JPH0717403Y2 - 噴霧給油用タンク - Google Patents

噴霧給油用タンク

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JPH0717403Y2
JPH0717403Y2 JP6286788U JP6286788U JPH0717403Y2 JP H0717403 Y2 JPH0717403 Y2 JP H0717403Y2 JP 6286788 U JP6286788 U JP 6286788U JP 6286788 U JP6286788 U JP 6286788U JP H0717403 Y2 JPH0717403 Y2 JP H0717403Y2
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JP
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tank
lubricating oil
primary
primary tank
compressed air
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仁彦 木村
高橋  清
剛史 山本
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Toyooki Kogyo Co Ltd
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Toyooki Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、遠隔設置可能な噴霧器に潤滑油の供給を行な
う噴霧給油用タンクに関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の噴霧給油用タンクは第4図に示される如
き構成からなり、潤滑油を貯蔵したタンク30に流入口31
の圧縮空気が作用すると貯蔵潤滑油が送油路32を介して
供給口33へ加圧送出され、供給口33からの潤滑油は分流
部材34により分流可能にされてタンク30から遠隔設置さ
れた少なくとも1つの噴霧器35の給油口36に供給され、
噴霧器35の流路37に流れる圧縮空気により潤滑油を吐出
噴霧して圧縮空気に噴霧混合させている。そして、タン
ク30には潤滑油を補給するための補給口38が設けられ、
栓39によりタンク30内を密閉する際に流入口31の圧縮空
気がタンク30に流入し、栓39によりタンク30内を開放す
る際にタンク30に流れる圧縮空気を遮断可能にした開閉
弁40が設けられている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、かかる構成では、タンク30に潤滑油を補給す
るよう補給口38から栓39を取り外すと、流入口31からタ
ンク30へ流れている圧縮空気が開閉弁40で遮断されると
共にタンク30内は大気開放されるため、タンク30内の貯
蔵潤滑油を供給口33へ送出する圧縮空気の加圧力が低下
してしまい、別体の噴霧器35に潤滑油を供給させること
ができない問題点があった。
本考案は、かかる問題点を解決するもので、潤滑油をタ
ンクに補給している状態でも噴霧器に貯蔵潤滑油を供給
し得るようにした噴霧給油用タンクを提供することを目
的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
このため本考案は、潤滑油を貯蔵する大容量の一次タン
クと小容量の二次タンクを区画形成して設けたタンク本
体に、各タンクより上方部位に圧縮空気の流入口と噴霧
器に接続して潤滑油を供給する供給口とを有し、圧縮空
気の流入口と二次タンク間を連通すると共に、一端を潤
滑油の供給口に連通して他端を二次タンクの貯蔵潤滑油
内に開口する送油路を設け、一次タンクと二次タンク間
を連通する通路に一次タンクから二次タンクへの潤滑油
流通を許容すると共に二次タンクから一次タンクへの潤
滑油流通を阻止する第1弁を設け、タンク本体には一次
タンクに潤滑油を補給するための補給口を設け、補給口
には一次タンク内を外部と密閉開放自在に栓を着脱自在
に設け、栓による一次タンク内の密閉開放に伴ない一次
タンクと二次タンク間を連通遮断する第2弁をタンク本
体に設け、第2弁は栓により一次タンク内を密閉した際
に一次タンクと二次タンク間を連通すると共に栓により
一次タンク内を開放した際に二次タンクから一次タンク
への圧縮空気の流れを阻止するよう構成した。
〔作用〕
かかる本考案の構成において、流入口から二次タンクへ
流入した圧縮空気による貯蔵潤滑油を加圧作用すると二
次タンクの貯蔵潤滑油が送油路を介して供給口から噴霧
器に供給されると共に二次タンクに流入した圧縮空気は
第2弁を介して一次タンクにも流入され一次タンクの貯
蔵潤滑油を加圧作用し、一次タンクの貯蔵潤滑油を第1
弁を介して二次タンクに流入させている。この作動状態
で一次タンクに潤滑油を補給するよう補給口を開くと第
2弁が一次タンクと二次タンク間の連通を遮断して一次
タンクへの圧縮空気の流入が阻止されると共に一次タン
ク内が外部と開放して一次タンクの内圧が低下し、第1
弁により二次タンクから一次タンクへの潤滑油流通が阻
止され、二次タンクの貯蔵潤滑油を流入口の圧縮空気に
よる二次タンクの加圧作用で送油路を介して供給口から
供給し続けることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第3図において、1は上蓋部材で、圧縮空
気の供給源側に接続する流入口2と図示しない噴霧器へ
接続する供給口3を有し、流入口2と供給口3に連設の
流路4、5をそれぞれ下面に向けて開口している。上蓋
部材1の下面に中空状の筒部材6を介在して筒部材6の
開口を閉塞するよう下蓋部材7を4本のボルト8で固設
してタンク本体9を形成している。10はタンク本体9内
部に形成された大容量の潤滑油を貯蔵する一次タンク、
11は流入口2の流路4と連通すると共に一次タンク10内
に区画形成して潤滑油を貯蔵する小容量の二次タンク
で、筒部材6の内部に設けた中空状の小型筒部材12の上
端を上蓋部材1で閉塞し、下端開口を小型筒部材12のプ
ラグ部材13で閉塞し形成している。14は一次タンク10と
二次タンク11間を連通するようプラグ部材13に穿設した
流路15に設けられた第1弁で、プラグ部材13内の通路15
を開閉させるボール状の弁体14Aをプラグ部材13と嵌着
させて着座する弁座体16によって形成され、一次タンク
10の潤滑油はフィルタ17を通って通路15に流れ、一次タ
ンク10から二次タンク11への潤滑油流通を許容し、二次
タンク11から一次タンク10への潤滑油流通を阻止してお
り、一次タンク10に補給された潤滑油と二次タンク11の
貯蔵潤滑油との液面高さによる位置水頭差で一次タンク
10の潤滑油が二次タンク11へ流通可能にしている。18は
流入口2から二次タンク11に流入される圧縮空気の作用
で二次タンク11の潤滑油を供給口3に送出するよう一端
を供給口3の流路5と連通し、他端を二次タンク11の貯
蔵潤滑油内に開口した送油路である。19は流路5に設け
られた逆止め弁で、噴霧器側からの潤滑油が二次タンク
11に逆流しないようにしている。20は一次タンク10に潤
滑油を補給するための補給口で上蓋部材1に貫設してい
る。21は補給口20に螺合して着脱自在に設けた栓で、補
給口20への螺合を緩めることで徐々に一次タンク10内の
圧縮空気が排気されるよう排気口21Aが設けられてい
る。22は一次タンク10と二次タンク11上の空間を連通す
るよう上蓋部材1に設けた流路23に配設の第2弁で、一
端が支持材24で支持した棒状の突出部で補給口20の栓21
の段付面21Bに当接され、他端がばね25力で押圧される
ようばね25が上蓋部材1の内側に穿設されて螺合固定し
た固定部材26で保持されており、栓21により一次タンク
10内を密閉した際には栓21の段付面21Bで当接押圧され
て流路23に形成の弁座23Aにより第2弁22の弁部22Aが離
脱して一次タンク10と二次タンク11上の空間を連通する
と共に、栓21を取り外して一次タンク10内を開放する際
には栓21の段付面21Bで弁部22Aが押圧されなくなりばね
25力により弁座23Aに着座して二次タンク11上の空間か
ら一次タンク10への圧縮空気の流れを阻止するように設
けている。27は一次タンク10の潤滑油の貯蔵量を確認す
る油面計、28は一次タンク10に貯蔵の潤滑油を排出する
排出路、29は一次タンクの圧力を確認する圧力計であ
る。
次にかかる構成の作動を説明する。
図示状態は、栓21により補給口20を閉じて一次タンク10
内を密閉した状態を示し、流入口2からの圧縮空気は流
路4から二次タンク11上の空間に流入し、圧縮空気の一
部は二次タンク11上の空間より栓21の段付面21Bに当接
押圧されて開状態にある第2弁22を介して流路23を流れ
て一次タンク10の貯蔵潤滑油を加圧作用する。一次タン
ク10の貯蔵潤滑油は一次タンク10の加圧作用により開状
態にある第1弁14を介して通路15を流れて二次タンク11
に貯蔵される。また、二次タンク11の貯蔵潤滑油は二次
タンク11上の空間の圧縮空気の作用により送油路18を介
して供給口3に送出される。この状態で、油面計26によ
り一次タンク7の潤滑油貯蔵量が少量になったのが確認
されると、栓21の螺合を緩めて栓21の排気口21Aから一
次タンク10内の圧縮空気を大気開放させて十分低圧にな
ったことを圧力計29で確認した後に栓21を補給口20より
取り外して潤滑油を補給口20から一次タンク10へ補給す
る。このとき、第2弁22が栓21の螺合を緩めた状態でば
ね25力により弁部22Aが弁座23Aに着座して圧縮空気の二
次タンク11上の空間から一次タンク10への流れを阻止
し、一次タンク10内の圧力低下により第1弁14が閉作動
して二次タンク11から一次タンク10への潤滑油流通を阻
止する。そして、二次タンク11の貯蔵潤滑油が二次タン
ク11上の空間の圧縮空気の作用により送油路18を介して
供給口3へ送出され続ける。一次タンク10への潤滑油の
注油が完了し、栓21を補給口20に排気口21Aが閉塞され
るまで螺合して補給口20を閉じると、第2弁22が栓21の
段付面21Bににより当接押圧されて第1図示状態に復帰
し、二次タンク11上の空間の圧縮空気が一次タンク10に
流入され一次タンク10の内圧が上昇して一次タンク10と
二次タンク11が同圧となり、一次タンク10に補給された
潤滑油と二次タンク11の貯蔵潤滑油との液面高さによる
位置水頭差により第1弁14から通路15を介して一次タン
ク10から二次タンク11へ潤滑油が流入される。
かかる作動で、栓21により一次タンク10内を開放して一
次タンク10に潤滑油を補給する際、栓21より第2弁22の
弁部22Aがばね25力で弁座23Aに着座して圧縮空気の二次
タンク11上の空間から一次タンク10への流れを阻止する
と共に、第1弁14が一次タンク10の内圧低下により閉作
動して二次タンク11から一次タンク10への潤滑油流通を
阻止し、二次タンク11の貯蔵潤滑油を流入口2の圧縮空
気により加圧作用して送油路18を介して供給口3へ送出
し続けることができる。また、一次タンク10の内圧低下
により閉作動する第2弁22を介して二次タンク11が設け
られているため、一次タンク10に潤滑油を補給している
間、二次タンク11に貯蔵される潤滑油を使用することが
でき、長時間の補給作業においても潤滑油を良好に供給
口3から供給し続けられるので取扱い性を向上し得る。
〔考案の効果〕
このように、本考案によれば、潤滑油を貯蔵する大容量
の一次タンクと小容量の二次タンクを区画形成して設け
たタンク本体に、各タンクより上方部位に圧縮空気の流
入口と噴霧器に接続して潤滑油を供給する供給口とを有
し、圧縮空気の流入口と二次タンク間を連通すると共
に、一端を潤滑油の供給口に連通して他端を二次タンク
の貯蔵潤滑油内に開口する送油路を設け、一次タンクと
二次タンク間を連通する通路に一次タンクから二次タン
クへの潤滑油流通を許容すると共に二次タンクから一次
タンクへの潤滑油流通を阻止する第1弁を設け、タンク
本体には一次タンクに潤滑油を補給するための補給口を
設け、補給口には一次タンク内を外部と密閉開放自在に
栓を着脱自在に設け、栓による一次タンク内の密閉開放
に伴ない一次タンクと二次タンク間を連通遮断する第2
弁をタンク本体に設け、第2弁は栓により一次タンク内
を密閉した際に一次タンクと二次タンク間を連通すると
共に栓により一次タンク内を開放した際に二次タンクか
ら一次タンクへの圧縮空気の流れを阻止するように設け
たことにより、一次タンクに潤滑油を補給している状態
でも噴霧器に潤滑油を供給し続けることができる。
また、補給作業に長時間かかる場合でも、二次タンクに
貯蔵の潤滑油がなくなるまで良好に供給口から供給し続
けられ取扱い性を向上し得る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案にかかる噴霧給油用タンク
の一実施例を示し、第1図は第2図の線I-Iに沿った断
面図、第2図は平面図、第3図は第2図の線III-IIIに
沿った断面図、第4図は従来の噴霧給油装置の構成図で
ある。 2……流入口、3……供給口、9……タンク本体、10…
…一次タンク、11……二次タンク、14……第1弁、15…
…通路、18……送油路、20……補給口、21……栓、22…
…第2弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】潤滑油を貯蔵する大容量の一次タンクと小
    容量の二次タンクを区画形成して設けたタンク本体に、
    各タンクより上方部位に圧縮空気の流入口と噴霧器に接
    続して潤滑油を供給する供給口とを有し、圧縮空気の流
    入口と二次タンク間を連通すると共に、一端を潤滑油の
    供給口に連通して他端を二次タンクの貯蔵潤滑油内に開
    口する送油路を設け、一次タンクと二次タンク間を連通
    する通路に一次タンクから二次タンクへの潤滑油流通を
    許容すると共に二次タンクから一次タンクへの潤滑油流
    通を阻止する第1弁を設け、タンク本体には一次タンク
    に潤滑油を補給するための補給口を設け、補給口には一
    次タンク内を外部と密閉解放自在に栓を着脱自在に設
    け、栓による一次タンク内の密閉解放に伴ない一次タン
    クと二次タンク間を連通遮断する第2弁をタンク本体に
    設け、第2弁は栓により一次タンク内を密閉した際に一
    次タンクと二次タンク間を連通すると共に栓により一次
    タンク内を解放した際に二次タンクから一次タンクへの
    圧縮空気の流れを阻止するように設けて成る噴霧給油用
    タンク。
JP6286788U 1988-05-12 1988-05-12 噴霧給油用タンク Expired - Lifetime JPH0717403Y2 (ja)

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