JPH07179467A - オキサゼピノピリドインドール誘導体及びその製造方法 - Google Patents

オキサゼピノピリドインドール誘導体及びその製造方法

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JPH07179467A
JPH07179467A JP6275934A JP27593494A JPH07179467A JP H07179467 A JPH07179467 A JP H07179467A JP 6275934 A JP6275934 A JP 6275934A JP 27593494 A JP27593494 A JP 27593494A JP H07179467 A JPH07179467 A JP H07179467A
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靖彦 坂本
Takushi Kurihara
拓史 栗原
Masanobu Azuma
匡伸 東
Tatsuo Suzutani
達夫 錫谷
Shinya Harusawa
信哉 春沢
Ryuji Yoneda
龍司 米田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】一般式Iで表されるオキゼピノピリドインドー
ル誘導体またはその薬理学的に許容される塩類、それら
の製造方法ならびにそこで使用される中間体化合物、お
よび当該化合物またはその薬理学的に許容される塩を有
効成分とする抗ウイルス剤。 (式中、R,Rは水素原子、C〜C低級アルキ
ル、C〜C低級アルコキシ基、ハロゲン、トリフル
オロメチル基、低級アルキルチオ基、ヒドロキシ基、ア
ミノ基、モノまたはジアルキルアミノ基、アシルアミノ
基を表し;Rは水素原子、C〜C低級アルキル、
〜Cアルコキシカルボニル基、ベンゼンスルホニ
ル基を示し;そしてRはアミノ基、ウレイド基、アル
コキシカルボニルアミノ基、カルバモイル基、カルボキ
シル基、アルコキシカルボニル基、アミノメチル基等を
表す;Rの立体配置はαまたはβ結合を表し;Xはエ
チレン基またはビニレン基を表す) 【効果】 一般式Iの化合物は優れた抗ウイルス活性を
有し、また本発明の製造方法により、目的化合物を立体
選択的に且つ極めて良い収率で製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なオキサゼピノピ
リドインドール誘導体またはその塩およびそれらを有効
成分とする抗ウイルス剤に関する。
【0002】
【従来の技術】テトラヒドロ- β- カルボリンタイプ、
例えばヨヒンビン、ビンカミンおよびナンセリン等のア
ルカロイド類は興味ある薬理学的特性を有していること
が知られている(J.E.サックストン編,The chemis
try of heterocyclic compounds,vol.25(1983)) 。さら
に少数のテトラヒドロ-N−オキソカルボリン化合物の一
種であるユーディストミンが、単純およびポリオウイル
スに関して強い抗ウイルス活性を示すことが報告されて
おり(K.L.Reinehart,Jr.,et al.,J.Am.Chem.Soc. 109,
3378(1987))、さらにこれらの化合物は抗腫瘍活性を有
することが報告されている(R.J.Lake et al.,Tetrahed
ron Letters,29 ,4971(1988))。
【0003】これらのユーディストミンは極めて少ない
量で生物学的材料から分離されており、また全合成によ
り極めて低い収率で得られている(I.W.J.Still らTetr
ahedron Letters,30,1041(1989) 、特開平3−6858
2号公報)。従来、本発明化合物に構造上関連するオキ
サゼピノピリドインドール誘導体については、閉環反応
により合成されている(M.P.Kirkup et al.,Tetrahedro
n Letters,30,6809(1989) )。
【0004】しかしながら、これらの合成法ではC1(
H) ーC13b( H) がトランス結合のオキサゼピン環
のみが生成し、シス結合のオキサゼピン環はこの閉環反
応では合成できない。さらに、これらの化合物が抗ウイ
ルス作用を有することは全く知られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のように従来技術では合成できなかったC1( H) ーC
13b( H) がシス結合のオキサゼピン環の新規な合成
法を提供するとともに、この合成法を用いて合成し得る
新規なオキサゼピノピリドインドール誘導体を提供し、
かつ、これまでウイルスに対して全くその効果が知られ
ていなかったオキサゼピノピリドインドール誘導体を有
効成分とする抗ウイルス剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
技術の問題点を解決するために、オキサゼピノピリドイ
ンドール誘導体を含む種々の化合物の合成法を種々検討
したところ、従来法の閉環反応ではなく、一般式III で
表されるアゼトピリドインドール誘導体の環拡大反応に
より良い収率でC1( H) ーC13b( H) がシス結合
のオキサゼピン環およびトランス結合のオキサゼピン環
を容易に合成し得る事実を発見し、この新規な方法によ
り多数の新規なオキサゼピノピリドインドール誘導体を
合成することに成功するとともに、これらのオキサゼピ
ノピリドインドール誘導体が従来知られていなかった抗
ウイルス活性を有することを発見し、さらに研究を進め
て本発明を完成するに至ったのである。
【0007】即ち、本発明の要旨は、 (1) 一般式Iで表されるオキサゼピノピリドインド
ール誘導体またはその薬理学的に許容される塩類、
【化5】 (式中、R1 ,R2 は同一または異なる基を表し、いず
れも水素原子、炭素原子数1〜4までの低級アルキルま
たは低級アルコキシ基、ハロゲン、トリフルオロメチル
基、低級アルキルチオ基、ヒドロキシ基、アミノ基、モ
ノまたはジアルキルまたはアシルアミノ基のいずれかを
表し;R3 は水素原子、炭素原子数1〜4までの低級ア
ルキルまたはアルコキシカルボニル基またはベンゼンス
ルホニル基を示し;そしてR4 はアミノ基、ウレイド
基、アルコキシカルボニルアミノ基、ベンジルオキシカ
ルボニルアミノ基、カルバモイル基、カルボキシル基、
アルコキシカルボニル基、アミノメチル基、ベンジルア
ミノメチル基、ホルミル基、ヒドロキシメチル基または
ベンジルオキシカルボニル基を表す;R4 の立体配置は
αまたはβ結合を表し;Xはエチレン基またはビニレン
基を表す)
【0008】(2) 一般式IIで表されるオキサゼピノ
ピリドインドール誘導体またはその塩類、
【化6】 (式中、R1 ,R2 は同一または異なる基を表し、いず
れも水素原子、炭素原子数1〜4までの低級アルキルま
たは低級アルコキシ基、ハロゲン、トリフルオロメチル
基、低級アルキルチオ基、ヒドロキシ基、アミノ基、モ
ノまたはジアルキルまたはアシルアミノ基のいずれかを
表し;R3 は水素原子、炭素原子数1〜4までの低級ア
ルキルまたはアルコキシカルボニル基またはベンゼンス
ルホニル基を表し;そしてR4 はアミノ基、ウレイド
基、アルコキシカルボニルアミノ基、ベンジルオキシカ
ルボニルアミノ基、カルバモイル基、カルボキシル基、
アルコキシカルボニル基、アミノメチル基、ベンジルア
ミノメチル基、ホルミル基、ヒドロキシメチル基または
ベンジルオキシカルボニル基を表す)
【0009】(3) 一般式III で表されるアゼトピリ
ドインドール誘導体またはその塩類、
【化7】 (式中、R1 ,R2 は同一または異なる基を表し、いず
れも水素原子、炭素原子数1〜4までの低級アルキルま
たは低級アルコキシ基、ハロゲン、トリフルオロメチル
基、低級アルキルチオ基、ヒドロキシ基、アミノ基、モ
ノまたはジアルキルまたはアシルアミノ基のいずれかを
表し;R3 は水素原子、炭素原子数1〜4までの低級ア
ルキルまたはアルコキシカルボニル基、またはベンゼン
スルホニル基を表し;そしてR4 はアミノ基、ウレイド
基、アルコキシカルボニルアミノ基、ベンジルオキシカ
ルボニルアミノ基、カルバモイル基、カルボキシル基、
アルコキシカルボニル基、またはベンジルオキシカルボ
ニル基を表す;R4 の立体配置は、αまたはβ結合を表
す。)
【0010】(4) 一般式IVで表されるβカルボリン
誘導体またはその塩類、
【化8】 (式中、R1 ,R2 は同一または異なる基を表し、いず
れも水素原子、炭素原子数1〜4までの低級アルキルま
たは低級アルコキシ基、ハロゲン、トリフルオロメチル
基、低級アルキルチオ基、ヒドロキシ基、アミノ基、モ
ノまたはジアルキルまたはアシルアミノ基のいずれかを
表し;R3 は水素原子、炭素原子数1〜4までの低級ア
ルキルまたはアルコキシカルボニル基、またはベンゼン
スルホニル基を表し;そしてR5 は水素原子、ベンジル
基、tert−ブトキシカルボニル基を表す。)
【0011】(5) (1,13b−シス)−1−ベンジ
ルオキシカルボニルアミノ−1,2,3,4,7,8,
13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
(化合物44)または(1,13b−シス)−1−アミノ
−1,4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',
2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,
4−b]インドール(化合物48)を還元することによ
る(1,13b−シス)−1−アミノ−1,2,3,4,
7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキ
サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
ンドール(化合物53)の製造方法、
【0012】(6) (1,13b−シス)−1−アミノ
−13−ベンゼンスルホニル−1,4,7,8,13,
13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合
物47)を還元することによる(1,13b−シス)−1
−アミノ−1,4,7,8,13,13b−ヘキサヒド
ロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリ
ド[3,4−b]インドール(化合物48)の製造方
法、
【0013】(7) (1,13b−シス)−13−ベン
ゼンスルホニル−1−ベンジルオキシカルボニルアミノ
−1,4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',
2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,
4−b]インドール(化合物39)のベンジルオキシカ
ルボニル基を脱保護することによる(1,13b−シス)
−1−アミノ−13−ベンゼンスルホニル−1,4,
7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキ
サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
ンドール(化合物47)の製造方法、
【0014】(8) (1,13b−シス)−13−ベン
ゼンスルホニル−1,4,7,8,13,13b−ヘキ
サヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,
2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボン酸
(化合物33)をトリエチルアミン、ジフェニルフォス
フォリルアザイド(DPPA)、ベンジルアルコールで
処理することによる(1,13b−シス)−13−ベンゼ
ンスルホニル−1−ベンジルオキシカルボニルアミノ−
1,4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',
2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,
4−b]インドール(化合物39)の製造方法、
【0015】(9) メチル (1,13b−シス)−1
3−ベンゼンスルホニル−1,4,7,8,13,13
b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3'
:1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カ
ルボキシレート(化合物17)の臭化アルミニウム,エ
タンチオールで処理することによる(1,13b−シス)
−13−ベンゼンスルホニル−1,4,7,8,13,
13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−
カルボン酸(化合物33)の製造方法、
【0016】(10) メチル (1,13b−トラン
ス)−13−ベンゼンスルホニル−1,4,7,8,1
3,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3':1,2]ピリド[3,4−b]インドール
−1−カルボキシレート(化合物16)の臭化アルミニ
ウム,エタンチオールで処理することによる(1,13b
−トランス)−13−ベンゼンスルホニル−1,4,
7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキ
サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
ンドール−1−カルボン酸(化合物32)の製造方法、
【0017】(11) (1,13b−シス)−1,2,
3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',
2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,
4−b]インドール−1−カルボン酸(化合物30)を
トリエチルアミン、クロロ炭酸エチル、アジ化ナトリウ
ム、ベンジルアルコールで処理することによる(1,13
b−シス)−1−ベンジルオキシカルボニルアミノ−
1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ
[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
[3,4−b]インドール(化合物44)の製造方法、
【0018】(12) メチル (1,13b−シス)−
1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ
[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
[3,4−b]インドール−1−カルボキシレート(化
合物28)を臭化アルミニウム、エタンチオールで処理
することによる(1,13b−シス)−1,2,3,4,
7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキ
サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
ンドール−1−カルボン酸(化合物30)の製造方法、
【0019】(13) メチル (1,13b−シス)−
13−ベンゼンスルホニル−1,2,3,4,7,8,
13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
−1−カルボキシレート(化合物21)をアルコール中
マグネシウムで処理することによるメチル (1,13b
−シス)−1,2,3,4,7,8,13,13b−オ
クタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,
2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボキシ
レート(化合物28)の製造方法、
【0020】(14) メチル (1,13b−シス)−
13−ベンゼンスルホニル−1,4,7,8,13,1
3b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−
カルボキシレート(化合物17)を還元することによる
メチル (1,13b−シス)−13−ベンゼンスルホニ
ル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒ
ドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピ
リド[3,4−b]インドール−1−カルボキシレート
(化合物21)の製造方法、
【0021】(15) メチル (1,13b−トラン
ス)−13−ベンゼンスルホニル−1,4,7,8,1
3,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3':1,2]ピリド[3,4−b]インドール
−1−カルボキシレート(化合物16)を1,8−ジア
ザビシクロ〔5,4,0〕−7−ウンデセン(DBU)
で処理することによりイソメライズさせることによるメ
チル (1,13b−シス)−13−ベンゼンスルホニル
−1,4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',
2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,
4−b]インドール−1−カルボキシレート(化合物1
7)の製造方法、
【0022】(16) メチル (1,10b−トラン
ス)−10−ベンゼンスルホニル−2−ビニル−1,
2,4,5,10,10b−ヘキサヒドロアゼト[1',
2' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−
カルボキシレート(化合物15)をm−クロロ過安息香
酸で処理して環拡大反応を起こさせることによるメチル
(1,13b−トランス)−13−ベンゼンスルホニル−
1,4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',
2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,
4−b]インドール−1−カルボキシレート(化合物1
6)の製造方法、
【0023】(17) メチル 9−ベンゼンスルホニ
ル−1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン−
1−アセテート(化合物13)を4−ジメチルアミノピ
リジン、二炭酸ジtert−ブチルで処理することによ
るメチル 9−ベンゼンスルホニル−2−tert−ブ
トキシカルボニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−β
−カルボリン−1−アセテート(化合物14)の製造方
法、
【0024】(18) メチル 9−ベンゼンスルホニ
ル−2−ベンジル−1,2,3,4−テトラヒドロ−β
−カルボリン−1−アセテート(化合物12)を還元す
ることによるメチル 9−ベンゼンスルホニル−1,
2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン−1−アセ
テート(化合物13)の製造方法、
【0025】(19) メチル 2−ベンジル−1,
2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン−1−アセ
テートを水素化ナトリウム、ベンゼンスルホニルクロリ
ドで処理することによるメチル 9−ベンゼンスルホニ
ル−2−ベンジル−1,2,3,4−テトラヒドロ−β
−カルボリン−1−アセテート(化合物12)の製造方
法、
【0026】(20) (1,13b−トランス)−1−
ベンジルオキシカルボニルアミノ−1,2,3,4,
7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキ
サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
ンドール(化合物43)を還元することによる(1,13
b−トランス)−1−アミノ−1,2,3,4,7,
8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼ
ピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インド
ール(化合物52)の製造方法、
【0027】(21) (1,13b−トランス)−1,
2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ
[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
[3,4−b]インドール−1−カルボン酸(化合物2
9)をトリエチルアミン、クロロ炭酸エチル、アジ化ナ
トリウム、ベンジルアルコールで処理することによる
(1,13b−トランス)−1−ベンジルオキシカルボニ
ルアミノ−1,2,3,4,7,8,13,13b−オ
クタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,
2]ピリド[3,4−b]インドール(化合物43)の
製造方法、
【0028】(22) メチル (1,13b−トラン
ス)−1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタ
ヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]
ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボキシレー
ト(化合物27)を臭化アルミニウム、エタンチオール
で処理することによる(1,13b−トランス)−1,
2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ
[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
[3,4−b]インドール−1−カルボン酸(化合物2
9)の製造方法、
【0029】(23) メチル (1,13b−トラン
ス)−13−ベンゼンスルホニル−1,2,3,4,
7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキ
サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
ンドール−1−カルボキシレート(化合物20)、メチ
ル (1,13b−トランス)−13−ベンゼンスルホニ
ル−1,4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ
[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
[3,4−b]インドール−1−カルボキシレート(化
合物16)またはメチル 13−ベンゼンスルホニル−
3,4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',
2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,
4−b]インドール−1−カルボキシレート(化合物2
6)をアルコール中マグネシウムで処理することによる
メチル (1,13b−トランス)−1,2,3,4,
7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキ
サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
ンドール−1−カルボキシレート(化合物27)の製造
方法、
【0030】(24) メチル (1,13b−トラン
ス)−13−ベンゼンスルホニル−1,4,7,8,1
3,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3':1,2]ピリド[3,4−b]インドール
−1−カルボキシレート(化合物16)を還元すること
によるメチル (1,13b−トランス)−13−ベンゼ
ンスルホニル−1,2,3,4,7,8,13,13b
−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボ
キシレート(化合物20)の製造方法、
【0031】(25) メチル (1,13b−トラン
ス)−13−ベンゼンスルホニル−1,4,7,8,1
3,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3':1,2]ピリド[3,4−b]インドール
−1−カルボキシレート(化合物16)またはメチル
(1,13b−シス)−13−ベンゼンスルホニル−1,
4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]
オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
b]インドール−1−カルボキシレート(化合物17)
をアルコール中水酸化ナトリウムで処理することによる
メチル 13−ベンゼンスルホニル−3,4,7,8,
13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
−1−カルボキシレート(化合物26)の製造方法、
【0032】(26) (1,13b−シス)−1−ベン
ジルオキシカルボニルアミノ−13−メチル−1,4,
7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキ
サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
ンドール(化合物38)、(1,13b−シス)−1−ベ
ンジルオキシカルボニルアミノ−13−メチル−1,
2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ
[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
[3,4−b]インドール(化合物41)または(1,1
3b−シス)−1−アミノ−13−メチル−1,4,
7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキ
サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
ンドール(化合物46)を還元することによる(1,13
b−シス)−1−アミノ−13−メチル−1,2,3,
4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]
オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
b]インドール(化合物50)の製造方法、
【0033】(27) (1,13b−シス)−13−メ
チル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタ
ヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]
ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボン酸(化
合物25)をトリエチルアミン、クロロ炭酸エチル、ア
ジ化ナトリウム、ベンジルアルコールで処理することに
よる(1,13b−シス)−1−ベンジルオキシカルボニ
ルアミノ−13−メチル−1,2,3,4,7,8,1
3,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
(化合物41)の製造方法、
【0034】(28) メチル (1,13b−シス)−
13−メチル−1,2,3,4,7,8,13,13b
−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボ
キシレート(化合物19)を臭化アルミニウム、エタン
チオールで処理することによる(1,13b−シス)−1
3−メチル−1,2,3,4,7,8,13,13b−
オクタヒドロ[1',2']オキサゼピノ[2',3' :
1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボ
ン酸(化合物25)の製造方法、
【0035】(29) メチル (1,13b−シス)−
13−メチル−1,4,7,8,13,13b−ヘキサ
ヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]
ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボキシレー
ト(化合物9)またはメチル13−メチル−3,4,
7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキ
サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
ンドール−1−カルボキシレート(化合物10)を還元
することによるメチル (1,13b−シス)−13−メ
チル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタ
ヒドロ[1',2']オキサゼピノ[2',3' :1,2]
ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボキシレー
ト(化合物19)の製造方法、
【0036】(30) ベンジル (1,13b−シス)
−13−メチル−1,2,3,4,7,8,13,13
b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3'
:1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カ
ルボキシレート(化合物24)を還元することによる
(1,13b−シス)−13−メチル−1,2,3,4,
7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキ
サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
ンドール−1−カルボン酸(化合物25)の製造方法、
【0037】(31) ベンジル (1,13b−トラン
ス)−13−メチル−1,2,3,4,7,8,13,
13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−
カルボキシレート(化合物23)を1,8−ジアザビシ
クロ〔5,4,0〕−7−ウンデセン(DBU)で処理
することによりイソメライズさせることによるベンジル
(1,13b−シス)−13−メチル−1,2,3,
4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]
オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
b]インドール−1−カルボキシレート(化合物24)
の製造方法、
【0038】(32) (1,13b−トランス)−13
−メチル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オ
クタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,
2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボン酸
(化合物22)をフェニルジアゾメタンで処理すること
によるベンジル (1,13b−トランス)−13−メチ
ル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒ
ドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピ
リド[3,4−b]インドール−1−カルボキシレート
(化合物23)の製造方法、
【0039】(33) メチル (1,13b−トラン
ス)−13−メチル−1,2,3,4,7,8,13,
13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−
カルボキシレート(化合物18)を苛性アルカリ、18
−クラウン−6で処理することによる、または臭化アル
ミニウム、エタンチオールで処理することによる(1,1
3b−トランス)−13−メチル−1,2,3,4,
7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキ
サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
ンドール−1−カルボン酸(化合物22)の製造方法、
【0040】(34) メチル (1,13b−トラン
ス)−13−メチル−1,4,7,8,13,13b−
ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボ
キシレート(化合物8)を還元することによるメチル
(1,13b−トランス)−13−メチル−1,2,3,
4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]
オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
b]インドール−1−カルボキシレート(化合物18)
の製造方法、
【0041】(35) (1,13b−シス)−1−ベン
ジルオキシカルボニルアミノ−13−メチル−1,4,
7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキ
サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
ンドール(化合物38)を臭化アルミニウム、エタンチ
オールで処理することによる(1,13b−シス)−1−
アミノ−13−メチル−1,4,7,8,13,13b
−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合物4
6)の製造方法、
【0042】(36) (1,13b−シス)−13−メ
チル−1,4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ
[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
[3,4−b]インドール−1−カルボン酸(化合物3
1)をトリエチルアミン、ジフェニルフォスフォリルア
ザイド(DPPA)、ベンジルアルコールで処理するこ
とによる(1,13b−シス)−1−ベンジルオキシカル
ボニルアミノ−13−メチル−1,4,7,8,13,
13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合
物38)の製造方法、
【0043】(37) (1,10b−シス)−1−ベン
ジルオキシカルボニルアミノ−10−メチル−2−ビニ
ル−1,2,4,5,10,10b−ヘキサヒドロアゼ
ト[1',2' :1,2]ピリド[3,4−b]インドー
ル(化合物36)をm−クロロ過安息香酸で処理するこ
とによる(1,13b−シス)−1−ベンジルオキシカル
ボニルアミノ−13−メチル−1,4,7,8,13,
13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合
物38)の製造方法、
【0044】(38) メチル (1,13b−シス)−
13−メチル−1,4,7,8,13,13b−ヘキサ
ヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]
ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボキシレー
ト(化合物9)を臭化アルミニウム、エタンチオールで
処理することによる(1,13b−シス)−13−メチル
−1,4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',
2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,
4−b]インドール−1−カルボン酸(化合物31)の
製造方法、
【0045】(39) (1,10b−シス)−10−メ
チル−2−ビニル−1,2,4,5,10,10b−ヘ
キサヒドロアゼト[1',2' :1,2]ピリド[3,4
−b]インドール−1−カルボン酸(化合物34)をト
リエチルアミン、ジフェニルフォスフォリルアザイド
(DPPA)、ベンジルアルコールで処理することによ
る(1,10b−シス)−1−ベンジルオキシカルボニル
アミノ−10−メチル−2−ビニル−1,2,4,5,
10,10b−ヘキサヒドロアゼト[1',2' :1,
2]ピリド[3,4−b]インドール(化合物36)の
製造方法、
【0046】(40) メチル (1,10b−シス)−
10−メチル−2−ビニル−1,2,4,5,10,1
0b−ヘキサヒドロアゼト[1',2' :1,2]ピリド
[3,4−b]インドール−1−カルボキシレート(化
合物7)を苛性アルカリで処理することによる(1,10
b−シス)−10−メチル−2−ビニル−1,2,4,
5,10,10b−ヘキサヒドロアゼト[1',2' :
1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボ
ン酸(化合物34)の製造方法、
【0047】(41) (1,13b−トランス)−1−
ベンジルオキシカルボニルアミノ−13−メチル−1,
2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ
[1',2']オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
[3,4−b]インドール(化合物40)、(1,13b
−トランス)−1−ベンジルオキシカルボニルアミノ−
13−メチル−1,4,7,8,13,13b−ヘキサ
ヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]
ピリド[3,4−b]インドール(化合物37)または
(1,13b−トランス)−1−アミノ−13−メチル−
1,4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',
2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,
4−b]インドール(化合物45)を還元することによ
る(1,13b−トランス)−1−アミノ−13−メチル
−1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒド
ロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリ
ド[3,4−b]インドール(化合物49)の製造方
法、
【0048】(42) (1,13b−トランス)−13
−メチル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オ
クタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,
2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボン酸
(化合物22)をトリエチルアミン、クロロ炭酸エチ
ル、アジ化ナトリウム、ベンジルアルコールで処理する
ことにより、またはトリエチルアミン、ジフェニルフォ
スフォリルアザイド、ベンジルアルコールで処理するこ
とによる(1,13b−トランス)−1−ベンジルオキシ
カルボニルアミノ−13−メチル−1,2,3,4,
7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキ
サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
ンドール(化合物40)の製造方法、
【0049】(43) (1,13b−トランス)−1−
ベンジルオキシカルボニルアミノ−13−メチル−1,
4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]
オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
b]インドール(化合物37)を臭化アルミニウム、エ
タンチオールで処理することによる(1,13b−トラン
ス)−1−アミノ−13−メチル−1,4,7,8,1
3,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
(化合物45)の製造方法、
【0050】(44) (1,13b−トランス)−13
−メチル−1,4,7,8,13,13b−ヘキサヒド
ロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリ
ド[3,4−b]インドール−1−カルボン酸(化合物
11)をトリエチルアミン、ジフェニルフォスフォリル
アザイド、ベンジルアルコールで処理することによる
(1,13b−トランス)−1−ベンジルオキシカルボニ
ルアミノ−13−メチル−1,4,7,8,13,13
b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3'
:1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合物
37)の製造方法、
【0051】(45) (1,10b−トランス)−1−
ベンジルオキシカルボニルアミノ−10−メチル−2−
ビニル−1,2,4,5,10,10b−ヘキサヒドロ
アゼト[1',2' :1,2]ピリド[3,4−b]イン
ドール(化合物35)をm−クロロ過安息香酸で処理す
ることによる(1,13b−トランス)−1−ベンジルオ
キシカルボニルアミノ−13−メチル−1,4,7,
8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼ
ピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インド
ール(化合物37)の製造方法、
【0052】(46) (1,10b−トランス)−10
−メチル−2−ビニル−1,2,4,5,10,10b
−ヘキサヒドロアゼト[1',2' :1,2]ピリド
[3,4−b]インドール−1−カルボン酸(化合物
6)をトリエチルアミン、ジフェニルフォスフォリルア
ザイド、ベンジルアルコールで処理することによる(1,
10b−トランス)−1−ベンジルオキシカルボニルア
ミノ−10−メチル−2−ビニル−1,2,4,5,1
0,10b−ヘキサヒドロアゼト[1',2' :1,2]
ピリド[3,4−b]インドール(化合物35)の製造
方法、
【0053】(47) (1,13b−トランス)−13
−メチル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オ
クタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,
2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルバモイ
ルアジド(化合物42)を還元することによる(1,13
b−トランス)−13−メチル−1−ウレイド−1,
2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ
[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
[3,4−b]インドール(化合物51)の製造方法、
【0054】(48) (1,13b−トランス)−13
−メチル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オ
クタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,
2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボン酸
(化合物22)をトリエチルアミン、ジフェニルフォス
フォリルアザイド、ベンジルアルコールで処理すること
による(1,13b−トランス)−13−メチル−1,
2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ
[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
[3,4−b]インドール−1−カルバモイルアジド
(化合物42)の製造方法、
【0055】(49) (1,13b−シス)−1,2,
3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',
2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,
4−b]インドール−1−カルボン酸(化合物30)を
トリエチルアミン、クロロ炭酸メチル、アンモニアで処
理することによる(1,13b−シス)−1−カルバモイ
ル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒ
ドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピ
リド[3,4−b]インドール(化合物54)の製造方
法、
【0056】(50) 5−メトキシトリプタミンをベ
ンズアルデヒド、水素化ホウ素ナトリウムで処理し、次
いでアセチレンカルボン酸メチル、トリフルオロ酢酸で
処理することによるメチル 2−ベンジル−6−メトキ
シ−1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン−
1−アセテート(化合物55)の製造方法、
【0057】(51) メチル 2−ベンジル−6−メ
トキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリ
ン−1−アセテート(化合物55)を水素化ナトリウ
ム、ベンゼンスルホニルクロリドで処理することによる
メチル 9−ベンゼンスルホニル−2−ベンジル−6−
メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボ
リン−1−アセテート(化合物56)の製造方法、
【0058】(52) メチル 9−ベンゼンスルホニ
ル−2−ベンジル−6−メトキシ−1,2,3,4−テ
トラヒドロ−β−カルボリン−1−アセテート(化合物
56)を還元することによるメチル 9−ベンゼンスル
ホニル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ
−β−カルボリン−1−アセテート(化合物57)の製
造方法、
【0059】(53) メチル 9−ベンゼンスルホニ
ル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−β
−カルボリン−1−アセテート(化合物57)を4−ジ
メチルアミノピリジン、二炭酸ジtert−ブチルで処
理することによるメチル 9−ベンゼンスルホニル−2
−tert−ブトキシカルボニル−6−メトキシ−1,2,
3,4 −テトラヒドロ−β−カルボリン−1−アセテート
(化合物58)の製造方法、
【0060】(54) 5−ブロモトリプタミンをベン
ズアルデヒド、水素化ホウ素ナトリウムで処理し、次い
でアセチレンカルボン酸メチル、トリフルオロ酢酸で処
理することによるメチル 2−ベンジル−6−ブロモ−
1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン−1−
アセテート(化合物59)の製造方法、
【0061】(55) メチル 2−ベンジル−6−ブ
ロモ−1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン
−1−アセテート(化合物59)を水素化ナトリウム、
ベンゼンスルホニルクロリドで処理することによるメチ
ル 9−ベンゼンスルホニル−2−ベンジル−6−ブロ
モ−1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン−
1−アセテート(化合物60)の製造方法、
【0062】(56) メチル (1,13b−シス)−
13−ベンゼンスルホニル−1,2,3,4,7,8,
13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
−1−カルボキシレート(化合物21)に水素化ジイソ
ブチルアルミニウムを超低温下で加え、氷冷下に反応さ
せることによる(1,13b−シス)−13−ベンゼンス
ルホニル−1−ヒドロキシメチル−1,2,3,4,
7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキ
サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
ンドール(化合物61)の製造方法、
【0063】(57) (1,13b−シス)−13−ベ
ンゼンスルホニル−1−ヒドロキシメチル−1,2,
3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',
2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,
4−b]インドール(化合物61)をジクロム酸ピリジ
ニウムで処理することによる(1,13b−シス)−13
−ベンゼンスルホニル−1−ホルミル−1,2,3,
4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]
オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
b]インドール(化合物62)の製造方法、
【0064】(58) (1,13b−シス)−13−ベ
ンゼンスルホニル−1−ホルミル−1,2,3,4,
7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキ
サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
ンドール(化合物62)をベンジルアミンと水素化ホウ
素ナトリウムで処理することによる(1,13b−シス)
−13−ベンゼンスルホニル−1−ベンジルアミノメチ
ル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒ
ドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピ
リド[3,4−b]インドール(化合物63)の製造方
法、
【0065】(59) (1,13b−シス)−13−ベ
ンゼンスルホニル−1−ベンジルアミノメチル−1,
2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ
[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
[3,4−b]インドール(化合物63)を水素化リチ
ウムアルミニウムで処理することによる(1,13b−シ
ス)−1−ベンジルアミノメチル−1,2,3,4,
7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキ
サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
ンドール(化合物64)の製造方法、
【0066】(60) (1,13b−シス)−1−ベン
ジルアミノメチル−1,2,3,4,7,8,13,1
3b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合
物64)を還元することによる(1,13b−シス)−1
−アミノメチル−1,2,3,4,7,8,13,13
b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3'
:1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合物
65)の製造方法、
【0067】(61) (1, 13b- シス)- 1- ベ
ンジルオキシカルボニルアミノ- 10- メトキシ- 1,
2, 3, 4, 7, 8, 13, 13b- オクタヒドロ[
1',2']オキサゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[
3, 4- b] インドール(化合物72)を還元すること
による(1, 13b- シス)- 1- アミノ- 10- メト
キシ- 1, 2, 3, 4, 7, 8, 13, 13b- オクタ
ヒドロ[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピ
リド[ 3, 4- b] インドール(化合物73)の製造方
法、
【0068】(62) (1, 13b- シス)- 10-
メトキシ- 1, 2, 3, 4, 7, 8,13, 13b- オ
クタヒドロ[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',3' :1,
2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボン酸
(化合物71)をトリエチルアミン、クロロ炭酸エチ
ル、アジ化ナトリウム、ベンジルアルコールで処理する
ことによる(1, 13b- シス)- 1- ベンジルオキシ
カルボニルアミノ- 10- メトキシ- 1, 2, 3, 4,
7, 8, 13, 13b- オクタヒドロ[ 1',2']オキサ
ゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b] イン
ドール(化合物72)の製造方法、
【0069】(63) メチル (1, 13b- シス)
- 10- メトキシ- 1, 2, 3, 4,7, 8, 13, 1
3b- オクタヒドロ[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',3'
:1,2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カル
ボキシレート(化合物70)をテトラヒドロフラン(T
HF)/水中、水酸化リチウムで処理することによる
(1, 13b- シス)- 10- メトキシ- 1, 2, 3,
4, 7, 8, 13, 13b- オクタヒドロ[ 1',2']オ
キサゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[ 3, 4-b]
インドール- 1- カルボン酸(化合物71)の製造方
法、
【0070】(64) メチル (1, 13b- シス)
- 13- ベンゼンスルホニル- 10-メトキシ- 1, 2,
3, 4, 7, 8, 13, 13b- オクタヒドロ[ 1',
2']オキサゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[ 3, 4
- b] インドール- 1- カルボキシレート(化合物6
9)をアルコール中マグネシウムで処理することによる
メチル (1, 13b- シス)- 10- メトキシ- 1,
2, 3, 4, 7, 8, 13, 13b- オクタヒドロ[
1',2']オキサゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[3,
4- b] インドール- 1- カルボキシレート(化合物
70)の製造方法、
【0071】(65) メチル (1, 13b- シス)
- 13- ベンゼンスルホニル- 10-メトキシ- 1, 4,
7, 8, 13, 13b- ヘキサヒドロ[ 1',2']オキ
サゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b] イ
ンドール- 1- カルボキシレート(化合物68)を還元
することによるメチル (1, 13b- シス)- 13-
ベンゼンスルホニル- 10- メトキシ- 1, 2, 3,
4, 7, 8, 13, 13b- オクタヒドロ[ 1',2']オ
キサゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[ 3, 4-b]
インドール- 1- カルボキシレート(化合物69)の製
造方法、
【0072】(66) メチル (1, 13b- トラン
ス)- 13- ベンゼンスルホニル- 10- メトキシ-
1, 4, 7, 8, 13, 13b- ヘキサヒドロ[ 1',
2']オキサゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[ 3, 4
- b] インドール- 1- カルボキシレート(化合物6
7)を1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕−7−ウ
ンデセン(DBU)で処理することによりイソメライズ
させることによるメチル (1, 13b- シス)- 13
- ベンゼンスルホニル- 10- メトキシ- 1, 4, 7,
8, 13, 13b- ヘキサヒドロ[ 1',2']オキサゼピ
ノ[ 2',3' :1, 2]ピリド[ 3, 4- b] インドー
ル- 1- カルボキシレート(化合物68)の製造方法、
【0073】(67) メチル (1, 10b- トラン
ス)- 10- ベンゼンスルホニル- 7- メトキシ- 2-
ビニル- 1, 2, 4, 5, 10, 10b- ヘキサヒドロ
アゼト[ 1',2' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b] イン
ドール- 1- カルボキシレート(化合物66)をm−ク
ロロ過安息香酸で処理することによるメチル (1, 1
3b- トランス)- 13- ベンゼンスルホニル- 10-
メトキシ- 1, 4, 7,8, 13, 13b- ヘキサヒド
ロ[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',3' :1, 2]ピリド
[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボキシレート(化
合物67)の製造方法、
【0074】(68) メチル 9−ベンゼンスルホニ
ル−2−tert−ブトキシカルボニル−6−メトキシ
−1,2,3,4 −テトラヒドロ−β−カルボリン−1−アセ
テート(化合物58)を低温下にLDAとnブチルリチ
ウムさらにアクロレインで処理して、ついでメタンスル
ホニルクロリド/トリエチルアミンによる処理、HCl
/酢酸エチルによる処理、極性溶媒中DBUで処理する
ことによるメチル (1, 10b- トランス)- 10-
ベンゼンスルホニル- 7- メトキシ- 2- ビニル- 1,
2, 4, 5, 10, 10b- ヘキサヒドロアゼト[ 1',
2' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1-
カルボキシレート(化合物66)の製造方法、
【0075】(69) メチル (1, 13b- シス)
- 10- メトキシ- 13- メチル- 1, 4, 7, 8, 1
3, 13b- ヘキサヒドロ[ 1',2']オキサゼピノ[
2',3':1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドール-
1- カルボキシレート(化合物79)を還元することに
よるメチル (1, 13b- シス)- 10- メトキシ-
13- メチル- 1, 2, 3, 4, 7, 8, 13, 13b
- オクタヒドロ[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',3' :
1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボ
キシレート(化合物80)の製造方法、
【0076】(70) メチル (1, 10b- シス)
- 7- メトキシ- 10- メチル- 2-ビニル- 1, 2,
4, 5, 10, 10b- ヘキサヒドロアゼト[ 1',2'
:1,2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カル
ボキシレート(化合物78)をm−クロロ過安息香酸で
処理することによるメチル (1, 13b- シス)- 1
0- メトキシ- 13- メチル- 1, 4, 7, 8, 13,
13b- ヘキサヒドロ[1',2']オキサゼピノ[ 2',3'
:1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドール-1- カル
ボキシレート(化合物79)の製造方法、
【0077】(71) メチル (1, 10b- トラン
ス)- 7- メトキシ- 10- メチル-2- ビニル- 1,
2, 4, 5, 10, 10b- ヘキサヒドロアゼト[ 1',
2' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1-
カルボキシレート(化合物77)を無水メタノール中ナ
トリウムメトキシドで処理することによるメチル
(1, 10b- シス)- 7- メトキシ- 10- メチル-
2- ビニル- 1, 2, 4, 5, 10, 10b- ヘキサヒ
ドロアゼト[ 1',2' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b]
インドール- 1- カルボキシレート(化合物78)の製
造方法、
【0078】(72) メチル 2- tert- ブトキ
シカルボニル- 6- メトキシ- 9- メチル- 1, 2,
3, 4- テトラヒドロ- β- カルボリン- 1- アセテー
ト(化合物76)を低温下にLDAとnブチルリチウム
さらにアクロレインで処理し、ついでメタンスルホニル
クロリド/トリエチルアミンによる処理、HCl/酢酸
エチルによる処理、極性溶媒中DBUによる処理を順次
行うことによるメチル (1, 10b- トランス)- 7
- メトキシ- 10- メチル- 2- ビニル- 1, 2,4,
5, 10, 10b- ヘキサヒドロアゼト[ 1',2' :
1, 2] ピリド[ 3,4- b] インドール- 1- カルボ
キシレート(化合物77)の製造方法、
【0079】(73) メチル 6- メトキシ- 9- メ
チル- 1, 2, 3, 4- テトラヒドロ- β- カルボリン
- 1- アセテート(化合物75)を4−ジメチルアミノ
ピリジン、二炭酸ジtert−ブチルで処理することに
よるメチル 2- tert- ブトキシカルボニル- 6-
メトキシ- 9- メチル- 1, 2, 3, 4- テトラヒドロ
- β- カルボリン- 1- アセテート(化合物76)の製
造方法、
【0080】(74) メチル 2- ベンジル- 6- メ
トキシ- 9- メチル- 1, 2, 3, 4- テトラヒドロ-
β- カルボリン- 1- アセテート(化合物74)を還元
することによるメチル 6- メトキシ- 9- メチル-
1, 2, 3, 4- テトラヒドロ-β- カルボリン- 1-
アセテート(化合物75)の製造方法、
【0081】(75) メチル 2−ベンジル−6−メ
トキシ−1, 2, 3, 4−テトラヒドロ−β−カルボリ
ン−1−アセテート(化合物55)を水素化ナトリウム
およびヨウ化メチルで処理することによるメチル 2-
ベンジル- 6- メトキシ- 9-メチル- 1, 2, 3, 4-
テトラヒドロ- β- カルボリン- 1- アセテート(化
合物74)の製造方法、
【0082】(76) メチル (1, 10b- シス)
- 7- メトキシ- 10- メチル- 2-ビニル- 1, 2,
4, 5, 10, 10b- ヘキサヒドロアゼト[ 1',2'
:1,2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カル
ボキシレート(化合物78)をTHF/水中、水酸化リ
チウムで処理することによる(1, 10b- シス)- 7
- メトキシ- 10- メチル- 2- ビニル- 1, 2, 4,
5, 10, 10b- ヘキサヒドロアゼト[ 1',2' :
1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボ
ン酸(化合物81)の製造方法、並びに
【0083】(77) 一般式Iで表されるオキサゼピ
ノピリドインドール誘導体またはその薬理学的に許容さ
れる塩類を有効成分とする抗ウイルス剤、に関する。
【0084】以下に本発明について詳細に説明する。な
お、説明中の括弧内化合物番号は明細書末尾記載の化学
反応チャート中の化合物番号を表す。一般式Iで表され
る本発明のオキサゼピノピリドインドール誘導体につい
て以下に説明する。
【0085】
【化9】
【0086】まず、一般式I中のR1 またはR2 で示さ
れる低級アルキル基とは、炭素原子数1〜4のものを意
味し、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、
n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル基が挙げられ
る。R1 またはR2 で示される低級アルコキシ基とは、
炭素原子数1〜4のものを意味し、メトキシ、エトキ
シ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、
イソブトキシ、tert−ブトキシ基が挙げられる。R1
たはR2 で示されるハロゲン原子としては、塩素、臭
素、フッ素、ヨウ素が挙げられる。R1 またはR2 の置
換基のうち好ましい置換基は水素原子、ヒドロキシ、臭
素またはメトキシ基である。
【0087】R3 で示される低級アルキル基とは、炭素
原子数1〜4のものを意味し、メチル、エチル、n−プ
ロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert
−ブチル基が挙げられる。R3 で示されるアルコキシカ
ルボニル基とは、炭素原子数1〜4のものを意味し、メ
トキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−プロポキ
シカルボニル、イソプロポキシカルボニル、n−ブトキ
シカルボニル、イソブトキシカルボニル、tert−ブトキ
シカルボニル基が挙げられる。R3 の置換基のうち好ま
しい置換基は水素原子またはメチル基である。
【0088】R4 で示されるアルコキシカルボニル基と
は、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−プ
ロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、n−
ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、tert−
ブトキシカルボニル基が挙げられる。R4 で示されるア
ルコキシカルボニルアミノ基におけるアルコキシカルボ
ニル部分としては、前記のものと同様のものが挙げられ
る。R4 の置換基のうち好ましい置換基は、tert−ブト
キシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニルアミノ
基、アミノメチル基、カルバモイル基およびアミノ基が
良く、特にアミノ基が好ましい。
【0089】一般式Iで表される本発明のオキサゼピノ
ピリドインドール誘導体には、具体的には次のものが含
まれる。即ち、Xがエチレン基でR4 の立体配置がβ結
合の本発明の化合物の例としては、(1,13b−シス)
−1−アミノ−1,2,3,4,7,8,13,13b
−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合物5
3)、(1,13b−シス)−1−ベンジルオキシカルボ
ニルアミノ−1,2,3,4,7,8,13,13b−
オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合物4
4)、(1,13b−シス)−1,2,3,4,7,8,
13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
−1−カルボン酸(化合物30)、メチル (1,13b
−シス)−1,2,3,4,7,8,13,13b−オ
クタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,
2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボキシ
レート(化合物28)、(1,13b−シス)−1−カル
バモイル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オ
クタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,
2]ピリド[3,4−b]インドール(化合物54)、
(1,13b−シス)−1−アミノメチル−1,2,3,
4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]
オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
b]インドール(化合物65)、(1,13b−シス)−
1−ベンジルアミノメチル−1,2,3,4,7,8,
13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3':1,2]ピリド[3,4−b]インドール
(化合物64)、(1,13b−シス)−1−アミノ−1
3−メチル−1,2,3,4,7,8,13,13b−
オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合物5
0)、(1,13b−シス)−1−ベンジルオキシカルボ
ニルアミノ−13−メチル−1,2,3,4,7,8,
13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
(化合物41)、メチル (1,13b−シス)−13−
メチル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オク
タヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,
2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボキシ
レート(化合物19)、ベンジル (1,13b−シス)
−13−メチル−1,2,3,4,7,8,13,13
b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3'
:1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カ
ルボキシレート(化合物24)、(1,13b−シス)−
13−メチル−1,2,3,4,7,8,13,13b
−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボ
ン酸(化合物25)、メチル (1,13b−シス)−1
3−ベンゼンスルホニル−1,2,3,4,7,8,1
3,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
−1−カルボキシレート(化合物21)、(1,13b−
シス)−13−ベンゼンスルホニル−1−ヒドロキシメ
チル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタ
ヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]
ピリド[3,4−b]インドール(化合物61)、(1,
13b−シス)−13−ベンゼンスルホニル−1−ホル
ミル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタ
ヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]
ピリド[3,4−b]インドール(化合物62)、(1,
13b−シス)−13−ベンゼンスルホニル−1−ベン
ジルアミノメチル−1,2,3,4,7,8,13,1
3b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合
物63)、(1, 13b- シス)- 1- アミノ- 10-
メトキシ- 1, 2, 3, 4, 7, 8, 13, 13b- オ
クタヒドロ[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',3' :1,
2] ピリド[ 3, 4- b] インドール(化合物73)、
(1, 13b- シス)- 1- ベンジルオキシカルボニル
アミノ- 10- メトキシ- 1, 2, 3, 4, 7, 8, 1
3, 13b- オクタヒドロ[ 1',2']オキサゼピノ[
2',3':1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドール
(化合物72)、(1, 13b- シス)- 10- メトキ
シ- 1, 2, 3, 4, 7, 8, 13, 13b- オクタヒ
ドロ[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリ
ド[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボン酸(化合物
71)、メチル (1, 13b- シス)- 10- メトキ
シ- 1, 2, 3, 4, 7, 8, 13, 13b- オクタヒ
ドロ[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリ
ド[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボキシレート
(化合物70)、メチル (1, 13b- シス)- 13
- ベンゼンスルホニル- 10- メトキシ- 1, 2, 3,
4, 7, 8, 13, 13b- オクタヒドロ[ 1',2']オ
キサゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b]
インドール- 1- カルボキシレート(化合物69)およ
びメチル (1, 13b- シス)-10- メトキシ- 1
3- メチル- 1, 2, 3, 4, 7, 8, 13, 13b-
オクタヒドロ[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',3' :1,
2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボキシ
レート(化合物80)等が挙げられる。
【0090】またXがエチレン基でR4 の立体配置がα
結合の化合物の例としては、(1,13b−トランス)−
1−アミノ−1,2,3,4,7,8,13,13b−
オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合物5
2)、(1,13b−トランス)−1−ベンジルオキシカ
ルボニルアミノ−1,2,3,4,7,8,13,13
b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3'
:1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合物
43)、(1,13b−トランス)−1,2,3,4,
7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキ
サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
ンドール−1−カルボン酸(化合物29)、メチル
(1,13b−トランス)−1,2,3,4,7,8,1
3,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
−1−カルボキシレート(化合物27)、(1,13b−
トランス)−13−メチル−1,2,3,4,7,8,
13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
−1−カルバモイルアジド(化合物42)、(1,13b
−トランス)−1−アミノ−13−メチル−1,2,
3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',
2' ]オキサゼピノ[2',3':1,2]ピリド[3,
4−b]インドール(化合物49)、(1,13b−トラ
ンス)−1−ベンジルオキシカルボニルアミノ−13−
メチル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オク
タヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,
2]ピリド[3,4−b]インドール(化合物40)、
(1,13b−トランス)−13−メチル−1,2,3,
4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]
オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
b]インドール−1−カルボン酸(化合物22)、ベン
ジル (1,13b−トランス)−13−メチル−1,
2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ
[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
[3,4−b]インドール−1−カルボキシレート(化
合物23)、メチル (1,13b−トランス)−13−
メチル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オク
タヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,
2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボキシ
レート(化合物18)、(1,13b−トランス)−13
−メチル−1−ウレイド−1,2,3,4,7,8,1
3,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
(化合物51)およびメチル (1,13b−トランス)
−13−ベンゼンスルホニル−1,2,3,4,7,
8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼ
ピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インド
ール−1−カルボキシレート(化合物20)等が挙げら
れる。
【0091】さらに、Xがビニレン基で、R4 の立体配
置がβ結合の化合物の例としては、(1,13b−シス)
−1−アミノ−1,4,7,8,13,13b−ヘキサ
ヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]
ピリド[3,4−b]インドール(化合物48)、(1,
13b−シス)−13−メチル−1,4,7,8,1
3,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
−1−カルボン酸(化合物31)、(1,13b−シス)
−1−ベンジルオキシカルボニルアミノ−13−メチル
−1,4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',
2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,
4−b]インドール(化合物38)、(1,13b−シ
ス)−1−アミノ−13−メチル−1,4,7,8,1
3,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
(化合物46)、メチル (1,13b−シス)−13−
ベンゼンスルホニル−1,4,7,8,13,13b−
ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボ
キシレート(化合物17)、(1,13b−シス)−13
−ベンゼンスルホニル−1,4,7,8,13,13b
−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボ
ン酸(化合物33)、(1,13b−シス)−13−ベン
ゼンスルホニル−1−ベンジルオキシカルボニルアミノ
−1,4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',
2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,
4−b]インドール(化合物39)、(1,13b−シ
ス)−1−アミノ−13−ベンゼンスルホニル−1,
4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]
オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
b]インドール(化合物47)、メチル (1, 13b
- シス)- 13- ベンゼンスルホニル- 10- メトキシ
- 1, 4, 7, 8, 13, 13b- ヘキサヒドロ[ 1',
2']オキサゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[ 3, 4
- b] インドール- 1- カルボキシレート(化合物6
8)およびメチル (1, 13b- シス)- 10- メト
キシ- 13- メチル- 1, 4, 7, 8, 13, 13b-
ヘキサヒドロ[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',3' :1,
2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボキシ
レート(化合物79)等が挙げられる。
【0092】またXがビニレン基で、R4 の立体配置が
α結合の化合物の例としては、(1,13b−トランス)
−1−アミノ−13−メチル−1,4,7,8,13,
13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合
物45)、(1,13b−トランス)−1−ベンジルオキ
シカルボニルアミノ−13−メチル−1,4,7,8,
13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
(化合物37)、(1,13b−トランス)−13−ベン
ゼンスルホニル−1,4,7,8,13,13b−ヘキ
サヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,
2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボン酸
(化合物32)、メチル (1,13b−トランス)−1
3−ベンゼンスルホニル−1,4,7,8,13,13
b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3'
:1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カ
ルボキシレート(化合物16)およびメチル (1, 1
3b- トランス)- 13- ベンゼンスルホニル- 10-
メトキシ- 1, 4, 7, 8, 13, 13b- ヘキサヒド
ロ[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリド
[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボキシレート(化
合物67)等が挙げられる。
【0093】一般式IIで表される本発明の化合物につい
て以下に説明する。
【0094】
【化10】
【0095】一般式II中のR1 〜R4 は、一般式I中の
1 〜R4 と同意義である。一般式IIで表される本発明
の化合物の例としては、メチル 13−ベンゼンスルホ
ニル−3,4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ
[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
[3,4−b]インドール−1−カルボキシレート(化
合物26)が挙げられる。一般式III で表される本発明
の化合物について以下に説明する。
【0096】
【化11】
【0097】一般式III 中のR1 、R2 またはR3 は、
一般式I中のR1 、R2 またはR3と同意義である。そ
してR4 で示されるアルコキシカルボニルアミノ基、ア
ルコキシカルボニル基としては、一般式I、IIで挙げら
れたものと同様のものが挙げられる。R4 の置換基とし
て好ましい置換基は、tert−ブトキシカルボニル
基、ベンジルオキシカルボニルアミノ基、カルバモイル
基、およびアミノ基である。
【0098】一般式III で表される本発明の化合物の例
としては、R4 の立体配置がβ結合のものとして、(1,
10b−シス)−10−メチル−2−ビニル−1,2,
4,5,10,10b−ヘキサヒドロアゼト[1',2'
:1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カ
ルボン酸(化合物34)および(1,10b−シス)−1
−ベンジルオキシカルボニルアミノ−10−メチル−2
−ビニル−1,2,4,5,10,10b−ヘキサヒド
ロアゼト[1',2' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
ンドール(化合物36)、(1, 10b- シス)- 7-
メトキシ- 10-メチル- 2- ビニル- 1, 2, 4, 5,
10, 10b- ヘキサヒドロアゼト[ 1',2' :1,
2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボン酸
(化合物81)およびメチル (1, 10b- シス)-
7- メトキシ- 10- メチル- 2-ビニル- 1, 2, 4,
5, 10, 10b- ヘキサヒドロアゼト[ 1',2' :
1,2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボ
キシレート(化合物78)等が挙げられる。
【0099】また、R4 の立体配置がα結合の化合物の
例としては、(1,10b−トランス)−1−ベンジルオ
キシカルボニルアミノ−10−メチル−2−ビニル−
1,2,4,5,10,10b−ヘキサヒドロアゼト
[1',2' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
(化合物35)、メチル (1, 10b- トランス)-
7- メトキシ- 10- メチル- 2- ビニル- 1, 2,
4, 5, 10, 10b- ヘキサヒドロアゼト[ 1',2'
:1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カ
ルボキシレート(化合物77)およびメチル (1, 1
0b- トランス)- 10- ベンゼンスルホニル- 7- メ
トキシ- 2- ビニル- 1, 2, 4, 5, 10, 10b-
ヘキサヒドロアゼト[ 1',2' :1, 2] ピリド[ 3,
4- b] インドール- 1- カルボキシレート(化合物6
6)等が挙げられる。
【0100】一般式IVで表される本発明の化合物につい
て以下に説明する。
【0101】
【化12】
【0102】一般式IV中のR1 、R2 またはR3 は、一
般式I中のR1 、R2 またはR3 と同意義である。そし
てR5 は水素原子、ベンジル基、tert−ブトキシカルボ
ニル基を表す。一般式IVで表される本発明の化合物の例
としては、メチル 9−ベンゼンスルホニル−2−ベン
ジル−1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン
−1−アセテート(化合物12)、メチル 9−ベンゼ
ンスルホニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カ
ルボリン−1−アセテート(化合物13)、メチル 9
−ベンゼンスルホニル−2−tert−ブトキシカルボ
ニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン
−1−アセテート(化合物14)、メチル 2−ベンジ
ル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−β
−カルボリン−1−アセテート(化合物55)、メチル
9−ベンゼンスルホニル−2−ベンジル−6−メトキ
シ−1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン−
1−アセテート(化合物56)、メチル 9−ベンゼン
スルホニル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−β−カルボリン−1−アセテート(化合物5
7)、メチル 9−ベンゼンスルホニル−2−tert
−ブトキシカルボニル−6−メトキシ−1,2,3,4
−テトラヒドロ−β−カルボリン−1−アセテート(化
合物58)、メチル 2−ベンジル−6−ブロモ−1,
2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン−1−アセ
テート(化合物59)およびメチル 9−ベンゼンスル
ホニル−2−ベンジル−6−ブロモ−1,2,3,4−
テトラヒドロ−β−カルボリン−1−アセテート(化合
物60)、メチル 2- tert- ブトキシカルボニル
- 6- メトキシ- 9- メチル- 1, 2, 3, 4- テトラ
ヒドロ- β-カルボリン- 1- アセテート(化合物7
6)、メチル 6- メトキシ- 9- メチル- 1, 2,
3, 4- テトラヒドロ- β- カルボリン- 1- アセテー
ト(化合物75)およびメチル 2- ベンジル- 6- メ
トキシ- 9- メチル- 1, 2, 3,4- テトラヒドロ-
β- カルボリン- 1- アセテート(化合物74)等が挙
げられる。本発明のオキサゼピノピリドインドール誘導
体および本発明のそれらの製造中間体の製造方法につい
て、以下に説明する。これらの本発明の化合物はすべて
新規化合物である。
【0103】本発明の(1,13b−シス)−1−アミノ
−1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒド
ロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリ
ド[3,4−b]インドール(化合物53)は、(1,1
3b−シス)−1−ベンジルオキシカルボニルアミノ−
1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ
[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
[3,4−b]インドール(化合物44)または(1,1
3b−シス)−1−アミノ−1,4,7,8,13,1
3b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合
物48)を還元することにより製造することができる。
還元方法としては接触還元法が好ましい。
【0104】本発明の(1,13b−シス)−1−アミノ
−1,4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',
2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,
4−b]インドール(化合物48)は(1,13b−シ
ス)−1−アミノ−13−ベンゼンスルホニル−1,
4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]
オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
b]インドール(化合物47)を還元することにより、
製造することができる。還元方法としては例えば水素化
リチウムアルミニウムにより行うことが好ましい。
【0105】本発明の(1,13b−シス)−1−アミノ
−13−ベンゼンスルホニル−1,4,7,8,13,
13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
3':1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合
物47)は、(1,13b−シス)−13−ベンゼンスル
ホニル−1−ベンジルオキシカルボニルアミノ−1,
4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]
オキサゼピノ[2',3':1,2]ピリド[3,4−
b]インドール(化合物39)のベンジルオキシカルボ
ニル基を脱離させることにより製造することができる。
この脱離方法としては、臭化アルミニウム、エタンチオ
ールで処理する方法が好ましい。
【0106】本発明の(1,13b−シス)−13−ベン
ゼンスルホニル−1−ベンジルオキシカルボニルアミノ
−1,4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',
2']オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,
4−b]インドール(化合物39)は、(1,13b−シ
ス)−13−ベンゼンスルホニル−1,4,7,8,1
3,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
−1−カルボン酸(化合物33)をトリエチルアミン、
DPPA(ジフェニルフォスフォリルアザイド)、ベン
ジルアルコールで処理することにより製造することがで
きる。
【0107】本発明の(1,13b−シス)−13−ベン
ゼンスルホニル−1,4,7,8,13,13b−ヘキ
サヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,
2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボン酸
(化合物33)は、メチル (1,13b−シス)−13
−ベンゼンスルホニル−1,4,7,8,13,13b
−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボ
キシレート(化合物17)のカルボン酸メチルエステル
を加水分解することにより製造することができる。加水
分解の方法としては、臭化アルミニウム、エタンチオー
ルで処理する方法が好ましい。
【0108】本発明の(1,13b−トランス)−13−
ベンゼンスルホニル−1,4,7,8,13,13b−
ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボ
ン酸(化合物32)は、メチル(1,13b−トランス)
−13−ベンゼンスルホニル−1,4,7,8,13,
13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−
カルボキシレート(化合物16)を臭化アルミニウム,
エタンチオールで処理することにより製造することがで
きる。
【0109】本発明の(1,13b−シス)−1−ベンジ
ルオキシカルボニルアミノ−1,2,3,4,7,8,
13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
(化合物44)は、(1,13b−シス)−1,2,3,
4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2']
オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
b]インドール−1−カルボン酸(化合物30)をトリ
エチルアミン、クロロ炭酸エチル、アジ化ナトリウム、
ベンジルアルコールで処理することにより製造すること
ができる。
【0110】本発明の(1,13b−シス)−1,2,
3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',
2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,
4−b]インドール−1−カルボン酸(化合物30)
は、メチル (1,13b−シス)−1,2,3,4,
7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキ
サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
ンドール−1−カルボキシレート(化合物28)を臭化
アルミニウム、エタンチオールで処理することにより製
造することができる。
【0111】本発明のメチル (1,13b−シス)−
1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ
[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
[3,4−b]インドール−1−カルボキシレート(化
合物28)は、メチル (1,13b−シス)−13−ベ
ンゼンスルホニル−1,2,3,4,7,8,13,1
3b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−
カルボキシレート(化合物21)をアルコール中マグネ
シウムで処理することにより製造することができる。
【0112】本発明のメチル (1,13b−シス)−1
3−ベンゼンスルホニル−1,2,3,4,7,8,1
3,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
−1−カルボキシレート(化合物21)は、メチル
(1,13b−シス)−13−ベンゼンスルホニル−1,
4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]
オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
b]インドール−1−カルボキシレート(化合物17)
を還元することにより製造することができる。還元方法
としては、接触還元法が好ましい。
【0113】本発明のメチル (1,13b−シス)−1
3−ベンゼンスルホニル−1,4,7,8,13,13
b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3'
:1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カ
ルボキシレート(化合物17)は、メチル (1,13b
−トランス)−13−ベンゼンスルホニル−1,4,
7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキ
サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
ンドール−1−カルボキシレート(化合物16)を1,
8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕−7−ウンデセン
(DBU)で処理することにより、イソメライズさせて
製造することができる。
【0114】本発明のメチル (1,13b−トランス)
−13−ベンゼンスルホニル−1,4,7,8,13,
13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
3':1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−
カルボキシレート(化合物16)は、メチル (1,1
0b−トランス)−10−ベンゼンスルホニル−2−ビ
ニル−1,2,4,5,10,10b−ヘキサヒドロア
ゼト[1',2' :1,2]ピリド[3,4−b]インド
ール−1−カルボキシレート(化合物15)をm−クロ
ロ過安息香酸で処理して環拡大反応を起こさせることに
より製造することができる。
【0115】本発明のメチル 9−ベンゼンスルホニル
−2−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,4
−テトラヒドロ−β−カルボリン−1−アセテート(化
合物14)は、メチル 9−ベンゼンスルホニル−1,
2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン−1−アセ
テート(化合物13)を4−ジメチルアミノピリジン、
二炭酸ジtert−ブチルで処理することにより製造す
ることができる。
【0116】本発明のメチル 9−ベンゼンスルホニル
−1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン−1
−アセテート(化合物13)は、メチル 9−ベンゼン
スルホニル−2−ベンジル−1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−β−カルボリン−1−アセテート(化合物12)
を還元することにより製造することができる。還元方法
としては接触還元法が好ましい。
【0117】本発明のメチル 9−ベンゼンスルホニル
−2−ベンジル−1,2,3,4−テトラヒドロ−β−
カルボリン−1−アセテート(化合物12)は、メチル
2−ベンジル−1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カ
ルボリン−1−アセテートを水素化ナトリウム、ベンゼ
ンスルホニルクロリドで処理して製造することができ
る。
【0118】本発明の(1,13b−トランス)−1−ア
ミノ−1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタ
ヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]
ピリド[3,4−b]インドール(化合物52)は、
(1,13b−トランス)−1−ベンジルオキシカルボニ
ルアミノ−1,2,3,4,7,8,13,13b−オ
クタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,
2]ピリド[3,4−b]インドール(化合物43)を
還元して製造することができる。還元方法としては、接
触還元法が好ましい。
【0119】本発明の(1,13b−トランス)−1−ベ
ンジルオキシカルボニルアミノ−1,2,3,4,7,
8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼ
ピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インド
ール(化合物43)は、(1,13b−トランス)−1,
2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ
[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
[3,4−b]インドール−1−カルボン酸(化合物2
9)をトリエチルアミン、クロロ炭酸エチル、アジ化ナ
トリウム、ベンジルアルコールで処理することにより製
造することができる。
【0120】本発明の(1,13b−トランス)−1,
2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ
[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
[3,4−b]インドール−1−カルボン酸(化合物2
9)は、メチル (1,13b−トランス)−1,2,
3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',
2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,
4−b]インドール−1−カルボキシレート(化合物2
7)を臭化アルミニウム、エタンチオールで処理するこ
とにより製造することができる。
【0121】本発明のメチル (1,13b−トランス)
−1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒド
ロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリ
ド[3,4−b]インドール−1−カルボキシレート
(化合物27)は、メチル (1,13b−トランス)−
13−ベンゼンスルホニル−1,2,3,4,7,8,
13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
−1−カルボキシレート(化合物20)、メチル(1,1
3b−トランス)−13−ベンゼンスルホニル−1,
4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]
オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
b]インドール−1−カルボキシレート(化合物16)
またはメチル13−ベンゼンスルホニル−3,4,7,
8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼ
ピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インド
ール−1−カルボキシレート(化合物26)をアルコー
ル中マグネシウムで処理することにより製造することが
できる。
【0122】本発明のメチル (1,13b−トランス)
−13−ベンゼンスルホニル−1,2,3,4,7,
8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼ
ピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インド
ール−1−カルボキシレート(化合物20)は、メチル
(1,13b−トランス)−13−ベンゼンスルホニル
−1,4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',
2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,
4−b]インドール−1−カルボキシレート(化合物1
6)を還元することにより製造することができる。還元
方法としては接触還元が好ましい。
【0123】本発明のメチル 13−ベンゼンスルホニ
ル−3,4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ
[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
[3,4−b]インドール−1−カルボキシレート(化
合物26)は、メチル (1,13b−トランス)−13
−ベンゼンスルホニル−1,4,7,8,13,13b
−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボ
キシレート(化合物16)またはメチル (1,13b−
シス)−13−ベンゼンスルホニル−1,4,7,8,
13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
−1−カルボキシレート(化合物17)をアルコール中
水酸化ナトリウムで処理することにより製造することが
できる。
【0124】本発明の(1,13b−シス)−1−アミノ
−13−メチル−1,2,3,4,7,8,13,13
b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3'
:1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合物
50)は、(1,13b−シス)−1−ベンジルオキシカ
ルボニルアミノ−13−メチル−1,4,7,8,1
3,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
(化合物38)、(1,13b−シス)−1−ベンジルオ
キシカルボニルアミノ−13−メチル−1,2,3,
4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]
オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
b]インドール(化合物41)または(1,13b−シ
ス)−1−アミノ−13−メチル−1,4,7,8,1
3,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
(化合物46)を還元することにより製造することがで
きる。還元方法としては接触還元法が好ましい。
【0125】本発明の(1,13b−シス)−1−ベンジ
ルオキシカルボニルアミノ−13−メチル−1,2,
3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',
2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,
4−b]インドール(化合物41)は、(1,13b−シ
ス)−13−メチル−1,2,3,4,7,8,13,
13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−
カルボン酸(化合物25)をトリエチルアミン、クロロ
炭酸エチル、アジ化ナトリウム、ベンジルアルコールで
処理することにより製造することができる。
【0126】本発明の(1,13b−シス)−13−メチ
ル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒ
ドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピ
リド[3,4−b]インドール−1−カルボン酸(化合
物25)は、メチル (1,13b−シス)−13−メチ
ル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒ
ドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピ
リド[3,4−b]インドール−1−カルボキシレート
(化合物19)を臭化アルミニウム、エタンチオールで
処理することにより製造することができる。
【0127】本発明のメチル (1,13b−シス)−1
3−メチル−1,2,3,4,7,8,13,13b−
オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボ
キシレート(化合物19)は、メチル (1,13b−シ
ス)−13−メチル−1,4,7,8,13,13b−
ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボ
キシレート(化合物9)またはメチル 13−メチル−
3,4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',
2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,
4−b]インドール−1−カルボキシレート(化合物1
0)を還元することにより製造することができる。還元
方法としては接触還元法が好ましい。
【0128】本発明の(1,13b−シス)−13−メチ
ル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒ
ドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピ
リド[3,4−b]インドール−1−カルボン酸(化合
物25)は、ベンジル (1,13b−シス)−13−メ
チル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタ
ヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]
ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボキシレー
ト(化合物24)を還元することにより製造することが
できる。還元方法としては接触還元法が好ましい。
【0129】本発明のベンジル (1,13b−シス)−
13−メチル−1,2,3,4,7,8,13,13b
−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボ
キシレート(化合物24)は、ベンジル (1,13b−
トランス)−13−メチル−1,2,3,4,7,8,
13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
−1−カルボキシレート(化合物23)をDBUで処理
することにより、イソメライズさせて製造することがで
きる。
【0130】本発明のベンジル (1,13b−トラン
ス)−13−メチル−1,2,3,4,7,8,13,
13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−
カルボキシレート(化合物23)は、(1,13b−トラ
ンス)−13−メチル−1,2,3,4,7,8,1
3,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
−1−カルボン酸(化合物22)をフェニルジアゾメタ
ンで処理することにより製造することができる。
【0131】本発明の(1,13b−トランス)−13−
メチル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オク
タヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,
2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボン酸
(化合物22)は、メチル (1,13b−トランス)−
13−メチル−1,2,3,4,7,8,13,13b
−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボ
キシレート(化合物18)を水酸化カリウム、18−ク
ラウン−6で処理することにより、または臭化アルミニ
ウム、エタンチオールで処理することにより製造するこ
とができる。
【0132】本発明のメチル (1,13b−トランス)
−13−メチル−1,2,3,4,7,8,13,13
b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3'
:1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カ
ルボキシレート(化合物18)は、メチル (1,13b
−トランス)−13−メチル−1,4,7,8,13,
13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−
カルボキシレート(化合物8)を還元することにより製
造することができる。還元方法としては接触還元法が好
ましい。
【0133】本発明の(1,13b−シス)−1−アミノ
−13−メチル−1,4,7,8,13,13b−ヘキ
サヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,
2]ピリド[3,4−b]インドール(化合物46)
は、(1,13b−シス)−1−ベンジルオキシカルボニ
ルアミノ−13−メチル−1,4,7,8,13,13
b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3'
:1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合物
38)を臭化アルミニウム、エタンチオールで処理する
ことにより製造することができる。
【0134】本発明の(1,13b−シス)−1−ベンジ
ルオキシカルボニルアミノ−13−メチル−1,4,
7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキ
サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
ンドール(化合物38)は、(1,13b−シス)−13
−メチル−1,4,7,8,13,13b−ヘキサヒド
ロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリ
ド[3,4−b]インドール−1−カルボン酸(化合物
31)をトリエチルアミン、DPPA、ベンジルアルコ
ールで処理することにより製造することができる。
【0135】本発明の(1,13b−シス)−1−ベンジ
ルオキシカルボニルアミノ−13−メチル−1,4,
7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキ
サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
ンドール(化合物38)は、(1,10b−シス)−1−
ベンジルオキシカルボニルアミノ−10−メチル−2−
ビニル−1,2,4,5,10,10b−ヘキサヒドロ
アゼト[1',2' :1,2]ピリド[3,4−b]イン
ドール(化合物36)をm−クロロ過安息香酸で処理す
ることにより製造することができる。
【0136】本発明の(1,13b−シス)−13−メチ
ル−1,4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ
[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
[3,4−b]インドール−1−カルボン酸(化合物3
1)は、メチル (1,13b−シス)−13−メチル−
1,4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',
2']オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,
4−b]インドール−1−カルボキシレート(化合物
9)を臭化アルミニウム、エタンチオールで処理するこ
とにより製造することができる。
【0137】本発明の(1,10b−シス)−1−ベンジ
ルオキシカルボニルアミノ−10−メチル−2−ビニル
−1,2,4,5,10,10b−ヘキサヒドロアゼト
[1',2' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
(化合物36)は、(1,10b−シス)−10−メチル
−2−ビニル−1,2,4,5,10,10b−ヘキサ
ヒドロアゼト[1',2' :1,2]ピリド[3,4−
b]インドール−1−カルボン酸(化合物34)をトリ
エチルアミン、DPPAおよびベンジルアルコールで処
理することにより製造することができる。
【0138】本発明の(1,10b−シス)−10−メチ
ル−2−ビニル−1,2,4,5,10,10b−ヘキ
サヒドロアゼト[1',2' :1,2]ピリド[3,4−
b]インドール−1−カルボン酸(化合物34)は、メ
チル (1,10b−シス)−10−メチル−2−ビニル
−1,2,4,5,10,10b−ヘキサヒドロアゼト
[1',2' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
−1−カルボキシレート(化合物7)をアルコール中水
酸化ナトリウムで処理することにより製造することがで
きる。
【0139】本発明の(1,13b−トランス)−1−ア
ミノ−13−メチル−1,2,3,4,7,8,13,
13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
3':1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合
物49)は、(1,13b−トランス)−1−ベンジルオ
キシカルボニルアミノ−13−メチル−1,2,3,
4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]
オキサゼピノ[2',3':1,2]ピリド[3,4−
b]インドール(化合物40)、(1,13b−トラン
ス)−1−アミノ−13−メチル−1,4,7,8,1
3,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
(化合物45)または(1,13b−トランス)−1−ベ
ンジルオキシカルボニルアミノ−13−メチル−1,
4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]
オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
b]インドール(化合物37)を還元することにより製
造することができる。還元方法としては特に限定される
ものではないが接触還元が好ましい。
【0140】本発明の(1,13b−トランス)−1−ベ
ンジルオキシカルボニルアミノ−13−メチル−1,
2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ
[1',2']オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
[3,4−b]インドール(化合物40)は、(1,13
b−トランス)−13−メチル−1,2,3,4,7,
8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼ
ピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インド
ール−1−カルボン酸(化合物22)をトリエチルアミ
ン、クロロ炭酸エチル、アジ化ナトリウム、ベンジルア
ルコールで処理することにより、またはトリエチルアミ
ン、ジフェニルフォスフォリルアザイド、ベンジルアル
コールで処理することにより製造することができる。
【0141】本発明の(1,13b−トランス)−1−ア
ミノ−13−メチル−1,4,7,8,13,13b−
ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合物4
5)は、(1,13b−トランス)−1−ベンジルオキシ
カルボニルアミノ−13−メチル−1,4,7,8,1
3,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
(化合物37)を臭化アルミニウム、エタンチオールで
処理することにより製造することができる。
【0142】本発明の(1,13b−トランス)−1−ベ
ンジルオキシカルボニルアミノ−13−メチル−1,
4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]
オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
b]インドール(化合物37)は、(1,13b−トラン
ス)−13−メチル−1,4,7,8,13,13b−
ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボ
ン酸(化合物11)をトリエチルアミン、DPPAおよ
びベンジルアルコールで処理することにより製造するこ
とができる。
【0143】本発明の(1,13b−トランス)−1−ベ
ンジルオキシカルボニルアミノ−13−メチル−1,
4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]
オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
b]インドール(化合物37)は、(1,10b−トラン
ス)−1−ベンジルオキシカルボニルアミノ−10−メ
チル−2−ビニル−1,2,4,5,10,10b−ヘ
キサヒドロアゼト[1',2' :1,2]ピリド[3,4
−b]インドール(化合物35)をm−クロロ過安息香
酸で処理することにより製造することができる。
【0144】本発明の(1,10b−トランス)−1−ベ
ンジルオキシカルボニルアミノ−10−メチル−2−ビ
ニル−1,2,4,5,10,10b−ヘキサヒドロア
ゼト[1',2' :1,2]ピリド[3,4−b]インド
ール(化合物35)は、(1,10b−トランス)−10
−メチル−2−ビニル−1,2,4,5,10,10b
−ヘキサヒドロアゼト[1',2' :1,2]ピリド
[3,4−b]インドール−1−カルボン酸(化合物
6)をトリエチルアミン、DPPAおよびベンジルアル
コールで処理することにより製造することができる。
【0145】本発明の(1,13b−トランス)−13−
メチル−1−ウレイド−1,2,3,4,7,8,1
3,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
(化合物51)は、(1,13b−トランス)−13−メ
チル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタ
ヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]
ピリド[3,4−b]インドール−1−カルバモイルア
ジド(化合物42)を還元することにより製造すること
ができる。還元方法としては特に限定されるものではな
いが接触還元が好ましい。
【0146】本発明の(1,13b−トランス)−13−
メチル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オク
タヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,
2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルバモイ
ルアジド(化合物42)は、(1,13b−トランス)−
13−メチル−1,2,3,4,7,8,13,13b
−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボ
ン酸(化合物22)をトリエチルアミン、DPPAおよ
びベンジルアルコールと反応させることにより製造する
ことができる。
【0147】本発明の(1,13b−シス)−1−カルバ
モイル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オク
タヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,
2]ピリド[3,4−b]インドール(化合物54)
は、(1,13b−シス)−1,2,3,4,7,8,1
3,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
−1−カルボン酸(化合物30)をトリエチルアミン、
クロロ炭酸メチル、アンモニアで処理することにより製
造することができる。
【0148】本発明のメチル 2−ベンジル−6−メト
キシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン
−1−アセテート(化合物55)は、5−メトキシトリ
プタミンをベンズアルデヒド、水素化ホウ素ナトリウム
で処理し、次いでアセチレンカルボン酸メチル、トリフ
ルオロ酢酸で処理することにより製造することができ
る。
【0149】本発明のメチル 9−ベンゼンスルホニル
−2−ベンジル−6−メトキシ−1,2,3,4−テト
ラヒドロ−β−カルボリン−1−アセテート(化合物5
6)は、メチル 2−ベンジル−6−メトキシ−1,
2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン−1−アセ
テート(化合物55)を水素化ナトリウム、ベンゼンス
ルホニルクロリドで処理することにより製造することが
できる。
【0150】本発明のメチル 9−ベンゼンスルホニル
−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−β−
カルボリン−1−アセテート(化合物57)は、メチル
9−ベンゼンスルホニル−2−ベンジル−6−メトキ
シ−1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン−
1−アセテート(化合物56)を還元することにより製
造することができる。還元方法としては特に限定される
ものではないが接触還元が好ましい。
【0151】本発明のメチル 9−ベンゼンスルホニル
−2−tert−ブトキシカルボニル−6−メトキシ−
1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン−1−
アセテート(化合物58)は、メチル 9−ベンゼンス
ルホニル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒド
ロ−β−カルボリン−1−アセテート(化合物57)を
4−ジメチルアミノピリジン、二炭酸ジtert−ブチ
ルで処理することにより製造することができる。
【0152】メチル 2−ベンジル−6−ブロモ−1,
2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン−1−アセ
テート(化合物59)は、5−ブロモトリプタミンをベ
ンズアルデヒド、水素化ホウ素ナトリウムで処理し、次
いでアセチレンカルボン酸メチル、トリフルオロ酢酸で
処理することにより製造することができる。
【0153】本発明のメチル 9−ベンゼンスルホニル
−2−ベンジル−6−ブロモ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−β−カルボリン−1−アセテート(化合物6
0)は、メチル 2−ベンジル−6−ブロモ−1,2,
3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン−1−アセテー
ト(化合物59)を水素化ナトリウム、ベンゼンスルホ
ニルクロリドで処理することにより製造することができ
る。
【0154】本発明の(1,13b−シス)−13−ベン
ゼンスルホニル−1−ヒドロキシメチル−1,2,3,
4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]
オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
b]インドール(化合物61)は、メチル (1,13b
−シス)−13−ベンゼンスルホニル−1,2,3,
4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]
オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
b]インドール−1−カルボキシレート(化合物21)
に水素化ジイソブチルアルミニウムを超低温下で加え、
氷冷下に反応させることにより製造することができる。
【0155】本発明の(1,13b−シス)−13−ベン
ゼンスルホニル−1−ホルミル−1,2,3,4,7,
8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼ
ピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インド
ール(化合物62)は、(1,13b−シス)−13−ベ
ンゼンスルホニル−1−ヒドロキシメチル−1,2,
3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',
2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,
4−b]インドール(化合物61)をジクロム酸ピリジ
ニウムで処理することにより製造することができる。
【0156】本発明の(1,13b−シス)−13−ベン
ゼンスルホニル−1−ベンジルアミノメチル−1,2,
3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',
2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,
4−b]インドール(化合物63)は、(1,13b−シ
ス)−13−ベンゼンスルホニル−1−ホルミル−1,
2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ
[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
[3,4−b]インドール(化合物62)をベンジルア
ミンと水素化ホウ素ナトリウムで処理することにより製
造することができる。
【0157】本発明の(1,13b−シス)−1−ベンジ
ルアミノメチル−1,2,3,4,7,8,13,13
b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3'
:1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合物
64)は、(1,13b−シス)−13−ベンゼンスルホ
ニル−1−ベンジルアミノメチル−1,2,3,4,
7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキ
サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
ンドール(化合物63)を水素化リチウムアルミニウム
で処理することにより製造することができる。
【0158】本発明の(1,13b−シス)−1−アミノ
メチル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オク
タヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,
2]ピリド[3,4−b]インドール(化合物65)
は、(1,13b−シス)−1−ベンジルアミノメチル−
1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ
[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
[3,4−b]インドール(化合物64)を還元するこ
とにより製造することができる。還元方法としては特に
限定されるものではないが接触還元が好ましい。
【0159】本発明の(1, 13b- シス)- 1- アミ
ノ- 10- メトキシ- 1, 2, 3,4, 7, 8, 13,
13b- オクタヒドロ[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',
3' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドール(化合
物73)は、(1, 13b- シス)- 1- ベンジルオキ
シカルボニルアミノ- 10- メトキシ- 1, 2, 3,
4, 7, 8, 13, 13b- オクタヒドロ[ 1',2']オ
キサゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b]
インドール(化合物72)を還元することにより製造す
ることができる。
【0160】本発明の(1, 13b- シス)- 1- ベン
ジルオキシカルボニルアミノ- 10- メトキシ- 1,
2, 3, 4, 7, 8, 13, 13b- オクタヒドロ[
1',2']オキサゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[
3, 4- b] インドール(化合物72)は、(1, 13
b- シス)- 10- メトキシ- 1, 2, 3, 4, 7,
8, 13, 13b- オクタヒドロ[ 1',2']オキサゼピ
ノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドー
ル- 1- カルボン酸(化合物71)をトリエチルアミ
ン、クロロ炭酸エチル、アジ化ナトリウム、ベンジルア
ルコールで処理することにより製造することができる。
【0161】本発明の(1, 13b- シス)- 10- メ
トキシ- 1, 2, 3, 4, 7, 8,13, 13b- オク
タヒドロ[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',3' :1, 2]
ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボン酸(化
合物71)は、メチル (1, 13b- シス)- 10-
メトキシ- 1, 2, 3, 4, 7, 8, 13, 13b-オ
クタヒドロ[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',3' :1,
2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボキシ
レート(化合物70)をTHF/水中、水酸化リチウム
で処理することにより製造することができる。
【0162】本発明のメチル (1, 13b- シス)-
10- メトキシ- 1, 2, 3, 4,7, 8, 13, 13
b- オクタヒドロ[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',3' :
1,2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボ
キシレート(化合物70)は、メチル (1, 13b-
シス)- 13- ベンゼンスルホニル- 10- メトキシ-
1, 2, 3, 4, 7, 8, 13, 13b- オクタヒドロ
[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[
3, 4- b] インドール- 1- カルボキシレート(化合
物69)をアルコール中マグネシウムで処理することに
より製造することができる。
【0163】本発明のメチル (1, 13b- シス)-
13- ベンゼンスルホニル- 10-メトキシ- 1, 2,
3, 4, 7, 8, 13, 13b- オクタヒドロ[ 1',
2']オキサゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[ 3, 4
- b] インドール- 1- カルボキシレート(化合物6
9)は、メチル (1, 13b- シス)- 13- ベンゼ
ンスルホニル- 10- メトキシ- 1, 4, 7, 8, 1
3, 13b- ヘキサヒドロ[1',2']オキサゼピノ[
2',3' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドール-
1- カルボキシレート(化合物68)を還元することに
より製造することができる。
【0164】本発明のメチル (1, 13b- シス)-
13- ベンゼンスルホニル- 10-メトキシ- 1, 4,
7, 8, 13, 13b- ヘキサヒドロ[ 1',2']オキサ
ゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b] イン
ドール- 1- カルボキシレート(化合物68)は、メチ
ル (1, 13b- トランス)- 13- ベンゼンスルホ
ニル- 10- メトキシ- 1, 4, 7, 8, 13, 13b
- ヘキサヒドロ[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',3' :
1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1-カルボ
キシレート(化合物67)をDBUで処理することによ
り製造することができる。
【0165】本発明のメチル (1, 13b- トラン
ス)- 13- ベンゼンスルホニル- 10- メトキシ-
1, 4, 7, 8, 13, 13b- ヘキサヒドロ[ 1',
2']オキサゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[ 3, 4
- b] インドール- 1- カルボキシレート(化合物6
7)は、メチル (1, 10b- トランス)- 10- ベ
ンゼンスルホニル- 7- メトキシ- 2- ビニル- 1,
2, 4, 5, 10, 10b- ヘキサヒドロアゼト[ 1',
2' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1-
カルボキシレート(化合物66)をm−クロロ過安息香
酸で処理することにより製造することができる。
【0166】本発明のメチル (1, 10b- トラン
ス)- 10- ベンゼンスルホニル- 7- メトキシ- 2-
ビニル- 1, 2, 4, 5, 10, 10b- ヘキサヒドロ
アゼト[ 1',2' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b] イン
ドール- 1- カルボキシレート(化合物66)は、メチ
ル 9−ベンゼンスルホニル−2−tert−ブトキシ
カルボニル−6−メトキシ−1,2,3,4 −テトラヒドロ−
β−カルボリン−1−アセテート(化合物58)を低温
下にLDAとnブチルリチウムさらにアクロレインで処
理して2−(9−ベンゼンスルホニル−2−tert−
ブトキシカルボニル−6−メトキシ−−1,2,3,4 −テト
ラヒドロ−β−カルボリン−1−イル)−3−ヒドロキ
シ−4−ペンテノエートを得、ついでメタンスルホニル
クロリド/トリエチルアミンによる処理、HCl/酢酸
エチルによる処理、DMSO中DBUで処理することに
より製造することができる。
【0167】本発明のメチル (1, 13b- シス)-
10- メトキシ- 13- メチル- 1, 2, 3, 4, 7,
8, 13, 13b- オクタヒドロ[ 1',2']オキサゼピ
ノ[2',3' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドー
ル- 1- カルボキシレート(化合物80)は、メチル
(1, 13b- シス)- 10- メトキシ- 13- メチル
- 1, 4, 7, 8, 13, 13b- ヘキサヒドロ[ 1',
2']オキサゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[ 3, 4
- b] インドール- 1- カルボキシレート(化合物7
9)を還元することにより製造することができる。
【0168】本発明のメチル (1, 13b- シス)-
10- メトキシ- 13- メチル- 1, 4, 7, 8, 1
3, 13b- ヘキサヒドロ[ 1',2']オキサゼピノ[
2',3':1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドール-
1- カルボキシレート(化合物79)は、メチル
(1, 10b- シス)- 7- メトキシ- 10- メチル-
2- ビニル- 1, 2, 4, 5, 10, 10b- ヘキサヒ
ドロアゼト[ 1',2' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b]
インドール- 1- カルボキシレート(化合物78)をm
−クロロ過安息香酸で処理することにより製造すること
ができる。
【0169】本発明のメチル (1, 10b- シス)-
7- メトキシ- 10- メチル- 2-ビニル- 1, 2, 4,
5, 10, 10b- ヘキサヒドロアゼト[ 1',2' :
1,2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボ
キシレート(化合物78)は、メチル (1, 10b-
トランス)- 7- メトキシ- 10- メチル- 2- ビニル
- 1, 2, 4, 5, 10, 10b- ヘキサヒドロアゼト
[ 1',2' :1, 2]ピリド[ 3, 4- b] インドール-
1- カルボキシレート(化合物77)を無水メタノー
ル中ナトリウムメトキシドで処理することにより製造す
ることができる。
【0170】本発明のメチル (1, 10b- トラン
ス)- 7- メトキシ- 10- メチル-2- ビニル- 1,
2, 4, 5, 10, 10b- ヘキサヒドロアゼト[ 1',
2' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1-
カルボキシレート(化合物77)は、メチル 2- te
rt- ブトキシカルボニル- 6- メトキシ- 9- メチル
- 1, 2, 3, 4- テトラヒドロ- β- カルボリン- 1
- アセテート(化合物76)を低温下にLDAとnブチ
ルリチウムさらにアクロレインで処理し、ついでメタン
スルホニルクロリド/トリエチルアミンによる処理、H
Cl/酢酸エチルによる処理、DMSO中DBUによる
処理を順次行うことにより製造することができる。
【0171】本発明のメチル 2- tert- ブトキシ
カルボニル- 6- メトキシ- 9- メチル- 1, 2, 3,
4- テトラヒドロ- β- カルボリン- 1- アセテート
(化合物76)は、メチル 6- メトキシ- 9- メチル
- 1, 2, 3, 4- テトラヒドロ- β- カルボリン- 1
- アセテート(化合物75)を4−ジメチルアミノピリ
ジン、二炭酸ジtert−ブチルで処理することにより
製造することができる。
【0172】本発明のメチル 6- メトキシ- 9- メチ
ル- 1, 2, 3, 4- テトラヒドロ- β- カルボリン-
1- アセテート(化合物75)は、メチル 2- ベンジ
ル-6- メトキシ- 9- メチル- 1, 2, 3, 4- テト
ラヒドロ- β- カルボリン-1- アセテート(化合物7
4)を還元することにより製造することができる。
【0173】本発明のメチル 2- ベンジル- 6- メト
キシ- 9- メチル- 1, 2, 3, 4- テトラヒドロ- β
- カルボリン- 1- アセテート(化合物74)は、メチ
ル2−ベンジル−6−メトキシ−1, 2, 3, 4−テト
ラヒドロ−β−カルボリン−1−アセテート(化合物5
5)を水素化ナトリウムおよびヨウ化メチルで処理する
ことにより製造することができる。
【0174】本発明の(1, 10b- シス)- 7- メト
キシ- 10- メチル- 2- ビニル-1, 2, 4, 5, 1
0, 10b- ヘキサヒドロアゼト[ 1',2' :1, 2]
ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボン酸(化
合物81)は、メチル (1, 10b- シス)- 7- メ
トキシ- 10- メチル- 2- ビニル- 1, 2, 4, 5,
10, 10b- ヘキサヒドロアゼト[ 1',2' :1,
2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボキシ
レート(化合物78)をTHF/水中、水酸化リチウム
で処理することにより製造することができる。
【0175】上記の本発明の製造方法によって製造され
た本発明のオキサゼピノピリドインドール誘導体等は、
反応終了後、常法に従って精製し、結晶状、アモルファ
ス状または油状で単離することができる。個々の製造法
における精製は、後記の実施例において詳述するが、一
般的には次の方法に準じて行う。
【0176】まず、本発明の化合物は、ほとんどが脂溶
性であるので、反応液に水または有機溶媒を添加し、水
層と有機層の分配により水溶性の不純物を除き、ついで
有機層を分取し、洗浄、乾燥した後溶媒を留去し得られ
た反応粗成物をフラッシュクロマトグラフィーにかけ、
目的の本発明の化合物を得ることができる。得られた化
合物が目的の本発明の化合物であることは、融点、元素
分析、IRスペクトル、NMRスペクトル、質量分析ス
ペクトル等の物性値によって確認することができる。
【0177】一般式Iの化合物は興味ある製薬学的特性
を有している。新規な化合物は、強い抗ウイルス活性を
有している。例えばシス結合タイプの(1,13b−シ
ス)−1−アミノ−13−メチル−1,2,3,4,
7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキ
サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
ンドール(化合物50)、(1,13b−シス)−1−ア
ミノ−1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタ
ヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]
ピリド[3,4−b]インドール(化合物53)および
(1, 13b- シス)- 1- アミノ- 10- メトキシ-
1, 2, 3, 4, 7, 8, 13, 13b- オクタヒドロ
[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[
3, 4- b]インドール(化合物73)等の抗ウイルス
試験において優れた抗ウイルス活性を有することを確認
した。
【0178】この様にして製造される一般式Iで示され
る新規なオキサゼピノピリドインドール誘導体およびそ
の薬理学的に許容しうる塩(以下、本発明化合物)は、
価値ある薬学的性質を有している。それらは試験管内お
よび生体内において各種ウイルスに対して活性があり、
それ故に、DNAウイルス例えばヘルペス(例えばシン
プレックス1および2)、サイトメガロおよびRNAウ
イルス、例えばインフルエンザ、レトロウイルスなどに
起因する各種ウイルス疾病、さらにまた自己免疫疾患、
HIVおよび癌の治療に適している。
【0179】本発明化合物を有効成分として含有する抗
ウイルス剤は、経口、非経口のいずれにおいても投与で
きる。経口投与剤の剤型としては、例えば、錠剤、カプ
セル剤、細粒剤、顆粒剤、液剤およびシロップ剤等が挙
げられ、非経口剤の剤型としては、例えば、注射剤、坐
剤、吸入剤、点眼剤、点鼻剤、軟膏剤及び貼付剤等が挙
げられる。これらの製剤の調製には薬理学的、製剤学的
に許容しうる添加物を加えることができ、賦形剤、崩壊
剤ないし崩壊補助剤、結合剤、滑沢剤、コーテイング
剤、色素、希釈剤、基剤、溶解剤ないし溶解補助剤、等
張化剤、pH調節剤、安定化剤、噴射剤、粘着剤等が用
いられる。
【0180】経口剤及び経皮、経粘膜投与剤において
は、賦形剤として、ブドウ糖、乳糖、Dーマンニトー
ル、でんぷん、結晶セルロース等が、崩壊剤、崩壊補助
剤として、カルボキシメチルセルロース、でんぷん、カ
ルボキシメチルセルロースカルシウム等が、結合剤とし
て、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ゼラチン
等が、滑沢剤として、ステアリン酸マグネシウム、タル
ク等が、コーテイング剤として、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、白
糖、酸化チタン等が、基剤として、ワセリン、流動パラ
フィン、ポリエチレングリコール、ゼラチン、カオリ
ン、グリセリン、精製水、ハードファット等が、噴射剤
として、フロン、ジエチルエーテル、圧縮ガス等が、粘
着剤として、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルア
ルコール、メチルセルロース、ポリイソブチレン、ポリ
ブテン等が、基布として、木綿布あるいはプラスチック
シートなどの製剤用成分が、又、注射剤においては、水
性あるいは用時溶解型注射剤を構成しうる溶解剤ないし
溶解補助剤として、注射用蒸留水、生理食塩水、プロピ
レングリコール等が、等張化剤として、ブドウ糖、塩化
ナトリウム、D−マンニトール、グリセリン等が、pH
調製剤として、無機酸、有機酸または無機塩基、有機塩
基等の製剤用成分が使用される。本発明化合物の治療患
者への投与量は、経口投与で通常成人の場合1日1mg
〜300mgであるが、年齢、症状等により適宜増減す
ることができる。本発明の化合物は毒性が低いため、安
全に投与できる。
【0181】一般式II〜IVで表される化合物は、一般式
Iで表される化合物の製造中間体として有用である。
【0182】
【実施例】以下、実施例、参考例および試験例により本
発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施
例等によりなんら限定されるものではない。参考例1〜
11及び実施例1〜70において使用する略語は次の意
味を有する。 LDA:リチウムジイソプロピルアミド DBU:1,8−ジアザビシクロ[5,4,0 ]−7 −ウンデ
セン THF:テトラヒドロフラン DMSO:ジメチルスルホキシド DMF:N,N −ジメチルホルムアミド DPPA:ジフェニルフォスフォリルアザイド IR:赤外吸収スペクトル1 H−NMR:プロトン核磁気共鳴スペクトル(バリア
ン(Varian)Gemini-200を用い、測定溶媒は重水素化ク
ロロホルムである。sは一重項、dは二重項、tは三重
項、q は四重項そしてm は多重項を表す。) EIMS:低分解能電子イオン化マススペクトル HRーEIMS:高分解能電子イオン化マススペクトル
【0183】参考例1 メチル 2−ベンジル−9−メチル−1, 2, 3, 4−
テトラヒドロ−β−カルボリン−1−アセテート(化合
物1) メチル2−ベンジル−1, 2, 3, 4−テトラヒドロ−
β−カルボリン−1−アセテート, 9. 72g(29.
1ミリモル)をDMF(25ml)に溶解した溶液を、
60%水素化ナトリウム, 1. 51g(37. 8ミリモ
ル)を, DMF(15ml)に懸濁した溶液に、室温で
撹拌しながら滴下した。1時間にわたって撹拌した後、
ヨウ化メチル, 3. 62ml(58. 2ミリモル)のD
MF(13ml)溶液を冷却撹拌下滴下し、滴下終了
後、さらに2時間撹拌した。反応混合物を氷水に注ぎ、
酢酸エチルで抽出し、抽出液をブラインで洗浄し、Na
2 SO4 で乾燥してろ別した。ろ液を減圧留去し、n−
ヘキサンーエタノール(3:1)を加え淡黄色結晶,
8. 39g(83%)を得た。融点103ー105℃
(エタノールから再結晶)。
【0184】参考例2 メチル 9−メチル−1, 2, 3, 4−テトラヒドロ−
β−カルボリン−1−アセテート(化合物2) 化合物(1)18. 0g(51. 7ミリモル)を濃塩酸
(18ml)を含むメタノール, (400ml)に溶解
し、10%Pd−C, 5. 8g存在下10時間中圧接触
還元した(初期圧5kg/ cm2 )。触媒をセライトろ
過して除き、ろ液を減圧濃縮し、残留物を飽和NaHC
3 水溶液で中和した後、酢酸エチルで抽出し、抽出液
をブラインで洗浄し、Na2 SO4 で乾燥してろ別し
た。ろ液を減圧留去し、化合物(2)12. 9g(97
%)を油状物として得た。
【0185】参考例3 メチル 2−tert−ブトキシカルボニル−9−メチ
ル−1, 2, 3, 4−テトラヒドロ−β−カルボリン−
1−アセテート(化合物3) A 法 :化合物(2)12. 9g(50. 2ミリモ
ル)をTHF(60ml)に溶解し、二炭酸ジtert
- ブチル11. 3g(50. 2ミリモル)のTHF(1
0ml)溶液を加え1. 5時間にわたって撹拌した。反
応液を減圧留去し粗製物をエタノールから再結晶して化
合物(3)17. 6g(97%)を得た。融点116ー
118℃
【0186】B 法 :N−メチル−3, 4−ジヒドロ
−β−カルボリン, 202mg(1ミリモル)をTHF
(7ml)に溶解した溶液に、BF3 ・OEt2 ,0.
14ml(1.1ミリモル)を室温で加え、反応混合物
をー23℃に冷却した。次に酢酸メチル, 0. 28ml
(3. 5ミリモル)を、LDAのTHF溶液[THF
中、ー78℃でジイソプロピルアミン(0. 56ml,
4ミリモル)とnーブチルリチウム(15%ヘキサン溶
液 2. 52ml, 4ミリモル)から調製した]に、ー
78℃で加え、この溶液を上記反応混合物をー23℃で
加え30分間にわたって撹拌した。次に二炭酸ジter
t−ブチル, 1. 09g(5ミリモル)のTHF(7m
l)溶液をー23℃で加え2時間にわたって撹拌した。
反応液を減圧留去し、n−ヘキサンーエタノール(1:
1)を加え結晶をろ取し、冷エタノールで洗い化合物
(3)213mg(60%)を得た。ろ液を濃縮し、粗
製物をフラッシュクロマトグラフィー(溶出溶媒:20
%酢酸エチル−ヘキサン)により精製し、化合物(3)
109mg(30%)を得た(トータル収率90%)。
融点116ー118℃
【0187】参考例4 メチル 2−(2−tert−ブトキシカルボニル−9
−メチル−1, 2, 3,4−テトラヒドロ−β−カルボ
リン−1−イル)−3−ヒドロキシ−4−ペンテノエー
ト(化合物4) 化合物(3)7. 16g(20ミリモル)をTHF(5
0ml)に溶解した溶液を、LDAのTHF溶液[TH
F中、ー78℃でジイソプロピルアミン(3.4ml,
24ミリモル)とnーブチルリチウム(15%ヘキサン
溶液 15. 4ml, 24ミリモル)から調製した]
に、ー78℃で加え、20分間にわたって撹拌した。次
に90%アクロレイン 2. 7ml(40ミリモル)を
加え、ー78℃でさらに20分間撹拌した。反応混合物
に氷水を加えTHFを減圧留去した後、酢酸エチルーベ
ンゼンで抽出し、抽出液をブラインで洗浄し、Na2
4で乾燥してろ別した。ろ液を減圧留去し粗製物をフ
ラッシュクロマトグラフィー(溶出溶媒:15%酢酸エ
チル−ヘキサン)により精製し、化合物(4)8. 11
g(98%)を油状物として得た。
【0188】参考例5 メチル (1,10b−トランス)−10−メチル−2−
ビニル−1, 2, 4, 5, 10, 10b−ヘキサヒドロ
アゼト[1',2' :1, 2]ピリド[3, 4−b]イン
ドール−1−カルボキシレート(化合物5) 化合物(4)5. 69g(13. 7ミリモル)をジクロ
ロメタン(40ml)に溶解し、氷冷下トリエチルアミ
ン 5. 8ml(41ミリモル)、メタンスルホニルク
ロリド 1. 6ml(20. 6ミリモル)を加え室温で
1時間にわたって撹拌した。反応混合物を氷水に注ぎ、
クロロホルムで抽出し、抽出液をブラインで洗浄し、N
2 SO4 で乾燥してろ別した。ろ液を減圧留去し残留
物を精製することなく、2. 3N-HCl/酢酸エチル
(65ml)に溶解し、2. 5時間にわたって撹拌し
た。反応混合物を減圧留去しDMSO(20ml)に溶
解し、DBU, 4. 1ml(27. 4ミリモル)を加
え、さらに室温で2. 5時間にわたって撹拌した。反応
混合物を氷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、抽出液をブ
ラインで洗浄し、Na2 SO4 で乾燥してろ別した。ろ
液を減圧留去し粗製物をフラッシュクロマトグラフィー
(溶出溶媒:40%酢酸エチル−ヘキサン)により精製
し、エタノールから再結晶して化合物(5)2. 04g
(50%)を得た。融点97ー99℃
【0189】参考例6 (1,10b−トランス)−10−メチル−2−ビニル−
1, 2, 4, 5, 10,10b−ヘキサヒドロアゼト
[1',2' :1, 2]ピリド[3, 4−b]インドール
−1−カルボン酸(化合物6) 化合物(5)939mg(3.2ミリモル)をメタノール
(20ml)に溶解し、1モルー水酸化ナトリウム水溶液
4. 5ml(4. 5ミリモル)を加え、5時間にわた
って撹拌した。反応混合物を減圧留去し、10%塩酸で
中和しクロロホルムで抽出し、抽出液をブラインで洗浄
し、Na2 SO4 で乾燥してろ別した。ろ液を減圧留去
して化合物(6)826mg(92%)を得た。
【0190】参考例7 メチル (1,10b−シス)−10−メチル−2−ビニ
ル−1, 2, 4, 5, 10, 10b−ヘキサヒドロアゼ
ト[1',2' :1, 2]ピリド[3, 4−b]インドー
ル−1−カルボキシレート(化合物7) 化合物(5)142mg(0. 5ミリモル)を無水メタ
ノール(5ml)に溶解し、ナトリウムメトキシド(9
5%)55mg(1ミリモル)を加え3時間還流した。
反応混合物を減圧留去し酢酸エチルで抽出し、抽出液を
ブラインで洗浄し、Na2 SO4 で乾燥してろ別した。
ろ液を減圧留去し粗製物をフラッシュクロマトグラフィ
ーに付し精製した。15%酢酸エチル−ヘキサンで溶出
させ化合物(5)27mg(19%)を回収し、次いで
50%酢酸エチル−ヘキサンで溶出させエタノールから
再結晶して化合物(7)64mg(45%)を得た。融
点123ー125℃
【0191】参考例8 メチル (1,13b−トランス)−13−メチル−1,
4, 7, 8, 13, 13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]
オキサゼピノ[2',3' :1, 2]ピリド[3,4−
b]インドール−1−カルボキシレート(化合物8) 化合物(5)148mg(0. 5ミリモル)をジクロロ
メタン(2. 5ml)に溶解し、80%, mークロロ過
安息香酸, 129mg(0. 6ミリモル)をジクロロメ
タン(1ml)に溶解した溶液を室温で滴下し、1時間
にわたって撹拌した。反応混合物をジクロロメタンで希
釈し、5%炭酸ナトリウム水溶液、水、ブラインの順に
洗浄し、Na2 SO4 で乾燥してろ別した。ろ液を減圧
留去し粗製物をフラッシュクロマトグラフィー(溶出溶
媒:15%酢酸エチル−ヘキサン)により精製し、エタ
ノールから再結晶して化合物(8)126mg(81
%)を得た。融点111ー112℃
【0192】参考例9 メチル (1,13b−シス)−13−メチル−1, 4,
7, 8, 13, 13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキ
サゼピノ[2',3' :1, 2]ピリド[3, 4−b]イ
ンドール−1−カルボキシレート(化合物9) 参考例8と同様の方法により、化合物(7)296mg
(1ミリモル)と80%, mークロロ過安息香酸, 25
7mg(1. 2ミリモル)をジクロロメタン中反応さ
せ、フラッシュクロマトグラフィー(溶出溶媒:40%
酢酸エチル−ヘキサン)により精製して、化合物(9)
269mg(86%)を油状物として得た。
【0193】参考例10 メチル 13−メチル−3, 4, 7, 8, 13, 13b
−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
1, 2]ピリド[3, 4−b]インドール−1−カルボ
キシレート(化合物10) 化合物(8)94mg(0. 3ミリモル)をメタノール
(3ml)に溶解し、1モルー水酸化ナトリウム水溶液
0. 3ml(0. 3ミリモル)を加え、2時間にわた
って撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、濃縮物を酢酸
エチルで抽出し、抽出液をブラインで洗浄し、Na2
4 で乾燥してろ別した。ろ液を減圧留去し粗製物をエ
タノールから再結晶して化合物(10)85mg(95
%)を得た。融点143ー144℃
【0194】参考例11 (1,13b−トランス)−13−メチル−1, 4, 7,
8, 13, 13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼ
ピノ[2',3' :1, 2]ピリド[3, 4−b]インド
ール−1−カルボン酸(化合物11) 化合物(8)312mg(1ミリモル)をジクロロメタ
ン(3ml)に溶解した溶液を、臭化アルミニウム2.
67g(10ミリモル)をエタンチオール(7ml)に
溶解した溶液に氷冷下、滴下し30分間にわたり撹拌し
た。反応混合物を水に注ぎ、10%塩酸を加え、不溶の
結晶をろ取しメタノールから再結晶して化合物(11)
102mg(35%)を得た。融点191ー192℃
【0195】実施例1 メチル 9−ベンゼンスルホニル−2−ベンジル−1,
2, 3, 4−テトラヒドロ−β−カルボリン−1−アセ
テート(化合物12) メチル 2−ベンジル−1, 2, 3, 4−テトラヒドロ
−β−カルボリン−1−アセテート, 3. 01g(9ミ
リモル)をDMF(5ml)に溶解した溶液を、60%
水素化ナトリウム 432mg(10. 8ミリモル)を
DMF(2ml)に懸濁した溶液に、10〜15℃で撹
拌しながら滴下した。1時間にわたって撹拌した後、ベ
ンゼンスルホニルクロリド 3. 19g(18ミリモ
ル)のDMF溶液を冷却撹拌下滴下し、滴下終了後、さ
らに室温で20分撹拌した。反応混合物を氷水に注ぎ、
飽和NaHCO3 水溶液でアルカリ性にして過剰のベン
ゼンスルホニルクロリドを分解した後、ジクロロメタン
で抽出し、抽出液をブラインで洗浄し、Na2 SO4
乾燥してろ別した。ろ液を減圧留去し粗製物をエタノー
ルから再結晶して化合物(12)2. 81g(66%)
を得た。融点172ー173℃. IR (Nujol) cm-1:173
0(CO) ,1370 and 1160(SO2). 1H-NMR δ:2.38-3.20(5
H ,m ,3-H2,4-H2 and CHHCOOCH3) ,3.30(1H ,dd,
J=2.0 and 15.0Hz,CHHCOOCH3),3.61(2H ,s ,CH2A
r),3.71(3H ,s ,COOCH3) ,4.76(1H ,dd,J=3.0 an
d 10.5Hz,1-H),7.14-7.60(11H ,m ,ArH),7.69(2H
,d ,J=7.5Hz ,ArH),8.20(1H ,d ,J=7.5Hz ,8-
H).EIMS,m/z:474(M+).元素分析値(C27H26N2O4S とし
て)計算値:C,68.33;H ,5.52;N,5.90. 実測値:C,6
8.19;H ,5.53;N,5.91.
【0196】実施例2 メチル 9−ベンゼンスルホニル−1, 2, 3, 4−テ
トラヒドロ−β−カルボリン−1−アセテート(化合物
13) 化合物(12)11. 0g(23ミリモル)を濃塩酸
(3ml)を含むメタノール(500ml)に溶解し、
10%PdーC, 2. 2g存在下18時間中圧接触還元
した(初期圧, 5kg/ cm2 )。触媒をセライトろ過
して除き、ろ液を減圧濃縮し、残留物を飽和NaHCO
3 水溶液で中和した後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を
ブラインで洗浄し、Na2 SO4 で乾燥してろ別した。
ろ液を減圧留去し粗製物をエタノールから再結晶して化
合物(13)8. 69g(98%)を得た。融点142
ー143℃. IR (KBr) cm-1:3400(NH) ,1720(CO),13
40 and 1160(SO2). 1H-NMR δ:2.62-3.20(5H ,m ,3-
H2,4-H2 and CHHCOOCH3),3.27(1H ,dd,J=2.0 and
15.5Hz,CHHCOOCH3),3.75(3H ,s ,CO2CH3) ,5.0(1
H,d ,J=10.0Hz,1-H),7.14-7.55(6H,m ,ArH),7.6
8(2H ,d ,J=7.5Hz ,ArH),8.13(1H ,d ,J=7.5Hz
,8-H). 元素分析値(C20H20N2O4S として)計算値:
C,62.48;H ,5.24;N,7.29. 実測値:C,62.44;H ,5.2
4;N,7.22.
【0197】実施例3 メチル 9−ベンゼンスルホニル−2−tert−ブト
キシカルボニル−1, 2, 3, 4−テトラヒドロ−β−
カルボリン−1−アセテート(化合物14) 化合物(13)10. 4g(27ミリモル)、4−ジメ
チルアミノピリジン33mg(0. 27ミリモル)をT
HF(50ml)に溶解し、二炭酸ジtert−ブチ
ル, 6. 5g(30ミリモル)のTHF溶液を加え30
分間にわたって撹拌した。反応液を減圧留去し粗製物を
エタノールから再結晶して化合物(14)11. 9g
(91%)を得た。融点120ー121℃.IR(Nujol)
cm-1:1720and 1680(CO),1360 and 1160(SO2). 1H-NMR
δ:1.50,[9H,s ,COOC(CH3)3],2.48-3.46(5H,m
,CH2COOCH3 ,4-H2,3-HH) ,3.71(3H ,s ,COOCH3)
,4.08-4.51(1H,m ,3-HH) ,6.27-6.55(1H,m ,1-
H),7.10-7.52(6H,m ,ArH),7.55-7.94(2H,d ,J=7.
5Hz ,ArH),8.10(1H ,d ,J=7.5Hz ,8-H).EIMS,m/z:
484(M+).元素分析値, (C25H28N2O6S として)計算値:
C,61.97;H ,5.83;N,5.78. 実測値:C,62.02;H ,5.8
4;N,5.78.
【0198】実施例4 メチル (1, 10b−トランス)−10−ベンゼンス
ルホニル−2−ビニル−1, 2, 4, 5, 10, 10b
−ヘキサヒドロアゼト[1',2' :1, 2]ピリド
[3, 4−b]インドール−1−カルボキシレート(化
合物15) 化合物(14)3. 0g(6. 2ミリモル)をTHF
(15ml)に溶解した溶液を、LDAのTHF(10
ml)溶液[THF中、ー78℃でジイソプロピルアミ
ン(1. 04ml, 7. 4ミリモル)とnーブチルリチ
ウム(15%ヘキサン溶液, 4. 76ml, 7. 4ミリ
モル)から調製した]に、ー78℃で加え、30分間に
わたって撹拌した。次に90%アクロレイン 0. 92
ml(12ミリモル)を加え、ー78℃でさらに30分
間撹拌した。反応混合物に氷水を加えTHFを減圧留去
した後、ジクロロメタンで抽出し、抽出液をブラインで
洗浄し、Na2 SO4 で乾燥してろ別した。ろ液を減圧
留去し、メチル 2−(9−ベンゼンスルホニル−2−
tert−ブトキシカルボニル−1, 2, 3, 4−テト
ラヒドロ−β−カルボリン−1−イル)−3−ヒドロキ
シ−4−ペンテノエートを定量的に油状物として得た。
[EIMS, m/z540(M+ )]。粗製物をジクロロメ
タン(20ml)に溶解し、氷冷下トリエチルアミン
2. 6ml(18. 6ミリモル)、メタンスルホニルク
ロリド 0. 72ml(9. 3ミリモル)を加え室温で
1. 5時間にわたって撹拌した。反応混合物を氷水に注
ぎ、クロロホルムで抽出し、抽出液をブラインで洗浄
し、Na2 SO4 で乾燥してろ別した。ろ液を減圧留去
し残留物を精製することなく、2. 3N ーHCl/酢酸
エチル(35ml)に溶解し3時間にわたって撹拌し
た。反応混合物を減圧留去し、DMSO(9ml)に溶
解し、DBU 1. 86ml(12. 4ミリモル)を加
え、さらに室温で1. 5時間にわたって撹拌した。反応
混合物を氷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、抽出液をブ
ラインで洗浄し、Na2 SO4 で乾燥してろ別した。ろ
液を減圧留去し、粗製物をフラッシュクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:50%酢酸エチル−ヘキサン)により精
製し、エタノールから再結晶して化合物(15)1. 1
4g(43%)を得た。融点159ー161℃.IR(KBr)
cm-1:1720(CO) ,1360 and 1160(SO2). 1H-NMR δ:
2.65-3.05(4H ,m ,4-H2 and 5-H2),3.38(1H ,dd,J
=3.0 and 9.0Hz ,1-H),3.80(3H ,s ,COOCH3) ,4.2
2(1H,dd,J=7.0 and 9.0Hz ,2-H),5.20(1H ,d,J=1
0.0Hz,cis-CH=CHH),5.23(1H,br,s,10b-H),5.37(1H
,d ,J=17.0Hz,trans-CH=CHH) ,5.83(1H ,ddd ,J
=7.0 ,10.0 and 17.0Hz ,CH=),7.20-7.58(6H,m ,A
rH),7.82(2H ,d ,J=7.5Hz ,ArH),8.18(1H ,d ,J
=7.5Hz ,9-H).EIMS,m/z:422(M+).元素分析値(C23H22N
2O4S として)計算値:C,65.38;H ,5.25;N,6.63. 実
測値:C,65.32;H,5.32;N,6.54.
【0199】実施例5 メチル (1,13b−トランス)−13−ベンゼンスル
ホニル−1, 4, 7, 8, 13, 13b−ヘキサヒドロ
[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1, 2]ピリド
[3, 4−b]インドール−1−カルボキシレート(化
合物16) 参考例8と同様の方法により、化合物(15)972m
g(2. 3ミリモル)と80%, m−クロロ過安息香酸
595mg(2. 76ミリモル)をジクロロメタン中
反応させ、フラッシュクロマトグラフィー(溶出溶媒:
50%酢酸エチル−ヘキサン)により精製し、エタノー
ルーベンゼンから再結晶して化合物(16)807mg
(80%)を得た。融点170ー172℃.IR(Nujol)
cm-1:1740(CO) ,1360 and 1150(SO2). 1H-NMR δ:2.4
0-3.20(3H ,m ,7-HH and 8-H2),3.51(1H ,m ,7-H
H) ,3.78(3H ,s ,COOCH3) ,4.20(1H ,dd,J=2.5 a
nd9.0Hz ,1-H),4.32 and 4.44(each,1H ,each,d,J=
18.0Hz,4-H2) ,5.18(1H,br,s,13b-H),5.54(1H ,d
,J=12.0Hz,3-H),5.76(1H ,dd,J=9.0 and 12.0H
z,2-H),7.10-7.42(6H,m ,ArH),7.52(2H ,d ,J=
7.5Hz ,ArH),8.10(1H ,d ,J=7.5Hz ,12-H).EIMS,m
/z:438(M+). 元素分析値, (C23H22N2O5S として)計算
値:C,63.00;H ,5.06;N,6.39. 実測値:C,63.01;H ,
5.10;N,6.22.
【0200】実施例6 メチル (1,13b−シス)−13−ベンゼンスルホニ
ル−1, 4, 7, 8, 13, 13b−ヘキサヒドロ
[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1, 2]ピリド
[3, 4−b]インドール−1−カルボキシレート(化
合物17) 化合物(16)796mg(1. 8ミリモル)とDBU
342mg(2. 18ミリモル)をベンゼン(18m
l)に溶解し、室温で24時間にわたって撹拌した。反
応混合物を減圧濃縮し、ジクロロメタンに溶解し水洗、
ブラインで洗浄し、Na2 SO4 で乾燥してろ別した。
ろ液を減圧留去し、粗製物をフラッシュクロマトグラフ
ィーに付し精製した。20%酢酸エチル−ヘキサンで溶
出させエタノールから再結晶して化合物(17)579
mg(73%)を得た。融点153ー155℃.IR(CHCl
3) cm-1:1720(CO) ,1360 and 1160(SO2). 1H-NMR
δ:2.45-2.97(3H ,m ,7-HH and 8-H2),3.27(3H ,s
,COOCH3) ,3.50(1H ,m ,7-HH) ,4.33(1H ,dd,J
=3.3 and 16.0Hz,4-HH) ,4.45(1H ,q ,J=3.3Hz ,1
-H),4.65(1H ,d ,J=16.0Hz,4-HH) ,4.89(1H ,br,
d,J=3.3Hz ,13b-H),5.97(2H ,m ,2-H and 3-H),
7.10-7.50(6H,m ,ArH),7.58(2H ,d ,J=7.5Hz ,Ar
H),8.10(1H ,d ,J=7.5Hz ,12-H).EIMS,m/z:438(M
+). 元素分析値(C23H22N2O5S として)計算値:C,63.0
0;H ,5.06;N,6.39. 実測値:C,62.70;H ,5.00;N,6.
35. 次に酢酸エチルで溶出させ化合物(16)115mg
(14%)を回収した。
【0201】実施例7 メチル (1,13b−トランス)−13−メチル−1,
2, 3, 4, 7, 8, 13, 13b−オクタヒドロ
[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1, 2]ピリド
[3, 4−b]インドール−1−カルボキシレート(化
合物18) 化合物(8)2. 0g(6. 4ミリモル)をメタノール
(100ml)に溶解し、10% PdーC 500m
g存在下、4時間常圧接触還元した。触媒をセライトろ
過して除き、ろ液を減圧留去し、粗製物をエタノールか
ら再結晶して化合物(18)1. 94g(96%)を得
た。融点122ー123℃.IR(KBr) cm-1:1720(CO). 1
H-NMR δ:1.60-1.80(2H ,m ,3-H2) ,2.10-2.27 and
2.34-2.53(each,1H ,each,m,2-H2) ,2.67-3.14(3H,
m ,7-H and 8-H2) ,3.29(1H ,q ,J=4.5Hz ,1-H),
3.47-3.67(1H,m ,7-H),3.54(3H ,s ,NCH3) ,3.80
-3.95(2H,m ,4-H2) ,3.83(3H ,s ,CO2CH3) ,4.95
(1H ,d ,J=4.5Hz ,13b-H),7.05-7.28(3H,m ,Ar
H),and 7.47(1H ,d ,J=7.5Hz ,12-H).EIMS,m/z:314
(M+). 元素分析値(C18H22N2O3として)計算値:C,68.7
7;H ,7.05;N,8.91.実測値:C,68.87;H ,7.01;N,8.9
1.
【0202】実施例8 メチル (1,13b−シス)−13−メチル−1, 2,
3, 4, 7, 8, 13,13b−オクタヒドロ[1',2'
]オキサゼピノ[2',3' :1, 2]ピリド[3, 4
−b]インドール−1−カルボキシレート(化合物1
9) 実施例7と同様の方法により、化合物(9)246mg
(0. 8ミリモル)を10% PdーC 存在下、常圧
接触還元し粗製物をフラッシュクロマトグラフィー(溶
出溶媒:15%酢酸エチル−ヘキサン)により精製し、
化合物(19)228mg(92%)を油状物として得
た。IR(Neat) cm-1:1720(CO). 1H-NMR δ:1.65-1.88(1
H ,m ,3-H),2.03-2.40(3H,m ,2-H2 and 3-H) ,2.
67-3.10(3H,m ,7-H and 8-H2) ,3.21(3H ,s ,CO2C
H3) ,3.37(1H ,q ,J=5.5Hz ,1-H),3.52(1H ,m ,
7-H),3.65(3H ,s ,NCH3) ,3.65-3.85(1H,m ,4-
H),4.11(1H ,m ,4-H),4.37(1H ,d ,J=5.5Hz ,13
b-H),and 7.00-7.25(3H,m ,ArH),and 7.43(1H ,d
,J=7.5Hz ,12-H).EIMS,m/z:314(M+).HR-EIMSC18H22N
2O3の計算値:314.1619.実測値:314.1618.
【0203】実施例9 メチル (1,13b−トランス)−13−ベンゼンスル
ホニル−1, 2, 3, 4, 7, 8, 13, 13b−オク
タヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,
2]ピリド[3, 4−b]インドール−1−カルボキシ
レート(化合物20) 実施例7と同様の方法により、化合物(16)300m
g(0. 68ミリモル)を5% PdーC 存在下、常
圧接触還元して化合物(20)301mg(定量的)を
得た。融点206ー208℃(メタノールから再結
晶).IR(CHCl3)cm-1:1730(CO) ,1370 and 1160(SO2).
1H-NMR δ:1.50-1.67(2H ,m ,3-H2) ,1.97-2.33(2
H,m ,2-H2) ,2.41(1H ,m ,8-HH) ,2.68-2.99(2
H,m ,7-HH and8-HH),3.47(1H ,m ,7-HH) ,3.64-
3.97(3H,m ,1-H and 4-H2) ,3.83(3H,s ,COOCH3)
,4.95(1H ,br,s,13b-H),7.15-7.42(6H,m ,Ar
H),7.53(2H,d ,J=7.5Hz ,ArH),8.11(1H ,d ,J=
7.5Hz ,12-H).EIMS,m/z:440(M+). 元素分析値, (C23H
24N2O5S として)計算値:C,62.71;H ,5.49;N,6.36.
実測値:C,62.71;H ,5.54;N,6.33.
【0204】実施例10 メチル (1,13b−シス)−13−ベンゼンスルホニ
ル−1, 2, 3, 4, 7, 8, 13, 13b−オクタヒ
ドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピ
リド[3, 4−b]インドール−1−カルボキシレート
(化合物21) 実施例7と同様の方法により、化合物(17)400m
g(0. 91ミリモル)を5% PdーC 存在下、常
圧接触還元して化合物(21)399mg(定量的)を
得た。融点150ー152℃(メタノールから再結
晶).IR(CHCl3)cm-1:1720(CO) ,1360 and 1160(SO2).
1H-NMR δ:1.66-2.43(4H ,m ,2-H2 and 3-H2),2.43
-2.96(3H,m ,7-HH and 8-H2),3.33(3H ,s ,COOCH
3) ,3.50(1H,m ,7-HH) ,3.73(1H ,m ,4-HH) ,3.
95(1H ,q ,J=3.0Hz ,1-H),4.10(1H ,m ,4-HH) ,
4.53(1H ,br,d,J=3.0Hz ,13b-H),7.05-7.45(6H,m
,ArH),7.54(2H ,d ,J=7.5Hz ,ArH),8.02(1H ,d
,J=7.5Hz ,12-H).EIMS,m/z:440(M+). 元素分析値(C
23H24N2O5S として)計算値:C,62.71;H ,5.49;N,6.3
6. 実測値:C,62.59;H ,5.45;N,6.39.
【0205】実施例11 (1,13b−トランス)−13−メチル−1, 2, 3,
4, 7, 8, 13, 13b−オクタヒドロ[1',2' ]
オキサゼピノ[2',3' :1, 2]ピリド[3,4−
b]インドール−1−カルボン酸(化合物22) A 法:化合物(18)669mg(2. 1ミリモル)
をベンゼン(15ml)に溶解し、水酸化カリウム 5
63mg(8. 5ミリモル)、18ークラウンー6 1
71mg(0. 6ミリモル)を加え、45時間にわたっ
て激しく撹拌した。反応混合物に10%塩酸を加え中和
後、酢酸エチルで抽出し、抽出液をブラインで洗浄し、
Na2 SO4 で乾燥してろ別した。ろ液を減圧留去し、
粗製物をメタノールから再結晶して化合物(22)61
3mg(96%)を得た。B 法:化合物(18)36
mg(0. 11ミリモル)をジクロロメタン(2ml)
に溶解した溶液を、臭化アルミニウム306m g(1.
15ミリモル)をエタンチオール(2ml)に溶解した
溶液に氷冷下、滴下し1時間にわたり撹拌した。反応混
合物を水に注ぎ、クロロホルムで抽出し、抽出液をブラ
インで洗浄し、Na2 SO4 で乾燥してろ別した。ろ液
を減圧留去し、粗製物をメタノールから再結晶して化合
物(22)33mg(97%)を得た。融点208ー2
10℃.IR(KBr) cm-1:3420 and 1700(CO2H). 1H-NMR
δ:(CDCl3 + a drop of DMSO-d6):1.50-1.80(2H ,m ,
3-H2) ,2.10 and 2.30(each,1H,each,m,2-H2) ,2.4
5-3.00(3H,m ,7-H and 8-H2) ,3.15(1H ,m ,1-
H),3.30-3.50(1H,m ,7-H),3.47(3H ,s ,NCH3) ,
3.75(2H ,m ,4-H2) ,4.80(1H ,d ,J=4.0Hz ,13b-
H),6.90-7.20(3H,m ,ArH),and 7.33(1H ,d ,J=7.
5Hz ,12-H).EIMS,m/z:300(M+). 元素分析値(C17H20N2
O3として)計算値:C,67.98;H ,6.71;N,9.33. 実測
値:C,67.81;H ,6.68;N,9.36.
【0206】実施例12 ベンジル (1,13b−トランス)−13−メチル−
1, 2, 3, 4, 7, 8,13, 13b−オクタヒドロ
[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1, 2]ピリド
[3, 4−b]インドール−1−カルボキシレート(化
合物23) 化合物(22)600mg(2ミリモル)をジクロロメ
タン(20ml)に溶解し、フェニルジアゾメタンの石
油エーテル溶液を氷冷撹拌下、滴下し1. 5時間にわた
り撹拌した。反応混合物に酢酸を加え、過剰のフェニル
ジアゾメタンを分解後、減圧留去し、飽和NaHCO3
で中和し、ジクロロメタンで抽出し、抽出液をブライン
で洗浄し、Na2 SO4 で乾燥してろ別した。ろ液を減
圧留去し粗製物をフラッシュクロマトグラフィー(溶出
溶媒:15%酢酸エチル−ヘキサン)により精製して化
合物(23)762mg(98%)を得た。融点114
ー115℃(エタノールから再結晶) IR(KBr) cm-1:1730(CO). 1H-NMR δ:1.47-1.73(2H ,m
,3-H2) ,2.18 and 2.40(each,1H ,each,m,2-H2)
,2.61-3.10(3H,m ,7-H and 8-H2) ,3.27(1H ,q
,J=4.0Hz ,1-H),3.39(3H ,s ,NCH3) ,3.53(1H
,m ,7-H),3.82(2H ,m ,4-H2) ,4.92(1H ,br,
d,J=4.0Hz ,13b-H),5.26(2H ,s ,CH2Ar) and7.00
-7.50(9H,m ,ArH). 元素分析値(C24H26N2O3として)
計算値:C,73.82;H,6.71;N,7.18. 実測値:C,73.87;H
,6.86;N,7.04.
【0207】実施例13 ベンジル (1,13b−シス)−13−メチル−1,
2, 3, 4, 7, 8, 13, 13b−オクタヒドロ
[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1, 2]ピリド
[3, 4−b]インドール−1−カルボキシレート(化
合物24) 化合物(23)1. 98g(5ミリモル)をアセトニト
リル(70ml)に溶解し、DBU 1. 12g(7. 1ミリ
モル)を加え封管中150℃で18時間、加熱撹拌し
た。反応混合物を減圧濃縮し、クロロホルムに溶解し、
有機層をブラインで洗浄し、Na2 SO4 で乾燥してろ
別した。ろ液を減圧留去し粗製物をフラッシュクロマト
グラフィーに付し精製した。15%酢酸エチル−ヘキサ
ンで溶出させ化合物(23)971mg(49%)を回収
した。次に30%酢酸エチル−ヘキサンで溶出させて化
合物(24)1009mg(51%)を得た。融点95
ー96℃(エタノールから再結晶) IR(KBr),cm-1:1735(CO). 1H-NMR δ:1.64-1.83(1H ,m
,3-H),2.30-2.47(3H,m ,2-H2 and 3-H) ,2.62-3.
00(3H,m ,7-H and 8-H2) ,3.42(1H ,q ,J=4.0Hz
,1-H),3.47-3.58(1H,m ,7-H),3.58(3H ,s ,NCH
3) ,3.73 and 4.10(each,1H ,each,m,4-H2) ,4.37
(1H ,d ,J=4.0Hz ,13b-H),4.57 and 4.69(each,1H
,each,d,J=12.5Hz,CH2Ar),6.81-7.24(8H,m ,Ar
H) and 7.43(1H,d ,J=7.5Hz ,12-H).元素分析値(C
24H26N2O3として)計算値:C,73.82;H ,6.71;N,7.18.
実測値:C,73.92;H ,6.78;N,7.17.
【0208】実施例14 (1,13b−シス)−13−メチル−1, 2, 3, 4,
7, 8, 13, 13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキ
サゼピノ[2',3' :1, 2]ピリド[3, 4−b]イ
ンドール−1−カルボン酸(化合物25) A 法:実施例7と同様の方法により、化合物(24)
468mg(1. 2ミリモル)を10% PdーC 存
在下、常圧接触還元し化合物(25)360mg(定量
的)をアモルファス結晶として得た。 B 法:実施例11のB法と同様の方法により、化合物
(19)60mg(0.19ミリモル)を、臭化アルミ
ニウム505m g(1. 9ミリモル)、エタンチオール
(2ml)と反応させ、化合物(25)57mg(定量
的)を得た。IR(CHCl3),cm-1:1730(CO). 1H-NMR δ:1.9
0-2.34(4H ,m ,2-H2 and 3-H2),2.70-3.17(3H,m ,
7-H and 8-H2) ,3.48-3.63(2H,m ,1-H and 7-H),3.
64(3H ,s,NCH3) ,3.73-3.96(1H,m ,4-H),4.12-4.
26(2H,m ,4-H and 13b-H),6.98-7.23(3H,m ,ArH)
and 7.39(1H ,d ,J=7.5Hz ,12-H).EIMS,m/z:300(M
+).HR-EIMS,C17H20N2O3の計算値:300.1472.実測値:30
0.1466.
【0209】実施例15 メチル 13−ベンゼンスルホニル−3, 4, 7, 8,
13, 13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1, 2]ピリド[3, 4−b]インドール
−1−カルボキシレート(化合物26) A 法:参考例6と同様の方法により、化合物(16)
22mg(0. 05ミリモル)と1モル水酸化ナトリウ
ム水溶液, 0. 8ml(0. 8ミリモル)をメタノール
ーTHF中反応させ、フラッシュクロマトグラフィー
(溶出溶媒:3%酢酸エチルージクロロメタン)により
精製し、エタノールから再結晶して化合物(26)14
mg(64%)を得た。 B 法:A法と同様の方法により、化合物(17)から
化合物(26)を23%の収率で得た。融点206ー2
08℃.IR(CHCl3) cm-1:1710(CO) ,1360 and 1160(SO
2). 1H-NMR δ:2.40(1H,m ,3-HH) ,2.57-3.10(4H,
m ,3-HH,7-HH and 8-H2),3.45(3H ,s ,COOCH3) ,
3.48-3.55(1H,m ,7-HH) ,4.08(2H ,m ,4-H2) ,5.
73(1H ,br,s,13b-H),7.08(1H ,dd,J=5.2 and 8.0H
z ,2-H),7.15-7.50(6H,m ,ArH),7.63(2H ,d ,J=
7.5Hz ,ArH),8.02(1H ,d ,J=7.5Hz ,12-H).EIMS,m
/z:438(M+). 元素分析値(C23H22N2O5S として)計算
値:C,63.00;H ,5.06;N,6.39. 実測値:C,62.78;H ,
5.08;N,6.26.
【0210】実施例16 メチル (1,13b−トランス)−1, 2, 3, 4,
7, 8, 13, 13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキ
サゼピノ[2',3' :1, 2]ピリド[3, 4−b]イ
ンドール−1−カルボキシレート(化合物27) A 法:マグネシウム, 215mg(9ミリモル)とヨウ
素(触媒量)をメタノール(8ml)に加えた懸濁溶液
に、化合物(20)263mg(0. 6ミリモル)をTH
Fに溶解した溶液を加え、40℃で16時間にわたって
撹拌した。反応混合物に飽和, NH4Cl水溶液を加
え、減圧留去し、クロロホルムで抽出し、抽出液をブラ
インで洗浄し、Na2 SO4 で乾燥してろ別した。ろ液
を減圧留去し粗製物をフラッシュクロマトグラフィー
(溶出溶媒:20%酢酸エチル−ヘキサン)により精製
して化合物(27)177mg(99%)を得た。融点
105ー107℃(エタノールから再結晶)
【0211】B 法:A法と同様の方法により、化合物
(16)1. 86g (4. 2ミリモル)から化合物(2
7)1. 20g(94%)を得た。 C 法:A法と同様の方法により、化合物(26)35
mg(0. 08ミリモル)から化合物(27)18m g
(77%)を得た。IR(Nujol) cm-1:3400(NH) ,1710(C
O). 1H-NMR δ:1.78-2.45(4H ,m ,2-H2 and 3-H2),
2.63-3.16(4H,m ,7-HH,8-H2 and 1-H),3.56-3.85
(2H,m ,7-HHand 4-HH),3.87(3H ,s ,COOCH3) ,3.
98(1H ,m ,4-HH) ,4.46(1H ,br,d,J=9.0Hz ,13b-
H),7.03-7.50(4H,m ,ArH),8.40(1H ,br,s,NH).EI
MS,m/z:300(M+). 元素分析値(C17H20N2O3として)計算
値:C,67.98;H ,6.71;N,9.33. 実測値:C,67.91;H ,
6.74;N,9.34.
【0212】実施例17 メチル (1,13b−シス)−1, 2, 3, 4, 7,
8, 13, 13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼ
ピノ[2',3' :1, 2]ピリド[3, 4−b]インド
ール−1−カルボキシレート(化合物28) 実施例16のA 法と同様の方法により、化合物(21)
870mg(2ミリモル)とマグネシウム711mg(30
ミリモル)を反応させ、フラッシュクロマトグラフィー
(溶出溶媒:20%酢酸エチル−ヘキサン)により精製
して化合物(28)537mg(91%)を得た。融点
168ー170℃(エタノールから再結晶).IR(CHCl3)
cm-1:3450(NH) ,1710(CO). 1H-NMR δ:1.62-1.84(1
H ,m ,3-HH) ,2.00-2.23(3H,m ,3-HH and 2-H2),
2.71(1H ,m ,8-HH) ,2.96-3.17(2H,m ,7-HH and 8
-HH),3.28(1H ,td,J=3.8 and 5.4Hz ,1-H),3.55(3
H,s ,COOCH3) ,3.64-3.72(1H,m ,7-HH) ,3.85 an
d 4.11(each,1H ,each,m,4-H2) ,4.34(1H ,br,d,J
=3.8Hz ,13b-H),7.00-7.50(4H,m ,ArH),8.17(1H
,br,s,NH).EIMS,m/z:300(M+). 元素分析値(C17H20N
2O3として)計算値:C,67.98;H ,6.71;N,9.33. 実測
値:C,67.97;H ,6.75;N,9.32.
【0213】実施例18 (1,13b−トランス)−1, 2, 3, 4, 7, 8, 1
3, 13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1, 2]ピリド[3, 4−b]インドール
−1−カルボン酸(化合物29) 実施例11のB 法と同様の方法により、化合物(27)
381mg(1. 27ミリモル)から化合物(29)36
3mg(定量的)をアモルファス結晶として得た。IR(KB
r) cm-1:3400(NH) ,1700(CO). 1H-NMR δ:1.88(2H,m
,3-H2) ,2.10-2.50(2H,m ,2-H2) ,2.69(1H ,m
,8-HH) ,2.86-3.22(3H,m ,1-H ,7-HH and 8-H
H),3.51-4.11(3H,m ,4-H2,7-HH) ,4.49(1H ,d ,
J=9.5Hz ,13b-H),6.99-7.37(4H,m ,ArH),7.48(1H
,d ,J=8.0Hz ,12-H) ,8.40(1H ,br,s,NH).EIMS,
m/z:286(M+).HR-EIMS,C16H18N2O3の計算値:286.1316.
実測値:286.1318.
【0214】実施例19 (1,13b−シス)−1, 2, 3, 4, 7, 8, 13,
13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
3' :1, 2]ピリド[3, 4−b]インドール−1−
カルボン酸(化合物30) 実施例11のB法と同様の方法により、化合物(28)
96mg(0. 32ミリモル)から化合物(30)92mg
(定量的)を得た。融点188ー190℃(エタノール
から再結晶).IR(KBr) cm-1:3350(NH) ,1720(CO). 1H
-NMR δ:1.95-2.40(4H ,m ,2- and 3-H2),2.82-3.2
9(3H,m ,7-HH and 8-H2),3.48(1H ,m ,1-H),3,69
(1H ,m ,7-HH) ,3.99(1H ,m ,4-HH) ,4.18-4.37
(2H,m ,4-HH and 13b-H) ,7.01-7.49(4H,m ,Ar
H),8.51(1H ,br,s,NH) .EIMS,m/z:286(M+).元素分析
値(C16H18N2O3として)計算値:C,67.11;H ,6.34;N,
9.79. 実測値:C,66.94;H ,6.43;N,9.68.
【0215】実施例20 (1,13b−シス)−13−メチル−1, 4, 7, 8,
13, 13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1, 2]ピリド[3, 4−b]インドール
−1−カルボン酸(化合物31) 実施例11のB 法と同様の方法により、化合物(9)2
00mg(0. 64ミリモル)から化合物(31)188
mg(99%)をアモルファス結晶として得た。IR(KBr)
cm-1:1700(CO). 1H-NMR δ:2.80-3.30(3H ,m ,7-H an
d 8-H2) ,3.72(3H ,s ,NCH3) ,3.75(1H ,m ,7-
H),4.01(1H ,br,s,1-H),4.49(1H ,dd,J=16.0 and
3.0Hz,4-H),4.65(1H ,br,s,13b-H),4.80(1H ,d
,J=16.0Hz,4-H),6.02(2H ,m ,2-H and 3-H),7.0
5-7.30(3H,m ,ArH),and 7.48(1H,d ,J=7.5Hz ,12
-H).EIMS,m/z:298(M+).HR-EIMSC17H18N2O3の計算値:29
8.1316.実測値:298.1317.
【0216】実施例21 (1,13b−トランス)−13−ベンゼンスルホニル−
1, 4, 7, 8, 13,13b−ヘキサヒドロ[1',2'
]オキサゼピノ[2',3' :1, 2]ピリド[3, 4
−b]インドール−1−カルボン酸(化合物32) 実施例11のB,法と同様の方法により、化合物(16)
88mg(0. 2ミリモル)から化合物(32)85mg
(定量的)を得た。融点207ー208℃(dec )(メ
タノールから再結晶).IR(KBr) cm-1:1710(CO) ,1360
and 1170(SO2). 1H-NMR(CDCl3 + a drop of DMSO-d6),
δ:2.40-3.10(3H ,m ,7-HH and 8-H2),3.51(1H ,m
,7-HH) ,4.23(1H ,br,d,J=9.0Hz,1-H),4.38(2H
,m ,4-H2) ,5.19(1H ,br,s,13b-H),5.55(1H ,d
,J=12.0Hz,3-H),5.85(1H ,t ,J=12.0Hz,2-H),
7.15-7.45(6H,m ,ArH),7.53(2H ,d ,J=7.5Hz ,Ar
H),8.10(1H ,d ,J=7.5Hz ,12-H) .EIMS,m/z:424(M
+).元素分析値(C22H20N2O5S として)計算値:C,62.2
5;H ,4.75;N,6.60. 実測値:C,62.18;H ,4.71;N,6.
59.
【0217】実施例22 (1,13b−シス)−13−ベンゼンスルホニル−1,
4, 7, 8, 13, 13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]
オキサゼピノ[2',3' :1, 2]ピリド[3,4−
b]インドール−1−カルボン酸(化合物33) 実施例11のB法と同様の方法により、化合物(17)
88mg(0. 2ミリモル)から化合物(33)85mg
(定量的)を得た。融点199ー200℃(dec )(エ
タノールから再結晶).IR(KBr) cm-1:1725(CO) ,1370
and 1170(SO2). 1H-NMR δ:2.60-3.20(3H ,m ,7-HH
and 8-H2),3.75(1H ,m ,7-HH) ,4.50(2H ,m ,1-
H and 4-HH) ,4.80(1H ,d ,J=16.0Hz,4-HH) ,4.94
(1H ,br,s,13b-H),6.05(2H ,m ,2- and 3-H) ,7.
20-7.50(6H,m ,ArH),7.60(2H ,d ,J=7.5Hz ,Ar
H),8.09(1H ,d ,J=7.5Hz ,12-H).EIMS,m/z:424(M
+). 元素分析値(C22H20N2O5S として)計算値:C,62.2
5;H,4.75;N,6.60. 実測値:C,62.15;H ,4.76;N,6.5
7.
【0218】実施例23 (1,10b−シス)−10−メチル−2−ビニル−1,
2, 4, 5, 10, 10b−ヘキサヒドロアゼト[1',
2' :1, 2]ピリド[3, 4−b]インドール−1−
カルボン酸(化合物34) 参考例6と同様の方法により、化合物(7)111mg
(0. 38ミリモル)から化合物(34), 58mg(5
5%)を得た。融点231ー232℃(エタノールから
再結晶).IR(KBr) cm-1:3350 and 1610(COOH). 1H-NMR
δ:2.24-3.32(4H ,m ,4-H2 and 5-H2),3.42(3H ,
s ,NCH3) ,3.67(1H ,t ,J=8.7Hz ,1-H),4.52(1H
,t ,J=8.7Hz ,2-H),4.96 [1H,d ,J=10.0Hz,C
H=CHH(cis) ],5.24(1H ,d ,J=8.7Hz ,10b-H),5.2
7[1H,d ,J=16.2Hz,CH=CHH(trans) ],5.78(1H ,m
,CH=),6.95-7.11(3H,m ,ArH) and 7.44(1H ,d
,J=7.5Hz ,9-H).EIMS,m/z:282(M+).HR-EIMSC17H18N2
O2 の計算値:282.1367.実測値:282.1367.元素分析値(C
17H18N2O2,1/10H2Oとして), 計算値:C,71.86;H ,6.4
6;N,9.86. 実測値:C,71.97;H ,6.36;N,9.90.
【0219】実施例24 (1,10b−トランス)−1−ベンジルオキシカルボニ
ルアミノ−10−メチル−2−ビニル−1, 2, 4,
5,10, 10b−ヘキサヒドロアゼト[1',2':1,
2]ピリド[3, 4−b]インドール(化合物35) 化合物(6)141mg(0. 5ミリモル)、トリエチル
アミン, 0. 08ml(0. 55ミリモル)、DPPA,
145mg(0. 53ミリモル)をベンゼン(20ml)
中、1時間還流した後、ベンジルアルコール, 108mg
(1ミリモル)を加え、20時間還流した。反応混合物
を酢酸エチルで希釈し、有機層を10%クエン酸水溶
液、ブラインで洗浄し、Na2 SO4 で乾燥してろ別し
た。ろ液を減圧留去し粗製物をフラッシュクロマトグラ
フィー(溶出溶媒, :30%酢酸エチル−ヘキサン)に
より精製しエタノールから再結晶して化合物(35)1
00mg(52%)を得た。融点135ー137℃ .IR
(KBr) cm-1:3300(NH) ,1680(CO). 1H-NMR δ:2.64-3.
12(4H ,m ,4-H2 and 5-H2),3.84(3H ,s ,NCH3) ,
4.12(1H ,t ,J=7.5Hz ,1-H),4.41(1H ,m ,2-H),
4.60(1H ,s ,10b-H),5.19(2H ,s ,CH2Ar),5.49
[1H,br,d,J=9.7Hz ,CH=CHH(cis) ],5.60-5.93
[3H,m ,CH=CHH(trans) and NH],7.08-7.46(8H,m
,ArH),and 7.58(1H ,d ,J=7.5Hz ,9-H).EIMS,m/
z:387(M+).元素分析値(C24H25N3O2として)計算値:C,
74.39;H ,6.50;N,10.85.実測値:C,74.27;H ,6.49;
N,10.76.
【0220】実施例25 (1,10b−シス)−1−ベンジルオキシカルボニルア
ミノ−10−メチル−2−ビニル−1, 2, 4, 5, 1
0, 10b−ヘキサヒドロアゼト[1',2' :1, 2]
ピリド[3, 4−b]インドール(化合物36) 実施例24と同様の方法により、化合物(34)240
mg(0. 85ミリモル)、トリエチルアミン, 0. 13
ml(0. 94ミリモル)、DPPA, 0. 19ml(0.
89ミリモル)ベンジルアルコール, 0. 18ml(1.
7ミリモル)をベンゼン中反応させ、粗製物をフラッシ
ュクロマトグラフィー(溶出溶媒, :20%酢酸エチル
−ヘキサン)により精製しエタノールから再結晶して化
合物(36)203mg(62%)を得た。融点134
ー135℃ .IR(KBr) cm-1:3170(NH) ,1715(CO). 1H-N
MR, δ:2.57-2.95(3H ,m ,4-H and 5-H2) ,3.09(1H
,dd,J=13.0 and 4.5Hz,4-H),3.37(3H ,s ,NCH3)
,3.67(1H ,t ,J=7.3Hz ,2-H),4.64(1H ,d ,J=1
0.7Hz,10b-H),4.78(1H ,dt,J=10.7 and 7.3Hz,1-
H),4.97 and 5.13(each,1H ,each,d,J=12.0Hz,CH2A
r),5.02(1H ,d ,J=7.3Hz ,NH) ,5.21, [1H,d ,
J=10.0Hz,CH=CHH(cis) ],5.29, [1H,d ,J=17.5H
z,CH=CHH(trans) ],6.03(1H ,ddd ,J=17.5,10.
0,and,7.3Hz ,CH=),7.10-7.42(8H,m ,ArH) and7.
58(1H ,d ,J=7.5Hz ,9-H).EIMS,m/z:387(M+).元素分
析値(C24H25N3O2として)計算値:C,74.39;H ,6.50;
N,10.85.実測値:C,74.45;H ,6.46;N,10.88.
【0221】実施例26 (1,13b−トランス)−1−ベンジルオキシカルボニ
ルアミノ−13−メチル−1, 4, 7, 8, 13, 13
b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3'
:1, 2]ピリド[3, 4−b]インドール(化合物
37) A 法:実施例24と同様の方法により、化合物(1
1)149mg(0. 5ミリモル)、トリエチルアミン,
56mg(0. 55ミリモル)、DPPA, 145mg
(0. 53ミリモル)ベンジルアルコール, 108mg
(1ミリモル)をベンゼン中反応させ、粗製物をフラッ
シュクロマトグラフィー(溶出溶媒, :20%酢酸エチ
ル−ヘキサン)により精製しエタノールから再結晶して
化合物(37)129mg(64%)を得た。 B 法:参考例8と同様の方法により、化合物(35)
200mg(0. 52ミリモル)と80%,mークロロ過
安息香酸 134mg(0. 62ミリモル)をジクロロ
メタン中反応させ、フラッシュクロマトグラフィー(溶
出溶媒:20%酢酸エチル−ヘキサン)により精製しエ
タノールから再結晶して化合物(37)54mg(26
%)を得た。融点170ー172℃ .IR(KBr) cm-1:332
0(NH) ,1685(CO). 1H-NMR δ:2.70-3.18(3H ,m ,7-
H and 8-H2) ,3.60(1H ,m ,7-H),3.77(3H ,s ,NC
H3) ,4.37(1H ,s ,13b-H),4.39 and 4.56(each,1H
,each,d,J=15.5Hz,4-H),5.01(1H ,m ,1-H),5.1
3(2H ,s ,CH2Ar),5.45(1H ,d ,J=12.0Hz,NH) ,
5.64(1H ,d ,J=13.0Hz,3-H),5.88(1H ,m ,2-H),
7.07-7.58(9H,m ,ArH).EIMS,m/z:403(M+).元素分析値
(C24H25N3O3として)計算値:C,71.44;H ,6.25;N,1
0.42.実測値:C,71.39;H ,6.26;N,10.35.
【0222】実施例27 (1,13b−シス)−1−ベンジルオキシカルボニルア
ミノ−13−メチル−1, 4, 7, 8, 13, 13b−
ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
1, 2]ピリド[3, 4−b]インドール(化合物3
8) A 法:実施例24と同様の方法により、化合物(3
1)144mg(0. 48ミリモル)、トリエチルアミン
54mg(0. 53ミリモル)、DPPA 140mg
(0. 50ミリモル)ベンジルアルコール 104mg
(0. 96ミリモル)をベンゼン中反応させ、粗製物を
フラッシュクロマトグラフィー(溶出溶媒:20%酢酸
エチル−ヘキサン)により精製しエタノールから再結晶
して化合物(38)79mg(41%)を得た。
【0223】B 法:参考例8と同様の方法により、化
合物(36)180mg(0. 47ミリモル)と80%
mークロロ過安息香酸 120mg(0. 56ミリモ
ル)をジクロロメタン中反応させ、フラッシュクロマト
グラフィー(溶出溶媒:20%酢酸エチル−ヘキサン)
により精製しエタノールから再結晶して化合物(38)
142mg(76%)を得た。融点97ー98℃ .IR(C
HCl3) cm-1:3420(NH) and 1700(CO). 1H-NMR, δ:2.68-
3.04(3H ,m ,7-H and 8-H2) ,3.62(1H ,br,d,J=6.
7Hz ,7-H),3.74(3H ,s ,NCH3) ,4.25-5.05(6H,m
,1-H ,4-H2,13b-H and CH2Ar) ,5.76-6.03(2H,m
,2-H and 3-H),6.48(1H ,br,s,NH) ,6.80-7.30(8
H,m ,ArH) and7.47(1H ,d ,J=7.5Hz ,ArH).EIMS,
m/z:403(M+).元素分析値(C24H25N3O3として)計算値:
C,71.44;H ,6.25;N,10.42.実測値:C,71.39;H ,6.1
9;N,10.39.
【0224】実施例28 (1,13b−シス)−13−ベンゼンスルホニル−1−
ベンジルオキシカルボニルアミノ−1, 4, 7, 8,1
3, 13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1, 2]ピリド[3, 4−b]インドール
(化合物39) 実施例24と同様の方法により、化合物(33)165
mg(0. 39ミリモル)、トリエチルアミン 43mg
(0. 43ミリモル)、DPPA 112mg(0. 41
ミリモル)ベンジルアルコール 84mg(0. 78ミリ
モル)をベンゼン中反応させ、粗製物をフラッシュクロ
マトグラフィー(溶出溶媒:30%酢酸エチル−ヘキサ
ン)により精製し化合物(39)83mg(41%)を
アモルファス結晶として得た。IR(KBr) cm-1:1720(CO)
,1370 and 1170(SO2). 1H-NMR δ:2.50-3.00(3H ,
m,7-HH and 8-H2),3.62(1H ,m ,7-HH) ,4.30-5.60
(7H,m ,1-H ,4-H2,13b-H ,CH2Ar and NH) ,5.83
and 6.14(each,1H ,each,m,3- and 2-H) ,7.20-7.50
(11H ,m ,ArH),7.60(2H ,d ,J=7.5Hz ,ArH),8.1
2(1H ,d ,J=7.5Hz ,12-H).EIMS,m/z:529(M+).HR-EIM
S,C29H27N3O5Sの計算値:529.1669.実測値:529.1666.
【0225】実施例29 (1,13b−トランス)−1−ベンジルオキシカルボニ
ルアミノ−13−メチル−1, 2, 3, 4, 7, 8, 1
3, 13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1, 2]ピリド[3, 4−b]インドール
(化合物40) 化合物(22)445mg(1. 5ミリモル)、トリエチ
ルアミン 0. 31ml(2. 2ミリモル)をTHF(1
0ml)に溶解し、氷冷撹拌下 クロロ炭酸エチル 0.
18ml(1.9ミリモル)を滴下し10分間にわたって
撹拌した後、アジ化ナトリウム 298mg(4. 4ミリ
モル)、アセトニトリル(10ml) を加え室温で6時
間にわたって撹拌した。反応混合物を減圧留去しジクロ
ロメタン、水を加え分液し、有機層をブラインで洗浄
し、Na2 SO4 で乾燥してろ別した。ろ液を減圧留去
し、ベンジルアルコール2.5ml、無水MgSO4
00mg、ベンゼン2.5mlを加え、6時間にわたっ
て還流した。反応混合物をクロロホルムで希釈し、水、
ブラインの順に洗浄し、Na2 SO4 で乾燥してろ別し
た。ろ液を減圧留去し、粗製物をフラッシュクロマトグ
ラフィーに付し精製した。15%酢酸エチル−ヘキサン
で溶出させ、エタノールから再結晶して化合物(40)
184mg(31%)を得た。融点145ー146℃.I
R(KBr) cm-1:3330(NH) and 1680(CO). 1H-NMR, δ:1.6
0(2H,m ,3-H2) ,1.80-2.30(3H,m ,2-H2 and 8-H)
,2.68-3.00(2H,m ,7-H and 8-H),3.50(1H ,br
s,7-H),3.69(3H ,s ,NCH3) ,3.90(3H ,m ,4-H2
and 13b-H) ,4.69(1H ,br t,J=7.5Hz ,1-H),5.15
(2H ,s ,CH2Ar),5.43(1H ,d ,J=10Hz,NH) and 7.
40-7.46(9H,m ,ArH).EIMS,m/z:405(M+).元素分析値
(C24H27N3O3として)計算値:C,71.09;H ,6.71;N,1
0.36.実測値:C,70.90;H ,6.80;N,10.30. 次いで酢酸エチルで溶出させ化合物(22)96mg
(22%)を回収した。
【0226】実施例30 (1,13b−シス)−1−ベンジルオキシカルボニルア
ミノ−13−メチル−1, 2, 3, 4, 7, 8, 13,
13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
3' :1, 2]ピリド[3, 4−b]インドール(化合
物41) 実施例29と同様の方法により、化合物(25)664
mg(2. 2ミリモル)、トリエチルアミン 0. 46ml
(3.3ミリモル)、クロロ炭酸エチル 0.27ml
(2. 8ミリモル)、アジ化ナトリウム 445mg
(6. 8ミリモル)、ベンジルアルコール(8ml) を
反応させ、粗製物をフラッシュクロマトグラフィーに付
し精製した。15%酢酸エチル−ヘキサンで溶出させ、
化合物(41)320mg(36%)を油状物として得
た。IR(CHCl3) cm-1:3410(NH) and 1700(CO). 1H-NMR,
δ:1.50-2.30(4H ,m ,2-H2and 3-H2),2.62-3.03(3
H,m ,7-H and 8-H2) ,3.42(1H ,m ,7-H),3.65(1H
,m ,4-H),3.70(3H ,s ,NCH3) ,4.04(1H ,dd,J
=11.0 and 8.0Hz,4-H),4.25(1H ,br,s,13b-H),4.6
9(1H ,m ,1-H),4.82(2H ,s ,CH2Ar),5.11(1H ,d
,J=9.5Hz ,NH) ,6.85-7.38(8H,m ,ArH) and 7.46
(1H,d ,J=7.5Hz ,12-H).EIMS,m/z:405(M+).HR-EIM
S,C24H27N3O3の計算値:405.2051.実測値:405.2064. 次いで、酢酸エチルで溶出させ化合物(25)250m
g(38%)を回収した。
【0227】実施例31 (1,13b−トランス)−13−メチル−1, 2, 3,
4, 7, 8, 13, 13b−オクタヒドロ[1',2' ]
オキサゼピノ[2',3' :1, 2]ピリド[3,4−
b]インドール−1−カルバモイルアジド(化合物4
2) 実施例24と同様の方法により、化合物(22)113
mg(0. 38ミリモル)、トリエチルアミン 0. 06
ml(0. 45ミリモル)、DPPA 0. 1ml(0. 4
6ミリモル)、ベンジルアルコール 49mg(0. 45
ミリモル)をベンゼン中反応させ、粗製物をフラッシュ
クロマトグラフィーに付し精製した。15%酢酸エチル
−ヘキサンで溶出させ、化合物(40)32mg(21
%)を得た。次いで、5%メタノールークロロホルムで
溶出させ化合物(42)66mg(51%)を油状物と
して得た。IR(CHCl3) cm-1:3400(NH) ,2150(N3),1690
(CO). 1H-NMR δ:1.55-2.32(4H ,m ,2-H2 and 3-H
2),2.67-3.00(3H,m ,7-H and 8-H2) ,3.50(1H ,m
,7-H),3.70(3H ,s ,NCH3) ,3.91(3H ,br,s,4-H
2 and 13b-H) ,4.78(1H ,m ,1-H),5.74(1H ,d ,J
=10Hz,NH) ,7.03-7.45(4H,m ,ArH).EIMS,m/z:340(M
+).HR-EIMS ,C17H20N6O2の計算値:340.1654.実測値:34
0.1646.
【0228】実施例32 (1,13b−トランス)−1−ベンジルオキシカルボニ
ルアミノ−1, 2, 3,4, 7, 8, 13, 13b−オ
クタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3':1,
2]ピリド[3, 4−b]インドール(化合物43) 実施例29と同様の方法により、化合物(29)1. 1
g (3. 86ミリモル)、トリエチルアミン 0. 82
ml(5. 8ミリモル)、クロロ炭酸エチル 0. 49ml
(5ミリモル)、アジ化ナトリウム 774mg(11.
6ミリモル)、ベンジルアルコール(5ml) を反応さ
せ、粗製物をフラッシュクロマトグラフィー(溶出溶
媒:20%酢酸エチル−ヘキサン)により精製しベンゼ
ン−ヘキサンから再結晶して化合物(43)814mg
(54%)を得た。融点169ー170℃.IR(KBr) cm
-1:3300(NH) ,1680(CO). 1H-NMR δ:1.69-1.88(4H ,
m ,2-H2 and 3-H2),2.62-3.10(3H,m ,7-HH and 8-H
2),3.60(1H,m ,7-HH) ,3.95(3H ,m ,4-H2 and 13
b-H) ,4.33(1H ,br,s,1-H),5.22(2H ,s ,CH2A
r),5.44(1H ,m ,CONH) ,7.02-7.59(9H,m ,ArH),
9.50(1H,br,s,NH).EIMS,m/z:391(M+). 元素分析値(C
23H25N3O3として)計算値:C,70.57;H ,6.44;N,10.7
3.実測値:C,70.47;H ,6.74;N,10.85.
【0229】実施例33 (1,13b−シス)−1−ベンジルオキシカルボニルア
ミノ−1, 2, 3, 4,7, 8, 13, 13b−オクタ
ヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1, 2]
ピリド[3, 4−b]インドール(化合物44) 実施例29と同様の方法により、化合物(30)536
mg(1. 88ミリモル)、トリエチルアミン0. 4ml
(2. 82ミリモル)、クロロ炭酸エチル 0.24ml
(2. 4ミリモル)、アジ化ナトリウム 376mg
(5. 6ミリモル)、ベンジルアルコール(3ml) を
反応させ、粗製物をフラッシュクロマトグラフィー(溶
出溶媒:20%酢酸エチル−ヘキサン)により精製しベ
ンゼン−ヘキサンから再結晶して化合物(44)428
mg(58%)を得た。融点190ー191℃.IR(KBr)
cm-1:3300(NH) ,1690(CO). 1H-NMR δ:1.60-2.15(4
H ,m ,2-H2 and 3-H2),2.30-3.10(3H,m ,7-HH and
8-H2),3.51(1H,m ,7-HH) ,3.65 and 4.08(each,1H
,each,m,4-H2) ,4.17(1H ,br,s,13b-H),4.54(1H
,m ,1-H),4.85 and 4.95(each,1H ,each,d,J=11.
0Hz,CH2Ar),5.21(1H ,d ,J=10.0Hz,NHCO) ,6.90-
7.50(9H,m ,ArH),8.20(1H ,br,s,NH).EIMS,m/z:39
1(M+). 元素分析値(C23H25N3O3として)計算値:C,70.
57;H ,6.44;N,10.73.実測値 :C ,70.47;H ,6.74;
N,10.85.
【0230】実施例34 (1,13b−トランス)−1−アミノ−13−メチル−
1, 4, 7, 8, 13,13b−ヘキサヒドロ[1',2'
]オキサゼピノ[2',3' :1, 2]ピリド[3, 4
−b]インドール(化合物45) 実施例11のB法と同様の方法により、化合物(37)
179mg(0. 44ミリモル)を、臭化アルミニウム
1190m g(4. 5ミリモル)、エタンチオール(5
ml)と反応させ、粗製物をフラッシュクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒:5%メタノールークロロホルム)によ
り精製し化合物(45)102mg(85%)を油状物
として得た。IR(neat) cm-1:3300(NH2). 1H-NMR, δ:
1.60(2H,br,s,NH2),2.72-3.15(3H,m ,7-H and 8-H
2) ,3.56(1H ,m ,7-H),3.89(3H ,s ,NCH3) ,3.9
1(1H ,m ,1-H),4.33(1H ,d ,J=5.0Hz ,13b-H),
4.38(1H ,d ,J=16.5Hz,4-H),4.57(1H ,br,d,J=1
6.5Hz,4-H),5.56(1H ,br,d,J=12.0Hz,3-H),5.76
(1H,m ,2-H),7.05-7.35(3H,m ,ArH) and 7.48(1H
,d ,J=7.5Hz ,12-H).EIMS,m/z:269(M+).HR-EIMS,C
16H19N3O の計算値:269.1527.実測値:269.1533.
【0231】実施例35 (1,13b−シス)−1−アミノ−13−メチル−1,
4, 7, 8, 13, 13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]
オキサゼピノ[2',3' :1, 2]ピリド[3,4−
b]インドール(化合物46) 実施例11のB法と同様の方法により、化合物(38)
78mg(0. 19ミリモル)を、臭化アルミニウム5
13m g(1. 9ミリモル)、エタンチオール(2m
l)と反応させ、粗製物をフラッシュクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:5%メタノールークロロホルム)により
精製し化合物(46)42mg(81%)を油状物とし
て得た。IR(CHCl3) cm-1:3350(NH2). 1H-NMR δ:1.45
(2H,br,s,NH2),2.73-3.14(3H,m ,7-H and 8-H2)
,3.65(1H ,m ,7-H),3.69(3H ,s ,NCH3) ,3.83
(1H ,br,s,1-H),4.42(1H ,dd,J=16.0 and 5.0Hz,
4-H),4.59(1H ,br,s,13b-H),4.60(1H ,d ,J=16.0
Hz,4-H),5.74(1H ,ddd ,J=13.0,5.0 and 1.5Hz,
3-H),6.02(1H ,m ,2-H),7.08-7.35(3H,m ,ArH)
and 7.52(1H ,d ,J=7.5Hz ,12-H).EIMS,m/z:269(M
+).HR-EIMS,C16H19N3O の計算値:269.1527.実測値:26
9.1530.
【0232】実施例36 (1,13b−シス)−1−アミノ−13−ベンゼンスル
ホニル−1, 4, 7, 8, 13, 13b−ヘキサヒド
ロ, [1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1, 2]ピ
リド[3, 4−b]インドール(化合物47) 実施例11のB法と同様の方法により、化合物(39)
70mg(0. 13ミリモル)を、臭化アルミニウム3
53m g(1. 32ミリモル)、エタンチオール(2m
l)と反応させ、粗製物をフラッシュクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:4%メタノールークロロホルム)により
精製し化合物(47)42mg(80%)を油状物とし
て得た。IR(Neat) cm-1:3330(NH2). 1H-NMR δ:2.50-
3.00(3H ,m ,7-HH and 8-H2),3.61(1H ,m ,7-HH)
,4.32(2H ,m ,1-H and 4-HH) ,4.59(1H ,d ,J=1
6.0Hz,4-HH) ,4.88(1H ,br,s,13b-H),5.70 and 6.
07(each,1H ,each,m,3- and 2-H) ,7.20-7.50(6H,m
,ArH),7.61(2H ,d ,J=7.5Hz ,ArH),8.15(1H,d
,J=7.5Hz ,12-H).EIMS,m/z:396(M++1).HR-EIMS,C21
H22N3O3S の計算値:396.1380(M++1).実測値:396.1377.
【0233】実施例37 (1,13b−シス)−1−アミノ−1, 4, 7, 8, 1
3, 13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1, 2]ピリド[3, 4−b]インドール
(化合物48) 化合物(47)405mg(1. 02ミリモル)をTHF
(5ml)に溶解した溶液を、水素化リチウムアルミニウ
ム 354mg(9. 33ミリモル)をTHF(20ml)
に懸濁した溶液に加え、反応混合物を8時間還流した。
反応混合物に氷水を加え、ジクロロメタンで抽出し、抽
出液をブラインで洗浄し、Na2 SO4で乾燥してろ別
した。ろ液を減圧留去し粗製物をフラッシュクロマトグ
ラフィー(溶出溶媒:4%メタノールークロロホルム)
により精製し、クロロホルム−ヘキサンから再結晶して
化合物(48)162mg(62%)を得た。融点14
6ー148℃.IR(KBr) cm-1:3400(NH2). 1H-NMR δ:
2.70-3.20(3H ,m ,7-HH and 8-H2),3.68(1H ,m ,7
-HH) ,3.80(1H ,br,s,1-H),4.33(1H,dd,J=5.0 an
d 16.0Hz,4-HH) ,4.42(1H ,br,s,13b-H),4.57(1H
,d ,J=16.0Hz,4-HH) ,5.29 and 6.00(each,1H ,e
ach,m,3- and 2-H) ,7.15-7.50(4H,m ,ArH),8.19
(1H ,br,s,indole-NH)).EIMS,m/z:255(M+).HR-EIMS,
C15H17N3O の計算値:255.1369. 実測値:255.1360.元素分析値(C15H17N3O,1/5H20とし
て)計算値:C,69.59;H ,6.77;N,16.23. 実測値:C,69.70;H ,6.72;N,15.93.
【0234】実施例38 (1,13b−トランス)−1−アミノ−13−メチル−
1, 2, 3, 4, 7, 8, 13, 13b−オクタヒドロ
[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1, 2]ピリド
[3, 4−b]インドール(化合物49) A 法:実施例7と同様の方法により、化合物(40)
520mg(1. 28ミリモル)を10% PdーC
存在下、常圧接触還元し粗製物をフラッシュクロマトグ
ラフィー(溶出溶媒:5%メタノールークロロホルム)
により精製し、化合物(49)298m g(86%)を
油状物として得た。
【0235】B 法:実施例7と同様の方法により、化
合物(37)403mg(1. 0ミリモル)を10%
PdーC 存在下、常圧接触還元し粗製物をフラッシュ
クロマトグラフィー(溶出溶媒, :5%メタノールーク
ロロホルム)により精製し、化合物(49)249mg
(92%)を油状物として得た。 C 法:実施例7と同様の方法により、化合物(45)
269mg(1. 0ミリモル)を10% PdーC 存
在下、常圧接触還元し粗製物をフラッシュクロマトグラ
フィー(溶出溶媒:5%メタノールークロロホルム)に
より精製し、化合物(49)257mg(95%)を油
状物として得た。IR(neat) cm-1:3100-3200(NH2). 1H-
NMR δ:1.70(4H,m ,NH2 and 3-H2) ,2.00-2.45(2H,
m ,2-H2) ,2.70-3.05(3H,m ,7-H and 8-H2) ,3.53
(1H ,m ,7-H),3.65(1H ,m ,4-H),3.90-4.10(3H,
m ,4-H ,1-H and 13b-H) ,3.93(3H ,s ,NCH3) ,
7.09-7.33(3H,m ,ArH) and 7.49(1H ,d ,J=7.5Hz
,12-H).EIMS,m/z:271(M+).HR-EIMS,C16H21N3O の計
算値:271.1683.実測値:271.1683. 化合物(49)を過塩素酸塩として結晶化させた。融点
227ー231℃(エタノールから再結晶) 元素分析値(C16H22ClN3O5,1/2H2O,として)計算値:C,
50.46;H ,6.09;N,11.03.実測値:C,50.45;H ,5.99;
N,11.32.
【0236】実施例39 (1,13b−シス)−1−アミノ−13−メチル−1,
2, 3, 4, 7, 8, 13, 13b−オクタヒドロ
[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1, 2]ピリド
[3, 4−b]インドール(化合物50) A 法:実施例7と同様の方法により、化合物(41)
281mg(0. 69ミリモル)を10% PdーC
存在下、常圧接触還元し粗製物をフラッシュクロマトグ
ラフィー(溶出溶媒:5%メタノールークロロホルム)
により精製しベンゼンから再結晶して化合物(50)1
45mg(77%)を得た。 B 法:実施例7と同様の方法により、化合物(38)
403mg(1. 0ミリモル)を10% PdーC 存
在下、常圧接触還元し粗製物をフラッシュクロマトグラ
フィー(溶出溶媒:5%メタノールークロロホルム)に
より精製し、化合物(50)244mg(90%)を得
た。
【0237】C 法:実施例7と同様の方法により、化
合物(46)269mg(1. 0ミリモル)を10%
PdーC 存在下、常圧接触還元し粗製物をフラッシュ
クロマトグラフィー(溶出溶媒:5%メタノールークロ
ロホルム)により精製し、化合物(50)249mg
(92%)を得た。融点155ー156℃.IR(KBr) cm
-1:3450(NH2). 1H-NMR δ:1.60-2.30(4H ,m ,2-H2 a
nd 3-H2),2.70-3.05(3H,m ,7-H and 8-H2) ,3.47(1
H ,m ,7-H),3.55(1H ,m ,1-H),3.66(1H ,m ,4-
H),3.69(3H ,s ,NCH3) ,4.08(1H,m ,4-H),4.20
(1H ,br,s,13b-H),7.02-7.32(3H,m ,ArH) and 7.
45(1H,d ,J=7.5Hz ,12-H).EIMS,m/z:271(M+).HR-EIM
S,C16H21N3O の計算値:271.1683.実測値:271.1684.元
素分析値(C16H21N3O,として)計算値:C,70.82;H ,7.
80;N,15.49.実測値:C,70.81;H ,7.85;N,15.37.
【0238】実施例40 (1,13b−トランス)−13−メチル−1−ウレイド
−1, 2, 3, 4, 7,8, 13, 13b−オクタヒド
ロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1, 2]ピリ
ド[3, 4−b]インドール(化合物51) 実施例7と同様の方法により、化合物(42)76mg
(0. 22ミリモル)を10% PdーC 存在下、常
圧接触還元し粗製物をメタノールから再結晶して化合物
(51)45mg(64%)を得た。融点253ー25
6℃.IR(Nujol) cm-1:3200-3450(NH) and 1650(CO). 1
H-NMR(CDCl3 + a drop of CD3OD), δ:1.50-2.20(4H ,
m ,2-H2 and 3-H2),2.60-2.94(3H,m ,7-H and 8-H
2) ,3.45(1H ,br,s,7-H),3.65(3H ,s ,NCH3) ,
3.84(3H ,m ,4-H2 and 13b-H) ,4.59(1H ,br,s,1-
H),6.14(1H ,m ,NH) ,6.95-7.25(3H,m ,ArH) an
d 7.45(1H ,d ,J=7.5Hz ,12-H).EIMS,m/z:314(M+).
元素分析値(C17H22N4O2として)計算値:C,64.94;H ,
7.05;N,17.82.実測値:C,64.87;H ,7.06;N,17.61.
【0239】実施例41 (1,13b−トランス)−1−アミノ−1, 2, 3,
4, 7, 8, 13, 13b−オクタヒドロ[1',2' ]
オキサゼピノ[2',3' :1, 2]ピリド[3, 4−
b]インドール(化合物52) 実施例7と同様の方法により、化合物(43)568m
g(1. 45ミリモル)を10% PdーC 存在下、
常圧接触還元し粗製物をフラッシュクロマトグラフィー
(溶出溶媒:30%酢酸エチル−ヘキサン)により精製
しエタノールから再結晶して化合物(52)337mg
(90%)を得た。融点182ー183℃.IR(KBr) cm
-1:3300(NH2). 1H-NMR δ:1.50-2.20(4H ,m ,2-H2 a
nd 3-H2),2.70-3.10(4H,m ,1-H ,7-HH and 8-H2),
3.41-3.80(3H,4-HH,7-HH and 13b-H) ,4.11(1H ,m
,4-HH) ,6.97-7.38(4H,m ,ArH),7.48(1H,d ,J=
7.5Hz ,12-H) ,10.40(1H,br,s,indole-NH).EIMS,m/
z:257(M+).元素分析値(C15H19N3O として)計算値:C,
70.01;H ,7.44;N,16.33.実測値:C,69.92;H ,7.43;
N,16.31.
【0240】実施例42 (1,13b−シス)−1−アミノ−1, 2, 3, 4,
7, 8, 13, 13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキ
サゼピノ[2',3' :1, 2]ピリド[3, 4−b]イ
ンドール(化合物53) A 法:実施例7と同様の方法により、化合物(44)
326mg(0. 83ミリモル)を10%, PdーC,
存在下、常圧接触還元し粗製物をフラッシュクロマトグ
ラフィー(溶出溶媒:10%メタノールークロロホル
ム)により精製しベンゼンから再結晶して化合物(5
3)184mg(86%)を得た。 B 法:実施例7と同様の方法により、化合物(48)
255mg(1. 0ミリモル)を10% PdーC 存
在下、常圧接触還元し粗製物をフラッシュクロマトグラ
フィー(溶出溶媒:10%メタノールークロロホルム)
により精製して化合物(53)244mg(95%)を
得た。融点184ー185℃.IR(KBr) cm-1:3400(NH
2). 1H-NMR δ:1.60-2.15(4H ,m ,2-H2 and 3-H2),
2.70-3.10(3H,m ,7-HH and 8-H2),3.43(1H ,br,q,
J=3.0Hz ,1-H),3.53(1H ,m ,7-HH) ,3.73(1H ,m
,4-HH) ,4.08(2H ,m ,4-HH and 13b-H) ,7.05-7.
55(4H,m ,ArH),8.14(1H ,br,s,indole-NH).EIMS,m
/z:257(M+).元素分析値(C15H19N3O として)計算値:
C,70.01;H ,7.44;N,16.33.実測値:69.94;H,7.37;
N,16.30.
【0241】実施例43 (1,13b−シス)−1−カルバモイル−1, 2, 3,
4, 7, 8, 13, 13b−オクタヒドロ[1',2' ]
オキサゼピノ[2',3' :1, 2]ピリド[3,4−
b]インドール(化合物54) 化合物(30)286mg(1. 0ミリモル)、トリエチ
ルアミン 0. 2ml(1. 5ミリモル)をTHF(10
ml)に溶解し、氷冷撹拌下 クロロ炭酸メチル0. 1ml
(1. 3ミリモル)を滴下し10分間にわたって撹拌し
た後、アンモニアガスをバブリングした。反応混合物を
減圧留去しクロロホルム、水を加え分液し、有機層を飽
和NaHCO3 、水、ブラインの順に洗浄し、Na2
4 で乾燥してろ別した。ろ液を減圧留去して化合物
(54)279mg(98%)を得た。融点210ー2
11℃(エタノールから再結晶).IR(KBr) cm-1:3400(N
H2).1660(CO2). 元素分析値(C16H19N3O2として)計算
値:C,67.35;H ,6.71;N,14.73.実測値:67.15;H,6.7
3;N,14.61.
【0242】実施例44 メチル2−ベンジル−6−メトキシ−1, 2, 3, 4−
テトラヒドロ−β−カルボリン−1−アセテート(化合
物55) 5ーメトキシトリプタミン11. 76g (61. 8ミリ
モル)とベンズアルデヒド6. 89g (64. 9ミリモ
ル)をメタノール(120ml)に溶解し、2時間還流し
た後、水素化ホウ素ナトリウム2. 39g (63. 1ミ
リモル)を氷冷下少しずつ加え、室温で2時間にわたっ
て撹拌した。反応混合物を減圧留去し、水を加え酢酸エ
チルで抽出、抽出液を水洗、ブラインで洗浄し、Na2
SO4 で乾燥してろ別した。ろ液を減圧留去してN ーベ
ンジルー5ーメトキシトリプタミンを定量的に油状物と
して得た。次に、粗製物をクロロホルム(70ml)に溶
解し、プロピオール酸メチル5. 71g (68. 0ミリ
モル)を加え、30分間にわたって撹拌し、トリフルオ
ロ酢酸16. 92g (148. 4ミリモル)を加え1時
間撹拌した。反応混合物を氷水に注ぎ、5N ーN aOH
でアルカリ性にし分液、有機層を水、ブラインの順に洗
浄し、Na2 SO4 で乾燥してろ別した。ろ液を減圧留
去し粗製物をフラッシュクロマトグラフィー(溶出溶
媒:ジクロロメタン)により精製して化合物(55)1
9. 76g(87%)を油状物として得た。IR (Neat)
cm -1: 3390 (NH),1720 (CO). 1H-NMR δ: 2.47-3.2
0 (6H, m,3-H2, 4-H2 and CH2COOCH3 ), 3.70 (3H,
s, COOCH3), 3.80(2H, s, CH2Ar),3.87 (3H, s, OCH
3), 4.18 (1H, m, 1-H), 6.80-7.40 (8H, m, ArH),8.3
5 (1H,brs, NH). EIMS m/z:364 (M+). HR-EIMS, C22H24
N2O3 の計算値: 364.1785. 実測値:364.1782.
【0243】実施例45 メチル9−ベンゼンスルホニル−2−ベンジル−6−メ
トキシ−1, 2, 3, 4−テトラヒドロ−β−カルボリ
ン−1−アセテート(化合物56) 実施例1と同様の方法により、化合物(55)1. 96
g(5. 37ミリモル)、60%水素化ナトリウム25
8mg(6. 45ミリモル)、ベンゼンスルホニルクロリ
ド1. 89g (10. 70ミリモル)をDMF 中反応さ
せ、粗製物をエタノールから再結晶して化合物(56)
1. 63g(60%)を得た。融点175ー176℃.
IR (KBr) cm -1: 1740 (CO), 1365 and 1155 (SO2).1H-
NMR δ: 2.40-3.23 (5H, m, 3-H2, 4-H2 and CHHCOOCH
3), 3.40 (1H, dd, J=2.0 and 15.0 Hz, CHHCOOCH3),
3.60 (2H, s, CH2Ar), 3.75 (3H, s, COOCH3),3.85 (3
H, s,OCH3), 4.75 (1H, dd, J=3.0 and 10.5 Hz, 1-H),
6.80-7.60 (10H, m, ArH), 7.68(2H, d, J=7.5 Hz, Ar
H), 8.20 (1H, d, J=7.5 Hz, 8-H). 元素分析値(C28H2
8N2O5S として)計算値: C, 66.64; H, 5.59; N, 5.55.
実測値:C, 66.69; H, 5.67; N, 5.63.
【0244】実施例46 メチル9−ベンゼンスルホニル−6−メトキシ−1,
2, 3, 4−テトラヒドロ−β−カルボリン−1−アセ
テート(化合物57) 実施例2と同様の方法により、化合物(56)412m
g(0. 8ミリモル)をメタノール中、10% Pd-C 存
在下接触還元して化合物(57)335m g(99%)
を油状物として得た。IR (Neat) cm -1: 3320 (NH), 17
30 (CO), 1365 and 1160 (SO2). 1H-NMR δ:2.50-3.20
(5H, m, 3-H2, 4-H2 and CHHCOOCH3),3.27(1H,dd,J=2.
0 and 15.5Hz,CHHCOOCH3),3.76(3H,s,CO2CH3),3.82(3H,
s, OCH3), 4.95 (1H, d, J=10.0 Hz,1-H), 6.75-7.53
(5H, m, ArH), 7.68 (2H, d, J=7.5 Hz, ArH), 8.04 (1
H, d, J=7.5 Hz, 8-H).EIMS m/z:414 (M+). HR-EIMS, C
21H22N2O5S の計算値: 414.1248. 実測値:414.1255.
【0245】実施例47 メチル9−ベンゼンスルホニル−2−tert−ブトキ
シカルボニル−6−メトキシ−1, 2, 3, 4−テトラ
ヒドロ−β−カルボリン−1−アセテート(化合物5
8) 実施例3と同様の方法により、化合物(57)196mg
(0. 47ミリモル)、4−ジメチルアミノピリジン
5. 7mg(0. 047ミリモル)、二炭酸ジtert
−ブチル137m g(0. 61ミリモル)をTHF中反
応させ化合物(58)219m g(90%)を得た。融
点139ー140℃(エタノールから再結晶). IR (KB
r) cm -1: 1740 and 1690 (CO), 1365 and 1160 (SO2).
1H-NMRδ: 1.53[9H, s, COOC(CH3)3 ], 2.47-3.46
(5H, m, CH2COOCH3, 4-H2, 3-HH), 3.75 (3H, s, COOCH
3), 3.80(3H, s, OCH3), 4.08-4.51 (1H, m, 3-HH),
6.25-6.55 (1H, m, 1-H), 6.70-7.95 (7H, m, ArH), 8.
05 (1H, d, J=7.5 Hz, 8-H). 元素分析値(C26H30N2O7S
として)計算値: C, 60.68; H, 5.88; N, 5.45. 実測
値: C, 60.83; H, 5.94; N, 5.37.
【0246】実施例48 メチル2−ベンジル−6−ブロモ−1, 2, 3, 4−テ
トラヒドロ−β−カルボリン−1−アセテート(化合物
59) 実施例44と同様の方法により、5ーブロモトリプタミ
ン3. 11g (13.0ミリモル)とベンズアルデヒド
1. 40g (13. 0ミリモル)、水素化ホウ素ナトリ
ウム0. 30g (7. 8ミリモル)をメタノール中反応
させ Nーベンジルー5ーブロモトリプタミンを定量的に
油状物として得た。次に、プロピオール酸メチル1. 2
0g (14. 2ミリモル)、トリフルオロ酢酸3. 53
g (31. 0ミリモル)をクロロホルム中反応させ、粗
製物をフラッシュクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジク
ロロメタン)により精製して化合物(59)3. 81g
(71%)を油状物として得た。IR (Neat) cm -1: 340
0 (NH),1720 (CO). EIMS m/z:412 (M+). HR-EIMS, C21H
21BrN2O2の計算値: 412.0785. 実測値:412.0781.
【0247】実施例49 メチル9−ベンゼンスルホニル−2−ベンジル−6−ブ
ロモ−1, 2, 3, 4−テトラヒドロ−β−カルボリン
−1−アセテート(化合物60) 実施例1と同様の方法により、化合物(59)3. 81
g(9. 2ミリモル)、60%水素化ナトリウム456
mg(11. 0ミリモル)、ベンゼンスルホニルクロリド
3. 26g (18. 4ミリモル)を DMF中反応させ、粗
製物をメタノールから再結晶して化合物(60)3. 4
1g(67%)を得た。融点168ー171℃. IR (KB
r) cm -1: 1735 (CO), 1365 and 1165 (SO2).1H-NMR
δ: 2.31-3.18 (5H, m, 3-H2, 4-H2 and CHHCOOCH3),
3.29 (1H, dd, J=2.0 and 15.0 Hz, CHHCOOCH3), 3.57
(2H, s, CH2Ar), 3.74 (3H, s, COOCH3),4.75 (1H, dd,
J=3.0 and 10.5 Hz, 1-H), 7.19-7.62 (10H, m, ArH),
7.68(2H, d, J=7.5 Hz, ArH), 8.10 (1H, d, J=7.5 H
z, 8-H). 元素分析値(C27H25BrN2O4S として)計算値:
C, 58.59; H, 4.55; N, 5.06. 実測値: C,58.61; H,
4.63; N, 5.09.
【0248】実施例50 (1,13b−シス)−13−ベンゼンスルホニル−1−
ヒドロキシメチル−1,2, 3, 4, 7, 8, 13, 1
3b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
3' :1, 2]ピリド[3, 4−b]インドール(化合
物61) 化合物(21)1. 28g (2. 9ミリモル)をTHF
(12ml)に溶解した溶液に、1. 5M 水素化ジイソブ
チルアルミニウムートルエン溶液5. 8ml(8.7ミリ
モル)をー78℃で加え、氷冷下40分間にわたって撹
拌した。反応混合物に氷水を加え、酢酸エチルで抽出
し、抽出液を水、ブラインの順で洗浄し、Na2 SO4
で乾燥してろ別した。ろ液を減圧留去し粗製物をフラッ
シュクロマトグラフィー(溶出溶媒:30%酢酸エチル
−ヘキサン)により精製し、エタノール−ヘキサンから
再結晶して化合物(61)1. 11g(93%)を得
た。融点154ー157℃. IR (KBr) cm -1: 3420 (O
H), 1370 and 1170 (SO2).EIMS m/z:412 (M+).元素分析
値(C22H24N2O4S として)計算値: C, 64.06; H, 5.86;
N, 6.79. 実測値: C, 64.15; H, 5.88; N, 6.79.
【0249】実施例51 (1,13b−シス)−13−ベンゼンスルホニル−1−
ホルミル−1, 2, 3,4, 7, 8, 13, 13b−オ
クタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3':1,
2]ピリド[3, 4−b]インドール(化合物62) 化合物(61)84. 5mg(0. 21ミリモル)をジク
ロロメタン(2ml)に溶解し、ジクロム酸ピリジニウム
(PDC )240mg(0. 61ミリモル)をジクロロメタ
ン(2ml)に溶解した溶液に加え、室温で5時間にわた
って撹拌した。反応混合物をセライトろ過して、ろ液を
減圧留去し粗製物をフラッシュクロマトグラフィー(溶
出溶媒:クロロホルム)により精製し、エタノール−ヘ
キサンから再結晶して化合物(62)76. 6m g(9
1%)を得た。融点164ー167℃. IR (KBr) cm
-1: 1720 (CHO), 1370 and 1170 (SO2).EIMS m/z:410
(M+). 元素分析値(C22H22N2O4S として)計算値: C,
64.37;H, 5.40; N, 6.82. 実測値: C, 64.42; H, 5.4
6; N, 6.79.
【0250】実施例52 (1,13b−シス)−13−ベンゼンスルホニル−1−
ベンジルアミノメチル−1, 2, 3, 4, 7, 8, 1
3, 13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
[2',3' :1, 2]ピリド[3, 4−b]インドール
(化合物63) 化合物(62)254mg(0. 62ミリモル)とベンジ
ルアミン66.2mg(0.62ミリモル)をエタノール
(5ml)ーベンゼン(5ml)の混液に溶解し、適量のモ
レキュラーシーブを加え、室温で24時間撹拌した後、
水素化ホウ素ナトリウム124mg(3. 3ミリモル)を
加え、室温で24時間にわたって撹拌した。反応混合物
を減圧留去し、水を加え酢酸エチルで抽出し、抽出液を
水、ブラインの順で洗浄し、Na2 SO4 で乾燥してろ
別した。ろ液を減圧留去し粗製物をフラッシュクロマト
グラフィー(溶出溶媒:ベンゼンー酢酸エチル3:1)
により精製し、エタノールから再結晶して化合物(6
3)262m g(85%)を得た。融点175ー178
℃.IR (KBr) cm -1: 3400 (NH), 1370 and 1170 (SO
2).EIMS m/z:501 (M+). 元素分析値(C29H31N3O3S と
して)計算値: C, 69.43; H,6.23; N, 8.38. 実測値:
C, 69.27; H, 6.25; N, 8.46.
【0251】実施例53 (1,13b−シス)−1−ベンジルアミノメチル−1,
2, 3, 4, 7, 8, 13, 13b−オクタヒドロ
[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1, 2]ピリド
[3, 4−b]インドール(化合物64) 化合物(63)101mg(0. 20ミリモル)をTHF
(7ml)に溶解した溶液を、水素化リチウムアルミニウ
ム114mg(3. 0ミリモル)をTHF(1ml)に懸濁
した溶液に加え、反応混合物を40℃で12時間にわた
って撹拌した。反応混合物に氷水を加え、ジクロロメタ
ンで抽出し、抽出液をブラインで洗浄し、Na2 SO4
で乾燥してろ別した。ろ液を減圧留去し粗製物をフラッ
シュクロマトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルムーメ
タノール10:1)により精製して化合物(64)72
mg(99%)を得た。融点223ー225℃(エタノ
ールから再結晶)。 IR (KBr) cm-1: 3400 (NH). EIMS
m/z: 361 (M+)。
【0252】実施例54 (1,13b−シス)−1−アミノメチル−1, 2, 3,
4, 7, 8, 13, 13b−オクタヒドロ[1',2' ]
オキサゼピノ[2',3' :1, 2]ピリド[3,4−
b]インドール(化合物65) 実施例2と同様の方法により、化合物(64)51mg
(0. 14ミリモル)をメタノール中、10% Pd-C 存
在下接触還元し、粗製物をフラッシュクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:クロロホルムーメタノール5:1)によ
り精製して化合物(65)29mg(74%)をアモル
ファス状で得た。IR (KBr) cm-1: 3400 (NH2). EIMS m
/z: 271 (M+).HR-EIMS, C16H21N3Oの計算値:271.1683.
実測値:271.1684.
【0253】実施例55 メチル (1, 10b- トランス)- 10- ベンゼンス
ルホニル- 7- メトキシ- 2- ビニル- 1, 2, 4,
5, 10, 10b- ヘキサヒドロアゼト[ 1',2':1,
2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボキ
シレート(66) 実施例4と同様の方法により、化合物(58)2. 0g
(3. 89ミリモル)から化合物(66)703mg
(40%)を得た。融点199ー201℃(エタノール
から再結晶)。IR (KBr) cm-1: 1735 (CO), 1365 and 1
160 (SO2). 1H-NMR δ: 2.55-3.10(4H, m, 4-H2 and
5-H2), 3.41 (1H, dd, J=3.0 and 9.0 Hz, 1-H), 3.82
(3H,s, COOCH3), 3.87 (3H, s, OCH3), 4.25 (1H, dd,
J=7.0 and 9.0 Hz, 2-H), 5.21 (1H, br s, 10b-H),
5.24 (1H, d,J=10.0Hz,cis-CH=CHH), 5.39 (1H, d, J=1
7.0 Hz, trans-CH=CHH), 5.84 (1H, ddd, J=7.0, 10.0
and 17.0 Hz, CH=), 6.90-7.85 (7H, m, ArH), 8.10 (1
H, d, J=7.5 Hz, 9-H). EIMS m/z: 452 (M+). 元素分析
値( C24H24N2O5S・1/5 H2O として)計算値: C, 63.2
0; H, 5.39; N, 6.14. 実測値: C, 63.28; H, 5.38; N,
6.24.
【0254】実施例56 メチル (1, 13b- トランス)- 13- ベンゼンス
ルホニル- 10- メトキシ- 1, 4, 7, 8, 13, 1
3b- ヘキサヒドロ[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',3'
:1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カ
ルボキシレート(67) 参考例8と同様の方法により、化合物(66)2. 22
g(4. 9ミリモル)と80% m- クロロ過安息香酸
1. 27g(5. 9ミリモル)をジクロロメタン中反
応させ、フラッシュクロマトグラフィー(溶出溶媒:4
0%酢酸エチルーヘキサン)により精製し、エタノール
から再結晶して化合物(67)1. 83g(79%)を
得た。融点158ー159℃。IR (KBr) cm -1 : 1735
(CO), 1370 and 1165 (SO2). 1H-NMR δ: 2.40-3.10 (3
H,m, 7-HH and 8-H2), 3.51 (1H, m, 7-HH), 3.78 (3H,
s, COOCH3), 3.82 (3H,s, OCH3), 4.25 (1H, dd, J=2.
5 and 9.0 Hz, 1-H), 4.40 (2H, m, 4-H2), 5.18 (1H,
br s, 13b-H), 5.55-5.90 (2H, m, 2-H, 3-H), 6.60-7.
60 (7H, m, ArH), 8.02 (1H, d, J=7.5 Hz, 12-H). EI
MS m/z: 468 (M+).元素分析値 (C24H24N2O6S とし
て)計算値: C, 61.52; H, 5.16; N, 5.98. 実測値: C,
61.41; H, 5.39; N, 5.92.
【0255】実施例57 メチル (1, 13b- シス)- 13- ベンゼンスルホ
ニル- 10- メトキシ-1, 4, 7, 8, 13, 13b-
ヘキサヒドロ[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',3' :1,
2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボキ
シレート(68)実施例6と同様の方法により、化合物
(67)313mg(0. 67ミリモル)とDBU 1
58mg(1. 00ミリモル)をベンゼン(20ml)
中反応させ、フラッシュクロマトグラフィー(溶出溶
媒:30%酢酸エチルーヘキサン)により精製し、エタ
ノールから再結晶して化合物(68)196mg(71
%)を得た。融点132ー133℃。IR (KBr) cm -1 :
1735 (CO), 1360 and 1165 (SO2). 1H-NMR δ: 2.45-
2.97 (3H, m, 7-HH and 8-H2), 3.32 (3H, s, COOCH3),
3.62 (1H, m, 7-HH), 3.80 (3H, s, OCH3), 4.35 (1H,
dd, J=3.3 and 16.0 Hz, 4-HH), 4.47 (1H, q, J=3.3
Hz, 1-H), 4.67 (1H, d, J=16.0 Hz, 4-HH), 4.88 (1H,
br d, J=3.3 Hz, 13b-H), 5.98 (2H, m, 2-H and 3-
H), 6.70-7.60 (7H, m, ArH), 8.01 (1H, d, J=7.5Hz,
12-H). EIMS m/z: 468 (M+).元素分析値(C24H24N2O6S
として)計算値: C, 61.52; H, 5.16; N, 5.98. 実測
値: C, 61.32; H, 5.29; N, 5.98.
【0256】実施例58 メチル (1, 13b- シス)- 13- ベンゼンスルホ
ニル- 10- メトキシ-1, 2, 3, 4, 7, 8, 13,
13b- オクタヒドロ[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',
3' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1-
カルボキシレート(69) 実施例7と同様の方法により、化合物(68)1. 57
g(3. 35ミリモル)を10% PdーCの存在下、
常圧接触還元して化合物(69)1. 56g(99%)
を得た。融点159ー160℃(エタノールから再結
晶)。IR (KBr) cm-1: 1740 (CO), 1365 and 1165 (SO
2). 1H-NMR δ: 1.70-2.95(7H, m, 2-H2, 3-H2, 7-H
H and 8-H2), 3.40 (3H, s, COOCH3), 3.52 (1H, m,7-
HH), 3.75 (1H, m, 4-HH), 3.78 (3H, s, OCH3), 3.97
(1H, q, J=3.0 Hz, 1-H), 4.12 (1H, m, 4-HH), 4.50
(1H, br d, J=3.0 Hz, 13b-H), 6.64-7.60 (7H,m, Ar
H), 7.95 (1H, d, J=7.5 Hz, 12-H). EIMS m/z: 470 (M
+).元素分析値(C24H26N2O6S として)計算値: C, 61.2
6; H, 5.57; N, 5.95. 実測値: C, 61.20; H, 5.52; N,
6.00.
【0257】実施例59 メチル (1, 13b- シス)- 10- メトキシ- 1,
2, 3, 4, 7, 8, 13, 13b- オクタヒドロ[
1',2']オキサゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[
3, 4- b] インドール- 1- カルボキシレート(7
0) 実施例16のA法と同様の方法により、化合物(69)
160mg(0. 34ミリモル)とマグネシウム 12
2mg(5. 1ミリモル)を反応させ、フラッシュクロ
マトグラフィー(溶出溶媒:30%酢酸エチルーヘキサ
ン)により精製して化合物(70)108mg(96
%)を得た。融点198ー199℃(エタノールから再
結晶)。IR (KBr) cm -1 : 3400 (NH), 1735 (CO). 1H-
NMR δ: 1.63-1.85 (1H, m, 3-HH), 2.00-2.23 (3H, m,
3-HH and 2-H2), 2.71 (1H, m, 8-HH), 2.97-3.16 (2
H,m, 7-HH and 8-HH), 3.28 (1H, td, J=3.8 and 5.4
Hz, 1-H), 3.58 (3H, s, COOCH3), 3.64-3.73 (1H, m,
7-HH), 3.85 (3H, s, OCH3), 3.88 and 4.11 (each1H,
each m, 4-H2), 4.37 (1H, br d, J=3.8 Hz, 13b-H),
6.74-7.23 (3H, m,ArH), 8.05 (1H, br s, NH).EIMS m/
z: 330 (M+).元素分析値(C18H22N2O4として)計算値:
C, 65.43; H, 6.71; N, 8.48. 実測値: C, 65.36; H,
6.70; N, 8.48.
【0258】実施例60 (1, 13b- シス)- 10- メトキシ- 1, 2, 3,
4, 7, 8, 13, 13b- オクタヒドロ[ 1',2']オ
キサゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b]
インドール- 1- カルボン酸(71) 化合物(70)242mg(0. 73ミリモル)をTH
F(20ml)−水(2. 5ml)の混液に溶解し、水
酸化リチウム 54mg(2. 19ミリモル)を加え加
温撹拌した。反応終了後、反応混合物を減圧留去し希塩
酸を加えクロロホルムで抽出し、抽出液をブラインで洗
浄し、Na2 SO4 で乾燥してろ別した。ろ液を減圧留
去し、化合物(71)208mg(90%)をアモルファ
ス結晶として得た。IR (KBr) cm-1: 3300 (NH), 1725
(CO). 1H-NMR δ: 2.00-2.16 (2H, m, 3-H2), 2.20-
2.35 (2H, m, 2-H2), 2.82-3.27 (3H, m, 7-HH, 8-H2),
3.46 (1H, m, 1-H), 3.64-3.77 (1H, m, 7-HH), 3.85
(3H, s, OCH3), 4.01 and 4.28 (each1H, each m, 4-H
2), 4.23 (1H, d, J=5.4 Hz, 13b-H), 6.77-7.13 (3H,
m, ArH), 8.27 (1H, br s, NH). EIMS m/z: 316 (M+).
HR-EIMS, C17H20N2O4 の計算値: 316.1421. 実測値: 31
6.1419.
【0259】実施例61 (1, 13b- シス)- 1- ベンジルオキシカルボニル
アミノ- 10- メトキシ- 1, 2, 3, 4, 7, 8, 1
3, 13b- オクタヒドロ[ 1',2']オキサゼピノ[
2',3' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドール
(72) 実施例29と同様の方法により、化合物(71)64m
g(0. 20ミリモル)、トリエチルアミン0. 04m
l(0. 30ミリモル)、クロロ炭酸エチル0. 03m
l(0. 26ミリモル)、アジ化ナトリウム 41mg
(0. 61ミリモル)、ベンジルアルコール(0. 4m
l)を反応させ、粗製物をフラッシュクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:20%酢酸エチルーヘキサン)により精
製し、化合物(72)44mg(52%)をアモルファ
ス結晶として得た。IR (KBr) cm -1 : 3350 (NH), 1705
(CO). 1H-NMR δ: 1.70-2.15 (4H, m, 2-H2and 3-H2),
2.65-3.10 (3H, m, 7-HH and 8-H2), 3.52 (1H, m, 7-
HH), 3.74 and4.07 (each 1H, each m, 4-H2), 3.85 (3
H, s, OCH3), 4.15 (1H, br s, 13b-H),4.52 (1H, m, 1
-H), 4.85 and 4.95 (each 1H, each d, J=11.0 Hz, CH
2Ar),5.20 (1H, d, J=10.0 Hz, NHCO), 6.77-7.45 (8H,
m, ArH), 8.07 (1H, br s,NH).EIMS m/z: 421 (M+). H
R-EIMS, C24H27N3O4 の計算値: 421.2000. 実測値: 4
21.2003.
【0260】実施例62 (1, 13b- シス)- 1- アミノ- 10- メトキシ-
1, 2, 3, 4, 7, 8, 13, 13b- オクタヒドロ
[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[
3, 4- b] インドール(73) 実施例7と同様の方法により、化合物(72)264m
g(0. 63ミリモル)を10% PdーCの存在下、
常圧接触還元し粗製物をフラッシュクロマトグラフィー
(溶出溶媒:5%メタノールークロロホルム)により精
製し、化合物(73)173mg(96%)をアモルフ
ァス結晶として得た。IR (KBr) cm -1 : 3400 (NH2). 1
H-NMR δ: 1.60-2.20 (4H, m, 2-H2 and 3-H2), 2.55-
3.00 (3H, m, 7-HH and 8-H2), 3.20-4.00 (5H, m, 1-
H,4-H2,7-H and 13b-H), 3.80 (3H, s, OCH3), 6.78-7.
40 (3H, m, ArH), 9.00 (1H, br s, indole-NH). EIMS
m/z: 287 (M+). HR-EIMS, C16H21N3O2の計算値: 287.16
33. 実測値: 287.1635.
【0261】実施例63 メチル 2- ベンジル- 6- メトキシ- 9- メチル-
1, 2, 3, 4- テトラヒドロ- β- カルボリン- 1-
アセテート(74) 参考例1と同様の方法により、化合物(55)4. 21
g(11. 5ミリモル)、60%水素化ナトリウム 6
92mg(17. 3ミリモル)、ヨウ化メチル3. 27
g(23. 1ミリモル)をDMF中反応させ、化合物
(74)4. 33g(99%)を得た。融点104ー1
05℃(エタノールから再結晶)。IR (KBr) cm -1 : 1
750 (CO). 1H-NMR δ: 2.42-3.35 (6H, m, 3-H2,4-H
2 and CH2COOCH3), 3.59 (3H, s, NCH3), 3.67 (3H, s,
COOCH3), 3.68 and 3.82 (each1H, each d, J=13.2Hz,
CH2Ar),3.88 (3H, s, OCH3), 4.29 (1H, dd, J=3.7 an
d10.6 Hz, 1-H), 6.84-7.40 (8H, m, ArH). EIMS m/z:
378 (M+).元素分析値(C23H26N2O3として)計算値: C,
72.99; H, 6.93; N, 7.40. 実測値: C, 73.06; H, 6.9
6; N, 7.57.
【0262】実施例64 メチル 6- メトキシ- 9- メチル- 1, 2, 3, 4-
テトラヒドロ- β- カルボリン- 1- アセテート(7
5) 実施例2と同様の方法により、化合物(74)3. 71
g(9. 8ミリモル)を10% PdーCの存在下、中
圧接触還元して化合物(75)2. 71g(96%)を
得た。融点109ー110℃(エタノールから再結
晶)。IR (KBr) cm -1:1725 (CO). 1H-NMR δ: 2.60
-3.30 (6H, m, 3-H2,4-H2 andCH2COOCH3), 3.63 (3H,
s, NCH3), 3.77 (3H, s, COOCH3), 3.85 (3H, s, OCH
3), 4.59 (1H, dd, J=3.7 and 10.6 Hz, 1-H), 6.83-7.
40 (3H, m, ArH).EIMS m/z: 288 (M+). 元素分析値(C1
6H20N2O3として)計算値 : C, 66.64; H,6.99; N, 9.7
2. 実測値: C, 66.79; H, 6.85; N, 9.69.
【0263】実施例65 メチル 2- tert- ブトキシカルボニル- 6- メト
キシ- 9- メチル- 1,2, 3, 4- テトラヒドロ- β-
カルボリン- 1- アセテート(76) 実施例3と同様の方法により、化合物(75)6. 8g
(23. 6ミリモル)、二炭酸ジtert- ブチル6.
7g(30. 6ミリモル)をTHF中反応させ化合物
(76)8. 61g(94%)を得た。融点109ー1
10℃(エタノールから再結晶)。IR (KBr) cm -1: 17
35 and 1685 (CO). 1H-NMR δ: 1.48 (9H, s, COOC(CH
3)3), 2.45-3.46 (5H, m, CH2COOCH3,4-H2 and 3-HH),
3.67 (3H, s, NCH3), 3.73 (3H, s, COOCH3), 3.86 (3
H, s, OCH3), 4.20-4.55 (1H, m, 3-HH), 5.60-5.87(1
H, m, 1-H), 6.80-7.20 (3H, m, ArH). EIMS m/z: 388
(M+).元素分析値(C21H28N2O5として)計算値: C, 64.9
3; H, 7.26; N, 7.21. 実測値: C, 65.03; H, 7.02; N,
7.34.
【0264】実施例66 メチル (1, 10b- トランス)- 7- メトキシ- 1
0- メチル- 2- ビニル- 1, 2, 4, 5, 10, 10
b- ヘキサヒドロアゼト[ 1',2' :1, 2] ピリド[
3, 4- b] インドール- 1- カルボキシレート(7
7) 実施例4と同様の方法により、化合物(76)1. 5g
(3. 87ミリモル)から化合物(77)555mg
(44%)を得た。融点117ー118℃(エタノール
から再結晶)。IR (KBr) cm-1: 1730 (CO). 1H-NMR δ:
2.65-3.12 (4H, m, 4-H2 and 5-H2),3.15 (1H, dd, J=
2.5 and 9.0 Hz, 1-H), 3.55 (3H, s, NCH3), 3.81 (3
H, s,COOCH3), 3.89 (3H, s, OCH3), 4.32 (1H, dd, J=
7.0 and 9.0 Hz, 2-H), 5.08(1H, br s, 10b-H), 5.24
(1H, d,J=10.0Hz,cis-CH=CHH), 5.39 (1H, d, J=17.0H
z, trans-CH=CHH), 5.93 (1H, ddd, J=7.0, 10.0 and 1
7.0 Hz, CH=), 6.87-7.25 (3H, m, ArH). EIMS m/z: 32
6 (M+). 元素分析値(C19H22N2O3 として)計算値: C,
69.91; H, 6.80; N, 8.58. 実測値: C, 69.86; H, 7.0
3; N, 8.57.
【0265】実施例67 メチル (1, 10b- シス)- 7- メトキシ- 10-
メチル- 2- ビニル- 1, 2, 4, 5, 10, 10b-
ヘキサヒドロアゼト[ 1',2' :1, 2] ピリド[ 3,
4- b] インドール- 1- カルボキシレート(78) 参考例7と同様の方法により、化合物(77)1. 21
g(3. 71ミリモル)とナトリウムメトキシドを反応
させ、粗製物をフラッシュクロマトグラフィーに付し精
製した。30%酢酸エチルーヘキサンで溶出させ化合物
(77)468mg(39%)を回収し、次いで50%
酢酸エチルーヘキサンで溶出させエタノールから再結晶
して化合物(78)660mg(55%)を得た。 融
点134ー135℃。IR (KBr) cm-1: 1725 (CO). 1H-N
MR δ: 2.50-3.14 (4H, m, 4-H2 and 5-H2),3.46 (3H,
s, COOCH3), 3.54 (3H, s, NCH3), 3.65 (1H, t, J=8.5
Hz, 1-H), 3.88 (3H, s, OCH3), 4.36 (1H, t , J=8.0
Hz, 2-H), 5.13 (1H, d, J=8.0Hz, 10b-H), 5.20 (1H,
d,J=10.0Hz,cis-CH=CHH), 5.36 (1H, d, J=17.0 Hz, tr
ans-CH=CHH), 6.00 (1H, ddd, J=7.0, 10.0 and 17.0 H
z, CH=), 6.83-7.22 (3H, m, ArH). EIMS m/z: 326 (M
+).元素分析値(C19H22N2O3 として)計算値: C, 69.9
1; H, 6.80; N, 8.58. 実測値: C, 69.66; H, 6.59; N,
8.54.
【0266】実施例68 メチル (1, 13b- シス)- 10- メトキシ- 13
- メチル- 1, 4, 7,8, 13, 13b- ヘキサヒド
ロ[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',3' :1, 2]ピリド
[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボキシレート(7
9) 参考例8と同様の方法により、化合物(78)238m
g(0. 73ミリモル)と80% m- クロロ過安息香
酸 189mg(0. 88ミリモル)をジクロロメタン
中反応させ、フラッシュクロマトグラフィー(溶出溶
媒:30%酢酸エチルーヘキサン)により精製し、化合
物(79)234mg(94%)をアモルファス結晶と
して得た。1H-NMR δ: 2.65-3.10 (3H,m, 7-HH and 8-H
2), 3.24 (3H, s, COOCH3), 3.63(1H, m, 7-HH), 3.68
(3H, s, NCH3), 3.84 (3H, s, OCH3), 3.93 (1H, t, J=
5.0 Hz, 1-H), 4.34 (1H, dd, J=5.0 and 17.5 Hz, 4-
H), 4.64 (1H, d, J=4.0 Hz, 13b-H), 4.74 (1H, d, J=
17.5 Hz, 4-H), 5.75 (1H, m, 2-H), 5.96 (1H, m,3-
H), 6.80-7.20 (3H, m, ArH).EIMS m/z: 342 (M+). HR-
EIMS, C19H22N2O4の計算値: 342.1578. 実測値: 342.15
72.
【0267】実施例69 メチル (1, 13b- シス)- 10- メトキシ- 13
- メチル- 1, 2, 3,4, 7, 8, 13, 13b- オ
クタヒドロ[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',3' :1,
2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボキシ
レート(80) 実施例7と同様の方法により、化合物(79)228m
g(0. 67ミリモル)を10% PdーCの存在下、
常圧接触還元し粗製物をフラッシュクロマトグラフィー
(溶出溶媒:30%酢酸エチルーヘキサン)により精製
し、化合物(80)219mg(96%)をアモルファ
ス結晶として得た。IR (KBr) cm-1: 1740 (CO). 1H-NMR
δ: 1.68-1.88 (1H, m, 3-H), 2.05-2.40(3H, m, 2-H2
and 3-H), 2.67-3.03 (3H, m, 7-H and 8-H2), 3.24
(3H, s, CO2CH3), 3.36 (1H, q, J=5.5 Hz, 1-H), 3.5
3 (1H, m, 7-H), 3.64 (3H, s, NCH3), 3.70-3.80 (1H,
m, 4-H), 3.84 (3H, s, -OCH3), 4.11 (1H, m, 4-H),
4.37(1H, d, J=5.5 Hz, 13b-H), 6.78-7.27 (3H, m, Ar
H).EIMS m/z: 344 (M+). HR-EIMS, C19H24N2O4の計算
値:344.1735. 実測値: 344.1739.
【0268】実施例70 (1, 10b- シス)- 7- メトキシ- 10- メチル-
2- ビニル- 1, 2, 4, 5, 10, 10b- ヘキサヒ
ドロアゼト[ 1',2' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b]
インドール- 1- カルボン酸(81) 実施例60と同様の方法により、化合物(78)396
mg(1. 21ミリモル)と水酸化リチウム89mg
(3. 64ミリモル)を反応させ、化合物(81)33
8mg(89%)をアモルファス結晶として得た。IR
(KBr) cm-1: 3500 (OH), 1630 (CO), 1H-NMR δ: 2.
20-3.00 (4H, m, 4-H2 and 5-H2), 3.37 (3H, s, NCH
3), 3.70 (1H, t, J=8.0Hz, 1-H), 3.80 (3H,s, OCH
3), 4.62 (1H, t, J=7.5Hz, 2-H), 5.06 (1H, d, J=10.
0Hz, cis-CH=CHH), 5.20-5.40 (2H, m, 10b-H and tran
s-CH=CHH), 5.88 (1H, m, CH=), 6.70-7.05 (3H, m, Ar
H). EIMS m/z: 312 (M+).HR-EIMS C18H20N2O3の計算値:
312.1473. 実測値: 312.1468.
【0269】試験例1:インフルエンザウイルスA型お
よびB型に対する化合物の試験および評価 試験化合物は、すべて10mg/mlになるようにジメ
チルスルホキシド(DMSO)に溶解し、−20℃に保
存した。インフルエンザウイルスA/PR/8/34株
およびB/Gifu/2/73株は11日孵化鶏卵しょ
う尿膜腔内接種により増殖させ、ウイルス価(Plaque F
orming Units:PFU) 測定後、−80℃で保存した。イヌ
腎臓細胞の株化細胞であるMDCK細胞を10%仔牛血
清を含むEagle's minimum essential medium(MEM)
を用いて培養した。
【0270】抗ウイルス活性測定法:50%プラーク減
少法を用いた。方法は24穴マイクロプレートにMDC
K細胞を単層培養し、50PFU/0. 1mlのインフ
ルエンザウイルスA/PR/8/34株またはB/Gi
fu/2/73株を接種した。1. 5時間、37℃でウ
イルスを細胞に吸着させ、細胞層表面をMEMで3回洗
浄した後、各種濃度の化合物を含む重層寒天培地(ME
Mに10μg/mlのトリプシン、3倍濃度のアミノ酸
およびビタミン類、0. 8%寒天を45℃下で加えた混
合培地)を細胞層に重層した。37℃で48時間培養
後、細胞をホルマリンで固定し、クリスタル紫溶液で細
胞を染色し、プラーク数を計測した。抗ウイルス活性
は、化合物を含まない対照細胞培養中のプラーク数を、
50%減少させる化合物濃度(50%プラーク抑制量、
50% plaque inhibition dose : ID50=μg/m
l)で示した。その結果を表1に示す。
【0271】
【表1】
【0272】試験例2:単純ヘルペス1型(HSVー
1)、2型(HSVー2)およびサイトメガロウイルス
に対する化合物の試験および評価 抗ウイルス活性測定法:24穴マイクロプレートにヒト
線維芽細胞を接種培養し、単層培養となったものを測定
に用いた。この細胞にHSV−1 VR−3株とそのチ
ミジンキナーゼ欠損変異株 VRTK- 、HSV−2
UW−268株とそのチミジンキナーゼ欠損変異株 U
WTK- 及びヒトサイトメガロウイルス AD−169
株の20PFU/0. 2ml浮遊液を接種した。37℃
で1時間ウイルスを細胞に吸着させた後ウイルス液を除
き、所定の濃度の薬剤を含む0. 5%メチルセルロース
を加えたMEM培地を重層した。HSV−1、HSV−
2は3日、サイトメガロウイルスは2〜3週37℃で培
養後ホルマリンで固定し、クリスタル紫溶液で細胞を染
色し、プラーク数を計測した。グラフ上から50%プラ
ークの出現を抑制する薬剤濃度を求め、50%プラーク
抑制濃度(ID50)とした。その結果を表1に示す。
【0273】以下に本発明の化合物および製造方法の一
例についてその概略を反応チャートとして示す。チャー
ト中の記号は次の意義を有する。 Me:メチル基 Bn:ベンジル基 Boc:tert−ブトキシカルボニル基 LDA:リチウムジイソプロピルアミド DBU:1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕−7−
ウンデセン DMSO:ジメチルスルホキシド MCPBA:m−クロロ過安息香酸 EtSH:エタンチオール DPPA:ジフェニルフォスフォリルアザイド TEA,Et3 N:トリエチルアミン BnOH:ベンジルアルコール PhSO2 Cl:ベンゼンスルホニルクロリド PhO2 S:ベンゼンスルホニル基 EtOAc:エチルアセテート ClCO2 Et:クロロ炭酸エチル PDC:ジクロム酸ピリジニウム
【0274】
【化13】
【0275】
【化14】
【0276】
【化15】
【0277】
【化16】
【0278】
【化17】
【0279】
【化18】
【0280】
【化19】
【0281】
【化20】
【0282】
【化21】
【0283】
【化22】
【0284】
【化23】
【0285】
【化24】
【0286】
【発明の効果】本発明のオキサゼピノピリドインドール
誘導体またはその薬理学的に許容される塩類は,優れた
抗ウイルス活性を有する。また、本発明の製造方法は、
本発明のオキサゼピノピリドインドール誘導体を立体選
択的にそして極めて良い収率で製造することを可能とす
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C07D 471/14 205:04 209:04 221:00) (C07D 498/14 209:04 221:00 267:04) (72)発明者 錫谷 達夫 北海道旭川市緑が丘2条4丁目 医大官舎 502−23 (72)発明者 春沢 信哉 大阪府羽曳野市野之上1丁目1番4号 (72)発明者 米田 龍司 大阪府八尾市天王寺屋5丁目17番地

Claims (77)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式Iで表されるオキサゼピノピリド
    インドール誘導体またはその薬理学的に許容される塩
    類。 【化1】 (式中、R1 ,R2 は同一または異なる基を表し、いず
    れも水素原子、炭素原子数1〜4までの低級アルキルま
    たは低級アルコキシ基、ハロゲン、トリフルオロメチル
    基、低級アルキルチオ基、ヒドロキシ基、アミノ基、モ
    ノまたはジアルキルまたはアシルアミノ基のいずれかを
    表し;R3 は水素原子、炭素原子数1〜4までの低級ア
    ルキルまたはアルコキシカルボニル基またはベンゼンス
    ルホニル基を示し;そしてR4 はアミノ基、ウレイド
    基、アルコキシカルボニルアミノ基、ベンジルオキシカ
    ルボニルアミノ基、カルバモイル基、カルボキシル基、
    アルコキシカルボニル基、アミノメチル基、ベンジルア
    ミノメチル基、ホルミル基、ヒドロキシメチル基または
    ベンジルオキシカルボニル基を表す;R4 の立体配置は
    αまたはβ結合を表し;Xはエチレン基またはビニレン
    基を表す)
  2. 【請求項2】 一般式IIで表されるオキサゼピノピリド
    インドール誘導体またはその塩類。 【化2】 (式中、R1 ,R2 は同一または異なる基を表し、いず
    れも水素原子、炭素原子数1〜4までの低級アルキルま
    たは低級アルコキシ基、ハロゲン、トリフルオロメチル
    基、低級アルキルチオ基、ヒドロキシ基、アミノ基、モ
    ノまたはジアルキルまたはアシルアミノ基のいずれかを
    表し;R3 は水素原子、炭素原子数1〜4までの低級ア
    ルキルまたはアルコキシカルボニル基またはベンゼンス
    ルホニル基を表し;そしてR4 はアミノ基、ウレイド
    基、アルコキシカルボニルアミノ基、ベンジルオキシカ
    ルボニルアミノ基、カルバモイル基、カルボキシル基、
    アルコキシカルボニル基、アミノメチル基、ベンジルア
    ミノメチル基、ホルミル基、ヒドロキシメチル基または
    ベンジルオキシカルボニル基を表す)
  3. 【請求項3】 一般式III で表されるアゼトピリドイン
    ドール誘導体またはその塩類。 【化3】 (式中、R1 ,R2 は同一または異なる基を表し、いず
    れも水素原子、炭素原子数1〜4までの低級アルキルま
    たは低級アルコキシ基、ハロゲン、トリフルオロメチル
    基、低級アルキルチオ基、ヒドロキシ基、アミノ基、モ
    ノまたはジアルキルまたはアシルアミノ基のいずれかを
    表し;R3 は水素原子、炭素原子数1〜4までの低級ア
    ルキルまたはアルコキシカルボニル基、またはベンゼン
    スルホニル基を表し;そしてR4 はアミノ基、ウレイド
    基、アルコキシカルボニルアミノ基、ベンジルオキシカ
    ルボニルアミノ基、カルバモイル基、カルボキシル基、
    アルコキシカルボニル基、またはベンジルオキシカルボ
    ニル基を表す;R4 の立体配置は、αまたはβ結合を表
    す。)
  4. 【請求項4】一般式IVで表されるβカルボリン誘導体ま
    たはその塩類。 【化4】 (式中、R1 ,R2 は同一または異なる基を表し、いず
    れも水素原子、炭素原子数1〜4までの低級アルキルま
    たは低級アルコキシ基、ハロゲン、トリフルオロメチル
    基、低級アルキルチオ基、ヒドロキシ基、アミノ基、モ
    ノまたはジアルキルまたはアシルアミノ基のいずれかを
    表し;R3 は水素原子、炭素原子数1〜4までの低級ア
    ルキルまたはアルコキシカルボニル基、またはベンゼン
    スルホニル基を表し;そしてR5 は水素原子、ベンジル
    基、tert−ブトキシカルボニル基を表す。)
  5. 【請求項5】 (1,13b−シス)−1−ベンジルオキ
    シカルボニルアミノ−1,2,3,4,7,8,13,
    13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
    3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合
    物44)または(1,13b−シス)−1−アミノ−1,
    4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]
    オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
    b]インドール(化合物48)を還元することによる
    (1,13b−シス)−1−アミノ−1,2,3,4,
    7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキ
    サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
    ンドール(化合物53)の製造方法。
  6. 【請求項6】 (1,13b−シス)−1−アミノ−13
    −ベンゼンスルホニル−1,4,7,8,13,13b
    −ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
    1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合物4
    7)を還元することによる(1,13b−シス)−1−ア
    ミノ−1,4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ
    [1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
    [3,4−b]インドール(化合物48)の製造方法。
  7. 【請求項7】 (1,13b−シス)−13−ベンゼンス
    ルホニル−1−ベンジルオキシカルボニルアミノ−1,
    4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]
    オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
    b]インドール(化合物39)のベンジルオキシカルボ
    ニル基を脱保護することによる(1,13b−シス)−1
    −アミノ−13−ベンゼンスルホニル−1,4,7,
    8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼ
    ピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インド
    ール(化合物47)の製造方法。
  8. 【請求項8】 (1,13b−シス)−13−ベンゼンス
    ルホニル−1,4,7,8,13,13b−ヘキサヒド
    ロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリ
    ド[3,4−b]インドール−1−カルボン酸(化合物
    33)をトリエチルアミン、ジフェニルフォスフォリル
    アザイド(DPPA)、ベンジルアルコールで処理する
    ことによる(1,13b−シス)−13−ベンゼンスルホ
    ニル−1−ベンジルオキシカルボニルアミノ−1,4,
    7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキ
    サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
    ンドール(化合物39)の製造方法。
  9. 【請求項9】 メチル (1,13b−シス)−13−ベ
    ンゼンスルホニル−1,4,7,8,13,13b−ヘ
    キサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,
    2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボキシ
    レート(化合物17)の臭化アルミニウム,エタンチオ
    ールで処理することによる(1,13b−シス)−13−
    ベンゼンスルホニル−1,4,7,8,13,13b−
    ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
    1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボ
    ン酸(化合物33)の製造方法。
  10. 【請求項10】メチル (1,13b−トランス)−13
    −ベンゼンスルホニル−1,4,7,8,13,13b
    −ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
    1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボ
    キシレート(化合物16)の臭化アルミニウム,エタン
    チオールで処理することによる(1,13b−トランス)
    −13−ベンゼンスルホニル−1,4,7,8,13,
    13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
    3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−
    カルボン酸(化合物32)の製造方法。
  11. 【請求項11】 (1,13b−シス)−1,2,3,
    4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]
    オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
    b]インドール−1−カルボン酸(化合物30)をトリ
    エチルアミン、クロロ炭酸エチル、アジ化ナトリウム、
    ベンジルアルコールで処理することによる(1,13b−
    シス)−1−ベンジルオキシカルボニルアミノ−1,
    2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ
    [1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
    [3,4−b]インドール(化合物44)の製造方法。
  12. 【請求項12】 メチル (1,13b−シス)−1,
    2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ
    [1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
    [3,4−b]インドール−1−カルボキシレート(化
    合物28)を臭化アルミニウム、エタンチオールで処理
    することによる(1,13b−シス)−1,2,3,4,
    7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキ
    サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
    ンドール−1−カルボン酸(化合物30)の製造方法。
  13. 【請求項13】 メチル (1,13b−シス)−13−
    ベンゼンスルホニル−1,2,3,4,7,8,13,
    13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
    3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−
    カルボキシレート(化合物21)をアルコール中マグネ
    シウムで処理することによるメチル(1,13b−シス)
    −1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒド
    ロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリ
    ド[3,4−b]インドール−1−カルボキシレート
    (化合物28)の製造方法。
  14. 【請求項14】 メチル (1,13b−シス)−13−
    ベンゼンスルホニル−1,4,7,8,13,13b−
    ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
    1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボ
    キシレート(化合物17)を還元することによるメチル
    (1,13b−シス)−13−ベンゼンスルホニル−
    1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ
    [1',2']オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
    [3,4−b]インドール−1−カルボキシレート(化
    合物21)の製造方法。
  15. 【請求項15】 メチル (1,13b−トランス)−1
    3−ベンゼンスルホニル−1,4,7,8,13,13
    b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3'
    :1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カ
    ルボキシレート(化合物16)を1,8−ジアザビシク
    ロ〔5,4,0〕−7−ウンデセン(DBU)で処理す
    ることによりイソメライズさせることによるメチル
    (1,13b−シス)−13−ベンゼンスルホニル−1,
    4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]
    オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
    b]インドール−1−カルボキシレート(化合物17)
    の製造方法。
  16. 【請求項16】 メチル (1,10b−トランス)−
    10−ベンゼンスルホニル−2−ビニル−1,2,4,
    5,10,10b−ヘキサヒドロアゼト[1',2' :
    1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボ
    キシレート(化合物15)をm−クロロ過安息香酸で処
    理して環拡大反応を起こさせることによるメチル (1,
    13b−トランス)−13−ベンゼンスルホニル−1,
    4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]
    オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
    b]インドール−1−カルボキシレート(化合物16)
    の製造方法。
  17. 【請求項17】 メチル 9−ベンゼンスルホニル−
    1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン−1−
    アセテート(化合物13)を4−ジメチルアミノピリジ
    ン、二炭酸ジtert−ブチルで処理することによるメ
    チル 9−ベンゼンスルホニル−2−tert−ブトキ
    シカルボニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カ
    ルボリン−1−アセテート(化合物14)の製造方法。
  18. 【請求項18】 メチル 9−ベンゼンスルホニル−2
    −ベンジル−1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カル
    ボリン−1−アセテート(化合物12)を還元すること
    によるメチル 9−ベンゼンスルホニル−1,2,3,
    4−テトラヒドロ−β−カルボリン−1−アセテート
    (化合物13)の製造方法。
  19. 【請求項19】 メチル 2−ベンジル−1,2,3,
    4−テトラヒドロ−β−カルボリン−1−アセテートを
    水素化ナトリウム、ベンゼンスルホニルクロリドで処理
    することによるメチル 9−ベンゼンスルホニル−2−
    ベンジル−1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボ
    リン−1−アセテート(化合物12)の製造方法。
  20. 【請求項20】 (1,13b−トランス)−1−ベンジ
    ルオキシカルボニルアミノ−1,2,3,4,7,8,
    13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
    [2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
    (化合物43)を還元することによる(1,13b−トラ
    ンス)−1−アミノ−1,2,3,4,7,8,13,
    13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
    3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合
    物52)の製造方法。
  21. 【請求項21】 (1,13b−トランス)−1,2,
    3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',
    2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,
    4−b]インドール−1−カルボン酸(化合物29)を
    トリエチルアミン、クロロ炭酸エチル、アジ化ナトリウ
    ム、ベンジルアルコールで処理することによる(1,13
    b−トランス)−1−ベンジルオキシカルボニルアミノ
    −1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒド
    ロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリ
    ド[3,4−b]インドール(化合物43)の製造方
    法。
  22. 【請求項22】 メチル (1,13b−トランス)−
    1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ
    [1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
    [3,4−b]インドール−1−カルボキシレート(化
    合物27)を臭化アルミニウム、エタンチオールで処理
    することによる(1,13b−トランス)−1,2,3,
    4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]
    オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
    b]インドール−1−カルボン酸(化合物29)の製造
    方法。
  23. 【請求項23】 メチル (1,13b−トランス)−1
    3−ベンゼンスルホニル−1,2,3,4,7,8,1
    3,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
    [2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
    −1−カルボキシレート(化合物20)、メチル (1,
    13b−トランス)−13−ベンゼンスルホニル−1,
    4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]
    オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
    b]インドール−1−カルボキシレート(化合物16)
    またはメチル 13−ベンゼンスルホニル−3,4,
    7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキ
    サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
    ンドール−1−カルボキシレート(化合物26)をアル
    コール中マグネシウムで処理することによるメチル
    (1,13b−トランス)−1,2,3,4,7,8,1
    3,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
    [2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
    −1−カルボキシレート(化合物27)の製造方法。
  24. 【請求項24】 メチル (1,13b−トランス)−1
    3−ベンゼンスルホニル−1,4,7,8,13,13
    b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3'
    :1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カ
    ルボキシレート(化合物16)を還元することによるメ
    チル (1,13b−トランス)−13−ベンゼンスルホ
    ニル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタ
    ヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]
    ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボキシレー
    ト(化合物20)の製造方法。
  25. 【請求項25】 メチル (1,13b−トランス)−1
    3−ベンゼンスルホニル−1,4,7,8,13,13
    b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3'
    :1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カ
    ルボキシレート(化合物16)またはメチル (1,13
    b−シス)−13−ベンゼンスルホニル−1,4,7,
    8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼ
    ピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インド
    ール−1−カルボキシレート(化合物17)をアルコー
    ル中水酸化ナトリウムで処理することによるメチル 1
    3−ベンゼンスルホニル−3,4,7,8,13,13
    b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3'
    :1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カ
    ルボキシレート(化合物26)の製造方法。
  26. 【請求項26】 (1,13b−シス)−1−ベンジルオ
    キシカルボニルアミノ−13−メチル−1,4,7,
    8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼ
    ピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インド
    ール(化合物38)、(1,13b−シス)−1−ベンジ
    ルオキシカルボニルアミノ−13−メチル−1,2,
    3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',
    2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,
    4−b]インドール(化合物41)または(1,13b−
    シス)−1−アミノ−13−メチル−1,4,7,8,
    13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
    [2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
    (化合物46)を還元することによる(1,13b−シ
    ス)−1−アミノ−13−メチル−1,2,3,4,
    7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキ
    サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
    ンドール(化合物50)の製造方法。
  27. 【請求項27】 (1,13b−シス)−13−メチル−
    1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ
    [1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
    [3,4−b]インドール−1−カルボン酸(化合物2
    5)をトリエチルアミン、クロロ炭酸エチル、アジ化ナ
    トリウム、ベンジルアルコールで処理することによる
    (1,13b−シス)−1−ベンジルオキシカルボニルア
    ミノ−13−メチル−1,2,3,4,7,8,13,
    13b−オクタヒドロ[1',2']オキサゼピノ[2',
    3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合
    物41)の製造方法。
  28. 【請求項28】 メチル (1,13b−シス)−13−
    メチル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オク
    タヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,
    2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボキシ
    レート(化合物19)を臭化アルミニウム、エタンチオ
    ールで処理することによる(1,13b−シス)−13−
    メチル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オク
    タヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,
    2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボン酸
    (化合物25)の製造方法。
  29. 【請求項29】 メチル (1,13b−シス)−13−
    メチル−1,4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ
    [1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
    [3,4−b]インドール−1−カルボキシレート(化
    合物9)またはメチル 13−メチル−3,4,7,
    8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼ
    ピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インド
    ール−1−カルボキシレート(化合物10)を還元する
    ことによるメチル (1,13b−シス)−13−メチル
    −1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒド
    ロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリ
    ド[3,4−b]インドール−1−カルボキシレート
    (化合物19)の製造方法。
  30. 【請求項30】 ベンジル (1,13b−シス)−13
    −メチル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オ
    クタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,
    2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボキシ
    レート(化合物24)を還元することによる(1,13b
    −シス)−13−メチル−1,2,3,4,7,8,1
    3,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
    [2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
    −1−カルボン酸(化合物25)の製造方法。
  31. 【請求項31】 ベンジル (1,13b−トランス)−
    13−メチル−1,2,3,4,7,8,13,13b
    −オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
    1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボ
    キシレート(化合物23)を1,8−ジアザビシクロ
    〔5,4,0〕−7−ウンデセン(DBU)で処理する
    ことによりイソメライズさせることによるベンジル
    (1,13b−シス)−13−メチル−1,2,3,4,
    7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキ
    サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
    ンドール−1−カルボキシレート(化合物24)の製造
    方法。
  32. 【請求項32】 (1,13b−トランス)−13−メチ
    ル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒ
    ドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピ
    リド[3,4−b]インドール−1−カルボン酸(化合
    物22)をフェニルジアゾメタンで処理することによる
    ベンジル (1,13b−トランス)−13−メチル−
    1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ
    [1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
    [3,4−b]インドール−1−カルボキシレート(化
    合物23)の製造方法。
  33. 【請求項33】 メチル (1,13b−トランス)−1
    3−メチル−1,2,3,4,7,8,13,13b−
    オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
    1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボ
    キシレート(化合物18)を苛性アルカリ、18−クラ
    ウン−6で処理することによる、または臭化アルミニウ
    ム、エタンチオールで処理することによる(1,13b−
    トランス)−13−メチル−1,2,3,4,7,8,
    13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
    [2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
    −1−カルボン酸(化合物22)の製造方法。
  34. 【請求項34】 メチル (1,13b−トランス)−1
    3−メチル−1,4,7,8,13,13b−ヘキサヒ
    ドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピ
    リド[3,4−b]インドール−1−カルボキシレート
    (化合物8)を還元することによるメチル (1,13b
    −トランス)−13−メチル−1,2,3,4,7,
    8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼ
    ピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インド
    ール−1−カルボキシレート(化合物18)の製造方
    法。
  35. 【請求項35】 (1,13b−シス)−1−ベンジルオ
    キシカルボニルアミノ−13−メチル−1,4,7,
    8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼ
    ピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インド
    ール(化合物38)を臭化アルミニウム、エタンチオー
    ルで処理することによる(1,13b−シス)−1−アミ
    ノ−13−メチル−1,4,7,8,13,13b−ヘ
    キサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,
    2]ピリド[3,4−b]インドール(化合物46)の
    製造方法。
  36. 【請求項36】 (1,13b−シス)−13−メチル−
    1,4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',
    2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,
    4−b]インドール−1−カルボン酸(化合物31)を
    トリエチルアミン、ジフェニルフォスフォリルアザイド
    (DPPA)、ベンジルアルコールで処理することによ
    る(1,13b−シス)−1−ベンジルオキシカルボニル
    アミノ−13−メチル−1,4,7,8,13,13b
    −ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
    1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合物3
    8)の製造方法。
  37. 【請求項37】 (1,10b−シス)−1−ベンジルオ
    キシカルボニルアミノ−10−メチル−2−ビニル−
    1,2,4,5,10,10b−ヘキサヒドロアゼト
    [1',2' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
    (化合物36)をm−クロロ過安息香酸で処理すること
    による(1,13b−シス)−1−ベンジルオキシカルボ
    ニルアミノ−13−メチル−1,4,7,8,13,1
    3b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
    3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合
    物38)の製造方法。
  38. 【請求項38】 メチル (1,13b−シス)−13−
    メチル−1,4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ
    [1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
    [3,4−b]インドール−1−カルボキシレート(化
    合物9)を臭化アルミニウム、エタンチオールで処理す
    ることによる(1,13b−シス)−13−メチル−1,
    4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]
    オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
    b]インドール−1−カルボン酸(化合物31)の製造
    方法。
  39. 【請求項39】 (1,10b−シス)−10−メチル−
    2−ビニル−1,2,4,5,10,10b−ヘキサヒ
    ドロアゼト[1',2' :1,2]ピリド[3,4−b]
    インドール−1−カルボン酸(化合物34)をトリエチ
    ルアミン、ジフェニルフォスフォリルアザイド(DPP
    A)、ベンジルアルコールで処理することによる(1,1
    0b−シス)−1−ベンジルオキシカルボニルアミノ−
    10−メチル−2−ビニル−1,2,4,5,10,1
    0b−ヘキサヒドロアゼト[1',2' :1,2]ピリド
    [3,4−b]インドール(化合物36)の製造方法。
  40. 【請求項40】 メチル (1,10b−シス)−10−
    メチル−2−ビニル−1,2,4,5,10,10b−
    ヘキサヒドロアゼト[1',2' :1,2]ピリド[3,
    4−b]インドール−1−カルボキシレート(化合物
    7)を苛性アルカリで処理することによる(1,10b−
    シス)−10−メチル−2−ビニル−1,2,4,5,
    10,10b−ヘキサヒドロアゼト[1',2' :1,
    2]ピリド[3,4−b]インドール−1−カルボン酸
    (化合物34)の製造方法。
  41. 【請求項41】 (1,13b−トランス)−1−ベンジ
    ルオキシカルボニルアミノ−13−メチル−1,2,
    3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',
    2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,
    4−b]インドール(化合物40)、(1,13b−トラ
    ンス)−1−ベンジルオキシカルボニルアミノ−13−
    メチル−1,4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ
    [1',2']オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
    [3,4−b]インドール(化合物37)または(1,1
    3b−トランス)−1−アミノ−13−メチル−1,
    4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]
    オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
    b]インドール(化合物45)を還元することによる
    (1,13b−トランス)−1−アミノ−13−メチル−
    1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ
    [1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
    [3,4−b]インドール(化合物49)の製造方法。
  42. 【請求項42】 (1,13b−トランス)−13−メチ
    ル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒ
    ドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピ
    リド[3,4−b]インドール−1−カルボン酸(化合
    物22)をトリエチルアミン、クロロ炭酸エチル、アジ
    化ナトリウム、ベンジルアルコールで処理することによ
    り、またはトリエチルアミン、ジフェニルフォスフォリ
    ルアザイド、ベンジルアルコールで処理することによる
    (1,13b−トランス)−1−ベンジルオキシカルボニ
    ルアミノ−13−メチル−1,2,3,4,7,8,1
    3,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
    [2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
    (化合物40)の製造方法。
  43. 【請求項43】 (1,13b−トランス)−1−ベンジ
    ルオキシカルボニルアミノ−13−メチル−1,4,
    7,8,13,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキ
    サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
    ンドール(化合物37)を臭化アルミニウム、エタンチ
    オールで処理することによる(1,13b−トランス)−
    1−アミノ−13−メチル−1,4,7,8,13,1
    3b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
    3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合
    物45)の製造方法。
  44. 【請求項44】 (1,13b−トランス)−13−メチ
    ル−1,4,7,8,13,13b−ヘキサヒドロ
    [1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
    [3,4−b]インドール−1−カルボン酸(化合物1
    1)をトリエチルアミン、ジフェニルフォスフォリルア
    ザイド、ベンジルアルコールで処理することによる(1,
    13b−トランス)−1−ベンジルオキシカルボニルア
    ミノ−13−メチル−1,4,7,8,13,13b−
    ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
    1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合物3
    7)の製造方法。
  45. 【請求項45】 (1,10b−トランス)−1−ベンジ
    ルオキシカルボニルアミノ−10−メチル−2−ビニル
    −1,2,4,5,10,10b−ヘキサヒドロアゼト
    [1',2' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
    (化合物35)をm−クロロ過安息香酸で処理すること
    による(1,13b−トランス)−1−ベンジルオキシカ
    ルボニルアミノ−13−メチル−1,4,7,8,1
    3,13b−ヘキサヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
    [2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
    (化合物37)の製造方法。
  46. 【請求項46】 (1,10b−トランス)−10−メチ
    ル−2−ビニル−1,2,4,5,10,10b−ヘキ
    サヒドロアゼト[1',2' :1,2]ピリド[3,4−
    b]インドール−1−カルボン酸(化合物6)をトリエ
    チルアミン、ジフェニルフォスフォリルアザイド、ベン
    ジルアルコールで処理することによる(1,10b−トラ
    ンス)−1−ベンジルオキシカルボニルアミノ−10−
    メチル−2−ビニル−1,2,4,5,10,10b−
    ヘキサヒドロアゼト[1',2':1,2]ピリド[3,
    4−b]インドール(化合物35)の製造方法。
  47. 【請求項47】 (1,13b−トランス)−13−メチ
    ル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒ
    ドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピ
    リド[3,4−b]インドール−1−カルバモイルアジ
    ド(化合物42)を還元することによる(1,13b−ト
    ランス)−13−メチル−1−ウレイド−1,2,3,
    4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]
    オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
    b]インドール(化合物51)の製造方法。
  48. 【請求項48】 (1,13b−トランス)−13−メチ
    ル−1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒ
    ドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピ
    リド[3,4−b]インドール−1−カルボン酸(化合
    物22)をトリエチルアミン、ジフェニルフォスフォリ
    ルアザイド、ベンジルアルコールで処理することによる
    (1,13b−トランス)−13−メチル−1,2,3,
    4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]
    オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
    b]インドール−1−カルバモイルアジド(化合物4
    2)の製造方法。
  49. 【請求項49】 (1,13b−シス)−1,2,3,
    4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]
    オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
    b]インドール−1−カルボン酸(化合物30)をトリ
    エチルアミン、クロロ炭酸メチル、アンモニアで処理す
    ることによる(1,13b−シス)−1−カルバモイル−
    1,2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ
    [1',2']オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
    [3,4−b]インドール(化合物54)の製造方法。
  50. 【請求項50】 5−メトキシトリプタミンをベンズア
    ルデヒド、水素化ホウ素ナトリウムで処理し、次いでア
    セチレンカルボン酸メチル、トリフルオロ酢酸で処理す
    ることによるメチル 2−ベンジル−6−メトキシ−
    1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン−1−
    アセテート(化合物55)の製造方法。
  51. 【請求項51】 メチル 2−ベンジル−6−メトキシ
    −1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン−1
    −アセテート(化合物55)を水素化ナトリウム、ベン
    ゼンスルホニルクロリドで処理することによるメチル
    9−ベンゼンスルホニル−2−ベンジル−6−メトキシ
    −1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン−1
    −アセテート(化合物56)の製造方法。
  52. 【請求項52】 メチル 9−ベンゼンスルホニル−2
    −ベンジル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロ−β−カルボリン−1−アセテート(化合物56)
    を還元することによるメチル 9−ベンゼンスルホニル
    −6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−β−
    カルボリン−1−アセテート(化合物57)の製造方
    法。
  53. 【請求項53】 メチル 9−ベンゼンスルホニル−6
    −メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カル
    ボリン−1−アセテート(化合物57)を4−ジメチル
    アミノピリジン、二炭酸ジtert−ブチルで処理する
    ことによるメチル 9−ベンゼンスルホニル−2−te
    rt−ブトキシカルボニル−6−メトキシ−1,2,3,4 −
    テトラヒドロ−β−カルボリン−1−アセテート(化合
    物58)の製造方法。
  54. 【請求項54】 5−ブロモトリプタミンをベンズアル
    デヒド、水素化ホウ素ナトリウムで処理し、次いでアセ
    チレンカルボン酸メチル、トリフルオロ酢酸で処理する
    ことによるメチル 2−ベンジル−6−ブロモ−1,
    2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン−1−アセ
    テート(化合物59)の製造方法。
  55. 【請求項55】 メチル 2−ベンジル−6−ブロモ−
    1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン−1−
    アセテート(化合物59)を水素化ナトリウム、ベンゼ
    ンスルホニルクロリドで処理することによるメチル 9
    −ベンゼンスルホニル−2−ベンジル−6−ブロモ−
    1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン−1−
    アセテート(化合物60)の製造方法。
  56. 【請求項56】 メチル (1,13b−シス)−13−
    ベンゼンスルホニル−1,2,3,4,7,8,13,
    13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',
    3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール−1−
    カルボキシレート(化合物21)に水素化ジイソブチル
    アルミニウムを超低温下で加え、氷冷下に反応させるこ
    とによる(1,13b−シス)−13−ベンゼンスルホニ
    ル−1−ヒドロキシメチル−1,2,3,4,7,8,
    13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
    [2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
    (化合物61)の製造方法。
  57. 【請求項57】 (1,13b−シス)−13−ベンゼン
    スルホニル−1−ヒドロキシメチル−1,2,3,4,
    7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキ
    サゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]イ
    ンドール(化合物61)をジクロム酸ピリジニウムで処
    理することによる(1,13b−シス)−13−ベンゼン
    スルホニル−1−ホルミル−1,2,3,4,7,8,
    13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
    [2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
    (化合物62)の製造方法。
  58. 【請求項58】 (1,13b−シス)−13−ベンゼン
    スルホニル−1−ホルミル−1,2,3,4,7,8,
    13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
    [2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
    (化合物62)をベンジルアミンと水素化ホウ素ナトリ
    ウムで処理することによる(1,13b−シス)−13−
    ベンゼンスルホニル−1−ベンジルアミノメチル−1,
    2,3,4,7,8,13,13b−オクタヒドロ
    [1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド
    [3,4−b]インドール(化合物63)の製造方法。
  59. 【請求項59】 (1,13b−シス)−13−ベンゼン
    スルホニル−1−ベンジルアミノメチル−1,2,3,
    4,7,8,13,13b−オクタヒドロ[1',2' ]
    オキサゼピノ[2',3' :1,2]ピリド[3,4−
    b]インドール(化合物63)を水素化リチウムアルミ
    ニウムで処理することによる(1,13b−シス)−1−
    ベンジルアミノメチル−1,2,3,4,7,8,1
    3,13b−オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ
    [2',3' :1,2]ピリド[3,4−b]インドール
    (化合物64)の製造方法。
  60. 【請求項60】 (1,13b−シス)−1−ベンジルア
    ミノメチル−1,2,3,4,7,8,13,13b−
    オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
    1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合物6
    4)を還元することによる(1,13b−シス)−1−ア
    ミノメチル−1,2,3,4,7,8,13,13b−
    オクタヒドロ[1',2' ]オキサゼピノ[2',3' :
    1,2]ピリド[3,4−b]インドール(化合物6
    5)の製造方法。
  61. 【請求項61】 (1, 13b- シス)- 1- ベンジル
    オキシカルボニルアミノ- 10- メトキシ- 1, 2,
    3, 4, 7, 8, 13, 13b- オクタヒドロ[ 1',
    2']オキサゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[ 3, 4
    - b] インドール(化合物72)を還元することによる
    (1, 13b- シス)- 1- アミノ- 10- メトキシ-
    1, 2, 3, 4, 7, 8, 13, 13b- オクタヒドロ
    [ 1',2']オキサゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[
    3, 4- b] インドール(化合物73)の製造方法。
  62. 【請求項62】 (1, 13b- シス)- 10- メトキ
    シ- 1, 2, 3, 4, 7, 8, 13, 13b- オクタヒ
    ドロ[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリ
    ド[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボン酸(化合物
    71)をトリエチルアミン、クロロ炭酸エチル、アジ化
    ナトリウム、ベンジルアルコールで処理することによる
    (1, 13b- シス)- 1- ベンジルオキシカルボニル
    アミノ- 10- メトキシ- 1, 2, 3, 4, 7, 8, 1
    3, 13b- オクタヒドロ[ 1',2']オキサゼピノ[
    2',3' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドール
    (化合物72)の製造方法。
  63. 【請求項63】 メチル (1, 13b- シス)- 10
    - メトキシ- 1, 2, 3, 4, 7, 8, 13, 13b-
    オクタヒドロ[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',3' :1,
    2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボキシ
    レート(化合物70)をテトラヒドロフラン(THF)
    /水中、水酸化リチウムで処理することによる(1, 1
    3b- シス)- 10- メトキシ- 1, 2, 3, 4, 7,
    8, 13, 13b- オクタヒドロ[ 1',2']オキサゼピ
    ノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドー
    ル- 1- カルボン酸(化合物71)の製造方法。
  64. 【請求項64】 メチル (1, 13b- シス)- 13
    - ベンゼンスルホニル- 10- メトキシ- 1, 2, 3,
    4, 7, 8, 13, 13b- オクタヒドロ[1',2']オ
    キサゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b]
    インドール-1- カルボキシレート(化合物69)をア
    ルコール中マグネシウムで処理することによるメチル
    (1, 13b- シス)- 10- メトキシ- 1, 2, 3,
    4, 7, 8, 13, 13b- オクタヒドロ[ 1',2']オ
    キサゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b]
    インドール- 1- カルボキシレート(化合物70)の製
    造方法。
  65. 【請求項65】 メチル (1, 13b- シス)- 13
    - ベンゼンスルホニル- 10- メトキシ- 1, 4, 7,
    8, 13, 13b- ヘキサヒドロ[ 1',2']オキサゼピ
    ノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドー
    ル- 1- カルボキシレート(化合物68)を還元するこ
    とによるメチル (1, 13b- シス)- 13- ベンゼ
    ンスルホニル- 10- メトキシ- 1, 2, 3, 4, 7,
    8, 13, 13b- オクタヒドロ[ 1',2']オキサゼピ
    ノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドー
    ル- 1- カルボキシレート(化合物69)の製造方法。
  66. 【請求項66】 メチル (1, 13b- トランス)-
    13- ベンゼンスルホニル- 10- メトキシ- 1, 4,
    7, 8, 13, 13b- ヘキサヒドロ[ 1',2']オキサ
    ゼピノ[ 2',3' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b] イン
    ドール- 1-カルボキシレート(化合物67)を1,8
    −ジアザビシクロ〔5,4,0〕−7−ウンデセン(D
    BU)で処理することによりイソメライズさせることに
    よるメチル (1, 13b- シス)- 13- ベンゼンス
    ルホニル- 10- メトキシ- 1, 4, 7, 8, 13, 1
    3b- ヘキサヒドロ[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',
    3':1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1-
    カルボキシレート(化合物68)の製造方法。
  67. 【請求項67】 メチル (1, 10b- トランス)-
    10- ベンゼンスルホニル- 7- メトキシ- 2- ビニル
    - 1, 2, 4, 5, 10, 10b- ヘキサヒドロアゼト
    [ 1',2' :1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドール
    - 1- カルボキシレート(化合物66)をm−クロロ過
    安息香酸で処理することによるメチル(1, 13b- ト
    ランス)- 13- ベンゼンスルホニル- 10- メトキシ
    - 1, 4, 7, 8, 13, 13b- ヘキサヒドロ[ 1',
    2']オキサゼピノ[ 2',3':1, 2] ピリド[ 3, 4-
    b] インドール- 1- カルボキシレート(化合物6
    7)の製造方法。
  68. 【請求項68】 メチル 9−ベンゼンスルホニル−2
    −tert−ブトキシカルボニル−6−メトキシ−1,2,
    3,4 −テトラヒドロ−β−カルボリン−1−アセテート
    (化合物58)を低温下にLDAとnブチルリチウムさ
    らにアクロレインで処理して、ついでメタンスルホニル
    クロリド/トリエチルアミンによる処理、HCl/酢酸
    エチルによる処理、極性溶媒中DBUで処理することに
    よるメチル (1, 10b- トランス)- 10- ベンゼ
    ンスルホニル- 7- メトキシ-2- ビニル- 1, 2, 4,
    5, 10, 10b- ヘキサヒドロアゼト[ 1',2' :
    1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボ
    キシレート(化合物66)の製造方法。
  69. 【請求項69】 メチル (1, 13b- シス)- 10
    - メトキシ- 13-メチル- 1, 4, 7, 8, 13, 1
    3b- ヘキサヒドロ[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',3'
    :1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カ
    ルボキシレート(化合物79)を還元することによるメ
    チル (1, 13b- シス)- 10- メトキシ- 13-
    メチル- 1, 2, 3, 4, 7, 8, 13, 13b- オク
    タヒドロ[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',3' :1, 2]
    ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボキシレー
    ト(化合物80)の製造方法。
  70. 【請求項70】 メチル (1, 10b- シス)- 7-
    メトキシ- 10- メチル- 2- ビニル- 1, 2, 4,
    5, 10, 10b- ヘキサヒドロアゼト[ 1',2' :
    1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボ
    キシレート(化合物78)をm−クロロ過安息香酸で処
    理することによるメチル (1, 13b-シス)- 10-
    メトキシ- 13- メチル- 1, 4, 7, 8, 13, 1
    3b- ヘキサヒドロ[ 1',2']オキサゼピノ[ 2',3'
    :1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カ
    ルボキシレート(化合物79)の製造方法。
  71. 【請求項71】 メチル (1, 10b- トランス)-
    7- メトキシ- 10- メチル- 2- ビニル- 1, 2,
    4, 5, 10, 10b- ヘキサヒドロアゼト[1',2'
    :1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カ
    ルボキシレート(化合物77)を無水メタノール中ナト
    リウムメトキシドで処理することによるメチル (1,
    10b- シス)- 7- メトキシ- 10- メチル- 2- ビ
    ニル- 1,2, 4, 5, 10, 10b- ヘキサヒドロア
    ゼト[ 1',2' :1, 2] ピリド[3, 4- b] インド
    ール- 1- カルボキシレート(化合物78)の製造方
    法。
  72. 【請求項72】 メチル 2- tert- ブトキシカル
    ボニル- 6- メトキシ- 9- メチル- 1, 2, 3, 4-
    テトラヒドロ- β- カルボリン- 1- アセテート(化合
    物76)を低温下にLDAとnブチルリチウムさらにア
    クロレインで処理し、ついでメタンスルホニルクロリド
    /トリエチルアミンによる処理、HCl/酢酸エチルに
    よる処理、極性溶媒中DBUによる処理を順次行うこと
    によるメチル (1, 10b- トランス)- 7- メトキ
    シ- 10- メチル- 2- ビニル- 1, 2, 4, 5, 1
    0, 10b- ヘキサヒドロアゼト[ 1',2' :1, 2]
    ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボキシレー
    ト(化合物77)の製造方法。
  73. 【請求項73】 メチル 6- メトキシ- 9- メチル-
    1, 2, 3, 4- テトラヒドロ- β- カルボリン- 1-
    アセテート(化合物75)を4−ジメチルアミノピリジ
    ン、二炭酸ジtert−ブチルで処理することによるメ
    チル 2- tert- ブトキシカルボニル- 6- メトキ
    シ- 9- メチル- 1, 2, 3, 4- テトラヒドロ- β-
    カルボリン- 1- アセテート(化合物76)の製造方
    法。
  74. 【請求項74】 メチル 2- ベンジル- 6- メトキシ
    - 9- メチル- 1,2, 3, 4- テトラヒドロ- β- カ
    ルボリン- 1- アセテート(化合物74)を還元するこ
    とによるメチル 6- メトキシ- 9- メチル- 1, 2,
    3, 4- テトラヒドロ- β- カルボリン- 1- アセテー
    ト(化合物75)の製造方法。
  75. 【請求項75】 メチル 2−ベンジル−6−メトキシ
    −1, 2, 3, 4−テトラヒドロ−β−カルボリン−1
    −アセテート(化合物55)を水素化ナトリウムおよび
    ヨウ化メチルで処理することによるメチル 2- ベンジ
    ル- 6- メトキシ- 9- メチル- 1, 2, 3, 4- テト
    ラヒドロ- β- カルボリン- 1- アセテート(化合物7
    4)の製造方法。
  76. 【請求項76】 メチル (1, 10b- シス)- 7-
    メトキシ- 10- メチル- 2- ビニル- 1, 2, 4,
    5, 10, 10b- ヘキサヒドロアゼト[ 1',2' :
    1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボ
    キシレート(化合物78)をTHF/水中、水酸化リチ
    ウムで処理することによる(1, 10b-シス)- 7-
    メトキシ- 10- メチル- 2- ビニル- 1, 2, 4,
    5, 10, 10b- ヘキサヒドロアゼト[ 1',2' :
    1, 2] ピリド[ 3, 4- b] インドール- 1- カルボ
    ン酸(化合物81)の製造方法。
  77. 【請求項77】 一般式Iで表されるオキサゼピノピリ
    ドインドール誘導体またはその薬理学的に許容される塩
    類を有効成分とする抗ウイルス剤。
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