JPH07177658A - 給電回路 - Google Patents

給電回路

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JPH07177658A
JPH07177658A JP5319670A JP31967093A JPH07177658A JP H07177658 A JPH07177658 A JP H07177658A JP 5319670 A JP5319670 A JP 5319670A JP 31967093 A JP31967093 A JP 31967093A JP H07177658 A JPH07177658 A JP H07177658A
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JP
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voltage
load
power supply
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output voltage
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JP5319670A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Honda
和博 本田
Kuniharu Tatezuki
邦治 竪月
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消費電力の低減を図る。 【構成】 電源電圧の上昇にともなって消費電流の増加
する特性を有すると共に駆動電圧VX がV1 <VX <V
3 の範囲である第1の負荷21と、駆動電圧VY がV2
Y <V4 の範囲であり且つ間欠的に駆動を要求される
第2の負荷23とに、同一の電池Eから電源を供給するた
めの給電回路において、電池からの給電を受けて第1の
出力電圧Va と第2の出力電圧Vb とを切り替え可能に
出力する可変電圧電源部20と、第2の負荷をオン・オフ
するスイッチング部22と、スイッチング部にオフ指示を
与えているときには可変電圧電源部に第1の出力電圧V
a の出力指示を与えると共にスイッチング部にオン指示
を与えているときには可変電圧電源部に第2の出力電圧
b の出力指示を与える制御部21とを設け、且つそれぞ
れの電圧にV1 <Va <V2 <Vb <V3 <V4 成る関
係をもたせた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、略連続して駆動してい
ることを要求される回路部と間欠的な駆動の要求される
回路部とを具備するような電気機器の、消費電力量を低
減する給電回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年にあっては無線技術を利用した商品
が生活の中に広く浸透してきている。これらの商品の中
には、防災あるいは防犯などの各種センサーに接続され
て遠方に設置されるワイヤレス送信機と、監視センター
などに設置されるワイヤレス受信機とを含んで構成され
るワイヤレスセキュリティ装置などがある。このような
ワイヤレスセキュリティ装置などにあっては、ワイヤレ
ス送信機は、例えばセンサーが不審な侵入者を感知すれ
ば該情報を監視センターのワイヤレス受信機に無線デー
タ伝送により自動的に伝達し、監視員に報知する。
【0003】ところで、上述のようなワイヤレスセキュ
リティ装置のワイヤレス送信機にあっては、何らかの異
常をセンサーが感知することによって発報し送信するも
のなので、ワイヤレス送信機が故障したりすると、異常
が発生しているにもかかわらず異常情報を送信できない
場合が生ずる。そこで、ワイヤレス送信機が正常に作動
しているのか否かを監視センターにて確認できるよう
に、例えば毎日定時刻にワイヤレス送信機がメンテナン
スデータ信号を送信するようにしておき、このメンテナ
ンスデータ信号が監視センターのワイヤレス受信機で受
信できなければ、そのワイヤレス送信機が故障したもの
と判断してメンテナンス要員を現地に派遣するようなこ
とが行われる。
【0004】図4は上述のようなワイヤレス送信機の給
電回路の要部を説明するブロック回路図である。図4に
おいて、Eは電池、10は三端子レギュレータ、11は
マイクロコンピュータ、12はスイッチング部、13は
高周波回路である。電池Eはワイヤレス送信機の電源で
ある。三端子レギュレータ10は、負荷変動が生じて
も、マイクロコンピュータ11や高周波回路13に対し
て常に安定した所定電圧を供給し得るようにするもので
ある。
【0005】マイクロコンピュータ11は、時計機能を
果したり、各種センサーの接続された入力ポート(図示
せず)の状態を監視するためにスキャンしたり、出力ポ
ート(図示せず)を介してスイッチング部12を必要に
応じてオン・オフ制御したりする部分であり、常時駆動
している(常時動作している)ことが要求される。スイ
ッチング部12は、マイクロコンピュータ11の出力ポ
ートを介して制御されるもので、三端子レギュレータ1
0の出力電圧を高周波回路13に印加するか否かのスイ
ッチング動作を行う部分である。高周波回路13は、無
線によるデータの送受信を司る部分である。
【0006】ところで、図4に示すような従来の給電回
路にあっては、マイクロコンピュータ11の駆動電圧V
X の動作可能電圧範囲はV1 <VX <V3 であり、高周
波回路13の駆動電圧VY の動作可能電圧範囲はV2
Y <V4 であり、しかもV 1 <V2 <V3 <V4 成る
電圧関係にされ、三端子レギュレータ10の出力電圧V
R はV2 <VR <V3 成る所定電圧に設定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な図4に示す給電回路のように電池を電源に用いる給電
回路にあっては、電池の消耗を低減して電池寿命を長く
することが特に要求され、できる限り全体的な平均消費
電流(平均消費電力)を少なくする必要がある。従っ
て、上述のような図4に示す従来の給電回路にあって
は、マイクロコンピュータ11とスイッチング部12と
を用いて、送信や受信が必要で高周波回路13の駆動を
要するときにのみ高周波回路13をオンできるようにし
て、全体的な平均消費電流を少なくし、電池の消耗の低
減を図って電池寿命を長くしているものの、更なる平均
消費電流の低減を図り電池寿命を長くすることが必要で
あると言う問題点があった。
【0008】本発明は、上記の問題点を解決するために
成されたもので、その目的とするところは、更なる平均
消費電流(平均消費電力)の低減を図り延いては電池寿
命を長くすることのできる給電回路を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、請求項1記載の発明にあっては、電源電
圧の上昇にともなって消費電流の増加する特性を有する
と共に駆動電圧VX がV1 <VX <V3 の範囲である第
1の負荷と、駆動電圧VY がV2 <VY <V4の範囲で
あり且つ間欠的に駆動を要求される第2の負荷とに、同
一の電池から電源を供給するための給電回路において、
前記電池からの給電を受けて第1の出力電圧Va と第2
の出力電圧Vb とを切り替え可能に出力する可変電圧電
源部と、前記第2の負荷をオン・オフするスイッチング
部と、前記スイッチング部にオフ指示を与えているとき
には前記可変電圧電源部に第1の出力電圧Va の出力指
示を与えると共に前記スイッチング部にオン指示を与え
ているときには前記可変電圧電源部に第2の出力電圧V
b の出力指示を与える制御部とを設け、しかも、前記そ
れぞれの電圧はV1 <Va <V2 <Vb <V3 <V4
る関係にあることを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明にあっては、電源電圧
の上昇にともなって消費電流の増加する特性を有すると
共に駆動電圧VX がV1 <VX <V3 の範囲であり且つ
常時駆動を要求される第1の負荷と、駆動電圧VY がV
2 <VY <V4 の範囲であり且つ間欠的に駆動を要求さ
れる第2の負荷とに、同一の電池から電源を供給するた
めの給電回路において、前記電池からの給電を受けて第
1の出力電圧Va と第2の出力電圧Vb とを切り替え可
能に出力する可変電圧電源部と、前記第2の負荷をオン
・オフするスイッチング部と、前記スイッチング部にオ
フ指示を与えているときには前記可変電圧電源部に第1
の出力電圧Va の出力指示を与えると共に前記スイッチ
ング部にオン指示を与えているときには前記可変電圧電
源部に第2の出力電圧Vb の出力指示を与える制御部と
を設け、しかも、前記それぞれの電圧はV1 <Va <V
2 <Vb <V3 <V4 成る関係にあることを特徴とす
る。
【0011】請求項3記載の発明にあっては、前記第1
の負荷が前記制御部であることを特徴とする。
【0012】
【作用】以上のように構成したことにより、請求項1記
載の発明にあっては、第1の負荷は、電源電圧の上昇に
ともなって消費電流の増加する特性を有すると共に駆動
電圧VX はV1 <VX <V3 の範囲である。第2の負荷
は、間欠的に駆動要求されると共に駆動電圧VY はV2
<VY <V4 の範囲である。そして、電池からの給電を
受けて前記第1の負荷と第2の負荷とに電源を給電する
可変電圧電源部は、前記第1の負荷と第2の負荷とを共
に駆動する場合には第2の出力電圧Vb を出力し、前記
第2の負荷はオフされ第1の負荷のみを駆動する場合に
は第1の出力電圧Va を出力するように、制御部によっ
てそれぞれの場合に応じて制御される。しかも、前記そ
れぞれの電圧は、V1 <Va <V2 <Vb <V3 <V4
成る関係にされている。すなわち、駆動電圧VX がV1
<VX <V3 の範囲である第1の負荷と、駆動電圧VY
がV2 <VY <V4 の範囲である第2の負荷とに、同一
の電池から前記可変電圧電源部を介して給電する場合、
該可変電圧電源部の出力電圧を常に固定的に電圧Vb
するのではなく、第2の負荷がオフされるときは第2の
負荷を駆動し得ないような低い電圧Va にすることがで
きる。従って、第1の負荷と第2の負荷との長期に渡っ
ての合計の平均消費電流(平均消費電力)は、前記可変
電圧電源部の出力電圧を常に固定的に電圧Vb にしてい
る場合よりも少なく成るのである。
【0013】請求項2記載の発明にあっては、前記第1
の負荷は殆ど常時駆動するようにされているので、可変
電圧電源部の出力電圧を常に固定的に電圧Vb にするの
ではなく、第2の負荷がオフされるときは第2の負荷は
駆動し得ないような低い電圧Va にすることによる、第
1の負荷と第2の負荷との長期に渡っての合計の平均消
費電流(平均消費電力)の低減効果は、更に顕著なもの
と成るのである。
【0014】請求項3記載の発明にあっては、前記第1
の負荷そのものを前記制御部とするので、特に、前記制
御部をマイクロコンピュータなどにて構成して、該マイ
クロコンピュータを略常時駆動させておく必要のある場
合などに、長期に渡っての合計の平均消費電流(平均消
費電力)の低減に効果を発揮できるのである。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る給電回路の一実施例を、
図1〜図3に基づいて詳細に説明する。図1は給電回路
の要部を説明するブロック回路図、図2は給電回路の要
部を説明する具体的な回路図、図3は第1の負荷に相当
するマイクロコンピュータ(日本電気製のμPD75004 )
の電源電圧対電源電流特性図である。
【0016】まず図1を用いて基本的な概念を説明す
る。図1において、Eは電池、20は可変電圧電源部、
21は第1の負荷、22はスイッチング部、23は第2
の負荷である。電池Eは第1の負荷21と第2の負荷2
3とを駆動するためのエネルギー源である。可変電圧電
源部20は、電池Eから供給される電圧を電圧Va ある
いは電圧Vb に変換して出力できるもので、出力電圧と
して電圧Va を出力するかあるいは電圧Vb を出力する
かは第1の負荷21からの制御指示によって決定され
る。
【0017】第1の負荷21は、可変電圧電源部20か
らの出力電圧により常時駆動しており、可変電圧電源部
20とスイッチング部22とに対して制御指示を与え
る。つまり、第1の負荷21は、特許請求の範囲に記載
の第1の負荷でもあり制御部にも相当している部分なの
である。この第1の負荷21からの制御指示は、次のよ
うな指示である。すなわち、第2の負荷23に可変電圧
電源部20からの出力電圧が印加するようにスイッチン
グ部22に対してオンの制御指示を与えている場合は可
変電圧電源部20の出力電圧を電圧Vb と成し、第2の
負荷23に可変電圧電源部20からの出力が印加しない
ようにスイッチング部22に対してオフの制御指示を与
えている場合は可変電圧電源部20の出力電圧を電圧V
a と成すような制御指示なのである。また、第1の負荷
21は自分自身が駆動するための電圧の供給を可変電圧
電源部20の出力から受けており、該第1の負荷21の
駆動電圧VX の許容範囲はV1 <VX <V3 であり、し
かも、該第1の負荷21は可変電圧電源部20から受け
る電圧が高ければ高いほど消費電流(消費電力)が増加
する特性を備えている。
【0018】スイッチング部22は、前記第1の負荷2
1の制御指示に基づいて、可変電圧電源部20からの出
力電圧を第2の負荷23に印加したり遮断したりして、
第2の負荷23の駆動のオン・オフをする部分である。
第2の負荷23は、間欠的に駆動するもので、駆動する
ための電圧の供給を可変電圧電源部20の出力から受け
ており、該第2の負荷23の駆動電圧VY の許容範囲は
2 <VY <V4 である。しかも、前述の電圧V1,2,
3,4,a,b との間には、V1 <Va <V 2 <Vb
<V3 <V4 成る関係が成立している。
【0019】上述の図1に示す給電回路にあっては次の
ように接続されている。すなわち、電池Eの陽極は可変
電圧電源部20の陽極入力端子に接続されると共に、電
池Eの陰極はアースされている。可変電圧電源部20の
陰極入力端子はアースされており、該可変電圧電源部2
0の陰極入力端子は該可変電圧電源部20の陰極出力端
子をも兼ねている。また、可変電圧電源部20の陽極出
力端子は、第1の負荷21の陽極入力端子とスイッチン
グ部22の入力端子とに接続されている。第1の負荷2
1の陰極入力端子はアースされている。また、第1の負
荷21の一方の制御出力端子は可変電圧電源部20の制
御入力端子に接続され、第1の負荷21の他方の制御出
力端子はスイッチング部22の制御入力端子に接続され
ている。スイッチング部22の出力端子は第2の負荷2
3の陽極入力端子に接続され、第2の負荷23の陰極入
力端子はアースされている。
【0020】従って、上述の図1に示すように構成され
た給電回路にあっては、スイッチング部22がオン状態
にあり第1の負荷21と第2の負荷23とが共に駆動し
ている場合は、可変電圧電源部20は電圧Vb を出力
し、第1の負荷21は電流i1bを消費し、第2の負荷2
3は電流i2bを消費する。また、スイッチング部22が
オフ状態にあり第1の負荷21のみが駆動している場合
は、可変電圧電源部20は電圧Va を出力し、第1の負
荷21は電流i1aを消費する。しかも、第1の負荷21
の特性からi1a<i2bの関係に成る。
【0021】すなわち、従来の給電回路にあっては、第
1の負荷のみを駆動する場合であっても、第1の負荷に
第2の負荷をも駆動可能な比較的高い電圧を印加してい
た。しかし、上述の図1に示すように構成された給電回
路にあっては、第1の負荷と第2の負荷とが共に駆動す
る場合は、第2の負荷をも駆動可能な比較的高い電圧を
第1の負荷にも印加するものの、第1の負荷のみを駆動
する場合は、第2の負荷は電圧が低過ぎて駆動不能では
あるが第1の負荷は駆動可能であるような比較的低い電
圧を第1の負荷に印加する。従って、上述の図1に示す
ように構成された給電回路にあっては、電流(電力)の
流出による電池Eの消耗度合いは従来の給電回路よりも
減少し、電池Eの交換頻度も少なくできるのである。
【0022】次に図2を用いて具体的な給電回路を説明
する。図2に示す給電回路は、従来の技術で説明したよ
うなワイヤレスセキュリティ装置のワイヤレス送信機の
給電回路である。図2において、Eは電池、30は可変
電圧電源部に相当するスイッチングレギュレータ、31
は第1の負荷に相当すると共に制御部に相当するマイク
ロコンピュータ、32はスイッチング部に相当するトラ
ンジスタ、33は第2の負荷に相当する高周波回路であ
る。
【0023】具体的には、電池Eは単3電池×2本であ
る。スイッチングレギュレータ30はセイコー電子工業
製のS-8435CF-SD と外付けコイルとしてのスミダ電機製
のRCH855−47μH と外付けダイオードとしてのD1NS4 と
から構成されている。マイクロコンピュータ31は日本
電気製のμPD75004 である。トランジスタ32は松下電
子工業製のUN2117である。高周波回路33はアルプス製
のMODEL URHP5 である。
【0024】スイッチングレギュレータ30はパワーオ
フ端子を備えており、該パワーオフ端子がHighのときは
昇圧動作を行い出力電圧を5Vにすることができる。ま
た、該パワーオフ端子がLow のときは昇圧動作を行わず
に略入力電圧に等しい電圧が出力される。すなわち、電
池Eの電圧は3Vなので、パワーオフ端子をHighあるい
はLow に制御することにより、スイッチングレギュレー
タ30の出力電圧は5Vと3Vとの二段階に制御でき
る。
【0025】マイクロコンピュータ31は図3に示すよ
うな電源電圧対電源電流特性を有している。すなわち、
マイクロコンピュータ31の動作可能な電源電圧の範囲
は3V〜6Vであり、3Vで使用時の電源電流は30μ
A、5Vで使用時の電源電流は90μAである。
【0026】トランジスタ32は、ベース電圧をHighに
すればオフし、ベース電圧をLow にすればオンする。つ
まり、トランジスタ32のベース電圧をHigh・Low する
ことによりトランジスタ32をオン・オフ制御すること
が可能で、トランジスタ32によりスイッチングレギュ
レータ30の出力電圧を高周波回路33に供給したり停
止したりする制御ができる。また、高周波回路33は無
線によるデータの送受信を司っており、駆動するには電
源電圧として5V程度の電圧を必要とする。
【0027】なお、マイクロコンピュータ31は、各種
センサー(図示せず)やキーボード(図示せず)からの
入力を受けるための入力ポートと、前記スイッチングレ
ギュレータ30のパワーオフ端子を介して出力電圧を5
Vと3Vとの二段階に切り換えたり、前記トランジスタ
32のベース電圧をHighあるいはLow に切り換えたりす
るための出力ポートとを備えている。
【0028】上述のような図2に示す給電回路にあって
は次のように動作する。すなわち、各種センサーの発報
が無くしかもメンテナンスデータ信号の送信する時刻に
はない通常の場合にあっては、マイクロコンピュータ3
1はスイッチングレギュレータ30のパワーオフ端子を
Low にすると共にトランジスタ32のベース電圧をHigh
に制御し、スイッチングレギュレータ30からマイクロ
コンピュータ31にのみ3Vが印加され、この場合のマ
イクロコンピュータ31の消費電流は30μA程度と少
なく抑えられる。
【0029】一方、センサーの発報があったり、あるい
は、メンテナンスデータ信号の送信する時刻になったり
した場合にあっては、マイクロコンピュータ31はスイ
ッチングレギュレータ30のパワーオフ端子をHighにす
ると共にトランジスタ32のベース電圧をLow に制御
し、スイッチングレギュレータ30からマイクロコンピ
ュータ31と高周波回路33とに5Vが印加され、この
場合のマイクロコンピュータ31の消費電流は90μA
程度と増大する。
【0030】しかしながら、無線によるデータ伝送が完
了すると、マイクロコンピュータ31は再びスイッチン
グレギュレータ30のパワーオフ端子をLow にすると共
にトランジスタ32のベース電圧をHighに制御し、スイ
ッチングレギュレータ30からマイクロコンピュータ3
1にのみ3Vが印加され、マイクロコンピュータ31の
消費電流は30μA程度と再び少なく抑えられる。
【0031】すなわち、従来の給電回路にあっては、各
種センサーの発報が無くしかもメンテナンスデータ信号
の送信する時刻でもなく高周波回路33を駆動する必要
の無い通常の場合であっても、高周波回路33を駆動す
るための電圧である5Vをマイクロコンピュータ31に
印加していたのに対し、図2に示す給電回路にあって
は、高周波回路33を駆動する必要の無い場合、マイク
ロコンピュータ31には、高周波回路33は駆動不可能
であるもののマイクロコンピュータ31は駆動可能な電
源電圧範囲の略下限値である3Vが印加される。
【0032】従って、上述の図2に示すように構成され
た給電回路にあっては、電池Eの消耗度合いは従来の給
電回路よりも減少し、電池Eの交換頻度も少なくできる
のである。
【0033】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、ワイヤレスセキュリティ装置のワイヤレス
送信機の給電回路のみならず、各種携帯用電気器機など
に利用可能であることは言うまでもない。また、上記実
施例では、もっとも利用形態の確率の高いと思われる第
1の負荷自身が制御部でもあるマイクロコンピュータで
ある場合を説明したが、第1の負荷と制御部とは別物で
あっても良い。
【0034】
【発明の効果】本発明の給電回路は上述のように構成し
たものであるから、請求項1記載の発明にあっては、消
費電流を少なくして無駄な消費電力の削減を図ることが
できると共に電池の交換頻度を少なくでき、請求項2記
載の発明にあっては、前記効果を顕著に発揮させること
ができ、請求項3記載の発明にあっては、携帯用の機器
に制御手段としてマイクロコンピュータなどを利用する
場合に前記効果を発揮させるのに好都合な優れた給電回
路が提供できると言う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給電回路の一実施例の要部を説明
するブロック回路図である。
【図2】上記給電回路の具体的な回路図である。
【図3】上記給電回路の第1の負荷に相当するマイクロ
コンピュータの電源電圧対電源電流特性図である。
【図4】従来の給電回路を説明するブロック回路図であ
る。
【符号の説明】
20 可変電圧電源部 30 可変電圧電源部 21 第1の負荷 31 第1の負荷 22 スイッチング部 32 スイッチング部 23 第2の負荷 33 第2の負荷 E 電池

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧の上昇にともなって消費電流の
    増加する特性を有すると共に駆動電圧VX がV1 <VX
    <V3 の範囲である第1の負荷と、駆動電圧VY がV2
    <VY <V4 の範囲であり且つ間欠的に駆動を要求され
    る第2の負荷とに、同一の電池から電源を供給するため
    の給電回路において、前記電池からの給電を受けて第1
    の出力電圧Va と第2の出力電圧Vb とを切り替え可能
    に出力する可変電圧電源部と、前記第2の負荷をオン・
    オフするスイッチング部と、前記スイッチング部にオフ
    指示を与えているときには前記可変電圧電源部に第1の
    出力電圧Va の出力指示を与えると共に前記スイッチン
    グ部にオン指示を与えているときには前記可変電圧電源
    部に第2の出力電圧Vb の出力指示を与える制御部とを
    設け、しかも、前記それぞれの電圧はV1 <Va <V2
    <Vb <V3 <V 4 成る関係にあることを特徴とする給
    電回路。
  2. 【請求項2】 電源電圧の上昇にともなって消費電流の
    増加する特性を有すると共に駆動電圧VX がV1 <VX
    <V3 の範囲であり且つ常時駆動を要求される第1の負
    荷と、駆動電圧VY がV2 <VY <V4 の範囲であり且
    つ間欠的に駆動を要求される第2の負荷とに、同一の電
    池から電源を供給するための給電回路において、前記電
    池からの給電を受けて第1の出力電圧Va と第2の出力
    電圧V b とを切り替え可能に出力する可変電圧電源部
    と、前記第2の負荷をオン・オフするスイッチング部
    と、前記スイッチング部にオフ指示を与えているときに
    は前記可変電圧電源部に第1の出力電圧Va の出力指示
    を与えると共に前記スイッチング部にオン指示を与えて
    いるときには前記可変電圧電源部に第2の出力電圧V b
    の出力指示を与える制御部とを設け、しかも、前記それ
    ぞれの電圧はV1 <V a <V2 <Vb <V3 <V4 成る
    関係にあることを特徴とする給電回路。
  3. 【請求項3】 前記第1の負荷が前記制御部であること
    を特徴とする請求項1記載または請求項2記載の給電回
    路。
JP5319670A 1993-12-20 1993-12-20 給電回路 Withdrawn JPH07177658A (ja)

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