JPH07171803A - ダボ穴加工装置 - Google Patents

ダボ穴加工装置

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JPH07171803A
JPH07171803A JP31983293A JP31983293A JPH07171803A JP H07171803 A JPH07171803 A JP H07171803A JP 31983293 A JP31983293 A JP 31983293A JP 31983293 A JP31983293 A JP 31983293A JP H07171803 A JPH07171803 A JP H07171803A
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JP
Japan
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panel
dowel hole
dowel
stopper
crank
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JP31983293A
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English (en)
Inventor
Kenji Uchida
健治 内田
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パネル一枚当りのダボ穴穿孔に要する作業時
間を短縮可能であるとともに、ダボ穴位置の誤りによる
パネル相互の接合不能を回避可能なようにダボ穴をあけ
ることのできるダボ穴加工装置を提供する。 【構成】 ダボ穴加工装置30には、作業台40の一側
に複数の、略同一タイミングで前後移動する穿孔機6
0,60,…が並んで配置されている。そして、各穿孔
機60には、取付板71を介して媒介ロッド84が取り
付けられており、その媒介ロッド84の一端はクランク
シャフト82に固定された各クランク83に取り付けら
れている。クランクシャフト82には第一のプーリー8
5が固定されており、その第一のプーリー85にはモー
ター80の第二のプーリー86とともに動力伝達ベルト
81が巻かけられている。それによって、モーター80
の回転運動が往復運動に変換され、穿孔機60が前後に
移動するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木質系プレハブ住宅に
使用される木質パネルの枠体にダボ穴をあけるダボ穴加
工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木質系プレハブ住宅は、一般に、
壁や床や屋根等を夫々木製の壁パネルや床パネルや屋根
パネル等を並べて構成するパネル工法により施工されて
いる。そのようなパネル工法においては、例えば図9に
示すような、縦横に組まれた縦芯材11及び横芯材12
よりなる矩形状の枠体13に面材14を接合一体化して
なるパネル10が使用される。
【0003】近年、上述したパネルが壁パネルの場合に
は、図10(A),(B)に示すように、予め工場で複
数枚のパネル10A,10A,10A,10A、或は複
数枚のパネル10A,10A,10B,10Cを組み立
てて大きな壁面を有する大型パネル20,21とし、現
場での組立作業の省力化を図っている。その際、隣合う
パネル同士は、各パネルの側端に位置する各縦芯材11
の対応箇所に設けられたダボ穴15,15,…を介して
ダボ25,25,…により位置決めされるとともに、接
着剤により接合される。
【0004】ところで、本出願人は、パネルの縦芯材1
1にダボ穴15をあけるダボ穴加工装置を先に出願した
(特願平2−32651号)。そのダボ穴加工装置は、
パネル10を載置する作業台の一側にドリル等の穿孔機
が一機設置されているとともに、ダボ穴15の位置を決
める定規となるガイド板が作業台に設けられた構成のも
のである。なお、隣合うパネル同士のダボ25による結
合箇所は、全てのパネルで共通になっているわけではな
く、パネルの丈や隣合うパネル同士の組合せにより異な
るため、上記ガイド板は、用意されている全てのパネル
による組合せを考慮して多数設けられている。
【0005】そして、ダボ穴15をあける際には、作業
台上にパネル10を載せ、上記複数のガイド板の中から
適当なものを一つ選択してパネル10の位置決めを行っ
た後、穿孔機を駆動させて一箇所にダボ穴15をあけ、
しかる後、先に選択したものとは異なるガイド板を新た
に選択してパネル10を位置決めしてから次のダボ穴1
5をあけ、さらに異なるガイド板の選択及びパネル10
の位置決めを行ってさらに次のダボ穴15をあける、と
いう手順を該当箇所全てについて順次行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
願平2−32651号のダボ穴加工装置においては、上
述したようにガイド板の選択、パネル10の位置決め及
び穿孔機の駆動を一回ずつ行うことによりあけられるダ
ボ穴15は一箇所である。そのため、例えば図9に示し
たように、一枚のパネル10に十個のダボ穴15,1
5,…を設ける場合には、ガイド板の選択、パネル10
の位置決め及び穿孔機の駆動を交互に十回ずつ繰り返し
行わなければならず、全部のダボ穴15,15,…をあ
け終わるまでに時間がかかってしまうという問題点があ
った。
【0007】また、ガイド板の選択を誤った場合には、
隣合うパネル同士でダボ穴15の位置が合わず、ダボ穴
15をあけ直さなければ組立て不能となってしまうとい
う問題点もあった。
【0008】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたもので、パネル一枚当りのダボ穴穿孔に要する
作業時間を短縮可能であるとともに、ダボ穴位置の誤り
によるパネル相互の接合不能を回避可能なようにダボ穴
をあけることのできるダボ穴加工装置を提供することを
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、パネルの側端に複数のダボ穴をあけるダ
ボ穴加工装置であって、前記パネルを載置する作業台の
一側に、前記各ダボ穴の各軸に沿って略同一のタイミン
グで前後に移動可能な複数の穿孔機が並んで配置されて
いることを特徴とする。
【0010】具体的には、前記穿孔機は、前後移動の案
内となるガイド棒に支持されているとともに、前記穿孔
機に揺動自在な媒介ロッドが設けられていて、その媒介
ロッドの終端は、モーターで回転駆動されるクランクシ
ャフトに固定されたクランクに回動自在に軸支されてお
り、前記クランクシャフトの回転とともに揺動する前記
クランクによって、同クランクと前記媒介ロッドとが折
曲状態と伸張状態とに変化するようになっていてもよ
い。
【0011】また、前記複数の穿孔機に夫々設けられた
各媒介ロッドは、同一のクランクシャフトに設けられた
複数のクランクに夫々連結されていてもよい。
【0012】さらに、前記作業台には、前記パネルの下
端を当接させて該下端の位置決めを行う下側ストッパー
と、前記パネルの上端を当接させて該上端の位置決めを
行う上側ストッパーと、前記パネルのダボ穴をあける側
の側端を当接させて該側端の位置決めを行う側面ストッ
パーとが設けられており、前記上側ストッパーは、種々
のパネルに対応して作業台に設けられた複数の穴の中か
ら選択された穴に、作業台上に突出する着脱可能なスト
ッパーピンが差し込まれてなるようになっていてもよ
い。
【0013】さらにまた、前記作業台には、穿孔作業中
に発生する切り粉を吸引除去する集塵装置が設けられて
おり、該集塵装置は、パネルの側端に当接又は近接して
その内部の中空空間に切り粉を集め、且つその内部の中
空空間が吸引されてなる集塵パイプを有し、該集塵パイ
プには、前記穿孔機の刃を貫通させる貫通孔が設けられ
ているようになっていてもよい。
【0014】
【作用】上記手段によれば、作業台の一側に、略同一の
タイミングで前後に移動可能な複数の穿孔機が並んで配
置されているため、作業台上にパネルを載せ、複数の穿
孔機を作動させて各穿孔機に取り付けられたドリル刃を
回転させ、それら穿孔機を略同一タイミングで前後に移
動させるだけで、パネルの側端に略同時に複数のダボ穴
があけられる。
【0015】従って、パネル一枚当りのダボ穴加工に要
する時間が短縮される。また、一度にあけるダボ穴の数
を増やしても要する手間は変わらないため、実際に隣接
するパネルとの結合に使用されるダボ穴だけでなく、隣
合うパネル同士の組合せによっては本来必要でない箇所
にダボ穴をあけても生産性は一切低下しない。それ故、
本発明に係るダボ穴加工装置を用いれば、全てのパネル
の組合せに適合するようにダボ穴を設ける箇所を規則化
して、その全ての箇所について一時にダボ穴をあけるこ
とができる。従って、このようにダボ穴位置を全パネル
について共通化することにより、ダボ穴位置の誤りによ
るパネル相互の接合不能を回避することができる。
【0016】さらに、モーターで回転駆動されるクラン
クシャフトに固定されたクランクと、穿孔機に設けられ
た揺動自在な媒介ロッドとが、クランクシャフトの回転
とともに揺動するクランクによって、折曲状態と伸張状
態とに変化するようになっているため、クランク及び媒
介ロッドが折曲状態から伸張状態に移行するのにともな
って穿孔機が前進してパネル側端にダボ穴があき、一
方、クランク及び媒介ロッドが伸張状態から折曲状態に
移行するのにともなって穿孔機が後退してダボ穴からド
リル刃が抜き取られる。従って、簡素な機構で穿孔機を
前後に移動させてダボ穴をあけることができ、ダボ穴加
工装置の構成が簡素なものとなる。
【0017】さらにまた、各穿孔機の各媒介ロッドが、
同一のクランクシャフトに設けられた複数のクランクに
夫々連結されていれば、単一のクランクシャフトにより
複数の穿孔機の前後移動を行うことができるので、複数
の穿孔機間での前後移動タイミングの同期制御が不要と
なる。従って、ダボ穴加工装置の構成が簡素なものとな
る。
【0018】また、前記作業台に下側ストッパーと上側
ストッパーと側面ストッパーが設けられており、その上
側ストッパーは、種々のパネルに対応する複数の穴の中
から選択された穴にストッパーピンを差し込むようにな
っているため、パネルに応じて容易に上側ストッパーの
位置を選択することができ、パネルの位置決めを容易に
行うことができる。
【0019】さらに、前記作業台には、切り粉を吸引除
去する集塵装置が設けられており、該集塵装置は、パネ
ルの側端に当接又は近接してその内部の中空空間に切り
粉を集める集塵パイプを有しているため、穿孔作業中に
発生する切り粉は、発生とともに集塵パイプを介して除
去されるので、周囲が汚れることがないだけでなく、前
記側面ストッパーとパネル側端との間に切り粉が溜ら
ず、側面ストッパーによるパネルの位置決めを常時正確
に行うことができる。
【0020】
【実施例】本発明に係るダボ穴加工装置の一実施例を図
1乃至図10に示し、以下に説明する。
【0021】図1は、本発明に係るダボ穴加工装置の概
略平面図である。同図に示すように、このダボ穴加工装
置30は、パネルを載置する作業台40の一側に、複
数、特にその数を限定しないが、例えば12個の、略同
一タイミングで前後移動する穿孔機60,60,…が並
んで配置されているものである。穿孔機60は、周知の
ドリルなどでその前端にはドリル刃61が取り付けられ
ている。
【0022】図2は、ダボ穴加工装置30の部分斜視図
である。同図に示すように、ダボ穴加工装置30には、
穿孔機60,60,…を前後に移動させる駆動源となる
モーター80が備えられている。このモーター80の回
転軸の回転運動は、動力伝達ベルト81、クランクシャ
フト82、クランク83及び媒介ロッド84を介して穿
孔機60の往復運動に変換される。
【0023】また、図2に示すように、本例のダボ穴加
工装置30に設けられたクランクシャフト82は一本で
あり、穿孔機60,60,…は、単一のクランクシャフ
ト82により略同時に前後に移動させられるようになっ
ている。
【0024】図3は、穿孔機60の部分を一方の斜め前
方から見た斜視図であり、図4は、穿孔機60の部分を
反対側の斜め前方から見た斜視図である。それらの図に
示すように、穿孔機60は、相対峙する前支持板62と
後支持板63との間に渡された例えば2本のシャフト
(ガイド棒)64,65に、支持台66及び固定金具6
7を介して前後にスライド可能に支持されている。
【0025】即ち、穿孔機60は、その前寄り部分、例
えばドリル刃61の取付チャック68の基端部分が支持
台66に固定されていることにより、支持台66と一体
化されている。その支持台66は、その下部に設けられ
た貫通孔に下側のシャフト64が挿通されていて、シャ
フト64に沿って前後に移動可能になっている。なお、
支持台66は、穿孔機60と一体化される前板部66a
と、その前板部66aに一体となった後半部66bとか
らなり、それら前板部66aと後半部66bの両方にお
いてシャフト64に支持されている。
【0026】前記固定金具67は、L字状に成形されて
おり、その一片が穿孔機60の一方の側部に取り付けら
れている。そして、固定金具67の他片には貫通孔が設
けられており、その貫通孔に上側のシャフト65が挿通
されている。それらシャフト64,65に沿って、穿孔
機60は前後に直線移動するようになっている。
【0027】ここで、固定金具67の前記貫通孔の内周
面には、シャフト65との間の摩擦抵抗を減じて滑りを
よくするためのブッシュ70が設けられている。
【0028】また、支持台66には、前記媒介ロッド8
4の取付け用の取付板71が、前記固定金具67の反対
側に取り付けられている。媒介ロッド84の一端は、取
付板71に、媒介ロッド84と取付板71とのなす角度
を任意に変え得るように、回動自在に取り付けられてい
る。
【0029】一方、媒介ロッド84の他端は、前記クラ
ンク83の自由端に、媒介ロッド84とクランク83と
のなす角度を任意に変え得るように、回動自在に取り付
けられている。クランク83は、その基端が前記クラン
クシャフト82に固定されており、クランクシャフト8
2の回転にともなって、前方に倒れた状態を経て上方に
立ち上がった状態と下方に垂下した状態とに変化するよ
うに揺動する。
【0030】クランクシャフト82には、クランクシャ
フト82とともに回転する第一のプーリー85が設けら
れている。そして、前記モーター80の回転軸にも別の
第二のプーリー86が取り付けられていて、それらプー
リー85,86に前記動力伝達ベルト81が巻かけられ
ている。
【0031】つまり、モーター80の回転は、動力伝達
ベルト81により第二のプーリー86から第一のプーリ
ー85に伝達され、それによって、クランクシャフト8
2が回転する。そのクランクシャフト82は、ダボ穴加
工装置30に設けられた軸受部87に軸支されている。
【0032】以上のように構成された動力伝達機構によ
り穿孔機60が前後に移動する様子を説明する。図5
は、穿孔機60の前後移動の様子を示す模式図であり、
同図(A)はダボ穴穿孔加工の開始前の初期状態、或は
その初期状態から2サイクル加工後の復帰状態を示し、
同図(B)は加工中の動作状態を示している。
【0033】先ず、初期状態においては、クランク83
は略鉛直に立ち上がっており、媒介ロッド84は、クラ
ンク83に対して略直角に折曲された状態となってい
る。この状態は、穿孔機60が後支持板63側に後退し
ている状態である。その際、穿孔機60は、ドリル刃6
1の先端が図5において図示省略したパネル10(図6
参照)の側端に触れない位置に後退させられている。
【0034】そして、モーター80の駆動によりクラン
クシャフト82が回転して、クランク83が図5(A)
に示す矢印イのように前方に倒れるように揺動するのに
ともなって、図5(B)に示すように、穿孔機60が前
進する。
【0035】クランク83と媒介ロッド84とが略一直
線状になった伸張状態の時が、穿孔機60が最も前方に
位置しているときである。その状態において、ドリル刃
61の先端は、図5において図示省略したパネル10の
側端に例えばダボ穴15として貫通孔をあける場合に
は、パネル10の側端の縦芯材11を貫通するようにな
っているし、また、ダボ穴15として有底の穴をあける
場合には、パネル10の側端の縦芯材11内に所定の深
さだけ没するようになっている。
【0036】本例では、モーター80は、図5(A)の
初期状態からクランク83が半回転した後、停止する。
それによって、一サイクルの穿孔加工が終了したことに
なる。次の穿孔加工のサイクルにおいては、モーター8
0は、前回のサイクルの時とは逆向きに回転し、クラン
ク83が半回転した後、停止する。このように、一サイ
クルの加工毎に、クランク83の回転の向きが切り替わ
って半回転ずつするように、モーター80は、その回転
の向きが交互に切り替わって停止するように、図示しな
い駆動制御装置により駆動制御されている。
【0037】従って、上述したように、穿孔機60が前
進してパネル10の側端にダボ穴15があいた後、図5
(B)に示す矢印ロのようにクランク83が下向きにな
るまで、モーター80はさらに回転を続ける。
【0038】それにともなって、媒介ロッド84とクラ
ンク83は折れ曲がった状態になっていき、穿孔機60
が後退することになる。この穿孔機60の後退により、
パネル10の側端にあけたばかりのダボ穴15からドリ
ル刃61が抜き取られることとなる。
【0039】モーター80は、クランク83が半回転す
ると、その回転を停止するように、図示しない駆動制御
装置により駆動制御されている。モーター80の停止及
び上述した回転方向の切替えの駆動制御は、モーター8
0の駆動開始からの時間に基づいて行われていてもよい
し、モーター80の回転軸の駆動開始からの回転数に基
づいて行われていてもよい。また、ダボ穴加工装置30
に、穿孔機60の最前進位置及び最後退位置(復帰位
置)を検出する位置センサーを設け、その位置センサー
からの検出信号に基づいて80の駆動制御を行うように
してもよい。
【0040】上述した穿孔機60の前後移動は、ダボ穴
加工装置30に設けられた全ての穿孔機60,60,…
について、略同時に行われる。即ち、クランクシャフト
82に対する各々のクランク83,83,…の取付角度
は少しずつ異なっており、切り込む際の抵抗が小さくな
るように配慮されている。
【0041】ところで、図6はパネル10にダボ穴15
をあけた状態の断面図であるが、同図及び図2に示すよ
うに、作業台40には、載置されたパネル10を動かな
いように押さえ付けるパネル固定装置41が備え付けら
れている。
【0042】このパネル固定装置41は、例えば、空気
圧や油圧で作動するピストンであり、シリンダを内蔵す
る固定装置本体42と、ピストン棒43と、その下端に
取り付けられてパネル10を上から押える押え板44と
からなる。そして、エアチューブ45等を介して、図示
しないコンプレッサーから送られる圧搾空気等によりピ
ストン棒43が上下に移動し、押え板44が上下に動く
ようになっている。
【0043】また、作業台40には、図6に示すよう
に、パネル10にダボ穴15をあけた際に発生する切り
粉(切り屑)を吸引除去する集塵装置46が備え付けら
れている。
【0044】この集塵装置46は、一旦切り粉を中空の
集塵パイプ47内に集め、その集塵パイプ47内をエア
チューブ48A、集塵ダクト48B及びエアチューブ4
8Cを介して、図示しないブロワーやファン等で図6の
矢印ハのように吸引するようになっている。集塵パイプ
47は、パネル10の縦芯材11に近接(又は、当接)
するように、作業台40の側部に配置されている。ま
た、集塵パイプ47には、ドリル刃61を挿通させる貫
通孔49,49が、各穿孔機60,60,…毎に設けら
れている。
【0045】前記集塵装置46のブロワー等及び前記パ
ネル固定装置41のコンプレッサーの駆動は、ドリル刃
61を回転させる穿孔機60内のモーター及び穿孔機6
0を移動させる前記モーター80の駆動のオン/オフと
連動して自動的にオン/オフするように、図示しない駆
動制御装置により駆動制御されている。
【0046】さらに、作業台40には、図6及び図1に
示すように、パネル10の側端を当接させてその側端の
位置決めを行う側面ストッパー50が設けられている。
側面ストッパー50は、切り粉を逃がすために宙に浮い
た状態となっている。その他に、作業台40には、図1
に示すように、パネル10の上端を当接させてその上端
の位置決めを行う上側ストッパー51、及びパネル10
の下端を当接させてその下端の位置決めを行う下側スト
ッパー52A,52Bが設けられている。
【0047】上側ストッパー51は、作業台40の内枠
40Aに複数種のパネル丈に応じて設けられた複数のガ
イド穴53,53,…の中から適当なものを選択してス
トッパーピン54を差し込むようになっている。そのス
トッパーピン54は、ガイド穴53に着脱可能になって
おり、装着時には作業台40の上面から突出するように
なっている。
【0048】穿孔機60側の下側ストッパー52Aは、
作業台40の外枠40Bの隅に、作業台40上に突出し
て設けられている。そして、下側ストッパー52Aは、
パネル10と当接する部分の角部が切り欠かれたような
形状になっており、作業中に溜る切り粉を逃げるように
なっている。他方の下側ストッパー52Bは、作業台4
0の反対側の外枠40Bに設けられており、上記上側ス
トッパー51と同様に、外枠40Bに設けられたガイド
穴(図1には表れていない。)に、作業台40上に突出
するストッパーピン55が着脱可能に取り付けられてな
る。
【0049】ここで、穿孔機60,60,…の配設ピッ
チを説明する前に、本ダボ穴加工装置30によりダボ穴
15をあけられるパネル10の種類と、夫々のダボ穴位
置について説明する。図7は、パネル10の種類とダボ
穴位置を示す模式図である。同図には各種パネル10の
側端が帯状に示されている。そして、●印は実際にダボ
25による結合に供されるダボ穴15であり、一方、○
印は結合に供されないにもかかわらずあけられてしまう
ダボ穴15である。
【0050】図7において、左端のパネル群は、夫々、
階高7.5尺、8尺、8.5尺、9尺の通常の壁パネル
10A1,10A2,10A3,10A4である。また、図
7の左から2番目のパネル群は、図10(B)の大型パ
ネル21の開口部下側に使用される種々の高さの腰壁パ
ネル10C1,10C2,10C3,10C4,10C5,
10C6,10C7,10C8,10C9,10C10,10
C11,10C12である。さらに、図7の右側の4つのパ
ネル群は、大型パネル21の開口部上側に使用される下
がり壁パネルである。
【0051】それら4つの下がり壁パネル群のうち、図
7の右端の群の下がり壁パネル10B1,10B2は、階
高7.5尺の壁パネル10A1とともに用いられ、図7
の右から2番目の群の下がり壁パネル10B3,10B4
は、階高8尺の壁パネル10A2とともに用いられ、図
7の右から3番目の群の下がり壁パネル10B5,10
B6,10B7は、階高8.5尺の壁パネル10A3とと
もに用いられ、図7の右から4番目の群の下がり壁パネ
ル10B8,10B9,10B10,10B11は、階高9尺
の壁パネル10A4とともに用いられる。
【0052】ダボ穴15は、図7に示すように、壁パネ
ル10A1〜10A4では、例えば、最大12個設けられ
ており、下半部の6個のピッチは1尺、上半部でのピッ
チは0.5尺である。また、腰壁パネル10C1〜10
C12においては、例えば、ダボ穴15は1尺ピッチで最
大6個設けられている。下がり壁パネル10B1〜10
B11においては、例えば、上から0.5尺ピッチのダボ
穴15が1乃至6個と、場合によっては最も下側に、前
記壁パネル10A1〜10A4における下から6番目のダ
ボ穴15Aに相当するダボ穴15Aが設けられている。
【0053】そして、壁パネル10A1〜10A4におい
て、同じパネル同士の接合の場合には、壁パネル10A
1〜10A4に記された●印のダボ穴15を使用してダボ
25で結合する。壁パネル10A1〜10A4と腰壁パネ
ル10C1〜10C12、又は壁パネル10A1〜10A4
と下がり壁パネル10B1〜10B11との接合の場合に
は、夫々、腰壁パネル10C1〜10C12又は下がり壁
パネル10B1〜10B11に記された●印のダボ穴15
を使用してダボ25で結合する。
【0054】従って、パネル10にダボ穴15,15,
…が上述したパターンであけられるように、本例のダボ
穴加工装置30においては、12個の穿孔機60,6
0,…のうち、図1に示すように、下側ストッパー52
A,52B側の6個は1尺ピッチで配設され、上側スト
ッパー51側の6個は0.5尺ピッチで配設されてい
る。
【0055】ところで、ダボ穴加工装置30において
は、穿孔機60は、図2に示すように、作業台40の一
側に固定された穿孔機設置台56の取付台57に固定さ
れている。取付台57は、特に図示しないが、穿孔機設
置台56に設けられた長穴にダブルナットで固定されて
いる。それによって、穿孔機60は、左右方向、即ち穿
孔機60,60,…の並んでいる方向に位置調整可能に
なっているとともに、高さ調整可能になっている。
【0056】また、図3に示すように、前記モーター8
0で回転駆動されるクランクシャフト82の回転運動を
往復運動に変えて穿孔機60に伝える前記媒介ロッド8
4は、例えばターンバックル式になっており、媒介ロッ
ド84を回すことによってその長さを調節することがで
きるようになっている。それによって、図5(A)に示
す穿孔機60の前後移動における初期位置(復帰位置)
の調整が可能になっている。
【0057】なお、図1及び図2に示すように、作業台
40の対向する内枠40A,40Aの間には、内枠40
A,40Aに支軸の両端を夫々支持された回転自在な搬
送ローラー58,58,…が設けられており、作業台4
0上でのパネル10の移動を容易に行えるようになって
いる。
【0058】次に、上記構成のダボ穴加工装置30を用
いて、ダボ穴15,15,…は以下のようにしてあけら
れる。本例では、図8に示すように、例えば、ダボ穴加
工装置30と、それと同様な構成のダボ穴加工装置31
を一列に並べて設置し、パネル10の両側端にダボ穴1
5,15,…をあけるようになっている。ここで、ダボ
穴加工装置31は、穿孔機60,60,がダボ穴加工装
置30の反対側に設けられたものであり、その他の構成
はダボ穴加工装置30と同じである。
【0059】図8に二点鎖線で示した壁パネル10A2
の場合を例に挙げて説明する。先ず、ダボ穴加工装置3
0上に壁パネル10A2を載せ、その一方の側端をダボ
穴加工装置30の側面ストッパー50に当接させるとと
ともに、壁パネル10A2の下端を下側ストッパー52
Aに当接させて位置決めを行う。
【0060】続いて、図示しないスイッチをオンしてダ
ボ穴加工装置30の作動を開始する。ダボ穴加工装置3
0が作動すると、図示しないコンプレッサーが作動して
各パネル固定装置41,41,…のピストン棒43,4
3,…が下降し、それにともなって押え板44,44,
…も下降してパネル10が押さえ付けられる。
【0061】また、各穿孔機60,60,…内のモータ
ーも作動してドリル刃61,61,…が回転する。さら
に、図示しないブロワー等も作動して集塵装置46は切
り粉の吸引除去可能な状態となる。
【0062】同時に、モーター80が作動し、その回転
が、第二のプーリー86、動力伝達ベルト81及び第一
のプーリー85を介して、クランクシャフト82に伝達
される。それによって、クランクシャフト82が回転
し、徐々に各クランク83,83,…が前方に倒れて穿
孔機60,60,…が前進する。
【0063】そして、穿孔機60,60,…が最前進位
置に至るまでの間に、ドリル刃61,61,…により壁
パネル10A2の一方の側端にダボ穴15,15,…が
あけられる。モーター80は、穿孔機60,60,…が
最前進位置に到達した後もさらに回転を続け、それにと
もなってクランク83,83,…が下を向くように回転
していく。
【0064】その際、穿孔機60,60,…は徐々に後
退し、あけたばかりのダボ穴15,15,…から各ドリ
ル刃61,61,…が抜き取られる。穿孔機60,6
0,…が復帰位置に戻ったところで、モーター80、各
穿孔機60,60,…内のモーター、集塵装置46の図
示しないブロワー等の作動が停止する。また、パネル固
定装置41の図示しないコンプレッサーの作動も停止し
て、各パネル固定装置41,41,…の押え板44,4
4,…が上昇し、パネル10の押さえ付けが解除され
る。なお、このダボ穴加工装置30で、別のパネルに次
のダボ孔穿孔加工を行う際には、モーター80は、それ
までとは逆方向に回転し、クランク83,83,…は下
向き状態からが上向き状態に移行し、クランク83,8
3,…が上向きになった時点でモーター80の回転が停
止する。
【0065】次いで、ダボ穴加工装置30の下側ストッ
パー52A、下側ストッパー52Bのストッパーピン5
5、及びダボ穴加工装置31の上側ストッパー51のス
トッパーピン54をよけながら、或はストッパーピン5
4,55が邪魔な時にはそれらを取り外してから、壁パ
ネル10A2を移動させて、ダボ穴加工装置31上に載
せる。そして、ダボ穴加工装置31上で、壁パネル10
A2の他方の側端をダボ穴加工装置31の側面ストッパ
ー50に当接させるととともに、壁パネル10A2の下
端をダボ穴加工装置31の下側ストッパー52Aに当接
させて位置決めを行う。
【0066】しかる後、ダボ穴加工装置31の図示しな
いスイッチをオンしてダボ穴加工装置31を作動させ、
ダボ穴加工装置30でのダボ穴穿孔加工と同じようにし
て壁パネル10A2の他方の側端にもダボ穴15,1
5,…をあける。そして、ダボ穴加工装置31の作動が
停止することによって、壁パネル10A2のダボ穴穿孔
作業が全て終了する。
【0067】上述した手順は、一例として図8に一点鎖
線で示した腰壁パネル10C6についても同様である
が、腰壁パネルの場合には、その下端を下側ストッパー
52A及び下側ストッパー52Bの両方に当接させて位
置決めを行うとよい。
【0068】また、上述した手順は、一例として図8に
一点鎖線で示した下がり壁パネル10B6についても同
様であるが、下がり壁パネルの場合には、その上端を上
側ストッパー51に当接させて位置決めを行う。
【0069】上記実施例によれば、作業台40の一側
に、略同一のタイミングで前後に移動する12個の穿孔
機60,60,…が並んで配置されているため、作業台
40上にパネル10を載せ、ダボ穴加工装置30(3
1)をオンするだけで、穿孔機60,60,…が略同一
タイミングで前後に移動して、パネル10の側端に略同
時に複数のダボ穴15,15,…があけられる。従っ
て、パネル一枚当りのダボ穴加工に要する時間が短縮さ
れる。
【0070】また、上記構成のダボ穴加工装置30(3
1)を用いれば、隣合うパネル同士の個々の組合せによ
らず、全てのパネルの組合せに適合するようにダボ穴1
5,15,…があくので、ダボ穴位置の誤りによるパネ
ル相互の接合不能を回避することができる。
【0071】さらに、モーター80で回転駆動されるク
ランクシャフト82の回転により、クランク83と媒介
ロッド84とが、折曲状態と伸張状態とに変化するよう
になっているため、穿孔機60の前後移動を、簡素な機
構で実現することができ、ダボ穴加工装置30(31)
の構成が簡素なものとなる。
【0072】さらにまた、本例ではクランクシャフト8
2の数は1本であり、その単一のクランクシャフト82
により12個の穿孔機60,60,…が前後移動するよ
うになっているので、それら12個の穿孔機60,6
0,…間での前後移動タイミングの同期制御が不要とな
る。従って、ダボ穴加工装置30(31)の構成が簡素
なものとなる。
【0073】また、作業台40に側面ストッパー50と
上側ストッパー51と下側ストッパー52A,52Bが
設けられているので、パネル10の位置決めを容易に行
うことができる。加えて、上側ストッパー51は、種々
の階高寸法に応じた下がり壁パネル10B1〜10B11
に対応する複数のガイド穴53,53,…の中から選択
された穴にストッパーピン54を差し込むようになって
いるため、パネルに応じて容易に上側ストッパー51の
位置を選択することができる。
【0074】さらに、作業台40には、切り粉を吸引除
去する集塵装置46が設けられており、その集塵装置4
6は、パネル10の側端に近接してその内部に切り粉を
集める集塵パイプ47を有しているため、穿孔作業中に
発生する切り粉は、発生とともに集塵パイプ47を介し
て吸引除去されるので、周囲が汚れることがないだけで
なく、前記側面ストッパー50とパネル10の側端との
間に切り粉が溜らず、側面ストッパー50によるパネル
10の位置決めを常時正確に行うことができる。
【0075】なお、上記実施例においては、穿孔機60
の前後移動機構を、モーター80、動力伝達ベルト8
1、クランクシャフト82、クランク83、媒介ロッド
84で構成したが、これに限定されるものではなく、穿
孔機60を往復運動させることができれば、その機構は
特に問わない。例えば、クランクシャフト82とクラン
ク83の代わりにカムシャフトと偏心カムを用いてもよ
いし、空気圧等を利用したピストンや、磁力の吸引力及
び斥力を利用したリニアモータや、電磁動作するソレノ
イドなどで穿孔機60を動かすようにしてもよい。
【0076】また、上記実施例のように、複数の穿孔機
60,60,…の前後移動タイミングを機械的機構によ
り略同一にする代わりに、穿孔機60の前後移動が電磁
ソレノイドなどのように電気的に行われる場合には、例
えばコンピュータ制御などにより穿孔機60,60,…
の前後移動タイミングを略同一にするようにしてもよ
い。
【0077】さらに、穿孔機60,60,…の数及びそ
の配設ピッチは、上記実施例に限らず、任意であるのは
いうまでもない。
【0078】
【発明の効果】本発明に係るダボ穴加工装置によれば、
作業台の一側に、略同一のタイミングで前後に移動可能
な複数の穿孔機が並んで配置されているため、それら複
数の穿孔機を略同一タイミングで前後に移動させるだけ
で、作業台上に載置されたパネルの側端に略同時に複数
のダボ穴をあけることができるので、パネル一枚当りの
ダボ穴加工に要する時間が短縮される。
【0079】また、本発明に係るダボ穴加工装置を用い
れば、生産性を低下させずに、実際に隣接するパネルと
の結合に使用されるダボ穴だけでなく、全てのパネルの
組合せに適合するように複数のダボ穴をあけることがで
きるので、そのようにダボ穴位置を規則化してダボ穴を
あけることによって、ダボ穴位置の誤りによるパネル相
互の接合不能を回避することができる。
【0080】さらに、モーターで回転駆動されるクラン
クシャフトに固定されたクランクと、穿孔機に設けられ
た揺動自在な媒介ロッドとが、クランクシャフトの回転
とともに揺動するクランクによって、折曲状態と伸張状
態とに変化するようになっているため、クランク及び媒
介ロッドが折曲状態から伸張状態に移行し再び折曲状態
に復帰する一連の動作によって、穿孔機が前進してパネ
ル側端にダボ穴があいた後、穿孔機が後退してダボ穴か
らドリル刃が抜き取られるので、簡素な機構で穿孔機を
前後に移動させてダボ穴をあけることができ、ダボ穴加
工装置の構成が簡素なものとなる。
【0081】さらにまた、各穿孔機の各媒介ロッドが、
同一のクランクシャフトに設けられた複数のクランクに
夫々連結されているため、単一のクランクシャフトによ
り複数の穿孔機を略同時に前後移動させることができる
ので、複数の穿孔機間での前後移動タイミングの同期制
御が不要となり、ダボ穴加工装置の構成が簡素なものと
なる。
【0082】また、前記作業台に下側ストッパーと上側
ストッパーと側面ストッパーが設けられており、その上
側ストッパーは、種々のパネルに対応する複数の穴の中
から選択された穴にストッパーピンを差し込むようにな
っているため、パネルに応じて容易に上側ストッパーの
位置を選択することができ、パネルの位置決めを容易に
行うことができる。
【0083】さらに、前記作業台には、切り粉を吸引除
去する集塵装置が設けられており、該集塵装置は、パネ
ルの側端に当接又は近接してその内部の中空空間に切り
粉を集める集塵パイプを有しているため、穿孔作業中に
発生する切り粉は、発生とともに集塵パイプを介して除
去されるので、周囲が汚れることがないだけでなく、前
記側面ストッパーとパネル側端との間に切り粉が溜ら
ず、側面ストッパーによるパネルの位置決めを常時正確
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るダボ穴加工装置の概略平面図であ
る。
【図2】本発明に係るダボ穴加工装置の一例の部分斜視
図である。
【図3】本発明に係るダボ穴加工装置における穿孔機部
分の一例の部分斜視図である。
【図4】本発明に係るダボ穴加工装置における穿孔機部
分の一例の部分斜視図である。
【図5】本発明に係るダボ穴加工装置における穿孔機の
前後移動の様子を示す模式図である。
【図6】本発明に係るダボ穴加工装置によりパネルにダ
ボ穴があいた状態を示す部分断面図である。
【図7】本発明に係るダボ穴加工装置によりパネルにあ
けられるダボ穴位置をパネル毎に示す模式図である。
【図8】本発明に係るダボ穴加工装置の一使用例を示す
概略平面図である。
【図9】ダボ穴をあけられたパネルの一例をその一部を
切り欠いて示す斜視図である。
【図10】大型パネルの概略図である。
【符号の説明】
10 パネル 10A1〜10A4 壁パネル(パネル) 10B1〜10B11 下がり壁パネル(パネル) 10C1〜10C12 腰壁パネル(パネル) 15,15A ダボ穴 30,31 ダボ穴加工装置 40 作業台 46 集塵装置 47 集塵パイプ 49 貫通孔 50 側面ストッパー 51 上側ストッパー 52A,52B 下側ストッパー 53 ガイド穴(穴) 54 ストッパーピン 60 穿孔機 61 ドリル刃 64,65 シャフト(ガイド棒) 80 モーター 82 クランクシャフト 83 クランク 84 媒介ロッド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルの側端に複数のダボ穴をあけるダ
    ボ穴加工装置であって、前記パネルを載置する作業台の
    一側に、前記各ダボ穴の各軸に沿って略同一のタイミン
    グで前後に移動可能な複数の穿孔機が並んで配置されて
    いることを特徴とするダボ穴加工装置。
  2. 【請求項2】 前記穿孔機は、前後移動の案内となるガ
    イド棒に支持されているとともに、前記穿孔機に揺動自
    在な媒介ロッドが設けられていて、その媒介ロッドの終
    端は、モーターで回転駆動されるクランクシャフトに固
    定されたクランクに回動自在に軸支されており、前記ク
    ランクシャフトの回転とともに揺動する前記クランクに
    よって、同クランクと前記媒介ロッドとが折曲状態と伸
    張状態とに変化するようになっていることを特徴とする
    請求項1記載のダボ穴加工装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の穿孔機に夫々設けられた各媒
    介ロッドは、同一のクランクシャフトに設けられた複数
    のクランクに夫々連結されていることを特徴とする請求
    項2記載のダボ穴加工装置。
  4. 【請求項4】 前記作業台には、前記パネルの下端を当
    接させて該下端の位置決めを行う下側ストッパーと、前
    記パネルの上端を当接させて該上端の位置決めを行う上
    側ストッパーと、前記パネルのダボ穴をあける側の側端
    を当接させて該側端の位置決めを行う側面ストッパーと
    が設けられており、前記上側ストッパーは、種々のパネ
    ルに対応して作業台に設けられた複数の穴の中から選択
    された穴に、作業台上に突出する着脱可能なストッパー
    ピンが差し込まれてなることを特徴とする請求項1、2
    または3記載のダボ穴加工装置。
  5. 【請求項5】 前記作業台には、穿孔作業中に発生する
    切り粉を吸引除去する集塵装置が設けられており、該集
    塵装置は、パネルの側端に当接又は近接してその内部の
    中空空間に切り粉を集め、且つその内部の中空空間が吸
    引されてなる集塵パイプを有し、該集塵パイプには、前
    記穿孔機の刃を貫通させる貫通孔が設けられていること
    を特徴とする請求項1、2、3または4記載のダボ穴加
    工装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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