JPH07173293A - 表面改質ゴム - Google Patents
表面改質ゴムInfo
- Publication number
- JPH07173293A JPH07173293A JP26838794A JP26838794A JPH07173293A JP H07173293 A JPH07173293 A JP H07173293A JP 26838794 A JP26838794 A JP 26838794A JP 26838794 A JP26838794 A JP 26838794A JP H07173293 A JPH07173293 A JP H07173293A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- polymer
- modified rubber
- modified
- rubber according
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 接着性、特にアスフアルトとの接着性を改良
した表面改質ゴムを提供する。 【構成】 ゴム表面を高分子系材料により処理して得ら
れる表面改質ゴム。
した表面改質ゴムを提供する。 【構成】 ゴム表面を高分子系材料により処理して得ら
れる表面改質ゴム。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表面改質ゴム、更に詳し
くはアスフアルトとの接着性を改良した表面改質ゴムに
関する。
くはアスフアルトとの接着性を改良した表面改質ゴムに
関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ場や公園等の歩径路材、シート防
水材としてのルーフイング材、防振材、防音材等にゴム
粉砕物が使用されている。この場合、結合剤としてはウ
レタン系、エポキシ系、ゴム系、アスフアルト系と種々
のものがあるが、アスフアルトを結合剤として使用する
場合、ゴムはアスフアルトとの接着力が低いため、得ら
れる製品の強度が弱いという問題点を有している。しか
し上記問題点を解決するために、ゴム表面を処理剤で処
理するという方法は現在のところ行われていない。
水材としてのルーフイング材、防振材、防音材等にゴム
粉砕物が使用されている。この場合、結合剤としてはウ
レタン系、エポキシ系、ゴム系、アスフアルト系と種々
のものがあるが、アスフアルトを結合剤として使用する
場合、ゴムはアスフアルトとの接着力が低いため、得ら
れる製品の強度が弱いという問題点を有している。しか
し上記問題点を解決するために、ゴム表面を処理剤で処
理するという方法は現在のところ行われていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は接着
性、特にアスフアルトとの接着性を改良した表面改質ゴ
ムを提供することにある。
性、特にアスフアルトとの接着性を改良した表面改質ゴ
ムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はゴム表面を高分
子系材料により処理して得られる表面改質ゴムに係る。
子系材料により処理して得られる表面改質ゴムに係る。
【0005】本発明のゴムとしては各種のゴムを用いる
ことができるが、特に用済みタイヤ等、全ての加硫ゴム
の粉砕物が好ましく用いられる。
ことができるが、特に用済みタイヤ等、全ての加硫ゴム
の粉砕物が好ましく用いられる。
【0006】本発明において高分子系材料としては各種
の熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー又は液状ゴムが
用いられる。更に具体的にはオレフイン系石油樹脂、エ
チレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン・エチ
ルアクリレート共重合体、スチレン・ブタジエンブロツ
ク共重合体、ポリブタジエン、液状ポリイソプレン等が
好適である。液状ポリイソプレンとしてはCOOH、O
H変性、水素添加、エマルジョン化、ブタジエン共重
合、スチレン共重合等により変性したもの、或いは変性
しないものが挙げられるが、特にCOOH変性液状ポリ
イソプレンが好ましい。このCOOH変性液状ポリイソ
プレンは分子量が3000〜100000、好ましくは
20000〜30000、COOH基が1〜30個、好
ましくは3〜10個のものが好適である。
の熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー又は液状ゴムが
用いられる。更に具体的にはオレフイン系石油樹脂、エ
チレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン・エチ
ルアクリレート共重合体、スチレン・ブタジエンブロツ
ク共重合体、ポリブタジエン、液状ポリイソプレン等が
好適である。液状ポリイソプレンとしてはCOOH、O
H変性、水素添加、エマルジョン化、ブタジエン共重
合、スチレン共重合等により変性したもの、或いは変性
しないものが挙げられるが、特にCOOH変性液状ポリ
イソプレンが好ましい。このCOOH変性液状ポリイソ
プレンは分子量が3000〜100000、好ましくは
20000〜30000、COOH基が1〜30個、好
ましくは3〜10個のものが好適である。
【0007】本発明においてはゴムと高分子系材料を、
ニーダー等の適当なミキサーで混合することにより表面
改質ゴムが得られる。高分子系材料はゴム 100部
(重量部、以下同様)に対して約0.3〜10部、好ま
しくは約2〜5部用いる。混合は高分子系材料の融点又
は軟化点より高い温度で均質な混合物が得られる時間行
う。高分子系材料が0.3部未満では接着力向上に効果
がなく、10部を越えると増量効果がなくなると同時に
アスフアルトとの均一混合が困難となり、ゴム粒子が塊
状になりやすく、加工性にも問題を生ずる。
ニーダー等の適当なミキサーで混合することにより表面
改質ゴムが得られる。高分子系材料はゴム 100部
(重量部、以下同様)に対して約0.3〜10部、好ま
しくは約2〜5部用いる。混合は高分子系材料の融点又
は軟化点より高い温度で均質な混合物が得られる時間行
う。高分子系材料が0.3部未満では接着力向上に効果
がなく、10部を越えると増量効果がなくなると同時に
アスフアルトとの均一混合が困難となり、ゴム粒子が塊
状になりやすく、加工性にも問題を生ずる。
【0008】本発明においてはアスフアルト及びゴムと
相溶性の良い高分子系材料でゴム表面を処理することに
より、結合剤であるアスフアルトとゴムのなじみが良く
なり接着力が向上する。またゴム表面の処理剤の一部が
ゴム−ゴム結合界面のアスフアルトに溶け込むことによ
り、アスフアルトに粘り気が生じゴム粒子把握力が向上
する。
相溶性の良い高分子系材料でゴム表面を処理することに
より、結合剤であるアスフアルトとゴムのなじみが良く
なり接着力が向上する。またゴム表面の処理剤の一部が
ゴム−ゴム結合界面のアスフアルトに溶け込むことによ
り、アスフアルトに粘り気が生じゴム粒子把握力が向上
する。
【0009】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明を更
に詳しく説明する。
に詳しく説明する。
【0010】実施例及び比較例 表1〜4に示す割合の各成分をニーダーにより120℃
で10分間混合して表面改質ゴムを得た。得られた表面
改質ゴムの引張強度を以下の方法により測定した。
で10分間混合して表面改質ゴムを得た。得られた表面
改質ゴムの引張強度を以下の方法により測定した。
【0011】(試験方法)温度160〜180℃のスト
レートアスフアルト(60〜80)100部に対して改
質ゴム粒子 180部を混入撹拌する。均一混合後直ち
に冷モールドにてシート状に加圧成型する。JIS 1
号ダンベル片を作成し、21℃にて引張り試験を行つ
た。比較例1を100として指数で表示した。尚、表に
おいて ゴム:廃タイヤ粉砕ゴム(加硫ゴム粒子) エスコレツツ 1102:オレフイン系石油樹脂/エク
ソン化学製 エバフレツクスV577:エチレン・酢酸ビニル共重合
体/三井デユポンポリケミカル製 DPDI−6182:エチレン・エチルアクリレート共
重合体/日本ユニカー製 タフプレン 125:スチレン・ブタジエンブロツク共
重合体/旭化成製 RB820:シンジオタクチツク1,2−ポリブタジエ
ン/日本合成ゴム製 LIR 410:液状ポリイソプレン/クラレ製 LIR 403:液状ポリイソプレン/クラレ製
レートアスフアルト(60〜80)100部に対して改
質ゴム粒子 180部を混入撹拌する。均一混合後直ち
に冷モールドにてシート状に加圧成型する。JIS 1
号ダンベル片を作成し、21℃にて引張り試験を行つ
た。比較例1を100として指数で表示した。尚、表に
おいて ゴム:廃タイヤ粉砕ゴム(加硫ゴム粒子) エスコレツツ 1102:オレフイン系石油樹脂/エク
ソン化学製 エバフレツクスV577:エチレン・酢酸ビニル共重合
体/三井デユポンポリケミカル製 DPDI−6182:エチレン・エチルアクリレート共
重合体/日本ユニカー製 タフプレン 125:スチレン・ブタジエンブロツク共
重合体/旭化成製 RB820:シンジオタクチツク1,2−ポリブタジエ
ン/日本合成ゴム製 LIR 410:液状ポリイソプレン/クラレ製 LIR 403:液状ポリイソプレン/クラレ製
【0012】
【表1】
【0013】
【表2】
【0014】
【表3】
【0015】
【表4】
【0016】
【発明の効果】本発明の表面改質ゴムは、接着性、特に
アスフアルトとの接着性に優れており、アスフアルトを
結合剤とするゴム製品に有効に使用される。
アスフアルトとの接着性に優れており、アスフアルトを
結合剤とするゴム製品に有効に使用される。
Claims (11)
- 【請求項1】 ゴム表面を高分子系材料により処理して
得られる表面改質ゴム。 - 【請求項2】 高分子系材料が熱可塑性樹脂、熱可塑性
エラストマー又は液状ゴムである請求項1の表面改質ゴ
ム。 - 【請求項3】 高分子系材料がオレフイン系石油樹脂、
エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン・エチルアクリ
レート共重合体、スチレン・ブタジエンブロツク共重合
体、ポリブタジエン又は液状ポリイソプレンである請求
項2の表面改質ゴム。 - 【請求項4】 高分子系材料がオレフイン系石油樹脂で
ある請求項3の表面改質ゴム。 - 【請求項5】 高分子系材料がエチレン酢酸ビニル共重
合体である請求項3の表面改質ゴム。 - 【請求項6】 高分子系材料がエチレン・エチルアクリ
レート共重合体である請求項3の表面改質ゴム。 - 【請求項7】 高分子系材料がスチレン・ブタジエンブ
ロツク共重合体である請求項3の表面改質ゴム。 - 【請求項8】 高分子系材料がポリブタジエンである請
求項3の表面改質ゴム。 - 【請求項9】 高分子系材料が液状ポリイソプレンであ
る請求項3の表面改質ゴム。 - 【請求項10】 高分子系材料がCOOH変性液状ポリ
イソプレンである請求項9の表面改質ゴム。 - 【請求項11】 ゴム 100重量部に対して高分子系
材料を約0.3〜10重量部用いる請求項1の表面改質
ゴム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26838794A JPH07173293A (ja) | 1993-11-08 | 1994-10-05 | 表面改質ゴム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-303395 | 1993-11-08 | ||
JP30339593 | 1993-11-08 | ||
JP26838794A JPH07173293A (ja) | 1993-11-08 | 1994-10-05 | 表面改質ゴム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07173293A true JPH07173293A (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=26548287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26838794A Withdrawn JPH07173293A (ja) | 1993-11-08 | 1994-10-05 | 表面改質ゴム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07173293A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100809450B1 (ko) * | 2006-10-17 | 2008-03-06 | 주식회사 크리오텍 | 폐타이어 개질고무와 액상고무 혼합액을 이용한 탄성eps 층간 완충재 및 이의 제조 방법 |
KR101658893B1 (ko) * | 2015-08-26 | 2016-09-23 | 범준이엔씨 주식회사 | 개질 유황 결합재 조성물, 개질 유황 결합재의 제조 방법, 이로부터 제조된 개질 유황 결합재 및 이를 포함하는 개질 아스팔트 조성물 |
-
1994
- 1994-10-05 JP JP26838794A patent/JPH07173293A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100809450B1 (ko) * | 2006-10-17 | 2008-03-06 | 주식회사 크리오텍 | 폐타이어 개질고무와 액상고무 혼합액을 이용한 탄성eps 층간 완충재 및 이의 제조 방법 |
KR101658893B1 (ko) * | 2015-08-26 | 2016-09-23 | 범준이엔씨 주식회사 | 개질 유황 결합재 조성물, 개질 유황 결합재의 제조 방법, 이로부터 제조된 개질 유황 결합재 및 이를 포함하는 개질 아스팔트 조성물 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |