JPH07177935A - 肩こり防止用肘つきプレート - Google Patents
肩こり防止用肘つきプレートInfo
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- JPH07177935A JPH07177935A JP32814193A JP32814193A JPH07177935A JP H07177935 A JPH07177935 A JP H07177935A JP 32814193 A JP32814193 A JP 32814193A JP 32814193 A JP32814193 A JP 32814193A JP H07177935 A JPH07177935 A JP H07177935A
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- JP
- Japan
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- plate
- elbow
- desk
- elbow rest
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 座位姿勢で机に向かう作業者の肩こりの発生
を効果的に防止することができる肩こり防止用肘つきプ
レートを提供することにある。 【構成】 作業者が座位姿勢で机に向かって作業を行う
場合に、机に取り付けられた肩こり防止用肘つきプレー
トの肘つき部に肘をつき、しかも肩こり防止用肘つきプ
レートの凹部に体を受け入れて良い座位姿勢を確保する
ことによって、腕及び肩から首にかけての筋肉のこりを
防止し、血行不良による肩こりの発生を防止することが
できる。
を効果的に防止することができる肩こり防止用肘つきプ
レートを提供することにある。 【構成】 作業者が座位姿勢で机に向かって作業を行う
場合に、机に取り付けられた肩こり防止用肘つきプレー
トの肘つき部に肘をつき、しかも肩こり防止用肘つきプ
レートの凹部に体を受け入れて良い座位姿勢を確保する
ことによって、腕及び肩から首にかけての筋肉のこりを
防止し、血行不良による肩こりの発生を防止することが
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、座位姿勢で机に向かう
作業者、特にワープロ、パソコン等のいわゆるOA機器に
長時間向かう作業者の肩こりを防止するための肩こり防
止用肘つきプレートに関する。
作業者、特にワープロ、パソコン等のいわゆるOA機器に
長時間向かう作業者の肩こりを防止するための肩こり防
止用肘つきプレートに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、座位姿勢で長時間机に向かう作業
者、特に、タイピストやパソコン、ワープロなどのOA機
器のキーパンチャーのような、いわゆる打鍵作業者の間
で肩こり、疲れ目等のいわゆる職業病が問題となってい
る。これらの職業に共通する動作は、座位姿勢の状態で
腕を浮かし、手首や肘の関節を一定の角度に曲げ、首を
前に傾けた上体で手先を反復して動かすことである。こ
のような動作を長時間同じ姿勢で続けると、重い腕が首
からぶら下がっているため、肩から首に至る筋肉が疲労
し、硬くしこりとなる。その結果、しこりの部分の血行
が悪くなり、短時間の休息では回復困難となってくる。
これが、いわゆる肩こりであり、この症状は医学的には
頸肩腕障害といい、肩から背中にかけての肩甲部の筋肉
痛を主な症状とする。肩こりが疲れ目を誘発することも
あり、時には、冷感やしびれ感を伴う場合もある。原因
が筋肉の疲労及び血行不良であるから、治療の第1は休
息で、第2にはスポーツや体操など体を大きく動かして
肩や腕の血行を良くすることで、超音波、ホットパック
などの温熱療法も効果的である。これらの肩こり、疲れ
目等を防止するための健康OAディスクとしては、例えば
株式会社日本クリエイタ販売のERGODESKが知られてい
る。これらのディスクは、OA機器専用として、VDT の設
置方向の調整によって作業者の座位姿勢を良くしたり、
作業者がVDT からの電磁波を直接受けないようにしたり
して肩こり、疲れ目等を防止するものである。
者、特に、タイピストやパソコン、ワープロなどのOA機
器のキーパンチャーのような、いわゆる打鍵作業者の間
で肩こり、疲れ目等のいわゆる職業病が問題となってい
る。これらの職業に共通する動作は、座位姿勢の状態で
腕を浮かし、手首や肘の関節を一定の角度に曲げ、首を
前に傾けた上体で手先を反復して動かすことである。こ
のような動作を長時間同じ姿勢で続けると、重い腕が首
からぶら下がっているため、肩から首に至る筋肉が疲労
し、硬くしこりとなる。その結果、しこりの部分の血行
が悪くなり、短時間の休息では回復困難となってくる。
これが、いわゆる肩こりであり、この症状は医学的には
頸肩腕障害といい、肩から背中にかけての肩甲部の筋肉
痛を主な症状とする。肩こりが疲れ目を誘発することも
あり、時には、冷感やしびれ感を伴う場合もある。原因
が筋肉の疲労及び血行不良であるから、治療の第1は休
息で、第2にはスポーツや体操など体を大きく動かして
肩や腕の血行を良くすることで、超音波、ホットパック
などの温熱療法も効果的である。これらの肩こり、疲れ
目等を防止するための健康OAディスクとしては、例えば
株式会社日本クリエイタ販売のERGODESKが知られてい
る。これらのディスクは、OA機器専用として、VDT の設
置方向の調整によって作業者の座位姿勢を良くしたり、
作業者がVDT からの電磁波を直接受けないようにしたり
して肩こり、疲れ目等を防止するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらの健
康OAディスクにあっては、肘をつかずに腕を浮かした状
態、即ち肩甲骨や上腕骨の筋肉を緊張させた状態での作
業を強要するものであった。従って、たとえ良い座位姿
勢を確保しても作業者の肩こり防止に有効な効果を発揮
するとはいえなかった。かといって、腕の筋肉の緊張を
和らげるためにOAディスクに無理矢理肘をつこうとすれ
ば、作業者は前傾姿勢を取らざるを得ず姿勢の悪さがか
えって肩こりを誘発することになった。そこで、本発明
の第1の目的は、座位姿勢で机に向かう作業者の肩こり
を防止するための肩こり防止用肘つきプレートを提供す
ることにある。本発明の第2の目的は、座位姿勢の作業
者の肩こりを防止するための肩こり防止用肘つきプレー
トを備えた机を提供することにある。
康OAディスクにあっては、肘をつかずに腕を浮かした状
態、即ち肩甲骨や上腕骨の筋肉を緊張させた状態での作
業を強要するものであった。従って、たとえ良い座位姿
勢を確保しても作業者の肩こり防止に有効な効果を発揮
するとはいえなかった。かといって、腕の筋肉の緊張を
和らげるためにOAディスクに無理矢理肘をつこうとすれ
ば、作業者は前傾姿勢を取らざるを得ず姿勢の悪さがか
えって肩こりを誘発することになった。そこで、本発明
の第1の目的は、座位姿勢で机に向かう作業者の肩こり
を防止するための肩こり防止用肘つきプレートを提供す
ることにある。本発明の第2の目的は、座位姿勢の作業
者の肩こりを防止するための肩こり防止用肘つきプレー
トを備えた机を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の目的を達成すべ
く、本発明の肩こり防止用肘つきプレートの第1の発明
にあっては、座位姿勢で机に向かう作業者が肘をつくた
めの肘つき部と、座位姿勢の作業者を受け入れるための
凹部とを有し、前記凹部を作業者に向けた状態で机に取
り付けられる構成としてある。又、本発明の肩こり防止
用肘つきプレートの第2の発明にあっては、座位姿勢で
机に向かう作業者が肘をつくための肘つき部を有し、机
の下面前方端部に水平方向に回動自在に取り付けられ、
机の下に収納することができる構成としてある。又、本
発明の肩こり防止用肘つきプレートの第3の発明にあっ
ては、座位姿勢で机に向かう作業者が肘をつくための肘
つき部を有し、机の側部に沿って摺動可能に、かつ机の
側部のまわりに回動自在に机の側部に取り付けられ、机
の側部に収納することができる構成としてある。第2の
目的を達成すべく、本発明の第4の発明にあっては、座
位姿勢で机に向かう作業者が肘をつくための肘つき部
と、座位姿勢の作業者を受け入れるための凹部とを有
し、前記凹部を作業者に向けた状態で取り付けられる肩
こり防止用肘つきプレートを有する机としている。
く、本発明の肩こり防止用肘つきプレートの第1の発明
にあっては、座位姿勢で机に向かう作業者が肘をつくた
めの肘つき部と、座位姿勢の作業者を受け入れるための
凹部とを有し、前記凹部を作業者に向けた状態で机に取
り付けられる構成としてある。又、本発明の肩こり防止
用肘つきプレートの第2の発明にあっては、座位姿勢で
机に向かう作業者が肘をつくための肘つき部を有し、机
の下面前方端部に水平方向に回動自在に取り付けられ、
机の下に収納することができる構成としてある。又、本
発明の肩こり防止用肘つきプレートの第3の発明にあっ
ては、座位姿勢で机に向かう作業者が肘をつくための肘
つき部を有し、机の側部に沿って摺動可能に、かつ机の
側部のまわりに回動自在に机の側部に取り付けられ、机
の側部に収納することができる構成としてある。第2の
目的を達成すべく、本発明の第4の発明にあっては、座
位姿勢で机に向かう作業者が肘をつくための肘つき部
と、座位姿勢の作業者を受け入れるための凹部とを有
し、前記凹部を作業者に向けた状態で取り付けられる肩
こり防止用肘つきプレートを有する机としている。
【0005】
【作用】本発明の肩こり防止用肘つきプレート及び肩こ
り防止用肘つきプレートを備えた机によれば、作業者が
座位姿勢で机に向かって作業を行う場合に、机に取り付
けられた肩こり防止用肘つきプレートの肘つき部に肘を
つくことによって、肩甲骨や上腕骨の筋肉の緊張がなく
なり肩部周辺の血流が正常に保たれるので、作業による
腕全体の筋肉の疲労が軽減し、肩こりの発生を事前に防
止することが可能となる。又、肩こり防止用肘つきプレ
ートの凹部に作業者の体を受け入れることによって、良
い座位姿勢を確保し、肩甲部や背筋の緊張が防止され、
肩部周辺の血流が正常に保たれるので、肩こりの症状を
軽減させることが可能となる。即ち、肩こり防止用肘つ
きプレートの肘つき部及び凹部によって、作業者が良い
座位姿勢を確保しつつ、肘をつきながら作業を行うこと
が可能となり、それにより肩こりの発生を効果的に防止
することができる。
り防止用肘つきプレートを備えた机によれば、作業者が
座位姿勢で机に向かって作業を行う場合に、机に取り付
けられた肩こり防止用肘つきプレートの肘つき部に肘を
つくことによって、肩甲骨や上腕骨の筋肉の緊張がなく
なり肩部周辺の血流が正常に保たれるので、作業による
腕全体の筋肉の疲労が軽減し、肩こりの発生を事前に防
止することが可能となる。又、肩こり防止用肘つきプレ
ートの凹部に作業者の体を受け入れることによって、良
い座位姿勢を確保し、肩甲部や背筋の緊張が防止され、
肩部周辺の血流が正常に保たれるので、肩こりの症状を
軽減させることが可能となる。即ち、肩こり防止用肘つ
きプレートの肘つき部及び凹部によって、作業者が良い
座位姿勢を確保しつつ、肘をつきながら作業を行うこと
が可能となり、それにより肩こりの発生を効果的に防止
することができる。
【0006】
【実施例】以下に添付の図面を参照して本発明の実施例
を説明する。第1実施例(図1、図2) 図1で10は、肩こり防止用肘つきプレートで、肘つき
プレート10は、その上面に肘つき部11を有し、机1
2に摺動可能に係合する。机12は、一般に使用される
周知の机で、車輪14を両端に有するバー16と、一対
のバー16を固定する底板18と、該バー16に取り付
けられた左右の側板20と、左右の側板20の頂部に配
設された本体板22とからなる。隠しパネル24が左側
板と右側板に取り付けられている。本体板22は、作業
面を有し、椅子等に着座した座位姿勢の作業者が、作業
面に向かうような構成になっている。図2は、本体板2
2の裏面を示す。本体板22の両端及び中央には、ガイ
ドレール26が配設されている。ガイドレール26は、
断面がL字形の形状をなし、肩こり防止用肘つきプレー
ト10を摺動自在に保持するようになっている。ガイド
レール26の両端には肘つきプレート10の抜けを防止
するための前方抜け止め28及び後方抜け止め30が配
設されている。
を説明する。第1実施例(図1、図2) 図1で10は、肩こり防止用肘つきプレートで、肘つき
プレート10は、その上面に肘つき部11を有し、机1
2に摺動可能に係合する。机12は、一般に使用される
周知の机で、車輪14を両端に有するバー16と、一対
のバー16を固定する底板18と、該バー16に取り付
けられた左右の側板20と、左右の側板20の頂部に配
設された本体板22とからなる。隠しパネル24が左側
板と右側板に取り付けられている。本体板22は、作業
面を有し、椅子等に着座した座位姿勢の作業者が、作業
面に向かうような構成になっている。図2は、本体板2
2の裏面を示す。本体板22の両端及び中央には、ガイ
ドレール26が配設されている。ガイドレール26は、
断面がL字形の形状をなし、肩こり防止用肘つきプレー
ト10を摺動自在に保持するようになっている。ガイド
レール26の両端には肘つきプレート10の抜けを防止
するための前方抜け止め28及び後方抜け止め30が配
設されている。
【0007】肘つきプレート10は、中央のガイドレー
ル26に関して軸対称に2枚配設されている。肘つきプ
レート10の上面は、それぞれ略平らな面をなし、作業
者が肘をつけるようになっている。肘つきプレート10
は4分の1円の形状の凹部32を有し、2枚の肘つきプ
レート10が協働して形成する半円の凹部に座位姿勢の
作業者の体を受け入れるようになっている。肘つきプレ
ート10の下面には、スライダー34が取り付けられて
いる。このスライダー34がガイドレール26に係合
し、肘つきプレート10がガイドレール26に沿って引
出され、或いは収納することができるようになってい
る。肘つきプレート10の作業者の側には、該肘つきプ
レート10を引き出すための引手36が配設されてい
る。この肩こり防止用肘つきプレートの使用方法を以下
に説明する。椅子等に座った作業者は、机に向かい、本
体板22の下に収納されている肩こり防止用肘つきプレ
ート10の引手36を持って、プレート10をそれぞれ
引出し、その結果机の前方に肘つき部11及び作業者の
腹部を受け入れるための凹部が形成される。次いで作業
者は、凹部に腹部を受け入れて、肘つき部11に肘をつ
きながら本体板22の作業面上で作業を行う。作業終了
後は、引出し時と反対にプレート10をそれぞれ本体板
22の下に収納する。
ル26に関して軸対称に2枚配設されている。肘つきプ
レート10の上面は、それぞれ略平らな面をなし、作業
者が肘をつけるようになっている。肘つきプレート10
は4分の1円の形状の凹部32を有し、2枚の肘つきプ
レート10が協働して形成する半円の凹部に座位姿勢の
作業者の体を受け入れるようになっている。肘つきプレ
ート10の下面には、スライダー34が取り付けられて
いる。このスライダー34がガイドレール26に係合
し、肘つきプレート10がガイドレール26に沿って引
出され、或いは収納することができるようになってい
る。肘つきプレート10の作業者の側には、該肘つきプ
レート10を引き出すための引手36が配設されてい
る。この肩こり防止用肘つきプレートの使用方法を以下
に説明する。椅子等に座った作業者は、机に向かい、本
体板22の下に収納されている肩こり防止用肘つきプレ
ート10の引手36を持って、プレート10をそれぞれ
引出し、その結果机の前方に肘つき部11及び作業者の
腹部を受け入れるための凹部が形成される。次いで作業
者は、凹部に腹部を受け入れて、肘つき部11に肘をつ
きながら本体板22の作業面上で作業を行う。作業終了
後は、引出し時と反対にプレート10をそれぞれ本体板
22の下に収納する。
【0008】本発明に係わる肩こり防止用肘つきプレー
トは、机に取り付けられるので、机の高さを調節するこ
とにより、該プレートの設置高さを調節して、作業者の
身長或いは体型に合わせることができる。第2実施例(図3乃至図5 ) 机については多段のラック用である点を除き、第1実施
例で説明したような周知の一般的な机であるので、同様
な要素には第1実施例の参照番号に100を加えた番号
を使用することによってその説明は省略し、特徴的な部
分についてのみ説明する。図3は、本実施例の肩こり防
止用肘つきプレートを備えた机の斜視図であり、図5
は、図3の線VI-VI における断面図である。図5を参照
すれば、机の本体板122の下面の両縁には、メインア
ーム138に固設されたガイドレール140が机の前後
方向に沿ってそれぞれ設けられている。ガイドレール1
40には、ガイドローラ142が回転可能に係合し、ガ
イドローラ142は、ガイドローラ受144を介して蝶
番146の一方の部材に固設されている。肩こり防止用
肘つきプレート110は、蝶番146の他方の部材に固
設されている。従って、蝶番146及び蝶番146に固
定された肘つきプレート110は、ガイドローラ142
によって机の前後方向に摺動するようになっている。
又、肘つきプレート110は、机の前後方向に延びる、
蝶番146の枢軸147を中心にして鉛直方向に回動す
るようになっている。
トは、机に取り付けられるので、机の高さを調節するこ
とにより、該プレートの設置高さを調節して、作業者の
身長或いは体型に合わせることができる。第2実施例(図3乃至図5 ) 机については多段のラック用である点を除き、第1実施
例で説明したような周知の一般的な机であるので、同様
な要素には第1実施例の参照番号に100を加えた番号
を使用することによってその説明は省略し、特徴的な部
分についてのみ説明する。図3は、本実施例の肩こり防
止用肘つきプレートを備えた机の斜視図であり、図5
は、図3の線VI-VI における断面図である。図5を参照
すれば、机の本体板122の下面の両縁には、メインア
ーム138に固設されたガイドレール140が机の前後
方向に沿ってそれぞれ設けられている。ガイドレール1
40には、ガイドローラ142が回転可能に係合し、ガ
イドローラ142は、ガイドローラ受144を介して蝶
番146の一方の部材に固設されている。肩こり防止用
肘つきプレート110は、蝶番146の他方の部材に固
設されている。従って、蝶番146及び蝶番146に固
定された肘つきプレート110は、ガイドローラ142
によって机の前後方向に摺動するようになっている。
又、肘つきプレート110は、机の前後方向に延びる、
蝶番146の枢軸147を中心にして鉛直方向に回動す
るようになっている。
【0009】先端に握り用のノブ148を有するシャフ
ト150が、肩こり防止用肘つきプレート110に横方
向に形成された穴152を貫通している。穴152の拡
径部分153には、押しバネ154が設けられ、シャフ
ト150に設けられた突起部156を介してシャフト1
50を本体板122の方向に付勢するようになってい
る。これにより、後に説明する本体板122の穴158
に挿入したシャフト150の穴158からの抜けが防止
される。この穴158について説明すれば、穴158
は、本体板122の各側縁の作業者の側で、穴152と
平行に横方向に延びる。穴158の径は、シャフト15
0の径より僅かに大きく、穴158の深さは、シャフト
150が肘つきプレート110の穴152を横方向に最
大限貫通した位置、即ちノブ148の肘つきプレート側
の端が肘つきプレート110の縁に係合したときのシャ
フト150先端の位置より若干深いものである。この肩
こり防止用肘つきプレートの使用方法を以下に説明す
る。作業者はまず、図4に示すような、机の両側で垂下
する肘つきプレート110を枢軸147を中心に回転さ
せて、本体板122と面一の高さまで回動させる。次い
で、肘つきプレート110をガイドレール140に沿っ
てシャフト150が本体板122の穴158に挿入する
位置まで作業者の側に引き出す。次いで、ノブ148を
本体板122の側に押して、シャフト150を穴158
に挿入する。以上の操作をもう一方の肘つきプレート1
10についても行う。以上で図3に示すように、準備完
了で、作業者は、本体板122の前縁と本体板122の
両側に設置した肘つきプレート110の側縁とが協働し
て構成する凹部に体を受け入れて、肘つきプレート11
0の肘つき部111に肘をつきながら作業を行うことが
できる。
ト150が、肩こり防止用肘つきプレート110に横方
向に形成された穴152を貫通している。穴152の拡
径部分153には、押しバネ154が設けられ、シャフ
ト150に設けられた突起部156を介してシャフト1
50を本体板122の方向に付勢するようになってい
る。これにより、後に説明する本体板122の穴158
に挿入したシャフト150の穴158からの抜けが防止
される。この穴158について説明すれば、穴158
は、本体板122の各側縁の作業者の側で、穴152と
平行に横方向に延びる。穴158の径は、シャフト15
0の径より僅かに大きく、穴158の深さは、シャフト
150が肘つきプレート110の穴152を横方向に最
大限貫通した位置、即ちノブ148の肘つきプレート側
の端が肘つきプレート110の縁に係合したときのシャ
フト150先端の位置より若干深いものである。この肩
こり防止用肘つきプレートの使用方法を以下に説明す
る。作業者はまず、図4に示すような、机の両側で垂下
する肘つきプレート110を枢軸147を中心に回転さ
せて、本体板122と面一の高さまで回動させる。次い
で、肘つきプレート110をガイドレール140に沿っ
てシャフト150が本体板122の穴158に挿入する
位置まで作業者の側に引き出す。次いで、ノブ148を
本体板122の側に押して、シャフト150を穴158
に挿入する。以上の操作をもう一方の肘つきプレート1
10についても行う。以上で図3に示すように、準備完
了で、作業者は、本体板122の前縁と本体板122の
両側に設置した肘つきプレート110の側縁とが協働し
て構成する凹部に体を受け入れて、肘つきプレート11
0の肘つき部111に肘をつきながら作業を行うことが
できる。
【0010】本体板122に設ける穴158を前後方向
に数個設けて、肘つき部の大きさを作業者の体型等に合
わせられるようにしてもよい。第3実施例(図6、図7) 第2実施例と同様に、同様な要素には第1実施例の参照
番号に200を加えた番号を使用することによってその
説明は省略し、特徴的な部分についてのみ説明する。図
6に示すように、肘つきプレート210は、細長い板
で、本体板222の略両端に配設され、それぞれ上面が
略平らな肘つき部211を形成する。図7を参照すれ
ば、肘つきプレート210は、例えばネジ等の回転軸2
80を介して本体板222の下に取り付けられている。
回転軸280は、本体板222の下面の両端部に設けら
れ、肘つきプレート210を回転軸280を中心に水平
方向に回動させることにより、肘つきプレート210を
本体板222の前方に突出させて、両側の肘つきプレー
ト210の側縁及び本体板の前縁が協働して作業者の体
を受け入れるための凹部232を形成するようになって
いる。肘つきプレート210には、位置固定ネジ282
がその下面から貫通し、本体板222の下面に係合し
て、肘つきプレート210を水平方向の任意の回動角度
位置に固定できるようになっている。
に数個設けて、肘つき部の大きさを作業者の体型等に合
わせられるようにしてもよい。第3実施例(図6、図7) 第2実施例と同様に、同様な要素には第1実施例の参照
番号に200を加えた番号を使用することによってその
説明は省略し、特徴的な部分についてのみ説明する。図
6に示すように、肘つきプレート210は、細長い板
で、本体板222の略両端に配設され、それぞれ上面が
略平らな肘つき部211を形成する。図7を参照すれ
ば、肘つきプレート210は、例えばネジ等の回転軸2
80を介して本体板222の下に取り付けられている。
回転軸280は、本体板222の下面の両端部に設けら
れ、肘つきプレート210を回転軸280を中心に水平
方向に回動させることにより、肘つきプレート210を
本体板222の前方に突出させて、両側の肘つきプレー
ト210の側縁及び本体板の前縁が協働して作業者の体
を受け入れるための凹部232を形成するようになって
いる。肘つきプレート210には、位置固定ネジ282
がその下面から貫通し、本体板222の下面に係合し
て、肘つきプレート210を水平方向の任意の回動角度
位置に固定できるようになっている。
【0011】この肩こり防止用肘つきプレート210の
使用方法を以下に説明する。作業者は、まず肘つきプレ
ート210を回転軸280を中心に水平方向に回転させ
て、肘つきプレート210の長手方向の縁が本体板22
2の両縁に平行になるように位置決めする。次いで、位
置固定ネジ282を回転させて肘つきプレート210を
その位置に固定する。以上の操作をもう一方の肘つきプ
レート210についても行う。以降の使用方法は、第2
実施例と同様である。本発明に係わる肩こり防止用肘つ
きプレートは、OA機器専用ラックだけでなく一般机にも
設置することができる。肩こり防止用肘つきプレートの
肘つき部以外の領域は、作業用エリアとして利用するこ
とができ、それによって作業効率を上げることができ
る。
使用方法を以下に説明する。作業者は、まず肘つきプレ
ート210を回転軸280を中心に水平方向に回転させ
て、肘つきプレート210の長手方向の縁が本体板22
2の両縁に平行になるように位置決めする。次いで、位
置固定ネジ282を回転させて肘つきプレート210を
その位置に固定する。以上の操作をもう一方の肘つきプ
レート210についても行う。以降の使用方法は、第2
実施例と同様である。本発明に係わる肩こり防止用肘つ
きプレートは、OA機器専用ラックだけでなく一般机にも
設置することができる。肩こり防止用肘つきプレートの
肘つき部以外の領域は、作業用エリアとして利用するこ
とができ、それによって作業効率を上げることができ
る。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る肩こ
り防止用肘つきプレート及び肩こり防止用肘つきプレー
トを備えた机によれば、良い姿勢を確保しつつ肘つき部
に肘をつきながら机に向かって作業を行うことができ
る。従って、腕及び肩から首にかけての筋肉の安静を図
るとともに、肘の安定化によって手首や指の頻繁な動き
にかかわらず上腕の筋肉をあまり使わずにすむので、腕
及び肩から首にかけての筋肉全体の疲労化を防止し、肩
こりの発生を防ぐことができる。さらに、長時間同じ姿
勢を維持することによる肩甲骨や上腕骨周辺の筋肉の緊
張による動脈の圧迫、すなわち血行不良を緩和すること
ができるので、発生した肩こりの症状も容易に消失させ
ることができる。加えて、凹部に作業者の体を受け入れ
て良い座位姿勢を確保することによって、肩から背中に
かけての脊柱起立筋群及び頸部筋肉の負担を軽くして、
筋肉の疲労を少なくするとともに、肩甲部や背筋の緊張
をなくし、動脈の圧迫による血行不良を少なくして、肩
こりの発生を予防することができる。
り防止用肘つきプレート及び肩こり防止用肘つきプレー
トを備えた机によれば、良い姿勢を確保しつつ肘つき部
に肘をつきながら机に向かって作業を行うことができ
る。従って、腕及び肩から首にかけての筋肉の安静を図
るとともに、肘の安定化によって手首や指の頻繁な動き
にかかわらず上腕の筋肉をあまり使わずにすむので、腕
及び肩から首にかけての筋肉全体の疲労化を防止し、肩
こりの発生を防ぐことができる。さらに、長時間同じ姿
勢を維持することによる肩甲骨や上腕骨周辺の筋肉の緊
張による動脈の圧迫、すなわち血行不良を緩和すること
ができるので、発生した肩こりの症状も容易に消失させ
ることができる。加えて、凹部に作業者の体を受け入れ
て良い座位姿勢を確保することによって、肩から背中に
かけての脊柱起立筋群及び頸部筋肉の負担を軽くして、
筋肉の疲労を少なくするとともに、肩甲部や背筋の緊張
をなくし、動脈の圧迫による血行不良を少なくして、肩
こりの発生を予防することができる。
【図1】本発明の肩こり防止用肘つきプレートを備えた
机の第1実施例の斜視図である。
机の第1実施例の斜視図である。
【図2】図1の本体板を下からみた部分図である。
【図3】本発明の肩こり防止用肘つきプレートを備えた
机の第2実施例の斜視図である。
机の第2実施例の斜視図である。
【図4】図3で肩こり防止用肘つきプレートを使用しな
い場合の部分斜視図である。
い場合の部分斜視図である。
【図5】図3の線VI-VI における断面図である。
【図6】本発明の肩こり防止用肘つきプレートを備えた
机の第3実施例の斜視図である。
机の第3実施例の斜視図である。
【図7】図6の本体板を下からみた部分図である。
10 肩こり防止用肘つきプレート 11 肘つき部 12 机 32 凹部 36 引手
Claims (6)
- 【請求項1】 座位姿勢で机に向かう作業者が肘をつく
ための肘つき部と、座位姿勢の作業者を受け入れるため
の凹部とを有し、前記凹部を作業者に向けた状態で机に
取り付けられることを特徴とする肩こり防止用肘つきプ
レート。 - 【請求項2】 前記凹部は、円弧をなすことを特徴とす
る請求項1に記載の肩こり防止用肘つきプレート。 - 【請求項3】 前記肘つき部は、略平らな面からなるこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかの請求
項に記載の肩こり防止用肘つきプレート。 - 【請求項4】 座位姿勢で机に向かう作業者が肘をつく
ための肘つき部を有し、机の下面前方端部に水平方向に
回動自在に取り付けられ、机の下に収納することができ
ることを特徴とする肩こり防止用肘つきプレート。 - 【請求項5】 座位姿勢で机に向かう作業者が肘をつく
ための肘つき部を有し、机の側部に沿って摺動可能に、
かつ机の側部のまわりに回動自在に机の側部に取り付け
られ、机の側部に収納することができることを特徴とす
る肩こり防止用肘つきプレート。 - 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかの請求
項に記載の肩こり防止用肘つきプレートを備えることを
特徴とする机。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32814193A JPH07177935A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 肩こり防止用肘つきプレート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32814193A JPH07177935A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 肩こり防止用肘つきプレート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07177935A true JPH07177935A (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=18206960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32814193A Pending JPH07177935A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 肩こり防止用肘つきプレート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07177935A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006311990A (ja) * | 2005-05-06 | 2006-11-16 | Shigenobu Ohashi | 肩こり予防の肘充て具付事務机 |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP32814193A patent/JPH07177935A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006311990A (ja) * | 2005-05-06 | 2006-11-16 | Shigenobu Ohashi | 肩こり予防の肘充て具付事務机 |
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