JPH07175772A - カオスニューラルネットワーク及びこれを用いたパルス信号発生装置 - Google Patents

カオスニューラルネットワーク及びこれを用いたパルス信号発生装置

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JPH07175772A
JPH07175772A JP6102520A JP10252094A JPH07175772A JP H07175772 A JPH07175772 A JP H07175772A JP 6102520 A JP6102520 A JP 6102520A JP 10252094 A JP10252094 A JP 10252094A JP H07175772 A JPH07175772 A JP H07175772A
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JP
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neural network
result
addition
signal
coefficient
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JP6102520A
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Takashi Kitaguchi
貴史 北口
Hiroyasu Mifune
博庸 三船
Shinichi Suzuki
伸一 鈴木
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カオス現象を利用し、動的な状態に対して適
応性を有するニューラルネットワークを容易に構築でき
るようにすること。 【構成】 複数の信号を加算する加算手段11と、この
加算手段11の加算結果を非線形変換する非線形変換手
段12と、この非線形変換手段12による変換結果を外
部に出力する出力手段13と、複数の外部入力信号に対
して結合係数を乗算し乗算結果を前記加算手段へ出力す
る外部入力手段14と、前記加算手段11の加算結果に
対して係数を乗算し乗算結果を前記加算手段11へ出力
する第1内部入力手段15と、前記非線形変換手段12
の変換結果に対して係数を乗算し乗算結果を前記加算手
段11へ出力する第2内部入力手段16と、加算手段1
1に入力させる信号を格納した記憶手段17とを有する
複数個のニューロン素子10を相互に接続し、各ニュー
ロン素子10の出力信号が動的に遷移するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば画像や音声の認
識、ロボット等の適応制御、連想記憶、非線形予測等の
ような各種制御に適用可能な、神経細胞を模倣したカオ
スニューラルネットワーク及びこれを用いたパルス信号
発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生体の情報処理の基本的な単位である神
経細胞(ニューロン)の機能を模倣し、さらに、この
「神経細胞模倣素子」(神経細胞ユニット)をネットワ
ークにし、情報の並列処理を目指したのが、いわゆるニ
ューラルネットワークである。文字認識や連想記憶、運
動制御等、生体ではいとも簡単に行われていても、従来
のノイマン型コンピュータではなかなか達成しないもの
が多い。生体の神経系、特に生体特有の機能、即ち並列
処理、自己学習等をニューラルネットワークにより模倣
して、これらの問題を解決しようとする試みが盛んに行
われている。
【0003】しかし、これらのニューラルネットワーク
の研究は、静的状態を扱うものが殆どであり、実際の生
体で行われている動的状態とは異なるものである。従っ
て、人間や他の生体が有する情報処理機能を実現するた
めには、この動的状態を扱わなければならない。
【0004】ここに、動的なニューラルネットワークの
情報処理で、大きな役割を果たしていると考えられてい
るのが「カオス現象」である。このカオス状態を有する
ニューラルネットワークモデルとしては、例えば、「ニ
ューラルシステムにおけるカオス」(合原一幸編著、東
京電機大学出版局、pp.157〜188)に示される
ものがある。
【0005】図9はこの文献において示されているカオ
スニューロンの電子回路モデルのブロック図構成を示す
ものである。これは、2つのサンプル&ホールド回路
(S&H回路)1,2と1次元写像回路3とを用い、ク
ロック4に従いS&H回路1により1ステップ前の内部
状態値を保持し、これを1次元写像回路3に入力してク
ロック5に従い次の時刻の値をS&H回路2の出力に得
る、という動作を繰返すようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記文献に
示されるようなカオスニューロンモデルは、図8に示し
たようにアナログ回路で構成されている。さらに、シン
プルなモデルとはいえ、不応期が存在する等、まだ複雑
さを有しているものである。よって、ニューラルネット
ワークの真の効力を発揮させるための大規模化が困難な
ものである。また、上記文献では、このようなカオスニ
ューラルネットワークの学習、即ち、ネットワーク状態
の更新方法については言及されていないものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、複数の信号を加算する加算手段と、この加算手段の
加算結果を非線形変換する非線形変換手段と、この非線
形変換手段による変換結果を外部に出力する出力手段
と、複数の外部入力信号に対して結合係数を乗算し乗算
結果を前記加算手段へ出力する外部入力手段と、前記加
算手段の加算結果に対して係数を乗算し乗算結果を前記
加算手段へ出力する第1内部入力手段と、前記非線形変
換手段の変換結果に対して係数を乗算し乗算結果を前記
加算手段へ出力する第2内部入力手段と、加算手段に入
力させる信号を格納した記憶手段とを有する複数個のニ
ューロン素子を相互に接続してカオスニューラルネット
ワークを構成した。
【0008】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明中、加算手段に入力させる信号を格納した記憶手段
を省略した構成とした。
【0009】また、請求項3記載の発明では、これらの
発明に関し、加算手段の加算結果をそのまま直接この加
算手段に出力する第1内部入力手段とした。
【0010】同様に、請求項4記載の発明では、これら
の発明に関し、非線形変換手段の出力信号をそのまま直
接加算手段に出力する第2内部入力手段とした。
【0011】さらに、請求項5記載の発明では、これら
の発明に加え、入力信号を発生させるとともに出力結果
を入力させてこれらの入力信号と出力結果とから評価値
を生成する評価手段と、この評価手段による評価値を用
いてニューロン素子内部の係数を読出してその係数を遺
伝アルゴリズムに従い更新し更新された係数を各ニュー
ロン素子に書込む遺伝アルゴリズム演算手段とを設け
た。
【0012】請求項6記載の発明では、請求項1,2,
3又は4記載の発明に関し、入力信号を用いて結合係数
を更新する外部入力手段とした。
【0013】請求項7記載の発明では、動的に状態が遷
移するニューラルネットワークと、このニューラルネッ
トワークから出力される信号がパルス列信号となるよう
に前記ニューラルネットワークに対して制御信号を入力
させる信号入力手段とを有するパルス信号発生装置と
し、請求項8記載の発明では、そのニューラルネットワ
ークを、請求項1,2,3,4,5又は6記載のカオス
ニューラルネットワークとした。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明においては、各ニューロン
素子の出力信号が動的に遷移することになり、よって、
動的な状態に対して適応性を有するニューラルネットワ
ークを容易に構築できる。
【0015】請求項2,3又は4記載の発明において
は、その一部の構成が省略ないしは簡略化されているの
で、動的な状態に対して適応性を有するニューラルネッ
トワークをより容易に構築できる。
【0016】請求項5記載の発明においては、評価手段
と遺伝アルゴリズム演算手段とを設けているので、動的
な状態に対して適応性を有するニューラルネットワーク
に学習機能を持たせることもでき、より柔軟性の高いシ
ステムを構築できる。
【0017】請求項6記載の発明においては、入力信号
を用いて結合係数を更新するようにしているので、動的
な状態に対して適応性を有するニューラルネットワーク
に学習機能を持たせることもでき、より柔軟性の高いシ
ステムを構築できる。
【0018】請求項7又は8記載の発明においては、動
的な状態に対して適応性を有するこのようなニューラル
ネットワークを用いてパルス信号発生装置を構成してい
るので、複雑なパルス列制御信号を自由に生成し得るパ
ルス信号発生装置を構築できる。
【0019】
【実施例】請求項1ないし4記載の発明の一実施例を図
1ないし図4に基づいて説明する。図1に本実施例のカ
オスニューラルネットワークを構成する要素となる1個
のニューロン素子10の構成例を示す。まず、複数の信
号を加算する加算器(加算手段)11とその加算結果を
非線形変換する非線形変換部(非線形変換手段)12と
その変換結果を外部に出力する出力部(出力手段)13
とが順に設けられている。前記加算器11の入力側に
は、複数個の外部入力部(外部入力手段)14と、第1
内部入力部(第1内部入力手段)15と、第2内部入力
部(第2内部入力手段)16と、所定の入力信号を記憶
したメモリ(記憶手段)17とが並列的に接続され、各
々の信号を加算器11に入力し得るように構成されてい
る。カオスニューラルネットワークとしては、複数個の
このようなニューロン素子10を相互に接続することに
より構成される。
【0020】ここに、前記外部入力部14は、例えば図
2に示すように、外部入力信号とメモリ18に格納され
ている信号、具体的には、結合係数とを乗算器19によ
って乗算し、この乗算結果を前記加算器11に入力させ
るものである。
【0021】前記第1内部入力部15は、例えば図3に
示すように、加算器11からの出力信号20とメモリ2
1に格納されている信号、具体的には、所定の係数とを
乗算器22によって乗算し、この乗算結果を前記加算器
11に入力させるものである。
【0022】前記第2内部入力部16は、例えば図4に
示すように、非線形変換部12からの出力信号23とメ
モリ24に格納されている信号、具体的には、所定の係
数とを乗算器25によって乗算し、この乗算結果を前記
加算器11に入力させるものである。
【0023】前記出力部13は、非線形変換部12から
の変換結果なる出力値を一定期間保持するラッチにより
構成されている。
【0024】前記非線形変換部12は、テーブルルック
アップを用いて加算器11からの出力信号を変換するも
のとしてもよく、或いは、DSP又はCPUによって非
線形関数を算出するようにしてもよい。
【0025】なお、前述した加算器11や乗算器19,
22,25もDSP又はCPUにより実現するようにし
てもよく、また、メモリ17,18,21,24は1デ
ータだけを保持するレジスタとしてもよい。
【0026】また、このようなニューロン素子10は、
その一部又は全部をソフトウエアにより実現するように
してもよい。
【0027】このような請求項1記載の発明に相当する
カオスニューラルネットワーク構成によれば、メモリ1
7,18,21,24に格納されている値や外部入力信
号の値によって各ニューロン素子10の出力値が動的に
遷移するような動的挙動を示すものとなり、動的な状態
に対して適応性を有するニューラルネットワークを構築
できるものとなる。
【0028】ここに、図1に示す各ニューロン素子10
の構成において、メモリ17を削除してもよい(請求項
2記載の発明に相当する)。また、メモリ18と乗算器
19とを実質的になくした第1内部入力部14構成と
し、加算器11からの出力信号20をそのまま直接この
加算器11に入力させるようにしてもよい(請求項3記
載の発明に相当する)。同様に、メモリ21と乗算器2
2とを実質的になくした第2内部入力部15構成とし、
非線形変換部12からの出力信号23をそのまま直接加
算器11に入力させるようにしてもよい(請求項4記載
の発明に相当する)。これらによれば、ニューラルネッ
トワークをより容易に構築し得るものとなる。
【0029】つづいて、請求項5記載の発明の一実施例
を図5及び図6により説明する。本実施例は、遺伝アル
ゴリズム(Genetic Algorithm =GA)を利用して、
前記実施例で説明したような構成からなるカオスニュー
ラルネットワーク26の学習、即ち、各ニューロン素子
10中のメモリ17,18,21,24の値の更新を行
うようにしたものである。まず、遺伝アルゴリズムの適
用方法から説明する。図5に示すように、各ニューロン
素子10のメモリの値を因子とする遺伝子を想定する。
ここに、メモリ18は結合係数に相当し、そのニューロ
ン素子10における外部入力部14の数だけ存在する。
【0030】遺伝アルゴリズムでは、必要なデータを、
上記のように1本の遺伝子(個体)と見做してコード化
する。このような個体を複数個用意して集団を形成す
る。そして、以下の手順〜に従って処理を行う。 遺伝子(個体)を多数発生させる。 各個体をカオスニューラルネットワーク26にロー
ドし、トレーニングデータに対する出力値から、評価値
Erを算出する。ここでは、この評価値Erが0に近い
ほど、よい評価であるものとする。 評価値を用い、ある基準値以上のものは“淘汰”す
る。 残った個体間で、“交叉”を行う。 淘汰された個体数だけ、新たに個体を発生させる。 ある割合で個体に“突然変異”を起こさせる。 上記〜を繰返し、最適な個体が見つかれば終了
する。
【0031】なお、評価基準及び突然変異の割合は、経
験的に、任意に決定する。
【0032】図6はこのようなGAを利用した学習を行
わせるための装置構成を示し、カオスニューラルネット
ワーク26の入出力間に評価器(評価手段)27が接続
されているとともに、カオスニューラルネットワーク2
6に対してGA演算器(遺伝アルゴリズム演算手段)2
8が接続されて構成されている。
【0033】このような構成において、評価器27はテ
ストデータを入力信号としてカオスニューラルネットワ
ーク26に入力し、このカオスニューラルネットワーク
26から得られる出力結果を入力させる。そこで、この
評価器27はカオスニューラルネットワーク26の出力
結果と与えた入力信号とから評価関数により評価値Er
を算出する。算出されたこの評価値ErによりGA演算
器28はカオスニューラルネットワーク26における各
メモリ17,18,21,24の値を書込み更新する。
【0034】本実施例によれば、カオスニューラルネッ
トワーク26の学習が可能となるため、より柔軟性の高
いものとなる。
【0035】つづいて、請求項6記載の発明の一実施例
について説明する。本実施例も、前述した実施例で説明
したような構成からなるカオスニューラルネットワーク
26の学習方法に関するものであるが、Hebb の学習則
のようなローカルな学習ルールによって外部入力部14
におけるメモリ18の値(結合係数値)を更新するよう
にしたものである。即ち、メモリ18,21,24の更
新後、更新前の値をMEMNEW ,MEMOLD 、各メモリ
値MEMOLD と乗算された入力値をINとすると、 MEMNEW =MEMOLD +A×(IN−B) なる式に従って、メモリ18の値を更新するようにした
ものである。ここに、A,Bの値は、経験的に、カオス
ニューラルネットワーク26内の各メモリ18,21,
24毎に任意に決定される。また、本実施例の学習方法
ではメモリ17の値は固定値とされる。
【0036】本実施例による場合も、カオスニューラル
ネットワーク26の学習が可能となるため、より柔軟性
の高いものとなる。
【0037】ついで、前述したようなカオスニューラル
ネットワーク26を初めとして、要は、動的に状態が遷
移するニューラルネットワークの利用例として、請求項
7及び8記載の発明の一実施例を図7により説明する。
まず、動的に状態が遷移するニューラルネットワーク、
例えば、カオスニューラルネットワーク26において
は、各メモリ値を適当に定めることにより、パルス列を
出力する。そこで、本実施例では、前述したような学習
方法によってカオスニューラルネットワーク26を学習
することで、モータ等のパルス駆動系のコントローラと
して用い得るパルス信号発生装置32を構成するように
したものである。例えば、図7に示すように、カオスニ
ューラルネットワーク26から出力される信号がパルス
列信号となるようにこのカオスニューラルネットワーク
26に対して制御信号を入力させる信号入力手段33を
設け、カオスニューラルネットワーク26から得られる
モータ34に最適な制御信号をパルス列信号35として
得るように構成される。
【0038】この場合、動的に状態が遷移するカオスニ
ューラルネットワーク26を利用しているため、複雑な
パルス列による制御信号も自由に生成できるものとな
り、パルス駆動系のコントローラとして適応性の高いも
のとなる。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、複数の信
号を加算する加算手段と、この加算手段の加算結果を非
線形変換する非線形変換手段と、この非線形変換手段に
よる変換結果を外部に出力する出力手段と、複数の外部
入力信号に対して結合係数を乗算し乗算結果を前記加算
手段へ出力する外部入力手段と、前記加算手段の加算結
果に対して係数を乗算し乗算結果を前記加算手段へ出力
する第1内部入力手段と、前記非線形変換手段の変換結
果に対して係数を乗算し乗算結果を前記加算手段へ出力
する第2内部入力手段と、加算手段に入力させる信号を
格納した記憶手段とを有する複数個のニューロン素子を
相互に接続してカオスニューラルネットワークを構成し
たので、各ニューロン素子の出力信号が動的に遷移する
ことになり、よって、動的な状態に対して適応性を有す
るニューラルネットワークを容易に構築できる。
【0040】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明中、加算手段に入力させる信号を格納した記憶
手段を省略した構成とし、請求項3記載の発明によれ
ば、これらの発明に関し、加算手段の加算結果をそのま
ま直接この加算手段に出力する第1内部入力手段とし、
請求項4記載の発明によれば、これらの発明に関し、非
線形変換手段の出力信号をそのまま直接加算手段に出力
する第2内部入力手段とすることで、一部の構成を省略
ないしは簡略化したので、動的な状態に対して適応性を
有するニューラルネットワークをより容易に構築でき
る。
【0041】さらに、請求項5記載の発明によれば、こ
れらの発明に加え、入力信号を発生させるとともに出力
結果を入力させてこれらの入力信号と出力結果とから評
価値を生成する評価手段と、この評価手段による評価値
を用いてニューロン素子内部の係数を読出してその係数
を遺伝アルゴリズムに従い更新し更新された係数を各ニ
ューロン素子に書込む遺伝アルゴリズム演算手段とを設
けたので、動的な状態に対して適応性を有するニューラ
ルネットワークに学習機能を持たせることもでき、より
柔軟性の高いシステムを構築できる。
【0042】請求項6記載の発明によれば、請求項1,
2,3又は4記載の発明に関し、入力信号を用いて結合
係数を更新する外部入力手段としたので、動的な状態に
対して適応性を有するニューラルネットワークに学習機
能を持たせることもでき、より柔軟性の高いシステムを
構築できる。
【0043】請求項7記載の発明によれば、動的に状態
が遷移するニューラルネットワークと、このニューラル
ネットワークから出力される信号がパルス列信号となる
ように前記ニューラルネットワークに対して制御信号を
入力させる信号入力手段とを有するパルス信号発生装置
とし、請求項8記載の発明によれば、そのニューラルネ
ットワークを、請求項1,2,3,4,5又は6記載の
カオスニューラルネットワークとすることで、動的な状
態に対して適応性を有するこのようなニューラルネット
ワークを用いてパルス信号発生装置を構成したので、複
雑なパルス列制御信号を自由に生成し得るパルス信号発
生装置を構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1ないし4記載の発明の一実施例を示す
1つのニューロン素子のブロック図である。
【図2】その外部入力部の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】その第1内部入力部の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】その第2内部入力部の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】請求項5記載の発明の一実施例を示す遺伝子に
ついての説明図である。
【図6】ブロック図である。
【図7】請求項7及び8記載の発明の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図8】従来例を示すカオスニューロンのブロック図で
ある。
【符号の説明】
10 ニューロン素子 11 加算手段 12 非線形変換手段 13 出力手段 14 外部入力手段 15 第1内部入力手段 16 第2内部入力手段 17 記憶手段 26 カオスニューラルネットワーク 27 評価手段 28 遺伝アルゴリズム演算手段 33 信号入力手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の信号を加算する加算手段と、この
    加算手段の加算結果を非線形変換する非線形変換手段
    と、この非線形変換手段による変換結果を外部に出力す
    る出力手段と、複数の外部入力信号に対して結合係数を
    乗算し乗算結果を前記加算手段へ出力する外部入力手段
    と、前記加算手段の加算結果に対して係数を乗算し乗算
    結果を前記加算手段へ出力する第1内部入力手段と、前
    記非線形変換手段の変換結果に対して係数を乗算し乗算
    結果を前記加算手段へ出力する第2内部入力手段と、前
    記加算手段に入力させる信号を格納した記憶手段とを有
    する複数個のニューロン素子を相互に接続してなること
    を特徴とするカオスニューラルネットワーク。
  2. 【請求項2】 複数の信号を加算する加算手段と、この
    加算手段の加算結果を非線形変換する非線形変換手段
    と、この非線形変換手段による変換結果を外部に出力す
    る出力手段と、複数の外部入力信号に対して結合係数を
    乗算し乗算結果を前記加算手段へ出力する外部入力手段
    と、前記加算手段の加算結果に対して係数を乗算し乗算
    結果を前記加算手段へ出力する第1内部入力手段と、前
    記非線形変換手段の変換結果に対して係数を乗算し乗算
    結果を前記加算手段へ出力する第2内部入力手段とを有
    する複数個のニューロン素子を相互に接続してなること
    を特徴とするカオスニューラルネットワーク。
  3. 【請求項3】 加算手段の加算結果をそのまま直接この
    加算手段に出力する第1内部入力手段としたことを特徴
    とする請求項1又は2記載のカオスニューラルネットワ
    ーク。
  4. 【請求項4】 非線形変換手段の変換結果をそのまま直
    接加算手段に出力する第2内部入力手段としたことを特
    徴とする請求項1,2又は3記載のカオスニューラルネ
    ットワーク。
  5. 【請求項5】 入力信号を発生させるとともに出力結果
    を入力させてこれらの入力信号と出力結果とから評価値
    を生成する評価手段と、この評価手段による評価値を用
    いてニューロン素子内部の係数を読出してその係数を遺
    伝アルゴリズムに従い更新し更新された係数を各ニュー
    ロン素子に書込む遺伝アルゴリズム演算手段とを設けた
    ことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載のカオス
    ニューラルネットワーク。
  6. 【請求項6】 入力信号を用いて結合係数を更新する外
    部入力手段としたことを特徴とする請求項1,2,3又
    は4記載のカオスニューラルネットワーク。
  7. 【請求項7】 動的に状態が遷移するニューラルネット
    ワークと、このニューラルネットワークから出力される
    信号がパルス列信号となるように前記ニューラルネット
    ワークに対して制御信号を入力させる信号入力手段とを
    有することを特徴とするパルス信号発生装置。
  8. 【請求項8】 ニューラルネットワークを、請求項1,
    2,3,4,5又は6記載のカオスニューラルネットワ
    ークとしたことを特徴とする請求項7記載のパルス信号
    発生装置。
JP6102520A 1993-10-29 1994-05-17 カオスニューラルネットワーク及びこれを用いたパルス信号発生装置 Pending JPH07175772A (ja)

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