JPH07179198A - ジェットエンジン・ファンナセル - Google Patents

ジェットエンジン・ファンナセル

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JPH07179198A
JPH07179198A JP12522092A JP12522092A JPH07179198A JP H07179198 A JPH07179198 A JP H07179198A JP 12522092 A JP12522092 A JP 12522092A JP 12522092 A JP12522092 A JP 12522092A JP H07179198 A JPH07179198 A JP H07179198A
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JP
Japan
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nacelle
throat
longitudinal axis
vortex generating
engine
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JP12522092A
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English (en)
Inventor
Ross Michael Leon
ロス・マイケル・レオン
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】エンジンの風車状態の間付着した流れを維持す
るジェットエンジン・ファンナセルを提供する。 【構成】ナセル32は内面を有する円筒形エアーホイル
本体36を含む。複数のうず発生片48をナセル内面
に、ナセル本体の前縁とスロートとの間、かつナセルの
長さ方向軸線のまわりに背筋曲線ハイライト42から9
0°の回転角以内に配置する。うず発生片48は空気流
に作用して前縁38のまわりにかつナセル本体の外面に
沿って付着流れを維持し、こうして空気流が外面からは
がれて望ましくない抗力増加をもたらすのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般にファンブレー
ドを有するジェット航空機ガスタービンエンジンに関
し、特にファンブレードを包囲するナセルに関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンエンジンはコアエンジンを
含み、コアエンジンは、コアエンジンに入る空気流を圧
縮する高圧圧縮機と、燃料と圧縮空気の混合物を燃焼さ
せて推進用ガス流を発生する燃焼器と、推進用ガス流に
より回転され、直径の大きいシャフトにより高圧圧縮機
を駆動するよう連結された高圧タービンとを有する。代
表的な前部ファン・ガスタービンエンジンでは、低圧タ
ービンを高圧タービンの後方に配置し、低圧タービンを
直径の小さい同軸シャフトにより連結して、高圧圧縮機
の前方に位置する前部ファンを駆動するとともに、前部
ファンと高圧圧縮機との間に配置された低圧圧縮機も駆
動する。低圧圧縮機はブースタ圧縮機もしくは単にブー
スタと呼ばれることもある。圧縮機およびタービンブレ
ードを包囲するエンジンケーシングは、流れスプリッタ
と呼ばれる前方部分を有する。流れスプリッタはファン
と第1(通常低圧)圧縮機との間に配置され、ファンか
ら出てくる空気をコアエンジン空気流とこれを囲む同軸
のバイパス空気流とに分割する。ファンからのバイパス
空気流がエンジンスラストの大部分を形成する。コアエ
ンジン空気流は低圧および高圧圧縮機を通って燃焼器ま
で流れ、高圧および低圧タービンを通して加速され、排
気ノズルから排出され、こうしてコアエンジン空気流か
らもエンジンスラストの一部が得られる。
【0003】前部ファンに含まれるファンナセルは、フ
ァンブレードを包囲し、中空なファンフレーム支柱によ
りエンジンケーシングに取り付けられている。ファンナ
セルは、だいたい円筒形で長さ方向に延在するエアーホ
イル本体を含み、このエアーホイル本体の内面が、エン
ジンスラストを効率よく生成するために、ファンバイパ
ス空気流を長さ方向後方へ導く作用をなす。ファンナセ
ルは、空気流中に置かれたあらゆる物体と同様、望まし
くない抗力を生じる。ファンナセルを通過しない空気が
ファンナセルの外面を流れ過ぎる際に、ファンナセル外
面に付着状態に留まることができれば、抗力が著しく減
少する。このような流れがファンナセル外面から剥離す
ると、抗力は著しく増加する。この現象は、特定のエン
ジンが作動していないときに起こる、いわゆるエンジン
風車状態(ウィンドミリング)の際に起こる。
【0004】エンジン風車状態の間にファンナセル抗力
を減少させる周知の方法では、ファンナセルを厚くし、
空気流がファンナセルの前部で比較的鋭くないカーブに
沿って流れ、ファンナセル外面からはがれないようにす
る。ファンブレードの寸法を小さくすることは望ましく
ないので、このようなナセルは必然的に大きな直径の外
面を持つことになる。しかし、これが原因で、ファンナ
セルの寸法と重量が著しく増加する。ナセルの重量増加
はそれだけで航空機の性能を低下する。また、ある種の
航空機はエンジンを翼に装着しており、そのファンナセ
ルは地面から離れていなくてはならず、それ以上大きく
することができない。
【0005】
【発明の概要】この発明の目的は、ファンナセルの寸法
や重量を実質的に増加することなく、エンジンの風車状
態の間付着した流れを維持するジェットエンジン・ファ
ンナセルを提供することにある。この発明は、だいたい
円筒形のエアーホイル本体と、複数のうず発生片とを備
えるジェットエンジン・ファンナセルを提供する。エア
ーホイル本体は、長さ方向軸線と、背筋曲線(クラウン
ライン)ハイライトを含むだいたい円形の前縁と、だい
たい円形のスロートと、上記前縁から上記スロートまで
延在する内面とを有する。うず発生片は、上記内面から
突出し(または突出可能で)、上記前縁と上記スロート
との間に、かつ上記長さ方向軸線のまわりに上記背筋曲
線ハイライトから約90°の回転角内に配置されてい
る。ここで「90°の回転角内」は±90°以内の回転
を意味する。うず発生片は境界層空気流に、ファンナセ
ルの前縁に沿って進む流れがファンナセルの外面全体に
わたって付着したままに留まるようなエネルギーを与え
る。したがって、うず発生片の作用により、このような
流れが、望ましくない抗力の増加をもたらすおそれのあ
るナセルの外面からはがれない。
【0006】この発明のジェットエンジン用ファンナセ
ルには、エンジンの風車状態の間、付着した流れをファ
ンナセルの外面にわたって維持し、ファンナセルになん
ら寸法あるいは有意の重量を付加することなく、抗力増
加を回避するという効果と利点がある。
【0007】
【実施例の記載】図1および図2に、この発明の好適な
実施例を組み込んだ、ジェット航空機フロントファン・
ガスタービンエンジンの概略を10で総称して示す。こ
のターボファンエンジン10は、長さ方向中心線11お
よび中心線11のまわりに同軸かつ同心に配置された環
状ケーシング12を有する。ターボファンエンジン10
はさらに、コアエンジン14(ガス発生機とも言う)を
含み、コアエンジン14は、高圧圧縮機16、燃焼器1
8および高圧タービン20をすべてターボファンエンジ
ン10の長さ方向軸線11のまわりに同軸にかつ直流軸
流関係に配列した構成である。環状駆動シャフト22が
高圧圧縮機16と高圧タービン20とを固定関係で相互
連結している。
【0008】コアエンジン14は燃焼ガスを発生する作
用をなす。高圧圧縮機16からの加圧空気を燃焼器18
で燃料と混合し、点火し、こうして燃焼ガスを発生す
る。高圧タービン20で燃焼ガスからある量の仕事を抽
出し、圧縮機16を駆動する。残りの燃焼ガスをコアエ
ンジン14から低圧(またはパワー)タービン24に排
出する。低圧タービン24は駆動シャフト26を駆動
し、駆動シャフト26はそれに相互連結された低圧圧縮
機28(ブースタまたはブースタ圧縮機とも言う)およ
びファンブレード30を駆動する。種々のエンジン軸受
で回転シャフト22および26をエンジンケーシング1
2内に支持している。
【0009】ファンブレード30はファンナセル32内
に収容されている。ファンナセル32は、複数の中空な
ファンストラットまたは支柱34(図1ではそのうち2
本だけを示す)でエンジンケーシング12に取り付けら
れている。ファンナセル32は、シリンダのまわりに巻
かれたエアーホイルとみなすことができる。ジェットエ
ンジン・ファンナセル32は、だいたい円筒形のエアー
ホイル本体36を含み、エアーホイル本体36の長さ方
向軸線37は通常エンジンの中心線11に対して小さな
角度だけ前傾している。ナセルの本体36は、だいたい
円形の前縁38と、だいたい円形のスロート40を有す
る。前縁38はナセルの本体36の長さ方向にもっとも
前方の部分であり、一方スロート40はナセルの本体3
6の半径方向にもっとも狭い前方部分である。前縁38
には、設計上の前縁38の鉛直点であるクラウンライン
(背筋曲線)ハイライト42がある。このことは単に、
あらゆるファンナセル32は、ファンナセル32を航空
機に装着したとき、そのだいたい円形の前縁38を回転
して、ある所定の点(背筋曲線ハイライト32と呼ぶ)
が鉛直上方にくるようにする設計となっている、ことを
意味する。ナセルの本体36は、前縁38からスロート
40まで、そしてさらに後縁46まで延在する内面44
を有する。
【0010】ジェットエンジン・ファンナセル32は複
数のうず発生片48aおよび/または48bも含む。う
ず発生機48a、48bは、本体内面44から突出して
いる(図3)か、突出可能である(図1、2、4および
5)。うず発生片48a、48bは、前縁38とスロー
ト40との間に、かつ長さ方向軸線37のまわりに背筋
曲線ハイライト42から約90°の回転角内に配置され
ている。良好なうずを作り出すには、通常各うず発生片
48を、長さ方向軸線37からそのうず発生片48まで
引いた半径線に関してわずかに傾斜させる。
【0011】ファンナセル32の性能を改良するため
に、うず発生片48a、48bをより正確に位置決めす
るには、よどみ流線についての説明が必要である。飛行
中にファンナセル32にぶつかる空気流流線は、内面4
4に沿って流れる空気をナセルの本体36の外面50に
沿って流れる空気から分離する、よどみ部分(よどみ流
線)を含む。このようなよどみ流線は、だいたい円形の
交差部に沿って内面44に交差する。交差部の形状と位
置はエンジン運転状態に依存する。複数のエンジンを搭
載した航空機のすべてのエンジンが所定の巡航状態で作
動しているとき、1つのエンジンのよどみ流線(当業者
であれば計算できる)を巡航よどみ流線と呼ぶ。複数エ
ンジン航空機の1つのエンジンが作動していないとき、
そのエンジンがスラストを生成していないにもかかわら
ず、ファンブレード30は空気流中で風車のように回転
するので、そのエンジンは風車状態にあるということが
できる。そのよどみ流線(これも当業者であれば計算で
きる)を風車よどみ流線と呼ぶ。
【0012】好適な例では、うず発生片48a、48b
を、前縁38と、風車よどみ流線53の内面44との交
差部51(図2および3参照)との間に配置する。この
ような交差部51は、図2に示すように、長さ方向軸線
37のまわりの背筋曲線ハイライト42から約90°の
回転角内で、だいたい半円を描くことが分かる。
【0013】好適な実施例では、図2からわかるよう
に、うず発生片48bを、長さ方向軸線37のまわりの
背筋曲線ハイライト42から約30°の回転角内で、巡
航よどみ流線57の内面44との交差部55(図3参
照)に隣接して、かつこの交差部55とスロート40と
の間に配置する。このような交差部55は、30°の回
転角内で、だいたい30°の円弧であることがわかる。
【0014】別の実施例では、図3からわかるように、
うず発生片48bを、長さ方向軸線37のまわりの背筋
曲線ハイライト42から約30°の回転角内で、だいた
い巡航よどみ流線57の内面44との交差部55に沿っ
て配置する。うず発生片48bは巡航よどみ流線57の
通路内に配置されているので、エンジン10の巡航状態
での運転中、うず発生片48bが空気流に重大な影響を
与えてはならない。
【0015】うず発生片48aまたは48bは、空気流
にうずまたは乱流を発生するだけの目的で、空気流中に
0でない適当な迎え角で突出するものであれば、相似く
さびまたはベーンなどなんでもよい。大形ターボファン
ナセル用の代表的なうず発生ベーンは、厚み2mm、高
さ2cm、長さ4cm程度で、4cm間隔である。うず
発生片48aまたは48bの特定の形状は、技術者が選
択すればよく、この発明の必須の構成要素ではない。ナ
セルの内面44に固着した形式の突出うず発生片48b
を図3に示す。ナセルの内面44に回転自在に取り付け
た形式の突出うず発生片48bは図示しないが、その例
を説明しておく。ベーンをナセルの内面に回転自在に取
り付け、ばねバイアスして、空気流に対して0の迎え角
に戻るようにする。レバーをベーンとベローズに取り付
ける。ベローズ内の空気圧のベローズ外の空気圧に対す
る差が所定の値になると、この圧力差がバイアスばねに
打ち勝ち、レバーを回転し、したがってベーンを0でな
い迎え角に回転し、こうしてうずを発生する。風車よど
み流線付近に配置されたナセルの内面上の第1開口がベ
ローズ内の空気のソースとして作用し、一方ナセルの外
面上の第2開口がベローズ外の空気のソースとして作用
する。第1開口に生じる圧力が第2開口に対してもどり
ばねに打ち勝つ所定の圧力差となるのは、エンジンが風
車状態にあるときだけである。
【0016】突出可能なうず発生片48aを図1、2、
4および5に示す。ファンナセル32は、エンジン10
が風車状態にあるとき、突出可能なうず発生片48aを
内面44から突き出し、エンジン10が巡航状態で作動
しているとき、突出可能なうず発生片48aを内面44
内に引っ込める手段58を含む。後退させたうず発生片
48aは、その位置にかかわりなく、空気流に影響しな
い。好ましくは、エンジン10が圧縮機抽出空気61を
提供し、突き出し/後退手段58は、うず発生片48a
を押し出すバイアスばね60と、うず発生片48aを後
退させるための圧縮機抽出空気ダクト62を含む。図4
および図5に示すように、手段58はさらに、空気圧シ
リンダ64を含み、圧縮機抽出空気61でこの空気圧シ
リンダ64を付勢して、傾斜歯68を有する付勢リング
66を回転する。各うず発生片48aの基部70は、1
つの歯68にまたがり、かつナセルの本体36に取り付
けたガイド72内に配置されている。付勢リングの歯6
8が回転すると、うず発生片の基部70が、したがって
そのベーン部分74が後退する。風車状態では、エンジ
ン10が圧縮機抽出空気61を発生せず、そしてバイア
スばね60がうず発生片48aを押し出すので、そのベ
ーン部分74がナセルの内面44から突出して、空気流
に乱流またはうずを発生する。
【0017】手段58の別の例には、突き出しおよび後
退のための種々の位置決め機構がある。たとえば、圧縮
機抽出空気を直接個々のうず発生片基部に案内して、ば
ねバイアス力に打ち勝つことによりそのベーン部分を後
退させる機構や、逆転可能な電気モータを用い、このモ
ータをエンジン巡航時の信号に応答して一方向に回転
し、エンジン不作動時の信号に応答して反対回転し、こ
うしてうず発生片を個々にまたは群として後退または突
出させる機構や、電磁石およびバイアスばねを用い、エ
ンジンの巡航作動時に電磁石でうず発生片を後退させ、
エンジンの不作動時にバイアスばねでうず発生片を突出
させる機構などがあり、これらは当業者に明らかであ
る。
【0018】エンジンの風車状態作動中、うず発生片4
8a、48bは、図3に示すように、空気流の流線77
の一部にうず領域75を生成する。一方、このうず領域
75は隣接する境界層空気流に作用して、ナセルの本体
36の全外面50にわたって付着流の領域79を生成す
る。このようなうず発生片48a、48bがないと、流
れは前縁38近くの位置81ではがれ、抗力を増す原因
となる。うず発生片48a、48bは、図2に示すよう
に、長さ方向軸線37のまわりに背筋曲線ハイライト4
2から30°の回転角内に配置したとき、もっとも効果
が大きく、90°を越えて配置したうず発生片ではこの
ような効果がほとんど失われる。この発明のスケールモ
デル試験では、風車状態で剥離角度(すなわち、流れ剥
離が起こるナセルの迎え角)が1°増加することが認め
られた。ファンナセルは、流れ剥離を起こさずに設計通
りの風車状態迎え角を達成する必要があるので、この発
明を用いてより薄いファンナセルを設計することができ
る。またこの発明を利用して、予め設計または作製済み
の通常のファンナセルを、それが要求をかなえるのにわ
ずかに不足となった場合に、高価な再設計または再作製
の必要なしに、改良することができる。
【0019】以上、この発明のいくつかの好適な実施例
を説明したが、これらは例示の目的で示したものであ
る。これらの例がこの発明のすべてを示すわけではな
く、この発明を開示した通りの形態に限定するつもりも
ない。上述した説明から多くの変更や改変が明らかであ
る。たとえば、この発明を後部ファン・ガスタービンエ
ンジンに適用することができる。このような変更例もす
べてこの発明の範囲に包含される。
【図面の簡単な説明】
【図1】前部ファン・ガスタービンエンジンの略図的断
面図で、突出可能なうず発生片およびそのうず発生片を
ナセルの内面に対して突出、後退させる手段を含む、こ
の発明のジェットエンジン・ファンナセルの好適な実施
例を示す。
【図2】図1の2−2線方向に見たファンナセルの正面
図である。
【図3】図1の突出可能なうず発生片の代わりに、ナセ
ルの内面に固着した形式の突出うず発生片を設けた例を
示す、図1のファンナセルの一部を拡大した側面図であ
る。
【図4】うず発生片を突出、後退させる機構を詳しく示
す、図1のファンナセルの一部の拡大図である。
【図5】図4の5−5線方向に見て、うず発生片の突出
/後退機構を示す正面図である。
【符号の説明】
10 ガスタービンエンジン 11 中心線 12 環状ケーシング 14 コアエンジン 30 ファンブレード 32 ファンナセル 36 エアーホイル本体 38 前縁 40 スロート 42 背筋曲線ハイライト 44 内面 46 後縁 48 うず発生片 50 外面 53 風車よどみ流線 57 巡航よどみ流線 58 うず発生片の突出/後退機構

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)だいたい円筒形のエアーホイル本体
    と、(b)複数のうず発生片とを備え、 上記エアーホイル本体(a)は、(1)長さ方向軸線
    と、(2)背筋曲線ハイライトを含むだいたい円形の前
    縁と、(3)だいたい円形のスロートと、(4)上記前
    縁から上記スロートまで延在する内面とを有し、 上記うず発生片(b)が上記内面から突出し、上記前縁
    と上記スロートとの間に、かつ上記長さ方向軸線のまわ
    りに上記背筋曲線ハイライトから約90°の回転角内に
    配置されたジェットエンジン・ファンナセル。
  2. 【請求項2】上記うず発生片が上記前縁と、風車よどみ
    流線の上記内面との交差部との間に配置された請求項1
    に記載のナセル。
  3. 【請求項3】上記うず発生片が、上記長さ方向軸線のま
    わりに上記背筋曲線ハイライトから約30°の回転角内
    にて、巡航よどみ流線の上記内面との交差部にだいたい
    沿って配置された請求項1に記載のナセル。
  4. 【請求項4】上記うず発生片が、上記長さ方向軸線のま
    わりに上記背筋曲線ハイライトから約30°の回転角内
    にて、巡航よどみ流線の上記内面との交差部に隣接し
    て、かつ上記交差部とスロートとの間に配置された請求
    項1に記載のナセル。
  5. 【請求項5】(a)だいたい円筒形のエアーホイル本体
    と、(b)複数のうず発生片とを備え、 上記エアーホイル本体(a)は、(1)長さ方向軸線
    と、(2)背筋曲線ハイライトを含むだいたい円形の前
    縁と、(3)だいたい円形のスロートと、(4)上記前
    縁から上記スロートまで延在する内面とを有し、 上記うず発生片(b)が上記内面から突出可能で、上記
    前縁と上記スロートとの間に、かつ上記長さ方向軸線の
    まわりに上記背筋曲線ハイライトから約90°の回転角
    内に配置されたジェットエンジン用ファンナセル。
  6. 【請求項6】さらに、上記エンジンが風車状態にあると
    き上記うず発生片を上記内面から突き出し、エンジンが
    巡航状態で作動しているとき上記うず発生片を上記内面
    下に後退させる手段を含む請求項5に記載のナセル。
  7. 【請求項7】上記うず発生片が、上記長さ方向軸線のま
    わりに上記背筋曲線ハイライトから約30°の回転角内
    にて、巡航よどみ流線の上記内面との交差部にだいたい
    沿って、突出可能な態様で配置された請求項6に記載の
    ナセル。
  8. 【請求項8】上記手段が上記突き出し機能を果たすバイ
    アスばねと上記後退機能を果たす圧縮機抽出空気ダクト
    とを含む請求項7に記載のナセル。
  9. 【請求項9】上記うず発生片が、上記長さ方向軸線のま
    わりに上記背筋曲線ハイライトから約30°の回転角内
    にて、巡航よどみ流線の上記内面との交差部に隣接し
    て、かつ上記交差部とスロートとの間に、突出可能な態
    様で配置された請求項6に記載のナセル。
  10. 【請求項10】上記手段が上記突き出し機能を果たすバ
    イアスばねと上記後退機能を果たす圧縮機抽出空気ダク
    トとを含む請求項9に記載のナセル。
JP12522092A 1992-05-19 1992-05-19 ジェットエンジン・ファンナセル Pending JPH07179198A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015532391A (ja) * 2012-10-16 2015-11-09 ヴォッベン プロパティーズ ゲーエムベーハーWobben Properties Gmbh 風力発電装置

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