JPH0717494U - 耳カッター - Google Patents

耳カッター

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Publication number
JPH0717494U
JPH0717494U JP5390693U JP5390693U JPH0717494U JP H0717494 U JPH0717494 U JP H0717494U JP 5390693 U JP5390693 U JP 5390693U JP 5390693 U JP5390693 U JP 5390693U JP H0717494 U JPH0717494 U JP H0717494U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutter
blade
ear
sheet
cover body
Prior art date
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Pending
Application number
JP5390693U
Other languages
English (en)
Inventor
好雄 茂木
光弘 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Achilles Corp
Original Assignee
Achilles Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Achilles Corp filed Critical Achilles Corp
Priority to JP5390693U priority Critical patent/JPH0717494U/ja
Publication of JPH0717494U publication Critical patent/JPH0717494U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カッターの回転軸等に裁断した耳部が巻き付
く虞がなく、万一巻き付いても除去が容易で危険が伴わ
ず、連続的な裁断が可能な耳カッターを提供する。 【構成】 耳カッター1は、カッター刃(上刃)41が
先端に設けられた回転軸51が支持体6に遊嵌され、回
転軸51の周囲には円筒状のカバー体7が設けられてい
る。またカッター刃(下刃)42が先端に設けられた回
転軸52が支持体6に遊嵌されており、上刃41と下刃
42とは互いの縁端部付近同志がその間に剪断力が働く
ように接触している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はシート状物の耳カッターに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から織物、紙、樹脂加工紙、金属箔、樹脂シート、皮革(天然、合成、人 造)、又はこれらの積層体等のシート状物を連続的に裁断して所定幅に加工する ことのできる裁断機は知られている。これらの裁断機は例えば、図1に示すよ うな、尖端がV形で少し丸くした硬化丸刃からなる回転刃Aとバックアップロー ルBの間にシート状物Cを通して回転刃とバックアップロールとの押圧力によっ てシート状物を押圧裁断する、押切スリッターと呼ばれる裁断機、図2に示す ような、上下の2枚の回転丸刃D、Dの間にシート状物Cを通して上下の2枚の 刃の剪断力を利用してシート状物を切断する、剪断スリッターと呼ばれる裁断機 、図3に示すような、押切スリッターの一種で、鋸状のロールEの周囲にシー ト状物Cを通し、押切スリッター刃AがバックアップロールB上の鋸刃の中心で シート状物を切断する、凹台ロールスリッターと呼ばれる裁断機、図4に示す ような、溝付きバックアップロールFの溝上で(a)、或いは2本のバックアッ プロールB、Bの間隙部分において(b)、シート状物Cをカミソリ刃Gで裁断 する、カミソリ刃スリッターとよばれる裁断機、図5に示すような、ロール芯 Hに巻いたロール状のシート状物Cに回転刃Aを押圧してロール芯を回転させて 、裁断された外周部分を順次別のロールに捲取りながらロールの外周から芯の方 向に裁断する、高速回転刃スリッターと呼ばれる裁断機、等である。
【0003】 ところでシート状物は織物であっても樹脂シートであってもまた紙であっても 、端部付近は製造加工の過程で変形したり癖がついたりまた破損したりして、そ のままでは製品として不体裁である。そのため完成品になる前にはこの不体裁な 部分即ち耳部を除去するのが普通である。この場合、所定の幅の製品を得るため に被加工品(シート状物)は予めやや広幅に作られている。
【0004】 そして上記耳部を除去するための装置として、上記裁断機を耳カッターとして そのまま耳部の切除の用途に利用しているのが現状である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の裁断機をそのまま耳カッターとして耳部の切除に用いる と、切断された耳部がカッター刃の回転軸に巻き付き易いという不都合が生じて いた。
【0006】 そしてカッターの回転軸に巻き付いた耳部をそのままにしておくと、例えば剪 断スリッターを用いた場合においては、連続して切断される耳部が一方のカッタ ー刃(上刃)の回転軸の表面に次々と堆積してついにはもう一つのカッター刃( 下刃)との間に詰まってしまい裁断が継続できない。
【0007】 従ってカッターの回転軸に巻き付いた耳部を除去する必要が生じるが、耳カッ ターを作動したまま耳部を除去しようとするとカッター刃(上刃)に手が触れて 怪我をする虞がある。この危険を回避するためにはカット機を停止しなければな らず、連続的な裁断ができなくなるという不具合があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、上記従来の欠点を解消し、カッター の回転軸等に裁断した耳部が巻き付く虞がなく、万一巻き付いても除去が容易で 危険が伴わず、連続的な裁断が可能な耳カッターを提供することを目的とする。 即ち本考案耳カッターは、少なくとも一方が回転刃である一対の回転体を有し、 該両回転体の間にシート状物を通して、該シート状物の幅方向端部付近を該シー ト状物の移動に伴って、回転刃によって連続的に裁断して上記シート状物の耳部 を切除する耳カッターであって、該耳カッターの回転刃のうち少なくとも1つの 回転刃の回転軸にカバー体を設けたことを特徴とする。
【0009】 また上記耳カッターにおいて、カバー体が、該カバー体の少なくとも表面部分 が離型性を有するカバー体であるのが好ましい。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明する。図6〜図8は本考案 耳カッターの一例を示す図であり、剪断スリッターの機構を応用した例である。 本考案耳カッター1は、図6〜図8に示すように、シート状物2の幅方向端部3 付近を、該シート状物の移動に伴って回転刃によって連続的に裁断して上記シー ト状物の耳部31を切除するための耳カッターであり、4はカッター刃、5は回 転軸、6はケーシング兼用の支持体、7はカバー体、8は回転軸とモーター等の 駆動装置の軸9との間に張架されている動力伝達用のベルト、10は上側の回転 軸を上下移動させるための操作用ハンドルである。
【0011】 図7は図6の要部を正面より見た図、図8は図7における耳カッター1の縦断 面図である。本考案耳カッター1は、具体的には例えば図7、図8に示すように 、カッター刃(上刃)41が先端に設けられた回転軸51が支持体6に遊嵌され 、回転軸51の周囲には円筒状のカバー体7が設けられている。またカッター刃 (下刃)42が先端に設けられた回転軸52が支持体6に遊嵌されており、上刃 41と下刃42とは互いの縁端部付近同志がその間に剪断力が働くように接触し ている。
【0012】 また、上刃41の回転軸51は、操作用ハンドル10を図中矢印aに示すよう に回転させることによって矢印bの如く上下に移動できるように構成されている 。
【0013】 本考案において、カバー体7は回転軸51に遊嵌されていてもよく、またケー シング兼用の支持体6に固定されていてもよいが、遊嵌されていると、カバー体 7をカッター刃の回転方向に関わらずどちらの方向にも回転させることができる ので、万一裁断した耳部がカバー体7に巻き付いても除去が容易である。
【0014】 また本考案においては、カバー体は2は、カッター刃(下刃)42が先端に設 けられた回転軸52の周囲にも設けられていてもよい。この場合、カバー体の回 転軸52の周囲に設けられる態様としては上記回転軸51の周囲に設けられた場 合と同様である。
【0015】 また、本考案においては、カバー体7が、該カバー体7の少なくとも表面部分 が離型性を有するものであってもよい。具体的には例えば、カバー体7の表面に フッ素系樹脂やシリコン系樹脂等の離型性を有する樹脂をコーティングしたり、 又はカバー体7そのものを上記のような離型性を有する樹脂で構成したり、或い はカバー体7の表面を極めて平滑にする等である。
【0016】 本考案の耳カッターを用いるにあたっては、図7に示したように、カッター刃 4(41、42)を、シート状物2の幅方向中央部において所望の幅が得られる ように、シート状物の幅方向両端部3、3付近であってシート状物を挟んで対称 の位置になるように設置して、シート状物を図中矢印の方向に移動させながら、 回転するカッター刃4によって耳部31を連続的に切断、除去する。
【0017】 シート状物2を移動させるための手段としては、該シート状物を例えばローラ ー(図示せず)等に巻き取る等の方法によって強制的に送る方法と、上記カッタ ー刃4の回転によって送る方法とがあり、いずれを採用してもよい。
【0018】 シート状物2を強制的に送る場合は、該シート状物の移動速度にカッター刃4 の回転速度を同調させながら裁断することも、或いは該シート状物の移動速度に ややブレーキがかかる程度の速度でカッター刃4を回転させながら裁断すること もできる。
【0019】 カッター刃4の回転速度をシート状物の送り速度よりも遅くする態様としては 、上刃41と下刃42の回転速度を同調させる態様、上刃と下刃の回転速度を異 ならせる態様、上刃をシート状物の送り方向と逆に回転させる態様等が挙げられ 、シート状物の特性に応じて適宜に選択できる。
【0020】 また、シート状物2をカッター刃4の回転によって送る場合においても、シー ト状物を強制的に送る場合と同様、上刃と下刃の回転速度を同調させることも、 上記両者の回転速度を異ならせることもできる。
【0021】 シート状物の耳部の切除は、通常はシート状物の幅方向両側においてであって 、しかも両側同時に行われるが、必ずしもこのような態様に限られるものではな く、例えば片側だけでもよく或いは両側の耳部を切除する場合でも片側を先に、 もう片側をやや遅らせて切除するようにすることもできる。このような態様はシ ート状物の特性に応じて適宜に選択可能である。
【0022】 また、シート状物の耳部を切除するにあたっては、エンボス加工、発泡加工、 キャスティング加工等の種々の加工工程に連続させて、1つの製造ライン上で上 記各加工工程の後、又は先に行うこともできる。
【0023】 本考案耳カッターは、図6〜図8に例示した剪断スリッター以外にも、押切ス リッター等、前述した従来公知の種々の裁断装置のうち、少なくとも一方が回転 刃である一対の回転体を有し、上記回転刃を用いてシート状物を切断する機構を 有するものならばいずれの装置にも適用することができる。
【0024】
【考案の効果】
本考案の耳カッターは以上の如く構成されているので、カッター刃の回転軸に 、裁断した耳部が巻き付く虞がなく、そのため回転軸から耳部を除去する必要が なく耳カット加工に手間がかからないという利点がある。また回転軸から耳部を 除去する必要がなく従ってそのために耳カッターの駆動を停止する必要がないの で、作業効率のよい耳カット加工が可能であるという利点がある。また、回転軸 から耳部を除去する必要がなく従ってそのためにカッター刃付近に手を差し入れ ることによって怪我をするという虞もなく安全性が高いという利点がある。
【0025】 本考案の耳カッターは、回転軸に設けられたカバー体は回転軸の動きに伴って 回転するものではないので、仮にカバー体に裁断した耳部が巻き付いても、回転 軸に巻き付いた時の様に回転に伴って引っ張られるということがなく、そのため カッター刃に手が触れる危険を伴わずに安全に耳部を除去することができるとい う利点がある。
【0026】 また、本考案の耳カッターは、カバー体が、該カバー体の少なくとも表面部分 が離型性を有するものである場合は、シート状物がよりベタつきの多いものであ っても、裁断した耳部をカバー体により巻き付き難くできるという効果を有する 。また、仮に巻き付いてもカッター刃による裁断を妨げることがないので耳カッ ターの作動が妨害されないという利点がある。また、巻き付いた耳部を除去する 際にも耳部が回転軸の回転に伴って引っ張られるということがないのでカッター の刃に手が触れて怪我をする危険をより少なくできるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の裁断機の例を示す図である。
【図2】従来の裁断機の例を示す図である。
【図3】従来の裁断機の例を示す図である。
【図4】従来の裁断機の例を示す図である。
【図5】従来の裁断機の例を示す図である。
【図6】本考案耳カッターの例を示す図である。
【図7】図6の要部を正面より見た図である。
【図8】図7におけるの耳カッターの縦断面図である。
【符号の説明】
1 耳カッター 2 シート状物 3 幅方向端部 4 カッター刃 41 上刃 42 下刃 5 回転軸 51 上刃の回転軸 52 下刃の回転軸 6 ケーシング兼用の支持体 7 カバー体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方が回転刃である一対の回
    転体を有し、該両回転体の間にシート状物を通して、該
    シート状物の幅方向端部付近を該シート状物の移動に伴
    って、回転刃によって連続的に裁断して上記シート状物
    の耳部を切除する耳カッターであって、該耳カッターの
    回転刃のうち少なくとも1つの回転刃の回転軸にカバー
    体を設けたことを特徴とする耳カッター。
  2. 【請求項2】 カバー体が、該カバー体の少なくとも表
    面部分が離型性を有するカバー体である請求項1に記載
    の耳カッター。
JP5390693U 1993-09-09 1993-09-09 耳カッター Pending JPH0717494U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5390693U JPH0717494U (ja) 1993-09-09 1993-09-09 耳カッター

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5390693U JPH0717494U (ja) 1993-09-09 1993-09-09 耳カッター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0717494U true JPH0717494U (ja) 1995-03-28

Family

ID=12955766

Family Applications (1)

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JP5390693U Pending JPH0717494U (ja) 1993-09-09 1993-09-09 耳カッター

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JP (1) JPH0717494U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017202543A (ja) * 2016-05-11 2017-11-16 住友金属鉱山株式会社 金属化樹脂フィルムの製造方法

Cited By (1)

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