JPH07184194A - 画像データ伝送方法及び伝送システム - Google Patents

画像データ伝送方法及び伝送システム

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JPH07184194A
JPH07184194A JP32403293A JP32403293A JPH07184194A JP H07184194 A JPH07184194 A JP H07184194A JP 32403293 A JP32403293 A JP 32403293A JP 32403293 A JP32403293 A JP 32403293A JP H07184194 A JPH07184194 A JP H07184194A
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image data
decompression
expansion
control device
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JP32403293A
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Inventor
Yasushi Morita
靖 森田
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Hitachi Engineering Co Ltd
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Hitachi Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】画像データを圧縮・伸長処理して伝送する際
に、画像出力装置の共有化を実現してシステムのコスト
ダウンを図り、システムレスポンスを向上させ、よりよ
い圧縮技術に柔軟に対処する画像データ伝送方法及び伝
送システムを提供する。 【構成】画像データの圧縮・伸長アルゴリズムを予めプ
ログラミングする圧縮プログラム部17と、プログラミ
ングされた圧縮・伸長アルゴリズムを起動し、複数の圧
縮・伸長方式を特定する情報を予め記憶する圧縮・伸長
方式検索テーブル14と、複数の圧縮・伸長方式の中か
ら最適の圧縮・伸長方式を選んで画像データを圧縮する
クライアント制御装置11と、圧縮された圧縮画像デー
タを伝送する伝送制御装置20と、伝送された圧縮画像
データを最適圧縮・伸長方式に従って伸長するサーバー
制御装置31と、伸長され、元に戻した画像データを出
力する画像出力装置32とから構成される

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データ伝送方式及
び伝送システムに関し、特に画像データを圧縮・伸長処
理して伝送する画像データ伝送方法及び伝送システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在のコンピュータシステムにおいて、
ユーザーインタフェースとしてカラーディスプレイが多
く用いられており、イメージスキャナから読み込まれた
写真、地図データベース上の地形図、コンピュータによ
る制御システムでのプラントの運転状態など、各種の画
像データが表示されている。
【0003】このようなシステムでは、画面のイメージ
をそのまま、フルカラーで印刷したいことが多々ある。
このために、ディスプレイを接続した各制御装置に、各
々フルカラープリンタを接続しこれらに対応しているこ
とが多い。
【0004】しかし、フルカラープリンタを始め一般の
カラープリンタは、ディスプレイに比較して使用頻度が
少なく、またプリンタ自体の価格も高いため、一般シス
テムにおいては、システムを構成する沢山のディスプレ
イの中で、1台のディスプレイに対してのみ一台のフル
カラープリンタを配備し、そのディスプレイに表示され
た画面のみを印刷しているので、非常に不便でもあり、
効率があがらないのが実情である。
【0005】一方で、テキストを印刷するための目的で
は、例えば、特開平5−81264号公報記載のよう
に、プリンタの共有がすでに実現できており、大変便利
になっている。また、上記公報を参考にすれば、「フル
カラープリンタを接続した制御装置をサーバーマシンと
し、他のディスプレイを接続した制御装置と、ネットワ
ークを介してプリンタを接続・共有するクライアントサ
ーバー型のプリントサーバーシステム」は、容易に考え
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術を画像データの伝送処理に適用しようとすると、以下
のような問題点がある。
【0007】すなわち、この場合の具体的な実現を考え
ると、プリンタ共有のためには、プリンタサーバーに画
像データを伝送する必要があるが、画像データの容量が
多く、1回の画面伝送量は、例えば、一般的なワークス
テーションの1画面分(1280×1024ドット:2
56色)で見てみると1280×1024×8÷8=1
310720バイト=1280Kバイト(1kバイト=
1024バイト)、同1600万色では、1280×1
024×24÷8=3932160=3840kバイト
にも達し、ネットワークのトラヒックが著しく増大して
しまう。
【0008】このため、ISO(International Standa
rd Organization)にてJPEG(Joint Photographic
Exparts Group)として標準化されている方式を用い、
画像データを1/10〜1/20に圧縮して、ネットワ
ーク上を伝送すれば上記問題は解消するが、一方で新た
に次の問題が発生する。
【0009】それは、印刷する画面によっては、JPE
Gのように非可逆圧縮(データを圧縮するとき何等かの
情報損失が起きるもの。たとえば、圧縮/伸長により画
面全体がぼやけて見えてしまうなどの現象がでる。)を
されては困る場合があるからである。具体例では、新た
に開発したコンピュータシステムのユーザーインタフェ
ースである画面の説明を、重要顧客などに対して行う
時、このようにぼやけた印刷結果を用いることは、当然
ながらできない。
【0010】さらに、現在の圧縮アルゴリズムは、ベク
トル量子化、フラクタル圧縮、ウェーブレット変換と日
進月歩の状態にあり、JPEG自体が陳腐化する可能性
は大いにある。
【0011】このように、従来の方法を画像データの伝
送処理のために適用しようとすると、コンピュータシス
テムの運用上でプリンタ等の共有が難しくなり、結果的
にコスト高や、システムレスポンスの悪化を招くという
問題が発生する。しかも、よりよい圧縮アルゴリズムが
発見された時の対応がきわめて難しい。
【0012】本発明の目的は、画像データを圧縮・伸長
処理して伝送する際に、プリンタ等の共有を実現してシ
ステムのコストダウンを図り、システムレスポンスを向
上させ、よりよい圧縮技術に柔軟に対処する画像データ
伝送方法及び伝送システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、送信側と受信側で画像データを圧縮・伸
長処理して伝送する画像データ伝送方法において、前記
送信側において、前記画像データの圧縮・伸長アルゴリ
ズムを予めプログラミングするステップと、前記プログ
ラミングされた圧縮・伸長アルゴリズムを起動し、複数
の圧縮・伸長方式を特定する情報を予め記憶するステッ
プと、前記記憶された情報を基に、前記複数の圧縮・伸
長方式の中から最適の圧縮・伸長方式を一つ選んで、前
記画像データを圧縮するステップと、前記圧縮された圧
縮画像データを伝送するステップと、受信側において、
伝送された前記圧縮画像データを前記最適の圧縮・伸長
方式に従って伸長するステップと、前記伸長され、元に
戻した画像データを出力するステップとを備えたことを
特徴とする画像データ伝送方法を提供する。
【0014】また、本発明の他の達成手段として、送信
側と受信側で画像データを圧縮・伸長処理して伝送する
画像データ伝送システムにおいて、前記送信側におい
て、前記画像データの圧縮・伸長アルゴリズムを予めプ
ログラミングする圧縮プログラム部と、前記プログラミ
ングされた圧縮・伸長アルゴリズムを起動し、複数の圧
縮・伸長方式を特定する情報を予め記憶する圧縮・伸長
方式検索テーブルと、前記複数の圧縮・伸長方式の中か
ら最適の圧縮・伸長方式を一つ選んで前記画像データを
圧縮するクライアント制御装置と、前記圧縮された圧縮
画像データを伝送する伝送制御装置と、受信側におい
て、伝送された前記圧縮画像データを前記最適の圧縮・
伸長方式に従って伸長するサーバー制御装置と、前記伸
長され、元に戻した画像データを出力する画像出力装置
とを備えたことを特徴とする画像データ伝送システムを
提供する。
【0015】
【作用】本発明に係る画像データ伝送システムによれ
ば、圧縮プログラム部は、画像データの圧縮・伸長アル
ゴリズムを予めプログラミングする。圧縮・伸長方式検
索テーブルは、プログラミングされた圧縮・伸長アルゴ
リズムを起動し、複数の圧縮・伸長方式を特定する情報
を予め記憶する。クライアント制御装置は、予め記憶さ
れた複数の圧縮・伸長方式の中から受信側とデータ伝送
が可能であり、かつ、圧縮・伸長率が最も高い最適の圧
縮・伸長方式を一つ選んで画像データを圧縮する。伝送
制御装置は、圧縮された圧縮画像データを伝送する。サ
ーバー制御装置は伝送された圧縮画像データを最適の圧
縮・伸長方式に従って伸長する。画像出力装置は、伸長
され、元に戻した画像データを出力する。これにより、
プリンタ等の画像出力装置を共有でき、システムのコス
トダウンが図れ、ネットワーク等のトラヒックを最小限
に押えることで、システムレスポンスが向上し、システ
ムの快適な共同利用環境が構築できる。また、よりよい
圧縮技術に柔軟に対処することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の1実施例に係る画像データ伝
送方法及び伝送システムについて説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施例に係る画像デー
タ伝送システムで、プリンタ共有のクライアント・サー
バーシステムの構成を示すブロック図である。
【0018】送信側に位置するクライアント側装置1
は、画像データの圧縮・伸長アルゴリズムを予めプログ
ラミングする圧縮プログラム部17と、プログラミング
された圧縮・伸長アルゴリズムを起動し、複数の圧縮・
伸長方式を特定する情報を予め記憶する圧縮・伸長方式
検索テーブル14と、圧縮プログラム部17や圧縮・伸
長方式検索テーブル14を基に、伝送効率のよい最適圧
縮・伸長方式を選んで画像データを圧縮制御し、サーバ
ー側への伝送のために必要なヘッダの生成を行うクライ
アント制御装置11と、圧縮した画像データの伝送やサ
ーバー側からの返答を実際に送受信したり、伝送時発生
したエラーのための訂正や再送要求を行う伝送制御装置
20と、画像データを表示するディスプレイ23とが一
つのグループとして構成され、他に、圧縮プログラム1
8、圧縮・伸長方式検索テーブル15、クライアント制
御装置12、伝送制御装置21、ディスプレイ24で構
成されるグループと、圧縮プログラム19、圧縮・伸長
方式検索テーブル16、クライアント制御装置13、伝
送制御装置22、ディスプレイ25で構成されるグルー
プから成り立っている。このように、クライアント側装
置1は、いくつかのグループが集まり、ネットワーク上
で結ばれている。
【0019】一方、受信側に位置するサーバー側装置3
は、画像データの圧縮・伸長アルゴリズムを予めプログ
ラミングする伸長プログラム部35と、プログラミング
された圧縮・伸長アルゴリズムを起動し、複数の圧縮・
伸長方式を特定する情報を予め記憶する圧縮・伸長方式
検索テーブル34と、伸長プログラム部35と圧縮・伸
長方式検索テーブル34を基に、圧縮された画像データ
を伸長し、出力するサーバー制御装置31と、出力され
た画像データをプリントするプリンタ等の画像出力装置
32と、伸長したデータの伝送やクライアント側からの
返答を実際に送受信したり、伝送時発生したエラーのた
めの訂正や再送要求を行う伝送制御装置33とから構成
されている。
【0020】図4は、図1のクライアント側装置1の圧
縮・伸長方式検索テーブル14、15、16の構成を示
し、画像データの最適な圧縮を行うための圧縮・伸長方
式を検索するための画像データの種類や、圧縮を実現す
るプログラムの実行制御情報を記憶する。図4におい
て、302(列)は、圧縮・伸長方式に対応した番号
等、方式を特定する情報を記憶する。なお、説明を判り
易くするために、「圧縮・伸長方式A」と記す。303
(列)は、圧縮を行うプログラムを起動するために必要
な情報を記憶する。これも説明を判り易くするために、
「圧縮プログラム名称」として記す。301(列)は、
圧縮・伸長方式がクライアント側では圧縮できるが、サ
ーバー側では伸長できない旨を保持する情報であり、今
回は、伸長できないとき0、伸長できるとき1となるフ
ラグとして説明する。本フラグは、図2のステップ10
1にて、圧縮・伸長方式検索テーブルを検索する際、図
2のステップ102〜106での効果のない画像データ
の圧縮と送出を事前に防ぐため、本フラグが0か1かを
検査し、0であれば当該圧縮・伸長方式を採用しないよ
うに働きがけをする。また、圧縮・伸長方式検索テーブ
ルの末尾304(行)には、予約された圧縮・伸長方式
Zを特定する情報が格納されている。圧縮・伸長方式Z
は、フラグを常に1に設定してあり、例えば、各制御装
置が同じで、同じオペレーティングシステムが動作して
おり、かつ、そのオペレーティングシステムの標準圧縮
・伸長ユーティリティプログラムを圧縮・伸長方式検索
テーブル14、15、16に持つ場合、そのプログラム
で実現されるものである。しかし、持たない場合、後述
するように、図2のステップ106〜110を省略し、
そのかわり何等かのエラーメッセージを出力することも
可能である。この時は304(行)も省略可能であり、
必須ではない。
【0021】図5は、図1のサーバー側装置2の圧縮・
伸長方式検索テーブル34の構成を示し、圧縮画像デー
タの伸長を行うための圧縮・伸長方式を検索するための
画像データの種類や、伸長を実現するプログラムの実行
制御情報を記憶する。図5において、401(列)は、
図4の302(列)と同じ、圧縮・伸長方式に対応した
番号等、方式を特定する情報を記憶する。やはり、説明
を判り易くするために、「圧縮・伸長方式A」と記す。
402(列)は、伸長を行うプログラムを起動するため
に必要な情報が記憶されている。これも説明を判り易く
するために、「伸長プログラム名称」として記す。また
図4と同様に、403(行)には、予約された圧縮・伸
長方式Zを特定する情報が格納されており、403
(行)は図4の304(行)と全く同一の意味を持つ。
【0022】図6は、クライアント側からの画像データ
伝送の際、圧縮・伸長方式を画像データに先立って送る
固定長ヘッダフォーマット37の構成を示す。図6にお
いて、501は、図4の302(列)と同じ、圧縮・伸
長方式に対応した番号等、方式を特定する情報を格納す
る。やはり、「圧縮・伸長方式A」と記す。502は、
一般に可変長になる圧縮画像データの長さを特定する情
報、たとえば長さをバイト数で表したもの、を格納す
る。503は、要求された圧縮・伸長方式がサーバー側
で実現されていないとき、クライアント側にサーバー側
の圧縮・伸長方式検索テーブルを返送するときに必要な
情報、例えば、クライアント側のネットワークアドレス
等が、記憶されている。
【0023】図7、図8は、図1のクライアント制御装
置11における、最適の圧縮・伸長方式を選択するため
の処理手順を示すフローチャートである。
【0024】図7は、プリント要求者が、必要な圧縮・
伸長方式を直接手動で指定し、選択する方法で、ステッ
プ700で、プリント要求者が直接手動で指定し、次に
指定した圧縮・伸長方式を最適の圧縮・伸長方式xと定
める(701)。
【0025】図8は、最適圧縮・伸長方式を自動的に選
択する方法である。「最適」における基準は、システム
の運用目的によって異なるが、一例として、「圧縮率が
高い」という運用効率を基準として説明する。運用に先
立って、図4の圧縮・伸長方式検索テーブル14を圧縮
率が高い順に1行目から順序付けておく。最適の圧縮・
伸長方式の選択は、始めに、ステップ800で圧縮・伸
長方式検索テーブルの行番号iを1とする。次に行番号
iのフラグが1か0かを検査し(801)、1であれ
ば、行番号iの圧縮・伸長方式、すなわち圧縮・伸長方
式Aを最適の圧縮・伸長方式xとして終了する(80
3)。0であれば、行番号iを1カウントアップし(8
02)、ステップ801〜802を繰り返す。行番号i
が末尾になれば、予約された圧縮・伸長方式Zのフラグ
は必ず1なので、これを最適の圧縮・伸長方式xと選択
する。
【0026】図2は、図1のクライアント側装置1にお
けるプリント要求に対する処理手順を示すフローチャー
トである。
【0027】図3は、図1のサーバー側装置2における
プリント出力に対する処理手順を示9すフローチャート
である。
【0028】次に、図2、図3、図7、図8のフローチ
ャートおよび図4、図5、図6に基づいて図1の各部の
動作を説明する。
【0029】まず、クライアント制御装置11におい
て、図7の選択手順で圧縮・伸長方式xによる画像圧縮
が最適と選択されたとき(ステップ100)、クライア
ント制御装置11は、圧縮・伸長方式検索テーブル14
を走査し、圧縮・伸長方式xを行うプログラム名称を検
索する(101)。もし、圧縮・伸長方式xが、x=A
の時のように、圧縮・伸長方式検索テーブル14にあれ
ば、圧縮・伸長方式xを実現するプログラム、たとえば
JPEG、を起動し、画像データを圧縮する(10
2)。その後、圧縮・伸長方式(圧縮・伸長方式A)、
および圧縮画像データ長(8093バイト)、そして、
自身のネットワークアドレス(80.20.30.14
1)を、図6の固定長ヘッダフォーマットに格納し、サ
ーバー側に送出する(103)。その後、サーバー側か
らの返送データを待つ(104)。
【0030】一方、サーバー制御装置31では、クライ
アント側からのヘッダ受信があると(ステップ20
0)、図6の固定長ヘッダフォーマットを読み(20
1)、固定長ヘッダフォーマット内の圧縮・伸長方式x
を圧縮・伸長方式検索テーブル34にあるか否かを検査
する(202)。もしx=A、すなわち「圧縮・伸長方
式A」のように、圧縮・伸長方式が検索テーブルにあれ
ば、直ちに伸長OKの旨をクライアント側に返送する
(203)。そして、対応した伸長プログラムを起動
し、画像データを受信し、伸長を行って(204〜20
7)、画像出力装置32に画像データを出力する(20
8)。
【0031】これと同期して、クライアント側は、サー
バー側からの返送データを区別し、もし伸長OKであれ
ば、続いて、圧縮・伸長方式xで圧縮した画像データを
サーバー側に送出し(105)、処理を終了する。そう
でなくて、x=Bで圧縮した場合で、サーバー側の圧縮
・伸長検索テーブル34が返送されたときは(20
9)、返送されたサーバー側の圧縮・伸長方式検索テー
ブル34にクライアント側のテーブルの項目すなわち
「圧縮・伸長方式B」があるか無いかを検査し、無けれ
ばクライアント側のテーブルのフラグを0とするよう反
映した後(106)、標準圧縮・伸長ユーティリティプ
ログラムを持ち、運用効率が標準レベルにある圧縮・伸
長方式Zで圧縮し、同様に、サーバー側に送出する(1
07〜110)。
【0032】サーバー側では、この場合も同様の処理を
するが(200〜202)、圧縮・伸長方式Zは、フラ
グが必ず1で伸長できるため(207)、今回は伸長O
Kの旨を送出することができる(203)。
【0033】また、図8の選択手順で、圧縮・伸長方式
xによる画像圧縮が最適と選択されたとき(ステップ1
00)は、図2のステップ101が省略できる。
【0034】この実施例を用いて、図1は、以下ような
システムとして具体化できる。すなわち、クライアント
側装置1のクライアント制御装置11で、気象監視衛星
からの圧縮画像データを受信し伸長してディスプレイ1
3に表示し監視させ、クライアント制御装置12では、
地形データベースから5万分の1の地図を表示して、表
示地域の河川について、警戒水位以上の時は赤、警戒水
位まで残り一定水位に達した時は黄、それ以下を青で表
示することにより水位の監視をさせ、さらに、クライア
ント制御装置13では、警報発令中の気象台についての
毎時雨量を時系列グラフで表示し監視させるといった、
総合気象監視システムがその一具体例である。この場合
は、クライアント制御装置11では、圧縮プログラム1
7で何もすることなしに、衛星から受信した圧縮画像デ
ータをそのままサーバー側装置3のサーバー制御装置3
1に伝送すればよく、クライアント制御装置12では、
地図画像データを圧縮率の良いJPEGで圧縮してサー
バー制御装置31に伝送し、クライアント制御装置13
では、時系列グラフの画像データを、高精細な出力が必
要のため可逆圧縮(圧縮/伸長時、データに情報の損失
の一切ない方式)を用いて圧縮し、サーバー制御装置3
1に伝送する。この結果、各業務に応じた最適な出力結
果を得て、かつネットワークのトラヒック量も最小限に
抑えることができる。そして各制御装置は、画像データ
の伝送が終了したと同時に、画像データの出力完了を待
つことなしに、各業務を続行できる。これによりシステ
ムレスポンスが向上する。
【0035】また、図4に示された圧縮・伸長方式検索
テーブル14、15、16と図5に示された圧縮・伸長
方式検索テーブル34を、各制御装置に組み込み、入力
しやすいワードプロセッシングプログラム等で編集でき
る形にしておくことも可能である。このようにすると、
新たな圧縮・伸長アルゴリズムが発見された時などは、
その実現プログラムを開発し、各制御装置に記憶させ、
これらの圧縮・伸長方式検索テーブルにプログラム名
称、圧縮・伸長方式α等を追加し、圧縮/伸長を実現す
ることにより、さらにシステムレスポンスや、トラヒッ
ク量の低減が可能となる。
【0036】さらにJPEGなど、圧縮/伸長処理がL
SI化されているものについては、各制御装置に圧縮/
伸長を行うLSIを組み込み、圧縮/伸長プログラムの
圧縮/伸長処理を、ハードウェアで実現するよう修正す
るだけで、簡単に、処理の高速化が図れる。
【0037】このほか、通常は、高精細印刷を必要とし
可逆圧縮をすべき画面でも、印刷要求者の指示により、
圧縮率の高い非可逆圧縮を選択させるようにすること
も、もちろんできる。この場合は、印刷要求指示を制御
装置に対してコマンド等で実行する際、圧縮プログラム
名称等をコマンドパラメータ等に付加するだけで可能で
ある。つまり、コマンドパラメータがあれば、図7の処
理手順を実施し、無ければ、図8の処理手順を実施すれ
ば良い。これによれば、印刷品質とトレードオフの形
で、画面印刷のスループットの向上が図れ、一度に多量
の画面イメージを出力して確認したい時は、非常に有効
である。
【0038】一般的なシステムの運用を考えるならば、
図1に示したクライアント制御装置11、クライアント
制御装置12、...クライアント制御装置13の各々
については、行う業務が限られることが普通である。こ
の場合は、サーバー制御装置31にて伸長可能な全ての
圧縮・伸長方式に対応する圧縮プログラムを制御装置1
1、制御装置12、...制御装置13が格納する必要
はなく、限られた業務の画面に対応した圧縮プログラム
を格納するだけで良い。例えば、前記総合気象監視シス
テムで示したように、制御装置2では気象衛星の画像デ
ータ表示監視、制御装置3では警戒水位の表示監視、制
御装置Nでは降水量の時系列グラフ表示監視の各業務の
みであれば、制御装置2では、圧縮プログラムは不要で
あり、制御装置3では、JPEGの圧縮プログラムの
み、そして制御装置Nでは、可逆圧縮の圧縮プログラム
のみ、もしくは、それに加えてやや圧縮率の低いJEP
Gの圧縮プログラムのみの格納だけですむ。この結果、
各制御装置におけるプログラム格納のための記憶処理の
節約効果がでる。
【0039】本発明はさらに種々の変更を加えた形でも
実施できる。
【0040】たとえば、上記実施例では、画像データの
出力要求を必ず実施する方式について示したが、クライ
アント側でサーバー側の圧縮・伸長方式検索テーブルを
受信したとき、ディスプレイにエラーメッセージを出力
し処理を終了しても良い。このときは、図2のステップ
106〜110のかわりに、エラーメッセージを出力す
る処理を実施しそのまま終了すれば良い。このようにし
た場合は、制御装置自体の負荷が、非常に少なくなり、
制御装置で行われている他の業務に好影響を与える。
【0041】また、クライアント側の業務が限られてい
て、圧縮する画像データの圧縮特性が前もってわかって
いる時などは、圧縮・伸長方式を以下のように動的に決
定することも可能である。この場合は、図4において、
圧縮率の高い順に圧縮・伸長方式検索テーブルの項目を
順序付け、圧縮・伸長方式検索テーブルを順序通りに走
査し、最初に見つかるフラグの値1の方式を、図2にお
ける最適の圧縮・伸長方式xとすれば良い。もちろん、
テーブルの項目の順序付けに際しては、圧縮率の高い順
に代えて、個々の要求により、圧縮時間が最も短いも
の、伸長時間が最も短いもの、圧縮/伸長時間の合計が
最も短いもの等、種々設定することができる。こうすれ
ば、システムのトータル性能のチューニングができ、最
適なシステム運用が可能となる。
【0042】この他、サーバー側において、図3全体、
あるいは、出力処理の中心である図3のステップ204
〜208、すなわち圧縮画像データを受信し、保持した
状態で印刷直前に伸長するような部分を、スプーリング
システムとできることは、言うまでもない。むしろ、実
際のシステムの制御装置に組み込まれている標準的なス
プーリング機能で、このようなスプーリングを実現する
ことのほうが、現在では普通である。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、プリンタ等の画像出力
装置の共有を効率よく実現でき、ネットワークのトラヒ
ックを最小限に押えることで、伝送時の負荷率低減が可
能となり、画像伝送システムのコストダウンが図れ、快
適な共同利用環境が構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る画像データ伝送システ
ムで、プリンタ共有のクライアント・サーバーシステム
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のクライアント側装置1におけるプリント
要求に対する処理手順を示すフローチャート図である。
【図3】図1のサーバー側装置2におけるプリント出力
に対する処理手順を示すフローチャート図である。
【図4】図1のクライアント側装置1の圧縮・伸長方式
検索テーブルの構成を示す図である。
【図5】図1のサーバー側装置2の圧縮・伸長方式検索
テーブルの構成を示す図である。
【図6】クライアント側からの画像データ伝送の際、圧
縮・伸長方式を画像データに先立って送る固定長ヘッダ
フォーマットの構成を示す図である。
【図7】手動で最適の圧縮・伸長方式を選択するための
処理手順を示すフローチャート図である。
【図8】自動で最適の圧縮・伸長方式を選択するための
処理手順を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 クライアント側装置 11、12、13 クライアント側の制御装置 14、15、16 クライアント側の圧縮・伸長方式検
索テーブル 17、18、19 クライアント側の圧縮プログラム 20、21、22 クライアント側の伝送制御装置 23、24、25 クライアント側のディスプレイ 3 サーバー側装置 31 サーバー側の制御装置 32 サーバー側の画像出力装置 33 サーバー側の伝送制御装置 34 サーバー側の圧縮・伸長方式検索テ
ーブル 35 サーバー側の圧縮プログラム 37 固定長ヘッダフォーマット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/41 B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信側と受信側で画像データを圧縮・伸長
    処理して伝送する画像データ伝送方法において、 前記送信側において、前記画像データの圧縮・伸長アル
    ゴリズムを予めプログラミングするステップと、前記プ
    ログラミングされた圧縮・伸長アルゴリズムを起動し、
    複数の圧縮・伸長方式を特定する情報を予め記憶するス
    テップと、前記記憶された情報を基に、前記複数の圧縮
    ・伸長方式の中から最適の圧縮・伸長方式を一つ選ん
    で、前記画像データを圧縮するステップと、前記圧縮さ
    れた圧縮画像データを伝送するステップと、受信側にお
    いて、伝送された前記圧縮画像データを前記最適の圧縮
    ・伸長方式に従って伸長するステップと、前記伸長さ
    れ、元に戻した画像データを出力するステップとを備え
    たことを特徴とする画像データ伝送方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記最適の圧縮・伸長
    方式とは、前記予め記憶された複数の圧縮・伸長方式の
    中で、前記受信側とデータ伝送が可能であり、かつ、圧
    縮・伸長率が最も高い圧縮・伸長方式であることを特徴
    とする画像データ伝送方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記最適の圧縮・伸長
    方式は、前記予め記憶された複数の圧縮・伸長方式の中
    からコマンドパラメータの指示で選ぶことを特徴とする
    画像データ伝送方法。
  4. 【請求項4】送信側と受信側で画像データを圧縮・伸長
    処理して伝送する画像データ伝送システムにおいて、 前記送信側において、前記画像データの圧縮・伸長アル
    ゴリズムを予めプログラミングする圧縮プログラム部
    と、前記プログラミングされた圧縮・伸長アルゴリズム
    を起動し、複数の圧縮・伸長方式を特定する情報を予め
    記憶する圧縮・伸長方式検索テーブルと、前記複数の圧
    縮・伸長方式の中から最適の圧縮・伸長方式を一つ選ん
    で前記画像データを圧縮するクライアント制御装置と、
    前記圧縮された圧縮画像データを伝送する伝送制御装置
    と、受信側において、伝送された前記圧縮画像データを
    前記最適の圧縮・伸長方式に従って伸長するサーバー制
    御装置と、前記伸長され、元に戻した画像データを出力
    する画像出力装置とを備えたことを特徴とする画像デー
    タ伝送システム。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記圧縮・伸長アルゴ
    リズムを、ハードウェアとして実現することを特徴とす
    る画像データ伝送システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7082478B2 (en) * 2001-05-02 2006-07-25 Microsoft Corporation Logical semantic compression
US7725588B2 (en) 2001-11-02 2010-05-25 Nec Corporation Switching method and switch device

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