JPH07180527A - 消音器 - Google Patents
消音器Info
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- JPH07180527A JPH07180527A JP32550293A JP32550293A JPH07180527A JP H07180527 A JPH07180527 A JP H07180527A JP 32550293 A JP32550293 A JP 32550293A JP 32550293 A JP32550293 A JP 32550293A JP H07180527 A JPH07180527 A JP H07180527A
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Abstract
低減化を図る。 【構成】 消音すべき音が通過する通路の一部を、耐熱
繊維からなる布を筒状にして形成した吸音体11で構成
したことを特徴とする。
Description
イラー等から発生する音を消音するための消音器に関す
る。
たり発生するものであり、その低減方法は、一般的には
排気導入管から鋼板製の箱体に導入され、膨脹、干渉及
び吸音により、排気音を低減させるようになっている。
の周波数の為、低い周波数域及び高い周波数域の低減方
法は一様ではなく、高い周波数域の低減方法は、例え
ば、グラスウールの様な吸音材によっている。
内に於ける膨張により、排気ガスエネルギーを消音器内
の空気の振動によりエネルギーを消費して低減させるよ
うになっている。
波数域の消音方法においては、その低減量が消音器(箱
体)の容量に依存することから、低減量を大きくする為
には、その消音器の容量を大きくしなければならない。
これは、消音器の重量の増大及び取付けスペースの拡大
等、不利となる問題がある。
上記の問題点を解消して達成する消音器を提供すること
を目的とするものである。
決するためのもので、第1の発明は、消音すべき音が通
過する通路の一部を、耐熱繊維からなる布を筒状にして
形成した吸音体(11)で構成したことを特徴とするも
のである。
路の一部を穴明きパイプ(19)で形成し、該穴明きパ
イプの外周に、耐熱繊維からなる布を筒状にして形成し
た吸音体(11)を被せたことを特徴とするものであ
る。
の繊維からなる布状の吸音体(11)が排気音により振
動し、その音波のエネルギーが振動エネルギーに転換さ
れ、また、摩擦による熱エネルギーに変換されて消費さ
れ、その排気音は低減される。
て用いた実施例について添付図面に基づいて説明する。
用した第1実施例を示す。1は箱体(外殻)で、その内
部がセパレータ2及び3により第1室4,第2室5及び
第3室6に区画されている。7は内燃機関の排気ガスを
導入するインレットパイプ、8はアウトレットパイプを
示す。9,10はグラスウール等からなる吸音材で、高
周波域の音を低減するように設けられている。
音体で、筒状に形成され、その両端が、セパレータ2,
3に固設された取付けパイプ12,13に嵌合して、第
2室5内に架設されている。尚、該吸音体11は、図の
実施例では2本架設されている。
維、セラミックス繊維等を用いて図3に示すように筒状
に形成されている。その形成方法としては、例えば上記
の繊維を用いて平織、あや織、トルコ禾子織等で繊成或
いは編成した布状のものを所定径に巻いてその両縁を連
結して両小口端が開口した筒状のものとしたり、或い
は、上記繊維を用いて所定径の筒状に編成したものであ
る。
は、消音すべき周波数に応じて所望に設定する。また、
繊維方向は、縦糸、緯糸がその筒体の軸方向とこれに直
交する方向に設定したり、また、筒体の軸方向に対して
傾斜する方向に設定する。
11内を排気ガスが流れた場合に、その繊維の移動(ズ
レ)が少なくなり、また、柔かく自由度を有するものに
おいては、排気ガスの流通抵抗が少なくなり、背圧を小
さくしてエンジンの出力を向上できる。
る吸音体11の取付け方法としては、図8(a)に示す
ようにバンド14で締着する方法、同(b)に示すよう
にかしめ金具15でかしめ固定する方法、同(c)に示
すようにタッカー16で固定する方法、同(D)に示す
ようにリベット17で固定する方法等を用いる。
のみを上記のように取付けパイプ12に固着し、下流側
(第3室6側)は取付けパイプ13に固着することなく
遊嵌して自由端としてもよい。このように下流端を自由
端とすることにより、この吸音体11の振動が大きくな
り、消音効果を向上させることができる。
燃機関内で燃焼された排気ガスが、図1のインレットパ
イプ7から矢印のように導入されると、その排気ガス
は、第1室(膨脹室)4から両吸音体11内を通過して
第3室(膨脹室)6へ入り、アウトレットパイプ8から
大気へ排出される。
際、その繊維からなる布状の吸音体11が排気音により
振動し、その音波のエネルギーが振動エネルギーに転換
され、また、摩擦による熱エネルギーに変換されて消費
され、その排気音は低減される。
さが異なるとその振動が異なるため、その厚さ、重量及
び長さにより消音できる周波数が異なる。すなわち、図
9に示すように、吸音体11が薄い場合、軽い場合、短
い場合は消音できる周波数は低周波域の内の高域にな
り、厚い場合、重い場合、長い場合は消音できる周波数
は低周波域の内の低減になる。したがって、厚さ、重
量、長さの異なる吸音体11を所望に選定することによ
り、消音すべき周波数を自由にコントロールでき、しか
も、厚さ、重量、長さの異なる吸音体11を複数配置す
ることにより、広域の周波数の音を低減することができ
る。
消音効果を発揮できるため、前記従来のような低周波域
の消音を目的とする膨脹室の容量を大きくする必要がな
く、また、低周波共鳴室を設ける必要もない。したがっ
て、図2に示すように、従来、箱体(外殻)を鎖線1′
で示すように大径にして大容量の膨脹室を確保していた
のに対し、吸音体11を配置することにより、箱体を実
線1で示すように形成してその容量を小さくできる。
リチャンバー)に適用した第2実施例及び第3実施例を
示す。図4において、18は外筒、19は外筒18内に
架設した穴明きパイプからなる内筒である。内筒19の
外周面には、上記の吸音体11が被着されており、その
両端はバンド14により内筒19に締着固定されてい
る。尚、このバンド14の代りに、上記で説明した図8
(b)〜(d)に示す固定方法でもよい。
い状態のもので、外筒18の両端に短尺の取付けパイプ
20,21を固着し、これら両取付けパイプ20,21
間に上記の吸音体11を架設したものである。この場合
も、その吸音体11の取付けパイプ20,21への取付
け方法は図8(a)〜(d)に示すような方法で行う。
スの通過により吸音体11が振動して、上記第1実施例
と同様の作用、効果を発揮できる。図6は本発明の第4
実施例を示すもので、上記第1実施例の吸音体11の外
周に、吸音体11が振動できる空間dを有して無穴状の
金属製パイプからなる保護管22を配置したものであ
る。
音体11が何らかの原因により破損したり外れた場合に
おいても、該吸音体11が配置されていた部分での排気
ガスの流通が正常に確保される。
上記の吸音体11を周方向に2分割して、これを、その
両側部において、全長に亘って金属製のカシメ部材23
によりかしめて連結したものである。尚、吸音体11を
1枚ものにして、その両側縁を相互に上記のかしめ部材
23でかしめて連結してもよい。
織成する繊維が、この吸音体11内を流通する排気ガス
の流れによって下流方向へ押し移動されることが防止さ
れ、繊維の移動による消音効果の低減を防止できる。
用した例であるが、本発明はこれ以外に、ガス器具やボ
イラー等から発生する燃焼音を低減する消音器に適用し
ても同様の作用、効果を発揮できる。
より低周波数域の音を低減できることから、従来のよう
な大きな容量の膨脹室が不要になり、かつ低周波共鳴室
も不要になるため、消音器の小型化、軽量化、取付けス
ペースの低減化を図り得る。
を示す各断面図。
す特性図。
Claims (2)
- 【請求項1】 消音すべき音が通過する通路の一部を、
耐熱繊維からなる布を筒状にして形成した吸音体で構成
したことを特徴とする消音器。 - 【請求項2】 消音すべき音が通過する通路の一部を穴
明きパイプで形成し、該穴明きパイプの外周に、耐熱繊
維からなる布を筒状にして形成した吸音体を被せたこと
を特徴とする消音器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32550293A JP3334984B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 消音器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32550293A JP3334984B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 消音器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07180527A true JPH07180527A (ja) | 1995-07-18 |
JP3334984B2 JP3334984B2 (ja) | 2002-10-15 |
Family
ID=18177598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32550293A Expired - Lifetime JP3334984B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 消音器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3334984B2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP32550293A patent/JP3334984B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3334984B2 (ja) | 2002-10-15 |
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