JPH0718360A - 耐摩耗性に優れたTi−Al系金属間化合物部材及びその製造方法 - Google Patents

耐摩耗性に優れたTi−Al系金属間化合物部材及びその製造方法

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JPH0718360A
JPH0718360A JP16806193A JP16806193A JPH0718360A JP H0718360 A JPH0718360 A JP H0718360A JP 16806193 A JP16806193 A JP 16806193A JP 16806193 A JP16806193 A JP 16806193A JP H0718360 A JPH0718360 A JP H0718360A
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JP
Japan
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intermetallic compound
wear resistance
compound member
powder
film
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JP16806193A
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English (en)
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Masaki Kumagai
正樹 熊谷
Kazuhisa Shibue
和久 渋江
Bokujiyun Kin
睦淳 金
Tsutomu Furuyama
努 古山
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Sumitomo Light Metal Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Light Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量でかつ耐摩耗性に優れたTi−Al系金
属間化合物部材及びその製造方法を提供すること。 【構成】 組成が、Al:25〜75at%と、F,C
l,Br,Iのハロゲンのうち少なくとも1種以上を
0.004〜1at%と、残部がTi及び不可避不純物
と、からなるTi−Al系金属間化合物部材であり、該
Ti−Al系金属間化合物部材の耐摩耗性が要求される
部分の表面に、厚さ1〜50μmの緻密なAl23皮膜
を有することを特徴とする耐摩耗性に優れたTi−Al
系金属間化合物部材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車分野,航空宇宙
分野,産業機械分野等に使用されるTi−Al系金属間
化合物部材及びその製造方法に関し、特に軽量,高温強
度,高比剛性に加え、耐摩耗性が要求されるTi−Al
系金属間化合物部材及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
例えば自動車等の分野においては、環境保護や省エネの
観点から、各種部材の軽量化が求められており、特に従
来の鉄系部品から軽量のアルミニウム系部材への転換が
検討されている。
【0003】このうち自動車部材、とりわけエンジンま
わりの部材には摺動部材が多く、鉄系からアルミニウム
系へ一部の部材を置き換えた場合に、摩耗が激しく実用
上問題になることがある。そのため、軽量かつ耐摩耗性
に優れた摺動部材の登場が待たれている。
【0004】本発明は、Ti−Al系金属間化合物の特
性の改善について多面的に研究を実施した結果として得
られたものであり、その目的は、軽量でかつ耐摩耗性に
優れたTi−Al系金属間化合物部材及びその製造方法
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の請求項1の発明は、組成が、Al;25〜75at%
と、F,Cl,Br,Iのハロゲンのうち少なくとも1
種以上を0.004〜1at%と、残部がTi及び不可
避不純物と、からなるTi−Al系金属間化合物部材で
あり、該Ti−Al系金属間化合物部材の耐摩耗性が要
求される部分の表面に、厚さ1〜50μmの緻密なAl2
3皮膜を有することを特徴とする耐摩耗性に優れたT
i−Al系金属間化合物部材を要旨とする。
【0006】請求項2の発明は、前記Ti−Al系金属
間化合物の組成中に、0.05〜10at%のMnを含
むことを特徴とする前記請求項1記載の耐摩耗性に優れ
たTi−Al系金属間化合物部材を要旨とする。
【0007】請求項3の発明は、組成が、Al;25〜
75at%と、F,Cl,Br,Iのハロゲンのうち少
なくとも1種以上を0.004〜1at%と、残部がT
i及び不可避不純物と、からなるTi−Al系金属間化
合物部材に対し、酸化雰囲気中にて、800〜1100
℃の温度範囲で酸化処理を行なって、表面に緻密なAl
23皮膜を形成することを特徴とする耐摩耗性に優れた
Ti−Al系金属間化合物部材の製造方法を要旨とす
る。
【0008】請求項4の発明は、前記Ti−Al系金属
間化合物の組成中に、0.05〜10at%のMnを含
むことを特徴とする前記請求項3記載の耐摩耗性に優れ
たTi−Al系金属間化合物部材の製造方法を要旨とす
る。
【0009】ここで、前記数値を規定する理由を説明す
る。 1)Al量 下限値未満では、連続したAl23皮膜が形成されず耐
摩耗性が十分でない。また、上限値を超えると、ハロゲ
ンを添加しなくとも、Al23皮膜が形成されるので、
耐摩耗性の向上効果が飽和する。
【0010】2)ハロゲン量 下限値未満では、密着性の良いAl23皮膜が形成され
ず耐摩耗性が低下する。また、上限値を超えると、下地
の延性が低下する。 3)Al23皮膜の厚さ 下限値未満では、Al23皮膜の厚さが薄すぎて耐摩耗
性が十分でない。
【0011】また、上限値を超えると、Al23皮膜が
厚すぎて割れ易く耐摩耗性が低下する。 4)Mn量 下限値未満では、延性向上の効果がない。また、上限値
を超えると、効果が飽和する。
【0012】5)酸化処理温度 下限値未満では、形成されるAl23皮膜が薄く耐摩耗
性が十分でない。また、上限値を超えると、Al23
膜が厚くなりすぎて割れ易くなり、耐摩耗性が低下す
る。
【0013】尚、酸化処理の時間としては、5分〜 2
4時間の範囲が好適であり、この下限値未満では、形成
されるAl23皮膜が薄く耐摩耗性が十分でなく、上限
値を超えると、効果が飽和するとともに、いたずらに生
産性を低下させる。
【0014】
【作用】本発明は、軽量のTi−Al系金属間化合物部
材の表面に種々の被膜を形成させたものの耐摩耗性を、
他の材料と比較調査した結果得られたものであり、特に
Ti−Al系金属間化合物を酸化させるという比較的簡
単な処理により耐摩耗性に優れたTi−Al系金属間化
合物部材が得られるものである。
【0015】この場合、下地となるTi−Al系金属間
化合物に少量のハロゲンを含ませて、酸化処理を行なう
と、緻密で密着性のよいAl23皮膜が形成され、この
優れたAl23皮膜が耐摩耗性を向上させる。つまり、
下地に上述した組成のTi−Al系金属間化合物を用い
ると、常時は表面のAl23皮膜によって優れた耐摩耗
性を発揮するが、もし高温で使用中にAl23皮膜が破
損したとしても、下地の表面にすぐAl23皮膜が形成
されるので、耐久性が高い。また、この下地とAl23
皮膜とは密着性に優れているので、この点でも耐摩耗性
が向上することになる。
【0016】しかも、耐摩耗性に優れたAl23皮膜の
形成は、単に、例えば大気中等の酸化雰囲気で加熱する
だけでいいので、その処理が極めて簡単である。また、
Mnを上述した所定量含むものは、延性が向上するので
一層好ましい。
【0017】
【実施例】以下、本発明を具体化したTi−Al系金属
間化合物部材及びその製造方法の実施例を、比較例とと
もに説明する。 (実施例1;試料No.2,6,7,17)不純物として
NaClを含むNa法で作製されたスポンジチタン粉末
(149μm以下)と、Heガスアトマイズ法で作製さ
れたAl粉末或はAl合金粉末(149μm以下)と
を、化学分析値が最終組成で下記表1の試料No.2,
6,7,17に示す値となる様に混合した。この混合物
をアルミニウム容器に挿入し、本容器内を加熱しながら
真空排気して、脱気処理を施した。その後、容器ごと熱
間押出を行った。押出条件は430℃、押出比45とし
た。得られた押出材からアルミニウム容器を外削除去し
反応合成用素材とした。
【0018】この押出材について、HIPにて反応合成
(560℃)を行ないTi−Al金属間化合物とした後
に、引き続いてHIP中にて1300℃で10時間の均
質化処理を行った。この時、雰囲気はArガスで、圧力
は180MPaとした。この様にして製造した素材に表1
に示す条件にて、大気中にて表面に酸化処理を施してA
23皮膜を形成した。
【0019】(実施例2;試料No.1,4,5,16)
プラズマ回転電極法によって作製されたチタン粉末(2
97μm以下)と、Arガスアトマイズ法で作製された
Al粉末或はAl合金粉末(149μm以下)と、Zn
2粉末(149μm以下)とを、化学分析値が最終組成
で下記表1の試料No.1,4,5,16に示す値となる
様に混合した。この混合物をアルミニウム容器に挿入
し、本容器内を加熱しながら真空排気して、脱気処理を
施した。その後、容器ごと熱間押出を行った。押出条件
は400℃、押出比45とした。得られた押出材からア
ルミニウム容器を外削除去し反応合成用素材とした。
【0020】この押出材について、HIPにて反応合成
(560℃)を行ないTi−Al金属間化合物とした後
に、引き続いてHIP中にて1200℃で10時間の均
質化処理を行った。この時、雰囲気はArガスで、圧力
は150MPaとした。この様にして製造した素材に表1
に示す条件にて、大気中で表面に酸化処理を施してAl
23皮膜を形成した。
【0021】(実施例3;試料No.3,8,9)クロー
ル法で作製されたスポンジチタンを水素化脱水素した粉
末(74μm以下)と、Heガスアトマイズ法で作製さ
れたAl粉末或はAl合金粉末(149μm以下)と、
AgBr粉末(25μm以下)とを、化学分析値が最終
組成で下記表1の試料No.3,8,9に示す値となる様
に混合した。この混合物をアルミニウム容器に挿入し、
本容器内を加熱しながら真空排気して、脱気処理を施し
た。その後、容器ごと熱間押出を行った。押出条件は3
60℃、押出比45とした。得られた押出材からアルミ
ニウム容器を外削除去し反応合成用素材とした。
【0022】この押出材について、HIPにて反応合成
(560℃)を行ないTi−Al金属間化合物とした後
に、引き続いてHIP中にて1200℃で10時間の均
質化処理を行った。この時、雰囲気はArガスで、圧力
は150MPaとした。この様にして製造した素材に表1
に示す条件にて、大気中で表面に酸化処理を施してAl
23皮膜を形成した。
【0023】(実施例4;試料No.10,11,12,
18)プラズマ回転電極法によって作製されたチタン粉
末(297μm以下)と、Arガスアトマイズ法で作製
されたAl粉末或はAl合金粉末(74μm以下)と、
Agl粉末(74μm以下)とを、化学分析値が最終組
成で下記表1の試料No.10,11,12,18に示す
値となる様に混合した。この混合物をアルミニウム容器
に挿入し、本容器内を加熱しながら真空排気して、脱気
処理を施した。その後、容器ごと熱間押出を行った。押
出条件は400℃、押出比45とした。得られた押出材
からアルミニウム容器を外削除去し反応合成用素材とし
た。
【0024】この押出材について、HIPにて反応合成
(560℃)を行ないTi−Al金属間化合物とした後
に、引き続いてHIP中にて1300℃で10時間の均
質化処理を行った。この時、雰囲気はArガスで、圧力
は200MPaとした。この様にして製造した素材に表1
に示す条件にて、大気中で表面に酸化処理を施してAl
23皮膜を形成した。
【0025】(実施例5;試料No.13,14,15)
化学分析値の異なる次の3種の混合粉末を作成した。ま
ず、Na法で作成され製造中の不可避不純物としてNa
Clを含むスポンジチタン粉末(149μm以下)と、
Heガスアトマイズ法で作製されたAl粉末(149μ
m以下)と、ZnF2粉末(149μm以下)とを、化学
分析値が最終組成で下記表1の試料No.13に示す値と
なる様に混合して、第1の混合粉末を作成した。
【0026】また、クロール法で作製されたスポンジチ
タンを水素化脱水素した粉末(74μm以下)と、He
ガスアトマイズ法で作製されたAl粉末(149μm以
下)と、AgBr粉末(25μm以下)と、AgI粉末
(74μm)とを、化学分析値が最終組成で下記表1の
試料No.14に示す値となる様に混合して、第2の混合
粉末を作成した。
【0027】更に、プラズマ回転電極法によって作製さ
れたチタン粉末(297μm以下)と、Arガスアトマ
イズ法で作製されたAl粉末(74μm以下)と、Zn
2粉末(149μm以下)と、AgBr粉末(25μm
以下)と、Agl粉末(74μm以下)とを、化学分析
値が最終組成で下記表1の試料No.15に示す値となる
様に混合し、第3の混合粉末を作成した。
【0028】そして、これら3種の混合物をそれぞれア
ルミニウム容器に挿入し、本容器内を加熱しながら真空
排気して、脱気処理を施した。その後、容器ごと熱間押
出を行った。押出条件はいずれも400℃、押出比45
とした。得られた押出材からアルミニウム容器を外削除
去し反応合成用素材とした。
【0029】この押出材について、HIPにて反応合成
(560℃)を行ないTi−Al金属間化合物とした後
に、耐酸化性を調べるために、引き続いてHIP中にて
1300℃で10時間の均質化処理を行った。この均質
化処理の時の雰囲気はArガスで、圧力は200MPaと
した。この様にして製造した素材に表1に示す条件に
て、大気中で表面に酸化処理を施してAl23皮膜を形
成した。
【0030】(比較例;試料No.21〜37)比較例と
して、表2に示すNo.21〜37の試料を製造した。こ
のうち、試料No.22,25,31は前記実施例1と同
様な方法で製造し、試料No.21,24,30,36,
37は前記実施例2と同様な方法で製造し 試料No.3
2,33は前記実施例3と同様な方法で製造し 試料No.
23,26,34,35は前記実施例4と同様な方法で
製造した。また、試料No.27は前記実施例4において
Aglを添加しなかったものを示し、試料No.28は比
較例の試料No.27において酸化処理をしなかったもの
を示し、試料No.29は従来材の浸炭材において酸化処
理をしなかったものを示している。
【0031】そして、上述した実施例及び比較例の各試
料に対し、伸びの測定及び比摩耗量の測定を行った。こ
のうち、伸びの測定は、ストレート部φ5mm×15mmの
引張試験片を削り出し、常温で速度1mm/sにて引張試
験を行ない、その伸びを測定した。また、比摩耗量につ
いては、下記の要領で測定を行った。
【0032】試料(供試材)の寸法をφ5mm×8mmと
し、3点式ピンオンディスク摩耗試験機にて、相手材S
CM415(浸炭材),面圧2MPa,摺動速度1m/se
c,潤滑はスピンドル油,油温100℃,試験時間1時
間の条件で、摩耗試験を行った。これらの試験の結果を
同じく下記表1及び表2に記す。評価の基準(良好なも
の)は、伸び;0.5%以上,供試材の比摩耗量(供試
材を酸化処理なしのTi−48at%Al−2at%M
nとした場合の摩耗量を1とする);0.1未満,相手
材の比摩耗量(供試材を酸化処理なしのTi−48at
%Al−2at%Mnとした場合の相手材の摩耗量を1
とする);0.1未満とした。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】この表1及び表2から明らかな様に、本実
施例の試料No.1〜18のものは、伸び及び比摩耗量が
ともに基準値を満たしており、望ましいものであった。
つまり、本実施例のものは、金属部材として必要とされ
る延性を備えているとともに、優れた耐摩耗性を備えて
いる。尚、比摩耗量については、自身(供試材)の摩耗
量及び相手(相手材)の摩耗量ともに少ないものが好ま
しいが、少なくとも自身の摩耗量が少ないことが要求さ
れる。
【0036】それに対して、比較例の試料No.21〜3
7のものは、伸び又は比摩耗量の値が悪く好ましくな
い。尚、比較例試料No.22,38はAl量が多く、試
料No.25はハロゲン量が多いため、耐摩耗性に関して
は優れているかもしれないが、伸びが極めて少ないの
で、金属部材としては実際上好ましくない。
【0037】尚、本発明は、上記実施例に何等限定され
ず、本発明の要旨の範囲内において各種の態様で実施で
きることは勿論である。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したことから明らかな様に、請
求項1のTi−Al系金属間化合物部材では、下地の組
成がAlとハロゲンと残部がTiとからなり、その表面
に所定厚さの緻密なAl23皮膜が形成されているの
で、耐摩耗性に優れしかも軽量であるので、例えば自動
車部品等の摺動部材として好適である。
【0039】また、請求項3のTi−Al系金属間化合
物部材の製造方法では、Alとハロゲンと残部がTiと
かならる下地に対し、例えば大気中などの酸化雰囲気中
にて所定温度で加熱保持するだけで、下地の表面に表面
に耐摩耗性に優れた緻密なAl23皮膜を容易に形成す
ることができる。
【0040】尚、このTi−Al系金属間化合物の組成
中に、所定量のMnを含む場合は、延性が向上するので
一層好ましい。
フロントページの続き (72)発明者 古山 努 東京都港区新橋5丁目11番3号 住友軽金 属工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組成が、Al;25〜75at%と、
    F,Cl,Br,Iのハロゲンのうち少なくとも1種以
    上を0.004〜1at%と、残部がTi及び不可避不
    純物と、からなるTi−Al系金属間化合物部材であ
    り、 該Ti−Al系金属間化合物部材の耐摩耗性が要求され
    る部分の表面に、厚さ1〜50μmの緻密なAl23
    膜を有することを特徴とする耐摩耗性に優れたTi−A
    l系金属間化合物部材。
  2. 【請求項2】 前記Ti−Al系金属間化合物の組成中
    に、0.05〜10at%のMnを含むことを特徴とす
    る前記請求項1記載の耐摩耗性に優れたTi−Al系金
    属間化合物部材。
  3. 【請求項3】 組成が、Al;25〜75at%と、
    F,Cl,Br,Iのハロゲンのうち少なくとも1種以
    上を0.004〜1at%と、残部がTi及び不可避不
    純物と、からなるTi−Al系金属間化合物部材に対
    し、酸化雰囲気中にて、800〜1100℃の温度範囲
    で酸化処理を行なって、表面に緻密なAl 23皮膜を形
    成することを特徴とする耐摩耗性に優れたTi−Al系
    金属間化合物部材の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記Ti−Al系金属間化合物の組成中
    に、0.05〜10at%のMnを含むことを特徴とす
    る前記請求項3記載の耐摩耗性に優れたTi−Al系金
    属間化合物部材の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000045973A1 (en) * 1999-02-02 2000-08-10 Metal Casting Technology, Incorporated Passivated titanium aluminide tooling
US6881741B2 (en) 2001-06-11 2005-04-19 Virochem Pharma Inc. Compounds and methods for the treatment or prevention of Flavivirus infections
CN106834992A (zh) * 2015-12-04 2017-06-13 中航商用航空发动机有限责任公司 TiAl合金铸件及其处理工艺

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