JPH07174247A - 切換弁装置 - Google Patents

切換弁装置

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JPH07174247A
JPH07174247A JP32031993A JP32031993A JPH07174247A JP H07174247 A JPH07174247 A JP H07174247A JP 32031993 A JP32031993 A JP 32031993A JP 32031993 A JP32031993 A JP 32031993A JP H07174247 A JPH07174247 A JP H07174247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
case
block
port
valve body
Prior art date
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Pending
Application number
JP32031993A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamio Asawa
民雄 浅輪
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KOUGAKUSHIYA KK
Original Assignee
KOUGAKUSHIYA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液溜まりの無い切換弁装置を提供する。 【構成】 この発明による切換弁装置10は、第1〜第
3のポート11〜13及び第1〜第3のポート11〜1
3各間を連絡するチャンバ14を備えたケース15と、
ケース15のチャンバ14内に回転可能に配置されかつ
第1のポート11から流入する流体の第2又は第3のポ
ート12、13への流れを制御する球状の弁体16とを
備えている。ケース15には、第1のポート11を有す
る第1のブロック51が固定され、第1のブロック11
に対して直角に第2及び第3のポート12、13を有す
る第2及び第3のブロック52、53が固定されてい
る。第1のブロック51に対向するケース15の内面に
は分配室19が形成され、弁体16の周囲には流入出室
20と分配室19とを連絡する接続流路25が設けら
れ、弁体16の回転位置により分配室19の流体を貫通
孔16aを介して第2のポート12又は第3のポート1
3に選択的に流出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は弁装置、特に液溜まり
(ポケット)の無い切換弁に関連する。
【0002】
【従来の技術】薬品工業、食品工業、塗料工業等におい
て製品の製造に使用する流体が通る流路には切換弁が設
けられている。切換弁の操作により流れる流体の遮断及
び流路変更を行う。図3はこのような流体の制御に使用
される切換弁装置を示す。図示の切換弁装置100は第
1のポート110、第2のポート111及び第1のポー
ト110と第2のポート111とを連絡するチャンバ1
12を備えたケース101と、貫通孔102aを備え、
ケース101のチャンバ112内に配置され第1のポー
ト110から流入する流体の第2のポート111への流
れを制御する球状の弁体102とを備えている。ケース
101はケース本体103と、ケース本体103に嵌合
される補助ケース104とを有し、補助ケース104は
ボルト105によってケース本体103に固定される。
また、補助ケース104はケース本体103とともにチ
ャンバ112を形成する。チャンバ112に配置された
パッキン106は弁体103に当接し、チャンバ112
内の流体の漏洩を防止する。ケース本体103には外部
からチャンバ112に達する支持孔113が設けられ
る。支持孔113内には制御部材114が回転可能に配
置される。制御部材114の内端は弁体102に連結さ
れる。制御部材114の外端には連結部115が設けら
れる。制御部材114の周囲の支持孔113内にはパッ
キン116が配置される。制御部材114を回転させる
ことにより弁体102の貫通孔102aが回転するの
で、弁体102を開弁位置と閉弁位置との間で切り換え
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3に示す
従来の切換弁装置では、球状の弁体102の周囲に隙間
117が形成され、弁体102の開閉時に隙間117に
流体が流れ込む。弁体102が完全な開弁状態又は閉弁
状態では、隙間117内に一旦流入した流体は密閉さ
れ、第1のポート110及び第2のポート111のいず
れに対しても遮断される。したがって、弁体102の周
囲に形成されたチャンバ112の液溜まり118に流体
が残留する。例えば塗料が隙間117に滞留すると、徐
々に固化して弁体102の回転を阻害する。また、隙間
117内に滞留する食品は腐敗の原因となる場合もあ
る。更に、精密な混合比率が要求され又は不純物の混入
を回避すべき薬品の場合には、予測不能な滞留流体の混
入は致命傷になる。しかしながら、液溜まり内の残留流
体が時間の経過と共に変質した後、切換弁装置の外部に
流出したとき、製品の品質を劣化又は変質させ、食品の
場合には腐敗の原因となる欠点がある。また、塗料等の
固着性のある液体の場合には液溜まり118内での固化
により切換弁装置の駆動が困難となる欠点がある。した
がって、これらの広範な用途に対して液溜まりの無い
(ポケットレス)切換弁装置の開発が要求されてきた。
【0004】そこで、この発明は液溜まり(ポケット)
の無い切換弁装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明による切換弁装
置は、第1〜第3のポート及び第1〜第3のポート各間
を連絡するチャンバを備えたケースと、ケースのチャン
バ内に配置され第1のポートから流入する流体の第2又
は第3のポートへの流れを制御する弁体とを備えてい
る。チャンバに連絡する第1のポートを有する第1のブ
ロックをケースに固定し、チャンバに連絡する第2のポ
ートを有する第2のブロック及びチャンバに連絡する第
3のポートを有する第3のブロックを第1のブロックに
対して直角にケースに固定し、第1のブロックに対向す
るケースの内面に分配室を形成し、弁体に貫通孔を形成
し、流入出室及び分配室を通る中心線に対して回転可能
に弁体をケース内に配置し、流入出室と分配室とを連絡
する接続流路を弁体の周囲に設け、弁体の回転位置によ
り分配室の流体を貫通孔を介して第2のポート又は第3
のポートに選択的に流出させる。この発明の実施例で
は、弁体はチャンバ内に配置された球形部を有し、第2
のブロック及び第3のブロックとケースとの間にシール
部材が設けられ、弁体はL字形の貫通孔を有する。第1
のブロック、第2のブロック及び第3のブロックはケー
スに対してねじ連結してもよい。また、図示の実施例で
は、弁体の端部に設けられた嵌合部と係合するアクチュ
エータの接続部を案内するガイドキャップが設けられ
る。
【0006】
【作用】第1のポートから流入した流体は流入出室から
接続流路を介して分配室に流入し、分配室に流入した流
体は弁体の回転位置により貫通孔を介して第2のポート
又は第3のポートに選択的に流出される。即ち、従来例
の液溜まりに相当する流入出室、接続流路及び分配室が
流体の通路として活用される。そのため、液溜まり(ポ
ケット)がなくなり、常時新しい流体が切換弁装置を通
じて供給される。
【0007】
【実施例】以下、この発明による切換弁装置の実施例を
図1及び図2について説明する。図1及び図2に示すよ
うに、この発明による切換弁装置10は第1〜第3のポ
ート11〜13及び第1のポート11と第2及び第3の
ポート12、13とを連絡するチャンバ14を備えたケ
ース15と、L字形の貫通孔16aを有しかつケース1
5のチャンバ14内に配置され、第1のポート11から
流入する流体の第2又は第3のポート12、13への流
れを制御する弁体16とを備えている。ケース15に
は、チャンバ14に連絡する第1のポート11を有する
第1のブロック51がボルト54により固定され、チャ
ンバ14に連絡する第2のポート12を有する第2のブ
ロック52及びチャンバ14に連絡する第3のポート1
3を有する第3のブロック53が第1のブロック51に
対して直角にケース15にボルト54により固定されて
いる。ケース15の上端部及び下端部にはそれぞれ支持
孔17a、18aを有する軸受部材17、18がボルト
54により固定されている。第1のブロック51に対向
するケース15の内面には分配室19が形成され、第1
のブロック51に隣接するケース15のチャンバ14内
には流入出室20が形成されている。弁体16には、球
状部16bと球状部16bから反対方向に延び出す軸部
16cが設けられ、軸受部材17、18の支持孔17
a、18a内に回転可能に配置される。弁体16の軸部
16cの上端部には、弁体16を回転駆動する空圧、油
圧又は電動アクチュエータの接続部(図示せず)と係合
する嵌合突起部16dが形成され、軸部16cの突出部
の外周にはアクチュエータの接続部を案内するガイドキ
ャップ28が嵌め込まれている。弁体16の軸部16c
内及び軸受部材17、18の支持孔17a、18a内に
は、各々パッキン21、22が配置されている。第2の
ブロック52及び第3のブロック53とケース15との
間には、それぞれ樹脂製のシール部材23、24が設け
られている。更に、第1のブロック51とケース15と
の間にもシール部材を設けてもよい。シール部材23、
24の各外周部には、それぞれスリーブ26、27が被
せられ、流体の通流時におけるシール部材23、24の
撓みを防止する。弁体16の周囲には、流入出室20と
分配室19とを連絡する接続流路25が設けられ、第1
のポート11から流入出室20に流入した流体を分配室
19へ誘導する。
【0008】上記の構成において、図2に示すように弁
体16のL字形の貫通孔16aが分配室19と第2のポ
ート12とを連絡する位置にあるとき、第1のポート1
1から供給された流体はケース15のチャンバ14内の
流入出室20に流入し、接続流路25を介して分配室1
9へ誘導される。分配室19の流体は弁体16のL字形
の貫通孔16aを通り抜け、第2のポート12へ流出さ
れる。弁体16を図2の状態から反時計方向に90度回
転させてL字形の貫通孔16aを分配室19と第3のポ
ート13とを連絡する位置に切り換えたとき、第1のポ
ート11から供給された流体はケース15のチャンバ1
4内の流入出室20、接続流路25、分配室19及び弁
体16のL字形の貫通孔16aを経由して第3のポート
12へ流出される。
【0009】この実施例では、第1のポート11から流
入した流体を流入出室20、接続流路25を介して分配
室19に流入させ、分配室19に流入した流体を弁体1
6のL字形の貫通孔16aの回転位置により第2のポー
ト12又は第3のポート13に選択的に流出させる。し
たがって、ケース15のチャンバ14内の流入出室2
0、接続流路25及び分配室19が流体の通路として活
用されるので、ポケットレスとなり、チャンバ14内に
流体が残留しない。このため、切換弁装置10を通じて
常時新しい流体を供給することができかつ流体が塗料等
の固着性のある液体の場合でも切換弁装置10の弁体1
6を常時円滑に駆動することができる。また、弁体16
の孔は貫通孔16aだけでよく、従来製品で貫通孔の周
囲に設けられていたバイパス孔を省略できるので、弁体
16の構造を簡素化できる。
【0010】この発明の実施態様は前記の実施例に限定
されず変更が可能である。例えば、上記の実施例では第
1〜第3のブロック51〜53をボルト54によりケー
ス15に固定した例を示したが、第1〜第3のブロック
51〜53のケース15側への突出部分の外周部に雄ね
じを設け、ケース15のチャンバ14の入口付近の内周
部に雌ねじを設けて第1〜第3のブロック51〜53を
ケース15に対してねじ連結してもよい。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、ケースのチャンバ内
の流入出室、接続流路及び分配室が流体の通路として活
用されポケットレスとなるので、チャンバ内に流体が残
留せず、切換弁装置を通じて常時新しい流体を供給する
ことが可能である。このため、流体を混合する場合に精
密な比率で混合できかつ流体への不純物の混入を回避で
きる。また、流体が塗料等の固着性のある液体の場合で
もチャンバ内に塗料等が残留しないので、切換弁装置の
弁体を常時円滑に駆動できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による切換弁装置の実施例を示す正
面断面図
【図2】 図1の切換弁装置の平面断面図
【図3】 従来の切換弁装置を示す断面図
【符号の説明】
10...切換弁装置、11〜13...第1〜第3の
ポート、14...チャンバ、15...ケース、1
6...弁体、16a...貫通孔、19...分配
室、20...流入出室、23、24...シール部
材、25...接続流路、28...ガイドキャップ、
51〜53...第1〜第3のブロック

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1〜第3のポート及び第1〜第3のポ
    ート各間を連絡するチャンバを備えたケースと、ケース
    のチャンバ内に配置され第1のポートから流入する流体
    の第2又は第3のポートへの流れを制御する弁体とを備
    えた切換弁装置において、 チャンバに連絡する第1のポートを有する第1のブロッ
    クをケースに固定し、チャンバに連絡する第2のポート
    を有する第2のブロック及びチャンバに連絡する第3の
    ポートを有する第3のブロックを第1のブロックに対し
    て直角にケースに固定し、第1のブロックに対向するケ
    ースの内面に分配室を形成し、弁体に貫通孔を形成し、
    流入出室及び分配室を通る中心線に対して回転可能に弁
    体をケース内に配置し、流入出室と分配室とを連絡する
    接続流路を弁体の周囲に設け、弁体の回転位置により分
    配室の流体を貫通孔を介して第2のポート又は第3のポ
    ートに選択的に流出させることを特徴とする切換弁装
    置。
  2. 【請求項2】 弁体はチャンバ内に配置された球形部を
    有する「請求項1」に記載の切換弁装置。
  3. 【請求項3】 第2のブロック及び第3のブロックとケ
    ースとの間にシール部材が設けられた「請求項1」に記
    載の切換弁装置。
  4. 【請求項4】 弁体はL字形の貫通孔を有する「請求項
    1」に記載の切換弁装置。
  5. 【請求項5】 第1のブロック、第2のブロック及び第
    3のブロックはケースに対してねじ連結される「請求項
    1」に記載の切換弁装置。
  6. 【請求項6】 弁体の端部に設けられた嵌合部と係合す
    るアクチュエータの接続部を案内するガイドキャップを
    設けた「請求項1」に記載の切換弁装置。
JP32031993A 1993-12-20 1993-12-20 切換弁装置 Pending JPH07174247A (ja)

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