JPH07174672A - 車輪踏面欠陥検査装置 - Google Patents
車輪踏面欠陥検査装置Info
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- JPH07174672A JPH07174672A JP6269044A JP26904494A JPH07174672A JP H07174672 A JPH07174672 A JP H07174672A JP 6269044 A JP6269044 A JP 6269044A JP 26904494 A JP26904494 A JP 26904494A JP H07174672 A JPH07174672 A JP H07174672A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車輪踏面の欠陥を検出すると共に、実際に目
視により車輪踏面を再確認することなく欠陥の状態を判
定することで、欠陥検査作業の省力化と共に作業の効率
化を促する。 【構成】 レール1を走行する車両の車輪を検出する車
輪検知器50と、車輪検知器50の出力信号に基づき車
輪の車輪踏面の全周を複数個に分割して撮像し、その画
像データを取り込むカメラ11、カメラ11よって取り
込まれた画像データを処理し、車輪踏面上の欠陥を強調
して検出する画像処理装置20と、画像処理装置20で
処理された処理画像データを欠陥と共に表示するモニタ
22とを備えている。
視により車輪踏面を再確認することなく欠陥の状態を判
定することで、欠陥検査作業の省力化と共に作業の効率
化を促する。 【構成】 レール1を走行する車両の車輪を検出する車
輪検知器50と、車輪検知器50の出力信号に基づき車
輪の車輪踏面の全周を複数個に分割して撮像し、その画
像データを取り込むカメラ11、カメラ11よって取り
込まれた画像データを処理し、車輪踏面上の欠陥を強調
して検出する画像処理装置20と、画像処理装置20で
処理された処理画像データを欠陥と共に表示するモニタ
22とを備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄道車両の車輪踏面
に発生するフラット等の欠陥を検出する車輪踏面欠陥検
査装置に関するものである。
に発生するフラット等の欠陥を検出する車輪踏面欠陥検
査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図44、図45は例えば特開平4−14
8839号公報に示された従来の車輪踏面欠陥検査装置
を示し、図44はその構成図、図45は図44に示され
る各計器のレール上への配置状態を示す図であり、これ
らの図において、Aは車輪踏面のフラット等によって発
生する振動を検出する振動検出部で、図45に示される
ように一対のレール1に所定の間隔をあけて取り付けら
れた振動加速計2と、列車進入検知器3aと、車輪検知
器3bおよび増幅器4とで構成されている。Bは振動検
出部Aで検出されたデータを演算処理するデータ処理部
で、インターフェース5、ピークホールド回路付きA/
D変換回路6およびパーソナルコンピュータ7で構成さ
れている。Cはデータ処理部Bで処理されたデータを記
録するデータ記録部で、記録器8とプリンタ9とで構成
されている。
8839号公報に示された従来の車輪踏面欠陥検査装置
を示し、図44はその構成図、図45は図44に示され
る各計器のレール上への配置状態を示す図であり、これ
らの図において、Aは車輪踏面のフラット等によって発
生する振動を検出する振動検出部で、図45に示される
ように一対のレール1に所定の間隔をあけて取り付けら
れた振動加速計2と、列車進入検知器3aと、車輪検知
器3bおよび増幅器4とで構成されている。Bは振動検
出部Aで検出されたデータを演算処理するデータ処理部
で、インターフェース5、ピークホールド回路付きA/
D変換回路6およびパーソナルコンピュータ7で構成さ
れている。Cはデータ処理部Bで処理されたデータを記
録するデータ記録部で、記録器8とプリンタ9とで構成
されている。
【0003】次に動作について説明する。矢印10で示
される方向から列車(図示せず)が進入すると、列車進
入検知器3aによって列車の進入が検知され、その後、
列車進入検知器3aの上を車輪が通過する毎にその車輪
の車軸が検知される。同様に車輪検知器3bにおいても
列車進入検知器3aより時間が遅れてその車輪の車軸が
検知され、これらの検知信号はインターフェース5を介
してパーソナルコンピュータ7に入力される。一方、通
過する列車によって発生するレールの振動は振動加速度
計2で検知され増幅器4で増幅された後、インターフェ
ース5を介してピークホールド回路付きA/D変換回路
6に入力されてA/D変換された後にパーソナルコンピ
ュータ7に入力される。
される方向から列車(図示せず)が進入すると、列車進
入検知器3aによって列車の進入が検知され、その後、
列車進入検知器3aの上を車輪が通過する毎にその車輪
の車軸が検知される。同様に車輪検知器3bにおいても
列車進入検知器3aより時間が遅れてその車輪の車軸が
検知され、これらの検知信号はインターフェース5を介
してパーソナルコンピュータ7に入力される。一方、通
過する列車によって発生するレールの振動は振動加速度
計2で検知され増幅器4で増幅された後、インターフェ
ース5を介してピークホールド回路付きA/D変換回路
6に入力されてA/D変換された後にパーソナルコンピ
ュータ7に入力される。
【0004】上記列車通過による振動は列車の速度に依
存するため、パーソナルコンピュータ7において、入力
された列車進入検知器3aと車輪検知器3bの検出信号
に基づいて列車速度を求め、この列車速度により重みを
もたせたスレッショルドレベルを決定し、そして、上記
入力された振動加速度計2からデータと上記スレッショ
ルドレベルとを比較し、上記データが上記スレッショル
ドレベルを越えると欠陥であるとの判定を行っている。
そして、データ処理部Bで処理されたデータはデータ記
録部Cに出力されて記録器8によって記録される。ま
た、必要に応じてプリンタ9によりプリントアウトされ
る。
存するため、パーソナルコンピュータ7において、入力
された列車進入検知器3aと車輪検知器3bの検出信号
に基づいて列車速度を求め、この列車速度により重みを
もたせたスレッショルドレベルを決定し、そして、上記
入力された振動加速度計2からデータと上記スレッショ
ルドレベルとを比較し、上記データが上記スレッショル
ドレベルを越えると欠陥であるとの判定を行っている。
そして、データ処理部Bで処理されたデータはデータ記
録部Cに出力されて記録器8によって記録される。ま
た、必要に応じてプリンタ9によりプリントアウトされ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の車輪踏面欠陥検
査装置は以上のように構成されているので、車輪踏面の
欠陥の有無は判定できるが、欠陥の状態を判定すること
ができず、また、車輪踏面欠陥検査装置による検査後に
作業員が実際の車輪踏面を目視により再確認する必要が
あり、作業員にとって大きな労力となる。また、人件費
の増加につながるなどの問題点があった。
査装置は以上のように構成されているので、車輪踏面の
欠陥の有無は判定できるが、欠陥の状態を判定すること
ができず、また、車輪踏面欠陥検査装置による検査後に
作業員が実際の車輪踏面を目視により再確認する必要が
あり、作業員にとって大きな労力となる。また、人件費
の増加につながるなどの問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、実際の車輪踏面を再確認するこ
となく、欠陥の状態を判定することができる車輪踏面欠
陥検査装置を提供することを目的とする。
ためになされたもので、実際の車輪踏面を再確認するこ
となく、欠陥の状態を判定することができる車輪踏面欠
陥検査装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る車
輪踏面欠陥検査装置は、レールを走行する車両の車輪を
検出する車輪検知手段と、この車輪検知手段の出力信号
に基づき上記車輪の車輪踏面の全周を複数個に分割して
撮像し、その画像データを取り込む撮像手段と、この撮
像手段によって取り込まれた上記画像データを処理し、
上記車輪踏面上の欠陥を強調して検出する画像処理手段
と、この画像処理手段で処理された処理画像データを欠
陥と共に表示する表示手段とを備えたものである。
輪踏面欠陥検査装置は、レールを走行する車両の車輪を
検出する車輪検知手段と、この車輪検知手段の出力信号
に基づき上記車輪の車輪踏面の全周を複数個に分割して
撮像し、その画像データを取り込む撮像手段と、この撮
像手段によって取り込まれた上記画像データを処理し、
上記車輪踏面上の欠陥を強調して検出する画像処理手段
と、この画像処理手段で処理された処理画像データを欠
陥と共に表示する表示手段とを備えたものである。
【0008】請求項2の発明に係る車輪踏面欠陥検査装
置は、請求項1の車輪踏面欠陥検査装置において撮像手
段は、車輪検知手段の出力信号に従い、車輪の車輪踏面
の全周を複数個に分割した画像が所定量づつ重なるよう
に撮像してその画像データを取り込むようにしたもので
ある。
置は、請求項1の車輪踏面欠陥検査装置において撮像手
段は、車輪検知手段の出力信号に従い、車輪の車輪踏面
の全周を複数個に分割した画像が所定量づつ重なるよう
に撮像してその画像データを取り込むようにしたもので
ある。
【0009】請求項3の発明に係る車輪踏面欠陥検査装
置は、請求項1または2の車輪踏面欠陥検査装置におい
て画像処理装置は、撮像手段から取り込んだ画像データ
の複数の画素の内、所定の設定した画素と上記画像デー
タ内の周囲画素との濃度差を求めて車輪踏面上の欠陥を
強調して検出するようにしたものである。
置は、請求項1または2の車輪踏面欠陥検査装置におい
て画像処理装置は、撮像手段から取り込んだ画像データ
の複数の画素の内、所定の設定した画素と上記画像デー
タ内の周囲画素との濃度差を求めて車輪踏面上の欠陥を
強調して検出するようにしたものである。
【0010】請求項4の発明に係る車輪踏面欠陥検査装
置は、請求項1または2の車輪踏面欠陥検査装置におい
て画像処理装置は、撮像手段から取り込んだ画像データ
をラベリング処理して同じ濃度を有する塊を抽出し、そ
の塊のX軸方向とY軸方向の幅を求め、そのY/X比よ
り車輪踏面上の欠陥を検出するようにしたものである。
置は、請求項1または2の車輪踏面欠陥検査装置におい
て画像処理装置は、撮像手段から取り込んだ画像データ
をラベリング処理して同じ濃度を有する塊を抽出し、そ
の塊のX軸方向とY軸方向の幅を求め、そのY/X比よ
り車輪踏面上の欠陥を検出するようにしたものである。
【0011】請求項5の発明に係る車輪踏面欠陥検査装
置は、請求項1または2の車輪踏面欠陥検査装置におい
て画像処理装置は、撮像手段から取り込んだ画像データ
を所定の領域に分割し、領域内の複数の画素の内、設定
された特定の注目画素と上記領域内の周囲画素の濃度値
の差の絶対値の和を指定された画素に置き換えて車輪踏
面上の欠陥を検出することにより車輪踏面上の欠陥を強
調して検出するようにしたものである。
置は、請求項1または2の車輪踏面欠陥検査装置におい
て画像処理装置は、撮像手段から取り込んだ画像データ
を所定の領域に分割し、領域内の複数の画素の内、設定
された特定の注目画素と上記領域内の周囲画素の濃度値
の差の絶対値の和を指定された画素に置き換えて車輪踏
面上の欠陥を検出することにより車輪踏面上の欠陥を強
調して検出するようにしたものである。
【0012】請求項6の発明に係る車輪踏面欠陥検査装
置は、請求項1または2の車輪踏面欠陥検査装置におい
て画像処理装置は、撮像手段から取り込んだ画像データ
より車輪踏面のエッジを検出してこのエッジを基準とし
て車輪踏面の検査範囲を設定し、この設定した車輪踏面
の検査範囲について上記画像データを画像処理し上記車
輪踏面上の欠陥を検出するようにしたものである。
置は、請求項1または2の車輪踏面欠陥検査装置におい
て画像処理装置は、撮像手段から取り込んだ画像データ
より車輪踏面のエッジを検出してこのエッジを基準とし
て車輪踏面の検査範囲を設定し、この設定した車輪踏面
の検査範囲について上記画像データを画像処理し上記車
輪踏面上の欠陥を検出するようにしたものである。
【0013】請求項7の発明に係る車輪踏面欠陥検査装
置は、請求項1または2の車輪踏面欠陥検査装置におい
て画像処理装置は、撮像手段から取り込んだ画像データ
から車輪踏面の検査範囲としてのウインドを設定するウ
インド設定手段を設け、この設定されたウインド内につ
いて上記画像データを画像処理し上記車輪踏面上の欠陥
を強調して検出するようにしたものである。
置は、請求項1または2の車輪踏面欠陥検査装置におい
て画像処理装置は、撮像手段から取り込んだ画像データ
から車輪踏面の検査範囲としてのウインドを設定するウ
インド設定手段を設け、この設定されたウインド内につ
いて上記画像データを画像処理し上記車輪踏面上の欠陥
を強調して検出するようにしたものである。
【0014】請求項8の発明に係る車輪踏面欠陥検査装
置は、請求項1または2の車輪踏面欠陥検査装置におい
て画像処理装置は、撮像手段から取り込んだ画像データ
を画像処理し、抽出されるある一定の面積内の複数個の
塊が占める面積密度を、設定面積密度と比較して上記車
輪踏面上の欠陥を検出するようにしたものである。
置は、請求項1または2の車輪踏面欠陥検査装置におい
て画像処理装置は、撮像手段から取り込んだ画像データ
を画像処理し、抽出されるある一定の面積内の複数個の
塊が占める面積密度を、設定面積密度と比較して上記車
輪踏面上の欠陥を検出するようにしたものである。
【0015】請求項9の発明に係る車輪踏面欠陥検査装
置は、請求項1ないし8項のいずれかの車輪踏面欠陥検
査装置において車輪踏面が画像データ上でほぼ鉛直にな
るように撮像手段の設置角度を設定したものである。
置は、請求項1ないし8項のいずれかの車輪踏面欠陥検
査装置において車輪踏面が画像データ上でほぼ鉛直にな
るように撮像手段の設置角度を設定したものである。
【0016】請求項10の発明に係る車輪踏面欠陥検査
装置は、レールを走行する車両の車輪を検出する車輪検
知手段と、この車輪検知手段の出力信号に基づき上記車
輪の車輪踏面の全周を複数個に分割し、且つ、上記車輪
踏面が画像データ上でほぼ鉛直になるように撮像し、そ
の画像データを取り込む撮像手段と、この撮像手段によ
って取り込まれた上記画像データを画像処理して上記車
輪踏面上の欠陥を強調して欠陥を検出し、検出した欠陥
のY軸方向のサイズを補正してその面積を求めて予め設
定された設定面積と比較し、設定面積以上の面積の欠陥
を欠陥として検出する画像処理手段と、この画像処理手
段で処理された処理画像データを表示する表示手段とを
備えたものである。
装置は、レールを走行する車両の車輪を検出する車輪検
知手段と、この車輪検知手段の出力信号に基づき上記車
輪の車輪踏面の全周を複数個に分割し、且つ、上記車輪
踏面が画像データ上でほぼ鉛直になるように撮像し、そ
の画像データを取り込む撮像手段と、この撮像手段によ
って取り込まれた上記画像データを画像処理して上記車
輪踏面上の欠陥を強調して欠陥を検出し、検出した欠陥
のY軸方向のサイズを補正してその面積を求めて予め設
定された設定面積と比較し、設定面積以上の面積の欠陥
を欠陥として検出する画像処理手段と、この画像処理手
段で処理された処理画像データを表示する表示手段とを
備えたものである。
【0017】請求項11の発明に係る車輪踏面欠陥検査
装置は、レールを走行する車両の車輪を検出する車輪検
知手段と、レールの両側にて車両の進行方向に対し相互
にずらして配設すると共に、上記車輪検知手段の出力信
号に基づき上記車輪の車輪踏面の全周を複数個に分割し
て撮像し、その画像データを取り込む撮像手段と、この
撮像手段によって取り込まれた上記画像データを画像処
理し、上記車輪踏面上の欠陥を強調して欠陥を検出する
画像処理手段と、この画像処理手段で処理された処理画
像データを表示する表示手段とを備えたものである。
装置は、レールを走行する車両の車輪を検出する車輪検
知手段と、レールの両側にて車両の進行方向に対し相互
にずらして配設すると共に、上記車輪検知手段の出力信
号に基づき上記車輪の車輪踏面の全周を複数個に分割し
て撮像し、その画像データを取り込む撮像手段と、この
撮像手段によって取り込まれた上記画像データを画像処
理し、上記車輪踏面上の欠陥を強調して欠陥を検出する
画像処理手段と、この画像処理手段で処理された処理画
像データを表示する表示手段とを備えたものである。
【0018】請求項12の発明に係る車輪踏面欠陥検査
装置は、請求項11の車輪踏面欠陥検査装置において撮
像手段をレールに対して平行に移動できる台車に搭載し
たものである。
装置は、請求項11の車輪踏面欠陥検査装置において撮
像手段をレールに対して平行に移動できる台車に搭載し
たものである。
【0019】請求項13の発明に係る車輪踏面欠陥検査
装置は、請求項11の車輪踏面欠陥検査装置において車
輪検知手段と撮像手段とをレールに対して平行に移動で
きる台車に搭載したものである。
装置は、請求項11の車輪踏面欠陥検査装置において車
輪検知手段と撮像手段とをレールに対して平行に移動で
きる台車に搭載したものである。
【0020】請求項14の発明に係る車輪踏面欠陥検査
装置は、請求項11の車輪踏面欠陥検査装置において撮
像手段は、フォーカス、設置角度を変更して車輪踏面の
撮像位置を変更するものである。
装置は、請求項11の車輪踏面欠陥検査装置において撮
像手段は、フォーカス、設置角度を変更して車輪踏面の
撮像位置を変更するものである。
【0021】請求項15の発明に係る車輪踏面欠陥検査
装置は、請求項1ないし13項のいずれかの車輪踏面欠
陥検査装置において撮像手段の設置間隔を車輪円周の等
分割間隔以上に設定したものである。
装置は、請求項1ないし13項のいずれかの車輪踏面欠
陥検査装置において撮像手段の設置間隔を車輪円周の等
分割間隔以上に設定したものである。
【0022】請求項16の発明に係る車輪踏面欠陥検査
装置は、請求項11の車輪踏面欠陥検査装置において画
像処理装置は、撮像手段より入力した車輪踏面を隠面部
位の画像データを検出し、この部位を除く撮像範囲を検
査範囲として欠陥を検出するものである。
装置は、請求項11の車輪踏面欠陥検査装置において画
像処理装置は、撮像手段より入力した車輪踏面を隠面部
位の画像データを検出し、この部位を除く撮像範囲を検
査範囲として欠陥を検出するものである。
【0023】請求項17の発明に係る車輪踏面欠陥検査
装置は、請求項16の車輪踏面欠陥検査装置において画
像処理装置は、予め登録されている隠面部位の基本パタ
ーンを入力された画像データより検出した穏面部位の画
像データで修正し、修正された基本パターンに基づく穏
面部位を除く撮像範囲を検査範囲として欠陥を検出する
ものである。
装置は、請求項16の車輪踏面欠陥検査装置において画
像処理装置は、予め登録されている隠面部位の基本パタ
ーンを入力された画像データより検出した穏面部位の画
像データで修正し、修正された基本パターンに基づく穏
面部位を除く撮像範囲を検査範囲として欠陥を検出する
ものである。
【0024】請求項18の発明に係る車輪踏面欠陥検査
装置は、請求項1ないし17項のいずれかの車輪踏面欠
陥検査装置において画像処理装置は、画像データ中、検
査範囲を2値化レベルに設定するものである。
装置は、請求項1ないし17項のいずれかの車輪踏面欠
陥検査装置において画像処理装置は、画像データ中、検
査範囲を2値化レベルに設定するものである。
【0025】請求項19の発明に係る車輪踏面欠陥検査
装置は、請求項1ないし17項のいずれかの車輪踏面欠
陥検査装置において画像処理手段は、撮像手段より入力
された編成車両の内、所定車両目における車輪踏面の画
像データの2値化レベルの平均値を求め、この求められ
た2値化レベル平均値で編成車両全ての車輪踏面の画像
データの2値化レベルを設定するものである。
装置は、請求項1ないし17項のいずれかの車輪踏面欠
陥検査装置において画像処理手段は、撮像手段より入力
された編成車両の内、所定車両目における車輪踏面の画
像データの2値化レベルの平均値を求め、この求められ
た2値化レベル平均値で編成車両全ての車輪踏面の画像
データの2値化レベルを設定するものである。
【0026】請求項20の発明に係る車輪踏面欠陥検査
装置は、請求項1、9項、10項ないし14項のいずれ
かの車輪踏面欠陥検査装置において撮像手段は、車輪踏
面を均一に照射する照明を使用したものである。
装置は、請求項1、9項、10項ないし14項のいずれ
かの車輪踏面欠陥検査装置において撮像手段は、車輪踏
面を均一に照射する照明を使用したものである。
【0027】請求項21の発明に係る車輪踏面欠陥検査
装置は、請求項1、9項、10項ないし14項、20項
のいずれかの車輪踏面欠陥検査装置において撮像手段は
車輪踏面が解像度の高い方に撮像されるよに配置したも
のである。
装置は、請求項1、9項、10項ないし14項、20項
のいずれかの車輪踏面欠陥検査装置において撮像手段は
車輪踏面が解像度の高い方に撮像されるよに配置したも
のである。
【0028】請求項22の発明に係る車輪踏面欠陥検査
装置は、請求項1項ないし19項のいずれかの車輪踏面
欠陥検査装置において画像処理装置は、車輪踏面の各分
割画像上の欠陥位置に中心角度を算出し、同一中心角度
にある欠陥部分、或いは複数に分割されて入力された画
像データに検出された欠陥部分を接続して1個の欠陥と
して認識するものである。
装置は、請求項1項ないし19項のいずれかの車輪踏面
欠陥検査装置において画像処理装置は、車輪踏面の各分
割画像上の欠陥位置に中心角度を算出し、同一中心角度
にある欠陥部分、或いは複数に分割されて入力された画
像データに検出された欠陥部分を接続して1個の欠陥と
して認識するものである。
【0029】請求項23の発明に係る車輪踏面欠陥検査
装置は、請求項1、9項、10項ないし14項、20
項、21項のいずれかの車輪踏面欠陥検査装置おいて撮
像手段は車両片側の車輪の車輪踏面の全周を複数個に分
割して撮像するものである。
装置は、請求項1、9項、10項ないし14項、20
項、21項のいずれかの車輪踏面欠陥検査装置おいて撮
像手段は車両片側の車輪の車輪踏面の全周を複数個に分
割して撮像するものである。
【0030】
【作用】請求項1の発明における車輪踏面欠陥検査装置
は、車輪踏面の全周が複数個に分割撮像され、撮像され
て得られた画像データの処理により車輪踏段面の欠陥が
強調処理されて検出される。
は、車輪踏面の全周が複数個に分割撮像され、撮像され
て得られた画像データの処理により車輪踏段面の欠陥が
強調処理されて検出される。
【0031】請求項2の発明における車輪踏面欠陥検査
装置は、車輪踏面の全周が複数個に分割して撮像する際
に、各分割域に画像間が所定量ずつ重ねられて撮像され
ることで、車輪踏面の全周について検査漏れの無い画像
データが得られる。
装置は、車輪踏面の全周が複数個に分割して撮像する際
に、各分割域に画像間が所定量ずつ重ねられて撮像され
ることで、車輪踏面の全周について検査漏れの無い画像
データが得られる。
【0032】請求項3の発明における車輪踏面欠陥検査
装置は、撮像手段から取り込んだ画像データの複数画素
の内、所定の画素と周囲画素との濃度差に基づいて車輪
踏面の欠陥を検出する。
装置は、撮像手段から取り込んだ画像データの複数画素
の内、所定の画素と周囲画素との濃度差に基づいて車輪
踏面の欠陥を検出する。
【0033】請求項4の発明における車輪踏面欠陥検査
装置は、画像データをラベリング処理して同じ濃度を有
する塊のY軸方向とX軸方向の比に基づいて欠陥を検出
することで、車輪踏面の汚れ等による縦縞と欠陥とを区
別することができる。
装置は、画像データをラベリング処理して同じ濃度を有
する塊のY軸方向とX軸方向の比に基づいて欠陥を検出
することで、車輪踏面の汚れ等による縦縞と欠陥とを区
別することができる。
【0034】請求項5の発明における車輪踏面欠陥検査
装置は、画像データを複数画素で構成される領域に分割
して各領域毎に中央画素とその近傍の画素との濃度差の
絶対値の和を求め、その和を指定された画素に置き換え
ることにより車輪踏面の欠陥を検出する。
装置は、画像データを複数画素で構成される領域に分割
して各領域毎に中央画素とその近傍の画素との濃度差の
絶対値の和を求め、その和を指定された画素に置き換え
ることにより車輪踏面の欠陥を検出する。
【0035】請求項6の発明における車輪踏面欠陥検査
装置は、画像データより車輪踏面のエッジを検出し、こ
のエッジを基準として車輪踏面の検査範囲を設定すると
共にこの検査範囲について画像データを処理することで
車輪踏面上の欠陥が強調されて検出される。
装置は、画像データより車輪踏面のエッジを検出し、こ
のエッジを基準として車輪踏面の検査範囲を設定すると
共にこの検査範囲について画像データを処理することで
車輪踏面上の欠陥が強調されて検出される。
【0036】請求項7の発明における車輪踏面欠陥検査
装置は、画像データから車輪踏面の検査範囲としてのウ
インドを設定すると共にこのウインド内について画像デ
ータを処理することで車輪踏面上の欠陥が強調されて検
出される。
装置は、画像データから車輪踏面の検査範囲としてのウ
インドを設定すると共にこのウインド内について画像デ
ータを処理することで車輪踏面上の欠陥が強調されて検
出される。
【0037】請求項8の発明における車輪踏面欠陥検査
装置は、画像データより抽出された一定面積内の複数個
の塊が占める面積密度を設定面積密度と比較して車輪踏
面上の欠陥を検出する。
装置は、画像データより抽出された一定面積内の複数個
の塊が占める面積密度を設定面積密度と比較して車輪踏
面上の欠陥を検出する。
【0038】請求項9の発明における車輪踏面欠陥検査
装置は、光軸を中心として所定角度回転して設置された
撮像手段により車輪踏面を撮像することで、車輪踏面が
画像データ上でほぼ鉛直に取り込まれる。
装置は、光軸を中心として所定角度回転して設置された
撮像手段により車輪踏面を撮像することで、車輪踏面が
画像データ上でほぼ鉛直に取り込まれる。
【0039】請求項10の発明における車輪踏面欠陥検
査装置は、検出された欠陥のY軸方向のサイズを補正し
てその面積を求め、この面積と予め設定された面積とを
比較し求められた面積が設定面積以上のときに欠陥とす
る。
査装置は、検出された欠陥のY軸方向のサイズを補正し
てその面積を求め、この面積と予め設定された面積とを
比較し求められた面積が設定面積以上のときに欠陥とす
る。
【0040】請求項11の発明における車輪踏面欠陥検
査装置は、レールの両側に配設する撮像手段の位置をレ
ールの両側でずらして配設することで、排障器、ブレー
キで隠れた車輪踏面の欠陥を検査できるようにしたもの
である。
査装置は、レールの両側に配設する撮像手段の位置をレ
ールの両側でずらして配設することで、排障器、ブレー
キで隠れた車輪踏面の欠陥を検査できるようにしたもの
である。
【0041】請求項12の発明における車輪踏面欠陥検
査装置は、列車の入庫および出庫時の2回の検査におい
て照明装置と撮像手段を配設した土台の位置を移動し
て、車輪踏面全周を撮像することで、排障器、ブレーキ
で隠れた車輪踏面の欠陥を検査できるようにしたもので
ある。
査装置は、列車の入庫および出庫時の2回の検査におい
て照明装置と撮像手段を配設した土台の位置を移動し
て、車輪踏面全周を撮像することで、排障器、ブレーキ
で隠れた車輪踏面の欠陥を検査できるようにしたもので
ある。
【0042】請求項13の発明における車輪踏面欠陥検
査装置は、列車の入庫および出庫時の2回の検査におい
て光電スイッチ、照明装置、撮像手段を配設した土台の
位置を移動して、車輪踏面全周を撮像することで、排障
器、ブレーキで隠れた車輪踏面の欠陥を検査できるよう
にしたものである。
査装置は、列車の入庫および出庫時の2回の検査におい
て光電スイッチ、照明装置、撮像手段を配設した土台の
位置を移動して、車輪踏面全周を撮像することで、排障
器、ブレーキで隠れた車輪踏面の欠陥を検査できるよう
にしたものである。
【0043】請求項14の発明における車輪踏面欠陥検
査装置は、撮像手段のフォーカス、カメラ設置角度を変
更することができるようにすることで、列車の入庫およ
び出庫時の2回の検査において排障器、ブレーキで隠れ
た車輪踏面の欠陥を検査できるようにしたものである。
査装置は、撮像手段のフォーカス、カメラ設置角度を変
更することができるようにすることで、列車の入庫およ
び出庫時の2回の検査において排障器、ブレーキで隠れ
た車輪踏面の欠陥を検査できるようにしたものである。
【0044】請求項15の発明における車輪踏面欠陥検
査装置は、撮像手段の設置間隔を車輪円周の等分割間隔
以上にし車輪2周以上で車輪踏面全周を撮像すること
で、撮像手段の配置を苦労することなく撮像手段を配設
できる。
査装置は、撮像手段の設置間隔を車輪円周の等分割間隔
以上にし車輪2周以上で車輪踏面全周を撮像すること
で、撮像手段の配置を苦労することなく撮像手段を配設
できる。
【0045】請求項16の発明における車輪踏面欠陥検
査装置は、排障器、ブレーキを検出した後、排障器、ブ
レーキを除いた範囲で欠陥を検査し、排障器、ブレーキ
を欠陥と判定しないようにしたものである。
査装置は、排障器、ブレーキを検出した後、排障器、ブ
レーキを除いた範囲で欠陥を検査し、排障器、ブレーキ
を欠陥と判定しないようにしたものである。
【0046】請求項17の発明における車輪踏面欠陥検
査装置は、また、登録されている排障器、ブレーキの基
本パターンに基づいて排障器、ブレーキを検出し、検出
された排障器、ブレーキから基本パターンを修正するこ
とで、より正確に排障器、ブレーキを検出するものであ
る。
査装置は、また、登録されている排障器、ブレーキの基
本パターンに基づいて排障器、ブレーキを検出し、検出
された排障器、ブレーキから基本パターンを修正するこ
とで、より正確に排障器、ブレーキを検出するものであ
る。
【0047】請求項18の発明における車輪踏面欠陥検
査装置は、撮像手段によって入力された全ての画像デー
タ毎に2値化レベルを自動設定することで、天候などに
左右されることなく画像処理を実施できる。
査装置は、撮像手段によって入力された全ての画像デー
タ毎に2値化レベルを自動設定することで、天候などに
左右されることなく画像処理を実施できる。
【0048】請求項19の発明における車輪踏面欠陥検
査装置は、撮像手段によって入力された全ての画像デー
タの内編成車両の先頭から数枚に画像データの2値化レ
ベルを自動設定し、その2値化レベルを編成車両の全車
輪踏面の画像データの2値化レベルとすることで、天候
などに左右されることなく画像処理を実施できる。
査装置は、撮像手段によって入力された全ての画像デー
タの内編成車両の先頭から数枚に画像データの2値化レ
ベルを自動設定し、その2値化レベルを編成車両の全車
輪踏面の画像データの2値化レベルとすることで、天候
などに左右されることなく画像処理を実施できる。
【0049】請求項20の発明における車輪踏面欠陥検
査装置は、車輪踏面を均一に照らす照明を使用すること
で、照明を車輪踏面に向けても照明のハイライト部分が
車輪踏面に反射しないで済む。
査装置は、車輪踏面を均一に照らす照明を使用すること
で、照明を車輪踏面に向けても照明のハイライト部分が
車輪踏面に反射しないで済む。
【0050】請求項21の発明における車輪踏面欠陥検
査装置は、1024×256サイズで入力される画像デ
ータにおいて、車輪踏面が解像度の高い1024画素方
向に撮像されることで、車輪踏面方向の解像度を増して
画像処理できる。
査装置は、1024×256サイズで入力される画像デ
ータにおいて、車輪踏面が解像度の高い1024画素方
向に撮像されることで、車輪踏面方向の解像度を増して
画像処理できる。
【0051】請求項22の発明における車輪踏面欠陥検
査装置は、欠陥の中心角度を求めることで、分割され撮
像される欠陥を1個の欠陥として接続することができ
る。
査装置は、欠陥の中心角度を求めることで、分割され撮
像される欠陥を1個の欠陥として接続することができ
る。
【0052】請求項23の発明における車輪踏面欠陥検
査装置は、車両片側のみの車輪踏面全周を検査し欠陥を
検査することで装置の構成が省略化されると共に、デー
タ処理が半分で済む。
査装置は、車両片側のみの車輪踏面全周を検査し欠陥を
検査することで装置の構成が省略化されると共に、デー
タ処理が半分で済む。
【0053】
実施例1.図1はこの発明の実施例1による車輪踏面欠
陥検査装置の構成図であり、図において10a−1〜1
0a−10はレール1a側に配設され進入する列車13
の右側の車輪14を検知する反射式光電スイッチ、10
b−1〜10b−10はレール1b側に配設され進入す
る列車13の左側の車輪14を検知する反射式光電スイ
ッチ、11a−1〜11a−10はレール1a側に配設
され走行する列車13の右側の車輪14を撮像するカメ
ラ、11b−1〜11b−10はレール1b側に配設さ
れ走行する列車13の左側の車輪14を撮像するカメ
ラ、12a−1〜12a−10はカメラ11a−1〜1
1a−10によって撮像される車輪踏面を照すハロゲン
ランプからなる照明装置、12b−1〜12b−10は
カメラ11b−1〜11b−10によって撮像される車
輪踏面を照すハロゲンランプからなる照明装置であり、
例えば、上記車輪踏面の全周長が2700mmの場合、
図2に示されるように光電スイッチ10a−1〜10a
−10はレール1a側に270mm間隔で配設される。
陥検査装置の構成図であり、図において10a−1〜1
0a−10はレール1a側に配設され進入する列車13
の右側の車輪14を検知する反射式光電スイッチ、10
b−1〜10b−10はレール1b側に配設され進入す
る列車13の左側の車輪14を検知する反射式光電スイ
ッチ、11a−1〜11a−10はレール1a側に配設
され走行する列車13の右側の車輪14を撮像するカメ
ラ、11b−1〜11b−10はレール1b側に配設さ
れ走行する列車13の左側の車輪14を撮像するカメ
ラ、12a−1〜12a−10はカメラ11a−1〜1
1a−10によって撮像される車輪踏面を照すハロゲン
ランプからなる照明装置、12b−1〜12b−10は
カメラ11b−1〜11b−10によって撮像される車
輪踏面を照すハロゲンランプからなる照明装置であり、
例えば、上記車輪踏面の全周長が2700mmの場合、
図2に示されるように光電スイッチ10a−1〜10a
−10はレール1a側に270mm間隔で配設される。
【0054】また、カメラ11a−1〜11a−10は
レール1a側にレール1aから230mm離れ、かつ、
最初の光電スイッチ10a−1〜10a−10から列車
13の進入方向に1300mm離れた位置に最初のカメ
ラ11a−1が配設され、以降270mm間隔でカメラ
11a−1〜11a−10が配設される。また、光電ス
イッチ10a−1〜10a−10と光電スイッチ10b
−1〜10b−10は列車13の進入方向に対して15
0mm前後して配設され、カメラ11a−1〜11a−
10とカメラ11b−1〜11b−10は列車13の進
入方向に対して150mm前後して配設され、照明装置
12a−1〜12a−10と照明装置12b−1〜12
b−10は列車13の進入方向に対して150mm前後
して配設されている。
レール1a側にレール1aから230mm離れ、かつ、
最初の光電スイッチ10a−1〜10a−10から列車
13の進入方向に1300mm離れた位置に最初のカメ
ラ11a−1が配設され、以降270mm間隔でカメラ
11a−1〜11a−10が配設される。また、光電ス
イッチ10a−1〜10a−10と光電スイッチ10b
−1〜10b−10は列車13の進入方向に対して15
0mm前後して配設され、カメラ11a−1〜11a−
10とカメラ11b−1〜11b−10は列車13の進
入方向に対して150mm前後して配設され、照明装置
12a−1〜12a−10と照明装置12b−1〜12
b−10は列車13の進入方向に対して150mm前後
して配設されている。
【0055】車輪踏面上の検査範囲は、車輪踏面円周に
おいて300mmであり、図5に示してある排障器5
1、ブレーキ52は検査範囲(車輪踏面円周:300m
m)の内150mm以内に入力される。このことから、
レール両側に配設される光電スイッチ、カメラ、照明を
それぞれ150mm前後して配設した。また、この15
0mmの寸法は上限、下限とも10%の余裕がある。5
0aは列車13が進入してくる方向に光電スイッチ10
a−1から80メートル以上離れた位置に配設された列
車検知器である。
おいて300mmであり、図5に示してある排障器5
1、ブレーキ52は検査範囲(車輪踏面円周:300m
m)の内150mm以内に入力される。このことから、
レール両側に配設される光電スイッチ、カメラ、照明を
それぞれ150mm前後して配設した。また、この15
0mmの寸法は上限、下限とも10%の余裕がある。5
0aは列車13が進入してくる方向に光電スイッチ10
a−1から80メートル以上離れた位置に配設された列
車検知器である。
【0056】そして、図3に示されるように右側の車輪
踏面14aの全周の1/10に当るA部がカメラ11a
−1により、そして、次の1/10に当るB部がカメラ
11a−2により、また、その次の1/10に当るC部
がカメラ11a−3により順次撮像され、C部以降も同
様にカメラ11a−4〜11a−10により順次撮像さ
れ右側の車輪踏面14aの全周がカメラ11a−1〜1
1a−10によって10分割して撮像される。
踏面14aの全周の1/10に当るA部がカメラ11a
−1により、そして、次の1/10に当るB部がカメラ
11a−2により、また、その次の1/10に当るC部
がカメラ11a−3により順次撮像され、C部以降も同
様にカメラ11a−4〜11a−10により順次撮像さ
れ右側の車輪踏面14aの全周がカメラ11a−1〜1
1a−10によって10分割して撮像される。
【0057】なお、図3中、11−1はカメラ11a−
1により、11−2、11−3はカメラ11a−2、1
1a−3によりそれぞれ撮像される範囲を示す。また、
照明装置12a−1〜12a−10はレール1a側にレ
ール1aから840mm離れ、かつ、最初の光電スイッ
チ10a−1から列車13の進行方向に1500mm離
れた位置に最初の照明装置12a−1が配設され、以降
270mm間隔で配設される。
1により、11−2、11−3はカメラ11a−2、1
1a−3によりそれぞれ撮像される範囲を示す。また、
照明装置12a−1〜12a−10はレール1a側にレ
ール1aから840mm離れ、かつ、最初の光電スイッ
チ10a−1から列車13の進行方向に1500mm離
れた位置に最初の照明装置12a−1が配設され、以降
270mm間隔で配設される。
【0058】なお、上記と同様にレール1b側には光電
スイッチ10b−1〜10b−10、カメラ11b−1
〜11b−10、および照明装置12b−1〜12b−
10が配設され、カメラ11b−1〜11b−10によ
って左側の車輪踏面14aの全周が10分割して撮像さ
れる。
スイッチ10b−1〜10b−10、カメラ11b−1
〜11b−10、および照明装置12b−1〜12b−
10が配設され、カメラ11b−1〜11b−10によ
って左側の車輪踏面14aの全周が10分割して撮像さ
れる。
【0059】15は光電スイッチ10からの車輪検出信
号により列車13の車輪14の通過数を算出すると共に
車輪踏面欠陥検査装置の全体を制御するCPU基板、1
5aはそのプログラムおよび列車ダイヤを記録するメモ
リ、15bは列車の通過時刻を記録するタイマ、16は
トリガ信号発生部16aとA/D変換部16bおよびD
/A変換部16cとで構成され、光電スイッチ10から
の車輪検出信号によりトリガ信号を発生し、また、入力
された車輪踏面の画像データをA/D変換しディジタル
化された画像データをD/A変換して出力する画像入出
力基板である。
号により列車13の車輪14の通過数を算出すると共に
車輪踏面欠陥検査装置の全体を制御するCPU基板、1
5aはそのプログラムおよび列車ダイヤを記録するメモ
リ、15bは列車の通過時刻を記録するタイマ、16は
トリガ信号発生部16aとA/D変換部16bおよびD
/A変換部16cとで構成され、光電スイッチ10から
の車輪検出信号によりトリガ信号を発生し、また、入力
された車輪踏面の画像データをA/D変換しディジタル
化された画像データをD/A変換して出力する画像入出
力基板である。
【0060】17は上記ディジタル化された車輪踏面の
画像データを処理し欠陥の有無を判定する画像処理基
板、18は磁気ディスク装置21への画像データの記録
および記録された画像データの読み出しを行うディスク
コントローラ基板、20は上記15、15a、15b、
16〜18によって構成される画像処理装置、22はカ
メラ11a−1〜11a−10、11b−1〜11b−
10からの画像データおよび画像処理装置20で処理さ
れた画像データを表示するモニタ、23は画像処理装置
20のコンソール用としてのパソコン、24は上記10
a−1〜10a−10、10b−1〜10b−10、1
1a−1〜11a−10、11b−1〜11b−10、
12a−1〜12a−10、12b−1〜12b−1
0、20、21〜23で構成された車輪踏面欠陥検査装
置である。
画像データを処理し欠陥の有無を判定する画像処理基
板、18は磁気ディスク装置21への画像データの記録
および記録された画像データの読み出しを行うディスク
コントローラ基板、20は上記15、15a、15b、
16〜18によって構成される画像処理装置、22はカ
メラ11a−1〜11a−10、11b−1〜11b−
10からの画像データおよび画像処理装置20で処理さ
れた画像データを表示するモニタ、23は画像処理装置
20のコンソール用としてのパソコン、24は上記10
a−1〜10a−10、10b−1〜10b−10、1
1a−1〜11a−10、11b−1〜11b−10、
12a−1〜12a−10、12b−1〜12b−1
0、20、21〜23で構成された車輪踏面欠陥検査装
置である。
【0061】次に動作について、図4に示すタイミング
チャートを参照し説明する。列車13が実線矢印で示さ
れる列車進行方向から進入すると、列車検知器50aが
列車の進入を検知し列車検出信号K−1が画像処理装置
20に入力される。画像処理装置20に入力された列車
検出信号K−1はCPU基板15で受信され、CPU基
板15は照明装置12a−1〜12a−10、12b−
1〜12b−10を点灯する。列車13が進入してくる
と、光電スイッチ10a−1によって、車輪14が検出
され光電スイッチ10a−1から図4に示される車輪検
出信号A−1が画像処理装置20に入力される。
チャートを参照し説明する。列車13が実線矢印で示さ
れる列車進行方向から進入すると、列車検知器50aが
列車の進入を検知し列車検出信号K−1が画像処理装置
20に入力される。画像処理装置20に入力された列車
検出信号K−1はCPU基板15で受信され、CPU基
板15は照明装置12a−1〜12a−10、12b−
1〜12b−10を点灯する。列車13が進入してくる
と、光電スイッチ10a−1によって、車輪14が検出
され光電スイッチ10a−1から図4に示される車輪検
出信号A−1が画像処理装置20に入力される。
【0062】画像処理装置20に入力された車輪検出信
号A−1はCPU基板15および画像入力基板16で受
信される。また列車検出信号K−1はCPU基板15に
よってタイマ15bに転送される。タイマ15bは列車
検出信号K−1の入力時刻を列車検知時刻として記録す
る。一方、画像入出力基板16は車輪検出信号A−1に
基づきトリガ信号発生部16aから図4に示されるトリ
ガ信号B−1を発生する。このトリガ信号B−1により
カメラ11a−1が駆動され、照明装置12a−1によ
って照された図3に示される右側の車輪踏面14aのA
部がカメラ11a−1によって撮像され、図4に示され
る1画面分の画像データC−1がカメラ11a−1から
画像処理装置20へ入力される。
号A−1はCPU基板15および画像入力基板16で受
信される。また列車検出信号K−1はCPU基板15に
よってタイマ15bに転送される。タイマ15bは列車
検出信号K−1の入力時刻を列車検知時刻として記録す
る。一方、画像入出力基板16は車輪検出信号A−1に
基づきトリガ信号発生部16aから図4に示されるトリ
ガ信号B−1を発生する。このトリガ信号B−1により
カメラ11a−1が駆動され、照明装置12a−1によ
って照された図3に示される右側の車輪踏面14aのA
部がカメラ11a−1によって撮像され、図4に示され
る1画面分の画像データC−1がカメラ11a−1から
画像処理装置20へ入力される。
【0063】また、列車13の車輪14が光電スイッチ
10a−1によって検出されてから150mm走行した
地点で、レール1bに配設されている光電スイッチ10
b−1が車輪14を検出し、上記と同様にカメラ11b
−1が照明12b−1で照された列車13の左側の車輪
踏面14aのA部を撮像し、カメラ11b−1から画像
処理装置20に入力される。画像処理装置20へ入力さ
れたカメラ11a−1、11b−1の画像データは画像
入出力基板16においてA/D変換されディジタル化さ
れる。また、上記列車検出信号K−1に基づきタイマ1
5bに記録された列車検知時刻(列車の通過時刻)がC
PU基板15によってタイマ15bから読み取られ、メ
モリ15aに記録された列車ダイヤとの照合により列車
番号が検出される。
10a−1によって検出されてから150mm走行した
地点で、レール1bに配設されている光電スイッチ10
b−1が車輪14を検出し、上記と同様にカメラ11b
−1が照明12b−1で照された列車13の左側の車輪
踏面14aのA部を撮像し、カメラ11b−1から画像
処理装置20に入力される。画像処理装置20へ入力さ
れたカメラ11a−1、11b−1の画像データは画像
入出力基板16においてA/D変換されディジタル化さ
れる。また、上記列車検出信号K−1に基づきタイマ1
5bに記録された列車検知時刻(列車の通過時刻)がC
PU基板15によってタイマ15bから読み取られ、メ
モリ15aに記録された列車ダイヤとの照合により列車
番号が検出される。
【0064】また、上記車輪の検出信号により車輪数が
計数され何番目の車輪か、その車輪番号が算出(上記の
場合、車輪No.1となる)され、そして上記車輪番号
から車両番号が求められる。CPU基板15において求
められた上記列車番号とその車両番号およびその車両番
号と共に上記ディジタル化されたカメラ11a−1、1
1b−1の画像データがCPU基板15によってディス
クコントローラ基板18を介して磁気ディスク装置21
に記録される。
計数され何番目の車輪か、その車輪番号が算出(上記の
場合、車輪No.1となる)され、そして上記車輪番号
から車両番号が求められる。CPU基板15において求
められた上記列車番号とその車両番号およびその車両番
号と共に上記ディジタル化されたカメラ11a−1、1
1b−1の画像データがCPU基板15によってディス
クコントローラ基板18を介して磁気ディスク装置21
に記録される。
【0065】図5は排障器51またはブレーキ52のあ
る車輪14をカメラ11で撮像した時の画像であり、排
障器51、ブレーキ52により隠れた車輪踏面14aの
部分は欠陥を検査することができない。また、列車13
の両側の車輪14は同じ輪軸で回転しており、車輪踏面
14aに発生する欠陥は実際の検査において両側の車輪
踏面14aのほぼ同じ位置に発生することが知られてい
る。
る車輪14をカメラ11で撮像した時の画像であり、排
障器51、ブレーキ52により隠れた車輪踏面14aの
部分は欠陥を検査することができない。また、列車13
の両側の車輪14は同じ輪軸で回転しており、車輪踏面
14aに発生する欠陥は実際の検査において両側の車輪
踏面14aのほぼ同じ位置に発生することが知られてい
る。
【0066】カメラ11で撮像された排障器51,ブレ
ーキ52のある車輪踏面14aの画像において排障器5
1,ブレーキ52の位置に欠陥が存在していた場合、そ
の検査方法として、光電スイッチ10a−1〜10a−
10と光電スイッチ10b−1〜10b−10はレール
1に対して150mm前後して配設し、カメラ11a−
1〜11a−10とカメラ11b−1〜11b−10は
レール1に対して150mm前後して配設し、照明装置
12a−1〜12a−10と照明装置12b−1〜12
b−10はレール1に対して150mm前後して配設す
ることにより、レール1a側のカメラ11a−1〜11
a−10で撮像される列車13の右側の車輪14の排障
器51、ブレーキ52で隠れた車輪踏面14aの位置
は、列車13が150mm走行した地点でカメラ11b
−1〜11b−10で撮像される列車13の左側の車輪
14の車輪踏面14aでは排障器51、ブレーキ52で
隠れることなくカメラ11b−1〜11b−10で撮像
することができる。
ーキ52のある車輪踏面14aの画像において排障器5
1,ブレーキ52の位置に欠陥が存在していた場合、そ
の検査方法として、光電スイッチ10a−1〜10a−
10と光電スイッチ10b−1〜10b−10はレール
1に対して150mm前後して配設し、カメラ11a−
1〜11a−10とカメラ11b−1〜11b−10は
レール1に対して150mm前後して配設し、照明装置
12a−1〜12a−10と照明装置12b−1〜12
b−10はレール1に対して150mm前後して配設す
ることにより、レール1a側のカメラ11a−1〜11
a−10で撮像される列車13の右側の車輪14の排障
器51、ブレーキ52で隠れた車輪踏面14aの位置
は、列車13が150mm走行した地点でカメラ11b
−1〜11b−10で撮像される列車13の左側の車輪
14の車輪踏面14aでは排障器51、ブレーキ52で
隠れることなくカメラ11b−1〜11b−10で撮像
することができる。
【0067】また、左側の車輪14の排障器51、ブレ
ーキ52で隠れた車輪踏面14aの位置は、右側の車輪
14の車輪踏面14aでは排障器51、ブレーキ52で
隠れることなくカメラ11a−1〜11a−10で撮像
することができる。排障器51、ブレーキ52で隠れた
左側の車輪踏面14aは右側の車輪踏面14aで、排障
器51、ブレーキ52で隠れた右側の車輪踏面14aは
左側の車輪踏面14aで欠陥検査を行うことができる。
ーキ52で隠れた車輪踏面14aの位置は、右側の車輪
14の車輪踏面14aでは排障器51、ブレーキ52で
隠れることなくカメラ11a−1〜11a−10で撮像
することができる。排障器51、ブレーキ52で隠れた
左側の車輪踏面14aは右側の車輪踏面14aで、排障
器51、ブレーキ52で隠れた右側の車輪踏面14aは
左側の車輪踏面14aで欠陥検査を行うことができる。
【0068】一方、画像入出力基板16においてディジ
タル化された上記カメラ11a−1の画像データは画像
処理基板17に入力される。画像処理基板17は上記デ
ィジタル化された11a−1の画像データの全ての画像
について欠陥の有無の判定を行うため、画像データ中、
車輪踏面の欠陥の濃度がその周囲の濃度よりもレベルが
大きく異なることを利用して強調処理を実施する。
タル化された上記カメラ11a−1の画像データは画像
処理基板17に入力される。画像処理基板17は上記デ
ィジタル化された11a−1の画像データの全ての画像
について欠陥の有無の判定を行うため、画像データ中、
車輪踏面の欠陥の濃度がその周囲の濃度よりもレベルが
大きく異なることを利用して強調処理を実施する。
【0069】先づ図6に示されるように上記欠陥が存在
し得ない画像データ上の位置の画素(以下、特定の画素
と称す)25を予め指定し、この特定の画素25の濃度
をC0とし、この濃度C0を基準として、特定の画素2
5とその周囲のある画素26の濃度C1との差の絶対値
をとり、その差が所定以上であるとその画素26の濃度
をある値aに置き換え、また、差が所定値よりも小さい
値であるとその画素26の濃度をある値bに置き換え
る。この操作を画像データ中の全ての画素に対して実施
し、そして、最後に特定の画素25を上記値bに置き換
えることにより、画像データは値aの濃度を持つ画素の
集合27と、値bの濃度をもつ画素の集合28とに分れ
た画像となる。
し得ない画像データ上の位置の画素(以下、特定の画素
と称す)25を予め指定し、この特定の画素25の濃度
をC0とし、この濃度C0を基準として、特定の画素2
5とその周囲のある画素26の濃度C1との差の絶対値
をとり、その差が所定以上であるとその画素26の濃度
をある値aに置き換え、また、差が所定値よりも小さい
値であるとその画素26の濃度をある値bに置き換え
る。この操作を画像データ中の全ての画素に対して実施
し、そして、最後に特定の画素25を上記値bに置き換
えることにより、画像データは値aの濃度を持つ画素の
集合27と、値bの濃度をもつ画素の集合28とに分れ
た画像となる。
【0070】この結果、値aをもつ画素の集合27が欠
陥として抽出され、値aをもつ画素の集合27が有る場
合は欠陥有りと判定し、また、値aをもつ画素の集合2
7が無い場合は欠陥無しと判定して、この判定結果をC
PU基板15に通信する。画像処理基板17から出力さ
れた上記判定結果をCPU基板15が受け取ると、CP
U基板15は磁気ディスク装置21に記録された上記列
車番号とその車両番号および車輪番号をディスクコント
ローラ基板18を介して読みだし、上記判定結果の情報
および強調処理された画像データと合せてディスクコン
トローラ基板18を介して磁気ディスク装置21に再記
録する共に判定結果が欠陥有りの場合はその判定結果
と、上記列車番号とその車両番号およびその車輪番号と
をモニタ22に表示する。
陥として抽出され、値aをもつ画素の集合27が有る場
合は欠陥有りと判定し、また、値aをもつ画素の集合2
7が無い場合は欠陥無しと判定して、この判定結果をC
PU基板15に通信する。画像処理基板17から出力さ
れた上記判定結果をCPU基板15が受け取ると、CP
U基板15は磁気ディスク装置21に記録された上記列
車番号とその車両番号および車輪番号をディスクコント
ローラ基板18を介して読みだし、上記判定結果の情報
および強調処理された画像データと合せてディスクコン
トローラ基板18を介して磁気ディスク装置21に再記
録する共に判定結果が欠陥有りの場合はその判定結果
と、上記列車番号とその車両番号およびその車輪番号と
をモニタ22に表示する。
【0071】カメラ11a−1の画像データの処理が終
了すると、磁気ディスク装置21に記録されたカメラ1
1b−1による左側の車輪14踏面の画像データがCP
U基板15によって読みだされ、上記カメラ11a−1
の画像データと同様に処理され、欠陥の有無が判定さ
れ、上記と同様に列車13番号とその車両番号およびそ
の車輪14番号と共に上記判定結果の情報および強調処
理された画像データがディスクコントローラ基板18を
介して磁気ディスク装置21に記録されると共に判定結
果が欠陥有りの場合はその判定結果と、上記列車番号と
その車両番号およびその車輪番号とがモニタ22に表示
される。
了すると、磁気ディスク装置21に記録されたカメラ1
1b−1による左側の車輪14踏面の画像データがCP
U基板15によって読みだされ、上記カメラ11a−1
の画像データと同様に処理され、欠陥の有無が判定さ
れ、上記と同様に列車13番号とその車両番号およびそ
の車輪14番号と共に上記判定結果の情報および強調処
理された画像データがディスクコントローラ基板18を
介して磁気ディスク装置21に記録されると共に判定結
果が欠陥有りの場合はその判定結果と、上記列車番号と
その車両番号およびその車輪番号とがモニタ22に表示
される。
【0072】なお、図3に示される右側の車輪踏面14
aのB部以降は光電スイッチ10a−2〜10a−10
のそれぞれの車輪検出信号に基づきカメラ11a−2〜
11a−10により順次撮像され、また、左側の車輪踏
面14aのB部以降は光電スイッチ10b−2〜10b
−10によって順次撮像され、これらの撮像された画像
データは上述と同様に処理され、処理された画像データ
と判定結果が上記列車番号とその車両番号およびその車
輪番号と合せ磁気ディスク装置21に記録されると共に
判定結果が結果有りの場合その判定結果と、上記列車番
号とその車両番号およびその車輪番号とがモニタ22に
表示される。
aのB部以降は光電スイッチ10a−2〜10a−10
のそれぞれの車輪検出信号に基づきカメラ11a−2〜
11a−10により順次撮像され、また、左側の車輪踏
面14aのB部以降は光電スイッチ10b−2〜10b
−10によって順次撮像され、これらの撮像された画像
データは上述と同様に処理され、処理された画像データ
と判定結果が上記列車番号とその車両番号およびその車
輪番号と合せ磁気ディスク装置21に記録されると共に
判定結果が結果有りの場合その判定結果と、上記列車番
号とその車両番号およびその車輪番号とがモニタ22に
表示される。
【0073】しかして、車輪踏面14aの全面について
のディジタル化された画像データおよび強調処理された
画像データと判定結果が列車番号とその車両番号および
その車輪番号と共に磁気ディスク装置21に記録され
る。そして、上記表示された上記列車番号、車両番号、
車輪番号および処理画像を選択する処理画像選択信号を
パソコン23により指定することによって、指定された
列車番号、車両番号、車輪番号の強調処理された画像デ
ータがモニタ22に判定結果の情報と共に表示される。
のディジタル化された画像データおよび強調処理された
画像データと判定結果が列車番号とその車両番号および
その車輪番号と共に磁気ディスク装置21に記録され
る。そして、上記表示された上記列車番号、車両番号、
車輪番号および処理画像を選択する処理画像選択信号を
パソコン23により指定することによって、指定された
列車番号、車両番号、車輪番号の強調処理された画像デ
ータがモニタ22に判定結果の情報と共に表示される。
【0074】なお、パソコン23によって所定の列車番
号、車両番号、車輪番号および強調処理された画像デー
タか車輪踏面のディジタル化された画像データかを選択
する選択信号を指定することによって、指定された列車
番号、車両番号、車輪番号の選択された画像データと共
にその判定結果の情報がモニタ22に表示され、所定の
車輪の踏面の検索が実行され、上記モニタ22に表示さ
れた画像データにより欠陥の状態および欠陥の大きさが
確認される。
号、車両番号、車輪番号および強調処理された画像デー
タか車輪踏面のディジタル化された画像データかを選択
する選択信号を指定することによって、指定された列車
番号、車両番号、車輪番号の選択された画像データと共
にその判定結果の情報がモニタ22に表示され、所定の
車輪の踏面の検索が実行され、上記モニタ22に表示さ
れた画像データにより欠陥の状態および欠陥の大きさが
確認される。
【0075】実施例2.上記実施例では、レール両側の
光電スイッチ、カメラ、照明をそれぞれ150mmずら
して配設して、排障器、ブレーキで隠れて検査できない
範囲を相互に補い合うように構成したが、レール両側の
カメラをずらすことなく同一位置に配置し、両側のカメ
ラの設置角度を変更して両側のカメラの車輪踏面の撮像
位置、地点を150mmずらして撮像しても上記実施例
1と同様の効果が得られる。
光電スイッチ、カメラ、照明をそれぞれ150mmずら
して配設して、排障器、ブレーキで隠れて検査できない
範囲を相互に補い合うように構成したが、レール両側の
カメラをずらすことなく同一位置に配置し、両側のカメ
ラの設置角度を変更して両側のカメラの車輪踏面の撮像
位置、地点を150mmずらして撮像しても上記実施例
1と同様の効果が得られる。
【0076】実施例3.上記、実施例1では画像処理基
板17において画像データの複数の画素の内、特定の画
素25(図6を参照)を設定して、上記画像データ内の
画素と上記特定の画素25の濃度値の差を求めることに
より、車輪踏面上の欠陥を強調して欠陥の有無を判定す
るようにしたものについて説明したが、これに限らず、
欠陥と背景(欠陥の無い車輪踏面)とのエッジの画像濃
度(画像の明るさ)が変化していることを利用し、その
濃度差を取ることでエッジを検出して車輪踏面上の欠陥
を強調し欠陥の有無を判定するようにしても良い。
板17において画像データの複数の画素の内、特定の画
素25(図6を参照)を設定して、上記画像データ内の
画素と上記特定の画素25の濃度値の差を求めることに
より、車輪踏面上の欠陥を強調して欠陥の有無を判定す
るようにしたものについて説明したが、これに限らず、
欠陥と背景(欠陥の無い車輪踏面)とのエッジの画像濃
度(画像の明るさ)が変化していることを利用し、その
濃度差を取ることでエッジを検出して車輪踏面上の欠陥
を強調し欠陥の有無を判定するようにしても良い。
【0077】以下、その詳細について説明する。画像処
理基板17において入力された画像データを図7に示さ
れる3画素×3画素の領域で複数に分割し、この3画素
×3画素の領域で、ある特定の注目画素を中央画素a4
とし、その中央画素a4とその近傍の画素a0〜a8(a
4は除く)の差を取り、その絶対値の和(a0’)を指定
のある画素(a0)と置き換える。
理基板17において入力された画像データを図7に示さ
れる3画素×3画素の領域で複数に分割し、この3画素
×3画素の領域で、ある特定の注目画素を中央画素a4
とし、その中央画素a4とその近傍の画素a0〜a8(a
4は除く)の差を取り、その絶対値の和(a0’)を指定
のある画素(a0)と置き換える。
【0078】そして、〔a0’=|(a4−a0)|+|
(a4−a1)|+|(a4−a2)|+|(a4−a3)|
+|(a4−a5)|+|(a4−a6)|+|(a4−a
7)|+|(a4−a8)|〕で示した操作を、上記複数
に分割した3画素×3画素の領域毎に検査範囲の全ての
画素について実行する。いま、ある3画素×3画素の領
域の全ての画素が欠陥または背景内にあるとすると、画
素a0〜a8(a4は除く)の差を取ると差は0に近い値
を取り、エッジとしては検出されない。
(a4−a1)|+|(a4−a2)|+|(a4−a3)|
+|(a4−a5)|+|(a4−a6)|+|(a4−a
7)|+|(a4−a8)|〕で示した操作を、上記複数
に分割した3画素×3画素の領域毎に検査範囲の全ての
画素について実行する。いま、ある3画素×3画素の領
域の全ての画素が欠陥または背景内にあるとすると、画
素a0〜a8(a4は除く)の差を取ると差は0に近い値
を取り、エッジとしては検出されない。
【0079】また、ある3画素×3画素の領域が欠陥と
背景の境目に属しているとすると、中央画素a4はその
境目の画素となり、中央の画素a4とその近傍の画素a0
〜a4(a4を除く)の差を取ると差は大きな値を取りエ
ッジとして抽出された車輪踏面上の欠陥が強調される。
このエッジで囲まれた部分が欠陥であり、エッジで囲ま
れる部分が有る場合は欠陥有りと判定し、上記エッジで
囲まれる部分が無い場合は欠陥無しと判定して、この判
定結果をCPU基板15へ通信する。
背景の境目に属しているとすると、中央画素a4はその
境目の画素となり、中央の画素a4とその近傍の画素a0
〜a4(a4を除く)の差を取ると差は大きな値を取りエ
ッジとして抽出された車輪踏面上の欠陥が強調される。
このエッジで囲まれた部分が欠陥であり、エッジで囲ま
れる部分が有る場合は欠陥有りと判定し、上記エッジで
囲まれる部分が無い場合は欠陥無しと判定して、この判
定結果をCPU基板15へ通信する。
【0080】実施例4.上記、実施例1および3では、
画像処理基板17において画像データから欠陥強調方法
によって欠陥を強調して抽出し、欠陥の大小に拘わらず
欠陥が抽出されれば欠陥有りと判定しているが、前もっ
て撮像される画像データからその寸法と画素数を測定
し、1画素当たりの長さを求め上記画像処理基板17に
設定しておき、そして上記抽出された欠陥部の画素数を
求め、上記画素数と上記設定された1画素当たりの長さ
とからその欠陥部の面積を求め、予め設定された面積と
比較し上記設定された面積以上の面積をもつ欠陥のみを
抽出するようにし、設定面積以上の面積をもつ欠陥が抽
出されれば欠陥有りと判定するようにしても良い。
画像処理基板17において画像データから欠陥強調方法
によって欠陥を強調して抽出し、欠陥の大小に拘わらず
欠陥が抽出されれば欠陥有りと判定しているが、前もっ
て撮像される画像データからその寸法と画素数を測定
し、1画素当たりの長さを求め上記画像処理基板17に
設定しておき、そして上記抽出された欠陥部の画素数を
求め、上記画素数と上記設定された1画素当たりの長さ
とからその欠陥部の面積を求め、予め設定された面積と
比較し上記設定された面積以上の面積をもつ欠陥のみを
抽出するようにし、設定面積以上の面積をもつ欠陥が抽
出されれば欠陥有りと判定するようにしても良い。
【0081】実施例5.また、欠陥内部に濃度差のむら
がある欠陥の場合、図8に示されるように1個の欠陥2
7が複数個の小さな欠陥27a〜27eとして抽出さ
れ、これをこのまま、上記実施例4のように予め設定さ
れた面積と上記複数個の小さい欠陥27a〜27eの各
面積とを比較することによって欠陥の有無を判定すると
欠陥として判定されない可能性があるので、画像処理基
板17において、まず、実施例4と同様に所定の面積以
上の欠陥のみを抽出して欠陥有りと判定された場合は、
この判定結果をCPU基板15へ通信する。
がある欠陥の場合、図8に示されるように1個の欠陥2
7が複数個の小さな欠陥27a〜27eとして抽出さ
れ、これをこのまま、上記実施例4のように予め設定さ
れた面積と上記複数個の小さい欠陥27a〜27eの各
面積とを比較することによって欠陥の有無を判定すると
欠陥として判定されない可能性があるので、画像処理基
板17において、まず、実施例4と同様に所定の面積以
上の欠陥のみを抽出して欠陥有りと判定された場合は、
この判定結果をCPU基板15へ通信する。
【0082】また、欠陥無しと判定された場合は、一定
の面積(例えば、10×10mm)28内に抽出された
複数個の小さい欠陥27a〜27eの全ての面積をその
画素数から求め、上記一定の面積28内の欠陥27a〜
27eの全ての面積が占める面積密度(例えば、50〜
60%)以上であるとき、それを欠陥として判定し、こ
の判定結果をCPU基板15へ通信するようにしても良
い。
の面積(例えば、10×10mm)28内に抽出された
複数個の小さい欠陥27a〜27eの全ての面積をその
画素数から求め、上記一定の面積28内の欠陥27a〜
27eの全ての面積が占める面積密度(例えば、50〜
60%)以上であるとき、それを欠陥として判定し、こ
の判定結果をCPU基板15へ通信するようにしても良
い。
【0083】実施例6.また、上記、実施例1,3等と
同様に画像処理基板17において、入力された画像デー
タの画像処理として欠陥の強調処理を実行した後、画像
中で同じ値(濃度)を持つ画素の塊を抽出するラベリン
グ処理を実行し、更に、上記ラベリング処理によって抽
出された塊の内、ある一定の面積または一定以上の面積
密度がある塊を選択し、選択された塊のX,Y方向の幅
をそのX座標、Y座標から求め、そしてY/X比を求
め、Y/X比が3倍より小さいとき、その塊を欠陥とし
て判定し、この判定結果をCPU基板15へ通信するよ
うにしても良い。
同様に画像処理基板17において、入力された画像デー
タの画像処理として欠陥の強調処理を実行した後、画像
中で同じ値(濃度)を持つ画素の塊を抽出するラベリン
グ処理を実行し、更に、上記ラベリング処理によって抽
出された塊の内、ある一定の面積または一定以上の面積
密度がある塊を選択し、選択された塊のX,Y方向の幅
をそのX座標、Y座標から求め、そしてY/X比を求
め、Y/X比が3倍より小さいとき、その塊を欠陥とし
て判定し、この判定結果をCPU基板15へ通信するよ
うにしても良い。
【0084】この場合、図11に示されるように車輪の
回転に伴い車輪踏面14aに発生する汚れ等の欠陥以外
の縦縞31がカメラ11で撮像され、その画像データ中
に欠陥と共に含まれ上記画像処理において選択されて
も、欠陥のY/X比は3倍よりも小さくなり、縦縞31
は図10に示されるように、そのY/X比は3倍以上と
なるので、欠陥と縦縞とは区別される。
回転に伴い車輪踏面14aに発生する汚れ等の欠陥以外
の縦縞31がカメラ11で撮像され、その画像データ中
に欠陥と共に含まれ上記画像処理において選択されて
も、欠陥のY/X比は3倍よりも小さくなり、縦縞31
は図10に示されるように、そのY/X比は3倍以上と
なるので、欠陥と縦縞とは区別される。
【0085】実施例7.また、図1に示されるカメラ1
1を図13に示されるように車輪踏面14aに発生する
汚れ等の縦縞31がほぼ鉛直に撮像されるように光軸3
3を中心に反時計方向に所定角度回転し保持すると共に
上記カメラ11で撮像された画像データを画像処理基板
17において上記実施例6と同様に処理し判定するよう
にしても良い。
1を図13に示されるように車輪踏面14aに発生する
汚れ等の縦縞31がほぼ鉛直に撮像されるように光軸3
3を中心に反時計方向に所定角度回転し保持すると共に
上記カメラ11で撮像された画像データを画像処理基板
17において上記実施例6と同様に処理し判定するよう
にしても良い。
【0086】尚、カメラ11を地面に対して水平に設置
すると、図11に示されるように車輪踏面14aは斜め
に傾いて撮像され、車輪踏面14aに発生する汚れ等の
欠陥以外の縦縞31も斜めに傾いて撮像されるので、傾
きによっては図10に示されるように縦縞31のY/X
比は3倍よりも小さくなる場合もあり、欠陥と判定され
る可能性がある。しかし、カメラ11を上記のようにそ
のカメラ11の光軸33を中心に反時計方向に所定角度
回転させて車輪踏面14aの画像を撮像すると、図13
に示されるように車輪踏面14aと縦縞31がほぼ鉛直
な撮像画像32となり、図12に示されるように縦縞3
1のY/X比は3倍よりも大きくなり、小さくなること
がなく、欠陥と縦縞との区別がより確実行われ信頼性が
向上する。
すると、図11に示されるように車輪踏面14aは斜め
に傾いて撮像され、車輪踏面14aに発生する汚れ等の
欠陥以外の縦縞31も斜めに傾いて撮像されるので、傾
きによっては図10に示されるように縦縞31のY/X
比は3倍よりも小さくなる場合もあり、欠陥と判定され
る可能性がある。しかし、カメラ11を上記のようにそ
のカメラ11の光軸33を中心に反時計方向に所定角度
回転させて車輪踏面14aの画像を撮像すると、図13
に示されるように車輪踏面14aと縦縞31がほぼ鉛直
な撮像画像32となり、図12に示されるように縦縞3
1のY/X比は3倍よりも大きくなり、小さくなること
がなく、欠陥と縦縞との区別がより確実行われ信頼性が
向上する。
【0087】実施例8.上記、実施例おいては、カメラ
11で撮像された画像データを画像処理基板17で画像
処理する時、画像データの全てに対して画像処理が実行
されるが、必要とする画像処理範囲は車輪踏面のみであ
るので、その範囲に対して画像処理が実行されるように
しても良く、この場合、画像処理範囲が狭まるので画像
処理時間が短縮される。
11で撮像された画像データを画像処理基板17で画像
処理する時、画像データの全てに対して画像処理が実行
されるが、必要とする画像処理範囲は車輪踏面のみであ
るので、その範囲に対して画像処理が実行されるように
しても良く、この場合、画像処理範囲が狭まるので画像
処理時間が短縮される。
【0088】以下、その詳細について説明する、図9に
示されるようにカメラ11から入力される車輪踏面の画
像データ29をモニタ22に表示し、パソコン23を介
して検査員によって、モニタ22上で車輪踏面14aの
エッジ14bを基準とし、エッジ14bに沿ってエッジ
14bより所定の画素数(例えば、2画素)だけ離して
内側に車輪踏面14aの検査範囲としてウインド30が
設定される。上記検査範囲としてのウインド30はCP
U基板15によって画像処理基板17に入力され設定さ
れる。
示されるようにカメラ11から入力される車輪踏面の画
像データ29をモニタ22に表示し、パソコン23を介
して検査員によって、モニタ22上で車輪踏面14aの
エッジ14bを基準とし、エッジ14bに沿ってエッジ
14bより所定の画素数(例えば、2画素)だけ離して
内側に車輪踏面14aの検査範囲としてウインド30が
設定される。上記検査範囲としてのウインド30はCP
U基板15によって画像処理基板17に入力され設定さ
れる。
【0089】画像処理基板17は入力された画像データ
について上記設定されたウインド30の範囲内を上記実
施例1、実施例3、実施例4と同様にして欠陥の有無を
判定し、判定結果をCPU基板15に通信する。尚、上
記設定された検査範囲としてウインド30はカメラ11
が固定されているため順次入力される画像データ上にお
いて同じ位置を示すので、一度ウインド30を設定して
おけば順次入力される画像データ毎にウインド30を再
設定しなくても良い。
について上記設定されたウインド30の範囲内を上記実
施例1、実施例3、実施例4と同様にして欠陥の有無を
判定し、判定結果をCPU基板15に通信する。尚、上
記設定された検査範囲としてウインド30はカメラ11
が固定されているため順次入力される画像データ上にお
いて同じ位置を示すので、一度ウインド30を設定して
おけば順次入力される画像データ毎にウインド30を再
設定しなくても良い。
【0090】実施例9.上記、実施例8においては、車
輪踏面の画像データをモニタに表示し、パソコン23を
介して検査員によってモニタ22上で車輪踏面14aの
エッジ14を基準にし、検査範囲としてウインド30を
設定し、ウインド30の範囲について画像処理し欠陥を
検出しているが、画像処理装置20において、入力され
る画像データから車輪踏面のエッジを検出し、そのエッ
ジを基準として車輪踏面14aの検査範囲を設定し、そ
の設定された検査範囲について画像処理し欠陥を検出す
るよにしても良い。
輪踏面の画像データをモニタに表示し、パソコン23を
介して検査員によってモニタ22上で車輪踏面14aの
エッジ14を基準にし、検査範囲としてウインド30を
設定し、ウインド30の範囲について画像処理し欠陥を
検出しているが、画像処理装置20において、入力され
る画像データから車輪踏面のエッジを検出し、そのエッ
ジを基準として車輪踏面14aの検査範囲を設定し、そ
の設定された検査範囲について画像処理し欠陥を検出す
るよにしても良い。
【0091】尚、上記車輪踏面のエッジを検出しウイン
ドを設定する方法について説明する。車輪踏面のエッジ
は車輪と車輪とを囲む周囲との画像データに濃度差が生
じているので、上記実施例1または実施例3で示した欠
陥を強調する方法により強調される。車輪踏面は画像デ
ータ上でY軸方向に上から下に縦長に存在するため、車
輪踏面を検出した場合、車輪踏面を検出した場合、車輪
踏面のエッジは画像データ上において上から下に縦長に
強調される。
ドを設定する方法について説明する。車輪踏面のエッジ
は車輪と車輪とを囲む周囲との画像データに濃度差が生
じているので、上記実施例1または実施例3で示した欠
陥を強調する方法により強調される。車輪踏面は画像デ
ータ上でY軸方向に上から下に縦長に存在するため、車
輪踏面を検出した場合、車輪踏面を検出した場合、車輪
踏面のエッジは画像データ上において上から下に縦長に
強調される。
【0092】よって、画像処理された車輪踏面の画像デ
ータを1画素づつ検査し同じ値をもつ画素の集合を検査
する。そして、この集合が画像データ上において上から
下に縦長の集合として存在していた場合を車輪踏面のエ
ッジと判定する。例えば、画像データのY軸方向の全画
素数の内、2/3以上を占めた場合を車輪踏面と判定す
る。このようにして、車輪踏面の両側のエッジが検出さ
れる。この検出されたエッジを基準として所定の画素数
(例えば2画素)だけ離して内側に車輪踏面の検査範囲
としてのウインドを設定する。
ータを1画素づつ検査し同じ値をもつ画素の集合を検査
する。そして、この集合が画像データ上において上から
下に縦長の集合として存在していた場合を車輪踏面のエ
ッジと判定する。例えば、画像データのY軸方向の全画
素数の内、2/3以上を占めた場合を車輪踏面と判定す
る。このようにして、車輪踏面の両側のエッジが検出さ
れる。この検出されたエッジを基準として所定の画素数
(例えば2画素)だけ離して内側に車輪踏面の検査範囲
としてのウインドを設定する。
【0093】実施例10.上記、実施例4においては、
画像処理基板17において入力された画像データを画像
処理し欠陥を強調し抽出し、抽出された欠陥部の画素数
と、前もって求められた1画素当たりの長さとから欠陥
サイズを求めている。だが、車輪は円形をなしているた
め、図13に示されるようにカメラ11の光軸33を回
転軸としてカメラ11を反時計方向に所定角度回転し、
車輪踏面14aを画像上で鉛直に取り込んでもカメラ1
1が捕らえた車輪踏面の画像のY軸方向の長さは、本来
円形をなしている車輪踏面の円周上の長さとにズレが生
じる。
画像処理基板17において入力された画像データを画像
処理し欠陥を強調し抽出し、抽出された欠陥部の画素数
と、前もって求められた1画素当たりの長さとから欠陥
サイズを求めている。だが、車輪は円形をなしているた
め、図13に示されるようにカメラ11の光軸33を回
転軸としてカメラ11を反時計方向に所定角度回転し、
車輪踏面14aを画像上で鉛直に取り込んでもカメラ1
1が捕らえた車輪踏面の画像のY軸方向の長さは、本来
円形をなしている車輪踏面の円周上の長さとにズレが生
じる。
【0094】このズレによるY軸方向の欠陥サイズを補
正する補正機能を上記画像処理基板17にもたせ、上記
画像処理によって抽出された欠陥部のY軸方向のサイズ
を補正すると共に、抽出された欠陥部のX軸方向の画素
数と前もって求められた1画素当たりの長さとからX軸
方向の欠陥サイズを求め、このX軸方向の欠陥サイズと
Y軸方向の上記補正欠陥サイズとからその欠陥部の面積
を求め、予め設定された面積と比較し上記設定された面
積以上の面積を持つ欠陥のみを抽出し欠陥有りと判定す
るようにしても良い。
正する補正機能を上記画像処理基板17にもたせ、上記
画像処理によって抽出された欠陥部のY軸方向のサイズ
を補正すると共に、抽出された欠陥部のX軸方向の画素
数と前もって求められた1画素当たりの長さとからX軸
方向の欠陥サイズを求め、このX軸方向の欠陥サイズと
Y軸方向の上記補正欠陥サイズとからその欠陥部の面積
を求め、予め設定された面積と比較し上記設定された面
積以上の面積を持つ欠陥のみを抽出し欠陥有りと判定す
るようにしても良い。
【0095】この場合、精度の高い欠陥サイズ等の検査
データが得られるので、この検査データをもとに車輪の
研削量、研削時間を算出し、研削工程管理を行うことが
できる。この研削工程管理から、作業員はいつ、どれだ
けの時間を要して研削すれば良いか把握でき、効率よく
研削を実施することができる。
データが得られるので、この検査データをもとに車輪の
研削量、研削時間を算出し、研削工程管理を行うことが
できる。この研削工程管理から、作業員はいつ、どれだ
けの時間を要して研削すれば良いか把握でき、効率よく
研削を実施することができる。
【0096】以下、上記補正方法を図14を用いて説明
する。図14の(a)は車輪14と設置されたカメラ11
との位置関係を示す側図面、図14(b)はカメラ11に
よって撮像された画像データ32を示す図であり、これ
らの図において、11は図14(b)の画像データ32上
で車輪踏面14aがほぼ鉛直に取り込まれるようにレー
ル1の外側に配設されたカメラ、vはレール1から垂直
方向のカメラ設置距離、Lは車輪14から水平方向のカ
メラ設置距離、g0はカメラ11から車輪14の中心を
見たとき、車輪踏面14aと交わる位置のY軸方向の距
離である。
する。図14の(a)は車輪14と設置されたカメラ11
との位置関係を示す側図面、図14(b)はカメラ11に
よって撮像された画像データ32を示す図であり、これ
らの図において、11は図14(b)の画像データ32上
で車輪踏面14aがほぼ鉛直に取り込まれるようにレー
ル1の外側に配設されたカメラ、vはレール1から垂直
方向のカメラ設置距離、Lは車輪14から水平方向のカ
メラ設置距離、g0はカメラ11から車輪14の中心を
見たとき、車輪踏面14aと交わる位置のY軸方向の距
離である。
【0097】また、この位置をY軸方向の原点とし、g
1の欠陥27の上Y座標のY軸方向の原点からの距離、
g2の欠陥24の下Y座標のY軸方向の原点からの距
離、θ0は距離g0位置(Y軸座標の原点)の中心角度、
θ1は距離g1位置の中心角度、θ2は距離g2位置の中心
角度である。カメラ11はレール1の外側に固定されて
いるため、カメラ11が捕らえた画像データ32のY軸
方向全ての画素とその距離も規定できる。従って、この
ことからY軸方向の1画素当たりの距離をもとめること
ができ、画像データ32上にある欠陥27のY軸方向の
位置を、g0の位置からの距離として換算することがで
きる。
1の欠陥27の上Y座標のY軸方向の原点からの距離、
g2の欠陥24の下Y座標のY軸方向の原点からの距
離、θ0は距離g0位置(Y軸座標の原点)の中心角度、
θ1は距離g1位置の中心角度、θ2は距離g2位置の中心
角度である。カメラ11はレール1の外側に固定されて
いるため、カメラ11が捕らえた画像データ32のY軸
方向全ての画素とその距離も規定できる。従って、この
ことからY軸方向の1画素当たりの距離をもとめること
ができ、画像データ32上にある欠陥27のY軸方向の
位置を、g0の位置からの距離として換算することがで
きる。
【0098】まず、Y軸方向の1画素当たりの距離を求
めると共に画像データ32からg1位置およびg2位置ま
での画素数を求め、これらからg0の位置からのg1,g
2位置のY軸方向の距離を求める。g1,g2位置のY軸
方向の距離が求まると、上Y座標と下Y座標に位置する
(g0+g1)と(g0+g2)中心角度θ1,θ2は下記数
式1,2で求めることができる。
めると共に画像データ32からg1位置およびg2位置ま
での画素数を求め、これらからg0の位置からのg1,g
2位置のY軸方向の距離を求める。g1,g2位置のY軸
方向の距離が求まると、上Y座標と下Y座標に位置する
(g0+g1)と(g0+g2)中心角度θ1,θ2は下記数
式1,2で求めることができる。
【0099】 cosθ1=(g0+g1)/r・・・・・・・(1) cosθ2=(g0+g2)/r・・・・・・・(2)
【0100】g0位置の中心角度はレール1から垂直方
向のカメラ設置距離vと車輪14からのカメラ設置距離
Lから下記数式3が成り立つ。
向のカメラ設置距離vと車輪14からのカメラ設置距離
Lから下記数式3が成り立つ。
【0101】 cosθ0=(r+v)/√〔L2+(r+v)〕=g0/r・・・(3)
【0102】半径rは既定されるものとし、また、数式
3からg0が求まり、上記数式1,2,3から欠陥のY
軸方向の幅がなす中心角度Δθは下記数式4により求め
られる。
3からg0が求まり、上記数式1,2,3から欠陥のY
軸方向の幅がなす中心角度Δθは下記数式4により求め
られる。
【0103】 Δθ=θ1−θ2 =〔cosθ-1(g0+g1)/r〕−〔cosθ-1(g0+g2)/r〕 ・・・・・(4)
【0104】数式4から欠陥のなす中心角度Δθが求め
られたことから、欠陥の占める車輪踏面14a上の補正
欠陥サイズは下記数式5で求められる。
られたことから、欠陥の占める車輪踏面14a上の補正
欠陥サイズは下記数式5で求められる。
【0105】 補正欠陥サイズ=(Δθ/360)×2πr・・・・・(5)
【0106】以上の数式1〜5の演算を画像処理基板に
より実行することによって、欠陥のY軸方向の長さの補
正が行われ車輪踏面14a上の欠陥サイズを求める。
より実行することによって、欠陥のY軸方向の長さの補
正が行われ車輪踏面14a上の欠陥サイズを求める。
【0107】実施例11.上記、実施例10において
は、カメラ11から車輪14の中心を見たとき、車輪踏
面14aと交わる位置をY軸方向の原点として車輪踏面
の画像データのY軸方向の長さと円形をなしている車輪
踏面の円周上の長さとズレを補正し、補正欠陥サイズを
求めるようにしたものについて述べたが、これに限ら
ず、例えば図15に示されるように車輪14のレール1
との接触部を原点0とし、さらに、図16に示されるY
軸に対するカメラY軸の傾きを考慮して上記ズレを補正
し補正欠陥サイズを求めて良く、以下、その補正方法に
ついて図15,図16を用いて説明する。
は、カメラ11から車輪14の中心を見たとき、車輪踏
面14aと交わる位置をY軸方向の原点として車輪踏面
の画像データのY軸方向の長さと円形をなしている車輪
踏面の円周上の長さとズレを補正し、補正欠陥サイズを
求めるようにしたものについて述べたが、これに限ら
ず、例えば図15に示されるように車輪14のレール1
との接触部を原点0とし、さらに、図16に示されるY
軸に対するカメラY軸の傾きを考慮して上記ズレを補正
し補正欠陥サイズを求めて良く、以下、その補正方法に
ついて図15,図16を用いて説明する。
【0108】図15a,図16は車輪14aと設置され
たカメラ11との関係を示す側面図、図15bはカメラ
11によって撮像された画像データ32を示す図であ
り、これらの図において、0は車輪14のレール1との
接触部でありY軸方向の原点、g0はカメラ11の視野
範囲で車輪踏面14aを見ることのできる最低位置の原
点0からのY軸方向の距離、g1は欠陥27の上側のg0
位置からのY軸方向の距離、θ1は(g0+g1)の中心
角度、θ2は(g0+g2)位置からの中心角度、g3はカ
メラ11の視野範囲で車輪踏面14aを見ることができ
る最高位置の原点0からのY軸方向の距離、rは車輪半
径、Lは車輪14とカメラ11とのレール方向の距離、
Vはカメラ中心から見て車輪14の中心軸(Y軸)と交
わる位置とカメラ11とのY軸方向の距離である。
たカメラ11との関係を示す側面図、図15bはカメラ
11によって撮像された画像データ32を示す図であ
り、これらの図において、0は車輪14のレール1との
接触部でありY軸方向の原点、g0はカメラ11の視野
範囲で車輪踏面14aを見ることのできる最低位置の原
点0からのY軸方向の距離、g1は欠陥27の上側のg0
位置からのY軸方向の距離、θ1は(g0+g1)の中心
角度、θ2は(g0+g2)位置からの中心角度、g3はカ
メラ11の視野範囲で車輪踏面14aを見ることができ
る最高位置の原点0からのY軸方向の距離、rは車輪半
径、Lは車輪14とカメラ11とのレール方向の距離、
Vはカメラ中心から見て車輪14の中心軸(Y軸)と交
わる位置とカメラ11とのY軸方向の距離である。
【0109】欠陥27の上Y座標と下Y座標に位置する
(g0+g1)と(g0+g2)の中心角度θ1,θ2は下
記数式6,7で求められる。
(g0+g1)と(g0+g2)の中心角度θ1,θ2は下
記数式6,7で求められる。
【0110】 cosθ1=〔r−(g0+g1)〕/r・・・・・・・(6) cosθ2=〔r−(g0+g2)〕/r・・・・・・・(7)
【0111】上記数式6,7から欠陥27のY軸方向の
幅がなす中心角度は下記数式8から求められる。
幅がなす中心角度は下記数式8から求められる。
【0112】 Δθ=θ1−θ2 =[cos-1〔r−(g0+g1)〕/r]−[cos-1〔r−(g0+g2 )〕/r]・・・・・・・(8)
【0113】しかし、カメラ11は図16に示されるよ
うにY軸に対してθyだけ傾いて車輪踏面14aを撮像
しており、カメラ11から取り込まれた画像データ上に
おけるY軸はカメラY軸にあたり、図16におけるY軸
とはθyだけズレが生じている。このズレによるθyは
下記数式9によって求められる。
うにY軸に対してθyだけ傾いて車輪踏面14aを撮像
しており、カメラ11から取り込まれた画像データ上に
おけるY軸はカメラY軸にあたり、図16におけるY軸
とはθyだけズレが生じている。このズレによるθyは
下記数式9によって求められる。
【0114】tanθy=V/L・・・・・(9)
【0115】このθyを考慮したg1,g2,g3は下記
数式10,11,12となる。
数式10,11,12となる。
【0116】 g0=G0・cos(tan-1V/L)・・・・・(10) g1=G1・cos(tan-1V/L)・・・・・(11) g2=G2・cos(tan-1V/L)・・・・・(12)
【0117】ここで、G0,G1,G2はカメラ11が捕
らえた画像データ上(カメラY軸上)でのg0,g1,g
2を表している。以上より欠陥27のY軸方向の幅がな
す中心角度Δθは下記数式13から求められる。
らえた画像データ上(カメラY軸上)でのg0,g1,g
2を表している。以上より欠陥27のY軸方向の幅がな
す中心角度Δθは下記数式13から求められる。
【0118】
【数1】
【0119】数式13から欠陥のなす中心角度Δθが求
められたことから、欠陥27の占める車輪踏面14a上
の補正欠陥サイズは下記数式14で求められる。
められたことから、欠陥27の占める車輪踏面14a上
の補正欠陥サイズは下記数式14で求められる。
【0120】 補正欠陥サイズ=(Δθ/360)×2πr・・・・・(14)
【0121】以上の数式13,14の演算を画像処理基
板により実行することによって、欠陥のY軸方向の長さ
の補正が行われた車輪踏面14a上の欠陥サイズが求め
られる。この場合、Y軸に対するカメラY軸の傾きをも
考慮して欠陥サイズが補正されているので欠陥サイズが
より正確に検出される。
板により実行することによって、欠陥のY軸方向の長さ
の補正が行われた車輪踏面14a上の欠陥サイズが求め
られる。この場合、Y軸に対するカメラY軸の傾きをも
考慮して欠陥サイズが補正されているので欠陥サイズが
より正確に検出される。
【0122】実施例12.上記、実施例10,11にお
いてはY軸方向について欠陥サイズを補正し補正欠陥サ
イズを検出しているが、実施例10または11と同様に
Y軸方向について欠陥サイズを補正すると共に、X軸方
向についても欠陥サイズを補正する機能を画像処理基板
17にもたせ、Y軸およびX軸方向について補正された
補正欠陥サイズを検出するようにしても良い。以下、上
記X軸方向の補正方法について図17を用いて説明す
る。
いてはY軸方向について欠陥サイズを補正し補正欠陥サ
イズを検出しているが、実施例10または11と同様に
Y軸方向について欠陥サイズを補正すると共に、X軸方
向についても欠陥サイズを補正する機能を画像処理基板
17にもたせ、Y軸およびX軸方向について補正された
補正欠陥サイズを検出するようにしても良い。以下、上
記X軸方向の補正方法について図17を用いて説明す
る。
【0123】図17は車輪14と設置されたカメラ11
との位置関係を示す車輪14を上から見た平面図であ
り、図において、Lは車輪14の中心とカメラ11とレ
ール方向の距離、hは車輪踏面14aの中心とカメラ1
1とのX軸方向の距離、θxはX軸方向のカメラX軸の
ズレである。車輪踏面14aはX軸方向に対して水平と
すると、X軸方向のズレはカメラ11から見たカメラX
軸のズレとなる。そのカメラX軸のズレθxは下記数式
15から求められる。
との位置関係を示す車輪14を上から見た平面図であ
り、図において、Lは車輪14の中心とカメラ11とレ
ール方向の距離、hは車輪踏面14aの中心とカメラ1
1とのX軸方向の距離、θxはX軸方向のカメラX軸の
ズレである。車輪踏面14aはX軸方向に対して水平と
すると、X軸方向のズレはカメラ11から見たカメラX
軸のズレとなる。そのカメラX軸のズレθxは下記数式
15から求められる。
【0124】 tanθx=h/L・・・・・・・(15)
【0125】X軸方向の1画素当たりの長さは実測から
求めることができ、このことから画像データ上における
欠陥27の幅を知ることができる。この画像上において
実測された欠陥の幅をWとするとX軸方向に補正した補
正欠陥サイズは下記数式16により求められる。
求めることができ、このことから画像データ上における
欠陥27の幅を知ることができる。この画像上において
実測された欠陥の幅をWとするとX軸方向に補正した補
正欠陥サイズは下記数式16により求められる。
【0126】 補正欠陥サイズ=W・cos(tan-1h/L)・・・・・(16)
【0127】以上の数式15,16の演算を画像処理基
板により実行することによって、欠陥のX軸方向の長さ
の補正が行われた車輪踏面14a上の欠陥サイズが求め
られる。この場合、Y軸と共にX軸方向の長さが補正さ
れた欠陥サイズが検出されるので、欠陥サイズが更に正
確に検出される。
板により実行することによって、欠陥のX軸方向の長さ
の補正が行われた車輪踏面14a上の欠陥サイズが求め
られる。この場合、Y軸と共にX軸方向の長さが補正さ
れた欠陥サイズが検出されるので、欠陥サイズが更に正
確に検出される。
【0128】実施例13.上記実施例1〜実施例12で
は、レール1a側に光電スイッチ10a−1〜10a−
10、カメラ11a−1〜11a−10、照明装置12
a−1〜12a−10、レール1b側に光電スイッチ1
0b−1〜10b−10、カメラ11b−1〜11b−
10、照明装置12b−1〜12b−10を固定して走
行する列車13の車輪踏面14aの画像データを入力し
て排障器51、ブレーキ52で隠れた部分を検査する方
法について説明した。
は、レール1a側に光電スイッチ10a−1〜10a−
10、カメラ11a−1〜11a−10、照明装置12
a−1〜12a−10、レール1b側に光電スイッチ1
0b−1〜10b−10、カメラ11b−1〜11b−
10、照明装置12b−1〜12b−10を固定して走
行する列車13の車輪踏面14aの画像データを入力し
て排障器51、ブレーキ52で隠れた部分を検査する方
法について説明した。
【0129】だが、これに限らず、カメラ11a−1〜
11a−10、11b−1〜11b−10、照明装置1
2a−1〜12a−10、12b−1〜12b−10を
レール1に平行に移動可能な土台に配設し、列車13の
入庫または出庫時に土台を移動して排障器51、ブレー
キ52で隠れた部分を検査する方法について説明する。
11a−10、11b−1〜11b−10、照明装置1
2a−1〜12a−10、12b−1〜12b−10を
レール1に平行に移動可能な土台に配設し、列車13の
入庫または出庫時に土台を移動して排障器51、ブレー
キ52で隠れた部分を検査する方法について説明する。
【0130】図18はカメラ11a−1〜11a−1
0、照明装置12a−1〜12a−10をレール1aに
平行に移動可能な土台に、カメラ11b−1〜11b−
10、照明装置12b−1〜12b−10をレール1b
に平行に移動可能な土台に配設した場合の概略図であ
る。図において53aはレール1a側にカメラ11a−
1〜11a−10と照明装置12a−1〜12a−10
を乗せたレール1に平行に移動可能な土台、53bはレ
ール1b側にカメラ11b−1〜11b−10と照明装
置12b−1〜12b−10を乗せたレール1に平行に
移動可能な土台、10c−1〜10c−10は列車13
の入庫時に車輪14を検知する光電スイッチであり車輪
14が通過し始める瞬間を検知し、10d−1〜10d
−10は列車13の出庫時に車輪14を検知する光電ス
イッチであり車輪14が通過し終わった瞬間を検知し、
光電スイッチ10c−1〜10c−10、10d−1〜
10d−10はレール1に対して固定されている。
0、照明装置12a−1〜12a−10をレール1aに
平行に移動可能な土台に、カメラ11b−1〜11b−
10、照明装置12b−1〜12b−10をレール1b
に平行に移動可能な土台に配設した場合の概略図であ
る。図において53aはレール1a側にカメラ11a−
1〜11a−10と照明装置12a−1〜12a−10
を乗せたレール1に平行に移動可能な土台、53bはレ
ール1b側にカメラ11b−1〜11b−10と照明装
置12b−1〜12b−10を乗せたレール1に平行に
移動可能な土台、10c−1〜10c−10は列車13
の入庫時に車輪14を検知する光電スイッチであり車輪
14が通過し始める瞬間を検知し、10d−1〜10d
−10は列車13の出庫時に車輪14を検知する光電ス
イッチであり車輪14が通過し終わった瞬間を検知し、
光電スイッチ10c−1〜10c−10、10d−1〜
10d−10はレール1に対して固定されている。
【0131】また、光電スイッチ10c−1と光電スイ
ッチ10d−1は150mm離れて配設されている。入
庫時の列車13の進行方向と出庫時の列車13の進行方
向は逆であるため、入庫または出庫時にレール1に対し
て同じ位置で配設された光電スイッチ10で車輪14を
検知すると、カメラ11が撮像する時の車輪14の位置
に入庫時と出庫時でずれが生じるため、入庫時と出庫時
では列車13を検知する光電スイッチ10を変えてい
る。50bは列車13が出庫する方向に光電スイッチ1
0d−10から80メートル以上離れた位置に配設され
た列車検知器である。54は列車13が入庫時の土台5
3a、53bの列車入庫土台位置、55は列車13が出
庫時の土台53a、53bの列車出庫土台位置であり、
列車入庫土台位置54と列車出庫土台位置55は150
mm位置がずれている。
ッチ10d−1は150mm離れて配設されている。入
庫時の列車13の進行方向と出庫時の列車13の進行方
向は逆であるため、入庫または出庫時にレール1に対し
て同じ位置で配設された光電スイッチ10で車輪14を
検知すると、カメラ11が撮像する時の車輪14の位置
に入庫時と出庫時でずれが生じるため、入庫時と出庫時
では列車13を検知する光電スイッチ10を変えてい
る。50bは列車13が出庫する方向に光電スイッチ1
0d−10から80メートル以上離れた位置に配設され
た列車検知器である。54は列車13が入庫時の土台5
3a、53bの列車入庫土台位置、55は列車13が出
庫時の土台53a、53bの列車出庫土台位置であり、
列車入庫土台位置54と列車出庫土台位置55は150
mm位置がずれている。
【0132】また、光電スイッチ10c−1〜10c−
10、10d−1〜10d−10、カメラ11a−1〜
11a−10、11b−1〜11b−10、照明装置1
2a−1〜12a−10、12b−1〜12b−10
は、270mm間隔で配設されている。
10、10d−1〜10d−10、カメラ11a−1〜
11a−10、11b−1〜11b−10、照明装置1
2a−1〜12a−10、12b−1〜12b−10
は、270mm間隔で配設されている。
【0133】動作は定期検査等のため検修庫に入庫する
列車13に対して、列車13が入庫してくると列車検知
器50aで列車13を検知し列車検出信号K−1が画像
処理装置20に入力される。画像処理装置20に入力さ
れた列車検出信号K−1はCPU基板15で受信され、
CPU基板15は土台53aに配設されている照明装置
12a−1〜12a−10と土台52bに配設されてい
る照明装置12b−1〜12b−10を実施例1と同様
に点灯する。また、土台53a、53bを図18の列車
入庫土台位置54に移動する。
列車13に対して、列車13が入庫してくると列車検知
器50aで列車13を検知し列車検出信号K−1が画像
処理装置20に入力される。画像処理装置20に入力さ
れた列車検出信号K−1はCPU基板15で受信され、
CPU基板15は土台53aに配設されている照明装置
12a−1〜12a−10と土台52bに配設されてい
る照明装置12b−1〜12b−10を実施例1と同様
に点灯する。また、土台53a、53bを図18の列車
入庫土台位置54に移動する。
【0134】光電スイッチ10c−1で車輪14の通過
し始める瞬間を検知すると画像入出力基板16は車輪検
出信号A−1に基づきトリガ信号発生部16aから図4
に示されるトリガ信号B−1を発生する。このトリガ信
号B−1により土台53aに配設されているカメラ11
a−1と土台53bに配設されているカメラ11b−1
が駆動され、照明装置12a−1、12b−1によって
照された図3に示される両側の車輪踏面14aの画像デ
ータが撮像され、以下実施例1と同様に処理され欠陥を
検査する。
し始める瞬間を検知すると画像入出力基板16は車輪検
出信号A−1に基づきトリガ信号発生部16aから図4
に示されるトリガ信号B−1を発生する。このトリガ信
号B−1により土台53aに配設されているカメラ11
a−1と土台53bに配設されているカメラ11b−1
が駆動され、照明装置12a−1、12b−1によって
照された図3に示される両側の車輪踏面14aの画像デ
ータが撮像され、以下実施例1と同様に処理され欠陥を
検査する。
【0135】また、順次光電スイッチ10c−2〜10
c−10で検知された車輪14は車輪検出信号に基づき
カメラ11a−2〜11a−10、11b−2〜11b
−10により順次撮像され実施例1と同様に処理され
る。検修庫から列車13が出庫する時は、列車検知器5
0bで列車13を検知し列車検出信号K−1が画像処理
装置20に入力される。画像処理装置20に入力された
列車検出信号K−1はCPU基板15で受信され、CP
U基板15は土台53aに配設されている照明装置12
a−1〜12a−10と土台53bに配設されている照
明装置12b−1〜12b−10を実施例1と同様に点
灯する。
c−10で検知された車輪14は車輪検出信号に基づき
カメラ11a−2〜11a−10、11b−2〜11b
−10により順次撮像され実施例1と同様に処理され
る。検修庫から列車13が出庫する時は、列車検知器5
0bで列車13を検知し列車検出信号K−1が画像処理
装置20に入力される。画像処理装置20に入力された
列車検出信号K−1はCPU基板15で受信され、CP
U基板15は土台53aに配設されている照明装置12
a−1〜12a−10と土台53bに配設されている照
明装置12b−1〜12b−10を実施例1と同様に点
灯する。
【0136】また、土台53a、53bを図18の列車
出庫土台位置55に移動する。光電スイッチ10d−1
0で車輪14の通過し終わる瞬間を検知すると画像入出
力基板16は車輪検出信号A−1に基づきトリガ信号発
生部16aから図4に示されるトリガ信号B−1を発生
する。このトリガ信号B−1により土台53aに配設さ
れているカメラ11a−10と土台53bに配設されて
いるカメラ11b−10が駆動され、照明装置12a−
10、12b−10によって照された図3に示される両
側の車輪踏面14aの画像データが撮像され、以下実施
例1と同様に処理され欠陥を検査する。また、順次光電
スイッチ10d−2〜10d−10で検知された車輪1
4は車輪検出信号A−1に基づきカメラ11a−2〜1
1a−10、11b−2〜11b−10により順次撮像
され実施例1と同様に処理される。
出庫土台位置55に移動する。光電スイッチ10d−1
0で車輪14の通過し終わる瞬間を検知すると画像入出
力基板16は車輪検出信号A−1に基づきトリガ信号発
生部16aから図4に示されるトリガ信号B−1を発生
する。このトリガ信号B−1により土台53aに配設さ
れているカメラ11a−10と土台53bに配設されて
いるカメラ11b−10が駆動され、照明装置12a−
10、12b−10によって照された図3に示される両
側の車輪踏面14aの画像データが撮像され、以下実施
例1と同様に処理され欠陥を検査する。また、順次光電
スイッチ10d−2〜10d−10で検知された車輪1
4は車輪検出信号A−1に基づきカメラ11a−2〜1
1a−10、11b−2〜11b−10により順次撮像
され実施例1と同様に処理される。
【0137】ここで、列車13の出庫時は列車13の走
行方向が入庫時と反対であるため、光電スイッチ10d
−1〜10d−10、カメラ11a−1〜11a−1
0、11b−1〜11b−10の駆動は光電スイッチ1
0d−10、カメラ11a−10、11b−10から駆
動される。このように列車13の入庫または出庫時に土
台53a、53bを移動することで、入庫時に排障器5
1、ブレーキ52で隠れカメラ11で撮像できなかった
車輪踏面14aの部分が出庫時に撮像でき、排障器5
1、ブレーキ52で隠れた部分を検査できる。
行方向が入庫時と反対であるため、光電スイッチ10d
−1〜10d−10、カメラ11a−1〜11a−1
0、11b−1〜11b−10の駆動は光電スイッチ1
0d−10、カメラ11a−10、11b−10から駆
動される。このように列車13の入庫または出庫時に土
台53a、53bを移動することで、入庫時に排障器5
1、ブレーキ52で隠れカメラ11で撮像できなかった
車輪踏面14aの部分が出庫時に撮像でき、排障器5
1、ブレーキ52で隠れた部分を検査できる。
【0138】この実施例では、列車の入庫、出庫時の2
回の検査で排障器51、ブレーキ52で隠されて検査で
きなかった部分を検査できるようにしたが、この2回の
検査を同一方向からの検査とし、それぞれ2回の検査に
おいて上記と同様に土台を150mm移動して検査する
ことで同様の効果が得られる。
回の検査で排障器51、ブレーキ52で隠されて検査で
きなかった部分を検査できるようにしたが、この2回の
検査を同一方向からの検査とし、それぞれ2回の検査に
おいて上記と同様に土台を150mm移動して検査する
ことで同様の効果が得られる。
【0139】また、同一方向から検査することで、列車
検知器50aまたは50bのいずれかが省略でき、カメ
ラ11からの画像データ入力のシーケンスも一方向のみ
で良い。更に、この実施例では検修庫に定期検査で入庫
する列車に対しても検査を実施しているが、これに限ら
ず電車区への引き込み線、或いは列車を洗浄する洗浄線
等で検査しても良い。
検知器50aまたは50bのいずれかが省略でき、カメ
ラ11からの画像データ入力のシーケンスも一方向のみ
で良い。更に、この実施例では検修庫に定期検査で入庫
する列車に対しても検査を実施しているが、これに限ら
ず電車区への引き込み線、或いは列車を洗浄する洗浄線
等で検査しても良い。
【0140】実施例14.上記、実施例13では、カメ
ラ11a−1〜11a−10、11b−1〜11b−1
0、照明装置12a−1〜12a−10、12b−1〜
12b−10をレール1に平行に移動可能な土台に配設
し、光電スイッチ10c−1〜10c−10、10d−
1〜10d−10はレール1に対して固定され、列車1
3の入庫または出庫時に土台を移動して排障器51、ブ
レーキ52で隠れた部分を検査したが、光電スイッチ1
0もカメラ11a−1〜11a−10、11b−1〜1
1b−10と照明装置12a−1〜12a−10、12
b−1〜12b−10と同様にレール1に対して平行移
動が可能な土台に配設しても良い。
ラ11a−1〜11a−10、11b−1〜11b−1
0、照明装置12a−1〜12a−10、12b−1〜
12b−10をレール1に平行に移動可能な土台に配設
し、光電スイッチ10c−1〜10c−10、10d−
1〜10d−10はレール1に対して固定され、列車1
3の入庫または出庫時に土台を移動して排障器51、ブ
レーキ52で隠れた部分を検査したが、光電スイッチ1
0もカメラ11a−1〜11a−10、11b−1〜1
1b−10と照明装置12a−1〜12a−10、12
b−1〜12b−10と同様にレール1に対して平行移
動が可能な土台に配設しても良い。
【0141】図19は光電スイッチ10g−1〜10g
−10、カメラ11a−1〜11a−10、照明装置1
2a−1〜12a−10をレール1aに平行に移動可能
な土台に、カメラ11b−1〜11b−10、照明装置
12b−1〜12b−10をレール1bに平行に移動可
能な土台に配設した場合の概略図である。図において5
3cはレール1a側に光電スイッチ10g−1〜10g
−10、カメラ11a−1〜11a−10、照明装置1
2a−1〜12a−10を乗せたレール1に平行に移動
可能な土台、53bはレール1b側にカメラ11b−1
〜11b−10と照明装置12b−1〜12b−10を
乗せたレール1に平行に移動可能な土台である。図20
は、タイミングチャートである。
−10、カメラ11a−1〜11a−10、照明装置1
2a−1〜12a−10をレール1aに平行に移動可能
な土台に、カメラ11b−1〜11b−10、照明装置
12b−1〜12b−10をレール1bに平行に移動可
能な土台に配設した場合の概略図である。図において5
3cはレール1a側に光電スイッチ10g−1〜10g
−10、カメラ11a−1〜11a−10、照明装置1
2a−1〜12a−10を乗せたレール1に平行に移動
可能な土台、53bはレール1b側にカメラ11b−1
〜11b−10と照明装置12b−1〜12b−10を
乗せたレール1に平行に移動可能な土台である。図20
は、タイミングチャートである。
【0142】動作は定期検査等のため検修庫に入庫する
列車13に対して、列車13が入庫してくると列車検知
器50aで列車13を検知し列車検出信号K−1が画像
処理装置20に入力される。画像処理装置20に入力さ
れた列車検出信号K−1はCPU基板15で受信され、
CPU基板15は土台53cに配設されている照明装置
12a−1〜12a−10と土台53bに配設されてい
る照明装置12b−1〜12b−10を実施例1と同様
に点灯し、画像入出力基板16に列車13の入庫情報を
設定する。
列車13に対して、列車13が入庫してくると列車検知
器50aで列車13を検知し列車検出信号K−1が画像
処理装置20に入力される。画像処理装置20に入力さ
れた列車検出信号K−1はCPU基板15で受信され、
CPU基板15は土台53cに配設されている照明装置
12a−1〜12a−10と土台53bに配設されてい
る照明装置12b−1〜12b−10を実施例1と同様
に点灯し、画像入出力基板16に列車13の入庫情報を
設定する。
【0143】また、土台53c、53bを図19の列車
入庫土台位置54に移動する。光電スイッチ10g−1
で車輪14を検知すると画像入出力基板16は車輪検出
信号D−1の立ち上がりに基づきトリガ信号発生部16
aから図20に示されるトリガ信号B−1を発生する。
入庫土台位置54に移動する。光電スイッチ10g−1
で車輪14を検知すると画像入出力基板16は車輪検出
信号D−1の立ち上がりに基づきトリガ信号発生部16
aから図20に示されるトリガ信号B−1を発生する。
【0144】このトリガ信号B−1により土台53cに
配設されているカメラ11a−1と土台53bに配設さ
れているカメラ11b−1が駆動され、照明装置12a
−1、12b−1によって照された図3に示される両側
の車輪踏面14aの画像データが撮像され、以下実施例
1と同様に処理され欠陥を検査する。また、順次光電ス
イッチ10g−2〜10g−10で検知された車輪14
は車輪検出信号D−1に基づきカメラ11a−2〜11
a−10、11b−2〜11b−10により順次撮像さ
れ実施例1と同様に処理される。
配設されているカメラ11a−1と土台53bに配設さ
れているカメラ11b−1が駆動され、照明装置12a
−1、12b−1によって照された図3に示される両側
の車輪踏面14aの画像データが撮像され、以下実施例
1と同様に処理され欠陥を検査する。また、順次光電ス
イッチ10g−2〜10g−10で検知された車輪14
は車輪検出信号D−1に基づきカメラ11a−2〜11
a−10、11b−2〜11b−10により順次撮像さ
れ実施例1と同様に処理される。
【0145】検修庫から列車13が出庫する時は、列車
検知器50bで列車13を検知し列車検出信号K−1が
画像処理装置20に入力される。画像処理装置20に入
力された列車検出信号K−1はCPU基板15で受信さ
れ、CPU基板15は土台53cに配設されている照明
装置12a−1〜12a−10と土台53bに配設され
ている照明装置12b−1〜12b−10を実施例1と
同様に点灯し、画像入出力基板16に列車13の出庫情
報を設定する。
検知器50bで列車13を検知し列車検出信号K−1が
画像処理装置20に入力される。画像処理装置20に入
力された列車検出信号K−1はCPU基板15で受信さ
れ、CPU基板15は土台53cに配設されている照明
装置12a−1〜12a−10と土台53bに配設され
ている照明装置12b−1〜12b−10を実施例1と
同様に点灯し、画像入出力基板16に列車13の出庫情
報を設定する。
【0146】また、土台53c、53bを図19の列車
出庫土台位置55に移動する。光電スイッチ10g−1
0で車輪14を検知すると画像入出力基板16は車輪検
出信号D−1の立ち下がりに基づきトリガ信号発生部1
6aから図20に示されるトリガ信号B−1を発生す
る。このトリガ信号B−1により土台53cに配設され
ているカメラ11a−10と土台53bに配設されてい
るカメラ11b−10が駆動され、照明装置12a−1
0、12b−10によって照された図3に示される両側
の車輪踏面14aの画像データが撮像され、以下実施例
1と同様に処理され欠陥を検査する。
出庫土台位置55に移動する。光電スイッチ10g−1
0で車輪14を検知すると画像入出力基板16は車輪検
出信号D−1の立ち下がりに基づきトリガ信号発生部1
6aから図20に示されるトリガ信号B−1を発生す
る。このトリガ信号B−1により土台53cに配設され
ているカメラ11a−10と土台53bに配設されてい
るカメラ11b−10が駆動され、照明装置12a−1
0、12b−10によって照された図3に示される両側
の車輪踏面14aの画像データが撮像され、以下実施例
1と同様に処理され欠陥を検査する。
【0147】また、順次光電スイッチ10g−2〜10
g−10で検知された車輪14は車輪検出信号に基づき
カメラ11a−2〜11a−10、11b−2〜11b
−10により順次撮像され実施例1と同様に処理され
る。ここで、列車13の出庫時は列車13の走行方向が
入庫時と反対であるため、光電スイッチ10g−1〜1
0g−10、カメラ11a−1〜11a−10、11b
−1〜11b−10の駆動は光電スイッチ10d−1
0、カメラ11a−10、11b−10から駆動され
る。
g−10で検知された車輪14は車輪検出信号に基づき
カメラ11a−2〜11a−10、11b−2〜11b
−10により順次撮像され実施例1と同様に処理され
る。ここで、列車13の出庫時は列車13の走行方向が
入庫時と反対であるため、光電スイッチ10g−1〜1
0g−10、カメラ11a−1〜11a−10、11b
−1〜11b−10の駆動は光電スイッチ10d−1
0、カメラ11a−10、11b−10から駆動され
る。
【0148】このように列車13の入庫または出庫時に
土台53c、53bを移動することで、入庫時に排障器
51、ブレーキ52で隠れカメラ11で撮像できなかっ
た車輪踏面14aの部分が出庫時に撮像でき、排障器5
1、ブレーキ52で隠れた部分を検査できる。
土台53c、53bを移動することで、入庫時に排障器
51、ブレーキ52で隠れカメラ11で撮像できなかっ
た車輪踏面14aの部分が出庫時に撮像でき、排障器5
1、ブレーキ52で隠れた部分を検査できる。
【0149】この実施例では、列車の入庫、出庫時の2
回の検査で排障器51、ブレーキ52で隠されて検査で
きなかった部分を検査できるようにしたが、この2回の
検査を同一方向からの検査とし、それぞれ2回の検査に
おいて上記と同様に土台を150mm移動して検査する
ことで同様の効果が得られる。
回の検査で排障器51、ブレーキ52で隠されて検査で
きなかった部分を検査できるようにしたが、この2回の
検査を同一方向からの検査とし、それぞれ2回の検査に
おいて上記と同様に土台を150mm移動して検査する
ことで同様の効果が得られる。
【0150】また、同一方向から検査することで、列車
検知器50aまたは50bのいずれかが省略でき、カメ
ラ11からの画像データ入力のシーケンスも一方向のみ
で良い。更に、この実施例では検修庫に定期検査で入庫
する列車に対しても検査を実施しているが、これに限ら
ず電車区への引き込み線、或いは列車を洗浄する洗浄線
等で検査しても良い。
検知器50aまたは50bのいずれかが省略でき、カメ
ラ11からの画像データ入力のシーケンスも一方向のみ
で良い。更に、この実施例では検修庫に定期検査で入庫
する列車に対しても検査を実施しているが、これに限ら
ず電車区への引き込み線、或いは列車を洗浄する洗浄線
等で検査しても良い。
【0151】実施例15.上記実施例1では、レール1
a側に光電スイッチ10a−1〜10a−10、カメラ
11a−1〜11a−10、照明装置12a−1〜12
a−10、レール1b側に光電スイッチ10b−1〜1
0b−10、カメラ11b−1〜11b−10、照明装
置12b−1〜12b−10を固定して走行する列車1
3の車輪踏面14aの画像データを入力して排障器5
1、ブレーキ52で隠れた部分を検査する方法について
説明したが、これに限らず、カメラ・フォーカスとカメ
ラ設置角度が変更可能なカメラ11c−1〜11c−1
0をレール1a側に、カメラ11d−1〜11d−1を
レール1b側に配設して、列車13の入庫または出庫時
に車輪14を撮像して排障器51、ブレーキ52で隠れ
た部分を検査する方法について説明する。
a側に光電スイッチ10a−1〜10a−10、カメラ
11a−1〜11a−10、照明装置12a−1〜12
a−10、レール1b側に光電スイッチ10b−1〜1
0b−10、カメラ11b−1〜11b−10、照明装
置12b−1〜12b−10を固定して走行する列車1
3の車輪踏面14aの画像データを入力して排障器5
1、ブレーキ52で隠れた部分を検査する方法について
説明したが、これに限らず、カメラ・フォーカスとカメ
ラ設置角度が変更可能なカメラ11c−1〜11c−1
0をレール1a側に、カメラ11d−1〜11d−1を
レール1b側に配設して、列車13の入庫または出庫時
に車輪14を撮像して排障器51、ブレーキ52で隠れ
た部分を検査する方法について説明する。
【0152】図21はカメラ・フォーカスとカメラ設置
角度が変更可能なカメラ11c−1〜11c−10をレ
ール1a側に、カメラ11d−1〜11d−1をレール
1b側に配設した概略図であり、11c−1〜11c−
10はカメラ・フォーカスとカメラ設置角度を変更でき
るレール1a側に配設したカメラ、11d−1〜11d
−10はカメラ・フォーカスとカメラ設置角度を変更で
きるレール1b側に配設したカメラである。また、光電
スイッチ10c−1〜10c−10、10d−1〜10
d−10、カメラ11c−1〜11c−10、11d−
1〜11d−10、照明装置12a−1〜12a−1
0、12b−1〜12b−10は、270mm間隔で配
設されている。
角度が変更可能なカメラ11c−1〜11c−10をレ
ール1a側に、カメラ11d−1〜11d−1をレール
1b側に配設した概略図であり、11c−1〜11c−
10はカメラ・フォーカスとカメラ設置角度を変更でき
るレール1a側に配設したカメラ、11d−1〜11d
−10はカメラ・フォーカスとカメラ設置角度を変更で
きるレール1b側に配設したカメラである。また、光電
スイッチ10c−1〜10c−10、10d−1〜10
d−10、カメラ11c−1〜11c−10、11d−
1〜11d−10、照明装置12a−1〜12a−1
0、12b−1〜12b−10は、270mm間隔で配
設されている。
【0153】動作は定期検査等のため検修庫に入庫する
列車13に対して、列車13が入庫してくると列車検知
器50aで列車13を検知し列車検出信号K−1が画像
処理装置20に入力される。画像処理装置20に入力さ
れた列車検出信号K−1はCPU基板15で受信され、
CPU基板15は照明装置12a−1〜12a−10、
12b−1〜12b−10を実施例1と同様に点灯す
る。また、CPU基板15はカメラ11c−1〜11c
−10、11d−1〜11d−10のフォーカス、設置
角度を列車13が入庫してくる場合に合せて変更を行
う。
列車13に対して、列車13が入庫してくると列車検知
器50aで列車13を検知し列車検出信号K−1が画像
処理装置20に入力される。画像処理装置20に入力さ
れた列車検出信号K−1はCPU基板15で受信され、
CPU基板15は照明装置12a−1〜12a−10、
12b−1〜12b−10を実施例1と同様に点灯す
る。また、CPU基板15はカメラ11c−1〜11c
−10、11d−1〜11d−10のフォーカス、設置
角度を列車13が入庫してくる場合に合せて変更を行
う。
【0154】光電スイッチ10c−1で車輪14の通過
し始める瞬間を検知すると画像入出力基板16は車輪検
出信号A−1に基づきトリガ信号発生部16aから図4
に示されるトリガ信号B−1を発生する。このトリガ信
号B−1によりカメラ11c−1、11d−1が駆動さ
れ、照明装置12a−1、12b−1によって照された
図3に示される両側の車輪踏面14aの画像データが撮
像され、以下実施例1と同様に処理され欠陥を検査す
る。また、順次光電スイッチ10c−2〜10c−10
で検知された車輪14は車輪検出信号に基づきカメラ1
1c−2〜11c−10、11d−2〜11d−10に
より順次撮像され実施例1と同様に処理される。
し始める瞬間を検知すると画像入出力基板16は車輪検
出信号A−1に基づきトリガ信号発生部16aから図4
に示されるトリガ信号B−1を発生する。このトリガ信
号B−1によりカメラ11c−1、11d−1が駆動さ
れ、照明装置12a−1、12b−1によって照された
図3に示される両側の車輪踏面14aの画像データが撮
像され、以下実施例1と同様に処理され欠陥を検査す
る。また、順次光電スイッチ10c−2〜10c−10
で検知された車輪14は車輪検出信号に基づきカメラ1
1c−2〜11c−10、11d−2〜11d−10に
より順次撮像され実施例1と同様に処理される。
【0155】検修庫から列車13が出庫する時は、列車
検知器50bで列車13を検知し列車検出信号K−1が
画像処理装置20に入力される。画像処理装置20に入
力された列車検出信号K−1はCPU基板15で受信さ
れ、CPU基板15は照明装置12a−1〜12a−1
0、12b−1〜12b−10を実施例1と同様に点灯
する。また、CPU基板15はカメラ11c−1〜11
c−10、11d−1〜11d−10のフォーカス、設
置角度を列車13が出庫する場合に合せて変更を行う。
検知器50bで列車13を検知し列車検出信号K−1が
画像処理装置20に入力される。画像処理装置20に入
力された列車検出信号K−1はCPU基板15で受信さ
れ、CPU基板15は照明装置12a−1〜12a−1
0、12b−1〜12b−10を実施例1と同様に点灯
する。また、CPU基板15はカメラ11c−1〜11
c−10、11d−1〜11d−10のフォーカス、設
置角度を列車13が出庫する場合に合せて変更を行う。
【0156】出庫時のフォーカス、設置角度の変更位置
は、入庫時の撮像地点より150mmずれた位置であ
り、150mmずらすことで、入庫時に排障器51、ブ
レーキ52で隠れていた車輪踏面14aの部分が、出庫
時には排障器51、ブレーキ52で隠れることなく車輪
踏面14aの画像データを入力できる。光電スイッチ1
0d−10で車輪14の通過し終わる瞬間を検知すると
画像入出力基板16は車輪検出信号A−1に基づきトリ
ガ信号発生部16aから図4に示されるトリガ信号B−
1を発生する。
は、入庫時の撮像地点より150mmずれた位置であ
り、150mmずらすことで、入庫時に排障器51、ブ
レーキ52で隠れていた車輪踏面14aの部分が、出庫
時には排障器51、ブレーキ52で隠れることなく車輪
踏面14aの画像データを入力できる。光電スイッチ1
0d−10で車輪14の通過し終わる瞬間を検知すると
画像入出力基板16は車輪検出信号A−1に基づきトリ
ガ信号発生部16aから図4に示されるトリガ信号B−
1を発生する。
【0157】このトリガ信号B−1によりカメラ11c
−10、11d−10が駆動され、照明装置12a−1
0、12b−10によって照された図3に示される両側
の車輪踏面14aの画像データが撮像され、以下実施例
1と同様に処理され欠陥を検査する。また、順次光電ス
イッチ10c−2〜10c−10で検知された車輪14
は車輪検出信号に基づきカメラ11c−2〜11c−1
0、11d−2〜11d−10により順次撮像され実施
例1と同様に処理される。
−10、11d−10が駆動され、照明装置12a−1
0、12b−10によって照された図3に示される両側
の車輪踏面14aの画像データが撮像され、以下実施例
1と同様に処理され欠陥を検査する。また、順次光電ス
イッチ10c−2〜10c−10で検知された車輪14
は車輪検出信号に基づきカメラ11c−2〜11c−1
0、11d−2〜11d−10により順次撮像され実施
例1と同様に処理される。
【0158】ここで、列車13の出庫時は列車13の走
行方向が入庫時と反対であるため、光電スイッチ10d
−1〜10d−10、カメラ11c−1〜11c−1
0、11d−1〜11d−10の駆動は光電スイッチ1
0d−10、カメラ11c−10、11d−10から駆
動される。
行方向が入庫時と反対であるため、光電スイッチ10d
−1〜10d−10、カメラ11c−1〜11c−1
0、11d−1〜11d−10の駆動は光電スイッチ1
0d−10、カメラ11c−10、11d−10から駆
動される。
【0159】このように列車13の入庫または出庫時に
合せてカメラ・フォーカスとカメラ設置角度を合せるこ
とで、入庫時に排障器51、ブレーキ52で隠れカメラ
11で撮像できなかった車輪踏面14aの部分が出庫時
に撮像でき、排障器51、ブレーキ52で隠れた部分を
検査できる。
合せてカメラ・フォーカスとカメラ設置角度を合せるこ
とで、入庫時に排障器51、ブレーキ52で隠れカメラ
11で撮像できなかった車輪踏面14aの部分が出庫時
に撮像でき、排障器51、ブレーキ52で隠れた部分を
検査できる。
【0160】この実施例では、列車の入庫、出庫時の2
回の検査で排障器51、ブレーキ52で隠されて検査で
きなかった部分を検査できるようにしたが、この2回の
検査を同一方向からの検査とし、それぞれ2回の検査に
おいて上記と同様にカメラフォーカスとカメラ設置角度
を変更し、撮像地点を150mm移動して検査すること
で同様の効果が得られる。
回の検査で排障器51、ブレーキ52で隠されて検査で
きなかった部分を検査できるようにしたが、この2回の
検査を同一方向からの検査とし、それぞれ2回の検査に
おいて上記と同様にカメラフォーカスとカメラ設置角度
を変更し、撮像地点を150mm移動して検査すること
で同様の効果が得られる。
【0161】また、同一方向から検査することで、列車
検知器50aまたは50bのいずれかが省略でき、カメ
ラ11からの画像データ入力のシーケンスも一方向のみ
で良い。更に、この実施例では検修庫に定期検査で入庫
する列車に対しても検査を実施しているが、これに限ら
ず電車区への引き込み線、或いは列車を洗浄する洗浄線
等で検査しても良い。
検知器50aまたは50bのいずれかが省略でき、カメ
ラ11からの画像データ入力のシーケンスも一方向のみ
で良い。更に、この実施例では検修庫に定期検査で入庫
する列車に対しても検査を実施しているが、これに限ら
ず電車区への引き込み線、或いは列車を洗浄する洗浄線
等で検査しても良い。
【0162】実施例16.実施例1では、光電スイッチ
10a−1〜10a−10、10b−1〜10b−1
0、カメラ11a−1〜11a−10、11b−1〜1
1b−10、照明装置12a−1〜12a−10、12
b−1〜12b−10を270mm間隔でレール1の両
側に配設したが、この配設では前方のカメラが後方のカ
メラの視野に入り、カメラ11で撮像される画像データ
に、前方のカメラ11が撮像されてしまう。前方のカメ
ラ11が撮像されない方法について説明する。
10a−1〜10a−10、10b−1〜10b−1
0、カメラ11a−1〜11a−10、11b−1〜1
1b−10、照明装置12a−1〜12a−10、12
b−1〜12b−10を270mm間隔でレール1の両
側に配設したが、この配設では前方のカメラが後方のカ
メラの視野に入り、カメラ11で撮像される画像データ
に、前方のカメラ11が撮像されてしまう。前方のカメ
ラ11が撮像されない方法について説明する。
【0163】図22は、光電スイッチ10e−1〜10
e−14、10f−1〜10f−14、カメラ11e−
1〜11e−14、11f−1〜11f−14、照明装
置12e−1〜12e−14、12f−1〜12f−1
4を405mm間隔でレール1の両側に配設した図であ
り、図23は図22で示した配置のカメラ11e−1〜
11e−14、11f−1〜11f−14で車輪踏面1
4aを撮像する場合の分割状態を示した図である。
e−14、10f−1〜10f−14、カメラ11e−
1〜11e−14、11f−1〜11f−14、照明装
置12e−1〜12e−14、12f−1〜12f−1
4を405mm間隔でレール1の両側に配設した図であ
り、図23は図22で示した配置のカメラ11e−1〜
11e−14、11f−1〜11f−14で車輪踏面1
4aを撮像する場合の分割状態を示した図である。
【0164】動作は実施例1と同様に列車検知器50a
で列車13が検知され、CPU基板15が照明装置12
e−1〜12e−14、12f−1〜12f−14を点
灯する。そして、レール1a側の光電スイッチ10e−
1が車輪14を検知し、カメラ11e−1が車輪踏面1
4aを撮像する。撮像する部分は、図23の分割画像の
内のD1部分を撮像し、画像データを入力する。列車1
3が走行すると、順次、光電スイッチ12e−2〜12
e−10が車輪14を検知し、D2〜D14の車輪踏面
14aの分割画像をカメラ11e−2〜11e−14が
撮像して、画像データを入力する。
で列車13が検知され、CPU基板15が照明装置12
e−1〜12e−14、12f−1〜12f−14を点
灯する。そして、レール1a側の光電スイッチ10e−
1が車輪14を検知し、カメラ11e−1が車輪踏面1
4aを撮像する。撮像する部分は、図23の分割画像の
内のD1部分を撮像し、画像データを入力する。列車1
3が走行すると、順次、光電スイッチ12e−2〜12
e−10が車輪14を検知し、D2〜D14の車輪踏面
14aの分割画像をカメラ11e−2〜11e−14が
撮像して、画像データを入力する。
【0165】また、レール1b側においても、同様にレ
ール1a側の光電スイッチ10e−1〜10e−14、
カメラ11e−1〜11e−14、照明装置12e−1
〜12e−14と150mmずれて配設されている光電
スイッチ10f−1〜10f−14、カメラ11f−1
〜11f−14、照明装置12f−1〜12f−14
が、順次、車輪踏面14aを分割してD1〜D14の車
輪踏面14aの部分の画像データを入力する。このよう
に実施例1と同様に画像データを入力し、欠陥の有無を
判定する。
ール1a側の光電スイッチ10e−1〜10e−14、
カメラ11e−1〜11e−14、照明装置12e−1
〜12e−14と150mmずれて配設されている光電
スイッチ10f−1〜10f−14、カメラ11f−1
〜11f−14、照明装置12f−1〜12f−14
が、順次、車輪踏面14aを分割してD1〜D14の車
輪踏面14aの部分の画像データを入力する。このよう
に実施例1と同様に画像データを入力し、欠陥の有無を
判定する。
【0166】このように光電スイッチ10e−1〜10
e−14、10f−1〜10f−14、カメラ11e−
1〜11e−14、11f−1〜11f−14、照明装
置12e−1〜12e−14、12f−1〜12f−1
4を405mm間隔で配設すると、前方のカメラ11が
後方のカメラの視野に入らず前方のカメラ11を撮像す
ることなく、車輪14が2回転する間に、車輪踏面14
a全周の画像データを入力することができる。
e−14、10f−1〜10f−14、カメラ11e−
1〜11e−14、11f−1〜11f−14、照明装
置12e−1〜12e−14、12f−1〜12f−1
4を405mm間隔で配設すると、前方のカメラ11が
後方のカメラの視野に入らず前方のカメラ11を撮像す
ることなく、車輪14が2回転する間に、車輪踏面14
a全周の画像データを入力することができる。
【0167】実施例17.上記実施例1、実施例13、
実施例14、実施例15および実施例16では画像デー
タの濃度値の差を求めることで車輪踏面14aの欠陥の
有無を検査するが、排障器51、ブレーキ52が存在す
る車輪14において同様の検査を実施すると、排障器5
1、ブレーキ52を欠陥として判定する。排障器51、
ブレーキ52を欠陥として判定した場合の対策について
説明する。
実施例14、実施例15および実施例16では画像デー
タの濃度値の差を求めることで車輪踏面14aの欠陥の
有無を検査するが、排障器51、ブレーキ52が存在す
る車輪14において同様の検査を実施すると、排障器5
1、ブレーキ52を欠陥として判定する。排障器51、
ブレーキ52を欠陥として判定した場合の対策について
説明する。
【0168】図24の56は排障器51の基本パター
ン、57はブレーキ52の基本パターン、図25は排障
器51、ブレーキ52の検査方法について示した図であ
る。動作はカメラ11により入力された車輪踏面14a
の画像データについて実施例1で示したように欠陥の有
無を検査する。欠陥有りと判定された画像データについ
て排障器51、ブレーキ52の検査を実施する。
ン、57はブレーキ52の基本パターン、図25は排障
器51、ブレーキ52の検査方法について示した図であ
る。動作はカメラ11により入力された車輪踏面14a
の画像データについて実施例1で示したように欠陥の有
無を検査する。欠陥有りと判定された画像データについ
て排障器51、ブレーキ52の検査を実施する。
【0169】その方法は、前もって磁気ディスク装置2
1に記録されている排障器51の基本パターン56また
はブレーキ52の基本パターン57をCPU基板15が
磁気ディスク装置21から画像処理基板17に転送し、
画像処理基板17で画像データの原点から基本パターン
をX、Y方向に画素単位で移動し、基本パターンと形状
が同じ画像が存在した場合を排障器51またはブレーキ
52と判定し、その位置を排障器51、ブレーキ52の
位置とする。排障器51、ブレーキ52が検出された画
像データは、検出された排障器51、ブレーキ52を除
いた範囲について再度欠陥検査を実施する。このように
することで排障器51、ブレーキ52を欠陥と判定する
ことなく、欠陥を検査できる。
1に記録されている排障器51の基本パターン56また
はブレーキ52の基本パターン57をCPU基板15が
磁気ディスク装置21から画像処理基板17に転送し、
画像処理基板17で画像データの原点から基本パターン
をX、Y方向に画素単位で移動し、基本パターンと形状
が同じ画像が存在した場合を排障器51またはブレーキ
52と判定し、その位置を排障器51、ブレーキ52の
位置とする。排障器51、ブレーキ52が検出された画
像データは、検出された排障器51、ブレーキ52を除
いた範囲について再度欠陥検査を実施する。このように
することで排障器51、ブレーキ52を欠陥と判定する
ことなく、欠陥を検査できる。
【0170】また、カメラ11で入力された画像データ
内の排障器51、ブレーキ52の位置は、車輪14によ
って位置が違うため、編成車両のどの車両のどの車輪1
4に排障器51、ブレーキ52が存在するか前もって車
輪番号を記録しておき、入力された画像データから排障
器51、ブレーキ52が検出された車輪番号と記録され
ている車輪番号とを比較することで、排障器51、ブレ
ーキ52の検出精度を上げることができる。
内の排障器51、ブレーキ52の位置は、車輪14によ
って位置が違うため、編成車両のどの車両のどの車輪1
4に排障器51、ブレーキ52が存在するか前もって車
輪番号を記録しておき、入力された画像データから排障
器51、ブレーキ52が検出された車輪番号と記録され
ている車輪番号とを比較することで、排障器51、ブレ
ーキ52の検出精度を上げることができる。
【0171】実施例18.実施例17では、前もって登
録されている排障器51の基本パターン56、ブレーキ
52の基本パターン57をもとに入力された画像データ
から排障器51、ブレーキ52を検出したが、排障器5
1、ブレーキ52は色々な形状をしており、その形状に
あった基本パターンを登録しておく必要がある。また、
基本パターンは実際に存在する数種類の排障器51、ブ
レーキ52の形状にマッチするものであり、実際の形状
と多少の違いがある。従って、この多少の違いを無くす
ための方法について説明する。
録されている排障器51の基本パターン56、ブレーキ
52の基本パターン57をもとに入力された画像データ
から排障器51、ブレーキ52を検出したが、排障器5
1、ブレーキ52は色々な形状をしており、その形状に
あった基本パターンを登録しておく必要がある。また、
基本パターンは実際に存在する数種類の排障器51、ブ
レーキ52の形状にマッチするものであり、実際の形状
と多少の違いがある。従って、この多少の違いを無くす
ための方法について説明する。
【0172】登録されている排障器51の基本パターン
56、ブレーキ52の基本パターン57をもとに実施例
4と同様に入力された画像データから排障器51、ブレ
ーキ52を検出する。画像処理基板17はその検出され
た排障器51、ブレーキ52の形状を入力された画像デ
ータから抽出し、基本パターンと違いが生じている箇所
を実際の形状にあうように修正する。そして、その修正
のもととなった画像データの列車番号、車両番号、車輪
番号と修正された基本パターンとを合せてCPU基板1
5が、磁気ディスク装置21に記録する。修正され記録
された基本パターンが存在する列車13の車輪14が次
に検査される時は、この修正された基本パターンをもと
にして排障器51、ブレーキ52の検査を実施する。
56、ブレーキ52の基本パターン57をもとに実施例
4と同様に入力された画像データから排障器51、ブレ
ーキ52を検出する。画像処理基板17はその検出され
た排障器51、ブレーキ52の形状を入力された画像デ
ータから抽出し、基本パターンと違いが生じている箇所
を実際の形状にあうように修正する。そして、その修正
のもととなった画像データの列車番号、車両番号、車輪
番号と修正された基本パターンとを合せてCPU基板1
5が、磁気ディスク装置21に記録する。修正され記録
された基本パターンが存在する列車13の車輪14が次
に検査される時は、この修正された基本パターンをもと
にして排障器51、ブレーキ52の検査を実施する。
【0173】実施例19.実施例1、実施例13、実施
例14、実施例15および実施例16では、欠陥の有無
を値aを持つ集合を欠陥と判断し欠陥有りと判定した
が、強調処理(例えば”ディジタル画像処理:長尾真
監訳 近代科学社出版”で示されているようなラプラシ
アンフィルタ等のエッジ検出)後の画像データが255
階調のグレースケールで表れるような強調処理は、強調
処理後に2値化処理を実施し2階調で画像データを表し
て欠陥の有無を判定する。この2値化処理を入力した車
輪踏面14aの全画像データを自動で2値化処理する方
法を説明する。
例14、実施例15および実施例16では、欠陥の有無
を値aを持つ集合を欠陥と判断し欠陥有りと判定した
が、強調処理(例えば”ディジタル画像処理:長尾真
監訳 近代科学社出版”で示されているようなラプラシ
アンフィルタ等のエッジ検出)後の画像データが255
階調のグレースケールで表れるような強調処理は、強調
処理後に2値化処理を実施し2階調で画像データを表し
て欠陥の有無を判定する。この2値化処理を入力した車
輪踏面14aの全画像データを自動で2値化処理する方
法を説明する。
【0174】図26は、画像データのヒストグラムを示
している。入力された画像データの内、車輪踏面14a
上を検査範囲としてCPU基板15に検査員が予め登録
しておき、画像処理を実施する際にCPU基板15から
画像処理基板17にその検査範囲を設定する。車輪踏面
欠陥検査装置では、”ディジタル画像処理:長尾真 監
訳 近代科学社出版”で示されているPタイル法を使用
して登録されている車輪踏面14a上の検査範囲につい
て2値化レベルを設定しており、画像処理基板17でフ
ィルタ処理された画像データを濃度0から累積して95
%となる濃度に10加算した濃度を2値化レベルとして
いる。
している。入力された画像データの内、車輪踏面14a
上を検査範囲としてCPU基板15に検査員が予め登録
しておき、画像処理を実施する際にCPU基板15から
画像処理基板17にその検査範囲を設定する。車輪踏面
欠陥検査装置では、”ディジタル画像処理:長尾真 監
訳 近代科学社出版”で示されているPタイル法を使用
して登録されている車輪踏面14a上の検査範囲につい
て2値化レベルを設定しており、画像処理基板17でフ
ィルタ処理された画像データを濃度0から累積して95
%となる濃度に10加算した濃度を2値化レベルとして
いる。
【0175】図26において濃度kが2値化レベルであ
る。強調処理された画像データをこの2値化レベルで2
値化処理し、自動設定された2値化レベル以上の濃度を
持つ画素を255に、2値化レベルより小さな濃度を持
つ画素を0として、画像データを表す。そして、255
の値を持つ画素の集合を欠陥として欠陥の有無を判定す
る。この2値化レベルの自動設定を入力された全ての画
像データの車輪踏面14a上の検査範囲について実施す
る。このように入力された画像データの内、車輪踏面1
4a上の検査範囲についてのみ2値化レベルを自動設定
することで、車輪踏面14a以外の画像データによる2
値化レベル設定への影響を無くし、また、晴、曇、雨、
昼、夜といった外部環境に影響されることなく2値化レ
ベルを設定でき、欠陥の有無を判定することができる。
る。強調処理された画像データをこの2値化レベルで2
値化処理し、自動設定された2値化レベル以上の濃度を
持つ画素を255に、2値化レベルより小さな濃度を持
つ画素を0として、画像データを表す。そして、255
の値を持つ画素の集合を欠陥として欠陥の有無を判定す
る。この2値化レベルの自動設定を入力された全ての画
像データの車輪踏面14a上の検査範囲について実施す
る。このように入力された画像データの内、車輪踏面1
4a上の検査範囲についてのみ2値化レベルを自動設定
することで、車輪踏面14a以外の画像データによる2
値化レベル設定への影響を無くし、また、晴、曇、雨、
昼、夜といった外部環境に影響されることなく2値化レ
ベルを設定でき、欠陥の有無を判定することができる。
【0176】実施例20.実施例19では、2値化レベ
ルの自動設定を入力した全ての画像データに対して実施
したが、この2値化レベルの自動設定を編成車両の先頭
車輪14に対してのみ実施する方法を示す。カメラ11
は車輪14を10分割して車輪踏面14aを撮像し、画
像データを入力しており、編成車両の内、先頭の1車両
の車輪14(両側8個)で、各車輪14の分割撮像され
た10枚の画像の内の1枚に対して実施例19で示した
方法で2値化レベルを自動設定する。従って、2値レベ
ルの自動設定は、8画面の画像データに対して実施例1
9と同様に実施する。
ルの自動設定を入力した全ての画像データに対して実施
したが、この2値化レベルの自動設定を編成車両の先頭
車輪14に対してのみ実施する方法を示す。カメラ11
は車輪14を10分割して車輪踏面14aを撮像し、画
像データを入力しており、編成車両の内、先頭の1車両
の車輪14(両側8個)で、各車輪14の分割撮像され
た10枚の画像の内の1枚に対して実施例19で示した
方法で2値化レベルを自動設定する。従って、2値レベ
ルの自動設定は、8画面の画像データに対して実施例1
9と同様に実施する。
【0177】そして、設定された各画像の2値化レベル
の平均を求め、その求められた2値化レベルで編成車両
の全ての車輪14から入力された画像データに対して2
値化処理を実施する。このように画像データの2値化レ
ベルを自動設定することで、晴、曇、雨、昼、夜といっ
た外部環境に影響されることなく2値化レベルを設定で
き、また、全ての画像データの2値化レベルを求めるこ
となく、2値化を行える。
の平均を求め、その求められた2値化レベルで編成車両
の全ての車輪14から入力された画像データに対して2
値化処理を実施する。このように画像データの2値化レ
ベルを自動設定することで、晴、曇、雨、昼、夜といっ
た外部環境に影響されることなく2値化レベルを設定で
き、また、全ての画像データの2値化レベルを求めるこ
となく、2値化を行える。
【0178】実施例21.図27は実施例1、実施例1
3、実施例14、実施例15および実施例16での照明
装置10の配設を示した物であり、実施例1、実施例1
3、実施例14および実施例15での照明装置10は照
射面が均一でないため、図27に示すように照明装置1
0の光軸の方向を車輪踏面14aからはずし、レール1
の下方に向くように配設することで、照明装置10のハ
イライト部分が車輪踏面14aに写らないようにしてい
る。
3、実施例14、実施例15および実施例16での照明
装置10の配設を示した物であり、実施例1、実施例1
3、実施例14および実施例15での照明装置10は照
射面が均一でないため、図27に示すように照明装置1
0の光軸の方向を車輪踏面14aからはずし、レール1
の下方に向くように配設することで、照明装置10のハ
イライト部分が車輪踏面14aに写らないようにしてい
る。
【0179】これを、照明の照射面が均一となる照明装
置58を使用することで、図28に示すように照明装置
58の光軸を車輪踏面14aの方向に向けて、車輪踏面
14aを照しハイライト部分が車輪踏面14aに写らな
いようにする。このようにすることで、実施例1で使用
した照明装置10と同等のパワーを持った照明装置58
で、車輪踏面14aの輝度を上げることができる。
置58を使用することで、図28に示すように照明装置
58の光軸を車輪踏面14aの方向に向けて、車輪踏面
14aを照しハイライト部分が車輪踏面14aに写らな
いようにする。このようにすることで、実施例1で使用
した照明装置10と同等のパワーを持った照明装置58
で、車輪踏面14aの輝度を上げることができる。
【0180】実施例22.実施例1、実施例13、実施
例14、実施例15および実施例16ではカメラ11で
撮像され画像入力基板16でA/D変換され水平ライン
方向は512画素、垂直ライン方向は256画素の画像
データとしてディジタル変換しており、走行する列車の
車輪踏面14aをぶれることなく撮像するために、垂直
ライン方向は256画素となる。
例14、実施例15および実施例16ではカメラ11で
撮像され画像入力基板16でA/D変換され水平ライン
方向は512画素、垂直ライン方向は256画素の画像
データとしてディジタル変換しており、走行する列車の
車輪踏面14aをぶれることなく撮像するために、垂直
ライン方向は256画素となる。
【0181】欠陥は車輪踏面14a上に存在し、車輪1
4の円周方向に検査対象となる画像情報を多く含んでい
るため、この画像情報をより多く入力するため、車輪踏
面14aが水平ライン方向に入力されるようにカメラ1
1を配設し、画像入力基板16に入力される画像を10
24×256の画像データとしてA/D変換する。図2
9は、1024×256で入力された車輪踏面14aの
画像データを示し、図30はカメラ11で撮像されるカ
メラ信号の1ラインを示している。
4の円周方向に検査対象となる画像情報を多く含んでい
るため、この画像情報をより多く入力するため、車輪踏
面14aが水平ライン方向に入力されるようにカメラ1
1を配設し、画像入力基板16に入力される画像を10
24×256の画像データとしてA/D変換する。図2
9は、1024×256で入力された車輪踏面14aの
画像データを示し、図30はカメラ11で撮像されるカ
メラ信号の1ラインを示している。
【0182】画像入力基板16に入力された画像は、図
30に示しているように1ラインを1024に分割して
A/D変換する。入力される画像は垂直方向に256ラ
イン存在するため、この256ラインについて同様にA
/D変換し、1024×256の画像データを得る。図
31(a)は実施例1でカメラ11を配設した場合の車
輪踏面14aの画像データを示し、(b)はカメラ11
を中心軸59に対して90度回転して配設した場合の車
輪踏面14aの画像データを示している。
30に示しているように1ラインを1024に分割して
A/D変換する。入力される画像は垂直方向に256ラ
イン存在するため、この256ラインについて同様にA
/D変換し、1024×256の画像データを得る。図
31(a)は実施例1でカメラ11を配設した場合の車
輪踏面14aの画像データを示し、(b)はカメラ11
を中心軸59に対して90度回転して配設した場合の車
輪踏面14aの画像データを示している。
【0183】実施例1では、入力される車輪踏面14a
は画像上において縦方向に伸びて入力されるが、図31
で示しているようにカメラ11を中心軸59に対して左
回りまたは右回りに90度回転して配設することで、車
輪踏面14aが1024×256の画像上において水平
ライン方向(横方向)すなわち1024の画素方向に入
力される。このようにして車輪踏面14aを1024×
256の画像データとして入力する。そして、実施例1
で示したのと同様に処理することで、欠陥の有無を判定
する。このようにすることで、検査対象となる車輪踏面
14aの画像情報を多く入力することができる。
は画像上において縦方向に伸びて入力されるが、図31
で示しているようにカメラ11を中心軸59に対して左
回りまたは右回りに90度回転して配設することで、車
輪踏面14aが1024×256の画像上において水平
ライン方向(横方向)すなわち1024の画素方向に入
力される。このようにして車輪踏面14aを1024×
256の画像データとして入力する。そして、実施例1
で示したのと同様に処理することで、欠陥の有無を判定
する。このようにすることで、検査対象となる車輪踏面
14aの画像情報を多く入力することができる。
【0184】実施例23.上記実施例1、実施例13、
実施例14、実施例15および実施例16で入力された
画像データから車輪踏面14a上のある地点(図32に
おいてI点)の中心角度を求める方法について示す。図
32(a)はカメラ11の視野範囲と画像取込み面につ
いて示した図であり,Oは座標原点,θyはカメラ(レ
ンズ)の広がり角(画角),θは車輪踏面上のI点の中
心角度,Vはカメラ視野の上限がY軸と交わる位置(Y
0)の原点OからのY軸方向の距離(原点OとY0間),
Lはカメラ視野の上限がY軸と交わる位置(Y0)とカ
メラ(Y1)との距離(Y0とY1間),S(θ)はI点
での画像取込み面のカメラY軸方向の寸法(Y2とY3
間),L(θ)はカメラ視野の上限がI点での画像取込
み面と交わる位置(Y2)とカメラ(Y1)の距離(Y2
とY1間)を示しており、S(θ)はL(θ)の長さか
ら求める。
実施例14、実施例15および実施例16で入力された
画像データから車輪踏面14a上のある地点(図32に
おいてI点)の中心角度を求める方法について示す。図
32(a)はカメラ11の視野範囲と画像取込み面につ
いて示した図であり,Oは座標原点,θyはカメラ(レ
ンズ)の広がり角(画角),θは車輪踏面上のI点の中
心角度,Vはカメラ視野の上限がY軸と交わる位置(Y
0)の原点OからのY軸方向の距離(原点OとY0間),
Lはカメラ視野の上限がY軸と交わる位置(Y0)とカ
メラ(Y1)との距離(Y0とY1間),S(θ)はI点
での画像取込み面のカメラY軸方向の寸法(Y2とY3
間),L(θ)はカメラ視野の上限がI点での画像取込
み面と交わる位置(Y2)とカメラ(Y1)の距離(Y2
とY1間)を示しており、S(θ)はL(θ)の長さか
ら求める。
【0185】また、カメラ11は傾いて車輪踏面を撮影
しているため、Y軸に対して傾いて画像が入力される。
そのため画像上においてもY軸に対して傾いており、そ
の軸をカメラY軸とする。(b)は,カメラ11が捕ら
えた画像を示している。I地点におけるS(θ)の寸法
は,下記数式17で表すことがでる。
しているため、Y軸に対して傾いて画像が入力される。
そのため画像上においてもY軸に対して傾いており、そ
の軸をカメラY軸とする。(b)は,カメラ11が捕ら
えた画像を示している。I地点におけるS(θ)の寸法
は,下記数式17で表すことがでる。
【0186】 S(θ)=2×L(θ)×sin(θy/2)・・・・・・(17)
【0187】次にL(θ)について求める。図33はカ
メラ11から車輪踏面を見た場合の各角度を示してお
り、θm,θv,θsは地面(水平)に対しての角度であ
り、θmはカメラ視野下限の角度、θvはカメラ光軸の角
度、θsはカメラ視野上限の角度、θyはカメラ視野の画
角を示している。図34は原点Oを基準とした車輪の各
寸法について示した図であり、gはI点の原点Oからの
高さ、rは車輪の半径を示し、各寸法は図34に記した
式の通りである。図34の各寸法からL(θ)は、下記
数式18となる。
メラ11から車輪踏面を見た場合の各角度を示してお
り、θm,θv,θsは地面(水平)に対しての角度であ
り、θmはカメラ視野下限の角度、θvはカメラ光軸の角
度、θsはカメラ視野上限の角度、θyはカメラ視野の画
角を示している。図34は原点Oを基準とした車輪の各
寸法について示した図であり、gはI点の原点Oからの
高さ、rは車輪の半径を示し、各寸法は図34に記した
式の通りである。図34の各寸法からL(θ)は、下記
数式18となる。
【0188】
【数2】
【0189】図35は点部分を拡大した図であり、g0
は原点Oからカメラ11までのY軸方向の高さでY軸に
対して負方向であるが値は正数値を取るものとする。先
ず、図35のh,iの各寸法は、先ず、下記数式19、
20よりh,iを求め、数式21よりカメラの視野下限
の角度θmを求める。。
は原点Oからカメラ11までのY軸方向の高さでY軸に
対して負方向であるが値は正数値を取るものとする。先
ず、図35のh,iの各寸法は、先ず、下記数式19、
20よりh,iを求め、数式21よりカメラの視野下限
の角度θmを求める。。
【0190】
【数3】
【0191】次に、数式19,20の結果を下記数式2
2に当てはめてjの寸法を求める。
2に当てはめてjの寸法を求める。
【0192】
【数4】
【0193】となる。ここでYは画像上においてカメラ
視野範囲の下限位置からI点までの画素数を表し、Ga
sはカメラ視野範囲内のカメラY軸方向の画素数を表し
ている。S(θ)/Gasは、L(θ)の位置における
画像のカメラY軸方向の1画素当りの寸法を表してお
り、上記h,iはその1画素当りの寸法とカメラ11で
入力された画像の画素数Yから計算している。また、j
はカメラ11からの距離とカメラ視野角度のθmとで計
算している。次にI点の原点Oからの高さgは、g=h
+j−g0であるから数式19,22を代入するとgは
下記数式23で表される。
視野範囲の下限位置からI点までの画素数を表し、Ga
sはカメラ視野範囲内のカメラY軸方向の画素数を表し
ている。S(θ)/Gasは、L(θ)の位置における
画像のカメラY軸方向の1画素当りの寸法を表してお
り、上記h,iはその1画素当りの寸法とカメラ11で
入力された画像の画素数Yから計算している。また、j
はカメラ11からの距離とカメラ視野角度のθmとで計
算している。次にI点の原点Oからの高さgは、g=h
+j−g0であるから数式19,22を代入するとgは
下記数式23で表される。
【0194】
【数5】
【0195】となり、また高さgは下記数式24で表す
こともできる。
こともできる。
【0196】 g=r×(1−cosθ) ・・・・・・(24)
【0197】以上より数式(17),(18),(2
3),(24)からI点の中心角度θを求めることがで
きる。次に式(17)に式(18)を代入するとS
(θ)は下記数式25のようになる。
3),(24)からI点の中心角度θを求めることがで
きる。次に式(17)に式(18)を代入するとS
(θ)は下記数式25のようになる。
【0198】
【数6】
【0199】さらに数式(20)(g=r×(1−co
sθ))を代入し、S(θ)を展開すると下記数式26
のようになる。
sθ))を代入し、S(θ)を展開すると下記数式26
のようになる。
【0200】
【数7】
【0201】となり、ここでA,B,Cは定数であり下
記数式27,28,29で定義する。
記数式27,28,29で定義する。
【0202】
【数8】
【0203】数式(23)に式(26)を代入し展開す
ると、下記数式30のようになる。
ると、下記数式30のようになる。
【0204】
【数9】
【0205】次に数式(24)から数式(30)は下記
数式31のようになる。
数式31のようになる。
【0206】
【数10】
【0207】ここでD,E,Fは定数であり、各定数は
下記数式32,33,34で定義する。
下記数式32,33,34で定義する。
【0208】
【数11】
【0209】またθは数式(31)から下記数式35〜
40により求めることができる。
40により求めることができる。
【0210】
【数12】
【0211】以上よりI点の中心角度θを求めることが
できる。
できる。
【0212】実施例24.次に分割画像の接続について
説明する。実施例1、実施例13、実施例14では、図
1に示すように複数台のカメラ11をレール1の外側に
所定間隔あけて配設し、進入する列車13または出てい
く列車13の車輪踏面14aを複数台のカメラ11によ
って連続して順次、分割撮像し、図36に示されるよう
に分割撮像により入力されて各画像データ11−1、1
1−2・・・・につなぎ部分が重ならないようにしてい
るが、図1における複数台のカメラ11のレンズを広角
にし、その撮像角度を広くする。
説明する。実施例1、実施例13、実施例14では、図
1に示すように複数台のカメラ11をレール1の外側に
所定間隔あけて配設し、進入する列車13または出てい
く列車13の車輪踏面14aを複数台のカメラ11によ
って連続して順次、分割撮像し、図36に示されるよう
に分割撮像により入力されて各画像データ11−1、1
1−2・・・・につなぎ部分が重ならないようにしてい
るが、図1における複数台のカメラ11のレンズを広角
にし、その撮像角度を広くする。
【0213】或いは、上記カメラ11の配設間隔を広く
する等により、図36に示すように上記カメラ11で分
割撮像された各画像データ11−1、11−2・・・間
で画像データの重なり部分34が生じるようにしても良
く、この場合、車輪踏面14aの撮像されない部分がな
くなり、また分割された画像データのつなぎ部分にくる
欠陥を検出する精度が向上する。
する等により、図36に示すように上記カメラ11で分
割撮像された各画像データ11−1、11−2・・・間
で画像データの重なり部分34が生じるようにしても良
く、この場合、車輪踏面14aの撮像されない部分がな
くなり、また分割された画像データのつなぎ部分にくる
欠陥を検出する精度が向上する。
【0214】分割画像の接続は、車輪踏面14aを複数
に分割して入力された画像11−1、11−2・・・
で、各画像に跨がって検出される欠陥を1個の欠陥とし
て抽出する。この方法は、実施例22で示したように画
像上の位置を車輪踏面上の中心角度で表し、同じ中心角
度にある欠陥を1個の欠陥として判定する。
に分割して入力された画像11−1、11−2・・・
で、各画像に跨がって検出される欠陥を1個の欠陥とし
て抽出する。この方法は、実施例22で示したように画
像上の位置を車輪踏面上の中心角度で表し、同じ中心角
度にある欠陥を1個の欠陥として判定する。
【0215】まず、連続して入力された画像11−1、
11−2・・・の欠陥位置(中心角度)を各画像ごとに
算出し、車輪踏面14aの分割画像11−1、11−2
・・・1枚目の画像11−1の検査範囲上限を基準位置
(中心角度:0度)とし2枚目以降の中心角度にオフセ
ット(例えば車輪14全周が2700mmの場合、オフ
セットは36度である。)を加算していき、10枚で3
60度となるようにする。
11−2・・・の欠陥位置(中心角度)を各画像ごとに
算出し、車輪踏面14aの分割画像11−1、11−2
・・・1枚目の画像11−1の検査範囲上限を基準位置
(中心角度:0度)とし2枚目以降の中心角度にオフセ
ット(例えば車輪14全周が2700mmの場合、オフ
セットは36度である。)を加算していき、10枚で3
60度となるようにする。
【0216】検出された欠陥の中心角度が求まると、そ
の中心角度とX軸位置が同じ物を、1個の欠陥として判
定する。また、欠陥が分割されて複数枚の画像に撮影さ
れた場合も、欠陥の中心角度を合せることで1個の欠陥
とする。
の中心角度とX軸位置が同じ物を、1個の欠陥として判
定する。また、欠陥が分割されて複数枚の画像に撮影さ
れた場合も、欠陥の中心角度を合せることで1個の欠陥
とする。
【0217】また実施例16においても、図23に示さ
れているようにD1〜D14の各画像入力部分に重なり
が存在しており、上記と同様にして中心角度とX軸位置
が同じ物を、1個の欠陥として判定し、欠陥が分割され
て複数枚の画像に撮影された場合も、欠陥の中心角度を
合せることで1個の欠陥とすることができる。
れているようにD1〜D14の各画像入力部分に重なり
が存在しており、上記と同様にして中心角度とX軸位置
が同じ物を、1個の欠陥として判定し、欠陥が分割され
て複数枚の画像に撮影された場合も、欠陥の中心角度を
合せることで1個の欠陥とすることができる。
【0218】実施例25.実施例13、14、15、1
6で示された実施例では、レールの両側に光電スイッチ
10、カメラ11、照明12を配設して車両両側の車輪
の車輪踏面の全周を検査する方法について示したが、列
車13の両側の車輪14は同じ輪軸で回転しており、車
輪踏面14aに発生する欠陥は実際の検査においては両
側の車輪踏面14aのほぼ同じ位置に発生することが知
られている。
6で示された実施例では、レールの両側に光電スイッチ
10、カメラ11、照明12を配設して車両両側の車輪
の車輪踏面の全周を検査する方法について示したが、列
車13の両側の車輪14は同じ輪軸で回転しており、車
輪踏面14aに発生する欠陥は実際の検査においては両
側の車輪踏面14aのほぼ同じ位置に発生することが知
られている。
【0219】従って、列車片側の車輪14の車輪踏面1
4aのみを検査することで欠陥をほぼ検出することがで
きる。その方法は、実施例13、14、15、16で示
した方法により列車13の片側のみの車輪14の車輪踏
面14aの全周を検査する。このようにすることで光電
スイッチ10、カメラ11、照明12をレール1の片側
のみに配設するだけで良く、入力される画像データの枚
数も半分となりデータ処理が半分で済む。
4aのみを検査することで欠陥をほぼ検出することがで
きる。その方法は、実施例13、14、15、16で示
した方法により列車13の片側のみの車輪14の車輪踏
面14aの全周を検査する。このようにすることで光電
スイッチ10、カメラ11、照明12をレール1の片側
のみに配設するだけで良く、入力される画像データの枚
数も半分となりデータ処理が半分で済む。
【0220】実施例26.実施例24においては複数台
のカメラ11で分割撮像した車輪踏面14aの各画像デ
ータ間で画像データの所定量の重なり部分34が生じる
ようにしているが、図38に示されるように、実施例2
4と同様に車輪踏面14aの各画像データ間で画像デー
タの所定量の重なり部分34が生じるように間隔aをあ
けて第1段目の複数個のカメラ11a−1〜11a−1
0をレール1の外側に配設すると共に第1段目の後に第
2段目の複数個のカメラ11a−1a〜11a−10a
を配設し、第1段目の複数台のカメラどうしの間隔と、
第2段目の複数個のカメラどうしの間隔とを同間隔aと
し、第1段目と第2段目のカメラの境目の間隔を、a/
2の奇数倍とし、第1段目アの複数台のカメラの画像デ
ータの重なり部分34が第2段目のカメラの画像データ
の中央部にくるようにしても良い。
のカメラ11で分割撮像した車輪踏面14aの各画像デ
ータ間で画像データの所定量の重なり部分34が生じる
ようにしているが、図38に示されるように、実施例2
4と同様に車輪踏面14aの各画像データ間で画像デー
タの所定量の重なり部分34が生じるように間隔aをあ
けて第1段目の複数個のカメラ11a−1〜11a−1
0をレール1の外側に配設すると共に第1段目の後に第
2段目の複数個のカメラ11a−1a〜11a−10a
を配設し、第1段目の複数台のカメラどうしの間隔と、
第2段目の複数個のカメラどうしの間隔とを同間隔aと
し、第1段目と第2段目のカメラの境目の間隔を、a/
2の奇数倍とし、第1段目アの複数台のカメラの画像デ
ータの重なり部分34が第2段目のカメラの画像データ
の中央部にくるようにしても良い。
【0221】この場合、図37に示されるように、カメ
ラ11a−1の画像データ11−1とカメラ11a−2
の画像データ11−2とのつなぎ部分34にくる欠陥2
7が第2段目イのカメラ11a−1aの画像データ11
−1aの中央部に存在することとなり、欠陥をより正確
に検出することができる。
ラ11a−1の画像データ11−1とカメラ11a−2
の画像データ11−2とのつなぎ部分34にくる欠陥2
7が第2段目イのカメラ11a−1aの画像データ11
−1aの中央部に存在することとなり、欠陥をより正確
に検出することができる。
【0222】実施例27.また、列車が走行することに
より図39に示されるように車輪踏面14a上の欠陥2
7は移動し、複数台のカメラの内の所定の1台目のカメ
ラが画像データを取り込むときの欠陥の位置アにあった
欠陥27は、次に2台目のカメラが画像データを取り込
むときの位置イに存在する。よって、図40に示される
ように1個の欠陥27は上記1台目と2台目のカメラの
画像データの重なり部分34に存在する欠陥27bと、
上記1台目のカメラに存在する欠陥27cと、上記2台
目のカメラに存在する欠陥27aの3つの部分に分ける
ことができる。
より図39に示されるように車輪踏面14a上の欠陥2
7は移動し、複数台のカメラの内の所定の1台目のカメ
ラが画像データを取り込むときの欠陥の位置アにあった
欠陥27は、次に2台目のカメラが画像データを取り込
むときの位置イに存在する。よって、図40に示される
ように1個の欠陥27は上記1台目と2台目のカメラの
画像データの重なり部分34に存在する欠陥27bと、
上記1台目のカメラに存在する欠陥27cと、上記2台
目のカメラに存在する欠陥27aの3つの部分に分ける
ことができる。
【0223】しかして、実施例26と同様に、複数台の
カメラ11で分割撮像した車輪踏面14aの各画像デー
タ間で、画像データの所定量の重なり部分34が生じる
ように上記複数個のカメラ11を配設すると共に、画像
処理基板17において上記カメラで撮像した画像データ
を画像処理し、上記画像データの重なり部分34に欠陥
27が存在する場合、画像データの重なり部分34に欠
陥を共有する2つの画像データから、欠陥の重なり部分
34に存在する欠陥が同一の欠陥であるか否かを画像デ
ータの位置から判定し、同一の欠陥である場合、欠陥2
7a、欠陥27b、欠陥27cを1個の欠陥として検出
するようにしても良い。
カメラ11で分割撮像した車輪踏面14aの各画像デー
タ間で、画像データの所定量の重なり部分34が生じる
ように上記複数個のカメラ11を配設すると共に、画像
処理基板17において上記カメラで撮像した画像データ
を画像処理し、上記画像データの重なり部分34に欠陥
27が存在する場合、画像データの重なり部分34に欠
陥を共有する2つの画像データから、欠陥の重なり部分
34に存在する欠陥が同一の欠陥であるか否かを画像デ
ータの位置から判定し、同一の欠陥である場合、欠陥2
7a、欠陥27b、欠陥27cを1個の欠陥として検出
するようにしても良い。
【0224】実施例28.図42はこの発明の実施例2
4の要部を示す斜視図であり、図1に示される各照明装
置12を、図42に示されるようにその光軸の方向を車
輪踏面14aからはずし、レール1の下方に向くように
配設したものである。図1に示されるように配設された
カメラ11で車輪踏面を撮像するとき、図41に示され
るように照明装置12の光軸36が車輪踏面14aの方
向を向いていると、車輪踏面14aに照明のハイライト
部分37が写り、車輪踏面14aの画像と共に上記ハイ
ライト部分37が撮像される。
4の要部を示す斜視図であり、図1に示される各照明装
置12を、図42に示されるようにその光軸の方向を車
輪踏面14aからはずし、レール1の下方に向くように
配設したものである。図1に示されるように配設された
カメラ11で車輪踏面を撮像するとき、図41に示され
るように照明装置12の光軸36が車輪踏面14aの方
向を向いていると、車輪踏面14aに照明のハイライト
部分37が写り、車輪踏面14aの画像と共に上記ハイ
ライト部分37が撮像される。
【0225】そして、このハイライト部分37を含む画
像データの画像処理を実行するとハイライト部分37が
抽出され欠陥と誤判定されるが、図42のように上記光
軸36を車輪踏面14aからずらし、レールの下方に向
けると車輪踏面14aに照明のハイライト部分37が写
らなくなり誤判定が解消され信頼性が向上する。
像データの画像処理を実行するとハイライト部分37が
抽出され欠陥と誤判定されるが、図42のように上記光
軸36を車輪踏面14aからずらし、レールの下方に向
けると車輪踏面14aに照明のハイライト部分37が写
らなくなり誤判定が解消され信頼性が向上する。
【0226】実施例29.図43はこの発明の実施例2
6の要部を示す斜視図であり、図1に示される照明装置
12の光軸の方向をレール1の下方に向け、その照明装
置12のハイライト部分が車輪踏面14aに写らなくす
ると共に、車輪踏面14aに生じる他の照明装置12に
照らされて光が反射する部分38を除いた撮像範囲の画
像をカメラ11で撮像するようにしたものである。上記
光が反射する部分38がカメラ11の撮像範囲にはいる
と前述の照明のハイライトと同じく照明の反射38を欠
陥として誤判定されるが、光が反射する部分38を除い
て撮像されるので、光が反射する部分38による誤判定
が解消され信頼性がさらに向上する。
6の要部を示す斜視図であり、図1に示される照明装置
12の光軸の方向をレール1の下方に向け、その照明装
置12のハイライト部分が車輪踏面14aに写らなくす
ると共に、車輪踏面14aに生じる他の照明装置12に
照らされて光が反射する部分38を除いた撮像範囲の画
像をカメラ11で撮像するようにしたものである。上記
光が反射する部分38がカメラ11の撮像範囲にはいる
と前述の照明のハイライトと同じく照明の反射38を欠
陥として誤判定されるが、光が反射する部分38を除い
て撮像されるので、光が反射する部分38による誤判定
が解消され信頼性がさらに向上する。
【0227】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、レールを走行
する車両の車輪を検出する車輪検知手段と、この車輪検
知手段の出力信号に基づき上記車輪の車輪踏面の全周を
複数個に分割して撮像し、その画像データを取り込む撮
像手段と、この撮像手段によって取り込まれた上記画像
データを処理し、上記車輪踏面上の欠陥を強調して検出
する画像処理手段と、この画像処理手段で処理された処
理画像データを欠陥と共に表示する表示手段とを備えた
ので、車輪踏面検査装置による検査後に実際の車輪踏面
を目視により再確認することなく欠陥の状態および欠陥
サイズを判定することができ、また、作業員の作業を軽
減できコストの低減につながる等の効果がある。
する車両の車輪を検出する車輪検知手段と、この車輪検
知手段の出力信号に基づき上記車輪の車輪踏面の全周を
複数個に分割して撮像し、その画像データを取り込む撮
像手段と、この撮像手段によって取り込まれた上記画像
データを処理し、上記車輪踏面上の欠陥を強調して検出
する画像処理手段と、この画像処理手段で処理された処
理画像データを欠陥と共に表示する表示手段とを備えた
ので、車輪踏面検査装置による検査後に実際の車輪踏面
を目視により再確認することなく欠陥の状態および欠陥
サイズを判定することができ、また、作業員の作業を軽
減できコストの低減につながる等の効果がある。
【0228】請求項2の発明によれば、請求項1の車輪
踏面欠陥検査装置において撮像手段は、車輪検知手段の
出力信号に従い、車輪の車輪踏面の全周を複数個に分割
した画像が所定量ずつ重なるように撮像してその画像デ
ータを取り込むようにしたので、車輪踏面の全周につい
て漏れなく画像データが得られるため、車輪踏面で検査
漏れがなく欠陥検査精度が向上するという効果がある。
踏面欠陥検査装置において撮像手段は、車輪検知手段の
出力信号に従い、車輪の車輪踏面の全周を複数個に分割
した画像が所定量ずつ重なるように撮像してその画像デ
ータを取り込むようにしたので、車輪踏面の全周につい
て漏れなく画像データが得られるため、車輪踏面で検査
漏れがなく欠陥検査精度が向上するという効果がある。
【0229】請求項3の発明によれば、請求項1または
2の車輪踏面欠陥検査装置において画像処理装置は、撮
像手段から取り込んだ画像データの複数の画素の内、所
定の設定した画素と上記画像データ内の周囲画素との濃
度差を求めて車輪踏面上の欠陥を強調して検出するよう
にしたので、画像データより鮮明に欠陥を検出できると
いう効果がある。
2の車輪踏面欠陥検査装置において画像処理装置は、撮
像手段から取り込んだ画像データの複数の画素の内、所
定の設定した画素と上記画像データ内の周囲画素との濃
度差を求めて車輪踏面上の欠陥を強調して検出するよう
にしたので、画像データより鮮明に欠陥を検出できると
いう効果がある。
【0230】請求項4の発明によれば、請求項1または
2の車輪踏面欠陥検査装置において画像処理装置は、撮
像手段から取り込んだ画像データをラベリング処理して
同じ濃度を有する塊を抽出し、その塊のX軸方向とY軸
方向の幅を求め、そのY/X比より車輪踏面上の欠陥を
検出するようにしたので、欠陥以外の縦縞と欠陥とが区
別され欠陥検査精度が向上するという効果がある。
2の車輪踏面欠陥検査装置において画像処理装置は、撮
像手段から取り込んだ画像データをラベリング処理して
同じ濃度を有する塊を抽出し、その塊のX軸方向とY軸
方向の幅を求め、そのY/X比より車輪踏面上の欠陥を
検出するようにしたので、欠陥以外の縦縞と欠陥とが区
別され欠陥検査精度が向上するという効果がある。
【0231】請求項5の発明によれば、請求項1または
2の車輪踏面欠陥検査装置において画像処理装置は、撮
像手段から取り込んだ画像データを所定の領域に分割
し、領域内の複数の画素の内、設定された特定の注目画
素と上記領域内の周囲画素の濃度値の差の絶対値の和を
指定された画素に置き換えて車輪踏面上の欠陥を検出す
ることにより車輪踏面上の欠陥を強調して検出するよう
にしたので、画像データからより高速に鮮明に欠陥を検
出できるという効果がある。
2の車輪踏面欠陥検査装置において画像処理装置は、撮
像手段から取り込んだ画像データを所定の領域に分割
し、領域内の複数の画素の内、設定された特定の注目画
素と上記領域内の周囲画素の濃度値の差の絶対値の和を
指定された画素に置き換えて車輪踏面上の欠陥を検出す
ることにより車輪踏面上の欠陥を強調して検出するよう
にしたので、画像データからより高速に鮮明に欠陥を検
出できるという効果がある。
【0232】請求項6の発明によれば、請求項1または
2の車輪踏面欠陥検査装置において画像処理装置は、撮
像手段から取り込んだ画像データより車輪踏面のエッジ
を検出してこのエッジを基準として車輪踏面の検査範囲
を設定し、この設定した車輪踏面の検査範囲について上
記画像データを画像処理し上記車輪踏面上の欠陥を検出
するようにしたので、エッジを基準とした検査範囲につ
いて画像処理し欠陥を検出することで欠陥検査を高速に
行えるという効果がある。
2の車輪踏面欠陥検査装置において画像処理装置は、撮
像手段から取り込んだ画像データより車輪踏面のエッジ
を検出してこのエッジを基準として車輪踏面の検査範囲
を設定し、この設定した車輪踏面の検査範囲について上
記画像データを画像処理し上記車輪踏面上の欠陥を検出
するようにしたので、エッジを基準とした検査範囲につ
いて画像処理し欠陥を検出することで欠陥検査を高速に
行えるという効果がある。
【0233】請求項7の発明によれば、請求項1または
2の車輪踏面欠陥検査装置において画像処理装置は、撮
像手段から取り込んだ画像データから車輪踏面の検査範
囲としてのウインドを設定するウインド設定手段を設
け、この設定されたウインド内について上記画像データ
を画像処理し上記車輪踏面上の欠陥を強調して検出する
ようにしたので、ウインドを基準とした検査範囲につい
て画像処理し欠陥を検出することで欠陥検査を高速に行
えるという効果がある。
2の車輪踏面欠陥検査装置において画像処理装置は、撮
像手段から取り込んだ画像データから車輪踏面の検査範
囲としてのウインドを設定するウインド設定手段を設
け、この設定されたウインド内について上記画像データ
を画像処理し上記車輪踏面上の欠陥を強調して検出する
ようにしたので、ウインドを基準とした検査範囲につい
て画像処理し欠陥を検出することで欠陥検査を高速に行
えるという効果がある。
【0234】請求項8の発明によれば、請求項1または
2の車輪踏面欠陥検査装置において画像処理装置は、撮
像手段から取り込んだ画像データを画像処理し、抽出さ
れるある一定の面積内の複数個の塊が占める面積密度
を、設定面積密度と比較して上記車輪踏面上の欠陥を検
出するようにしたので、欠陥内部に画素の濃度差があっ
ても欠陥を精度良く検出できるという効果がある。
2の車輪踏面欠陥検査装置において画像処理装置は、撮
像手段から取り込んだ画像データを画像処理し、抽出さ
れるある一定の面積内の複数個の塊が占める面積密度
を、設定面積密度と比較して上記車輪踏面上の欠陥を検
出するようにしたので、欠陥内部に画素の濃度差があっ
ても欠陥を精度良く検出できるという効果がある。
【0235】請求項9の発明によれば、請求項1ないし
8項のいずれかの車輪踏面欠陥検査装置において車輪踏
面が画像データ上でほぼ鉛直になるように撮像手段の設
置角度を設定したので、欠陥サイズの精度が高くなり、
且つ、欠陥と縦縞との区別が容易になるという効果があ
る。
8項のいずれかの車輪踏面欠陥検査装置において車輪踏
面が画像データ上でほぼ鉛直になるように撮像手段の設
置角度を設定したので、欠陥サイズの精度が高くなり、
且つ、欠陥と縦縞との区別が容易になるという効果があ
る。
【0236】請求項10の発明によれば、レールを走行
する車両の車輪を検出する車輪検知手段と、この車輪検
知手段の出力信号に基づき上記車輪の車輪踏面の全周を
複数個に分割し、且つ、上記車輪踏面が画像データ上で
ほぼ鉛直になるように撮像し、その画像データを取り込
む撮像手段と、この撮像手段によって取り込まれた上記
画像データを画像処理して上記車輪踏面上の欠陥を強調
して欠陥を検出し、検出した欠陥のY軸方向のサイズを
補正してその面積を求めて予め設定された設定面積と比
較し、設定面積以上の面積の欠陥を欠陥として検出する
画像処理手段と、この画像処理手段で処理された処理画
像データを表示する表示手段とを備えたので、精度の高
い欠陥サイズが得られると共に、これら欠陥サイズをも
とに車輪の研削量、研削時間を算出することができ研削
工程管理を行うができる。この研削工程管理から作業員
はいつ、どれだけの時間を要して研削すればよいか把握
できるため効率よく研削が実施できるという効果があ
る。
する車両の車輪を検出する車輪検知手段と、この車輪検
知手段の出力信号に基づき上記車輪の車輪踏面の全周を
複数個に分割し、且つ、上記車輪踏面が画像データ上で
ほぼ鉛直になるように撮像し、その画像データを取り込
む撮像手段と、この撮像手段によって取り込まれた上記
画像データを画像処理して上記車輪踏面上の欠陥を強調
して欠陥を検出し、検出した欠陥のY軸方向のサイズを
補正してその面積を求めて予め設定された設定面積と比
較し、設定面積以上の面積の欠陥を欠陥として検出する
画像処理手段と、この画像処理手段で処理された処理画
像データを表示する表示手段とを備えたので、精度の高
い欠陥サイズが得られると共に、これら欠陥サイズをも
とに車輪の研削量、研削時間を算出することができ研削
工程管理を行うができる。この研削工程管理から作業員
はいつ、どれだけの時間を要して研削すればよいか把握
できるため効率よく研削が実施できるという効果があ
る。
【0237】請求項11の発明によれば、レールを走行
する車両の車輪を検出する車輪検知手段と、レールの両
側にて車両の進行方向に対し相互にずらして配設すると
共に、上記車輪検知手段の出力信号に基づき上記車輪の
車輪踏面の全周を複数個に分割して撮像し、その画像デ
ータを取り込む撮像手段と、この撮像手段によって取り
込まれた上記画像データを画像処理し、上記車輪踏面上
の欠陥を強調して欠陥を検出する画像処理手段と、この
画像処理手段で処理された処理画像データを表示する表
示手段とを備えたので、排障器、ブレーキ等で隠れて検
査できない車輪踏面の部分を、レールの両側に配設した
撮像手段が相互に補い合って撮像して画像データを得る
ことで検査漏れがなくなり信頼性が向上するという効果
がある。
する車両の車輪を検出する車輪検知手段と、レールの両
側にて車両の進行方向に対し相互にずらして配設すると
共に、上記車輪検知手段の出力信号に基づき上記車輪の
車輪踏面の全周を複数個に分割して撮像し、その画像デ
ータを取り込む撮像手段と、この撮像手段によって取り
込まれた上記画像データを画像処理し、上記車輪踏面上
の欠陥を強調して欠陥を検出する画像処理手段と、この
画像処理手段で処理された処理画像データを表示する表
示手段とを備えたので、排障器、ブレーキ等で隠れて検
査できない車輪踏面の部分を、レールの両側に配設した
撮像手段が相互に補い合って撮像して画像データを得る
ことで検査漏れがなくなり信頼性が向上するという効果
がある。
【0238】請求項12の発明によれば、請求項11の
車輪踏面欠陥検査装置において撮像手段をレールに対し
て平行に移動できる台車に搭載したので、好適な撮影環
境下で欠陥検査用の画像データを得ることができるとい
う効果がある。
車輪踏面欠陥検査装置において撮像手段をレールに対し
て平行に移動できる台車に搭載したので、好適な撮影環
境下で欠陥検査用の画像データを得ることができるとい
う効果がある。
【0239】請求項13の発明によれば、請求項11の
車輪踏面欠陥検査装置において車輪検知手段と撮像手段
とをレールに対して平行に移動できる台車に搭載したの
で、好適な撮影環境下で欠陥検査用の画像データを得る
ことができるという効果がある。
車輪踏面欠陥検査装置において車輪検知手段と撮像手段
とをレールに対して平行に移動できる台車に搭載したの
で、好適な撮影環境下で欠陥検査用の画像データを得る
ことができるという効果がある。
【0240】請求項14の発明によれば、請求項11の
車輪踏面欠陥検査装置において撮像手段は、フォーカ
ス、設置角度を変更して車輪踏面の撮像位置を変更する
ようにしたので、より鮮明な欠陥検査用の画像データを
得ることができるという効果がある。
車輪踏面欠陥検査装置において撮像手段は、フォーカ
ス、設置角度を変更して車輪踏面の撮像位置を変更する
ようにしたので、より鮮明な欠陥検査用の画像データを
得ることができるという効果がある。
【0241】請求項15の発明によれば、請求項1ない
し13項のいずれかの車輪踏面欠陥検査装置において撮
像手段の設置間隔を車輪円周の等分割間隔以上に設定す
るようにしたので、撮像手段の配置を容易に設定できる
という効果がある。
し13項のいずれかの車輪踏面欠陥検査装置において撮
像手段の設置間隔を車輪円周の等分割間隔以上に設定す
るようにしたので、撮像手段の配置を容易に設定できる
という効果がある。
【0242】請求項16の発明によれば、請求項11の
車輪踏面欠陥検査装置において画像処理装置は、撮像手
段より入力した車輪踏面を隠す部位の画像データを検出
し、この部位を除く撮像範囲を検査範囲として欠陥を検
出するようにしたので、撮像範囲より欠陥検査対象を適
確に特定して欠陥検査用の画像データを得ることができ
るという効果がある。
車輪踏面欠陥検査装置において画像処理装置は、撮像手
段より入力した車輪踏面を隠す部位の画像データを検出
し、この部位を除く撮像範囲を検査範囲として欠陥を検
出するようにしたので、撮像範囲より欠陥検査対象を適
確に特定して欠陥検査用の画像データを得ることができ
るという効果がある。
【0243】請求項17の発明によれば、請求項16の
車輪踏面欠陥検査装置において画像処理装置は、予め登
録されている車輪踏面を穏す部位の基本パターンを入力
された画像データより検出した部位の画像データで修正
し、修正された基本パターンに基づく部位を除く撮像範
囲を検査範囲として欠陥を検出するようにしたので、請
求項16の効果に加えて欠陥部位の誤検出を排除し検査
精度を向上させることができるという効果がある。
車輪踏面欠陥検査装置において画像処理装置は、予め登
録されている車輪踏面を穏す部位の基本パターンを入力
された画像データより検出した部位の画像データで修正
し、修正された基本パターンに基づく部位を除く撮像範
囲を検査範囲として欠陥を検出するようにしたので、請
求項16の効果に加えて欠陥部位の誤検出を排除し検査
精度を向上させることができるという効果がある。
【0244】請求項18の発明によれば、請求項1ない
し17項のいずれかの車輪踏面欠陥検査装置において画
像処理装置は、画像データ中、検査範囲を2値化レベル
に設定するようにしたので、車輪踏面上の検査範囲につ
いてのみ2値化レベルを設定することで、車輪踏面以外
の画像データによる2値化レベル設定への影響をなくす
ことができるため昼夜、天候等の外部環境に影響される
ことなく2値化レベルを設定できるという効果がある。
し17項のいずれかの車輪踏面欠陥検査装置において画
像処理装置は、画像データ中、検査範囲を2値化レベル
に設定するようにしたので、車輪踏面上の検査範囲につ
いてのみ2値化レベルを設定することで、車輪踏面以外
の画像データによる2値化レベル設定への影響をなくす
ことができるため昼夜、天候等の外部環境に影響される
ことなく2値化レベルを設定できるという効果がある。
【0245】請求項19の発明によれば、請求項1ない
し18項のいずれかの車輪踏面欠陥検査装置において画
像処理手段は、撮像手段より入力された編成車両の内、
所定車両目における車輪踏面の画像データの2値化レベ
ルの平均値を求め、この求められた2値化レベル平均値
で編成車両全ての車輪踏面の画像データの2値化レベル
を設定するようにしたので、請求項18の効果に加えて
総ての画像データの2値化レベルを求める必要がないた
め画像処理速度を向上させることができるという効果が
ある。
し18項のいずれかの車輪踏面欠陥検査装置において画
像処理手段は、撮像手段より入力された編成車両の内、
所定車両目における車輪踏面の画像データの2値化レベ
ルの平均値を求め、この求められた2値化レベル平均値
で編成車両全ての車輪踏面の画像データの2値化レベル
を設定するようにしたので、請求項18の効果に加えて
総ての画像データの2値化レベルを求める必要がないた
め画像処理速度を向上させることができるという効果が
ある。
【0246】請求項20の発明によれば、請求項1、9
項、10項ないし14項のいずれかの車輪踏面欠陥検査
装置において撮像手段は、車輪踏面を均一に照射する照
明を使用するようにしたので、検査範囲に適正な照明を
与えることができるため欠陥の誤検出を招くノイズを排
除した画像データを得ることができるという効果があ
る。
項、10項ないし14項のいずれかの車輪踏面欠陥検査
装置において撮像手段は、車輪踏面を均一に照射する照
明を使用するようにしたので、検査範囲に適正な照明を
与えることができるため欠陥の誤検出を招くノイズを排
除した画像データを得ることができるという効果があ
る。
【0247】請求項21の発明によれば、請求項1、9
項、10項ないし14項、20項のいずれかの車輪踏面
欠陥検査装置において、撮像手段を車輪踏面が解像度の
高い方に撮像されるように配置したので、車輪踏面方向
の解像度を増して画像処理すると欠陥をより精度良く検
出できるという効果がある。
項、10項ないし14項、20項のいずれかの車輪踏面
欠陥検査装置において、撮像手段を車輪踏面が解像度の
高い方に撮像されるように配置したので、車輪踏面方向
の解像度を増して画像処理すると欠陥をより精度良く検
出できるという効果がある。
【0248】請求項22の発明によれば、請求項1項な
いし19項のいずれかの車輪踏面欠陥検査装置において
画像処理装置は、車輪踏面の各分割画像上の欠陥位置に
中心角度を算出し、同一中心角度にある欠陥部分、或い
は複数に分割されて入力された画像データに検出された
欠陥部分を接続して1個の欠陥として認識するようにし
たので、同一欠陥が重複して検出されることがないため
欠陥検出精度が向上するという効果がある。
いし19項のいずれかの車輪踏面欠陥検査装置において
画像処理装置は、車輪踏面の各分割画像上の欠陥位置に
中心角度を算出し、同一中心角度にある欠陥部分、或い
は複数に分割されて入力された画像データに検出された
欠陥部分を接続して1個の欠陥として認識するようにし
たので、同一欠陥が重複して検出されることがないため
欠陥検出精度が向上するという効果がある。
【0249】請求項23の発明によれば、請求項1、9
項、10項ないし14項、20項、21項のいずれかの
車輪踏面欠陥検査装置おいて撮像手段は車両片側の車輪
の車輪踏面の全周を複数個に分割して撮像するようにし
たので、装置の構成が簡易化されると共に、画像データ
処理が簡略されるという効果がある。
項、10項ないし14項、20項、21項のいずれかの
車輪踏面欠陥検査装置おいて撮像手段は車両片側の車輪
の車輪踏面の全周を複数個に分割して撮像するようにし
たので、装置の構成が簡易化されると共に、画像データ
処理が簡略されるという効果がある。
【図1】 この発明の実施例1に示される光電スイッ
チ、照明装置、カメラの具体的な配置の一例である。
チ、照明装置、カメラの具体的な配置の一例である。
【図2】 図1に示される光電スイッチ、照明装置、カ
メラ間の距離を示した具体的な配置の一例を示す図であ
る。
メラ間の距離を示した具体的な配置の一例を示す図であ
る。
【図3】 図1で示されるカメラの撮像範囲を示す図で
ある。
ある。
【図4】 図1の各部の信号のタイムチャートを示す図
である。
である。
【図5】 排障器、ブレーキが存在する車輪踏面を撮像
した画像データを示した図である。
した画像データを示した図である。
【図6】 この発明の実施例1による欠陥の強調方法の
説明図である。
説明図である。
【図7】 この発明の実施例3による欠陥の強調方法の
説明図である。
説明図である。
【図8】 この発明の実施例5により画像処理されて抽
出された欠陥の様子を示す図である。
出された欠陥の様子を示す図である。
【図9】 この発明の実施例8,9によるウインドの設
定方法の説明図である。
定方法の説明図である。
【図10】 この発明の実施例6,7によるカメラによ
り撮像された車輪踏面の縦縞を示す図である。
り撮像された車輪踏面の縦縞を示す図である。
【図11】 この発明の実施例6,7によるカメラによ
り撮像された車輪踏面と縦縞を示す図である。
り撮像された車輪踏面と縦縞を示す図である。
【図12】 この発明の実施例7による取り込んだ車輪
踏面と縦縞を示す図である。
踏面と縦縞を示す図である。
【図13】 この発明の実施例7,10による取り込ん
だ車輪踏面と縦縞を示す図である。
だ車輪踏面と縦縞を示す図である。
【図14】 この発明の実施例10による欠陥のY軸方
向の長さのズレ補正方法の説明図である。
向の長さのズレ補正方法の説明図である。
【図15】 この発明の実施例11による欠陥のY軸方
向の長さのズレ補正方法の説明図である。
向の長さのズレ補正方法の説明図である。
【図16】 この発明の実施例11による欠陥のY軸方
向の長さのズレ補正方法の説明図である。
向の長さのズレ補正方法の説明図である。
【図17】 この発明の実施例12による欠陥のX軸方
向の長さのズレ補正方法の説明図である。
向の長さのズレ補正方法の説明図である。
【図18】 この発明の実施例13による照明装置、撮
像手段が配設された土台を示した図である。
像手段が配設された土台を示した図である。
【図19】 この発明の実施例14による光電スイッ
チ、照明装置、撮像手段が配設された土台を示した図で
ある。
チ、照明装置、撮像手段が配設された土台を示した図で
ある。
【図20】 この発明の実施例14によるタイミングチ
ャートである。
ャートである。
【図21】 この発明の実施例15による撮像手段の配
設を示した図である。
設を示した図である。
【図22】 この発明による実施例16に示される光電
スイッチ、照明装置、カメラの配置の一例である。
スイッチ、照明装置、カメラの配置の一例である。
【図23】 この発明による実施例16による撮像手段
により車輪踏面を分割する状態を示した図である。
により車輪踏面を分割する状態を示した図である。
【図24】 この発明の実施例17による、排障器、ブ
レーキの基本パターンを示した図である。
レーキの基本パターンを示した図である。
【図25】 この発明の実施例17,18よる、排障
器、ブレーキの検査方法について示した図である。
器、ブレーキの検査方法について示した図である。
【図26】 この発明の実施例19,20による2値化
レベルの設定方法について示した図である。
レベルの設定方法について示した図である。
【図27】 この発明の実施例21による照明装置の配
設について示した図である。
設について示した図である。
【図28】 この発明の実施例21による照明装置の配
設について示した図である。
設について示した図である。
【図29】 この発明の実施例22による車輪踏面を入
力した画像データを示した図である。
力した画像データを示した図である。
【図30】 この発明の実施例22によるカメラ信号の
A/D変換を示した図である。
A/D変換を示した図である。
【図31】 この発明による実施例22によるカメラの
配設について示した図である。
配設について示した図である。
【図32】 この発明による実施例23によるカメラ軸
の補正について示した図である。
の補正について示した図である。
【図33】 この発明による実施例23によるカメラ角
度について示した図である。
度について示した図である。
【図34】 この発明による実施例23による車輪の各
寸法の求め方について示した図である。
寸法の求め方について示した図である。
【図35】 この発明による実施例23による車輪上の
一点を拡大した図である。
一点を拡大した図である。
【図36】 この発明の実施例24による車輪踏面を分
割して取り込む画像範囲を示す図である。
割して取り込む画像範囲を示す図である。
【図37】 この発明の実施例26による車輪踏面を分
割して取り込む画像範囲を示す図である。
割して取り込む画像範囲を示す図である。
【図38】 この発明の実施例26によるカメラの配置
を示す図である。
を示す図である。
【図39】 この発明の実施例27による欠陥の検出方
法の説明図である。
法の説明図である。
【図40】 この発明の実施例27による欠陥の検出方
法の説明図である。
法の説明図である。
【図41】 この発明の実施例28による照明装置によ
る車輪踏面へのハイライト部の発生状況を示す図であ
る。
る車輪踏面へのハイライト部の発生状況を示す図であ
る。
【図42】 この発明の実施例28による車輪踏面を照
らす照明装置の向きを示す図である。
らす照明装置の向きを示す図である。
【図43】 この発明の実施例29による車輪踏面の画
像取り込み範囲を示す図である。
像取り込み範囲を示す図である。
【図44】 従来の車輪踏面欠陥検査装置を示す構成図
である。
である。
【図45】 図44で示される計器の設置状態を示す図
である。
である。
1 レール、10 光電スイッチ、11 カメラ、12
照明装置、13 列車、14 車輪、15 CPU基
板、15a メモリ、15bタイマ、16 画像出力基
板、17 画像処理基板、18 ディスクコントローラ
基板、20 画像処理装置、21 磁気ディスク装置、
22 モニタ、23 パソコン。
照明装置、13 列車、14 車輪、15 CPU基
板、15a メモリ、15bタイマ、16 画像出力基
板、17 画像処理基板、18 ディスクコントローラ
基板、20 画像処理装置、21 磁気ディスク装置、
22 モニタ、23 パソコン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北岡 裕三 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 武知 秀行 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 本多 隆一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内
Claims (23)
- 【請求項1】 レールを走行する車両の車輪を検出する
車輪検知手段と、この車輪検知手段の出力信号に従って
上記車輪の車輪踏面の全周を複数個に分割して撮像し、
その画像データを取り込む撮像手段と、この撮像手段に
よって取り込まれた画像データを処理し、上記車輪踏面
上の欠陥を強調して検出する画像処理手段と、この画像
処理手段で処理された画像データを検出された欠陥と共
に表示する表示手段とを備えたことを特徴とする車輪踏
面欠陥検査装置。 - 【請求項2】 撮像手段は車輪検知手段の出力信号に従
い、車輪の車輪踏面の全周を複数個に分割した画像が所
定量づつ重なるように撮像してその画像データを取り込
むようにしたことを特徴とする請求項1に記載の車輪踏
面欠陥検査装置。 - 【請求項3】 画像処理装置は、撮像手段から取り込ん
だ画像データの複数の画素の内、予め設定した所定画素
と上記画像データ内の周囲画素との濃度差を求めて車輪
踏面上の欠陥を強調して検出するようにしたことを特徴
とする請求項1または2項に記載の車輪踏面欠陥検査装
置。 - 【請求項4】 画像処理装置は、撮像手段から取り込ん
だ画像データをラベリング処理して同じ濃度を有する塊
を抽出してその塊のX軸方向とY軸方向の幅を求め、そ
のY/X比より車輪踏面上の欠陥を検出するようにした
ことを特徴とする請求項1または2項に記載の車輪踏面
欠陥検査装置。 - 【請求項5】 画像処理装置は、撮像手段から取り込ん
だ画像データを所定の領域に分割し、領域内の複数の画
素の内、設定された特定の注目画素と上記領域内の周囲
画素との濃度値の差の絶対値の和を指定された画素に置
き換えることにより車輪踏面上の欠陥を強調して検出す
るようにしたことを特徴とする請求項1または2項に記
載の車輪踏面欠陥検査装置。 - 【請求項6】 画像処理装置は、撮像手段から取り込ん
だ画像データより車輪踏面のエッジを検出してこのエッ
ジを基準として車輪踏面の検査範囲を設定し、この設定
した検査範囲について上記画像データを画像処理し上記
車輪踏面上の欠陥を検出するようにしたことを特徴とす
る請求項1に記載の車輪踏面欠陥検査装置。 - 【請求項7】 画像処理装置は、撮像手段から取り込ん
だ画像データから車輪踏面の検査範囲としてのウインド
を設定するウインド設定手段を設け、この設定されたウ
インド内について上記画像データを画像処理し上記車輪
踏面上の欠陥を強調して検出するようにしたことを特徴
とする請求項1に記載の車輪踏面欠陥検査装置。 - 【請求項8】 画像処理装置は、撮像手段から取り込ん
だ画像データを画像処理し、抽出されるある一定の面積
内の複数個の塊が占める面積密度を、設定面積密度と比
較して上記車輪踏面上の欠陥を検出するようにしたこと
を特徴とする請求項1に記載の車輪踏面欠陥検査装置。 - 【請求項9】 車輪踏面が画像データ上でほぼ鉛直にな
るように撮像手段の設置角度を設定したことを特徴とす
る請求項1ないし8項のいずれかに記載の車輪踏面欠陥
検査装置。 - 【請求項10】 レールを走行する車両の車輪を検出す
る車輪検知手段と、この車輪検知手段の出力信号に基づ
き上記車輪の車輪踏面の全周を複数個に分割し、且つ、
上記車輪踏面が画像データ上でほぼ鉛直になるように撮
像し、その画像データを取り込む撮像手段と、この撮像
手段によって取り込まれた上記画像データを画像処理し
て上記車輪踏面上の欠陥を強調して検出し、検出した欠
陥のY軸方向のサイズを補正してその面積を求めて予め
設定された設定面積と比較し、設定面積以上の面積の欠
陥を欠陥として検出する画像処理手段と、この画像処理
手段で処理された処理画像データを表示する表示手段と
を備えたことを特徴とする車輪踏面欠陥検査装置。 - 【請求項11】 レールを走行する車両の車輪を検出す
る車輪検知手段と、レールの両側にて車両の進行方向に
対し相互にずらして配設すると共に、上記車輪検知手段
の出力信号に従って上記車輪の車輪踏面の全周を複数個
に分割して撮像し、その画像データを取り込む撮像手段
と、この撮像手段によって取り込まれた上記画像データ
を処理し、上記車輪踏面上の欠陥を強調して検出する画
像処理手段と、この画像処理手段で処理された処理画像
データを検出されて欠陥と共に表示する表示手段とを備
えたことを特徴とする車輪踏面欠陥検査装置。 - 【請求項12】 撮像手段をレールに対して平行に移動
できる台車に搭載したことを特徴とする請求項11に記
載の車輪踏面欠陥検査装置。 - 【請求項13】 車輪検知手段と撮像手段とをレールに
対して平行に移動できる台車に搭載したことを特徴とす
る請求項11に記載の車輪踏面欠陥検査装置。 - 【請求項14】 撮像手段は、フォーカス、設置角度を
変更して車輪踏面の撮像位置を変更することを特徴とす
る請求項11に記載の車輪踏面欠陥検査装置。 - 【請求項15】 撮像手段の設置間隔を車輪円周の等分
割間隔以上に設定したことを特徴とする請求項1ないし
14項のいずれかに記載の車輪踏面欠陥検査装置。 - 【請求項16】 画像処理装置は、撮像手段より入力し
た車輪踏面を隠す部位の画像データを検出し、この部位
を除く撮像範囲を検査範囲として欠陥を検出することを
特徴とする請求項11に記載の車輪踏面欠陥検査装置。 - 【請求項17】 画像処理装置は、予め登録されている
車輪踏面を穏す部位の基本パターンを、入力された画像
データより検出した車輪踏面を穏す部位の画像データで
修正し、修正された基本パターンに基づく車輪踏面を穏
す部位を除く撮像範囲を検査範囲として欠陥を検出する
ことを特徴とする請求項11に記載の車輪踏面欠陥検査
装置。 - 【請求項18】 画像処理装置は画像データ中、検査範
囲を2値化レベルに設定することを特徴とする請求項1
ないし17項のいずれかに記載の車輪踏面欠陥検査装
置。 - 【請求項19】 画像処理手段は、撮像手段より入力さ
れた編成車両の内、所定車両目における車輪踏面の画像
データの2値化レベルの平均値を求め、この求められた
2値化レベル平均値で編成車両全ての車輪踏面の画像デ
ータの2値化レベルを設定することを特徴とする請求項
1ないし17項のいずれかに記載の車輪踏面欠陥検査装
置。 - 【請求項20】 撮像手段は、車輪踏面を均一に照射す
る照明を使用したことを特徴とする請求項1、9項、1
0項ないし14項のいずれかに記載の車輪踏面欠陥検査
装置。 - 【請求項21】 撮像手段は、車輪踏面が解像度の高い
方に撮像されるよに配置したことを特徴とする請求項
1、9項、10項ないし14項、20項のいずれかに記
載の車輪踏面欠陥検査装置。 - 【請求項22】 画像処理装置は、車輪踏面の各分割画
像上の欠陥位置に中心角度を算出し、同一中心角度にあ
る欠陥部分、或いは複数に分割されて入力された画像デ
ータに検出された欠陥部分を接続して1個の欠陥として
認識することを特徴とする請求項1ないし18項のいず
れかに記載の車輪踏面欠陥検査装置。 - 【請求項23】 撮像手段は車両片側の車輪の車輪踏面
の全周を複数個に分割して撮像することを特徴とする請
求項1、9項、10項ないし14項、20項、21項の
いずれかに記載の車輪踏面欠陥検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26904494A JP3219358B2 (ja) | 1993-11-01 | 1994-11-01 | 車輪踏面欠陥検査装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27352893 | 1993-11-01 | ||
JP5-273528 | 1993-11-01 | ||
JP26904494A JP3219358B2 (ja) | 1993-11-01 | 1994-11-01 | 車輪踏面欠陥検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07174672A true JPH07174672A (ja) | 1995-07-14 |
JP3219358B2 JP3219358B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=26548590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26904494A Expired - Fee Related JP3219358B2 (ja) | 1993-11-01 | 1994-11-01 | 車輪踏面欠陥検査装置 |
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JP (1) | JP3219358B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006290312A (ja) * | 2005-04-15 | 2006-10-26 | Hitachi Industries Co Ltd | 車両の車輪検査装置 |
KR100799335B1 (ko) * | 2006-11-03 | 2008-01-30 | 한국철도기술연구원 | 철도차량용 차륜답면 찰상 발생 시험 시스템 및 그 시험방법 |
JP2010071768A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Hitachi Ltd | 車両検査装置 |
CN109060828A (zh) * | 2018-08-23 | 2018-12-21 | 南京拓控信息科技股份有限公司 | 一种机车车轮踏面缺陷图像检测系统 |
JP2020085735A (ja) * | 2018-11-28 | 2020-06-04 | シャープ株式会社 | 撮像装置、検査装置、検査システムおよび撮像装置の制御方法 |
JP2020148744A (ja) * | 2019-03-15 | 2020-09-17 | シャープ株式会社 | 画像処理装置、および、画像処理方法 |
CN114572273A (zh) * | 2022-03-15 | 2022-06-03 | 南京拓控信息科技股份有限公司 | 一种轨道车辆轮对踏面3d图像检测方法 |
CN115824130A (zh) * | 2022-12-02 | 2023-03-21 | 华东交通大学 | 一种高速列车车轮踏面廓形评估及镟修预测方法 |
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1994
- 1994-11-01 JP JP26904494A patent/JP3219358B2/ja not_active Expired - Fee Related
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