JPH07182584A - 散乱光式煙感知器 - Google Patents
散乱光式煙感知器Info
- Publication number
- JPH07182584A JPH07182584A JP32532493A JP32532493A JPH07182584A JP H07182584 A JPH07182584 A JP H07182584A JP 32532493 A JP32532493 A JP 32532493A JP 32532493 A JP32532493 A JP 32532493A JP H07182584 A JPH07182584 A JP H07182584A
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- smoke
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構造で、結露による誤発報を防止する
散乱光式煙感知器を提供する。 【構成】 光が直接入光されない角度となるように発光
素子２と受光素子５を配置し組込んだ検煙ホルダー１を
有し、該検煙ホルダー１の発光側に形成された穴部１１
には発光素子２を設けるとともに、該検煙ホルダー１の
発光側と対向した受光側に形成された穴部１２には、プ
リズムレンズ３を介在させて、受光素子５を設けた構造
とされており、発光側の穴部１１の下側は、発光素子２
の表面に付着した結露によって生じる光の反射を防止す
る逃穴６を形成している。
散乱光式煙感知器を提供する。 【構成】 光が直接入光されない角度となるように発光
素子２と受光素子５を配置し組込んだ検煙ホルダー１を
有し、該検煙ホルダー１の発光側に形成された穴部１１
には発光素子２を設けるとともに、該検煙ホルダー１の
発光側と対向した受光側に形成された穴部１２には、プ
リズムレンズ３を介在させて、受光素子５を設けた構造
とされており、発光側の穴部１１の下側は、発光素子２
の表面に付着した結露によって生じる光の反射を防止す
る逃穴６を形成している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、散乱光式煙感知器に関
し、更に詳しくは散乱光式煙感知器の結露に起因する光
路の変化によって生じる無用な反射光の発生を防止した
散乱光式煙感知器に関するものである。
し、更に詳しくは散乱光式煙感知器の結露に起因する光
路の変化によって生じる無用な反射光の発生を防止した
散乱光式煙感知器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】煙感知器として、従来より散乱光式煙感
知器が知られている。図４は、このような散乱光式煙感
知器の検煙ホルダー部分の詳細を示した縦断面構造を表
したもので、光が直接入光されない角度となるように発
光素子１００と受光素子１０１を配置し組み込んだ検煙
ホルダー１０２を有し、検煙ホルダー１０２の発光側に
形成された穴部１０２ａには発光素子１００を設けると
ともに、検煙ホルダー１０２の発光側と対向した受光側
に形成された穴部１０２ｂには、プリズムレンズ１０３
を介在させて、受光素子１０１を設けた構造となってい
る。
知器が知られている。図４は、このような散乱光式煙感
知器の検煙ホルダー部分の詳細を示した縦断面構造を表
したもので、光が直接入光されない角度となるように発
光素子１００と受光素子１０１を配置し組み込んだ検煙
ホルダー１０２を有し、検煙ホルダー１０２の発光側に
形成された穴部１０２ａには発光素子１００を設けると
ともに、検煙ホルダー１０２の発光側と対向した受光側
に形成された穴部１０２ｂには、プリズムレンズ１０３
を介在させて、受光素子１０１を設けた構造となってい
る。
【０００３】このような散乱光式煙感知器では、発光素
子１００と受光素子１０１の光軸の交差した部分を検煙
部Ｓとして構成しており、煙室に侵入した煙粒子がこの
部分に侵入すると、散乱光がプリズムレンズ１０３を通
じて受光素子１０１に入射され、このとき受光素子１０
１が検知する光量が所定レベルまで増大することによっ
て、火災を報知するようになっている。
子１００と受光素子１０１の光軸の交差した部分を検煙
部Ｓとして構成しており、煙室に侵入した煙粒子がこの
部分に侵入すると、散乱光がプリズムレンズ１０３を通
じて受光素子１０１に入射され、このとき受光素子１０
１が検知する光量が所定レベルまで増大することによっ
て、火災を報知するようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな散乱光式煙感知器では、室内の急激な温度変化や、
施工中に息を吹きかけたりすると、発光素子や煙室の一
部に水滴が付着して結露を生じ、そのために発光素子か
ら放出された光の光路に変化を生じて、煙感知器内部で
無用な反射光を生じてしまい、これがために受光素子で
は煙の侵入がないにもかかわらず誤動作するなどの問題
を生じている。
うな散乱光式煙感知器では、室内の急激な温度変化や、
施工中に息を吹きかけたりすると、発光素子や煙室の一
部に水滴が付着して結露を生じ、そのために発光素子か
ら放出された光の光路に変化を生じて、煙感知器内部で
無用な反射光を生じてしまい、これがために受光素子で
は煙の侵入がないにもかかわらず誤動作するなどの問題
を生じている。
【０００５】本発明はこのような事実に鑑み、課題を解
決するために提案されたもので、その目的とするところ
は結露によって無用な光路変化が生じた場合にも、煙感
知器内部における反射を防止し、もって結露に対する誤
発報防止効果の高い散乱光式煙感知器を提供することに
ある。
決するために提案されたもので、その目的とするところ
は結露によって無用な光路変化が生じた場合にも、煙感
知器内部における反射を防止し、もって結露に対する誤
発報防止効果の高い散乱光式煙感知器を提供することに
ある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案される本発明は、光が直接入光されない角度とな
るように発光素子と受光素子を配置し組込んだ検煙ホル
ダーを有し、該検煙ホルダーの発光側に形成された穴部
には発光素子を設けるとともに、該検煙ホルダーの発光
側と対向した受光側に形成された穴部には、プリズムレ
ンズを介在させて、受光素子を設けた構造とされた散乱
光式煙感知器の改良であって、請求項１において提案さ
れた散乱光式煙感知器において、上記発光側の穴部の下
側は、発光素子の表面に付着した結露によって生じる光
の反射を防止する逃穴を形成したことを特徴としてい
る。
に提案される本発明は、光が直接入光されない角度とな
るように発光素子と受光素子を配置し組込んだ検煙ホル
ダーを有し、該検煙ホルダーの発光側に形成された穴部
には発光素子を設けるとともに、該検煙ホルダーの発光
側と対向した受光側に形成された穴部には、プリズムレ
ンズを介在させて、受光素子を設けた構造とされた散乱
光式煙感知器の改良であって、請求項１において提案さ
れた散乱光式煙感知器において、上記発光側の穴部の下
側は、発光素子の表面に付着した結露によって生じる光
の反射を防止する逃穴を形成したことを特徴としてい
る。
【０００７】請求項２において提案された本発明は、発
光側の穴部の下側は、発光素子の表面に付着した結露に
よって生じる光の反射を防止するため、多数の凹凸を形
成した光トラップを形成したことを特徴としている。請
求項３において提案された本発明は、検煙ホルダーの内
面には、中央部に仕切壁を形成し、多数の凹凸を形成し
た光トラップを外周から中央部の仕切壁に向かって漸次
膨出するように階段状に形成している。
光側の穴部の下側は、発光素子の表面に付着した結露に
よって生じる光の反射を防止するため、多数の凹凸を形
成した光トラップを形成したことを特徴としている。請
求項３において提案された本発明は、検煙ホルダーの内
面には、中央部に仕切壁を形成し、多数の凹凸を形成し
た光トラップを外周から中央部の仕切壁に向かって漸次
膨出するように階段状に形成している。
【０００８】更に、請求項４において提案された本発明
は、受光側の穴部には、プリズムレンズの下側を覆い隠
す遮光板を設けたことを特徴としている。請求項５にお
いて提案された本発明は、請求項１〜４において提案さ
れた散乱光式煙感知器において、更に検煙ホルダーの下
方には、煙を流入させるトラップ構造の煙室が設けら
れ、この煙室の底面には、光反射を防止する多数の凹凸
を形状した乱反射面を設けたことを特徴としている。
は、受光側の穴部には、プリズムレンズの下側を覆い隠
す遮光板を設けたことを特徴としている。請求項５にお
いて提案された本発明は、請求項１〜４において提案さ
れた散乱光式煙感知器において、更に検煙ホルダーの下
方には、煙を流入させるトラップ構造の煙室が設けら
れ、この煙室の底面には、光反射を防止する多数の凹凸
を形状した乱反射面を設けたことを特徴としている。
【０００９】
【作用】本発明に係る請求項１に記載の散乱光式煙感知
器によれば、発光素子の表面に生じた結露によって光路
が変化して、一部の光が発光素子を取り付けた穴部の下
側に放出されても、その部分には逃穴が形成されている
ので、その部分で反射することはない。このため、煙感
知器内部で無用な反射光が生じて受光素子に入射するこ
とが未然に防止される。
器によれば、発光素子の表面に生じた結露によって光路
が変化して、一部の光が発光素子を取り付けた穴部の下
側に放出されても、その部分には逃穴が形成されている
ので、その部分で反射することはない。このため、煙感
知器内部で無用な反射光が生じて受光素子に入射するこ
とが未然に防止される。
【００１０】更に、請求項２に記載の散乱光式煙感知器
によれば、発光素子の表面に生じた結露によって光路が
変化して、一部の光が発光素子を取り付けた穴部の下側
に放出されても、その部分には多数の凹凸を形成した光
トラップを設けているので、その部分で反射することは
ない。このため、煙感知器内部で無用な反射光が生じて
受光素子に入射することが未然に防止される。
によれば、発光素子の表面に生じた結露によって光路が
変化して、一部の光が発光素子を取り付けた穴部の下側
に放出されても、その部分には多数の凹凸を形成した光
トラップを設けているので、その部分で反射することは
ない。このため、煙感知器内部で無用な反射光が生じて
受光素子に入射することが未然に防止される。
【００１１】更に、請求項３に記載の散乱光式煙感知器
によれば、検煙ホルダーの内面の中央部に仕切壁を形成
し、外周から中央部の仕切壁に向かって漸次膨出するよ
うに多数の凹凸を形成した光トラップを設けているの
で、発光素子の表面に生じた結露によって光路が変化し
て、一部の光が天井面に放出されたとしても、その部分
には多数の凹凸を形成した光トラップが設けられている
ので、その部分で反射することはない。このため、煙感
知器内部で無用な反射光が生じて受光素子に入射するこ
とが未然に防止される。
によれば、検煙ホルダーの内面の中央部に仕切壁を形成
し、外周から中央部の仕切壁に向かって漸次膨出するよ
うに多数の凹凸を形成した光トラップを設けているの
で、発光素子の表面に生じた結露によって光路が変化し
て、一部の光が天井面に放出されたとしても、その部分
には多数の凹凸を形成した光トラップが設けられている
ので、その部分で反射することはない。このため、煙感
知器内部で無用な反射光が生じて受光素子に入射するこ
とが未然に防止される。
【００１２】また、請求項４に記載の散乱光式感知器に
よれば、プリズムレンズの下側に遮光板を設けているの
で、発光素子の表面に生じた結露によって光路が変化し
て、一部がプリズムレンズの下側に向かったとしても、
その部分には遮光板が設けられているので、受光素子が
無用な光まで煙として感知されることはない。更に、請
求項５に記載の散乱光式感知器によれば、煙室の底面に
は、光反射を防止する多数の凹凸を形成した乱反射面を
設けているので、発光素子の表面に結露を生じて光路が
変化しても、煙室の底面に向かう光を反射させて、受光
素子に入射させることが未然に防止されるので、無用な
反射によって誤動作を生じることが防止できる。
よれば、プリズムレンズの下側に遮光板を設けているの
で、発光素子の表面に生じた結露によって光路が変化し
て、一部がプリズムレンズの下側に向かったとしても、
その部分には遮光板が設けられているので、受光素子が
無用な光まで煙として感知されることはない。更に、請
求項５に記載の散乱光式感知器によれば、煙室の底面に
は、光反射を防止する多数の凹凸を形成した乱反射面を
設けているので、発光素子の表面に結露を生じて光路が
変化しても、煙室の底面に向かう光を反射させて、受光
素子に入射させることが未然に防止されるので、無用な
反射によって誤動作を生じることが防止できる。
【００１３】
【実施例】次に、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図１は請求項１に記載した本発明散乱光式煙感知
器の一実施例を示した要部縦断面構造図である。本発明
の散乱光式煙感知器Ａは、図に見るように、ラビリンス
構造の周壁（不図示）を形成した煙室２ａの上部に検煙
ホルダー１を結合させている。
する。図１は請求項１に記載した本発明散乱光式煙感知
器の一実施例を示した要部縦断面構造図である。本発明
の散乱光式煙感知器Ａは、図に見るように、ラビリンス
構造の周壁（不図示）を形成した煙室２ａの上部に検煙
ホルダー１を結合させている。
【００１４】検煙ホルダー１は、発光側の穴部１１と受
光側の穴部１２を対向させて形成しており、発光側の穴
部には、ＬＥＤなどで構成された発光素子２を埋め込ん
で取付けている。また、受光側の穴部１２には、プリズ
ムレンズ３を嵌入させ、プリズムレンズ３の出光側に
は、検煙ホルダー１の上方に設けた回路基板４に実装さ
せたＩＣチップ状の受光素子５を対向させて設けてお
り、発光素子２の光が直接に受光側のプリズムレンズ３
に入射しないように、発光素子２の中心軸とプリズムレ
ンズ３の入光側の中心軸を煙室２ａ内に向けて斜め下方
で交差させ、検煙部Ｂを形成するようにしている。煙室
２の内面には黒色塗料が施されている。
光側の穴部１２を対向させて形成しており、発光側の穴
部には、ＬＥＤなどで構成された発光素子２を埋め込ん
で取付けている。また、受光側の穴部１２には、プリズ
ムレンズ３を嵌入させ、プリズムレンズ３の出光側に
は、検煙ホルダー１の上方に設けた回路基板４に実装さ
せたＩＣチップ状の受光素子５を対向させて設けてお
り、発光素子２の光が直接に受光側のプリズムレンズ３
に入射しないように、発光素子２の中心軸とプリズムレ
ンズ３の入光側の中心軸を煙室２ａ内に向けて斜め下方
で交差させ、検煙部Ｂを形成するようにしている。煙室
２の内面には黒色塗料が施されている。
【００１５】検煙ホルダー１の発光側に形成された穴部
１１の下側には逃穴６を形成しており、受光側の穴部１
２の下側には発光素子２から放出される無用の光が入射
しないように遮光片１４を設けており、プリズムレンズ
３を嵌入させた検煙ホルダー１の上部は開口され、その
開口１３は、感知器の制御回路を構成する回路基板４に
実装されたＩＣチップ状の受光素子５に臨ませている。
１１の下側には逃穴６を形成しており、受光側の穴部１
２の下側には発光素子２から放出される無用の光が入射
しないように遮光片１４を設けており、プリズムレンズ
３を嵌入させた検煙ホルダー１の上部は開口され、その
開口１３は、感知器の制御回路を構成する回路基板４に
実装されたＩＣチップ状の受光素子５に臨ませている。
【００１６】煙室２ａの内面となる検煙ホルダー１の内
面は、発光素子２からの光が天井面に向かわず検煙部Ｂ
に向うように、中央に仕切壁１ａ，１ａを突出させ、そ
の周囲は外方に向かうに連れて、天井面が高くなる傾斜
面１ｂを形成している。このような構造の煙感知器で
は、発光素子２の表面に結露を生じたため、発光素子２
から放出される光の光路が発光側の穴部１１の下方に向
かったとしても、逃穴６があるため、そこでは光が反射
せず、したがってその反射光がプリズムレンズ３に入射
させないようにできる。
面は、発光素子２からの光が天井面に向かわず検煙部Ｂ
に向うように、中央に仕切壁１ａ，１ａを突出させ、そ
の周囲は外方に向かうに連れて、天井面が高くなる傾斜
面１ｂを形成している。このような構造の煙感知器で
は、発光素子２の表面に結露を生じたため、発光素子２
から放出される光の光路が発光側の穴部１１の下方に向
かったとしても、逃穴６があるため、そこでは光が反射
せず、したがってその反射光がプリズムレンズ３に入射
させないようにできる。
【００１７】図２は請求項２に記載した本発明散乱光式
煙感知器の要部縦断面構造図である。この煙感知器の構
造的特徴は、発光素子２を取付けた発光側の穴部１１の
下方に、多数の凹凸７ａを形成した光トラップ７を設け
た点にあり、請求項１に記載された逃穴６と同様に、結
露によって光路が変化したため、一部の光が穴部１１の
下側に向かったときにも反射を有効に防止できるもので
ある。
煙感知器の要部縦断面構造図である。この煙感知器の構
造的特徴は、発光素子２を取付けた発光側の穴部１１の
下方に、多数の凹凸７ａを形成した光トラップ７を設け
た点にあり、請求項１に記載された逃穴６と同様に、結
露によって光路が変化したため、一部の光が穴部１１の
下側に向かったときにも反射を有効に防止できるもので
ある。
【００１８】図３は請求項１の特徴に、請求項３，４，
５の特徴を加えた煙感知器の縦断面構造を示している。
すなわち、検煙ホルダー１の発光側に形成され、発光素
子２を取り付けた穴部１１の下側には、発光素子２の表
面に付着した結露によって生じる光の反射を防止する逃
穴６を形成し、検煙ホルダー１の内面には、中央部に仕
切壁１ａ，１ａを突出させ、その周囲には、外周から中
央部に向かって漸次膨出するように多数の凹凸８ａを階
段状に形成した光トラップ８を形成している。また、プ
リズムレンズ３の入光側の下方には、発光素子２から放
出された光や煙室２ａ内で反射した光が入射しないよう
に遮光片１４を設け、更に煙室２ａの底面には、多数の
凹凸９ａを形成し乱反射面９を形成している。
５の特徴を加えた煙感知器の縦断面構造を示している。
すなわち、検煙ホルダー１の発光側に形成され、発光素
子２を取り付けた穴部１１の下側には、発光素子２の表
面に付着した結露によって生じる光の反射を防止する逃
穴６を形成し、検煙ホルダー１の内面には、中央部に仕
切壁１ａ，１ａを突出させ、その周囲には、外周から中
央部に向かって漸次膨出するように多数の凹凸８ａを階
段状に形成した光トラップ８を形成している。また、プ
リズムレンズ３の入光側の下方には、発光素子２から放
出された光や煙室２ａ内で反射した光が入射しないよう
に遮光片１４を設け、更に煙室２ａの底面には、多数の
凹凸９ａを形成し乱反射面９を形成している。
【００１９】
【発明の効果】以上の説明から明かなように本発明に係
る請求項１、２に記載の散乱光式煙感知器によれば、発
光素子２の表面に生じた結露によって、散乱した光が光
路をそれて反射して受光素子５に入ることはない。ま
た、請求項３に記載の散乱光式煙感知器によれば、仕切
壁１ａに反射した光は光トラップ８の凹凸８ａで乱反射
し減衰するので受光素子５に入ることはない。
る請求項１、２に記載の散乱光式煙感知器によれば、発
光素子２の表面に生じた結露によって、散乱した光が光
路をそれて反射して受光素子５に入ることはない。ま
た、請求項３に記載の散乱光式煙感知器によれば、仕切
壁１ａに反射した光は光トラップ８の凹凸８ａで乱反射
し減衰するので受光素子５に入ることはない。
【００２０】更に、請求項４に記載の散乱光式煙感知器
によれば、プリズムレンズ３には光路を通過する光のみ
を受けて受光素子５に屈折させているので、結露によっ
て散乱して光を受光することはない。また、請求項５に
記載の散乱光式煙感知器によれば、煙室２ａの底部に光
が散乱しても乱反射面９の凹凸９ａに乱反射し減衰する
ので受光素子５に入ることはない。
によれば、プリズムレンズ３には光路を通過する光のみ
を受けて受光素子５に屈折させているので、結露によっ
て散乱して光を受光することはない。また、請求項５に
記載の散乱光式煙感知器によれば、煙室２ａの底部に光
が散乱しても乱反射面９の凹凸９ａに乱反射し減衰する
ので受光素子５に入ることはない。
【図１】本発明に係る散乱光式煙感知器の構造（請求項
１）を示す概略図である。
１）を示す概略図である。
【図２】本発明に係る散乱光式煙感知器の要部構造（請
求項２）を示す縦断面構造図である。
求項２）を示す縦断面構造図である。
【図３】本発明の他の構造例を示す概略図（請求項３，
４，５）である。
４，５）である。
【図４】従来の散乱光式煙感知器の構造を示す概略縦断
面構造図である。
面構造図である。
Ａ 散乱光式煙感知器 Ｂ 検煙部 １ 検煙ホルダー １ａ 仕切壁 ２ 発光素子 ４ プリズムレンズ ５ 受光素子 ６ 逃穴 ７、８ 光トラップ １４ 遮光板
【手続補正書】
【提出日】平成７年３月６日
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図２
【補正方法】変更
【補正内容】
【図２】
【手続補正２】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図３
【補正方法】変更
【補正内容】
【図３】
Claims (5)
- 【請求項１】光が直接入光されない角度となるように発
光素子と受光素子を配置し組込んだ検煙ホルダーを有
し、該検煙ホルダーの発光側に形成された穴部には発光
素子を設けるとともに、該検煙ホルダーの発光側と対向
した受光側に形成された穴部には、プリズムレンズを介
在させて、受光素子を設けた構造とされた散乱光式煙感
知器において、 上記発光側の穴部の下側は、発光素子の表面に付着した
結露によって生じる光の反射を防止する逃穴を形成した
ことを特徴とする散乱光式煙感知器。 - 【請求項２】光が直接入光されない角度となるように発
光素子と受光素子を配置し組込んだ検煙ホルダーを有
し、該検煙ホルダーの発光側に形成された穴部には発光
素子を設けるとともに、該検煙ホルダーの発光側と対向
した受光側に形成された穴部には、プリズムレンズを介
在させて、受光素子を設けた構造とされた散乱光式煙感
知器において、 上記発光側の穴部の下側は、発光素子の表面に付着した
結露によって生じる光の反射を防止するため、多数の凹
凸を形成した光トラップを形成したことを特徴とする散
乱光式煙感知器。 - 【請求項３】上記検煙ホルダーの内面には、中央部に仕
切壁を形成し、多数の凹凸を形成した光トラップを外周
から中央部の仕切壁に向かって漸次膨出するように階段
状に形成している請求項１に記載の散乱光式煙感知器。 - 【請求項４】上記受光側の穴部には、プリズムレンズの
下側を覆い隠す遮光板を設けたことを特徴とする請求項
１に記載の散乱光式煙感知器。 - 【請求項５】上記検煙ホルダーの下方には、煙を流入さ
せるトラップ構造の煙室が設けられ、この煙室の底面に
は、光反射を防止する多数の凹凸を形状した乱反射面を
設けたことを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載
の散乱光式煙感知器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32532493A JP3541959B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 散乱光式煙感知器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32532493A JP3541959B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 散乱光式煙感知器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07182584A true JPH07182584A (ja) | 1995-07-21 |
| JP3541959B2 JP3541959B2 (ja) | 2004-07-14 |
Family
ID=18175552
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32532493A Expired - Lifetime JP3541959B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 散乱光式煙感知器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3541959B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013001966A1 (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-03 | ホーチキ株式会社 | 散乱光式煙検出装置 |
| JP2015200547A (ja) * | 2014-04-07 | 2015-11-12 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 粒子検出センサ、ダストセンサ、煙感知器、空気清浄機及び換気扇 |
| JP2016200980A (ja) * | 2015-04-10 | 2016-12-01 | ホーチキ株式会社 | 煙感知器 |
-
1993
- 1993-12-22 JP JP32532493A patent/JP3541959B2/ja not_active Expired - Lifetime
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