JPH07177278A - ファックス及び図式コードによる書類伝送の画像を証明する安全な装置及び方法 - Google Patents

ファックス及び図式コードによる書類伝送の画像を証明する安全な装置及び方法

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JPH07177278A
JPH07177278A JP6193344A JP19334494A JPH07177278A JP H07177278 A JPH07177278 A JP H07177278A JP 6193344 A JP6193344 A JP 6193344A JP 19334494 A JP19334494 A JP 19334494A JP H07177278 A JPH07177278 A JP H07177278A
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Jean-Claude Pailles
ジャン−クロード・パユ
Petit Olivier Le
オリヴィエ・ル・プチ
Isabelle Milet
イザベル・ミレ
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France Telecom R&D SA
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LA POSTE
France Telecom SA
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内容を保証する書類を伝送するためのファッ
クス装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明はファクシミリ又はファックスによっ
て書類を伝送するための確保された装置に関し、発信側
は伝送されるバイナリファイル中に置かれ、その書類の
ページに配置されたモールスタイプの図式サイン、受取
り側ではその図式サインをデコードし、チェックするた
めのモジュールを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファックス(FAX)に
よる書類の伝送を安全にするための装置及び方法並びに
画像の証明のための図式コードに関する。
【0002】
【従来の技術】ファックスの利点は使用が簡単なことで
ある。それは公衆電話回路網と直接伝送を使用してい
る。しかしながら、主な欠点は安全性である。後者に関
し、法的位置はファクシミリ又はファックスによって送
信される書類には与えられていなかった。
【0003】殆どのFAX装置は第3グループであり、
エラー訂正モードで作動していない。これらのFAX装
置は忠実性を提供しない。印刷、走査又は送信ノイズ或
いは不正による故意の行為に起因する劣化がありうる。
しかしながら、FAXによる送信で、忠実をチェックす
るためのビットマップファイル(走査された画像)上の
完全に電子タイプのサイン(署名)の使用が検討されて
いない。従って、電送の誤りはサインを変更してしま
う。さらに、後でその書類を否認できないことは、受信
されたFAXのバイナリファイルが保有されている場合
に限って行うことができる。
【0004】2台のFAX装置が文字モードで操作使用
される場合は、電子サインの使用は可能である。なぜな
ら、この場合、伝送はエラー訂正モードで行われるから
である。しかしながら、サインをチェックするには、適
当な端末を使用して手動作で行なわなければならず、そ
れは冗長な細心の注意を必要とする操作になる。
【0005】本発明の目的は、送られた書類の後からの
否認を防止するために、FAXによる書類の伝送をより
信頼できるものにすることである。本発明はまた、画像
即ち書類の証明を可能にすることを目的とする。
【0006】
【問題を解決するための手段】この目的のために、本発
明はファックスによる書類の伝送のための装置に関し、
送信側において、前記書類の頁を表すモールス信号タイ
プの図式サインを、伝送するバイナリファイルに挿入す
る安全モジュールを具備し、前記図式サインは、前記頁
のコードに対応する一群の、一連の正方形によって形成
される行と、値1に対応する第1の色の正方形と、値0
に対応して第2の色の正方形と、2つの隣接する行を分
離する行スペースとを含んでおり、前記同一行の正方形
は隣接しており、前記群は前記書類の頁に挿入されてい
る。
【0007】この装置は、メッセージを合成するときに
図式サインを計算し、その位置を定めるマイクロコンピ
ュータ又は集積安全モジュール又は伝送ライン上に直列
に接続された安全ボックスを備えたファックスマシンを
具備している。証明モジュールは、図式コードの中にま
とめられている、メッセージの電子サインを得るため
に、安全モジュールに中に集積されている。証明モジュ
ールは、各ユーザ個々のスマートカードを読み取ること
ができるスマートカードリーダーを備えており、各ユー
ザはそのカードが本物であることを証明することができ
る秘密コードを持っている。
【0008】受領側において、前記装置が図式サインを
デコードし、チェックするモジュールを持っているのが
有利である。本発明はファックスによって書類の伝送を
安全にする方法も提案しており、そのファックスは、送
信側で送信する書類のページをそれを表している図式サ
インと関連付けている。この図式サインは行スペースに
よって分離されている複数のシンボル行からなり、基本
的なシンボルは正方形である。値が1のビットは例えば
黒い正方形で表され、値0のビットは例えば白い正方形
で表され、これらの正方形の情報は近接して置かれてい
る。これらのビットをチェックするための読取りに便利
な左マーク及び右マークがその行の開始と終わりに配置
されている。
【0009】前記サインは、送信されるページの底部又
は同一書類の全てのページを図式サインを分類している
補助ページに配置されている。図式サインのノイズに対
する高い免疫を確保するために、冗長ビットがコード化
された信号に付加される。そのコード化された信号は読
取りの間に孤立したエラーを訂正することができる。7
個のチェックビットを持つ127ビットのハミングコー
ドを利用するのが有利である。
【0010】受信側では、反ノイズの構造マスキングを
利用するのが有利である。そのマスキングは、図式サイ
ンに対応するビットマップファイルの該当部分のイメー
ジ欠陥を除去することができ、前記欠陥は伝送及び/又
は印刷及び/又は記録の間に起こるもの(点、線、しわ
等)であり、その大きさは正方形の大きさよりも小さ
い。受信では、イメージのビットマップは直接に受取る
か、又は後からのチェックの場合には再走査されるシー
トから得られる。左上の最初のビットから始まって、ビ
ットが連続的に一行ずつ読取られる。図式サインの形成
の間に付加された左マーク及び右マークがビットの読取
りのガイドを可能にしている。
【0011】後からのチェックの場合には、ファックス
のページが印刷され、「0」又は「1」に等しい各ブロ
ックにつけられた代数的過剰εiが計算され、 の場合には欠陥が検出される。
【0012】受信時に、メッセージのビットと電子サイ
ンのビットとの間の一致がチェックされる。デコードさ
れた図式サインと平易な又はコード化されない形で受信
されたイメージとの間に一致のチェックが続いて行われ
る。後からチェックする場合には、受信時に、「弾性
的」差が図式サインからのイメージとコード化されない
形でで受取られたイメージとの間に作られる。図式サイ
ンをファックスされた各書類のページと結びつけること
によって、本発明は伝送の安全を可能にしている。
【0013】本発明は、有利にも、第三者は保証されな
い受信者に関しては、書類のもとのままの状態を確実に
できるようにしている。又、発信において拒否不可を許
している。従って、受信者か、紙で受取った書類を記録
している場合は図式サインはファックスの出所を証明す
る。同様にして、受信した書類上の受信者によって行わ
れる不正はイメージとサイン(受取の拒否不可)の間の
不一致の結果により検出できる。本発明の利益は確保さ
れた書類を紙で記録することを許していることである。
それは書類のファックス交換に完全に適している。イメ
ージ処理方法の使用により、図式サインをファックスさ
れたページと関連づけることは可能である。
【0014】このサインが、その書類の伝送の間又は紙
による記録の間の書類の忠実性を保証し、それの出所を
明かにする。本発明によれば、イメージの本物の証明の
図式コードは1つのグループの行を含んでおり、その行
は前記イメージのコード化に対応した2つのタイプの要
素から構成されるている。即ち、値「1」に対応する第
1の要素と値「0」に対応する第2の要素で同一行の要
素は近接しており、行スペースが2つの近接している行
を分離しており、前記グループはイメージの所定の位置
に配置されている。
【0015】第1及び第2の要素は異なる色の正方形に
するのが有利であり、そして第1要素は黒い正方形に、
第2要素は白い正方形になっている。各行は左マークで
開始し、右マークで終わっている。それらのマークは白
い正方形によって表されている有効ビットの正方形から
分離された2つの正方形によって形成することができ
る。このコードはイメージの所定に位置に配置されてい
る図的コードの中で用いれれている。従ってそれは書類
のページの底部に置くこともできる。
【0016】本発明による図的表現は、きわめて冗長な
従来の文字数字式のバーコードよりも、より多くの情報
を貯えることができる。従ってその表現は巾に関して、
さらに高さに関して、バーコードのサイズよりも小さい
サイズである。これによってバーコードをチェックのた
めに読返すときに実際に起こる問題が図式ゾーンの読返
しの場合には生じない。
【0017】
【実施例】本発明は各伝送された頁を、それを表わして
いる図式サインと関連づけることにより、FAXで送ら
れた書類を安全にすることに関するものである。この図
式サインはモースル信号タイプの性質をもっており、F
AXの交替の場合に発生する全てのノイズに対して良好
な免疫を有する。図式サインは、問題のページの所定の
位置、例えば、もしページの底部が空白の場合にはその
底部に、もしそうでない場合は補助的なページ(保証ペ
ージという)に配置することができる。そのことが、同
じ書類の全てのページの図式サインを分類する。図1は
証明されるべき情報の本文を含んだゾーン11と図式サ
イン12とをもっている書類のP.10(10ページ)
を示している。
【0018】従って、ファックスで伝送されたページに
含まれている情報はバイナリファイルで要約される。そ
して、それは2つの方法で得られる。即ち、マイクロコ
ンピューターで構成される場合は、コンピューターキー
ボードでタイプされた文字のアスキーコードが寄せ集め
られ、次にそのコードはビットに変換される。既に形成
された紙のファックスの場合は、走査によって生じた保
証されるべきビットマップファイル(メッセージM)が
従来のファックスコードに従って圧縮され、使用に便利
なバイナリファイルが供給される。
【0019】本発明による方法においては、送信側Aに
関し図2に示されている様に、ファックス14はマイク
ロコンピューター15で形成され、そのコンピューター
15はメッセージの構成のときに図式サイン16の位置
を計算する。次に、そのファックスは、もし発信者又は
発行者がファックス発信カードまたはマイクロコンピュ
ーターのためのファックスアッドオン(add−on)
カードをもっている場合は直接に供給される。もし、も
っていない場合は、それがプリントされ、従来の保証さ
れないファックスマシンが発信に用いられる。
【0020】ファックスはタイプされたテキスト、連字
及び/又は証明されるゾーンの一部になることができな
い統合された数字だけを含んでおり、この目的のため
に、タイプされたアスキーコードのビットが直接に使用
される。又は、ファックス17は既にペーパ上に存在
し、従って、集積化された安全モジュールを備えた新世
代のファックスマシンを使用するか、又は電話回線上に
直列接続されている安全ボックスを使用する必要があ
る。
【0021】集積された又は集積されていない安全モジ
ュールはその頁の図式サインを決定し、その書類のビッ
トファイル(走査によって得られたファイル)の位置決
めをする。この構成は、どんなタイプのメッセージ(タ
イプされたテキスト/原稿、写真、プラン等)も送るこ
とができる。
【0022】安全モジュールはそのファックスマシンに
含まれているか、または分離されたボックス、またはマ
イクロコンピューターの中に含まれている。安全モジュ
ールの中に積集されている証明モジュールはメッセージ
の電子サインを得ることを可能にし、そのメッセージは
図式コーディングに組み入れられている。この証明モジ
ュールは各ユーザの個々のマスートカードを読むことが
できるスマートカードリーダを具備している。
【0023】確保されたファックスを送信したいユーザ
はそのコードを含んでいる自分のスマートカードを挿入
し、ファックスがそのサインを計算できるようにしなけ
ればならない。受領側Bにおいては、ファックスマシン
20は伝送線19上に送られた書類に対応する書類21
を得るために使用される。それにも拘わらず、もし受信
者B自身がその書類の忠実度とその出所をチェックした
いと望むならば、受信者は安全モジュールを備えている
マシンを持っていなければならない。このチェックは受
領のときにすることもできるが、後からもできる。後か
らする場合は、受信者はそのマシンが保持しているペー
パの書類を再走査しなければならない。
【0024】もし、受領者Bが確保されたファックスマ
シンを持っていなければ、サーバー22に書類の忠実度
チェックの実行とその出所の証明を要求することができ
る。次に、受領者は受信したペーパのページを走査し、
サーバーにファックスによってビットマップファイルを
伝送する。サーバーは図式サインをデコードし、チェッ
クするモジュールを持っている。Bにとって別の解決
は、確保されている別のファックスマシンを使用するこ
とである。
【0025】書類のファックス交換による劣化 ファックスページの交替は劣化、またはノイズ効果を含
み、異なった構成が生ずる可能性がある。発信側Aで
は、前に述べたように、マイクロコンピューターで合成
の問題がある。その合成では、後者はファックスアツド
オンカードを持っており、前記メッセージに相当する電
子ファイルを電話回線で直接に送ることができる。或い
は、マイクロコンピューターはそれを持っておらず、そ
の書類を紙の上にプリントしなければならない。その書
類はそのファックスによって走査される。もし、それが
ペーパ形態の書類であるならば、それは送信される前
に、ファックスを送信することにより走査を受ける。
【0026】受信側Bでは、伝送ノイズによる効果は全
ての構成に対して共通である。ビットマップファイルは
直接に利用できるので、前記のノイズのみがオンライン
チェックの場合に起る。受信者Bによって後からチェッ
クがおこなわれる場合には、後者は受信の時にファック
スをプリントし、それをストアし、チェックの時にそれ
を再走査しなければならない。サーバーによって行われ
るチェックに対しては受信者Bが再走査された書類をフ
ァックスによって伝送する必要がある。
【0027】伝送によるノイズは、入ってくるビットマ
ップファイル上の2,3の間違った隣接している行に限
られる。走査ノイズは、シフト、回転、貧弱な走査、不
完全にコントラスされたレター等である。印刷は像の部
分的ひずみ(インクのよごれ)の原因となる。記録中の
紙ノイズは変化しやすいサイズ、形状、位置の欠点から
なる。このように、受信側のファックスページのビット
マップファイルは最初に受信されたビットマップファイ
ルに比べて著しく劣化している。
【0028】本発明はノイズに対して高い抵抗をもつ像
に対する図的コード化プロセスを用いて走査、伝送、記
録及び印刷効果の結果として変化しないファックスペー
ジの表現の使用を可能にすることである。問題にしてい
る図的表現はモールス型をしており、ファックス交替の
場合に起る全てのノイズに対して良い免疫をもってい
る。
【0029】図式サインゾーン もし、ファックスがマイクロコンピューターで合成され
るならば、ページの図式サインを位置決めするために、
情報スペースを減少させる必要があることは明らかであ
る。従って、証明される情報が置かれるゾーンに対して
考慮がなされている。ページの底部をファックスページ
を確実にするモールスゾーンの位置として残しておくこ
とは好都合である。
【0030】既に形成されたペーパファックスを証明し
たい場合で使用されていないページの底部が高い場合
は、図式サインはそこに置かれる。反対の場合は、目的
サインは、1つの書類の全てのページの図式サインを分
類する補足のページ(保証ページという)に置かれる。
【0031】バイナリファイル ファックスページに含まれている情報はバイナリファイ
ルとして要約され、それは2つの方法で得ることができ
る。マイクロコンピューターで合成する場合は、コンビ
ューターキーボードでタイプされた文字のアスキーコー
ドが集められ、ビッドに変換される。既に形成された紙
ファックスの場合は、走査によって生ずる証明されるべ
きゾーンのビットマップファイル(メッセージM)は、
従来のファックスコードに従って合成され、使用可能な
バイナリファイルが供給される。
【0032】安全 実際に図のコード化に行く前に、安全が成し遂げられ、
ファックスページのメッセージMに対応するビッドにこ
のメッセージの電子サインを付加することが可能であ
る。電子サインには特別な制約はない。というのは、利
用者はその安全要素に関する受信者の情報を容易に提供
できるからである。メッセージMの電子サインはメッセ
ージに含まれている情報、発信者が所有しているスマー
トカードに貯えられている秘密要素、乱数及び発信者の
身元を利用する。上記の乱数としては、例えば、どんな
返事でも阻止する時間と日付で、後者は時々、真の送信
者を知らないで、再送信やそれに気付くことができる後
者なしでは同一の受信者へ書類からなる策略である。
【0033】図式コード化 メッセージMとその電子サインS(M)はバイナリシリ
ーズを形成している。本発明に従って、シリーズの各ビ
ットがモールス型でコード化される。基本的な記号は正
方形である。値1をもつビットは、例えば黒い正方形で
表わされ、値0をもつビットは異なった色、例えば白の
正方形で表わされる。その情報は隣接しており、これら
2つの基本的な正方形の間にスペースはない。コード化
されたゾーンは連続的にビットの行によって組織化され
る。左マークと右マークは、ビットをチェックする間は
有効であり、それらは、モールス型行の開始と終りに置
かれる。
【0034】正方形のサイズは、例えば1mm×1mm
としてもよい。正方形の行は約0.3mmの行スペース
によって分離されている。左及び右マークは、2つの黒
い正方形(開始ビット)によって構成することができ、
それは白い識別用正方形によって有効なビットを表わし
ている正方形から分離されている。モールスゾーンのノ
イズに対して高い免疫を確保するために、チェック又は
冗長ビットが、[M,S(M)]のビットに付け加えら
れ、それらが、正方形を読んでいる間の孤立したエラー
を訂正することができる。例えば、7チェックビットの
N=127ビットのハミングコードを利用することがで
きる。このゾーンは、ファックスプロトコールに従って
得られたファイルを伝送することができるような方法
で、ページ又は書類のビットマップファイルに組み入れ
られる。
【0035】デコード デコードのために、逆のプロセスが実行される。作業要
素は直接に受取られたか又は後からのチェックの場合の
再走査されたシートから得られたイメージのビットマッ
プファイルである。反ノイズ構造マスクキングによっ
て、ビットマップファイルの図式サインに相当している
部分のイメージの欠陥を除去することができる。このイ
メージの欠陥は、伝送、及び/又は印刷及び/又は記録
の間に起ったものであり、スポット、ライン、折り目等
であり、その大きさは正方形の大きさに比べて小さい。
【0036】これは、コスター及びチャーマント(発行
者)による「イメージの解析の概要」に記載されている
ように、バイナリイメージにおける従来の構造的オープ
ニング(構造的展開によるエロージョン)である。その
記号の大きさよりも小さな全てのイメージパターンはエ
ロージョンによってクリーンされる。この展開により、
最初のフェーズの間に消えなかった形状は回復すること
ができる。この操作が一旦実行されると、左上の第1ビ
ットから始って、1行ずつビットの連続読取りが行われ
る。図式サインを形成する間に付け加えられた左及び右
のマークがビットの読取りの案内を可能にする。
【0037】後からのチェックの場合は、ファックスの
ページが印刷される。不利なノイズ効果が、白い正方形
の上で黒い正方形があふれ出ることによって引き起こさ
れる。このイメージの歪みは、0のビットの消失となる
(それぞれ、1に対する過剰なビットの出現)。この不
利を除去するために、読み取られたビットの数とビット
の理論的な数の間の代数的な偏差に基づく手順が利用さ
れている。一方、孤立したエラーは前に述べたチェック
コードによって訂正される。
【0038】このように、印刷による局部的なイメージ
の歪が、ブロックの長さを変更させる。即ち、nビット
のブロックは、もはやn×L(Lは1ビットの長さ)に
ならずn×L+εとなる。もし|ε|=L/2ならば、
n+1ビットか又はn−1ビットが存在し、1ビットが
出現または消失することになる。この問題を解決するた
めに、同一の性質をもつ各々が「0」又は「1」のビッ
トのブロックに加算された代数的な余りεについて計算
が行われる。実際には、1つのブロックによってこうむ
る歪ε2が、先行するブロックの歪みε1及び後続するブ
ロックの歪みとリンクされている。
【0039】2つの連続する歪は同じ符号をもたないと
仮定する。例えば、ε2が正(中央ブロックが僅かに縮
小)であるとすると、それを囲んでいる2つのブロック
が僅かに拡大されている。即ち、反対符号(ε1<0及
びε3<0)をもつ歪みε1及びε3がある。2つの連続
する歪が同じ符号をもつ場合は、プリントの問題の存在
が疑問である。チェックは、歪が、有効な欠陥であり、
歪の値に関する副次的な変動でないかどうかを調べるた
めに行なわれる。
【0040】欠陥があるためには、例えば次のことが必
要である。
【0041】次にメッセージMのビットと電子サインS
(M)のビットの間の一致をチェックすることが必要で
ある。従って、発信者又は発行者のスマートカードによ
って計算された電子サインは受信者のスマートカードに
より、又はサーバによりチェックされる。成功の場合
は、第2段階はデコードされたモールスコードと証明さ
れたゾーンに関して、コード化されない形で受取ったイ
メージとの間の図的一致をチェックすることである。不
一致の場合は、そのファックスは忠実でないと考えられ
る。
【0042】もし、それがモールスゾーンで読込まれた
ビットに基づいて、マイクロコンピューターによって遂
行された合成であるならば、アルゴリズムはアスキーコ
ードを決定し、再び対応する文字を与える。レシバーB
は必ずしも発信者によって使用される文字のタイプフォ
ントを必ずしも持っていないし、また、図式サインから
の文字はBによって選択されたタイプで現れる。受取者
又はサーバー(後からのチェック)はプリントするかま
たはスクリーン上にデコードされた文字を表示し、オペ
レータはそれらを受信したファックスページ上のコード
化されていない形で含まれているメッセージと比較す
る。
【0043】図式コード化は全単射であるので、イメー
ジとシールの間の不一致によって、ファックス上のどん
な完全性欠陥もマークすることができる。モールスゾー
ンが、そのページのビットマップファイルを表している
場合には読取りの後に得られたバイナリファイルMは伝
送イメージのビットマップファイルを供給するために、
デコンパクト(通常のファックデコンパクト)されなけ
ればならない。
【0044】孤立化したパターンは、例えば、JBIG
法を用いて移動しないで、イメージを解像度2/4,1/4
(高さ4について1絵素,巾4について1絵素)に変形
した後で、コンパクト化する操作において、ファイルは
ファックスに用いられている可逆コード、例えば「T
4」または「T6」コードによって圧縮される。受取人
によって受取られたコード化されていない形のイメージ
は、受取り又はライン上でチェックする場合には非常に
雑音が少ないが、後からのチェックの場合は非常に雑音
が多い。これはイメージを紙に印刷することや、記録の
後で再走査することによるものである。このようにモー
ルスゾーンからのイメージ及び受取られたイメージはノ
イズによって起こされる歪みや劣化のために絵素ごとに
対応しない。
【0045】このようにして、例えば「弾性的な」差
が、図式サインからのイメージと紙上のコード化されて
いない形で受取られたビットマップファイルとの間で形
成される。この手順により2つのイメージの間の局部的
な変形を受取ることが可能となる。
【0046】ファックステキスト上の不正のみが高い差
を誘発する。このような差はダイナミックプログラミン
グアルゴリズムに基づくものであり、それはS.Duv
al,R.Collt及びM.Achemialの「ダ
イナミックプログラミングによる2つのイメージの比
較」と題される文献に記載されているように、2つのイ
メージの間の距離を最小化することを求めるものであ
る。その方法は、類似した形の2つの像を比較すること
を可能にしている。許容される差は局部的な変形とシフ
トだけである。そのアルゴリズムは(i,j)のまわり
の領域に属する第2のイメージの絵素を第1のイメージ
の絵素(i,j)に関連させ、その結果2つの絵素の間
の距離が最小になる。
【0047】理由の単純化のために、2つのイメージの
間の比較がモールスゾーンの中に含まれているイメージ
の結果がプリントまたはスクリーン上に表示する受取人
又はサーバーによって肉眼によって実行される。目一脳
素の遂行特性はオペレータが変形やノイズに起因すると
考えられる二次的な欠陥を拒否することができるように
している。しかしながら、第三者(保全欠陥)又は不正
直な受取人(次のチェック)による伝送は容易に検知で
きる。
【0048】前述したサーバーはファックスリンクを備
えているコンピューター端末からなる電子的「公証」機
能を実現することができる。そのようなサーバーは、も
しレシーバーが確保されていない場合は、後からのチェ
ックを許可することを必要とし、従って、記録と時間の
刻印機能を実行する。一方、受取人側の受信の承認を提
供することができる。従って、本発明はイメージ又は類
似のものの忠実をチェックすることが可能で、ファック
スで受取られた書類の拒否を避けることができる。
【0049】忠実性 忠実性に関して、書類が、伝送の間又は受取側のファッ
クスの記録の間に悪用される変更を受けることは可能で
ある。忠実性をチェックするために、ページのビットマ
ップファイルはディジタルサポート(オンラインチック
に対しては直接的に、後からのチェックに対しては再走
査した後で得られたものから)として利用することがで
きる。
【0050】モールスゾーンが読取られ、電子サインS
(M)がチェックされ、次に図式サインからのイメージ
と受取られたイメージの一致が観察される。受取られた
書類のいかなる忠実の欠陥もサインS(M)とメッセー
ジMとの間の不一致、及び/又はコード化されていない
形のメッセージMとモールスコードの不一致の結果とし
て検出される。例えば、不正実な受取人Bはメッセージ
Mとそのモールスコードを首尾一貫した方法で変更でき
ない。従って、もし、彼がMをM1に変更した場合は、
彼はM1のバイナリー列にはアクセスできるが、発行人
の秘密コードで実行されたサインS(M1)を得ること
ができない。この場合、電子サインのチェックの結果は
満足できるものではない。このことは、BがM1に対応
する図式サインにアクセスするのを防止している。
【0051】サインS(M′)からメッセージM′を見
い出そうとする対称的な反対操作は同じ理由から失敗す
る。従って、チェックアルゴリズムは書類の忠実性欠陥
を検出する。手紙に書かれた物理的サインについては類
推が明らかである。
【0052】拒否できないこと 拒否できないこと(拒否不可)について、事態は、遅れ
てチェックすること及び紙に記録することの拒否不可で
ある。第1段階は図式表現に含まれている電子サインS
(M)をチェックすることからなる。そこで発信側の身
元が証明される。発行人の身元を与える紙書類にされた
サインと類似がある。次に、バイナリメッセージMとそ
のサインの一致及び、図式コードと受取ったイメージと
の間の一致をチェックする必要がある。肯定的な結果の
場合には、発行人は受取人によって、法律的権威に提出
された書類を拒否することができない。受取ったファッ
クスを自分自身の権利において不正に手を加える不正直
な受取者の場合は、発行人は、受取人によって提出され
た書類の忠実性をチェックする判定を請求することがで
きる。チェックは図式サインとメッセージの間の不一致
を示す。従って、受取人は発行人のサインを模倣するこ
とができない。
【0053】本発明の利益は書類の紙記録を確保するこ
とである。本発明は書類のファックス交替に適してい
る。イメージ処理方法を使用すると図式サインを送信さ
れたファックスページに関連させることができる。この
サインは伝送の間又は紙の上での記録の間の書類の忠実
性を保証し、それ自身の出所を与える。他の可能な応用
は郵便のコンピューター送達である。ここでは図的コー
ドは封筒を無料送達するために使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による目的サインを含んだ書類の頁を
示した図である。
【図2】 本発明による装置の概説図である。
【記号の説明】
10 10ページ 11 テキストゾーン 12 図式サイン 14 ファックス 15 コンピューター 16 図式サイン 17 ファックス 18 新世代ファックスマシン 19 伝送線 20 ファックスマシン 21 書類 22 サーバー A 送信側 B 受信側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 オリヴィエ・ル・プチ フランス・14000・カン・リュ・ドュ・ブ ラン・14 (72)発明者 イザベル・ミレ フランス・14210・バロン・シュール・オ ドン・リュ・ドゥ・レグリス(番地なし)

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファックスによって書類を伝送するため
    の装置で、送信側において、前記書類の頁を表すモール
    ス信号タイプの図式サインを、伝送するバイナリファイ
    ルに挿入する安全モジュールを具備し、前記図式サイン
    は、前記頁のコードに対応する一群の、一連の正方形に
    よって形成される行と、値1に対応する第1の色の正方
    形と、値0に対応して第2の色の正方形と、2つの隣接
    する行を分離する行スペースとを含んでおり、前記同一
    行の正方形は隣接しており、前記群は前記書類の頁に挿
    入されていることを特徴とする書類伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記装置は、メッセージを構成するとき
    に、前記図式サインを計算し、位置決めするマイクロコ
    ンピュータを具備することを特徴とする請求項1に記載
    の書類伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記装置は、集積化された安全モジュー
    ルによって保証されたファックス装置を具備することを
    特徴とする請求項1に記載の書類の伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記装置は、伝送線上に直列接続された
    安全ボックスを備えたファックス装置を具備することを
    特徴とする請求項1に記載の書類伝送装置。
  5. 【請求項5】 証明モジュールが、図式コーデイングに
    おいて統合されたメッセージの電子サインを得るため
    に、前記安全モジュールに集積されていることを特徴と
    する請求項1に記載の書類伝送装置。
  6. 【請求項6】 前記保証モジュールは、その者が本人で
    あることを証明する秘密コードを持っている各ユーザの
    個人に対するスマートカードを読取ることができるスマ
    ートカードリーダを具備していることを特徴とする請求
    項5に記載の書類伝送装置。
  7. 【請求項7】 受取側において、図式サインをデコード
    し、チェックするためのモジュールを具備することを特
    徴とする請求項1に記載の書類伝送装置。
  8. 【請求項8】 ファックスによって書類の伝送を保証す
    るための方法であって、発信において、発信される書類
    のページの各々が、それを表している図式サインと関連
    付けられていることを特徴とする書類伝送方法。
  9. 【請求項9】 前記図式サインは行スペースによって分
    離されている複数のシンボル行から形成されており、基
    本的なシンボルは正方形であり、値1をもつビットは所
    定の色の正方形で表現され、値0をもつビットは異なっ
    た色の正方形で表現され、各正方形は隣接しており、こ
    のビットをチェックするときに有効な左マーク及び右の
    マークが、行の開始と終わりに配置されていることを特
    徴とする請求項8に記載の書類伝送方法。
  10. 【請求項10】 前記サインは送信するページの底部に
    配置されるか、又は同じ書類の全てのページの図式サイ
    ンを分類する補助ページに配置されることを特徴とする
    請求項8に記載の書類伝送方法。
  11. 【請求項11】 図式サインのノイズに対して高い免疫
    を確保するために、冗長ビットが、読取りの間の孤立し
    たエラーの訂正をできるように、コード信号に付加され
    ていることを特徴とする請求項8に記載の書類伝送装
    置。
  12. 【請求項12】 7チェックビットをもつ127ビット
    のハミングコードを利用したことを特徴とする請求項8
    に記載の書類伝送方法。
  13. 【請求項13】 図的信号に対応するビットマップファ
    イルの該当部分に、伝送及び/又は印刷及び/又は記憶
    の間に発生したイメージの欠陥(点,線,折目など)を
    除去することができる反ノイズ構造マスキングを、受信
    に、使用していることを特徴とする請求項9に記載の書
    類伝送方法。
  14. 【請求項14】 受信で、イメージのビットマップファ
    イルが、直接に受取られるか、或いは後からのチェック
    の場合は再走査されるシートから得られることを特徴と
    する請求項8に記載の書類伝送方法。
  15. 【請求項15】 左上の第1ビットから開始して、1行
    ずつビットを連続して読取り、図式サインを形成する間
    に付加された左マーク及び右のマークが、ビットの読取
    りの案内をすることを特徴とする請求項14に記載の書
    類伝送方法。
  16. 【請求項16】 後からのチェックの場合は、ファック
    スのページがプリンとされ、各々が”0”又は”1”の
    ビットのブロックに付加された代数的余剰ε iが計算
    し、 の場合、誤りを検出することを特徴とする請求項15に
    記載の書類伝送方法。
  17. 【請求項17】 メッセージのビットと電子サインビッ
    トの間の一致をチェックすることを特徴とする請求項1
    4に記載の書類伝送方法。
  18. 【請求項18】 デコードされた図式サインとコード化
    されない形で受取られたイメージの間の一致がチェック
    されることを特徴とする請求項17に記載の書類伝送方
    法。
  19. 【請求項19】 受信時と後からチェックする場合に、
    「弾性的」差が、図式サインからのイメージとコード化
    されない形で受信したイメージの間に形成されることを
    特徴とする請求項18に記載の書類伝送方法。
  20. 【請求項20】 イメージの真性を証明するための図式
    コードであって、前記イメージはそのイメージのコード
    化に対応した一連の正方形からなる行の一群を含み、前
    記正方形は値1に対して第1の色で、値0に対して第2
    の色であり、同一行の正方形は隣接しており、行スペー
    スが2つの隣接する行を分離しており、前記グループは
    前記イメージの所定の位置に配置されることを特徴とす
    る図式コード。
  21. 【請求項21】 前記第1正方形は黒い正方形であり、
    第2正方形は白い正方形であることを特徴とする請求項
    20に記載の図式コード。
  22. 【請求項22】 各行は左マーク及び右マークで開始及
    び終了することを特徴とする請求項20に記載の図式コ
    ード。
  23. 【請求項23】 前記左マーク及び右マークは、有効ビ
    ットを表している正方形から、白い正方形によって分離
    されている2つの黒い正方形からなることを特徴とする
    請求項22に記載の図式コード。
  24. 【請求項24】 前記コードは書類のページの底部に配
    置されていることを特徴とする請求項20に記載の図式
    コード。
JP6193344A 1993-08-18 1994-08-17 ファックス及び図式コードによる書類伝送の画像を証明する安全な装置及び方法 Withdrawn JPH07177278A (ja)

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