JPH07179113A - サスペンション制御装置 - Google Patents

サスペンション制御装置

Info

Publication number
JPH07179113A
JPH07179113A JP32842693A JP32842693A JPH07179113A JP H07179113 A JPH07179113 A JP H07179113A JP 32842693 A JP32842693 A JP 32842693A JP 32842693 A JP32842693 A JP 32842693A JP H07179113 A JPH07179113 A JP H07179113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damping force
vehicle body
damping
vertical
shock absorber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32842693A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiro Hirai
敏郎 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP32842693A priority Critical patent/JPH07179113A/ja
Publication of JPH07179113A publication Critical patent/JPH07179113A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2500/00Indexing codes relating to the regulated action or device
    • B60G2500/10Damping action or damper
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2600/00Indexing codes relating to particular elements, systems or processes used on suspension systems or suspension control systems
    • B60G2600/18Automatic control means
    • B60G2600/184Semi-Active control means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2800/00Indexing codes relating to the type of movement or to the condition of the vehicle and to the end result to be achieved by the control action
    • B60G2800/01Attitude or posture control
    • B60G2800/012Rolling condition
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2800/00Indexing codes relating to the type of movement or to the condition of the vehicle and to the end result to be achieved by the control action
    • B60G2800/24Steering, cornering
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2800/00Indexing codes relating to the type of movement or to the condition of the vehicle and to the end result to be achieved by the control action
    • B60G2800/90System Controller type
    • B60G2800/91Suspension Control
    • B60G2800/912Attitude Control; levelling control

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】旋回状態又は車線変更等における過渡ロール状
態での違和感の発生を防止するサスペンション制御装置
を提供する。 【構成】操舵角速度|δ′|が閾値δT ′以上であるか
否かによって過渡ロール状態であるか否かを判定し(ス
テップS4)、|δ′|<δT ′であるときには伸側最
大ポジションPTMAXを真の最大値PTLMAX に設定し、|
δ′|≧δT ′であるときには伸側最大ポジションP
TMAXを真の最大値PTLMAX より小さい最大値PTSMAX
設定し(ステップS5,S6)、これに基づいてステッ
プS10で伸側ポジションPT を算出することにより、
過渡ロール時に伸側(旋回内輪側)の減衰力を制限する
ことにより、違和感の発生を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも車体の変位
速度に基づいて減衰力可変ショックアブソーバの減衰力
を制御するようにした所謂セミ・アクティブ制御を行う
サスペンション制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のセミ・アクティブ方式のサスペン
ション制御装置としては、例えば特開平3−42319
号公報に記載されているものがある。この従来例は、制
御信号の入力により、伸側減衰力及び圧側減衰力を、夫
々少なくとも低減衰力と高減衰力とに変更可能なショッ
クアブソーバと、ばね上速度を計測するばね上速度計測
手段と、ばね上・ばね下間の相対速度を計測する相対速
度計測手段と、ばね上速度の符号と相対速度の符号との
一致,不一致を判定する符号判定手段と、両符号が一致
し、かつ、相対速度の符号が正である時、伸側を高減衰
力、圧側を低減衰力にし、また、両符号が一致し、か
つ、相対速度の符号が負である時、伸側を低減衰力、圧
側を高減衰力にする制御信号を出力し、一方、両符号が
不一致である時、伸側・圧側を共に低減衰力とする制御
信号を出力する制御信号出力手段とを備えた構成を有す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のサスペンション制御装置にあっては、ばね上速度計
測手段で計測するばね上速度には、バウンス速度成分と
ピッチ速度成分とロール速度成分が含まれているが、急
旋回時や車線変更時等のように、車体のロール挙動が支
配的な動きとなる場面では、減衰力可変ショックアブソ
ーバの減衰係数の制御範囲を伸側及び圧側で共に最大限
まで使用してアンチロール効果を発揮させるときに、伸
側が圧側に対して制御範囲が広いため、伸側となる旋回
内輪側で圧側となる旋回外輪側より大きな減衰力を発生
することになり、ロール角及びロールレートが夫々図1
1(a)及び図12(a)に示すように、減衰力を固定
した通常のショックアブソーバを使用した車両における
図11(b)及び図12(b)に示すロール角及びロー
ルレートに比較して、ロール角が一定値に収束するとき
の変化がなだらかになると共に、ロールレートもロール
角が一定値に収束する時点で伸側となる旋回内輪側の減
衰力が大きくなることにより、動きが遅くなり、乗員に
大きな違和感を与えるという未解決の課題がある。
【0004】そこで、本発明は、上記従来例の未解決の
課題に着目してなされたものであり、旋回状態又は車線
変更等における過渡ロール状態における違和感の発生を
防止することができるサスペンション制御装置を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るサスペンション制御装置は、図1の基
本構成図に示すように、車体側部材及び車輪側部材間に
介装された入力される制御信号に応じて伸側及び圧側の
減衰力を個別に設定可能な減衰力可変ショックアブソー
バと、車体の前記減衰力可変ショックアブソーバ近傍位
置での上下加速度を検出する上下加速度検出手段と、少
なくとも前記上下加速度検出手段の上下加速度検出値に
基づいて車体の姿勢変化を抑制する減衰力を算出し、当
該減衰力に対応する前記制御信号を前記減衰力可変ショ
ックアブソーバに出力する制御手段とを備えたサスペン
ション制御装置において、車体が過渡ロール状態である
か否かを判定する過渡ロール状態判定手段と、該過渡ロ
ール状態判定手段の判定結果が過渡ロール状態であると
きに、前記制御手段で算出する前記減衰力可変ショック
アブソーバの伸側減衰力を制限する減衰力制限手段とを
備えたことを特徴としている。
【0006】
【作用】本発明においては、過渡ロール状態判定手段の
判定結果が、過渡ロール状態ではないときには、制御手
段によって減衰力可変ショックアブソーバの減衰力を伸
側及び圧側で設定された制御範囲を最大限に利用して車
体の揺動を抑制するように制御するが、過渡ロール状態
判定手段の判定結果が、過渡ロール状態であるときに
は、伸側の減衰力を制限して、通常の減衰力を固定した
ショックアブソーバと同等のロール挙動を与える。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は、本発明の一実施例を示す概略構成図であ
って、各車輪1FL〜1RRと車体2との間に夫々サスペン
ション装置を構成する減衰力可変ショックアブソーバ3
FL〜3RRが配設され、これら減衰力可変ショックアブソ
ーバ3FL〜3RRの減衰力を切換えるステップモータ41
FL〜41RRが後述するコントローラ4からの制御信号に
よって制御される。
【0008】減衰力可変ショックアブソーバ3FL〜3RR
は、図3〜図7に示すように、外筒5と内筒6とで構成
されるシリンダチューブ7を有するツインチューブ式ガ
ス入りストラット型に構成され、内筒6内がこれに摺接
するピストン8によって上下圧力室9U,9Lに画成さ
れている。ピストン8は、図4〜図7で特に明らかなよ
うに、外周面に内筒6と摺接するシール部材9がモール
ドされ内周面に中心開孔10を有する円筒状の下部半体
11と、この下部半体11に内嵌された上部半体12と
で構成されている。
【0009】下部半体11には、上下に貫通して穿設さ
れた伸側油流路13と、上面側から下方にシール部材9
の下側まで延長して穿設された前記伸側油流路13より
大径の孔部14a及び円筒体11の外周面から孔部14
aの底部に連通して穿設された孔部14bで構成される
圧側油流路14と、中心開孔10の上下開口端に形成さ
れた円環状溝15U,15Lと、上面側に形成され円環
状溝15Uと前記伸側油流路13とに夫々連通する長溝
16と、下面側に形成され円環状溝15Lと連通する長
溝17とが形成され、伸側油流路13の下端側及び長溝
17が伸側ディスクバルブ18によって閉塞され、圧側
油流路14の上端側が圧側ディスクバルブ19によって
閉塞されている。
【0010】また、上部半体12は、下部半体11の中
心開孔10内に嵌挿された小径軸部21と、この軸部2
1の上端に一体に形成された内筒6の内径より小径の大
径軸部22とで構成され、これら小径軸部21及び大径
軸部22の中心位置に、小径軸部21の下端面側から大
径軸部22の中間部まで達する孔部23aと、この孔部
23aの上端側に連通してこれより小径の孔部23b
と、この孔部23bの上端側に連通するこれより大径の
孔部23cとで構成される貫通孔23が形成され、小径
軸部21の円環状溝15U及び15Lに対向する位置に
夫々半径方向に内周面側に貫通する一対の貫通孔24
a,24b及び25a,25bが穿設され、且つ大径軸
部22の孔部23aの上端側にこれと連通する弧状溝2
6が形成されていると共に、この弧状溝26と下端面と
を連通するL字状の圧側油流路27が形成され、この圧
側油流路27の下端面開口部が圧側ディスクバルブ28
によって閉塞されている。
【0011】そして、下部半体11と上部半体12と
が、下部半体11の中心開孔10内に小径軸部21を嵌
挿した状態で、小径軸部21の下部半体11より下方に
突出した下端部にナット29を螺合させてナット締めす
ることにより、一体に連結されている。さらに、上部半
体12の孔部23a内に可変絞りを構成する上端部が閉
塞された円筒状の弁体31が回動自在に配設されてい
る。この弁体31には、図4に示すように、上部半体1
2における大径軸部22の弧状溝26に対向する位置に
半径方向に内周面に達する貫通孔32が形成されている
と共に、図5〜図7に示すように上部半体12の小径軸
部21の貫通孔24a及び24b間に対応する外周面に
これらを連通する連通溝33が形成され、さらに図6に
示すように上部半体12の小径軸部21の貫通孔25a
及び25b間に対応する外周面にこれらを内周面側に連
通させる軸方向に延長する長孔34が形成されている。
そして、貫通孔32、連通溝33及び長孔34の位置関
係が、図8に示す弁体31の回転角即ち後述するステッ
プモータ41FL〜41RRのステップ角に対する減衰力特
性が得られるように選定されている。
【0012】すなわち、例えば時計方向の最大回転角位
置である図8のA位置では、図4に示すように、貫通孔
32のみが弧状溝26に連通しており、したがって、ピ
ストン8が下降する圧側移動に対しては、下圧力室9L
から圧側油流路14を通り、その開口端と圧側ディスク
バルブ19とで形成されるオリフィスを通って上圧力室
9Uに向かう破線図示の圧側流路C1と、下圧力室9L
から弁体31の内周面を通り、貫通孔32、弧状溝2
6、圧側油流路27を通り、その開口端と圧側ディスク
バルブ28とで形成されるオリフィスを通って上圧力室
9Uに向かう破線図示の圧側流路C2とが形成され、且
つピストン8が上昇する伸側移動に対しては、上圧力室
9Uから長溝16、伸側流路13を通り、その開口端と
伸側ディスクバルブ18とで形成されるオリフィスを通
って下圧力室9Lに向かう破線図示の伸側流路T1のみ
が形成され、伸側に対してはピストン速度の増加に応じ
て急増する高減衰力を発生させて、圧側に対してはピス
トン速度の増加に応じて微増する低減衰力を発生させ
る。
【0013】このA位置から弁体31を反時計方向に回
動させることにより、図5に示すように、弁体31の連
通溝33と小径軸部21の貫通孔24a,25aとが連
通状態となり、回動角の増加に応じて連通溝33と貫通
孔24a,25aとの開口面積が徐々に増加する。この
ため、ピストン8の伸側移動に対しては、図5(a)に
示すように、流路T1と並列に長溝16、円環状溝15
U、貫通孔24a、連通溝33、貫通孔24b、円環状
溝15L、長溝17を通り、長溝17と圧側ディスクバ
ルブ18とで形成されるオリフィスを通って下圧力室9
Lに向かう流路T2が形成されことになり、減衰力の最
大値が図8に示すように、連通溝33と小径軸部21の
貫通孔24a,25aとの開口面積の増加に応じて徐々
に減少し、伸側移動に対しては、図5(b)に示すよう
に、流路C1及びC2が形成されている状態を維持する
ため、最小減衰力状態を維持する。
【0014】さらに、弁体31を反時計方向に回動させ
て位置B近傍となると、図6に示すように、弁体31の
貫通孔25a,25b間が長孔34によって連通される
状態となる。このため、ピストン8の伸側移動に対して
は、図6(a)に示すように、流路T1及びT2と並列
に長溝16、円環状溝15U、貫通孔25a、長孔3
4、孔部23aを通って下圧力室9Lに向かう流路T3
が形成されることになり、伸側減衰力が最小減衰力状態
となると共に、ピストン8の圧側移動に対しては、流路
C1及びC2に加えて孔部23a、長孔34、貫通孔2
5a、円環状溝15Uを通って長溝16に達する流路C
3及び孔部23a、長孔34、貫通孔25b、円環状溝
15L、貫通孔24b、連通溝33、貫通孔24a、円
環状溝15Uを通って長溝16に達する流路C4が形成
されるが、図8に示すように、最小減衰力状態を維持す
る。
【0015】さらに、弁体31を反時計方向に回動させ
ると、長孔34と貫通孔24b及び25bとの間の開口
面積が小さくなり、回動角θB2で長孔34と貫通孔24
b及び25bとの間が図7に示すように遮断状態となる
が、貫通孔32と弧状溝26との間の開口面積は回動角
θB2から徐々に小さくなる。このため、回動角θB2から
反時計方向の最大回動角θC 迄の間では、ピストン8の
伸側移動に対しては、流路T1及びT2が併存すること
から最小減衰力状態を維持し、逆にピストン8の圧側移
動に対しては、貫通孔32と弧状溝26との間の開口面
積が徐々に減少することにより、最大減衰力が徐々に増
加し、弁体31が位置Cに到達したときに図7に示すよ
うに、貫通孔32と弧状溝26との間が遮断状態となる
ことにより、ピストンの圧側移動に対して、下圧力室9
Lから上圧力室9Uに達する流路が流路C1のみとな
り、圧側高減衰力状態となる。
【0016】一方、上部半体12の孔部23cには、円
筒状のピストンロッド35が嵌着され、このピストンロ
ッド35の上端が、図3に示すように、シリンダチュー
ブ7より上方に突出され、その上端側が車体側部材36
に取付けられたブラケット37にゴムブッシュ38U及
び38Lを介してナット39によって固定されていると
共に、ピストンロッド35の上端にブラケット40を介
してステップモータ41FL〜41RRがその回転軸41a
を下方に突出した関係で固定され、この回転軸41aと
前述した弁体31とがピストンロッド35内に緩挿され
た連結杆42によって連結されている。なお、43はバ
ンパーラバーである。また、シリンダチューブ7の下端
は車輪側部材(図示せず)に連結されている。
【0017】コントローラ4には、その入力側に、図9
に示すように、各車輪位置に対応する車体側に設けられ
た上下加速度に応じて、上向きで正となり下向きで負と
なるアナログ電圧でなる上下加速度検出値X2FL ″〜X
2RR ″を出力する上下加速度検出手段としての上下加速
度センサ51FL〜51RRと、ステアリングホイール(図
示せず)の操舵角に応じて、例えば左切りを正、右切り
を負とするアナログ電圧でなる操舵角検出値δを出力す
る操舵角センサ52とが接続され、出力側に各減衰力可
変ショックアブソーバ3FL〜3RRの減衰力を制御するス
テップモータ41FL〜41RRが接続されている。
【0018】そして、コントローラ4は、入力インタフ
ェース回路56a、出力インタフェース回路56b、演
算処理装置56c及び記憶装置56dを少なくとも有す
るマイクロコンピュータ56と、上下加速度センサ51
FL〜51RRの上下加速度検出値X2FL ″〜X2RR ″をデ
ィジタル値に変換して入力インタフェース回路56aに
供給するA/D変換器57FL〜57RRと、操舵角センサ
52の操舵角検出値δをディジタル値に変換して入力イ
ンタフェース回路56aに供給するA/D変換器58
と、出力インタフェース回路56bから出力される各ス
テップモータ41FL〜41RRに対するステップ制御信号
が入力され、これをステップパルスに変換して各ステッ
プモータ41FL〜41RRを駆動するモータ駆動回路59
FL〜59RRとを備えている。
【0019】ここで、マイクロコンピュータ56の演算
処理装置56cは、上下加速度検出値X2FL ″〜
2RR ″を積分して車体上下速度X2FL ′〜X2RR ′を
算出すると共に、操舵角検出値δを微分して操舵角速度
δ′を算出し、この操舵角速度δ′の絶対値|δ′|が
予め設定した操舵角速度閾値δT ′以上であるか否かに
よって過渡ロール状態であるか否かを判定し、過渡ロー
ル状態でないときには、伸側ポジションの最大値PTMAx
を真の最大値PTLMAX に設定するが、過渡ロール状態で
あるときには、伸側ポジションの最大値PTMAXを真の最
大値PTLMAX より小さく、減衰力が圧側の最大値と略等
しくなるポジションA′に対応する最大値PTL MAX に設
定し、設定された最大値PTMAXと車体上下速度X2FL
〜X2RR ′とに基づいて伸側ポジションPT 及び圧側ポ
ジションPC を算出し、これらと現在ポジションPP
の差値を算出して、これに応じたステップ制御量をモー
タ駆動回路59FL〜59RRに出力する。
【0020】また、記憶装置56dは、演算処理装置5
6cの演算処理に必要なプログラムを予め記憶している
と共に、演算処理過程での必要な値及び演算結果を逐次
記憶する。次に、上記実施例の動作をマイクロコンピュ
ータ56の演算処理装置56cの処理手順の一例を示す
図10を伴って説明する。
【0021】すなわち、図10の処理は所定時間(例え
ば10msec)毎にタイマ割込処理として実行され、先ず
ステップS1で各上下加速度検出値X2i″(i=FL,F
R,RL,RR)及び操舵角検出値δを読込み、次いでステ
ップS2に移行して、ステップS1で読込んだ上下加速
度検出値X2i″を例えばローパスフィルタ処理すること
により積分して車体上下速度X2i′を算出し、これらを
記憶装置56dの所定記憶領域に一時記憶し、次いで、
ステップS3に移行して操舵角検出値δの単位時間当た
りの変化量を算出して操舵角速度δ′を算出する。
【0022】次いで、ステップS4に移行して、ステッ
プS3で算出した操舵角速度δ′の絶対値|δ′|が予
め設定した操舵角速度閾値δT ′以上であるか否かを判
定する。この判定は、車両の操舵状態が過渡ロール状態
であるか否かを判定するものであり、|δ′|<δT
であるときには、過渡ロール状態ではないと判断してス
テップS5に移行して、伸側最大ポジションPTMAXとし
て真の最大値PTLMAXを設定してからステップS7に移
行し、|δ′|≧δT ′であるときには過渡ロール状態
であると判断してステップS6に移行して、伸側最大ポ
ジションPTMAXとして真の最大値PTLMAX より小さい最
大値PTSMAX を設定してからステップS7に移行する。
【0023】ステップS7では、ステップS2で算出し
た車体上下速度X2i′が零を含む正であるか否かを判定
する。この判定は、減衰力可変ショックアブソーバ3i
のピストンロッド35が伸側に移動しているか圧側に移
動しているかを判定するものであり、X2i′≧0である
ときには、伸側に移動しているものと判断して、ステッ
プS8に移行し、車体上下速度X2i′を、予め設定され
た伸側ポジションの真の最大値PTLMAX となるときの車
体上下速度X2TM ′で除した値X2i′/X2TM′が1を
越えているか否かを判定し、X2i′/X2TM ′>1であ
るときには、ステップS9に移行して、X2i′/
2TM ′=1に設定してからステップS10に移行し、
2i′/X2TM ′≦1であるときには、そのままステッ
プS10に移行する。
【0024】ステップS10では、車体上下速度X2i
及びX2TM ′と伸側最大ポジションPTMAXとに基づいて
下記(1)式の演算を行って目標伸側ポジションPT
算出してからステップS11に移行する。 PT =(X2i′/X2TM ′)PTMAX …………(1) このステップS11では、記憶装置56dに格納されて
いる現在ポジションP P と目標ポジションPT (又は後
述するPC )との偏差を算出し、これをステップ制御量
Sとして記憶装置56dの所定記憶領域に更新記憶する
と共に、前記目標ポジションPT 又はPC を現在ポジシ
ョンPP として更新記憶し、次いで、ステップS12に
移行して、記憶装置56dの所定記憶領域に格納されて
いるステップ制御量Sをモータ駆動回路59iに出力し
てからタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラ
ムに復帰する。
【0025】一方、ステップS7の判定結果がX2i′<
0であるときには、減衰力可変ショックアブソーバ3i
のピストンロッド35が圧側に移動しているものと判断
してステップS13に移行し、車体上下速度X2i′を、
予め設定された圧側ポジションの真の最大値PCMAXとな
るときの車体上下速度X2CM ′で除した値X2i′/X
2CM ′が1を越えているか否かを判定し、X2i′/X
2CM ′>1であるときには、ステップS14に移行し
て、X2i′/X2CM ′=1に設定してからステップS1
5に移行し、X2i′/X2CM ′≦1であるときには、そ
のままステップS15に移行する。
【0026】ステップS15では、車体上下速度X2i
及びX2CM ′と圧側最大ポジションPCMAXとに基づいて
下記(2)式の演算を行って目標圧側ポジションPC
算出してから前記ステップS11に移行する。 PC =(X2i′/X2CM ′)PCMAX …………(2) この図10の処理において、ステップS3及びS4の処
理が過渡ロール状態判定手段に対応し、ステップS6の
処理が減衰力制限手段に対応し、ステップS7〜S14
の処理が制御手段に対応している。
【0027】したがって、今、各ストロークセンサ52
FL〜52RRが正常である状態で、車両が平坦な良路を直
線走行しているときには、車体の上下動が殆どないの
で、各上下加速度センサ51FL〜51RRから出力される
上下加速度検出値X2FL ″〜X 2RR ″は略零となる。し
たがって、図10の処理が実行されたときに、ステップ
S2で算出される車体上下速度X2FL ′〜X2RR ′も略
零となり、しかも車両が直進走行状態であって、|δ′
|<δT ′であるので、ステップS4からステップS5
に移行して、伸側最大ポジションPTMAXとして真の最大
値PTLMAX を設定する。
【0028】そして、車体上下速度X2i′が零であるの
で、ステップS7からステップS8を経てステップS1
0に移行し、伸側目標ポジションPT も車体上下速度X
2i′が零であるため零となり、ステップモータ41FL〜
41RRが伸側目標ポジションPT に一致するように駆動
される。このため、減衰力可変ショックアブソーバ3FL
〜3RRの弁体31が図6に示す位置Bにセットされ、こ
れによって、ピストン8の伸側及び圧側の減衰力が最小
状態のソフト状態にに設定される。したがって、この状
態で、車輪に路面の細かな凹凸による振動が入力されて
も、これが減衰力可変ショックアブソーバ3FL〜3RRで
吸収されて車体に伝達されず、良好な乗心地を確保する
ことができる。
【0029】この良路走行状態で、例えば前上がりの段
差等の一過性の段部を通過するときには、この段部通過
によって車体が上下動しないときには、車体上下速度X
2FL′〜X2RR ′が零を維持するので、最小減衰力状態
を維持するため、車輪が段部に乗り上げたときの突き上
げ力を吸収することができるが、比較的大きな段部に乗
り上げて、その突き上げ力を吸収しきれないときには、
車体も上方に変位されることになり、このため車体上下
速度X2FL ′〜X2RR ′が正方向に増加することにな
る。このように、車体上下速度X2FL ′〜X2RR ′が正
方向に増加すると、ステップS8を経てステップS10
に移行して、図8の伸側ポジションPT1より目標最大ポ
ジションPTMAX側の伸側ポジションPT が算出されるの
で、減衰力可変ショックアブソーバ3FL〜3RRの弁体3
1が図5に示すように切換制御される。この結果、段部
乗り上げによって車体側の変位速度X2i′に対して車輪
側の変位速度X1i′が速くてピストン8が圧側に移動す
るときには、圧側の最小減衰力を維持しているので、車
輪側への振動入力を吸収することができ、この状態から
段部を乗り越えることにより車輪側の上昇速度が車体側
の上昇速度より小さくなるとピストン8が伸側に移動す
ることになる。このときには、減衰力が大きな値となる
ので、車体の上昇を抑制する制振効果を発揮し、その後
車体の上昇が停止すると、車体上下速度X2FL ′〜X
2RR ′が零となることにより、前述したようにステップ
モータ41FL〜41RRが反時計方向に回動されて位置B
に復帰され、これによって圧側及び伸側が共に最小減衰
力に制御され、次いで車体が下降を開始すると、これに
応じて車体上下速度X2FL ′〜X2RR ′が負方向に増加
することにより、ステップS7からステップS13を経
てステップS15に移行して、圧側目標ポジションPC
を算出することにより、弁体31がさらに反時計方向に
回動されて、図7に示す回動位置に回動される。このた
め、車体が下降し、且つピストン8が圧側に移動する状
態では、減衰力が大きくなることにより、大きな制振効
果が発揮される。
【0030】逆に車輪が前下がりの段差を通過するとき
には、先ず車輪がリバウンドすることにより、相対速度
DFL ′〜XDRR ′が正方向に増加するが、このときに
は車体は上下動しないので、車体上下速度X2FL ′〜X
2RR ′は零であるため、減衰力可変ショックアブソーバ
3FL〜3RRの減衰係数は最小減衰力を維持し、車輪の下
降を許容し、その後、車体が下降を開始して、車体上下
速度X2FL ′〜X2RR′が負方向に増加すると、圧側目
標ポジションPC が大きな値となり、弁体31が図7に
示す位置に回動されるため、ピストン8の圧側の移動に
対しては大きな減衰力を与えて大きな制振効果を発揮す
ることができ、その後車体上下速度X2F L ′〜X2RR
が小さくなって圧側目標ポジションPC が小さくなるに
応じて、弁体31が時計方向に回動されて位置B側に戻
り、車体上下速度X2FL ′〜X2R R ′が零となると、弁
体31が位置Bとなって、最小減衰力状態に復帰する。
その後、車体が揺り戻しによって上昇を開始すると、車
体上下速度X2FL ′〜X2R R ′が正方向に増加するの
で、伸側目標ポジションPT が増加し、弁体31が時計
方向に回動されて図5に示す位置となることにより、ピ
ストン8の伸側の移動に対しては大きな減衰力を与えて
制振効果を発揮することができる。
【0031】このように、良路を走行している状態で一
過性の段差を通過する場合には、スカイフック近似制御
によって良好な制振効果を発揮することができ、悪路を
走行する場合にも、車体上下速度X2FL ′〜X2RR ′の
正(又は負)によって伸側目標ポジションPT (又は圧
側目標ポジションPC )が算出されることにより、車体
が上昇してピストン8が伸側に移動する加振方向である
ときに減衰力を最小減衰力に制御し、逆に車体が上昇し
てピストン8が伸側に移動するとき及び車体が下降して
ピストン8が圧側となる制振方向であるときに上下速度
度X2FL ′〜X 2RR ′に応じた最適な減衰力に制御し
て、良好な乗心地を確保することができる。
【0032】また、悪路を走行する状態でも、上記段差
通過時と同様に、車体が上昇してピストン8が伸側に移
動するとき及び車体が下降してピストンが圧側に移動す
るときでなる加振方向であるときに減衰力を最小減衰力
に制御し、逆に車体が上昇してピストン8が圧側に移動
するとき及び車体が下降してピストンが伸側に移動する
ときでなる制振方向であるときに減衰力が上下速度度X
2FL ′〜X2RR ′に応じた最適な値に制御されて、良好
な乗心地を確保することができる。
【0033】この直進走行状態から、ステアリングホイ
ールを操舵して旋回状態や車線変更状態に移行すると、
そのときの操舵角速度δ′が小さいときには、上記伸側
での最大ポジションPTLMAX までの広範囲な制御範囲で
最適な減衰力制御を行って制振効果を発揮するが、操舵
角速度δ′の絶対値|δ′|が予め設定された操舵角速
度閾値δT ′以上となると、ステップS4からステップ
S6に移行して、伸側ポジションの最大値PTMAXが真の
最大値PTLMAX より小さいPTSMAX に設定されるため、
車体上下速度X2i′が上向きとなってステップS10で
伸側ポジションPT を算出する際に、伸側最大ポジショ
ンPTMAXが小さい値のPTXMAX に設定されていることに
より、伸側ポジションPT の取り得る範囲が狭められる
ことになる。
【0034】このため、車体にロールが生じ始めた過渡
ロール状態で、伸側ポジションPTの制御範囲が制限さ
れるので、旋回内輪側での減衰係数(kg・sec/mm) が図
13(c)に示すように、図13(a)に示す従来の減
衰力制御サスペンションに比べて大幅に小さくなって、
図13(b)に示す減衰力制御を行わない通常サスペン
ションに近い値に制御される。
【0035】したがって、旋回内輪側の上下変位は、図
14(c)に示すように、図14(a)に示す従来のサ
スペンション装置に比べて変化が速くなって、図14
(b)に示す減衰力制御を行わない通常サスペンション
に近い状態となり、これに応じて旋回内輪側の実際の上
下速度及び信号の上下速度が、図15(b)及び(c)
に示すように、図16(b)及び(c)に示す従来の減
衰力制御サスペンションの応答性の低下分を補償して、
図15(a)に示す減衰力制御を行わない通常サスペン
ションに近い値となる。
【0036】このように、旋回内輪側の減衰係数が小さ
くなることにより、旋回内輪側で車体のロールを許容す
ることになるため、重心点における上下変位は、図17
(c)に示すように、図17(a)に示す従来の減衰力
制御サスペンションや図17(b)示す減衰力制御を行
わない通常サスペンションに比べて小さくなり、この分
重心点での乗心地は向上する。
【0037】一方、旋回外輪側では、従来の減衰力制御
サスペンションと同様に、減衰係数の制御範囲が変更さ
れることはないと共に、重心点での上下変位が小さいこ
とにより、過渡ロール状態の分担荷重が小さくなるた
め、減衰係数が図18(c)に示すように、図18
(a)に示す従来の減衰力制御サスペンションに比較し
て大幅に小さくなり、図18(b)に示す減衰力制御を
行わない通常サスペンションに近い状態となり、これに
応じて外輪上下変位が図19(c)に示すように、図1
9(a)に示す従来の減衰力制御サスペンションに比較
して旋回終期の変化が速くなり、図19(b)に示す減
衰力制御を行わない通常サスペンションに近似した値と
なる。このため、旋回外輪側の実際の上下速度及び信号
による上下速度が夫々図20(b)及び(c)に示すよ
うに、図21(b)及び(c)に示す従来の減衰力制御
サスペンションの実際の上下速度及び信号による上下速
度の旋回終期における応答性低下を補償して、図20
(a)及び図21(a)に示す減衰力制御を行わない通
常サスペンションと同等の応答性を確保することができ
る。
【0038】この結果、ロール角及びロールレートの挙
動を、夫々図11(c)及び図12(c)に示すよう
に、通常の減衰力固定のショックアブソーバを使用した
サスペンションと同等に制御することができ、急旋回状
態や車線変更時に乗員に大きな違和感を与えることを確
実に防止することができる。なお、上記実施例において
は、減衰力を制御する弁体31をロータリ形に構成した
場合について説明したが、これに限定されるものではな
く、スプール形に構成して、圧側と伸側とで異なる流路
を形成するようにしてもよく、この場合にはステップモ
ータ41FL〜41RRの回転軸41aにピニオンを連結
し、このピニオンに噛合するラックを連結杆42に取り
付けるか又は電磁ソレノイドを適用して弁体31の摺動
位置を制御すればよい。
【0039】また、上記実施例においては、車体の上下
加速度を検出して、これに基づいて減衰力を制御するよ
うにしたスカイフック近似制御を行う場合について説明
したが、これに限定されるものではなく、車体と車輪と
の間の相対変位を検出するストロークセンサを別設し、
このストロークセンサの相対変位検出値XDiを微分した
相対速度XDi′と前述した車体上下速度X2i′とに基づ
いて下記(3)式の演算を行って減衰係数Cを算出し、
この減衰係数Cに基づいて例えば図8に対応するマップ
を参照して目標ポジションを算出して、スカイフック制
御を行うようにしてもよい。
【0040】 C=CS ・X2i′/XDi′ …………(3) ただし、CS は予め設定されたダンパ減衰係数である。
さらに、上記実施例においては、路面からの振動入力に
よる車体の姿勢変化を抑制する場合について説明した
が、これに限らず車両の制動状態等の走行状態を検出し
て、これによる車体の姿勢変化を抑制する制御を併せて
行うようにしてもよい。
【0041】さらにまた、上記実施例においては、マイ
クロコンピュータ56を適用して制御する場合について
説明したが、これに限定されるものではなく、上下加速
度センサ51iの出力を積分して車体上下速度を算出す
る積分器、操舵角δを微分する微分器、その微分出力を
比較して設定値PTLMAX ,PTSMAX を選択する選択回
路、選択された設定値と車体上下速度とを基づいて前記
(1)式及び(2)式の演算を行う演算回路等の電子回
路を組み合わせて構成することもできる。
【0042】また、上記実施例においては、車体2の各
車輪1FL〜1RR位置に上下加速度センサ51FL〜51RR
を設けた場合について説明したが、何れか1つの上下加
速度センサを省略して、省略した位置の上下加速度を他
の上下加速度センサの値から推定するようにしてもよ
い。さらに、上記実施例においては、過渡ロール状態判
定する場合に、操舵角速度δ′を適用した場合について
説明したが、これに限らず横加速度センサの横加速度検
出値或いはヨーレートセンサのヨーレート検出値を適用
するようにしてもよい。
【0043】さらにまた、上記実施例においては、ステ
ップモータ41FL〜41RRをオープンループ制御する場
合について説明したが、これに限らずステップモータの
回転角をエンコーダ等で検出し、これをフィードバック
することによりクローズドループ制御するようにしても
よい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るサス
ペンション制御装置によれば、車体が過渡ロール状態判
定手段で、車体が急旋回や車線変更等による過渡ロール
状態であるか否かを判定し、過渡ロール状態であるとき
に減衰力制限手段で制御手段で算出する減衰力可変ショ
ックアブソーバの伸側減衰力を制限するように構成した
ので、急旋回状態や車線変更等による過渡ロール状態
で、旋回内輪側のロールを抑制し過ぎることによって乗
員に大きな違和感を与えることを確実に防止することが
でき、良好な乗心地を確保することができるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す概略構成図である。
【図2】本発明の一実施例を示す概略構成図である。
【図3】減衰力可変ショックアブソーバの一例を示す一
部を断面とした正面図である。
【図4】車体上昇時の最大減衰力状態での減衰力調整機
構を示す拡大断面図である。
【図5】車体上昇時の中間減衰力状態での減衰力調整機
構を示す拡大断面図であり、(a)は伸側、(b)は圧
側の作動油経路を夫々示している。
【図6】車体無変動時の減衰力調整機構を示す拡大断面
図であり、(a)は伸側、(b)は圧側の作動油経路を
夫々示している。
【図7】車体下降時の最大減衰力状態での減衰力調整機
構を示す拡大断面図であり、(a)は伸側、(b)は圧
側の作動油経路を夫々示している。
【図8】減衰力可変ショックアブソーバの弁本体のポジ
ションに対する減衰力特性を示す説明図である。
【図9】コントローラの一例を示すブロック図である。
【図10】コントローラの処理手順の一例を示すフロー
チャートである。
【図11】従来例、通常サスペンション及び本発明にお
けるロール角の変化状況を示す特性線図である。
【図12】従来例、通常サスペンション及び本発明にお
けるロールレートの変化状況を示す特性線図である。
【図13】従来例、通常サスペンション及び本発明にお
ける内輪減衰係数の変化状況を示す特性線図である。
【図14】従来例、通常サスペンション及び本発明にお
ける内輪側上下変位の変化状況を示す特性線図である。
【図15】通常サスペンションの内輪上下速度と本発明
における内輪の実際の上下速度及び信号の上下速度の変
化状況を示す特性線図である。
【図16】通常サスペンションの内輪上下速度と従来例
における内輪の実際の上下速度及び信号の上下速度の変
化状況を示す特性線図である。
【図17】従来例、通常サスペンション及び本発明にお
ける重心点上下変位の変化状況を示す特性線図である。
【図18】従来例、通常サスペンション及び本発明にお
ける外輪側減衰係数の変化状況を示す特性線図である。
【図19】従来例、通常サスペンション及び本発明にお
ける外輪側上下変位の変化状況を示す特性線図である。
【図20】通常サスペンションの外輪上下速度と本発明
における外輪の実際の上下速度及び信号の上下速度の変
化状況を示す特性線図である。
【図21】通常サスペンションの外輪上下速度と従来例
における外輪の実際の上下速度及び信号の上下速度の変
化状況を示す特性線図である。
【符号の説明】
1FL〜1RR 車輪 2 車体 3FL〜3RR 減衰力可変ショックアブソーバ 4 コントローラ 8 ピストン 11 下部半体 12 上部半体 13 伸側油流路 14 圧側油流路 31 弁体 35 ピストンロッド T1〜T3 伸側流路 C1〜C4 圧側流路 41FL〜41RR ステップモータ 51FL〜51RR 上下加速度センサ 52 操舵角センサ 56 マイクロコンピュータ 59FL〜59RR モータ駆動回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側部材及び車輪側部材間に介装され
    た入力される制御信号に応じて伸側及び圧側の減衰力を
    個別に設定可能な減衰力可変ショックアブソーバと、車
    体の前記減衰力可変ショックアブソーバ近傍位置での上
    下加速度を検出する上下加速度検出手段と、少なくとも
    前記上下加速度検出手段の上下加速度検出値に基づいて
    車体の姿勢変化を抑制する減衰力を算出し、当該減衰力
    に対応する前記制御信号を前記減衰力可変ショックアブ
    ソーバに出力する制御手段とを備えたサスペンション制
    御装置において、車体が過渡ロール状態であるか否かを
    判定する過渡ロール状態判定手段と、該過渡ロール状態
    判定手段の判定結果が過渡ロール状態であるときに、前
    記制御手段で算出する前記減衰力可変ショックアブソー
    バの伸側減衰力を制限する減衰力制限手段とを備えたこ
    とを特徴とするサスペンション制御装置。
JP32842693A 1993-12-24 1993-12-24 サスペンション制御装置 Pending JPH07179113A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32842693A JPH07179113A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 サスペンション制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32842693A JPH07179113A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 サスペンション制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07179113A true JPH07179113A (ja) 1995-07-18

Family

ID=18210132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32842693A Pending JPH07179113A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 サスペンション制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07179113A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0963867A1 (en) * 1998-06-12 1999-12-15 Delphi Technologies, Inc. Vehicle suspension control system and method
JP2009262926A (ja) * 2008-03-31 2009-11-12 Hitachi Automotive Systems Ltd サスペンション制御装置および制御方法
DE112021003027T5 (de) 2020-05-29 2023-05-11 Robert Bosch Gesellschaft mit beschränkter Haftung Steuervorrichtung, Fahrzeug und Steuerverfahren

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0963867A1 (en) * 1998-06-12 1999-12-15 Delphi Technologies, Inc. Vehicle suspension control system and method
JP2009262926A (ja) * 2008-03-31 2009-11-12 Hitachi Automotive Systems Ltd サスペンション制御装置および制御方法
DE112021003027T5 (de) 2020-05-29 2023-05-11 Robert Bosch Gesellschaft mit beschränkter Haftung Steuervorrichtung, Fahrzeug und Steuerverfahren

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5390121A (en) Banded on-off control method for semi-active dampers
US5559701A (en) Automotive suspension control system for anti-rolling control utilizing a steering sensor and body accelerometers
US6148252A (en) Automotive suspension control system utilizing variable damping force shock absorber
US5322318A (en) Automotive suspension system for anti-rolling control
JP3052698B2 (ja) サスペンション制御装置
JPH06115335A (ja) 車輌の車体姿勢制御装置
JPH07117443A (ja) サスペンション制御装置
KR100207167B1 (ko) 차량의 서스펜션 제어장치
JPH07179113A (ja) サスペンション制御装置
JP3087501B2 (ja) サスペンション制御装置
JP3102243B2 (ja) サスペンション制御装置
JPH07117436A (ja) サスペンション制御装置
JP3156480B2 (ja) サスペンション制御装置
JP3075133B2 (ja) サスペンション制御装置
JP3085059B2 (ja) 4輪操舵車両の車両特性制御装置
JP3060803B2 (ja) 4輪操舵車両の車両特性制御装置
JP3146852B2 (ja) サスペンション制御装置
JPH11151923A (ja) 車両用減衰力制御装置
JP3055377B2 (ja) 4輪操舵車両の車両特性制御装置
JPH0538920A (ja) シヨツクアブソーバ制御方法及びシヨツクアブソーバ装置
JP3186452B2 (ja) サスペンション制御装置
JP3085060B2 (ja) 4輪操舵車両の車両特性制御装置
JPH07186657A (ja) サスペンション制御装置
JP3080251B2 (ja) 車両懸架装置
JP3087519B2 (ja) サスペンション制御装置