JPH07180427A - 自動車用窓ガラス昇降装置 - Google Patents

自動車用窓ガラス昇降装置

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JPH07180427A
JPH07180427A JP32301893A JP32301893A JPH07180427A JP H07180427 A JPH07180427 A JP H07180427A JP 32301893 A JP32301893 A JP 32301893A JP 32301893 A JP32301893 A JP 32301893A JP H07180427 A JPH07180427 A JP H07180427A
Authority
JP
Japan
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guide rail
wire guide
guide
drive cable
window glass
Prior art date
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Pending
Application number
JP32301893A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Narasaki
則雄 奈良崎
Yutaka Shiraishi
豊 白石
Osamu Kakigi
修 柿木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ワイヤガイド部の塑性変形や破損
が起こるのを防止することが可能な自動車用窓ガラス昇
降装置を提供することを目的とする。 【構成】 駆動ケーブルにより窓ガラスを昇降させる自
動車用窓ガラスの昇降装置であって、駆動ケーブルをキ
ャリアプレートに固結して縦動させることにより昇降駆
動するようにし、かつ該ガイドレールの両末端部に固結
されたワイヤガイド部の駆動ケーブルの摺動面と、該ガ
イドレールと該ワイヤガイドとの噛合部中心面をそれぞ
れ同一平面となるように配置されていることを特徴とす
る自動車用窓ガラス昇降装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用窓ガラス昇降
装置に関するものであり、更に詳しくは繰り返しあるい
は連続使用に耐える自動車用窓ガラス昇降装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の自動車の窓ガラス昇降装置
について図1〜3を用いて説明する。自動車の窓ガラス
の昇降は、図1に示すように一般的に、窓ガラスの昇降
軌跡に沿って配置されるガイドレール1に、摺動可能な
ように嵌合させたキャリアプレート2を、動力駆動部3
から誘導された駆動ケーブル4により、上下に摺動させ
る事によって行われている。この際、駆動ケーブル4
は、図2に示すようにガイドレール1に沿う部位を有す
るように、半円弧状の駆動ケーブル収納溝部8をもつ合
成樹脂製ワイヤガイド5を用いて姿勢を変更させること
によって掛け回されている。
【0003】この合成樹脂製ワイヤガイド5は、通常、
ポリアセタール樹脂あるいはポリアミド樹脂のような自
己潤滑性のある結晶性樹脂にて成形されている。従来、
この合成樹脂製ワイヤガイド5は、ガイドレール1の両
端部において、止めネジ固定部10により固定され、窓
ガラス昇降時の駆動ケーブル4の張力によって移動しな
いように、ワイヤガイド5のガイドレール1への取り付
け面に存する凸部9とガイドレール1の凹部との噛み合
わせにより、支持されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなワイヤガイド形状の場合、図3に示すように駆動
ケーブル4の摺動面と、ガイドレール1とワイヤガイド
5との噛合部分が同一平面上にないため、窓ガラスの昇
降の際に、駆動ケーブル4の張力によって、ワイヤガイ
ド5の噛合凸部9に捻りモーメントがかかり、この凸部
根元近辺に応力集中部が発生し、繰り返しあるいは連続
使用により徐々に疲労して、最終的には割れが発生し、
窓ガラスの昇降ができなくなるという問題があった。本
発明は、このような従来の問題点を解決したワイヤガイ
ドを提供する事を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するため、ワイヤガイドの形状について、鋭意研究
を重ねた結果、駆動ケーブルの張力によって、ワイヤガ
イドに捻りモーメントがかからないように、ワイヤガイ
ドとガイドレールとの噛合部中心面と、駆動ケーブルの
摺動面とを同一平面上に配すればよいことを見いだし、
本発明に到達した。
【0006】すなわち、本発明は、駆動ケーブルにより
窓ガラスを昇降させる自動車用窓ガラスの昇降装置であ
って、昇降軌跡に沿ってガイドレールを配設し、該ガイ
ドレールを沿う部位を有するよう駆動ケーブルを掛け回
すとともに、窓ガラスに固結されるキャリアプレートを
該ガイドレールに摺動可能に嵌合させ、前記駆動ケーブ
ルを前記キャリアプレートに固結して縦動させることに
より昇降駆動するようにし、かつ該ガイドレールの両末
端部に固結されたワイヤガイド部の駆動ケーブルの摺動
面と、該ガイドレールと該ワイヤガイドとの噛合部中心
面をそれぞれ同一平面となるように配置されていること
を特徴とする自動車用窓ガラス昇降装置に関する発明で
ある。
【0007】本発明において、ガイドレール部は、通常
金属により作製するのが望ましい。ワイヤガイド部は、
熱可塑性樹脂で成形できるが、自己潤滑性のある結晶性
樹脂、例えばポリアミド、ポリアセタール等で成形する
のが望ましい。次に本発明の自動車用窓ガラス昇降装置
の構造について説明する。図1で説明したガイドレール
部1は平面でも、曲率を有してもよいが、通常はと自動
車の窓ガラスに合わせて曲率形状を有するものを使用す
る。本発明の特徴の1であるワイヤガイドは、ガイドレ
ールの両末端部に固結されたワイヤガイド部の駆動ケー
ブルの摺動面と、該ガイドレールと該ワイヤガイドとの
噛合部中心面をそれぞれ同一平面となるように配置され
ている。このような構造とすることにより、駆動ケーブ
ルの張力により塑性変形や破損が起こるのを防止するこ
とが可能となる。
【0008】又、ガイドレールが窓ガラスの形状にあわ
せ、昇降軌跡に沿って曲率を有している場合、ガイドレ
ールの両末端部に駆動ケーブル摺動用の溝部あるいは開
口部を設けるのが望ましい。ガイドレール部が金属によ
り作製され、ワイヤガイドが熱可塑性樹脂を使用して射
出成形により成形する場合、ガイドレール部を成形用金
型内に装着し、その後金型内に溶融樹脂を射出して一体
成形するインサート成形により成形することもできる。
【0009】
【実施例】以下に実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施態様に制限されるものでは
ない。尚、図1〜3に示す部材と同一の機能を有するも
のは、同じ符号を付して示してある。 実施例1 図4及び図5に示すように、ワイヤガイド5はウインド
まわりの車体構成部としての図外のドア本体内に、窓ガ
ラスの開閉方向と平行する上下方向に格納配置したガイ
ドレール1の両末端部に、止めネジ6等により固定され
ている。このワイヤガイド5は、駆動モータあるいはレ
ギュレータハンドルによる窓ガラスの開閉力を、窓ガラ
スに伝える開閉力伝達部材、すなわち駆動ケーブル4の
姿勢を、前記ガイドレール1に沿う部位を有するように
変更するために用いられている。
【0010】従って、このワイヤガイド5は、駆動ケー
ブル4を掛け回すための円弧状溝部8を備えている。ま
た、ガイドレール1に止めネジ6により固定するための
開口部10、駆動ケーブル4を保護するために用いられ
ているワイヤカバー7との接続部11、さらに、ワイヤ
ガイド中央部には、ガイドレール1の末端部に固結でき
るように、縦溝部12が設けられている。
【0011】また、ガイドレール1においては、ガイド
レール1の形状が窓ガラスのRに沿って、曲線上に形成
されているので、本発明のワイヤガイド噛合方法を用い
た場合、従来のガイドレール形状のままでは、駆動ケー
ブル4をキャリアプレート2に嵌合することができな
い。そこで、駆動ケーブル4がキャリアプレート2に嵌
合可能なように、また、円滑に摺動可能なように、ガイ
ドケーブル1の両末端部近辺に、駆動ケーブル誘導用の
溝部13あるいは開口部が設けられている。さらに、ワ
イヤガイド5を止めネジ6により固定するために、ガイ
ドレール末端部に開口部が併せて設けられている。
【0012】以上の実施例構造によれば、窓ガラスの昇
降のため、図外のレギュレータハンドルあるいは駆動モ
ータによる開閉力が開閉力伝達部材により、窓ガラスが
固結されているキャリアプレート2を介して伝達される
際、駆動ケーブル4の張力によって、ワイヤガイド5の
円弧状溝部8に荷重がかかった場合でも、駆動ケーブル
4の摺動方向とワイヤガイド5噛合部中心面とが同一平
面上にあるため、ワイヤガイド5に捻りモーメントが懸
からず、噛合部位より破損が発生しないので、耐疲労性
を向上させることができる。また、ガイドレール1に駆
動ケーブル摺動用の溝部13あるいは開口部を設けるこ
とにより、駆動ケーブル4をキャリアプレート2に容易
に嵌合させ、且つ、ガイドレール1と駆動ケーブル4の
間のわずかなクリアランスにより、駆動ケーブル4をガ
イドレール1上にてスムーズに摺動させることができ
る。
【0013】本発明のワイヤガイド形状のおいて、ガイ
ドレール1とワイヤガイド5の固定を、ガイドレール1
を挿入金具とするインサート成形により行って、止めネ
ジ6等による固定を廃止する事が可能である。このイン
サート成形による固定によれば、生産行程の簡略化と生
産性の向上が計れるいう利点がある。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明に係わる自動車の
窓ガラス昇降装置のワイヤガイドによれば、ガイドレー
ルとワイヤガイドとの噛合固結部中心面と、駆動ケーブ
ルの摺動面とを同一平面上に配し、且つ、駆動ケーブル
がキャリアプレートと容易に嵌合できるように、ガイド
レールに駆動ケーブル摺動用の溝部あるいは開口部を設
けたので、窓ガラス昇降時の駆動ケーブルの張力によっ
て、ワイヤガイドに捻りモーメントが懸かることなく、
スムーズに開閉力を伝達することが出来るため、ワイヤ
ガイドの耐久性と安全性を飛躍的に向上させるという効
果がある。また、ワイヤガイドの成形を、ガイドレール
を挿入物とするインサート成形にて行うことにより、止
めネジによる固定行程が省けるため、生産行程が簡略化
され、且つ生産性の向上も達成することができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の自動車用窓ガラス昇降装置の平面図
【図2】 従来のワイヤガイド形状を示す斜視図
【図3】 従来のワイヤガイドのガイドレールへの固結
を示す斜視図
【図4】 本発明のワイヤガイド形状を示す斜視図
【図5】 本発明のワイヤガイドのガイドレールへの固
結法を示す斜視図
【符号の説明】
1:ガイドレール 2:キャリャアプレート 3:動力駆動部 4:駆動ケーブル 5:ワイヤガイド 5:止めネジ 7:ワイヤカバー 8:駆動ケーブル摺動用溝部 9:ワイヤガイド噛合凸部 10:止めネジ固定部 11:ワイヤカバー接続部 12:ワイヤガイド噛合縦溝部 13:ガイドレール側駆動ケーブル摺動用溝部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柿木 修 神奈川県平塚市東八幡5丁目6番2号 三 菱瓦斯化学株式会社プラスチックスセンタ ー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動ケーブルにより窓ガラスを昇降させ
    る自動車用窓ガラスの昇降装置であって、昇降軌跡に沿
    ってガイドレールを配設し、該ガイドレールを沿う部位
    を有するよう駆動ケーブルを掛け回すとともに、窓ガラ
    スに固結されるキャリアプレートを該ガイドレールに摺
    動可能に嵌合させ、前記駆動ケーブルを前記キャリアプ
    レートに固結して縦動させることにより昇降駆動するよ
    うにし、かつ該ガイドレールの両末端部に固結されたワ
    イヤガイド部の駆動ケーブルの摺動面と、該ガイドレー
    ルと該ワイヤガイドとの噛合部中心面とがそれぞれ同一
    平面となるように配置されていることを特徴とする自動
    車用窓ガラス昇降装置。
  2. 【請求項2】 ガイドレールが昇降軌跡に沿って曲率を
    有しており、かつガイドレールが両末端部に駆動ケーブ
    ル摺動用の溝部あるいは開口部を有していることを特徴
    とする請求項1に記載の自動車用窓ガラス昇降装置。
  3. 【請求項3】 ガイドレール部が金属により作製され、
    かつガイドレールの両末端部に固結されたワイヤガイド
    が熱可塑性樹脂の射出成形により成形された自動車用窓
    ガラス昇降装置であって、ガイドレール部を成形用金型
    内に装着し、その後金型内に溶融樹脂を射出して一体成
    形するインサート成形により成形された請求項1に記載
    の自動車用窓ガラス昇降装置。
JP32301893A 1993-12-22 1993-12-22 自動車用窓ガラス昇降装置 Pending JPH07180427A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011521132A (ja) * 2008-05-21 2011-07-21 ブローゼ ファールツォイクタイレ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニ コマンディートゲゼルシャフト ハルシュタット 方向変換エレメントの支承部
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US8839566B2 (en) 2008-05-21 2014-09-23 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kg, Hallstadt Bearing site for a redirecting element
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