JPH07175007A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents
ヘッドアップディスプレイ装置Info
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- JPH07175007A JPH07175007A JP2403321A JP40332190A JPH07175007A JP H07175007 A JPH07175007 A JP H07175007A JP 2403321 A JP2403321 A JP 2403321A JP 40332190 A JP40332190 A JP 40332190A JP H07175007 A JPH07175007 A JP H07175007A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B17/00—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres
- B32B17/06—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material
- B32B17/10—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin
- B32B17/10005—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing
- B32B17/10009—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the number, the constitution or treatment of glass sheets
- B32B17/10036—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the number, the constitution or treatment of glass sheets comprising two outer glass sheets
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
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- B32B17/10165—Functional features of the laminated safety glass or glazing
-
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- B32B17/1055—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the resin layer, i.e. interlayer
- B32B17/10559—Shape of the cross-section
- B32B17/10568—Shape of the cross-section varying in thickness
Landscapes
- Instrument Panels (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
風防の両側の外側主要面が非平行のヘッドアップディス
プレイ装置用風防が提供される。その結果、ディスプレ
イ発生源からの、風防の一方の外側主要面で反射された
像が風防の反対側の外側主要面で反射された像の上に重
ねられる。 【目的】風防を利用したヘッドアップディスプレイで、
2つのディスプレイを重ねて見られるようにする。 【構成】風防の厚さに勾配をつけて、内側と外側の面の
非平行も利用して、異なる角度で入射してくる2つのデ
ィスプレイの反射像を重ね合わせて見られるように風防
内のディスプレイを配置する。
プレイ装置用風防が提供される。その結果、ディスプレ
イ発生源からの、風防の一方の外側主要面で反射された
像が風防の反対側の外側主要面で反射された像の上に重
ねられる。 【目的】風防を利用したヘッドアップディスプレイで、
2つのディスプレイを重ねて見られるようにする。 【構成】風防の厚さに勾配をつけて、内側と外側の面の
非平行も利用して、異なる角度で入射してくる2つのデ
ィスプレイの反射像を重ね合わせて見られるように風防
内のディスプレイを配置する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヘッドアップディスプレ
イ装置用コンバイナに関し、特に、ヘッドアップディス
プレイ装置用コンバイナとして機能し、かつ二重像を排
除するためくさび状形態を有する自動車の風防に関す
る。
イ装置用コンバイナに関し、特に、ヘッドアップディス
プレイ装置用コンバイナとして機能し、かつ二重像を排
除するためくさび状形態を有する自動車の風防に関す
る。
【0002】ヘッドアップディスプレイ装置は観察者が
そのディスプレイの周りで、かつ該ディスプレイを通じ
て実際の情景を見ている間に同時に観察者に対して情報
を表示する可視ディスプレイ装置である。ヘッドアップ
ディスプレイ装置は操縦士が飛行情報を監視するため航
空機の操縦室に組み込まれることがよくある。最近で
は、ヘッドアップディスプレイ装置は例えば乗用車、ト
ラック等の陸上車両で使用されてきている。ディスプレ
イは、車両の操縦者が車両の作動情報を観察する場合通
常であるように、車両の計器板に向かって下方に、かつ
車両の前方の視野から離れる方向に目をそらす必要がな
いように一般的に位置されている。
そのディスプレイの周りで、かつ該ディスプレイを通じ
て実際の情景を見ている間に同時に観察者に対して情報
を表示する可視ディスプレイ装置である。ヘッドアップ
ディスプレイ装置は操縦士が飛行情報を監視するため航
空機の操縦室に組み込まれることがよくある。最近で
は、ヘッドアップディスプレイ装置は例えば乗用車、ト
ラック等の陸上車両で使用されてきている。ディスプレ
イは、車両の操縦者が車両の作動情報を観察する場合通
常であるように、車両の計器板に向かって下方に、かつ
車両の前方の視野から離れる方向に目をそらす必要がな
いように一般的に位置されている。
【0003】ヘッドアップディスプレイ装置は一般的に
ディスプレイ投影装置、コリメータおよびコンバイナを
含む。投影装置は、投影された光線を全体的に整合させ
るコリメータを介して作動情報を投影する光源を含む。
次に整合された光線は、車両の運転者の視野に位置して
いるコンバイナから反射される。このように、例えば燃
料に関する情報や車両速度のような重要な車両に関する
情報が風防を通して運転者の視野内で表示され、かつ運
転者が表示された情報を同時に見ながら実際の情景に安
全に注視できるようにする。ディスプレイの反射像は、
車両の直前から無限大までのいずれの位置においても焦
点を合わせることができる。
ディスプレイ投影装置、コリメータおよびコンバイナを
含む。投影装置は、投影された光線を全体的に整合させ
るコリメータを介して作動情報を投影する光源を含む。
次に整合された光線は、車両の運転者の視野に位置して
いるコンバイナから反射される。このように、例えば燃
料に関する情報や車両速度のような重要な車両に関する
情報が風防を通して運転者の視野内で表示され、かつ運
転者が表示された情報を同時に見ながら実際の情景に安
全に注視できるようにする。ディスプレイの反射像は、
車両の直前から無限大までのいずれの位置においても焦
点を合わせることができる。
【0004】リー(Lee)への米国特許第2,26
4,044号で教示されているようにディスプレイ像を
反射するためのヘッドアップディスプレイ装置における
コンバイナとして積層風防が用いられてきた。しかしな
がら風防の外面から二次像が反射されることが認められ
た。この二次像は一次像上に重ねられるがずれており、
全体的な鮮像度を低減させている。
4,044号で教示されているようにディスプレイ像を
反射するためのヘッドアップディスプレイ装置における
コンバイナとして積層風防が用いられてきた。しかしな
がら風防の外面から二次像が反射されることが認められ
た。この二次像は一次像上に重ねられるがずれており、
全体的な鮮像度を低減させている。
【0005】コンバイナとして機能し、かつ付加的な要
素を組み込むことなく風防上、あるいは風防内で明瞭な
ディスプレイ像を提供するヘッドアップディスプレイ用
風防があれば有利である。
素を組み込むことなく風防上、あるいは風防内で明瞭な
ディスプレイ像を提供するヘッドアップディスプレイ用
風防があれば有利である。
【0006】
【従来の技術】バックマン(Buckman)への米国
特許第1,871,877号は風防あるいは計器板に取
り付けられ、計器の情報を車両の運転者に反射させるガ
ラス板を有するディスプレイ装置を教示している。
特許第1,871,877号は風防あるいは計器板に取
り付けられ、計器の情報を車両の運転者に反射させるガ
ラス板を有するディスプレイ装置を教示している。
【0007】リー(Lee)への米国特許第2,26
4,044号は、車両の風防の内側面から反射される、
照射された速度計ディスプレイを有する自動車を教示し
ている。
4,044号は、車両の風防の内側面から反射される、
照射された速度計ディスプレイを有する自動車を教示し
ている。
【0008】ミハラキス(Mihalakis)への米
国特許第2,641,152号は、計器情報が風防の内
側面の反射スクリーンから反射される車両投影装置を教
示している。反射面はなし地仕上で、金属、ガラスある
いはプラスチックから作ることができる。
国特許第2,641,152号は、計器情報が風防の内
側面の反射スクリーンから反射される車両投影装置を教
示している。反射面はなし地仕上で、金属、ガラスある
いはプラスチックから作ることができる。
【0009】グロス(Gross)への米国特許第2,
750,833号は、例えば航空機の照準器において用
いられているもののような反射式照準において発生する
二重像を排除する光学ディスプレイ装置を教示してい
る。平行にされた光線は偏光され、2本の光線に枝分れ
される。次に、2本の光線の中の一方を除去する。
750,833号は、例えば航空機の照準器において用
いられているもののような反射式照準において発生する
二重像を排除する光学ディスプレイ装置を教示してい
る。平行にされた光線は偏光され、2本の光線に枝分れ
される。次に、2本の光線の中の一方を除去する。
【0010】ショウ二世(Show.Jr)への米国特
許第3,276,813号は計器情報を車両の運転者に
対して反射させるために車両の風防の内側面に高度に反
射性のコーティングを用いた自動車のディスプレイ装置
を教示している。
許第3,276,813号は計器情報を車両の運転者に
対して反射させるために車両の風防の内側面に高度に反
射性のコーティングを用いた自動車のディスプレイ装置
を教示している。
【0011】アベル(Abel)への米国特許第3,4
46,916号は航空機の窓の一部を用いたイメージコ
ンバイナを教示している。前記窓の内面部分は部分的に
反射性のフィルムでコーティングされている。
46,916号は航空機の窓の一部を用いたイメージコ
ンバイナを教示している。前記窓の内面部分は部分的に
反射性のフィルムでコーティングされている。
【0012】ハーベイ他(Havvey et al)
への米国特許第3,554,722号と同第3,64
7,285号とは非均一な厚さのフロートガラスを用い
た場合、そこに発生する不具合なしま模様を排除する二
重ガラス窓構造体を教示している。この窓構造体は一対
の隔置したフロートガラス板を含み、該ガラスの一方あ
るいは双方は厚い縁部から反対側の薄い縁部までテーパ
がついている。双方のガラス板にテーパをつけている場
合、ガラス板は、一方のガラス板の厚い縁部が反対側の
ガラス板の薄い縁部上に位置するように位置される。
への米国特許第3,554,722号と同第3,64
7,285号とは非均一な厚さのフロートガラスを用い
た場合、そこに発生する不具合なしま模様を排除する二
重ガラス窓構造体を教示している。この窓構造体は一対
の隔置したフロートガラス板を含み、該ガラスの一方あ
るいは双方は厚い縁部から反対側の薄い縁部までテーパ
がついている。双方のガラス板にテーパをつけている場
合、ガラス板は、一方のガラス板の厚い縁部が反対側の
ガラス板の薄い縁部上に位置するように位置される。
【0013】マロビッキ二世他(Malobicky.
Jr.et al)への米国特許第3,899,241
号は航空機での使用に適合した風防を教示しており、可
視像受像領域を形成するように前方の視野領域の中央部
分において風防の内側面にコーティングされた透明反射
コーティングを含む。車両に関する情報は車両の運転者
に対して前記反射コーティング上で反射される。
Jr.et al)への米国特許第3,899,241
号は航空機での使用に適合した風防を教示しており、可
視像受像領域を形成するように前方の視野領域の中央部
分において風防の内側面にコーティングされた透明反射
コーティングを含む。車両に関する情報は車両の運転者
に対して前記反射コーティング上で反射される。
【0014】ウイズリントン(Withringto
n)に対する米国特許第3,940,204号並びにウ
イズリントン他(Withrington et a
l)に対する米国特許第4,218,111号はホログ
ラフィックレンズを用いた光学ディスプレイ装置を教示
している。
n)に対する米国特許第3,940,204号並びにウ
イズリントン他(Withrington et a
l)に対する米国特許第4,218,111号はホログ
ラフィックレンズを用いた光学ディスプレイ装置を教示
している。
【0015】フリーマン(Freeman)への米国特
許第4,261,635号は車両の風防の内側に位置し
たホログラフィックコンバイナを含むヘッドアップディ
スプレイ装置を教示している。ホログラムは観察者の目
の位置と投影光学装置との間の軸線に対して概ね直交し
て、かつ該軸線に沿って中間に配置され、投影光学装置
により形成された像から視察者の目まで最小の視野収差
で光線を偏向させる。
許第4,261,635号は車両の風防の内側に位置し
たホログラフィックコンバイナを含むヘッドアップディ
スプレイ装置を教示している。ホログラムは観察者の目
の位置と投影光学装置との間の軸線に対して概ね直交し
て、かつ該軸線に沿って中間に配置され、投影光学装置
により形成された像から視察者の目まで最小の視野収差
で光線を偏向させる。
【0016】スウイフト(Swift)への米国特許第
4,398,799号は、外部情景とパイロットの帽子
に取り付けたミラーに重ねたディスプレイとを反射さ
せ、パイロットのヘルメットに取り付けたカメラで反射
された情景を記録することにより外側の情景のパイロッ
トの視野と投影したディスプレイとを同時に記録するヘ
ッドアップディスプレイ装置を教示している。
4,398,799号は、外部情景とパイロットの帽子
に取り付けたミラーに重ねたディスプレイとを反射さ
せ、パイロットのヘルメットに取り付けたカメラで反射
された情景を記録することにより外側の情景のパイロッ
トの視野と投影したディスプレイとを同時に記録するヘ
ッドアップディスプレイ装置を教示している。
【0017】ハートマン(Hartman)への米国特
許第4,613,200号は、車両の運転者に対して計
器情報を反射するために2個の平行したホログラフィッ
ク光学要素を用いたヘッドアップディスプレイ装置を教
示している。一方の要素は車両の風防の一部として作ら
れるか、あるいは該風防に取り付けられている。
許第4,613,200号は、車両の運転者に対して計
器情報を反射するために2個の平行したホログラフィッ
ク光学要素を用いたヘッドアップディスプレイ装置を教
示している。一方の要素は車両の風防の一部として作ら
れるか、あるいは該風防に取り付けられている。
【0018】イイノ他(Iino et al)への米
国特許第4,711,544号は、計器情報が車両の前
方ガラスで反射され、像のディスプレイが希望する位置
で形成され、運転者の前方の視野を遮ることなく運転者
の視野の線を整合しうる、車両用ディスプレイ装置を教
示している。
国特許第4,711,544号は、計器情報が車両の前
方ガラスで反射され、像のディスプレイが希望する位置
で形成され、運転者の前方の視野を遮ることなく運転者
の視野の線を整合しうる、車両用ディスプレイ装置を教
示している。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ディスプレ
イ装置のコンバイナとして積層風防が用いられた場合発
生する二重像の量を低減するヘッドアップディスプレイ
装置用風防を提供する。前記風防は風防組立体上へ、あ
るいはその中へいずれの付加的要素をも組み入れる必要
ない、ヘッドアップディスプレイ装置用コンバイナとし
て機能する。本発明の風防は、該風防の両側の主要外面
が平行でなく、相互に対して収束していることによって
ディスプレイ源から投影され、風防の第1の主要面から
反射した像が、風防の反対側の主要面で反射したディス
プレイ源からの同じ像と概ね重ねられるよう構成されて
いる。
イ装置のコンバイナとして積層風防が用いられた場合発
生する二重像の量を低減するヘッドアップディスプレイ
装置用風防を提供する。前記風防は風防組立体上へ、あ
るいはその中へいずれの付加的要素をも組み入れる必要
ない、ヘッドアップディスプレイ装置用コンバイナとし
て機能する。本発明の風防は、該風防の両側の主要外面
が平行でなく、相互に対して収束していることによって
ディスプレイ源から投影され、風防の第1の主要面から
反射した像が、風防の反対側の主要面で反射したディス
プレイ源からの同じ像と概ね重ねられるよう構成されて
いる。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の一実施例におい
ては、風防は一方の縁部からその反対側の縁部まで厚さ
に傾斜をつけた熱可塑性中間層材のシートにより相互に
対して固定された一対のガラス層を含む。前記中間層に
テーパをつける形態は中間層を希望形状に鋳造するかあ
るいは中間層を希望する形状に差をつけて延伸すること
により達成することができる。ガラス層と、テーパをつ
けた中間層とを組みたて積層して一体構造とすると、積
層の両側の主要面は非平行となり、所定角度で偏位する
ことによって積層の両側の主要面から反射したディスプ
レイ源からの像は相互に概ね重ねられる。
ては、風防は一方の縁部からその反対側の縁部まで厚さ
に傾斜をつけた熱可塑性中間層材のシートにより相互に
対して固定された一対のガラス層を含む。前記中間層に
テーパをつける形態は中間層を希望形状に鋳造するかあ
るいは中間層を希望する形状に差をつけて延伸すること
により達成することができる。ガラス層と、テーパをつ
けた中間層とを組みたて積層して一体構造とすると、積
層の両側の主要面は非平行となり、所定角度で偏位する
ことによって積層の両側の主要面から反射したディスプ
レイ源からの像は相互に概ね重ねられる。
【0021】
【実施例】本発明はコンバイナとして自動車の風防を用
いるヘッドアップディスプレイ装置における二重形像を
排除することに関するが、本発明は、二重形像を排除す
べき積層構造を有するいずれの型式のコンバイナにおい
ても使用可能なことが認められる。
いるヘッドアップディスプレイ装置における二重形像を
排除することに関するが、本発明は、二重形像を排除す
べき積層構造を有するいずれの型式のコンバイナにおい
ても使用可能なことが認められる。
【0022】図1を参照すれば、ヘッドアップ装置10
は自動車の風防12と、像の発生源14と、自動車の計
器板18の上面の直下に取り付けられ、かつ像源14と
風防12との間に位置することが好ましい投影組立体1
6とを含む。光線が像発生源14から出て、後述するよ
うにコンバイナとして作用する風防12上に投影され、
車両の運転者20の視野へ反射される。風防12上に投
影された光線は平行にされ、自動車の前方で、好ましく
は風防12の前方約3−15メートル(約10−50フ
ィート)のところで可視像を創り出す。
は自動車の風防12と、像の発生源14と、自動車の計
器板18の上面の直下に取り付けられ、かつ像源14と
風防12との間に位置することが好ましい投影組立体1
6とを含む。光線が像発生源14から出て、後述するよ
うにコンバイナとして作用する風防12上に投影され、
車両の運転者20の視野へ反射される。風防12上に投
影された光線は平行にされ、自動車の前方で、好ましく
は風防12の前方約3−15メートル(約10−50フ
ィート)のところで可視像を創り出す。
【0023】本発明において限定的でないが、像の発生
源14は、車両の運転者の直接の視線内の位置において
風防12上に投影組立体16を通して情報を有する光線
を投影するに十分照射され、一方運転者20がディスプ
レイをモニタするにつれて外側の実際の情景を周辺的に
見ることができるようにする透過液晶ディスプレイ(L
ED)であることが好ましい。観察位置を変えることに
よっても車両の風防に対する効果的なヘッドアップディ
スプレイを提供することが考えられる。表示された像
(図示なし)は、例えば車速、燃料レベル、エンジンの
回転数、温度および警告符号を含む数値あるいはグラフ
符号を含むことができる。
源14は、車両の運転者の直接の視線内の位置において
風防12上に投影組立体16を通して情報を有する光線
を投影するに十分照射され、一方運転者20がディスプ
レイをモニタするにつれて外側の実際の情景を周辺的に
見ることができるようにする透過液晶ディスプレイ(L
ED)であることが好ましい。観察位置を変えることに
よっても車両の風防に対する効果的なヘッドアップディ
スプレイを提供することが考えられる。表示された像
(図示なし)は、例えば車速、燃料レベル、エンジンの
回転数、温度および警告符号を含む数値あるいはグラフ
符号を含むことができる。
【0024】以下の説明は風防の前方無限大の距離にお
いて像を投影するヘッドアップディスプレイ装置におけ
るコンバイナとして従来技術の風防を用いることを指向
している。特に、図2を参照すれば、風防30は、風防
の両側の内外主要面が相互に対して平行である風防組立
体を代表する。特に風防30は中間層材料36により内
側ガラス層34に接着された外側ガラス層32を含む。
中間層36の厚さは可成り均一であって、各ガラス層の
両側主要面は相互に対して概ね平行である。即ち、ガラ
ス層32,34並びに中間層36が一緒に積層されて一
体構造を形成した後は、ガラス層32の内面37はその
外面38に対して平行で、ガラス層34の内面39はそ
の外面40に対して平行であり、ガラス層32の外側主
要面38はガラス層34の主要外面40に対して平行で
ある。本発明において限定的ではないが、面38と40
とは以下の説明においては平坦であると推定する。しか
しながら、後述するように、前記面は非平面であっても
よい。
いて像を投影するヘッドアップディスプレイ装置におけ
るコンバイナとして従来技術の風防を用いることを指向
している。特に、図2を参照すれば、風防30は、風防
の両側の内外主要面が相互に対して平行である風防組立
体を代表する。特に風防30は中間層材料36により内
側ガラス層34に接着された外側ガラス層32を含む。
中間層36の厚さは可成り均一であって、各ガラス層の
両側主要面は相互に対して概ね平行である。即ち、ガラ
ス層32,34並びに中間層36が一緒に積層されて一
体構造を形成した後は、ガラス層32の内面37はその
外面38に対して平行で、ガラス層34の内面39はそ
の外面40に対して平行であり、ガラス層32の外側主
要面38はガラス層34の主要外面40に対して平行で
ある。本発明において限定的ではないが、面38と40
とは以下の説明においては平坦であると推定する。しか
しながら、後述するように、前記面は非平面であっても
よい。
【0025】引続き図2を参照すれば、像発生源14か
らの光線Aは線42に沿って導かれ、光線の一部は線4
4に沿って車両の運転者20の目46までガラス層34
の面40で反射される。像発生源14からの付加的な光
線が付加的な線に沿って導かれる。例えば光線Bは線4
8に沿って導かれ、線50に沿って面40から反射され
る。しかしながら線50に沿った光線Bは運転者の目4
6まで導かれず、運転者20により検出されない。線4
8に沿って導かれた光線Bの一部は風防組立体30へ入
り、線52に沿って屈折される。線48と52との間の
角度差は光線が空気を通り、ガラス層34へ入る際の屈
折角によって変わる。一方屈折角の方は、部分的には光
線Bの面40への入射角と、空気とガラスとの相対密度
とによって変わる。光線Bは風防組立体30を通過し、
光線Bの一部は線54に沿ってガラス層32の面38で
反射する。中間層36の屈折率はガラス層32,34の
屈折率と同じであって、そのため光線が線52と54と
に沿って風防組立体30を通過する際光線は歪まないも
のと考えられる。光線Bの一部はガラス層34の面40
において風防組立体30を出ていく。光線の方向は風防
組立体30と前述のように空気との間の屈折率の差によ
り方向が変えられ、線56に沿って目46まで導かれ
る。目46によって受け取られた像発生源14からの光
線AとBとは2本の異なる線即ち線44および56に沿
って導かれるので、運転者20は、実際には像発生源1
4は1個のみしかないのに、2個の偏位した像を見るこ
とになる。第1の像58は実像であって、線44に沿っ
て導かれた光線から運転者20が見る像である。第2の
像60は線56に沿って導かれた光線から運転者が見る
像である。双方の像を見ていると、最初線48に沿って
導かれ、最終的に線56に沿って運転者20まで導かれ
る光線の量と比較して、最初は線42に沿って導かれて
いた像発生源14からの光線のより大きい部分が線44
に沿って導かれるので実像58の方がより明るく見え
る。2個の偏位した像を見るこの状態は一般的に二重形
像あるいはゴースト形像と称せられ、風防組立体の外面
部を風防組立体30の面38および40が相互に平行で
ある場合に発生する。
らの光線Aは線42に沿って導かれ、光線の一部は線4
4に沿って車両の運転者20の目46までガラス層34
の面40で反射される。像発生源14からの付加的な光
線が付加的な線に沿って導かれる。例えば光線Bは線4
8に沿って導かれ、線50に沿って面40から反射され
る。しかしながら線50に沿った光線Bは運転者の目4
6まで導かれず、運転者20により検出されない。線4
8に沿って導かれた光線Bの一部は風防組立体30へ入
り、線52に沿って屈折される。線48と52との間の
角度差は光線が空気を通り、ガラス層34へ入る際の屈
折角によって変わる。一方屈折角の方は、部分的には光
線Bの面40への入射角と、空気とガラスとの相対密度
とによって変わる。光線Bは風防組立体30を通過し、
光線Bの一部は線54に沿ってガラス層32の面38で
反射する。中間層36の屈折率はガラス層32,34の
屈折率と同じであって、そのため光線が線52と54と
に沿って風防組立体30を通過する際光線は歪まないも
のと考えられる。光線Bの一部はガラス層34の面40
において風防組立体30を出ていく。光線の方向は風防
組立体30と前述のように空気との間の屈折率の差によ
り方向が変えられ、線56に沿って目46まで導かれ
る。目46によって受け取られた像発生源14からの光
線AとBとは2本の異なる線即ち線44および56に沿
って導かれるので、運転者20は、実際には像発生源1
4は1個のみしかないのに、2個の偏位した像を見るこ
とになる。第1の像58は実像であって、線44に沿っ
て導かれた光線から運転者20が見る像である。第2の
像60は線56に沿って導かれた光線から運転者が見る
像である。双方の像を見ていると、最初線48に沿って
導かれ、最終的に線56に沿って運転者20まで導かれ
る光線の量と比較して、最初は線42に沿って導かれて
いた像発生源14からの光線のより大きい部分が線44
に沿って導かれるので実像58の方がより明るく見え
る。2個の偏位した像を見るこの状態は一般的に二重形
像あるいはゴースト形像と称せられ、風防組立体の外面
部を風防組立体30の面38および40が相互に平行で
ある場合に発生する。
【0026】風防組立体30における二重形像の量を低
減するために、本発明は風防構造を修正する。本発明に
おいて限定的ではないが、本発明の好適実施例を示す図
3を参照すれば、風防130は、ガラス層132および
134の主要内面137,139に沿って中間層材料1
36により内側のガラス層134に接着された外側ガラ
ス層132を含む。中間層136は、その厚さが徐々に
テーパが付いている、即ち中間層の厚さが一方の縁部か
ら反対側の縁部まで厚さが徐々に小さくなるようにされ
る。中間層が「くさび」形であるので、風防の構成要素
が組み立てられ、かつ積層されると、ガラス層132の
主要外面138とガラス層134の主要外面140とは
平行でなくなる。風防130のガラス層132,134
が相互に偏位している量を調整することによって、コン
バイナとして図2に示す風防を用いると経験する二重形
像を低減しうることが判明した。二重形像を低減させる
に要する実際のくさび角Xは部分的に、風防の厚さ、風
防の材料、像発生源14と風防130並びに車両の運転
者20との相対位置および方向によって変わる。本発明
において限定的でないが、中間層136は希望するくさ
び角Xを提供するよう適所で鋳造することができる。代
替的に、中間層136は、それらの教示を参考のために
本明細書に含めているトリバー(Tolliver)へ
の米国特許第4,201,351号およびチャベル(C
habel)への米国特許第4,554,713号に開
示しているような、本技術分野で公知のいずれかの都合
のよい方法により差をつけて延伸することができる。
減するために、本発明は風防構造を修正する。本発明に
おいて限定的ではないが、本発明の好適実施例を示す図
3を参照すれば、風防130は、ガラス層132および
134の主要内面137,139に沿って中間層材料1
36により内側のガラス層134に接着された外側ガラ
ス層132を含む。中間層136は、その厚さが徐々に
テーパが付いている、即ち中間層の厚さが一方の縁部か
ら反対側の縁部まで厚さが徐々に小さくなるようにされ
る。中間層が「くさび」形であるので、風防の構成要素
が組み立てられ、かつ積層されると、ガラス層132の
主要外面138とガラス層134の主要外面140とは
平行でなくなる。風防130のガラス層132,134
が相互に偏位している量を調整することによって、コン
バイナとして図2に示す風防を用いると経験する二重形
像を低減しうることが判明した。二重形像を低減させる
に要する実際のくさび角Xは部分的に、風防の厚さ、風
防の材料、像発生源14と風防130並びに車両の運転
者20との相対位置および方向によって変わる。本発明
において限定的でないが、中間層136は希望するくさ
び角Xを提供するよう適所で鋳造することができる。代
替的に、中間層136は、それらの教示を参考のために
本明細書に含めているトリバー(Tolliver)へ
の米国特許第4,201,351号およびチャベル(C
habel)への米国特許第4,554,713号に開
示しているような、本技術分野で公知のいずれかの都合
のよい方法により差をつけて延伸することができる。
【0027】引続き図3を参照すれば、像発生源14か
らの光線A1 は線142に沿って導かれ、線144に沿
って運転者の目46まで面140で反射される別の光線
B1が線148に沿って導かれ、前述のように、光線の
一部が線150に沿って面140から反射され、それは
運転者20には見られない。光線B1 の残りの部分は線
152に沿ってガラス層132,134並びに中間層1
36を通して屈折され、前述と同様の要領で線154に
沿ってガラス層132の面138で反射され、組立体1
30を出ていく際運転者の目46まで屈折される。しか
しながら、光線Bからの線56が光線Aからの線44と
方向が異なる図2に示す風防組立体30と異なって、図
3においては、くさび角Xは、光線B1 からの屈折した
光線が線144に沿って組立体130を出ていく、即ち
ガラス層134の面140で反射された光線A1 の上に
重ねられる。その結果、運転者20が見る光線A1 およ
びB1 からの像は相互に重ねられて1個の像158のみ
となる。
らの光線A1 は線142に沿って導かれ、線144に沿
って運転者の目46まで面140で反射される別の光線
B1が線148に沿って導かれ、前述のように、光線の
一部が線150に沿って面140から反射され、それは
運転者20には見られない。光線B1 の残りの部分は線
152に沿ってガラス層132,134並びに中間層1
36を通して屈折され、前述と同様の要領で線154に
沿ってガラス層132の面138で反射され、組立体1
30を出ていく際運転者の目46まで屈折される。しか
しながら、光線Bからの線56が光線Aからの線44と
方向が異なる図2に示す風防組立体30と異なって、図
3においては、くさび角Xは、光線B1 からの屈折した
光線が線144に沿って組立体130を出ていく、即ち
ガラス層134の面140で反射された光線A1 の上に
重ねられる。その結果、運転者20が見る光線A1 およ
びB1 からの像は相互に重ねられて1個の像158のみ
となる。
【0028】風防組立体においては、ガラス層132,
134の面138と140とはそれぞれ、平面ではな
く、湾曲形状であることが多いことが認められる。しか
しながら、コンバイナとして使用される小さい領域内で
の風防組立体130の相対湾曲量は比較的小さいため風
防130におけるコンバイナの部分の領域は概ね平面で
ある。さらに、コンバイナ領域内での風防の曲率が過度
のため必要であれば、像発生源18からの像を、例えば
風防の面の曲率を考慮して(図1のみに示す)投影組立
体16に別のレンズ装置(図示せず)を組み込むことに
より歪曲させることができる。
134の面138と140とはそれぞれ、平面ではな
く、湾曲形状であることが多いことが認められる。しか
しながら、コンバイナとして使用される小さい領域内で
の風防組立体130の相対湾曲量は比較的小さいため風
防130におけるコンバイナの部分の領域は概ね平面で
ある。さらに、コンバイナ領域内での風防の曲率が過度
のため必要であれば、像発生源18からの像を、例えば
風防の面の曲率を考慮して(図1のみに示す)投影組立
体16に別のレンズ装置(図示せず)を組み込むことに
より歪曲させることができる。
【0029】本発明の一実施例においては、風防130
は2.3ミリ(0.090インチ)厚さのガラス層と、
2個のポリビニルブトリルの中間層とを含む。各中間層
は最初は厚さが0.51ミリ(0.020インチ)であ
るが差をつけて延伸することにより各中間層が91セン
チ(36インチ)の幅に対して約0.076ミリ(0.
003インチ)のテーパを有し、風防130に組み入れ
ると頂部から底部までの組合せ厚さの差が約0.152
ミリ(0.006インチ)となる。図1を参照すれば、
この構造の風防は、風防12と像発生源14からの光線
との間の入射角Zが約65度で、取付け角Yが約30度
で車両に装着すると非くさび形の従来の風防と比較して
ヘッドアップ装置における二重形像量を著しく低減させ
ることが認められた。
は2.3ミリ(0.090インチ)厚さのガラス層と、
2個のポリビニルブトリルの中間層とを含む。各中間層
は最初は厚さが0.51ミリ(0.020インチ)であ
るが差をつけて延伸することにより各中間層が91セン
チ(36インチ)の幅に対して約0.076ミリ(0.
003インチ)のテーパを有し、風防130に組み入れ
ると頂部から底部までの組合せ厚さの差が約0.152
ミリ(0.006インチ)となる。図1を参照すれば、
この構造の風防は、風防12と像発生源14からの光線
との間の入射角Zが約65度で、取付け角Yが約30度
で車両に装着すると非くさび形の従来の風防と比較して
ヘッドアップ装置における二重形像量を著しく低減させ
ることが認められた。
【0030】図3に示す本発明の風防形態130は、本
発明の教示に基き全体的に平行な両主要面をそれぞれ有
する2枚のガラス板とテーパのついた中間層とを含む
が、当該技術分野の専門家には、図3に示すものと同様
のくさび状風防形態を提供するためにその他の風防形態
を用いることができることが明らかである。特に図4を
参照すれば、ガラス層232および234の一方あるい
は双方にテーパを設けることにより組立体230が積層
されると、非延伸中間層236を用いて一体構造体を形
成し、風防230の両面238,240は非平行で、か
つ二重形像を排除するよう相互に対して収束させられ
る。さらに、1枚以上のテーパつき中間層を1枚以上の
テーパつきガラス層と組み合わせて用いることにより最
終の積層された組立体が二重形像を低減するに必要な形
態を有する風防構造を提供することも考えられる。
発明の教示に基き全体的に平行な両主要面をそれぞれ有
する2枚のガラス板とテーパのついた中間層とを含む
が、当該技術分野の専門家には、図3に示すものと同様
のくさび状風防形態を提供するためにその他の風防形態
を用いることができることが明らかである。特に図4を
参照すれば、ガラス層232および234の一方あるい
は双方にテーパを設けることにより組立体230が積層
されると、非延伸中間層236を用いて一体構造体を形
成し、風防230の両面238,240は非平行で、か
つ二重形像を排除するよう相互に対して収束させられ
る。さらに、1枚以上のテーパつき中間層を1枚以上の
テーパつきガラス層と組み合わせて用いることにより最
終の積層された組立体が二重形像を低減するに必要な形
態を有する風防構造を提供することも考えられる。
【0031】本明細書で図示し、かつ説明した本発明の
形態は好適実施例と種々修正の例示を代表したものであ
る。特許請求の範囲により規定される本発明の範囲から
逸脱することなく種々変更が可能なることが理解され
る。
形態は好適実施例と種々修正の例示を代表したものであ
る。特許請求の範囲により規定される本発明の範囲から
逸脱することなく種々変更が可能なることが理解され
る。
【図1】車両のヘッドアップディスプレイ装置の概略
図。
図。
【図2】従来技術の風防を使用したヘッドアップディス
プレイを示す、図1の拡大、部分断面図。
プレイを示す、図1の拡大、部分断面図。
【図3】本発明の特徴を組み入れた風防を用いたヘッド
アップディスプレイを示す図1の拡大、部分断面図。
アップディスプレイを示す図1の拡大、部分断面図。
【図4】本発明の代替実施例の破断断面図。
10 ヘッドアップディスプレイ装置 14 像発生源 16 投影組立体 130 風防 132 ガラス層 134 ガラス層 136 中間層 137,138 ガラス層の両面 139,140 ガラス層の両面
Claims (20)
- 【請求項1】 第1の剛性の層と、 第2の剛性の層と、 ディスプレイ発生源から投影され、透明体の外面で反射
される像が前記ディスプレイ発生源から投影され前記透
明体の反対側の主要外面で反射された像上に概ね重ねら
れるように透明体の両側の主要外面が非平行で、かつ相
互に対して方向づけられるように前記第1の層を前記第
2の層に固定する手段とを含むことを特徴とする積層透
明体。 - 【請求項2】 内側と外側の両側の主要面を有する第1
の層と、 内側と外側の両側の主要面を有する第2の層と、 ディスプレイ発生源から投影され、前記第1の層の前記
外面で反射された像が前記ディスプレイ発生源から投影
され、前記第2の層の前記外側の主要面で反射された像
の上に概ね重ねられるように前記層の前記の外側の主要
面が相互に対して非平行で、かつ相互に対して方向づけ
られるように前記第1の層の前記内側の主要面を前記第
2の層の前記内側の主要面に固定する手段とを含むこと
を特徴とする積層透明体。 - 【請求項3】 前記第1と第2の層の前記主要面が非平
面であることを特徴とする請求項2の透明体。 - 【請求項4】 前記層の各々の前記外面が対応する層の
前記内面に対して平行であることを特徴とする請求項2
の積層透明体。 - 【請求項5】 前記層がガラス層であり、前記固定手段
が熱可塑性材のテーパ付きシートであることを特徴とす
る請求項4の積層透明体。 - 【請求項6】 前記第1と第2の層の前記主要面が非平
面であることを特徴とする請求項5の積層透明体。 - 【請求項7】 前記層の少なくとも一方の厚さにテーパ
がついていることを特徴とする請求項2の積層透明体。 - 【請求項8】 前記層がガラスで、前記固定手段が熱可
塑性材のシートであることを特徴とする請求項7の積層
透明体。 - 【請求項9】 前記第1と第2の層の前記主要面が非平
面であることを特徴とする請求項8の積層透明体。 - 【請求項10】 前記熱可塑性材料のシートが厚さにテ
ーパがついていることを特徴とする請求項8の積層透明
体。 - 【請求項11】 希望するディスプレイを投影する手段
と、 風防の第1の主要面で反射されるとディスプレイ手段か
ら投影された像が風防の第2の主要面で反射された像の
上に概ね重ねられるように相互に対して方向づけられた
非平行の両側の第1と第2の外側の主要面を有する風防
とを含むことを特徴とする車両用のヘッドアップディス
プレイ装置。 - 【請求項12】 前記風防の前記両側の主要面が非平面
であることを特徴とする請求項11のヘッドアップディ
スプレイ装置。 - 【請求項13】 前記風防が第1と第2の剛性の透明層
と、前記第1と第2の層を共に接着して一体構造を形成
する手段とを含むことを特徴とする請求項11のヘッド
アップディスプレイ装置。 - 【請求項14】 前記層の各々の両側の主要面が相互に
対して概ね平行であることを特徴とする請求項13のヘ
ッドアップディスプレイ装置。 - 【請求項15】 前記透明層がガラス層であり、前記接
着手段が熱可塑性材のテーパつきシートを含むことを特
徴とする請求項14のヘッドアップディスプレイ装置。 - 【請求項16】 前記第1と第2の層の前記主要面が非
平面であることを特徴とする請求項15のヘッドアップ
ディスプレイ装置。 - 【請求項17】 前記層の少なくとも一方の厚さにテー
パがついていることを特徴とする請求項13のヘッドア
ップディスプレイ装置。 - 【請求項18】 前記透明層がガラス層で、前記接着手
段が熱可塑性材のシートを含むことを特徴とする請求項
17のヘッドアップディスプレイ装置。 - 【請求項19】 前記第1と第2の層の前記主要面が非
平坦であることを特徴とする請求項18のヘッドアップ
ディスプレイ装置。 - 【請求項20】熱可塑性材の前記シートが厚さにテーパ
がつけられていることを特徴とする請求項18のヘッド
アップディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2403321A JPH07175007A (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2403321A JPH07175007A (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07175007A true JPH07175007A (ja) | 1995-07-14 |
Family
ID=18513068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2403321A Pending JPH07175007A (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07175007A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN105866947A (zh) * | 2015-01-19 | 2016-08-17 | 上海芯天电子有限公司 | 一种消除汽车平视显示器投影图像重影的方法及装置 |
WO2017090561A1 (ja) | 2015-11-24 | 2017-06-01 | 旭硝子株式会社 | 合わせガラス |
WO2017090562A1 (ja) | 2015-11-24 | 2017-06-01 | 旭硝子株式会社 | 合わせガラス |
JPWO2016121559A1 (ja) * | 2015-01-26 | 2017-11-02 | 旭硝子株式会社 | 合わせガラス |
WO2018042844A1 (ja) * | 2016-08-30 | 2018-03-08 | マクセル株式会社 | 情報表示装置 |
JP2018518713A (ja) * | 2015-06-11 | 2018-07-12 | サン−ゴバン グラス フランスSaint−Gobain Glass France | コンタクトアナログヘッドアップディスプレイ(hud)用の投影システム |
WO2019058944A1 (ja) * | 2017-09-21 | 2019-03-28 | セントラル硝子株式会社 | 車両フロント窓用の合せガラス |
EP3466675A1 (en) | 2017-10-05 | 2019-04-10 | Agc Inc. | Laminated glass |
US10502954B2 (en) | 2017-06-02 | 2019-12-10 | AGC Inc. | Laminated glass |
US10967610B2 (en) | 2017-10-30 | 2021-04-06 | AGC Inc. | Laminated glass |
US11175497B2 (en) | 2018-05-07 | 2021-11-16 | AGC Inc. | Laminated glass |
DE112018004594B4 (de) | 2017-10-20 | 2022-03-31 | AGC Inc. | Laminiertes glas |
-
1990
- 1990-12-18 JP JP2403321A patent/JPH07175007A/ja active Pending
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JPWO2016121559A1 (ja) * | 2015-01-26 | 2017-11-02 | 旭硝子株式会社 | 合わせガラス |
JP2018158883A (ja) * | 2015-01-26 | 2018-10-11 | Agc株式会社 | 合わせガラス |
JP2018518713A (ja) * | 2015-06-11 | 2018-07-12 | サン−ゴバン グラス フランスSaint−Gobain Glass France | コンタクトアナログヘッドアップディスプレイ(hud)用の投影システム |
US10710434B2 (en) | 2015-11-24 | 2020-07-14 | AGC Inc. | Laminated glass |
WO2017090561A1 (ja) | 2015-11-24 | 2017-06-01 | 旭硝子株式会社 | 合わせガラス |
WO2017090562A1 (ja) | 2015-11-24 | 2017-06-01 | 旭硝子株式会社 | 合わせガラス |
US10996468B2 (en) | 2015-11-24 | 2021-05-04 | AGC Inc. | Laminated glass |
CN109643018B (zh) * | 2016-08-30 | 2021-08-10 | 麦克赛尔株式会社 | 信息显示装置 |
JP2018036360A (ja) * | 2016-08-30 | 2018-03-08 | マクセル株式会社 | 情報表示装置 |
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