すように、茶樹畝の巾方向へ弯曲して延びる フレーム21,22と、該フレーム21,22の左右端部に配置される側板23 ,24と、左右の側板23,24間に跨って茶樹畝形状に弯曲して架設される底 板25aと、該底板25aに往復スライド可能に支持されるバリカン刃25と、 前記底板25aの後部に連接して、前記摘採機2を茶樹摘採面に案内させる安定 板26とで機枠構成されており、さらに前記フレーム21,22の裾側に送風機 27とエンジン28とが搭載され、前記送風機27には送風ダクト29が連通さ れている。
【0010】 上記構成より、摘採機2は前部に、フレーム22と側板23,24とバリカン 刃25とで、摘採機2に茶葉を取り込む前部開口が形成され、後部にフレーム2 1と側板23,24と底板25aとで、摘採した茶葉を送り出す後部開口が形成 される。そして前記前部開口より取り込んだ茶葉をバリカン刃25で摘採し、該 摘採茶葉を、送風ダクト29より吹き出す風で、前記後部開口より送り出すよう にしている。
【0011】 また、上記摘採機2の後部開口に茶葉収容袋を係止させる手段として、フレー ム21において前記後部開口における幅方向中央位置より畝間側に、袋止め金具 21aが2つ設けられ、また、裾側の側板23には袋止め金具23aが設けられ ており、さらに安定板26にも袋止め金具26aが設けられている。
【0012】 本考案では上記摘採機2の後部開口に茶葉送り出し案内部材3を接続して、摘 採茶葉収容袋の装着装置を構成するようにしている。 この茶葉送り出し案内部材3は、図3に示すように、平面視で略3角形状の上 面板31と下面板32、前記上面板31と下面板32とを接続する略長方形の側 板33とで構成され、凹型のブックスタンドのような形状をしており、プラスチ ック等の軽量材料を用いて形成されている。
【0013】 前記上面板31は、上記フレーム21の弯曲に沿うように屈曲または弯曲(図 中では屈曲)しており、該上面板31の一辺端部には、前記フレーム21に取り 付けるための取付け孔31a,31b,31cが設けられている。また、前記下 面板32は上記底板25aの弯曲に沿うように弯曲しており、略3角形の頂点部 分には、上記安定板26に設けられた袋止め金具26aと接続するための連結金 具32aが設けられている。さらに、前記側板33には、一辺端部に上記摘採機 2の側板24と連結するための連結片33aが設けられており、他辺端部に袋止 め金具33b,33cが設けられている。
【0014】 上記のように構成される茶葉送り出し案内部材3は、上記連結片33aを摘採 機2の頂部側の側板24に連結してネジ止めし、上記上面板31の取付け孔31 a,31b,31cをフレーム21にネジ止めし、また、上記下面板32で、上 記取付け孔31a,31b,31cに対向している辺端部を、上記底板25aと 安定板26との間に挿入させ、上記連結金具32aを安定板26に設けられてい る袋止め金具26aにネジ止めすることで摘採機2の後部開口に接続される。
【0015】 このことから、摘採機2の後部開口に上記茶葉送り出し案内部材3が接続され た領域、すなわち後部開口における幅方向中央位置より頂部側の開口端部に至る 開口領域は、走行装置1が走行する畝間方向に指向するようになる。
【0016】 次に本考案の作用を、図4を用いて説明する。 図4は、図2の中で斜線で示してある領域4、すなわち上記茶葉送り出し案内 部材3を含む茶葉摘採機2の後部開口領域を覆うように茶葉収容袋を装着した状 態を示す図で、装着方法は、空気抜きを行うための網領域5aを有する茶葉収容 袋5の開口部を、茶葉送り出し案内部材3に設けられた袋止め金具33b,33 c、フレーム21に設けられた袋止め金具21a、摘採機2の裾側の側板23に 設けられた袋止め金具23a、安定板26に設けられた袋止め金具26aに係止 することで装着される。
【0017】 上記のように取り付けられた茶葉収容袋5は、たるむことなく、その終端部が 裾側の畝間畝間方向に変位し、走行装置1の走行に伴って、摘採機2により牽引 される。その際、茶葉収容袋1は、たるむ箇所がなくピンと張られた状態で牽引 されるため、摩擦力等で進行方向と反対に作用する力は、上記袋止め金具33b ,33c,21a,23a,26aに均等に負荷する。その結果、従来のように ハンドル部材20を支持する作業者にだけ大きな負担がかかることはなくなる。 また、半自走型摘採機を1人で操作作業する場合、茶樹畝の頂部側に設けられ た袋止め金具が、従来より畝間側に位置するため、茶葉収容袋の交換が楽になる 。
【0018】 尚、上述した実施例では、茶葉送り出し案内部材を、摘採機の後部開口におけ る幅方向中央位置より頂部側の開口端部に至る開口領域に接続した場合で説明し たが、上記茶葉送り出し案内部材を幅方向に延長させるように形成して、摘採機 の後部開口全域に接続してもよい。この場合には、摘採機の後部開口全域が畝間 方向に指向するようになるため、該後部開口に茶葉収容袋を装着して牽引した際 、裾側から頂部側にかけて負荷する力がの均等化が向上される。 また、上述した実施例では、半自走型摘採機に、本考案の摘採茶葉収容袋の装 着装置を設けた場合について説明したが、これに限らず、2人で可搬して作業す る2人用摘採機や1人で作業する全自走型の摘採機に設けてもよい。 さらに、上述した実施例では、摘採機の摘採刃としてバリカン刃を用いて説明 したが、これに限らず、シリンダ型回転刃等の他の摘採刃を用いてもよい。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、茶葉収容袋を牽引する際に、その負荷力 が摘採機との装着部分である裾側から頂部側にかけて均等に加わるため、1人の 作業者に大きな負担をかけることなく、直進性を保って正確な作業できる。また 、茶葉収容袋の特定箇所のみに負荷がかかることがなくなるため、茶葉収容袋の 耐久性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る摘採茶葉収容袋の装着
装置を備えた半自走型摘採機を示す平面図
【図2】本考案の一実施例に係る摘採茶葉収容袋の装着
装置を備えた半自走型摘採機を示す後面図
【図3】茶葉送り出し案内部材を示す斜視図
【図4】摘採茶葉収容袋の装着装置に茶葉収容袋を装着
した状態を示す平面図
【符号の説明】
1 走行装置 2 摘採機 20 ハンドル部材 21 フレーム 21a 袋止め金具 22 フレーム 23 側板 23a 袋止め金具 24 側板 25 バリカン刃 25a 底板 26 安定板 26a 袋止め金具 27 送風機 28 エンジン 29 送風ダクト 3 茶葉送り出し案内部材 31 上面板 31a 取付け孔 31b 取付け孔 31c 取付け孔 32 下面板 32a 連結金具 33 側板 33a 連結片 33b 袋止め金具 33c 袋止め金具 4 領域 5 茶葉収容袋 5a 網領域
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 茶葉摘採機における摘採茶葉収容袋の
装着装置
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る摘採茶葉収容袋の装着
装置を備えた半自走型摘採機を 示す平面図
【図2】本考案の一実施例に係る摘採茶葉収容袋の装着
装置を備えた半自走型摘採機を 示す後面図
【図3】茶葉送り出し案内部材を示す斜視図
【図4】摘採茶葉収容袋の装着装置に茶葉収容袋を装着
した状態を示す平面図
【符号の説明】 1 走行装置 2 摘採機 20 ハンドル部材 21 フレーム 21a 袋止め金具 22 フレーム 23 側板 23a 袋止め金具 24 側板 25 バリカン刃 25a 底板 26 安定板 26a 袋止め金具 27 送風機 28 エンジン 29 送風ダクト 3 茶葉送り出し案内部材 31 上面板 31a 取付け孔 31b 取付け孔 31c 取付け孔 32 下面板 32a 連結金具 33 側板 33a 連結片 33b 袋止め金具 33c 袋止め金具 4 領域 5 茶葉収容袋 5a 網領域

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列状に栽植する茶樹畝の裾側から頂部中
    央に至る間を跨ぎ、前面に配置したバリカン刃により摘
    採された茶葉を後部開口より送り出し、該後部開口に装
    着して設けた茶葉収容袋内に収容するようにした茶葉摘
    採機において、 上記茶葉摘採機の後部開口と、該後部開口に装着される
    茶葉収容袋との間に位置して、上記茶葉摘採機の後部開
    口における幅方向中間位置より頂部側の開口端部に至る
    開口領域に、平面視で略3角形状の上面板、下面板、1
    辺の側板とで形成された茶葉送り出し案内部材を、上記
    1辺の側板が頂部側の開口端部に位置するように介在さ
    せて後部開口に茶葉収容袋を装着し、装着した茶葉収容
    袋の後端部が裾側の畝間方向に変位するようにしてなる
    ことを特徴とする茶葉摘採機における摘採茶葉収容袋の
    装着装置。
JP5179393U 1993-09-24 1993-09-24 茶葉摘採機における摘採茶葉収容袋の装着装置 Expired - Fee Related JP2594987Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104365281A (zh) * 2014-12-07 2015-02-25 正安县瑞缘茶业有限公司 用于茶叶的采摘装置

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