JPH0717756Y2 - 扉の気密構造 - Google Patents

扉の気密構造

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JPH0717756Y2
JPH0717756Y2 JP1986073471U JP7347186U JPH0717756Y2 JP H0717756 Y2 JPH0717756 Y2 JP H0717756Y2 JP 1986073471 U JP1986073471 U JP 1986073471U JP 7347186 U JP7347186 U JP 7347186U JP H0717756 Y2 JPH0717756 Y2 JP H0717756Y2
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JP
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door
frame
gasket
floor
plunger
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Application number
JP1986073471U
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JPS62187090U (ja
Inventor
秋丸 竹岡
Original Assignee
株式会社熊平製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は気密性を要する収蔵庫等の出入口扉の気密用ガ
スケット枠の取付構造に関する。
〔従来の技術〕
美術館,博物館などの収蔵庫の出入口扉は中に収蔵され
た文化剤を火災等の災害から守るため気密性を必要とし
ている。そして、この気密性を持たせるため、収蔵庫の
出入口扉は扉と枠の四周の噛み合わせ部分にガスケット
を設けてこれを圧着する構造となっている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、出入口扉の通路となる床部分は第3図に
示す如く、扉1の水平旋回に対してガスケット取付枠21
を床面から突起させた扉枠となり、必然的に庫内と庫外
の床レベル18a,18bの段差(床差)が生じて不便を来た
している。そして、この床の段差(床差)部分には通行
時に便利なように、またガスケットを保護するために踏
板20を設けているが、扉の開閉の都度、踏板を上げ下げ
する必要があった。また、防災区画内の収蔵庫施設の場
合、出入口扉は外部の煙感知器などの閉扉信号による自
動閉扉装置を設けても、上記踏板が手動式では、完全な
閉扉を妨げるため、開閉扉に連動する踏板が必要であっ
た。
このため、出入口扉の開閉作動に伴って横移動できるよ
うに扉体の内部にプランジャーを取付け、動力伝達機構
を介して扉体の下部又は上部に配設した遮蔽部材として
のガスケットに動力を伝達し、閉扉時にこのガスケット
を床面又は天井面に押圧して、開き戸と床面又は天井面
との間の間隙を塞ぎ気密性を得る開き戸の遮蔽装置が提
案された(例えば、実開昭54−106010号公報又は実開昭
59−113493号公報参照)。
この開き戸の遮蔽装置により、庫内外に床レベルの段差
が生じる問題は解決された。しかしながら、残された問
題点として、扉の開閉作動に伴って横移動するプランジ
ャー、動力伝達機構および動力が伝達されるガスケット
が、いずれも、扉体の内部に設けられていることから、
ガスケットの摩耗等によりこれを交換する必要のあると
きは、特に床面側のガスケットの交換は下方からの作業
となるため、扉枠から扉体を取り外し、扉板を除去して
これを行わねばならず、大きな手間を要することが挙げ
られる。
一方、扉体の内部における下部又は上部で、ガスケット
を扉枠に押圧する構造であるため、押圧力に限界があ
り、密閉が不十分であること、また、閉扉時に、扉体と
床面又は天井面との間の間隙でガスケットが露出する形
となり、もし、弾性体を含む動力伝達機構が故障で正常
に機能しなくなったときは、気密の目的を達成し得ない
事態が発生した。
本考案は、扉の開閉動作に伴って横移動するプランジャ
ーおよび動力伝達機構を、扉体ではなく、扉枠の内部に
設け、動力が伝達されるガスケット取付枠を床枠に設け
ることにより、上記の問題点を解決した扉の気密構造を
提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するために、本考案は、出入口扉の
開閉作動に伴って横移動できるように扉枠に取付けたプ
ランジャーと、このプランジャーの端部に一端を枢支さ
れて床枠側の延び、扉枠に設けられた支点軸を中心に揺
動し得る反転レバーと、この反転レバーの他端に一端を
枢支され、他端をガスケット取付枠の回転軸に固着され
た回転レバーと、前記プランジャーからの動力伝達によ
り、前記回転軸を軸として、開扉時には床枠の内部に床
面と同一面となるように倒伏し、閉扉時には床面よりも
上方に起立するガスケット取付枠と、このガスケット取
付枠に取付けられ、閉扉時に前記出入口扉の裏面に押圧
されて密閉状態を保持するガスケットを備えることを特
徴とする扉の気密構造を構成した。
〔作用〕
上記の手段により、開扉時には、ガスケット取付枠が床
面と同一面となるように倒伏し、床差のない踏板となる
と共に、閉扉時は、扉ヒンジが回転してプランジャーに
当接し、プランジャーが横移動するに伴って、ガスケッ
ト取付枠が床面より垂直に立ち上がり、扉の裏面がガス
ケットを押圧し、密閉状態を保持する。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例を図面に基づき詳細に説明す。
第1図は本考案の断面正面図、第2図は本考案の平面断
面図である。
第1図及び第2図に示す如く、本考案は収蔵庫の出入口
扉1の扉ヒンジ2側の扉枠3内部と、出入口扉1の閉扉
時の下面に当る床枠4内部に適用されたものである。即
ち、扉枠3の内部には一端が扉ヒンジ2側にバネ5によ
って付勢されて当接するプランジャー6が設けられてい
る。該プランジャー6は出入口扉1の開閉に従って左右
に移動可能に軸受7,8により扉枠3内に取付けられてい
る。該プランジャーの他端にはジョイントピン9により
連結され床枠側に延設されて扉枠3へ溶着された支点軸
10を中心に反転する棒状の反転レバー11が設けられてい
る。該反転レバー11の他端はちょうど床枠4内にあり、
この他端に回転軸レバー12に一端がジョイントピン13に
より連結されている。該回転軸レバー12の他端は床枠4
の扉方向に延設されガスケット取付枠14を水平,垂直に
回転させる回転軸15に接続されている。該ガスケット取
付枠は開扉時床面と面一に倒した状態で設け、閉扉時扉
1の裏面とガスケット16が接触して気密になるように起
した状態で設けられている。なお、17はガスケット取付
枠14が水平,垂直に止まるように回転レバー12の所に設
けられたストッパー、18は床板である。
次に、本考案の動作について説明する。
扉1を開けると、扉ヒンジ2の回転により、プランジャ
ー6がバネ5の作用で扉枠3表面から押し出される。プ
ランジャー6が押し出されると、反転レバー11が支点軸
10を中心に反時計方向に回転し、回転軸レバー12を介し
てガスケット取付枠14が回転軸15を支点に水平になるま
で回転し、ストッパー17にて受け止め、床板18表面と同
一面となり、床荷重を負荷させることができる。
扉を閉める時は一定の回転角度まで閉扉すると、扉ヒン
ジ2の回転により、プランジャー6が押し込まれ、ジョ
イントピン9で連結した反転レバー11が支点軸10を中心
に時計方向に回転し、回転軸レバー12を介してガスケッ
ト取付枠14が回転軸15を支点に垂直に回転し、ストッパ
ーにて受止めた状態で閉扉され扉1裏面とガスケット16
が接触し気密となる。この時、扉1は左右及び天枠部の
ガスケットと四周同一面となり、圧着された扉1により
気密性を得ることができる。
なお、本考案は片開き扉及び両開き扉にも適用し、量開
き扉の場合は左右各々の扉に連動とし、召し合わせ構造
により、先に開く片方の扉部分の床部ガスケット取付枠
は他の部分と分割起倒できるものとする。このようにす
ると、少人数の通行のみの場合に便利であり、閉扉順位
による理想的なガスケット圧着が可能となり、気密性と
ガスケットの耐久性に優れている。
〔考案の効果〕
上記の構成からなる本考案によれば、次のよな効果を奏
し得る。
ガスケットを交換する必要が生じたときは、扉を開
放し、倒伏しているガスケット取付枠を手動で起立さ
せ、この状態で簡単にガスケットの交換作業を行うこと
ができる。したがって、従来のように、扉枠から扉体を
取り外したり、扉板を除去する等の大きな手間は不要で
ある。
プランジャーの横移動による動力がガスケット枠に
正確に伝達され、閉扉時には、扉自体がガスケットを押
圧するため、庫内外を完全に密閉することができる。
扉の開閉作動に伴って横移動するプランジャーおよ
び動力伝達機構を、扉体ではなく、扉枠の内部に設け、
動力が伝達されるガスケット取付枠を床枠に設けたの
で、扉の外観を損なうことがない。
扉の開閉作動と連動式としたため、防災設備として
の自動閉扉装置に対して支障がなく、完全閉扉が可能と
なる。
片開き扉は勿論、両開き扉にも個別に機能させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の気密用ガスケット枠の取付構造を示す
断面正面図、第2図は同じく本考案の平面断面図、第3
図は従来の気密用ガスケット枠の取付構造を示す正面図
である。 1…出入口扉、3…扉枠 4…床枠、6…プランジャー 10…支点軸、11…反転レバー 12…回転軸レバー、14…ガスケット取付枠 15…回転軸、16…ガスケット 18,18a,18b…床板、20…踏板 21…ガスケット取付枠

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】出入口扉の開閉作動に伴って横移動できる
    ように扉枠に取付けたプランジャーと、このプランジャ
    ーの端部に一端を枢支されて床枠側に延び、扉枠に設け
    られた支点軸を中心に揺動し得る反転レバーと、この反
    転レバーの他端に一端を枢支され、他端をガスケット取
    付枠の回転軸に固着された回転レバーと、前記プランジ
    ャーからの動力伝達により、前記回転軸を軸として、開
    扉時には床枠の内部に床面と同一面となるように倒伏
    し、閉扉時には床面よりも上方に起立するガスケット取
    付枠と、このガスケット取付枠に取付けられ、閉扉時に
    前記出入口扉の裏面に押圧されて密閉状態を保持するガ
    スケットを備えることを特徴とする扉の気密構造。
JP1986073471U 1986-05-16 1986-05-16 扉の気密構造 Expired - Lifetime JPH0717756Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986073471U JPH0717756Y2 (ja) 1986-05-16 1986-05-16 扉の気密構造

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JP1986073471U JPH0717756Y2 (ja) 1986-05-16 1986-05-16 扉の気密構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62187090U JPS62187090U (ja) 1987-11-28
JPH0717756Y2 true JPH0717756Y2 (ja) 1995-04-26

Family

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JP1986073471U Expired - Lifetime JPH0717756Y2 (ja) 1986-05-16 1986-05-16 扉の気密構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220008179A (ko) * 2020-07-13 2022-01-20 전설화 도어 하단 개폐 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54106010U (ja) * 1978-01-10 1979-07-26
JPS59113493U (ja) * 1983-01-19 1984-07-31 新関西ベアリング株式会社 開き戸の遮蔽装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220008179A (ko) * 2020-07-13 2022-01-20 전설화 도어 하단 개폐 장치

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JPS62187090U (ja) 1987-11-28

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