JPH0717744U - ペ−スト状物塗布用容器 - Google Patents
ペ−スト状物塗布用容器Info
- Publication number
- JPH0717744U JPH0717744U JP4733793U JP4733793U JPH0717744U JP H0717744 U JPH0717744 U JP H0717744U JP 4733793 U JP4733793 U JP 4733793U JP 4733793 U JP4733793 U JP 4733793U JP H0717744 U JPH0717744 U JP H0717744U
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- Japan
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- container
- paste
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 流動性の大きい軟膏や接着糊等のペースト状
物を収容した状態でそのまま塗布することができ、しか
も液だれにより周囲を汚損することのないペースト状物
塗布用容器を提供する。 【構成】 略半球状凸曲面の輪郭を呈してその先端近傍
に略円形の平坦な付着面3aが形成され、さらにその中
央に塗布孔4が穿設されている塗布部3が設けられた容
器1である。容器1内に収容された軟膏等のペースト状
物は、塗布部3中央の塗布孔4から出るが塗布孔4に作
用する表面張力のため自然に流出することはない。ま
た、塗布部3が略半球状に形成されているため、皮膚等
の塗布面に対しどの方向にも滑らかに移動でき、ペース
ト状物は平坦な付着面3aによって肌などの表面に薄膜
状に均一に塗布される。
物を収容した状態でそのまま塗布することができ、しか
も液だれにより周囲を汚損することのないペースト状物
塗布用容器を提供する。 【構成】 略半球状凸曲面の輪郭を呈してその先端近傍
に略円形の平坦な付着面3aが形成され、さらにその中
央に塗布孔4が穿設されている塗布部3が設けられた容
器1である。容器1内に収容された軟膏等のペースト状
物は、塗布部3中央の塗布孔4から出るが塗布孔4に作
用する表面張力のため自然に流出することはない。ま
た、塗布部3が略半球状に形成されているため、皮膚等
の塗布面に対しどの方向にも滑らかに移動でき、ペース
ト状物は平坦な付着面3aによって肌などの表面に薄膜
状に均一に塗布される。
Description
【0001】
本考案は、軟膏や接着糊等のペースト状物を収容し、そのまま塗布することが できる塗布部を備えた容器に関する。
【0002】
従来、軟膏や接着糊等のペースト状物は可撓性のチューブ等の容器に収容され ているものがある。 これらは、チューブ等の容器の開口から軟膏を押し出し手や指に付けて肌や接 着する紙面等に塗っているが、使用時に手や指等が汚れ、またこれらのペースト 状物が付着した手で触れて衣服等を汚すことがあった。
【0003】 そこで、これらのペースト状物を収容する容器として手指を汚さずにそのまま 塗布することができるリップスティック状のものも考案され使用されている。
【0004】
しかしながら、リップスティック状のものはペースト状物に密蝋・パラフィン 等のワックスなどを混ぜて固めなければならず、また容器の構造上最後まで使い きることができず不経済であり、また、リップスティック状に固めたものは軟膏 と比較して延びがなく、使用感が劣る問題点があった。
【0005】 本考案は、このような従来技術の問題点を解決し、流動性の大きいペースト状 物を収容した状態でそのまま塗布することができ、しかも液だれによって周囲を 汚損することのない新規なペースト状物塗布用容器を提供することを目的とする 。
【0006】
上記目的を達成するための本考案のペースト状物塗布用容器は、略半球状凸曲 面の輪郭を呈しその先端近傍に略円形の平坦な付着面が形成されて該付着面の中 央に塗布孔が穿設された塗布部を有するものである。 ペースト状物塗布用容器としては、可撓性のチューブ容器であることが好まし い。
【0007】
口金の塗布部は半球状の凸曲面に形成されており、容器内に収容されている軟 膏等のペースト状物は、塗布部中央の塗布孔から出るが塗布孔に作用する表面張 力のため自然に流出することはない。
【0008】 肌等の表面に塗布する場合には、塗布部先端の平坦な付着面を肌等に接触させ て軽く押しつけると塗布孔の部分で留まっているペースト状の内容物が塗布する 肌等の表面と付着面との間に流出する。
【0009】 この状態で塗布部を移動させるとペースト状の内容物が塗布孔から引き出され ながら皮膚等の表面に塗布され、また同時に半球状の塗布部の滑りを良くする潤 滑の役目を果たす。
【0010】 この場合、塗布部が半球状となっているためどの方向にも滑らかに移動する。 また、塗布部先端の平坦な付着面は肌等の表面に塗布されたペースト状物を均 一な薄膜状に拡げる作用をする。
【0011】
以下、本考案の1実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案のペースト状物塗布用容器の1実施例の外観を示す斜視図であり 、この実施例では、ペースト状物塗布用容器1(以下、単に容器1という。)と して口金2と可撓性チューブ本体8から構成されたは可撓性のチューブ容器の場 合が示されている。
【0012】 口金2は合成樹脂等により一体成形されており、その先端は略半球状凸曲面に 形成された塗布部3となっている。 塗布部3の半球の先端付近には略円形の平坦な付着面3aが形成され、この付 着面3aには半球状を呈する伸展面3bが連続しており、付着面3a中央には塗 布孔4が設けられて容器1のペースト状物の出口となっている。
【0013】 塗布部3の半球状の面の周囲は筒状部5に滑らかに連続しており筒状部5には キャップ9を螺着するための雄ネジ6が形成されている。
【0014】 筒状部5の塗布部3と反対側の面には肩部7が連続して形成されている。 肩部7は通常の歯磨きチューブ等に見られるように鍔状に径が拡大されてその 周縁は可撓性チューブ8の1側の周縁と熱溶着や熱接着等の手段により接合され たシール部S1となっている。
【0015】 一方、可撓性チューブ8の他側の周縁は偏平に閉じられて、シール部S2が形 成されている。 シール部S2は、容器1内にペースト状物を充填する場合に、可撓性チューブ 8の他側を上向きに開放した状態で容器1を支持して充填し、その後シール部S 1と同様な手段により形成することができる。
【0016】 容器1内に収容されるペースト状物は軟膏状のものから粘性のある液体状のも のまで幅広く使用することができ、容器1の出口となる塗布孔4は内部のペース ト状物が表面張力の作用によって外部に流出しない程度の径とする。
【0017】 図2〜図4は、本考案のペースト状物塗布容器1を使用して、肌等の表面に軟 膏等のペースト状物を塗布する過程を順に示したものである。 まず、図2のように肌等の表面Fと塗布部3の平坦な付着面3aとの間に僅か な隙間をあけて容器1の側面を押すとペースト状物Mはこの隙間に入り込んで付 着面3aの下面に拡がる。
【0018】 次に図3のように、肌等の表面Fに容器1の付着面3aを軽く押し付けると、 ぺースト状物Mは伸展面3bの半球状の面全体に拡がる。
【0019】 次いで、塗布孔4から出るペースト状物Mの量を加減しながら塗布部3を図4 のように移動させると、ペースト状物Mが塗布孔4から引き出され、付着面3a で押圧されつつ伸展面3bで拡げられながら肌等の表面Fに塗布される。
【0020】 ペースト状物Mの流動性が大きい場合や、薄く塗布したい場合などには、図2 の状態でそのまま塗布部3を表面F沿って移動すれば、平坦な付着面3aと表面 Fとの間に介在するペースト状物Mの移動に伴って容器1内のペースト状物Mが 塗布孔4から自然に引き出され、平坦な付着面3aによって均一な薄膜状に塗布 される。
【0021】 なお、本考案のペースト状物塗布用容器は、可撓性チューブ容器に限定される ものではなく、様々な態様で実施することができる。
【0022】
以上説明したように、本考案のペースト状物塗布用容器によれば、流動性の良 い軟膏や接着糊などのペースト状物を液だれを起こすことなく必要な量を容器か ら直接塗布することができるため、使用時に手指を汚すことがない。
【0023】 また、リップスティックのようにペースト状物に密鑞等を混入して固める必要 がないため、容器内のペースト状物を最後まで余すことなく塗布できて無駄がな く、また軟膏や接着糊の塗布面でののびが良く快適な使用感が得られる。
【0024】 さらに、塗布部が略半球状凸曲面に形成されていることと、塗布孔から引き出 されるペースト状物が潤滑の役目を果たすことにより、皮膚や紙面等の表面を傷 つけることなくどの方向へも滑らかに移動することができる。
【0025】 しかも、容器の塗布部の塗布孔周囲に平坦な付着面が形成されているため、ペ ースト状物を均一な薄膜状に塗布することができ、また流動性の大きいペースト 状物を塗布する場合には、塗布する表面に沿って容器の塗布部を移動するだけで 必要量のペースト状物が塗布孔から自然に引き出される。
【0026】 また、特にペースト状物塗布用容器として可撓性のチューブ容器を用いた場合 には、容器を軽くコンパクトにできるため、ペースト状物を直接塗布できる長所 が有効に生かされ、使い易さをさらに向上することができる。
【図1】本考案に係るペースト状物塗布用容器の1実施
例の外観を示す斜視図である。
例の外観を示す斜視図である。
【図2】本考案に係るペースト状物塗布用容器による第
1の塗布過程を示す図である。
1の塗布過程を示す図である。
【図3】本考案に係るペースト状物塗布用容器による第
2の塗布過程を示す図である。
2の塗布過程を示す図である。
【図4】本考案に係るペースト状物塗布用容器による第
3の塗布過程を示す図である。
3の塗布過程を示す図である。
1 ペースト状物塗布用容器 2 口金 3 塗布部 3a 付着面 3b 伸展面 4 塗布孔 5 筒状部 6 雄ネジ 7 肩部 8 可撓性チューブ本体 9 キャップ S1、S2 シール部
Claims (2)
- 【請求項1】略半球状凸曲面の輪郭を呈しその先端近傍
に略円形の平坦な付着面が形成されて該付着面の中央に
塗布孔が穿設された塗布部を有することを特徴とするペ
ースト状物塗布用容器。 - 【請求項2】前記ペースト状物塗布用容器は可撓性のチ
ューブ容器であることを特徴とする請求項1のペースト
状物塗布用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4733793U JPH0717744U (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | ペ−スト状物塗布用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4733793U JPH0717744U (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | ペ−スト状物塗布用容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0717744U true JPH0717744U (ja) | 1995-03-31 |
Family
ID=12772387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4733793U Pending JPH0717744U (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | ペ−スト状物塗布用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0717744U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1120838A (ja) * | 1997-06-30 | 1999-01-26 | Takeuchi Press Ind Co Ltd | 金属製チューブ容器における口部構造 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS535242B1 (ja) * | 1971-02-25 | 1978-02-25 | ||
JPS5737847B2 (ja) * | 1972-08-29 | 1982-08-12 |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP4733793U patent/JPH0717744U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS535242B1 (ja) * | 1971-02-25 | 1978-02-25 | ||
JPS5737847B2 (ja) * | 1972-08-29 | 1982-08-12 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1120838A (ja) * | 1997-06-30 | 1999-01-26 | Takeuchi Press Ind Co Ltd | 金属製チューブ容器における口部構造 |
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