JPH07172221A - トロリ線の摩耗量検知方法並びに摩耗量検知装置 - Google Patents

トロリ線の摩耗量検知方法並びに摩耗量検知装置

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JPH07172221A
JPH07172221A JP5324145A JP32414593A JPH07172221A JP H07172221 A JPH07172221 A JP H07172221A JP 5324145 A JP5324145 A JP 5324145A JP 32414593 A JP32414593 A JP 32414593A JP H07172221 A JPH07172221 A JP H07172221A
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JP
Japan
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trolley wire
wear amount
wear
detecting
ear
Prior art date
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Pending
Application number
JP5324145A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshishige Nagao
俊繁 永尾
Hideyuki Takechi
秀行 武知
Masami Watanabe
政美 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 架設されたトロリ線の摩耗進行状況を段階的
に検知する。 【構成】 トロリ線の摩耗進行に従って順次断線する複
数の各種導電体あるいは各種光伝送体を設け、これら導
電体あるいは光伝送体の断線状況を検知する手段と、こ
の手段の結果にもとずいて摩耗量算出手段でトロリ線の
摩耗量を算出し出力するようにした。また、トロリ線の
摩耗進行に従って順次その摩耗面の色の割合が変化する
イヤー、あるいは色の種類が変化する積層材により、そ
の色の割合あるいは色の種類の変化の状況によりトロリ
線の摩耗量を検知するようにした。 【効果】 架設されたトロリ線の摩耗進行状況を確実に
把握することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気車などへの電力
供給に用いられるトロリ線の摩耗量の検知方法及びトロ
リ線の摩耗量を検知する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図14(a) ,(b) は、例えば特開平3-1369
30号公報で提案されていた従来のトロリ線の摩耗検知方
法を説明するための図である。図において1はトロリ
線、2はこのトロリ線1の摩耗限界位置であり、3は合
成樹脂などからなるイヤーで、上記トロリ線1を挟むよ
うに装着されており、その側面に光ファイバ4が添線さ
れている。
【0003】このイヤー3がトロリ線1に装着された状
態で添線されている光ファイバ4の一部分はトロリ線1
の摩耗限界位置2に位置しており、トロリ線1が摩耗限
界位置2まで摩耗した時点で、光ファイバ4も摩耗によ
り断線する。このような光ファイバ4が添線されたイヤ
ー3をトロリ線1の摩耗しやすい箇所(交差渡り部な
ど)に適当数取付け、それぞれの光ファイバ4を直列に
接続し、光ファイバ4の断線により端末に設置された異
常点検出装置によって摩耗限界到達時点とその位置をモ
ニターする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のト
ロリ線の摩耗検知方法では、トロリ線の摩耗限界位置2
に埋め込まれた光ファイバ4の断線の有無からトロリ線
が摩耗限界位置2に達したことを検出しているため、ト
ロリ線の摩耗限界位置に達するまでの摩耗進行状況を把
握することができず、トロリ線の摩耗量を検知すること
ができなかった。
【0005】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたもので、トロリ線の摩耗量を検知することに
より、トロリ線の摩耗進行状況を把握することを可能と
したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るトロリ線
の摩耗量検知方法においては、架設されたトロリ線の摩
耗進行に従って順次断線する複数の導電体の断線状況を
検知することによって、トロリ線の摩耗量を検出しよう
としたものである。また、トロリ線の摩耗進行に従って
順次断線する複数の光伝送体の断線状況を検知すること
によって、トロリ線の摩耗量を検出しようとしたもので
ある。
【0007】さらに、トロリ線の摩耗進行に従って順次
その摩耗面の色の割合が変化するイヤーの色の割合の状
況を検知することによって、トロリ線の摩耗量を検出し
ようとしたものである。また、トロリ線の摩耗進行に従
って順次その摩耗面の色が変化する積層部材の色の変化
の状況を検知することによって、トロリ線の摩耗量を検
出しようとしたものである。
【0008】この発明に係るトロリ線の摩耗量検知装置
においては、架設されたトロリ線の摩耗進行に従って順
次断線するように設けられた複数のループ状導電体と、
これらループ状導電体の断線状況を検知する手段と、こ
の手段の結果にもとずいてトロリ線の摩耗量を算出し出
力する摩耗量算出手段を設置したものである。また、ト
ロリ線の摩耗進行に従って順次摩耗し消耗するように所
定の角度をなして設けられた導電体と、この導電体に所
定の間隔をおいて接続された複数の導電性からなるタッ
プと、これら複数のタップと上記導電体との各接続点の
断線状況を検知する手段と、この手段の結果にもとずい
てトロリ線の摩耗量を算出し出力する摩耗量算出手段を
設置したものである。
【0009】さらに架設されたトロリ線の摩耗進行に従
って順次断線するように設けられた複数のループ状光伝
送体と、これらループ状光伝送体の断線状況を検知する
手段と、この手段の結果にもとずいてトロリ線の摩耗量
を算出し出力する摩耗量算出手段を設置したものであ
る。また、トロリ線の摩耗進行に従って順次摩耗し消耗
するように所定の角度をなして設けられた光伝送体と、
この光伝送体に所定の間隔をおいて接続された複数の光
伝送が可能なタップと、これら複数のタップと上記光伝
送体との各接続点の断線状況を検知する手段と、この手
段の結果にもとずいてトロリ線の摩耗量を算出し出力す
る摩耗量算出手段を設置したものである。
【0010】さらに、架設されたトロリ線の摩耗量検知
地点の固有番号を記憶し出力する手段と、この手段の出
力と摩耗量算出手段の出力を受けて電波を送信する電波
送信手段と、所定の電波を受信して上記電波送信手段を
制御する受信制御手段を設置したものである。また、架
設されたトロリ線の摩耗量検知地点の固有番号を記憶し
出力する手段と、この手段の出力と摩耗量算出手段の出
力を受けて光信号を送信する光送信手段と、所定の光信
号を受信して上記光送信手段を制御する受信制御手段を
設置したものである。
【0011】さらにまた、摩耗量検知手段の電源とし
て、巻線が巻かれた逆U字状に形成された磁性体コア
と、トロリ線に流れる電流により上記巻線に発生する電
力を直流電力に変換し出力する整流素子と、この整流素
子の出力を蓄える蓄電池とを用いるようにしたものであ
る。
【0012】さらに、色の異なる2種類の部材を、架設
されたトロリ線の摩耗進行に従って摩耗し露出する色の
割合が変化するように所定の角度をもって接合させたイ
ヤーと、このイヤーが露出する色の割合を検知し上記ト
ロリ線の摩耗量を算出する手段を設置したものである。
また、色の異なる複数の部材を層状に重ね、架設された
トロリ線の摩耗進行に従って摩耗し露出する色が変化す
るように構成された積層部材と、この積層部材が露出す
る色の種類を検知し上記トロリ線の摩耗量を算出する手
段を設置したものである。
【0013】
【作用】上記のように構成されたトロリ線の摩耗量検知
方法並びに摩耗量検知装置においては、トロリ線の摩耗
進行に従って順次断線する導電体あるいは光伝送体の断
線状況を検知してトロリ線の摩耗量を検出するようにし
たので、架設されたトロリ線の摩耗進行状況を把握する
ことができる。また、トロリ線の摩耗進行に従って順次
摩耗面の色の割合が変化するイヤーあるいは色の種類が
変化する積層部材を設け、その色の割合あるいは色の種
類の変化の状況を検出してトロリ線の摩耗量を検知する
ようにしたので、架設されたトロリ線の摩耗進行状況を
段階的に検知することができる。
【0014】さらに、架設されたトロリ線の検知地点の
固有番号と摩耗量算出手段の出力を受信制御手段の制御
を受けて電波送信手段で電波で送信するようにしたの
で、摩耗量検知地点のトロリ線の摩耗量を電波による送
受信を行なうことができる。
【0015】また、架設されたトロリ線の検知地点の固
有番号と摩耗量算出手段の出力を受信制御手段の制御を
受けて光送信手段で送信するようにしたので、摩耗量検
知地点のトロリ線の摩耗量を光信号による送受信を行な
うことができる。
【0016】さらに摩耗量検知手段の電源として、上記
した巻線が巻かれた磁性体コアと整流素子と蓄電池を用
いることにより、電源を自給することができ消耗品であ
る電池等が不要となる。
【0017】
【実施例】
実施例1.図1,図2はこの発明の一実施例であるトロ
リ線の摩耗量検知方法及び摩耗量検知装置を示すもの
で、図1において、1は架設されたトロリ線、2はトロ
リ線1の摩耗限界位置、5はイヤーで、合成樹脂などか
らなり上記トロリ線1を挟むように固定されている。6
a,6b,6c,6dはループ状導電体で、それぞれ上記イヤ
ー5の底部から距離a,b,c,dにループ状の先端部
分が位置するように上記イヤー5に組込まれている。こ
のループ状導電体6a,6b,6c,6dはそれぞれ一端が電圧
を印加するための電源7Aに接続され、他端は摩耗量検知
手段8Aに接続されている。
【0018】図2は摩耗量検知手段8Aの接続状況を示す
もので、図2において9Aは入力ポードからなるループ状
導電体の断線状況検知手段、10は例えばCPUからなる
トロリ線の摩耗量算出手段である。
【0019】次に作用・動作について説明する。トロリ
線1を新規架設したとき上述したループ状導電体6a〜6d
を組込んだイヤー5を取付けておくと、電気車のパンダ
グラフによってトロリ線1が摩耗するにつれてイヤー5
も同量ずつ摩耗していく。そしてイヤー5が底部から距
離aだけ摩耗したときループ状導電体6aが断線し、次い
で距離bまで摩耗したときループ状導電体6bが断線、順
次摩耗して最後に摩耗限界位置2まで(すなわち距離d
まで)摩耗するとループ状導電体6dが断線する。
【0020】これらのループ状導電体6a〜6dは図2に示
すように入力ポートからなるループ状導電体の断線状況
検知手段9Aの各入力ビットに接続されており、ループ状
導電体6a〜6dが順次断線すると、その対応するビットの
入力に電圧が印加されなくなる。そこでトロリ線の摩耗
量算出手段10で断線状況検知手段9Aの入力ビットの調査
を行ないループ状導電体6a〜6dの断線状況からa,b,
c,dのいづれの距離まで摩耗したかトロリ線の摩耗量
を算出し出力する。このようにループ状導電体6a〜6dを
組込んだイヤー5と、ループ状導電体の断線状況検知手
段9Aと摩耗量算出手段10を用いてトロリ線の摩耗量を算
出し出力するようにしたので、後述するようにトロリ線
の摩耗量を電波・電信手段を用いて伝達することができ
る。
【0021】実施例2.図3はこの発明の他の実施例2
を示すもので、図において、1,2,5,7A,8Aは上記
実施例1と同一であり、説明を省略する。11は線状ある
いは板状からなる導電体で、一端が電圧を印加するため
の電源7Aに接続され、他端が上記トロリ線1の摩耗進行
に従って摩耗し消耗するように上記トロリ線1の摩耗進
行に対し所定の角度をなすように設けられている。12a
,12b ,12c ,12d は導電性からなるタップで、それ
ぞれ一端が上記イヤー5の底部から距離a,b,c,d
となるように上記導電体11の長手方向に所定の間隔をお
いて接続されており、それぞれ他端が摩耗量検知手段8A
に接続されている。これら導電体11及び導電性からなる
タップ12a 〜12d は上記イヤー5に組込まれている。な
お、この実施例2においては図2の7A,8A,9A,10は上
記実施例1と同一であるが、図2に示すループ状導電体
6a〜6dは導電性からなるタップ12a 〜12d と置き換えて
以下説明する。
【0022】次に作用・動作について説明する。トロリ
線1を新規架設したとき上述した導電体11及び導電性タ
ップ12a 〜12d を組込んだイヤー5を取付けておくと、
トロリ線1が摩耗するにつれてイヤー5も同量ずつ摩耗
していく。そしてイヤー5が底部から距離aだけ摩耗し
たとき導電体11とタップ12a との接続点が断線し、次い
で距離bまで摩耗したとき導電体11とタップ12b との接
続点が断線、順次摩耗して最後に摩耗限界位置2まで
(すなわち距離dまで)摩耗すると導電体11とタップ12
d との接続点が断線する。
【0023】タップ12a ,12b ,12c ,12d の端部は接
続点の断線状況検知手段9Aの各入力ビットに接続されて
いるので、上記実施例1と同様の動作によってトロリ線
の摩耗量を算出し出力することができる。なお、この実
施例2においても導電体11、導電性タップ12a 〜12d 、
導電性タップの各接続点の断線状況検知手段9A、摩耗量
算出手段10を用いてトロリ線の摩耗量を算出し出力する
ようにしたので、後述するようにトロリ線の摩耗量を電
波・電信手段を用いて伝達することができる。
【0024】実施例3.なお、上記実施例1では図1,
図2に示すように、一端が電源7Aに接続されたループ状
導電体6a〜6dを組込んだイヤー5と、ループ状導電体の
断線状況検知手段9Aを用いて摩耗量算出手段10でトロリ
線の摩耗量を算出し出力するようにしたが、図4,図5
に示すように一端が光源7Bに対向したループ状光伝送体
13a 〜13d を組込んだイヤー5と、ループ状光伝送体の
断線状況検知手段9Bを用いて摩耗量算出手段10でトロリ
線の摩耗量を算出し出力するようにしたものである。こ
の実施例によれば後述するようにトロリ線の摩耗量を光
信号を用いて送信を行なうことが可能である。
【0025】実施例4.また、上記実施例2では図3に
示すように、一端が電源7Aに接続されトロリ線の摩耗進
行に対し所定の角度をなすように設けられた線状あるい
は板状からなる導電体11と、この導電体11の長手方向に
所定の間隔をおいて接続された導電性からなるタップ12
a 〜12d と、このタップ12a 〜12d と上記導電体11との
各接続点の断線状況検知手段9Aを用いて摩耗量算出手段
10でトロリ線の摩耗量を算出し出力するようにしたが、
図6に示すように一端が光源7Bに対向しトロリ線の摩耗
進行に対し所定の角度をなすように設けられた線状ある
いは板状からなる光伝送体14と、この光伝送体14の長手
方向に所定の間隔をおいて接続された光伝送が可能なタ
ップ15a 〜15d と、このタップ15a 〜15d と上記光伝送
体14との各接続点の断線状況検出手段9Bを用いて摩耗量
算出手段10でトロリ線の摩耗量を算出し出力するように
したものである。この実施例によれば後述するようにト
ロリ線の摩耗量を光信号を用いて送信を行なうことが可
能である。
【0026】実施例5.なお、上記実施例1,実施例2
あるいは実施例3,実施例4では、図1,図3あるいは
図4,図6でイヤー5に組込むループ状導電体6a〜6d,
導電体11と、導電性からなるタップ12a 〜12d あるいは
ループ状光伝送体13a 〜13d ,光伝送体14と光伝送が可
能なタップ15a 〜15d をトロリ線の片側に配するように
図示しているが、トロリ線の摩耗が左右のいずれかに偏
って起こる箇所においてはトロリ線に対して両側に配置
した構成となるイヤー5を設置するのがよいことはもち
ろんである。
【0027】実施例6.また、上記実施例1あるいは実
施例2では、複数に設けられたループ状導電体6a〜6dあ
るいは導電性からなるタップ12a 〜12d の各接続点の断
線状況を断線状況検知手段9Aで検知し、その結果にもと
ずいてトロリ線の摩耗量を摩耗量算出手段10で算出し出
力する技術について述べたが、以下架設されたトロリ線
の摩耗量の検知地点ごとに算出したトロリ線の摩耗量
を、必要な時に所定の場所へ送信させる手段を図7をも
とに説明する。図7において16は摩耗量検知地点ごとに
設置されたイヤー5の固有番号を記憶し該番号を出力す
る手段、17は電波送信手段で、上記実施例1,実施例2
で示したような算出したトロリ線の摩耗量と、イヤー5
の固有番号を所定の場所へ電波で送信する。18は受信制
御手段で、所定の電波を受信している間、あるいは受信
後一定時間だけ上記電波送信手段17を送信させる制御機
能を有する。
【0028】次に動作について説明する。図7に示す構
成のものを架設されたトロリ線の摩耗量の検知地点ごと
に設置しておき、例えば走行中の検測車から送信依頼電
波信号を受信制御手段18へ発信して摩耗量検知手段8Aか
らトロリ線の摩耗量と固有番号の出力を電波送信手段17
で発信させそのデータを受取る。この摩耗量検知手段8A
をトロリ線に取付け時に予めて各イヤー5の固有番号と
取付け位置の関係を記録しておけば、トロリ線の摩耗量
検知時に走行中の検測車の現在の走行位置を調査する必
要はなく、架設されたトロリ線のどの地点の摩耗量であ
るかを知ることができる。また、受信制御手段18は上記
したように電波送信手段17の発信制御機能を有している
ので、必要時に、必要な期間だけ発信回路を動作させる
ことができ電源の余分な消耗を防止することができる。
【0029】実施例7.また、上記実施例3あるいは実
施例4では、複数に設けられたループ状の光伝送体13a
〜13d あるいは光伝送が可能なタップ15a 〜15d の各接
続点の断線状況を断線状況検知手段9Bで検知し、その結
果にもとずいてトロリ線の摩耗量を摩耗量算出手段10で
算出し出力する技術について述べたが、以下架設された
トロリ線の摩耗量の検知地点ごとに算出したトロリ線の
摩耗量を、必要な時に所定の場所へ送信させる手段を図
8をもとに説明する。図8において16は摩耗量検知地点
ごとに設置されたイヤー5の固有番号を記憶し該番号を
出力する手段、19は光送信手段で、上記実施例3,実施
例4で示したような算出したトロリ線の摩耗量と、イヤ
ー5の固有番号を所定の場所へ光信号で送信する。20は
受信制御手段で、所定の光信号を受信している間、ある
いは受信後一定時間だけ上記光送信手段19を送信させる
制御機能を有する。
【0030】次に動作について説明する。図8に示す構
成のものを架設されたトロリ線の摩耗量の検知地点ごと
に設置しておき、例えば走行中の検測車から送信依頼光
信号を受信制御手段20へ発信して摩耗量検知手段8Bから
トロリ線の摩耗量と固有番号の出力を光送信手段19で発
信させそのデータを受取る。この摩耗量検知手段8Bをト
ロリ線に取付け時に予めて各イヤー5の固有番号と取付
け位置の関係を記録しておけば、トロリ線の摩耗量検知
時に走行中の検測車の現在の走行位置を調査する必要は
なく、架設されたトロリ線のどの地点の摩耗量であるか
を知ることができる。また、受信制御手段20は上記した
ように光送信手段19の発信制御機能を有しているので、
必要時に、必要な期間だけ発信回路を動作させることが
でき光源の余分な消耗を防止することができる。
【0031】実施例8.図9,図10は上記実施例1〜実
施例4で示した電源7Aあるいは図示しない光源7Bに用い
る電源の一実施例を示すものである。図において、21は
巻線22が巻かれた逆U字状に形成された磁性体コアで、
トロリ線の摩耗限界位置2より上側に設置されている。
23は整流素子、24は蓄電池である。ここで、トロリ線1
から供給を受けている電気車が、加速・減速したり摩耗
量検知地点を前後に通過したりすると、トロリ線1には
様々な方向・波形の電流が流れる。このため電磁誘導に
より磁性体コア21に巻かれた巻線22の両端に交流電圧が
発生する。巻線22の両端は整流素子23に接続されてお
り、発生した交流電圧は直流に変換されて蓄電池24に蓄
えられて摩耗量検知手段の電源として供給される。電気
車の走行に伴なって得られる電気は、電気車の加減速中
など一部に限られるが、整流素子23を介して蓄電池24に
蓄えておくことで、電気車の営業時間外でも摩耗量検知
手段を作動させることが可能である。
【0032】実施例9.図11,図12はこの発明の他の実
施例9を示すもので、図に示すようにイヤー25は、色の
異なる合成樹脂などからなる2種類の部材26,27を架設
したトロリ線1の摩耗進行に従って摩耗し露出する色の
割合が変化するようにトロリ線の摩耗進行方向に対して
所定の角度をなすように接合して構成されている。この
ように構成されたイヤー25が露出する色の割合を検知す
ることにより、上記トロリ線の摩耗量を検出するもので
ある。すなはち、図11に示すように、部材26と部材27は
異なる色であるため、摩耗が進行した状態で下方からカ
ラーカメラ等で検知すると、図12に示すように部材26の
色の部分(幅D)と部材27の色の部分(幅A)が区別し
てその割合が検知できる。この実施例9では図11に示す
ように部材26,部材27が三角柱であることから摩耗量d
と検知寸法Dの間に比例関係が成立するので、寸法Dか
ら摩耗量dを求めることができる。
【0033】実施例10.図13はこの発明の他の実施例
10を示すもので、図に示すように積層部材28は、色の異
なる合成樹脂などからなる複数の部材29〜32を層状に重
ねて、架設されたトロリ線1の摩耗進行に従って摩耗し
露出する色の種類が変化するように構成したものであ
る。このように構成された積層部材28が露出する色の種
類を検知することにより、上記トロリ線の摩耗量を検出
するものである。すなはち、トロリ線1が摩耗するにつ
れて積層部材28を構成する部材29〜32も下層の部材から
順次同量ずつ摩耗して行くため、下方からカラーカメラ
33等で検知すると、検知された色の種類から現在露出し
ている部材が判別でき、それにより摩耗量を段階的に求
めることができる。
【0034】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0035】トロリ線の摩耗進行に従って順次断線する
複数の各種導電体あるいは各種光伝送体の断線状況によ
りトロリ線の摩耗量を検知するようにしたので、架設さ
れたトロリ線の摩耗進行状況を確実に把握することがで
きる。
【0036】また、トロリ線の摩耗進行に従って順次摩
耗面の色の割合が変化するイヤー、あるいは色の種類が
変化する積層材により、その色の割合あるいは色の種類
の変化の状況によりトロリ線の摩耗量を検知するように
したので、架設されたトロリ線の摩耗進行状況を確実に
把握することができる。
【0037】さらに、架設されたトロリ線の検知地点の
固有番号と摩耗量算出手段の出力を受信制御手段の制御
を受けて電波送信手段で発信するようにしたので、必要
時に必要な期間とするだけ必要とする検知地点のトロリ
線の摩耗量を電波による送受信を行なうことができる。
【0038】また、架設されたトロリ線の検知地点の固
有番号と摩耗量算出手段の出力を受信制御手段の制御を
受けて光送信手段で発信するようにしたので、必要時に
必要な期間とするだけ必要とする検知地点のトロリ線の
摩耗量を光信号による送受信を行なうことができる。
【0039】さらに摩耗量検知手段の電源として上記し
た巻線が巻かれた磁性体コアと整流素子と蓄電池を用い
ることにより、電源を自給することができ消耗品である
電池等が不要であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を説明するための斜視図で
ある。
【図2】この発明の実施例1を示す回路図である。
【図3】この発明の実施例2を説明するための斜視図で
ある。
【図4】この発明の実施例3を説明するための斜視図で
ある。
【図5】この発明の実施例3を示す回路図である。
【図6】この発明の実施例4を説明するための斜視図で
ある。
【図7】この発明の実施例6を示す回路図である。
【図8】この発明の実施例7を示す回路図である。
【図9】この発明の実施例8を説明するための斜視図で
ある。
【図10】この発明の実施例8を示す回路図である。
【図11】この発明の実施例9を示す斜視図である。
【図12】この発明の実施例9を説明するための平面図
である。
【図13】この発明の実施例10を示す斜視図である。
【図14】従来のトロリ線の摩耗検知方法を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 トロリ線 2 トロリ線の摩耗限界位置 5 イヤー 6a ループ状導電体 6b ループ状導電体 6c ループ状導電体 6d ループ状導電体 7A 電源 7B 光源 9A,9B 断線状況検知手段 10 摩耗量算出手段 11 導電体 12a 導電性タップ 12b 導電性タップ 12c 導電性タップ 12d 導電性タップ 13a ループ状光伝送体 13b ループ状光伝送体 13c ループ状光伝送体 13d ループ状光伝送体 14 光伝送体 15a 光伝送が可能なタップ 15b 光伝送が可能なタップ 15c 光伝送が可能なタップ 15d 光伝送が可能なタップ 16 トロリ線の摩耗量検知地点の固有番号を記憶し出力
する手段 17 電波送信手段 18 受信制御手段 19 光送信手段 20 受信制御手段 21 磁性体コア 22 巻線 23 整流素子 24 蓄電池 25 イヤー 26 色の異なる部材 27 色の異なる部材 28 積層部材 29 色の異なる部材 30 色の異なる部材 31 色の異なる部材 32 色の異なる部材

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架設されたトロリ線の摩耗進行に従って
    順次断線する複数の導電体の断線状況を検知することに
    よって、上記トロリ線の摩耗量を検出するトロリ線の摩
    耗量検知方法。
  2. 【請求項2】 架設されたトロリ線の摩耗進行に従って
    順次断線する複数の光伝送体の断線状況を検知すること
    によって、上記トロリ線の摩耗量を検出するトロリ線の
    摩耗量検知方法。
  3. 【請求項3】 架設されたトロリ線に設けられたイヤー
    と、それぞれ一端が電源に接続されループ状の先端部分
    が上記トロリ線の摩耗進行に従って順次断線するように
    上記イヤーに収納された複数のループ状導電体と、これ
    ら複数のループ状導電体の断線状況を検知する断線状況
    検知手段と、この断線状況検知手段の結果にもとずいて
    上記トロリ線の摩耗量を算出し出力する摩耗量算出手段
    を備えたことを特徴とするトロリ線の摩耗量検知装置。
  4. 【請求項4】 架設されたトロリ線に設けられたイヤー
    と、一端が電源に接続され他端が上記トロリ線の摩耗進
    行に従って逐次摩耗し消耗するように上記トロリ線の摩
    耗進行方向に対し所定の角度をなすように上記イヤーに
    収納された導電体と、この導電体の長手方向に所定の間
    隔をおいて接続された複数の導電性からなるタップと、
    この複数の導電性からなるタップと上記導電体との接続
    点の断線状況を検知する断線状況検知手段と、この断線
    状況検知手段の結果にもとずいて上記トロリ線の摩耗量
    を算出し出力する摩耗量算出手段を備えたことを特徴と
    するトロリ線の摩耗量検知装置。
  5. 【請求項5】 架設されたトロリ線に設けられたイヤー
    と、一端が光源に対向して設置されループ状の先端部分
    が上記トロリ線の摩耗進行に従って順次断線するように
    上記イヤーに収納された複数のループ状光伝送体と、こ
    れら複数のループ状光伝送体の断線状況を検知する断線
    状況検知手段と、この断線状況検知手段の結果にもとず
    いて上記トロリ線の摩耗量を算出し出力する摩耗量算出
    手段を備えたことを特徴とするトロリ線の摩耗量検知装
    置。
  6. 【請求項6】 架設されたトロリ線に設けられたイヤー
    と、一端が光源に対向し他端が上記トロリ線の摩耗進行
    に従って逐次摩耗し消耗するように上記トロリ線の摩耗
    進行方向に対し所定の角度をなすように上記イヤーに収
    納された光伝送体と、この光伝送体の長手方向に所定の
    間隔をおいて接続された複数の光伝送が可能なタップ
    と、この複数の光伝送が可能なタップと上記光伝送体と
    の接続点の断線状況を検知する断線状況検知手段と、こ
    の断線状況検知手段の結果にもとずいて上記トロリ線の
    摩耗量を算出し出力する摩耗量算出手段を備えたことを
    特徴とするトロリ線の摩耗量検知装置。
  7. 【請求項7】 架設されたトロリ線の摩耗量検知地点ご
    とに設置されたイヤーの固有番号を記憶し該番号を出力
    する手段を備えたことを特徴とする請求項3〜6のいず
    れかに記載のトロリ線の摩耗量検知装置。
  8. 【請求項8】 架設されたトロリ線の摩耗量検知地点ご
    とに設置されたイヤーの固有番号を記憶し該番号を出力
    する手段と、この手段の出力と摩耗量算出手段の出力を
    受けて電波を送信する電波送信手段と、所定の電波を受
    信している間あるいは受信後一定時間だけ上記電波送信
    手段を送信させる機能を持つ受信制御手段を備えたこと
    を特徴とする請求項3あるいは請求項4のいずれかに記
    載のトロリ線の摩耗量検知装置。
  9. 【請求項9】 架設されたトロリ線の摩耗量検知地点ご
    とに設置されたイヤーの固有番号を記憶し該番号を出力
    する手段と、この手段の出力と摩耗量算出手段の出力を
    受けて光信号を送信する光送信手段と、所定の光信号を
    受信している間あるいは受信後一定時間だけ上記光送信
    手段を送信させる機能を持つ受信制御手段を備えたこと
    を特徴とする請求項5あるいは請求項6のいずれかに記
    載のトロリ線の摩耗量検知装置。
  10. 【請求項10】 巻線が巻かれた逆U字状に形成された
    磁性体コアと、架設されたトロリ線の摩耗限界位置より
    上側に近接して取付け上記トロリ線に流れる電流の交流
    成分により上記巻線に発生する電力を直流電力に変換し
    出力する整流素子と、この整流素子が出力する直流電力
    を蓄える蓄電池を有して電源として用いるようにしたこ
    とを特徴とする請求項3あるいは請求項4のいずれかに
    記載のトロリ線の摩耗量検知装置。
  11. 【請求項11】 巻線が巻かれた逆U字状に形成された
    磁性体コアと、架設されたトロリ線の摩耗限界位置より
    上側に近接して取付け上記トロリ線に流れる電流の交流
    成分により上記巻線に発生する電力を直流電力に変換し
    出力する整流素子と、この整流素子が出力する直流電力
    を蓄える蓄電池を有して光源の電源として用いるように
    したことを特徴とする請求項5あるいは請求項6のいず
    れかに記載のトロリ線の摩耗量検知装置。
  12. 【請求項12】 架設されたトロリ線の摩耗進行に従っ
    て順次その摩耗面の色の割合が変化するイヤーの色の割
    合の状況を検知することによって、上記トロリ線の摩耗
    量を検出するトロリ線の摩耗量検知方法。
  13. 【請求項13】 架設されたトロリ線の摩耗進行に従っ
    て順次その摩耗面の色が変化する積層部材の色の変化の
    状況を検知することによって、上記トロリ線の摩耗量を
    検出するトロリ線の摩耗量検知方法。
  14. 【請求項14】 色の異なる2種類の部材を、架設され
    たトロリ線の摩耗進行に従って摩耗し露出する色の割合
    が変化するように上記トロリ線の摩耗進行方向に対して
    所定の角度をなすように接合して構成されたイヤーと、
    このイヤーが露出する色の割合を検知し、上記トロリ線
    の摩耗量を検出する手段を備えたことを特徴とするトロ
    リ線の摩耗量検知装置。
  15. 【請求項15】 色の異なる複数の部材を層状に重ね架
    設されたトロリ線の摩耗進行に従って摩耗し露出する色
    が変化するように構成された積層部材と、この積層部材
    が摩耗によって露出する色の種類を検知し上記トロリ線
    の摩耗量を検出する手段を備えたことを特徴とするトロ
    リ線の摩耗量検知装置。
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