JPH0718378B2 - 内燃機関のクランク角認識装置のノイズによる誤動作防止方法 - Google Patents
内燃機関のクランク角認識装置のノイズによる誤動作防止方法Info
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- JPH0718378B2 JPH0718378B2 JP9153391A JP9153391A JPH0718378B2 JP H0718378 B2 JPH0718378 B2 JP H0718378B2 JP 9153391 A JP9153391 A JP 9153391A JP 9153391 A JP9153391 A JP 9153391A JP H0718378 B2 JPH0718378 B2 JP H0718378B2
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- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
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Description
が特定角度になったタイミングをパルス信号として取出
し、このパルス信号を内燃機関制御装置に入力して内燃
機関を制御することが行われている。
の特定角度を認識する装置が、ノイズによって誤動作し
ないようにする内燃機関のクランク角認識装置のノイズ
による誤動作防止方法に関するものである。
た時にセンサが出力したパルス信号を内燃機関制御装置
に導く場合、パルス信号伝送用電線またはセンサにノイ
ズが加わると、内燃機関制御装置がクランク角度の認識
を誤り、誤動作する要因となる。
従来は、パルス信号電送回路中にコンデンサCと抵抗R
とから成る時間遅れ回路を形成してノイズレベルを低減
したり、パルス信号電送回路を電気的にシールドしてノ
イズの混入を防止したり、積算型のロータリエンコーダ
(回転符号器)の出力ディージタル信号と、ソフトウェ
アとの組合せによりノイズを認識して除去する方法が行
われていた。
いる時間遅れ回路をパルス信号電送回路中に形成する方
法、およびパルス信号電送回路を電気的にシールドする
方法は、ノイズの影響を完全に除去するのが困難であ
り、ロータリエンコーダを使用する方法は、ロータリエ
ンコーダを内燃機関へ取付ける上でのスペース、環境上
の制約が厳しく、ロータリエンコーダの信頼性維持が困
難であるとともに、コスト高となる欠点があった。
簡単な方法で確実にノイズを除去できるようにした内燃
機関のクランク角認識装置のノイズによる誤動作防止方
法を提供することを目的とするものである。
ンク角認識装置のノイズによる誤動作防止方法は、クラ
ンク軸の特定角度を検出してパルス信号を同時に出力す
る複数のセンサの出力を前記パルス信号のパルス幅の範
囲内で個別に時間遅れを与えた後、AND回路に入力し
各パルス信号がAND回路に同時に入力されたときのみ
1つのパルス信号を取出して内燃機関認識装置に導くこ
とを特徴とするものである。
ノイズが混入しても、ノイズは個別に時間遅れが与えら
れてAND回路から出力することがなく、AND回路か
らはパルス信号のみを取出すことができる。
する。
左方から見た正面図であって、内燃機関1のクランク軸
2にはフライホイール3が取付けられていて、フライホ
イール3外周のクランク軸2の中心を通る1つの直径と
交差する対向位置には、マーク、永久磁石等の2つの角
度識別素子4,5が固着されている。またクランク軸2
の中心を通る1つの直径上でフライホイール3の外周か
ら若干離れた位置には、光学式、磁気式等の2つのセン
サ6,7が配設され、センサ6,7には導線8,9が接
続されている。
ル3が回転すると、クランク軸2が特定角度になった
時、2つの角度識別素子4,5は2つのセンサ6,7の
直近を同時に通過して、センサ6,7は同時に同一波形
のパルス信号を導線8,9に出力するようになってい
る。
って、センサ6,7から出力されたパルス信号を伝送す
る導線8,9は、個別に遅延回路10,11にパルス信
号を入力するようになっている。遅延回路10,11
は、例えばコンデンサと抵抗等で構成され、導線8,9
で伝送されて来たパルス信号に時間遅れを生じさせて出
力するもので、一方の遅延回路10の方が、他方の遅延
回路11よりもパルス信号のパルス幅の範囲内で大きな
時間遅れを生じさせるようになっている。
回路12に入力されるようになっていて、AND回路1
2は遅延回路10,11の双方から出力信号が入力され
ている時に、内燃機関の制御装置に備えられる内燃機関
認識装置13に信号を出力するようになっている。
ンク軸2と共に回転すると、クランク軸2が特定角度に
なった時、2つのセンサ6,7は図4に示すようにセン
サ6,7は同時に同一の波形のパルス信号14,15を
出力して遅延回路10,11に入力する。
方がパルス信号15よりもパルス幅16の範囲内で大き
な時間遅れが生じ、遅延回路10,11からパルス信号
14’,15’となってAND回路12に入力される。
AND回路12は、パルス信号14’,15’が共に入
力されている期間のみ、パルス信号17を出力して図1
に示す内燃機関認識装置13へ入力し、各種の内燃機関
制御に供される。
であるが、図5に示すように一方のセンサ7の出力のみ
にノイズ18が入ると、このノイズ18はパルス信号1
5と共に遅延回路11を通ってノイズ18’となり、A
ND回路12に入力される。しかしノイズ18’が入っ
ている期間には他方のパルス信号14’がAND回路1
2に入力されていないため、ノイズ18’はAND回路
12からは図4の場合と同じパルス信号17のみが出力
される。
ノイズ19が入り、センサ7の出力にもノイズ20が同
時に入った場合には、これらのノイズ19,20は遅延
回路10,11で時間差が与えられてノイズ19’,2
0’となり、AND回路12へはノイズ19’,20’
は同時に入力されていないため、AND回路12で除去
され、図4の場合と同様にAND回路12からはパルス
信号17のみが出力される。
用時間がμsec単位の非常に短いものであるため、遅
延回路よりμsec単位の時間遅れを与えることによ
り、図6における2つのノイズ19’,20’が同時期
に重なる確率は極めて小さくなる。また複数の遅延回路
10,11の遅延時間の設定は、それぞれμsec単位
で異なった値を定めておく。
つのパルス信号14,15が同時に出力される場合につ
いて説明したが、センサを3個以上使用して、3つ以上
のパルス信号が同時に出力されるようにすることもでき
る。
やソフトウェア等の複雑な装置を使用することなく、遅
延回路とAND回路の簡単な手段を用いることによっ
て、ノイズを確実に除去し、内燃機関の特定クランク角
度を正確に認識することができる。
説明図である。
説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 クランク軸の特定角度を検出してパルス
信号を同時に出力する複数のセンサの出力を前記パルス
信号のパルス幅の範囲内で個別に時間遅れを与えた後、
AND回路に入力し各パルス信号がAND回路に同時に
入力されたときのみ1つのパルス信号を取出して内燃機
関認識装置に導くことを特徴とする内燃機関のクランク
角認識装置のノイズによる誤動作防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9153391A JPH0718378B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 内燃機関のクランク角認識装置のノイズによる誤動作防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9153391A JPH0718378B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 内燃機関のクランク角認識装置のノイズによる誤動作防止方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04303155A JPH04303155A (ja) | 1992-10-27 |
JPH0718378B2 true JPH0718378B2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=14029090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9153391A Expired - Fee Related JPH0718378B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 内燃機関のクランク角認識装置のノイズによる誤動作防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0718378B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100444462B1 (ko) * | 2002-03-22 | 2004-08-16 | 현대자동차주식회사 | 디젤 엔진의 크랭크 포지션 센서 노이즈 보상 방법 |
JP6613814B2 (ja) * | 2015-10-29 | 2019-12-04 | 日産自動車株式会社 | クランクシャフトポジションセンサの診断方法及び診断装置 |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP9153391A patent/JPH0718378B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04303155A (ja) | 1992-10-27 |
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