JPH07184332A - 電子機器システム - Google Patents

電子機器システム

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JPH07184332A
JPH07184332A JP5328660A JP32866093A JPH07184332A JP H07184332 A JPH07184332 A JP H07184332A JP 5328660 A JP5328660 A JP 5328660A JP 32866093 A JP32866093 A JP 32866093A JP H07184332 A JPH07184332 A JP H07184332A
Authority
JP
Japan
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harmonic
conversion
alternating current
electronic device
commercial power
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Withdrawn
Application number
JP5328660A
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English (en)
Inventor
Sadao Okochi
貞男 大河内
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH07184332A publication Critical patent/JPH07184332A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/40Arrangements for reducing harmonics

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  • Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Power Conversion In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高調波抑制による電力損失の低減、及び蓄電
池のエネルギーの節約を図る。 【構成】 高調波抑制回路2を内蔵した交流電源(UP
S)1を介して高調波抑制回路9、10を内蔵した電子
機器7、8を商用電源ラインと接続したシステム構成に
おいて、電子機器7、8内に、外部からの高調波抑制機
能停止信号S2を入力すると機器7、8内の高調波抑制
回路9、10の動作を停止させるよう制御を行うオン/
オフ回路11、12を設ける。また交流電源(UPS)
1内に、インバータ4が正常動作しているか否かを検出
する検出回路5を設け、正常動作していれば信号発生回
路6を通じて高調波抑制機能停止信号S2をオン/オフ
回路11、12に入力するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無停電電源装置(UP
S)を用いた電子機器システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子機器においては、商用電
源ラインへの高調波電流の流出を抑制するために、商用
電源の入力端に高調波抑制回路が設けられる。高調波抑
制回路としては例えばアクティブ平滑フィルタ等が多用
されている。但し、このアクティブ平滑フィルタを設け
ることで10%程度の電力損失が生じ、省電力化の上に
おいてひとつの課題となる。
【0003】一方、例えばコンピュータを中心としてこ
れに周辺・端末機器を接続する等、複数の電子機器を用
いてシステムを構成する場合、停電等の商用電源の電圧
変動対策として、無停電電源装置(以下、UPS:Unin
terruptible Power Systemsと称する。)がシステムの
商用電源入力端に設けられる。
【0004】このUPSとしては、例えば常時インバー
タ式UPS等がある。この常時インバータ式UPSは、
商用電源を直流に変換した後、インバータによって直流
を所要周波数の交流に変換して電子機器に給電するシス
テムであり、停電時は、インバータの出力側に接続され
た蓄電池をエネルギー源として電子機器への給電を行
う。
【0005】ところで、この常時インバータ式UPSも
電源高調波対策を要する機器であることは、これに接続
される他の電子機器と同様である。このためUPSの商
用電源入力端にも高調波抑制回路が設けられる。そのた
め、これらUPSを介して複数の電子機器を商用電源ラ
インと接続したシステムにおいては、一本の給電系統に
高調波抑制回路が2つ存在することになる。したがっ
て、電力損失は商用電源ラインに直接電子機器を接続し
た場合に比べ多くなり、システムの受電電力に対する電
子機器での正味利用電力の割合である総合効率が低下す
る。
【0006】また常時インバータ式UPSは、瞬停時に
蓄電池に蓄えられたエネルギーによって電子機器への給
電を行うものとなっているが、この場合、UPS内で商
用電源ラインとの電力の授受はなく高調波抑制対策は本
来不要である。しかし、電子機器内の高調波抑制回路は
この場合も機能しており、蓄電池のエネルギーを無駄に
消費させている。
【0007】これらの無駄を改善するためには、UPS
に高調波抑制回路を設けた場合は電子機器内の高調波抑
制回路をはじめから排除すればよいが、そのためには電
子機器の製造サイドで、高調波抑制回路を付加した製品
とそうでない製品の2種類を用意しておかねばならず、
余分な負担が増す。また、ユーザサイドにおいては、高
調波抑制回路を付加していない電子機器を他のシステム
に転用したり、単独で使用する場合に不都合が生じ、運
用上の融通性を欠いた製品となってしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を解決するためのものであり、高調波抑制回路を内蔵
した無停電電源装置を介して高調波抑制回路を内蔵した
電子機器を商用電源ラインと接続したシステム構成にお
いて、運用時に機能する高調波抑制回路を一か所に限定
することによって電力損失の最小限化を図ることがで
き、また高調波抑制回路に加えて蓄電池を内蔵した無停
電電源装置を介して高調波抑制回路を内蔵した電子機器
を商用電源ラインと接続したシステム構成においては、
停電等の電源電圧変動時に電子機器内の高調波抑制回路
の動作を停止させることで蓄電池のエネルギーを節約す
ることのできる電子機器システムの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は上記し
た目的を達成するために、商用電源ラインより入力した
商用電源の高調波成分を低減する第1の高調波抑制手段
と、第1の高調波抑制手段より入力した交流を直流に変
換する第1変換手段と、第1変換手段で得た直流を交流
に変換する第2変換手段と、第2変換手段で得た交流に
よって動作する電子機器と、電子機器に設けられ、第2
変換手段より入力した交流の高調波成分を低減する第2
の高調波抑制手段と、第2変換手段の出力を基にこの第
2変換手段が正常に動作しているか否かを検出する検出
手段と、検出手段により第2変換手段が正常に動作して
いることが検出された場合、第2の高調波抑制手段の機
能を停止させるように制御を行う制御手段とを具備して
構成される。
【0010】また請求項2の発明は、商用電源ラインよ
り入力した商用電源の高調波成分を低減する第1の高調
波抑制手段と、第1の高調波抑制手段より入力した交流
を直流に変換する第1変換手段と、第1変換手段の出力
側に接続されたエネルギー蓄積手段と、第1変換手段で
得た直流または商用電源の停電時にエネルギー蓄積手段
より放出された直流を交流に変換する第2変換手段と、
第2変換手段で得た交流によって動作する電子機器と、
電子機器に設けられ、第2変換手段より入力した交流の
高調波成分を低減する第2の高調波抑制手段と、商用電
源の停電を検出する停電検出手段と、停電検出手段によ
り停電が検出された場合、第2の高調波抑制手段の機能
を停止させるように制御を行う制御手段とを具備して構
成される。 さらに請求項3の発明は、商用電源ライン
より入力した商用電源の高調波成分を低減する第1の高
調波抑制手段と、第1の高調波抑制手段より入力した交
流を直流に変換する第1変換手段と、第1変換手段の出
力側に接続されたエネルギー蓄積手段と、第1変換手段
で得た直流または商用電源の停電時にエネルギー蓄積手
段より放出された直流を交流に変換する第2変換手段
と、第2変換手段で得た交流によって動作する電子機器
と、電子機器に設けられ、第2変換手段より入力した交
流の高調波成分を低減する第2の高調波抑制手段と、第
1変換手段の出力を基にこの第1変換手段が正常に動作
しているか否かを検出する検出手段と、検出手段により
第1変換手段が正常に動作していることが検出された場
合、第2の高調波抑制手段の機能を停止させるように制
御を行う制御手段とを具備して構成される。
【0011】また請求項4の発明は、商用電源ラインよ
り入力した商用電源の高調波成分を低減する第1の高調
波抑制手段と、第1の高調波抑制手段より入力した交流
を直流に変換する第1変換手段と、第1変換手段の出力
側に接続されたエネルギー蓄積手段と、第1変換手段で
得た直流または商用電源の停電時にエネルギー蓄積手段
より放出された直流を交流に変換する第2変換手段と、
第2変換手段で得た交流によって動作する電子機器と、
電子機器に設けられ、第2変換手段より入力した交流の
高調波成分を低減する第2の高調波抑制手段と、エネル
ギー蓄積手段のエネルギー放出期間を検出する検出手段
と、検出手段によりエネルギー蓄積手段のエネルギー放
出期間が検出された場合、第2の高調波抑制手段の機能
を停止させるように制御を行う制御手段とを具備して構
成される。
【0012】
【作用】すなわち、請求項1の発明では、検出手段に
て、無停電電源装置内の直流を交流に変換する部分であ
る第2変換手段の出力を基にこの第2変換手段が正常に
動作しているか否かを検出し、第2変換手段が正常に動
作していることが検出された場合、電子機器側に設けら
れた第2の高調波抑制手段の機能を停止させるので、運
用時に機能する高調波抑制回路を商用電源入力端側の一
か所に限定することができ、電力損失の最小限化を図る
ことができる。
【0013】また請求項2の発明では、停電検出手段に
て商用電源の停電が検出された場合に電子機器側に設け
られた第2の高調波抑制手段の機能を停止させるので、
停電時に蓄電池のエネルギーによって電子機器への給電
が行われる際の無駄な高調波抑制動作を排除でき、蓄電
池のエネルギーを節約することができる。
【0014】さらに請求項3の発明では、検出手段に
て、無停電電源装置内の交流を直流に変換する部分であ
る第1変換手段の出力を基にこの第1変換手段が正常に
動作しているか否かを検出し、第1変換手段が正常に動
作していることが検出された場合、電子機器側に設けら
れた第2の高調波抑制手段の機能を停止させるので、運
用時に機能する高調波抑制回路を商用電源入力端側の一
か所に限定することができ、電力損失の最小限化を図る
ことができる。
【0015】また請求項4の発明では、検出手段にてエ
ネルギー蓄積手段のエネルギー放出期間が検出された場
合に電子機器側に設けられた第2の高調波抑制手段の機
能を停止させるので、停電時に蓄電池のエネルギーによ
って電子機器への給電が行われる際の無駄な高調波抑制
動作を排除でき、蓄電池のエネルギーを節約することが
できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0017】図1は本発明に係る一実施例の無停電電源
装置(UPS)を用いた電子機器システムの全体的な構
成を示すブロック図である。
【0018】同図において、1は常時インバータ式UP
Sを構成する交流電源である。この交流電源1は、高調
波抑制回路2、交流/直流変換回路3、インバータ4、
検出回路5及び信号発生回路6からなる。高調波抑制回
路2は入力した商用電源ACの高調波成分を低減して交
流/直流変換回路3に送る。交流/直流変換回路3は高
調波成分低減後の商用電源を整流して交流から直流に変
換し、インバータ4に供給する。インバータ4は入力し
た直流から所要周波数(例えば50Hz 、55Hz 60
Hz )の交流を生成して各電子機器7、8に供給する。
また同時にその出力は検出回路5に送られる。検出回路
5はインバータ4の出力を基にこのインバータ4が正常
動作しているか(例えばインバータ4の出力電圧がある
規定の値以上にあるか)どうかを判断し、インバータ4
が正常動作していれば正常信号S1を信号発生回路6に
送る。信号発生回路6は検出回路5より正常信号S1を
入力した場合に各電子機器7、8に対して高調波抑制機
能の停止を指示する信号S2を送出する。
【0019】また各電子機器7、8内の構成において、
9、10は交流電源1より供給された交流電源の高調波
成分を低減する高調波抑制回路である。そして11、1
2は信号発生回路6より高調波抑制機能停止信号S2を
入力する間は高調波抑制回路9、10の動作を停止させ
るオン/オフ回路である。
【0020】次にこの電子機器システムの動作を説明す
る。
【0021】まず商用電源ACは交流電源1内の高調波
抑制回路2に入力され、ここで高調波成分が低減された
後、交流/直流変換回路3にて交流から直流に変換され
る。次に直流はインバータ4にて所要周波数の交流に戻
され、各電子機器7、8に供給される。
【0022】ここでインバータ4の出力は検出回路5に
も送られる。検出回路5はその出力を基にインバータ4
が正常に動作しているかどうかを判断し、インバータ4
が正常動作している場合、信号発生回路6に正常信号S
1を送る。この正常信号S1を入力した信号発生回路6
は、各電子機器7、8内のそれぞれのオン/オフ回路1
1、12に対して高調波抑制機能停止信号S2を送出す
る。オン/オフ回路11、12は高調波抑制機能停止信
号S2を受信している間は高調波抑制回路9、10の動
作を停止するようにこれを制御する。
【0023】かくしてこの実施例によれば、各電子機器
7、8が常時インバータ式UPSを構成する交流電源1
を介して商用電源ラインと接続され、しかも交流電源1
内のインバータ4が正常動作していれば、全ての電子機
器7、8内の高調波抑制回路9、10の機能を自動的に
停止することができる。したがって、総合電力損失は交
流電源1内の高調波抑制回路2によって生じる分だけで
済み、効率の改善化を図れる。
【0024】次に本発明の他の実施例を説明する。
【0025】図2はこの実施例の電子機器システムの全
体的な構成を示すブロック図である。 同図において、
21は無停電電源装置(UPS)としての交流電源であ
る。この交流電源21は、高調波抑制回路22、交流/
直流変換回路23、インバータ24、蓄電池25、停電
検出回路26及び信号発生回路27からなる。高調波抑
制回路22は入力した商用電源ACの高調波成分を低減
して交流/直流変換回路23に送る。交流/直流変換回
路23は高調波成分低減後の商用電源を整流して交流か
ら直流に変換し、蓄電池25に充電用電力として供給す
ると共にインバータ24に供給する。インバータ24は
入力した直流から所要周波数の交流を生成して各電子機
器31、32に供給する。また停電検出回路26は商用
電源ACの停電発生を検出して停電検出信号S3を信号
発生回路27に送る。信号発生回路27は停電検出回路
26より停電検出信号S3を入力した場合に各電子機器
31、32に対して高調波抑制機能の停止を指示する信
号S2を送出する。
【0026】また各電子機器31、32内の構成におい
て、33、34は交流電源21より入力した交流電源の
高調波成分を低減する高調波抑制回路である。そして3
5、36は信号発生回路27より高調波抑制機能停止信
号S2を入力している間、高調波抑制回路33、34の
動作を停止させるオン/オフ回路である。
【0027】次にこの電子機器システムの動作を説明す
る。
【0028】まず商用電源ACは交流電源21内の高調
波抑制回路22に入力され、ここで高調波成分が低減さ
れた後、交流/直流変換回路23にて交流から直流に変
換される。この直流で蓄電池25が充電され、さらにそ
の直流はインバータ24によって所要周波数の交流に戻
された後、各電子機器31、32に供給される。
【0029】また、商用電源ACの停電が発生すると、
蓄電池25からの放電によってインバータ24に直流が
供給され、各電子機器31、32への電源供給が保たれ
る。一方、停電検出回路26は入力商用電源ACから停
電の発生検出を行い、停電発生を検出すると、停電検出
信号S3を信号発生回路27に送る。信号発生回路27
は停電検出回路26より停電検出信号S3を入力する
と、各電子機器31、32内のオン/オフ回路35、3
6に対して高調波抑制機能停止信号S2を送出する。オ
ン/オフ回路35、36は高調波抑制機能停止信号S2
を受信すると高調波抑制回路33、34の動作を停止さ
せるようこれを制御する。
【0030】すなわち、各電子機器31、32内の高調
波抑制回路33、34は、停電検出回路26によって停
電が検出されない間は機能状態にあるが、停電が検出さ
れることによってその機能は自動的に停止される。これ
により、停電時、蓄電池25をエネルギー源として各電
子機器31、32に給電された交流電源に対し、各電子
機器31、32内の高調波抑制回路33、34にて無駄
な高調波抑制動作が行われることが阻止され、効率の改
善を図ることができる。
【0031】次に本発明のさらに他の実施例を説明す
る。
【0032】図3は本発明に係る一実施例の電子機器シ
ステムの全体的な構成を示すブロック図である。
【0033】同図において、41は無停電電源装置(U
PS)としての交流電源である。この交流電源41は、
高調波抑制回路42、交流/直流変換回路43、インバ
ータ44、検出回路45、信号発生回路46及び蓄電池
47からなる。高調波抑制回路42は入力した商用電源
ACの高調波成分を低減して交流/直流変換回路43に
送る。交流/直流変換回路43は高調波成分低減後の商
用電源を整流して交流から直流に変換し、蓄電池47に
充電用電力として供給すると共にインバータ44に供給
する。また同時にその出力は検出回路45にも送られ
る。インバータ44は入力した直流から所要周波数の交
流を生成して各電子機器51、52に供給する。検出回
路45は交流/直流変換回路43の出力を基にこの交流
/直流変換回路43が正常動作しているか(例えば交流
/直流変換回路43の出力電圧がある規定の値以上にあ
るか)どうかを判断し、交流/直流変換回路43が正常
動作していれば正常信号S4を信号発生回路46に送
る。信号発生回路46は検出回路45より正常信号S4
を入力すると、各電子機器51、52に対して高調波抑
制機能の停止を指示する信号S2を送出する。
【0034】また各電子機器51、52内の構成におい
て、53、54は交流電源41より入力した交流電源の
高調波成分を低減する高調波抑制回路である。そして5
5、56は信号発生回路46より高調波抑制機能停止信
号S2を入力する間、高調波抑制回路53、54の動作
を停止させるオン/オフ回路である。
【0035】次にこの電子機器システムの動作を説明す
る。
【0036】まず商用電源ACは交流電源41内の高調
波抑制回路42に入力され、ここで高調波成分が低減さ
れた後、交流/直流変換回路43にて交流から直流に変
換される。この直流で蓄電池47が充電され、さらにそ
の直流はインバータ44によって所要周波数の交流に戻
された後、各電子機器51、52に供給される。
【0037】また、商用電源ACの停電が発生すると、
蓄電池47からの放電によってインバータ44に直流が
供給され、各電子機器51、52への電源供給が保たれ
る。一方、交流/直流変換回路43の出力は検出回路4
5にも送られる。検出回路45は交流/直流変換回路4
3の出力を基にこの交流/直流変換回路43が正常に動
作しているかどうかを判断し、正常動作している場合
は、信号発生回路46に正常信号S4を送る。正常信号
S4を入力した信号発生回路46は、各電子機器51、
52内のオン/オフ回路55、56に対して高調波抑制
機能停止信号S2を送出する。オン/オフ回路55、5
6は高調波抑制機能停止信号S2を受信している間は高
調波抑制回路53、54の動作を停止するようにこれを
制御する。 かくしてこの実施例によれば、各電子機器
51、52が常時商用給電式UPSを構成する交流電源
41を介して商用電源ラインと接続され、しかも交流電
源41内の交流/直流変換回路43が正常動作していれ
ば、各電子機器51、52内の高調波抑制回路53、5
4の機能を停止することができる。したがって、総合電
力損失は交流電源41内の高調波抑制回路42によって
生じる分だけで済み、効率の改善化を図れる。
【0038】次に本発明のさらに他の実施例を説明す
る。
【0039】図4は本発明に係る一実施例の電子機器シ
ステムの全体的な構成を示すブロック図である。
【0040】同図において、61は無停電電源装置(U
PS)としての交流電源である。この交流電源61は、
高調波抑制回路62、交流/直流変換回路63、インバ
ータ64、放電検出回路65、蓄電池66、信号出力回
路67及び信号発生回路68からなる。高調波抑制回路
62は入力した商用電源ACの高調波成分を低減して交
流/直流変換回路63に送る。交流/直流変換回路63
は高調波成分低減後の商用電源を整流して交流から直流
に変換し、蓄電池66に充電用電力として供給すると共
にインバータ64に供給する。インバータ64は入力し
た直流から所要周波数の交流を生成して各電子機器7
1、72に供給する。放電検出回路65は蓄電池66が
放電している期間を検出してその期間、検出信号S5を
信号出力回路67に出力する。信号出力回路67は放電
検出回路65からの検出信号S5を入力すると信号発生
回路68に対して蓄電池66が放電期間であることを示
す信号S6を出力する。信号発生回路68は信号出力回
路67より放電期間信号S6を入力すると各電子機器7
1、72に対して高調波抑制機能の停止を指示する信号
S2を送出する。
【0041】また各電子機器71、72内の構成におい
て、73、74は交流電源61より入力した交流電源の
高調波成分を低減する高調波抑制回路である。そして7
5、76は信号発生回路68より高調波抑制機能停止信
号S2を入力する間、高調波抑制回路73、74の動作
を停止させるオン/オフ回路である。
【0042】次にこの電子機器システムの動作を説明す
る。
【0043】まず商用電源ACは交流電源61内の高調
波抑制回路62に入力され、ここで高調波成分が低減さ
れた後、交流/直流変換回路63にて交流から直流に変
換される。この直流で蓄電池66が充電され、さらにそ
の直流はインバータ64によって所要周波数の交流に戻
された後、各電子機器71、72に供給される。
【0044】停電等の電源電圧変動が発生した場合、蓄
電池66の放電が開始される。この蓄電池66の放電は
放電検出回路65によって検出され、蓄電池66が放電
している期間、放電検出回路65から検出信号S5が信
号出力回路67に送られる。信号出力回路67はこの検
出信号S5を入力すると信号発生回路68に対して蓄電
池66が放電期間であることを示す信号S6を出力す
る。信号発生回路68はこの放電期間信号S6を入力す
ると各電子機器71、72内のオン/オフ回路75、7
6に高調波抑制機能の停止を指示する信号S2を送出す
る。そしてオン/オフ回路75、76は高調波抑制機能
停止信号S2を受信している間は高調波抑制回路73、
74の動作を停止させるようにこれを制御する。
【0045】すなわち、各電子機器71、72内の高調
波抑制回路73、74は、放電検出回路65によって蓄
電池66の放電が検出されない間は機能状態にあるが、
放電が検出されることによってその機能は自動的に停止
される。これにより、停電時、蓄電池66をエネルギー
源として各電子機器71、72に給電された交流電源に
対し、各電子機器71、72内の高調波抑制回路73、
74にて無駄な高調波抑制動作が行われることが阻止さ
れ、蓄電池66のエネルギーを節約することができる。
【0046】なお、以上説明した実施例において、電子
機器を交流電源(UPS)を介さずに商用電源ラインに
直接接続した場合、電子機器内のオン/オフ回路には高
調波抑制機能停止信号S2がどこからも入力されない。
このため電子機器内の高調波抑制回路は動作可能な状態
となる。したがって、電子機器をシステムから取り出し
てそのまま単体使用することが可能となり、電子機器の
運用性を改善することができる。
【0047】また無停電電源装置(UPS)内に設けら
れる蓄電池としては大容量のコンデンサであってもよ
く、さらには、電気的なエネルギーを機械的なエネルギ
ーに置き換えて蓄積できる、例えばはずみ車等の装置を
採用してもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電子機器シ
ステムによれば、高調波抑制回路を内蔵した無停電電源
装置を介して高調波抑制回路を内蔵した電子機器を商用
電源ラインと接続したシステム構成において、運用時に
機能する高調波抑制回路を商用電源入力端側の一か所に
限定することができ、電力損失の最小限化を図ることが
できる。
【0049】また、高調波抑制回路に加えて蓄電池を内
蔵した無停電電源装置を介して高調波抑制回路を内蔵し
た電子機器を商用電源ラインと接続したシステム構成に
おいては、停電等の電源電圧変動時に電子機器内の高調
波抑制回路の動作を停止させることで蓄電池のエネルギ
ーを節約することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の無停電電源装置(UP
S)を用いた電子機器システムの全体的な構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の他の実施例の電子機器システムの構成
を示すブロック図である。
【図3】本発明のさらに他の実施例の電子機器システム
の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例の電子機器システム
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、21、41,61…交流電源(UPS)、2、2
2、42、62…高調波抑制回路、3、23、43、6
3…交流/直流変換回路、4、24、44、64インバ
ータ、5、45…検出回路、6、27、46、68…信
号発生回路、26…停電検出回路、65…放電検出回
路、25、66…蓄電池、7、8、31、32、51、
52、71、72…電子機器、9、10、33、34、
53、54、73、74…高調波抑制回路、11、1
2、35、36、55、56、75、76…オン/オフ
回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源ラインより入力した商用電源の
    高調波成分を低減する第1の高調波抑制手段と、 前記第1の高調波抑制手段より入力した交流を直流に変
    換する第1変換手段と、 前記第1変換手段で得た直流
    を交流に変換する第2変換手段と、 前記第2変換手段で得た交流によって動作する電子機器
    と、 前記電子機器に設けられ、前記第2変換手段より入力し
    た交流の高調波成分を低減する第2の高調波抑制手段
    と、 前記第2変換手段の出力を基にこの第2変換手段が正常
    に動作しているか否かを検出する検出手段と、 前記検出手段により前記第2変換手段が正常に動作して
    いることが検出された場合、前記第2の高調波抑制手段
    の機能を停止させるように制御を行う制御手段とを具備
    することを特徴とする電子機器システム。
  2. 【請求項2】 商用電源ラインより入力した商用電源の
    高調波成分を低減する第1の高調波抑制手段と、 前記第1の高調波抑制手段より入力した交流を直流に変
    換する第1変換手段と、 前記第1変換手段の出力側に
    接続されたエネルギー蓄積手段と、 前記第1変換手段で得た直流または前記商用電源の停電
    時に前記エネルギー蓄積手段より放出された直流を交流
    に変換する第2変換手段と、 前記第2変換手段で得た交流によって動作する電子機器
    と、 前記電子機器に設けられ、前記第2変換手段より入力し
    た交流の高調波成分を低減する第2の高調波抑制手段
    と、 前記商用電源の停電を検出する停電検出手段と、 前記停電検出手段により停電が検出された場合、前記第
    2の高調波抑制手段の機能を停止させるように制御を行
    う制御手段とを具備することを特徴とする電子機器シス
    テム。
  3. 【請求項3】 商用電源ラインより入力した商用電源の
    高調波成分を低減する第1の高調波抑制手段と、 前記第1の高調波抑制手段より入力した交流を直流に変
    換する第1変換手段と、 前記第1変換手段の出力側に
    接続されたエネルギー蓄積手段と、 前記第1変換手段で得た直流または前記商用電源の停電
    時に前記エネルギー蓄積手段より放出された直流を交流
    に変換する第2変換手段と、 前記第2変換手段で得た交流によって動作する電子機器
    と、 前記電子機器に設けられ、前記第2変換手段より入力し
    た交流の高調波成分を低減する第2の高調波抑制手段
    と、 前記第1変換手段の出力を基にこの第1変換手段が正常
    に動作しているか否かを検出する検出手段と、 前記検出手段により前記第1変換手段が正常に動作して
    いることが検出された場合、前記第2の高調波抑制手段
    の機能を停止させるように制御を行う制御手段とを具備
    することを特徴とする電子機器システム。
  4. 【請求項4】 商用電源ラインより入力した商用電源の
    高調波成分を低減する第1の高調波抑制手段と、 前記第1の高調波抑制手段より入力した交流を直流に変
    換する第1変換手段と、 前記第1変換手段の出力側に
    接続されたエネルギー蓄積手段と、 前記第1変換手段で得た直流または前記商用電源の停電
    時に前記エネルギー蓄積手段より放出された直流を交流
    に変換する第2変換手段と、 前記第2変換手段で得た交流によって動作する電子機器
    と、 前記電子機器に設けられ、前記第2変換手段より入力し
    た交流の高調波成分を低減する第2の高調波抑制手段
    と、 前記エネルギー蓄積手段のエネルギー放出期間を検出す
    る検出手段と、 前記検出手段により前記エネルギー蓄積手段のエネルギ
    ー放出期間が検出された場合、前記第2の高調波抑制手
    段の機能を停止させるように制御を行う制御手段とを具
    備することを特徴とする電子機器システム。
JP5328660A 1993-12-24 1993-12-24 電子機器システム Withdrawn JPH07184332A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6526378B1 (en) 1997-12-08 2003-02-25 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method and apparatus for processing sound signal

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