JPH07170726A - 電源電圧制御方法および装置 - Google Patents

電源電圧制御方法および装置

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JPH07170726A
JPH07170726A JP5310213A JP31021393A JPH07170726A JP H07170726 A JPH07170726 A JP H07170726A JP 5310213 A JP5310213 A JP 5310213A JP 31021393 A JP31021393 A JP 31021393A JP H07170726 A JPH07170726 A JP H07170726A
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voltage
supply voltage
pulse
signal
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JP5310213A
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Makoto Watanabe
誠 渡邉
Akira Yoshino
晃 吉野
Hiroaki Kadota
弘晃 門田
Takahiro Nishihara
孝広 西原
Hidetoshi Sugino
英利 杉野
Nobuaki Ito
信昭 伊藤
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Hitachi Computer Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Computer Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子計算機などの電源装置において、ソフト
ウェアの使用により電圧設定値の設定を容易にし、かつ
細分化された動作電源電圧を容易に得ることができる電
源電圧制御技術を提供する。 【構成】 電子計算機に内蔵された電源装置の電圧を多
段階に制御する電源電圧制御装置であって、目的とする
デューティ比のパルス信号を生成するパルス幅設定回路
1と、パルス信号のデューティ比に応じて電圧値を制御
する電圧制御回路と、比較器、電源回路および検出器と
から構成され、パルス幅設定回路1は、電源電圧値の設
定を制御する論理部11と、NANDゲート12,13
とから構成され、ソフトウェアによって論理部11の電
源電圧設定レジスタ信号A,Bに“HIGH”と“LO
W”の値が定期的に書き込まれ、所望の動作電源電圧値
に対応した0〜100%までのパルスデューティ比に多
段階に設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源電圧制御技術に関
し、特に電子計算機などにおける電源電圧の制御におい
て、ソフトウェアの使用により電源電圧の細分化による
設定が容易に可能とされる電源電圧制御方法および装置
に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子計算機などにおける電源装置
においては、ディジタル/アナログ変換器と演算増幅器
を内蔵し、コントロールウェアで複数ビットの2進数電
圧設定データをセットして、これをディジタル/アナロ
グ変換器で電圧信号に変換した後、演算増幅器により増
幅、波形整形することにより動作電源電圧値を制御して
いる。なお、この種の電圧の制御方法に関連する公知文
献としては、たとえば特開昭61−155969号公報
が挙げられる。
【0003】また、本発明のようなパルス信号のパルス
デューティ比に応じて電源電圧の値を制御する場合に
は、パルスデューティ比の設定は論理回路を用いてディ
ップスイッチにより行っている。なお、この種の電圧の
制御方法に関連する公知文献としては、たとえば特開平
2−244314号公報が挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記のよう
なコントロールウェアで複数ビットの2進数電圧設定デ
ータをセットする技術においては、電源電圧を細分化し
て制御しようとすると、電圧設定データのビット数を増
加しなければならず、その分、装置内の電源電圧制御用
論理回路の構成が複雑化して、実装スペースが増加する
上に、コストアップを招くという問題がある。
【0005】また、電圧設定データの設定方法としてデ
ィップスイッチを使用する場合にも、電源電圧を細分化
して制御しようとすると、電源電圧の設定数を多くし、
ビット数が増加することによってディップスイッチの数
も増加しなければならず、そのために設定方法が複雑に
なるという問題がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、電子計算機など
における電源装置において、ソフトウェアの使用により
電圧設定値の設定を容易にし、かつ細分化された動作電
源電圧を容易に得ることができる電源電圧制御方法およ
び装置を提供することにある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0009】すなわち、本発明の電源電圧制御方法は、
電源電圧を電圧設定値に従って多段階に制御する電源電
圧制御方法であって、電圧設定値に対応したパルスデュ
ーティ比をもったパルス信号を生成し、このパルス信号
のパルスデューティ比に応じて電源電圧の値を制御する
ものである。
【0010】この場合に、パルスデューティ比をソフト
ウェアにより設定し、たとえば電源電圧の値を上昇させ
る場合に、一方の電源電圧設定信号をゼロに固定して他
方の電源電圧設定信号をパルス幅制御し、逆に電源電圧
の値を下降させる場合には、一方の電源電圧設定信号を
パルス幅制御して他方の電源電圧設定信号をゼロに固定
し、特に電源装置を内蔵した電子計算機に用いるように
したものである。
【0011】また、本発明の電源電圧制御装置は、電源
装置の電圧を多段階に制御する電源電圧制御装置であっ
て、ソフトウェアを使用してパルス列と電圧設定値とを
入力して、この電圧設定値に対応したデューティ比のパ
ルス信号を生成するパルス幅設定手段と、このパルス幅
設定手段で生成されたパルス信号のデューティ比に応じ
て電源装置の電圧値を制御する電圧制御手段とを有する
ものである。
【0012】
【作用】前記した電源電圧制御方法および装置によれ
ば、パルス幅設定手段および電圧制御手段を有すること
により、たとえば電子計算機などの動作電源電圧を制御
する場合に、パルス変調方式を用いてパルスデューティ
比の設定をソフトウェアにより容易に制御することがで
きる。
【0013】このソフトウェアによるパルス変調方式に
よれば、パルス発生器から送出されるパルスのデューテ
ィ比を0〜100%まで均等な割合で多段階に設定でき
るので、このパルスデューティに対応して電源電圧の値
を制御し、電源電圧の細分化を容易に可能とすることが
できる。
【0014】すなわち、電源装置の電圧値を制御する場
合には、たとえば動作すべき電源電圧値を設定するため
の電圧値設定機能、一定パルス幅のパルス列を発生する
パルス発生機能などを備え、このパルス列と電圧設定値
をパルス幅設定手段に入力して、電源電圧設定値に対応
したデューティ比のパルス信号を生成し、この生成され
たパルス信号のデューティ比に応じて電源電圧の値を電
圧制御手段により制御することにより達成される。
【0015】これにより、ソフトウェアにより設定した
パルスデューティ比のパルス信号に対応させて目的とす
る電圧設定値に設定でき、このパルス信号のデューティ
比に応じて電源電圧の値を多段階に細分化して制御する
ことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0017】図1は本発明の一実施例である電源電圧制
御装置を示す概略構成図、図2は本実施例の電源電圧制
御装置におけるパルス幅設定回路の一例を示す説明図、
図3はパルス幅設定回路の電源電圧設定レジスタ信号と
電源電圧出力値との関係を示す説明図、図4は電圧制御
回路の一例を示す構成図、図5および図6は電圧制御回
路の動作を説明する波形図である。
【0018】まず、図1により本実施例の電源電圧制御
装置の構成を説明する。
【0019】本実施例の電源電圧制御装置は、たとえば
電源装置を内蔵した電子計算機に用いられ、この電源装
置の電圧を多段階に制御する電源電圧制御装置とされ、
目的とするデューティ比のパルス信号を生成するパルス
幅設定回路(パルス幅設定手段)1と、パルス信号のデ
ューティ比に応じて電圧値を制御する電圧制御回路(電
圧制御手段)2と、電圧制御回路2の出力信号とフィー
ドバック信号とを比較する比較器3と、比較器3の出力
信号に応じて電圧値を可変する電源回路4と、フィード
バック信号を検出する検出器5とから構成されている。
【0020】パルス幅設定回路1は、ソフトウェアを使
用してパルス列と電圧設定値とを入力して、この電圧設
定値に対応したデューティ比のパルス信号a,bをパル
ス幅変調方式を用いて生成する部分であり、動作すべき
電源電圧値を設定するための電圧値設定機能、一定パル
ス幅のパルス列を発生するパルス発生機能などが備えら
れ、電子計算機の電源装置の動作電源電圧値を制御する
パルス信号a,bが生成され、このパルス信号a,bは
電圧制御回路2に送出される。
【0021】具体的には、図2に示すように、パルス幅
設定回路1は、たとえばフリップフロップおよびレジス
タなどによって電源電圧値の設定を制御する論理部11
と、2つのNANDゲート12,13とから構成され、
ソフトウェアによって論理部11の電源電圧設定レジス
タ信号(電源電圧設定信号)A,Bに“HIGH”と
“LOW”の値が定期的に書き込まれ、一方の入力端子
が“HIGH”に固定されたNANDゲート12,13
を介して所望の動作電源電圧値に対応した0〜100%
までのパルスデューティ比に多段階に設定される。
【0022】この電源電圧設定レジスタ信号A,Bと電
源電圧出力値との関係は、たとえば5.0Vを基準に5.5
V〜4.5Vまでの出力電源電圧を得ようとすると、電源
電圧設定レジスタ信号A,Bの両方が“0”に固定され
る場合は5.0Vが出力され、電源電圧設定レジスタ信号
Aが“0”に固定されて電源電圧設定レジスタ信号Bが
パルス幅制御される場合は5.0V〜5.5V、逆に電源電
圧設定レジスタ信号Aがパルス幅制御されて電源電圧設
定レジスタ信号Bが“0”に固定される場合は4.5V〜
5.0Vが出力され、両方が“1”に固定された場合には
設定が禁止されている。
【0023】詳細には、図3(a) に示すように、パルス
信号a,bの1周期を10ms、“HIGH”の期間を
xms、“LOW”の期間を(10−x)msとする
と、図3(b) のようにNO.1〜19、NO.21〜3
9のそれぞれ19通りに細分化されて電源電圧設定レジ
スタ信号A,Bが設定され、これに伴って出力電源電圧
が5.5V〜4.5Vまで均等に多段階で出力されるように
なっている。
【0024】たとえば、NO.10のように、電源電圧
設定レジスタ信号Aのx,(10−x)を0msにし、
電源電圧設定レジスタ信号Bのx,(10−x)を5.0
msに設定した場合には5.25Vが出力され、またNO
.30のように、電源電圧設定レジスタ信号Aのx,
(10−x)を5.0msに設定し、電源電圧設定レジス
タ信号Bのx,(10−x)を0msにした場合には4.
75Vが出力される。
【0025】電圧制御回路2は、パルス幅設定回路1で
生成されたパルス信号a,bのデューティ比に応じて電
源装置の電圧値を制御する部分であり、パルス幅設定回
路1から送出されたパルス信号a,bを入力し、パルス
信号a,bのパルスデューティ比に対応した電圧信号c
に変換されて比較器3へ送出される。
【0026】具体的には、図4に示すように、電圧制御
回路2は、発光部としての発光ダイオード21a,22
a、および受光部としてのトランジスタ21b,22b
を持つ2つのフォトカプラ21,22から構成され、フ
ォトカプラ21,22のそれぞれにパルス幅設定回路1
からのパルス信号a,bが入力され、そして比較器3の
一方の入力端子に出力され、また他方の入力端子には検
出器5からの電圧信号eが入力されている。
【0027】比較器3は、電圧制御回路2からの電圧信
号cと電源回路4を介してフィードバックされた電圧信
号eとを比較する部分であり、電圧制御回路2から送出
された電圧信号cと、電源回路4から検出器5を介して
フィードバックされてくる電圧信号eとが、たとえば図
4に示すようなコンパレータ31に入力され、この両者
の電圧信号c,eの差に対応した電圧信号dが生成され
て電源回路4へ再び送出される。
【0028】電源回路4は、比較器3の電圧信号dに応
じて電圧値を可変する部分であり、比較器3から入力さ
れた電圧信号dに応じて動作電源電圧値が可変され、こ
の出力電圧信号fが検出器5を介してフィードバックさ
れると同時に、目的とする所望の出力電圧信号fが生成
されて電子計算機の電源装置に出力される。
【0029】検出器5は、電源回路4を介してフィード
バックされた出力電圧信号fを検出する部分であり、電
源回路4からの出力電圧信号fが常に検出され、比較器
3にフィードバックされながら所望の出力電圧値に制御
される。
【0030】次に、本実施例の作用について、始めに電
源電圧制御装置の全体的な動作を説明する。
【0031】まず、パルス幅設定回路1において、ソフ
トウェアによって電源電圧設定レジスタ信号A,Bに
“HIGH”と“LOW”の値を定期的に書き込み、所
望の動作電源電圧値に対応したパルスデューティ比に設
定し、パルス信号a,bとして電圧制御回路2に出力す
る。
【0032】さらに、電圧制御回路2では、パルス幅設
定回路1から入力されたパルス信号a,bに応じて、こ
のパルス信号a,bのデューティ比に対応したパルスデ
ューティをもった電圧信号cに変換し、この電圧信号c
を比較器3に出力する。
【0033】そして、比較器3において、電圧制御回路
2から入力された電圧信号cと、電源回路4から検出器
5を介してフィードバックされてくる電圧信号eとに応
じて、この両者の電圧信号c,eの差に対応した電圧信
号dを生成し、この電圧信号dを電源回路4に出力す
る。
【0034】続いて、電源回路4では、比較器3から入
力された電圧信号dに応じて動作電源電圧値を可変し、
この電源電圧値に対応した出力電圧信号fとして検出器
5を介して比較器3にフィードバックする。
【0035】さらに、検出器5において、電源回路4か
らフィードバックされた出力電圧信号fを常に検出し、
比較器3にフィードバックしながら所望の電圧に制御さ
れるまでフィードバック動作を繰り返す。
【0036】そして、最後に目的とする所望の出力電圧
信号fが生成されたときに、この出力電圧信号fを出力
することにより、電子計算機の電源装置に必要な電圧値
の出力電圧を得ることができる。
【0037】続いて、電源電圧の制御方法を、特に図4
に基づいて図5および図6により具体的に説明する。
【0038】なお、ここでは、電源回路4の動作電圧
(出力電圧信号f)は、5Vを基準に、パルス信号a,
bのパルスデューティ比に応じて、最高で5.5V、最低
で4.5Vの値に設定する場合を考えるものとする。
【0039】始めに、動作電源電圧値を4.75Vに設定
する場合を図5の波形図に基づいて説明する。
【0040】まず、図5(a) のように、パルス信号aが
パルスデューティ比50%(パルスデューティ比100
%以下)、図5(b) のようにパルス信号bが“LOW”
の場合は、フォトカプラ22の発光ダイオード22aが
点灯してトランジスタ22bがONし、A点(電圧信号
c)の電位はB点の電位よりも低くなるために比較器3
の電圧信号dは、図5(c) のようにパルス信号aがHI
GHレベルの期間では負電位(−EV)となり、LOW
レベルの期間ではゼロ電位(0V)となる。
【0041】そして、電源回路4において、電圧信号d
が負電位のときは動作電圧を下降させ、ゼロ電位のとき
は動作電圧を5Vとするように動作するため、結局図5
(d)のように、動作電圧(出力電圧信号f)は4.5V〜
5Vの間のパルス信号aのパルスデューティに対応する
4.75Vのところで安定させることができる。
【0042】また、動作電源電圧値を5.25Vに設定す
る場合にも同様に、まず図6(a) のようにパルス信号a
が“LOW”、図6(b) のようにパルス信号bがパルス
デューティ比50%(パルスデューティ比100%以
下)の場合は、フォトカプラ21の発光ダイオード21
aが点灯してトランジスタ21bがONし、A点の電位
はB点の電位よりも高くなるために比較器3の電圧信号
dは、図6(c) のようにパルス信号bがHIGHレベル
の期間では正電位(+EV)となり、LOWレベルの期
間ではゼロ電位(0V)となる。
【0043】そして、電源回路4において、電圧信号d
が正電位のときは動作電圧を上昇させ、ゼロ電位のとき
は動作電圧を5Vとするように動作するため、結局図6
(d)のように、動作電圧(出力電圧信号f)は5V〜5.
5Vの間のパルス信号bのパルスデューティに対応する
5.25Vのところで安定させることができる。
【0044】従って、本実施例の電源電圧制御装置によ
れば、少なくとも目的とするデューティ比のパルス信号
a,bを生成するパルス幅設定回路1と、パルス信号
a,bのデューティ比に応じて電圧値を制御する電圧制
御回路2とを有することにより、パルス幅設定回路1に
おけるソフトウェアによる電源電圧設定レジスタ信号
A,Bの組み合せにより、動作電圧を5Vを基準に、4.
5V〜5.5Vの間の任意の値に細分化して制御すること
ができる。
【0045】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0046】たとえば、本実施例の電源電圧制御装置に
ついては、5Vを基準に、4.5V〜5.5Vの動作電圧に
制御する場合について説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、12V、−12Vなどの他
の動作電圧に設定することも可能であり、このように電
源装置に必要な種々の電圧に制御できることはいうまで
もない。
【0047】また、本実施例においては、5V〜5.5
V、5V〜4.5Vまでを均等に19段階で細分化して設
定したが、これ以下またはこれ以上に多段階に細分化し
て電源電圧設定レジスタ信号A,Bを設定することによ
り、より広範囲における電圧出力も可能とすることがで
きる。
【0048】さらに、パルス幅設定回路1、電圧制御回
路2などは、前記実施例で示した図2および図4のよう
な構成に限られるものではなく、それぞれ目的とするデ
ューティ比のパルス信号を生成することができ、またこ
のパルス信号のデューティ比に応じて電圧値を制御する
ことができるような構成であればよい。
【0049】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその利用分野である電子計算機の電源
装置に用いられる電源電圧制御装置に適用した場合につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、論理
回路を内蔵したLSIおよび電源、電源を搭載した装置
などの他の装置についても広く適用可能であり、さらに
装置の組立後に電圧マージン試験が必要とされる場合な
どについても適用することができる。
【0050】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0051】(1).ソフトウェアを使用したパルス幅設定
手段と、このパルス幅設定手段で生成されたパルス信号
のデューティ比に応じた電圧制御手段とを有し、電圧設
定値に対応したパルス信号を生成し、このパルス信号の
パルスデューティ比に応じて電源電圧の値を制御するこ
とにより、パルス変調方式を用いてパルスデューティを
変え、任意に動作電源電圧値をデューティ比に対応させ
て設定することができるので、動作電源電圧値の多段階
による細分化設定が可能となる。
【0052】(2).前記(1) により、動作電源電圧値を細
分化して制御することができるので、電源電圧制御用論
理回路を増やす必要がなくなり、電源装置、さらにこの
電源装置を内蔵する装置のコストダウンが可能となる。
【0053】(3).前記(1) において、パルスデューティ
比をソフトウェアにより設定することによって、動作電
源電圧値の設定を短時間で行うことができる上、設定者
が異なることによる設定誤り、誤差などの要因をなくす
ことができるので、正確かつ信頼性の高い設定が可能と
なる。
【0054】(4).前記(1) 〜(3) により、特に電子計算
機などに用いられる電源装置において、電源電圧値の設
定の容易化、設定電圧の細分化、さらに低コストによる
信頼性の向上が可能とされる電源電圧制御技術を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電源電圧制御装置を示
す概略構成図である。
【図2】本実施例の電源電圧制御装置におけるパルス幅
設定回路の一例を示す説明図である。
【図3】本実施例において、パルス幅設定回路の電源電
圧設定レジスタ信号と電源電圧出力値との関係を示す説
明図である。
【図4】本実施例における電圧制御回路の一例を示す構
成図である。
【図5】本実施例において、電圧制御回路の動作を説明
する波形図である。
【図6】本実施例において、電圧制御回路の他の動作を
説明する波形図である。
【符号の説明】
1 パルス幅設定回路(パルス幅設定手段) 2 電圧制御回路(電圧制御手段) 3 比較器 4 電源回路 5 検出器 11 論理部 12,13 NANDゲート 21,22 フォトカプラ 21a,22a 発光ダイオード 21b,22b トランジスタ 31 コンパレータ A,B 電源電圧設定レジスタ信号(電源電圧設定信
号) a,b パルス信号 c,d,e 電圧信号 f 出力電圧信号
フロントページの続き (72)発明者 吉野 晃 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内 (72)発明者 門田 弘晃 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内 (72)発明者 西原 孝広 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日立 製作所水戸工場内 (72)発明者 杉野 英利 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立コンピュータエレクトロニクス内 (72)発明者 伊藤 信昭 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立コンピュータエレクトロニクス内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧を電圧設定値に従って多段階に
    制御する電源電圧制御方法であって、前記電圧設定値に
    対応したパルスデューティ比をもったパルス信号を生成
    し、該パルス信号のパルスデューティ比に応じて前記電
    源電圧の値を制御することを特徴とする電源電圧制御方
    法。
  2. 【請求項2】 前記パルスデューティ比をソフトウェア
    により設定することを特徴とする請求項1記載の電源電
    圧制御方法。
  3. 【請求項3】 前記電源電圧の値を上昇させる場合に、
    一方の電源電圧設定信号をゼロに固定して他方の電源電
    圧設定信号をパルス幅制御し、逆に前記電源電圧の値を
    下降させる場合には、一方の電源電圧設定信号をパルス
    幅制御して他方の電源電圧設定信号をゼロに固定するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の電源電圧制御方
    法。
  4. 【請求項4】 前記電源電圧制御方法を、電源装置を内
    蔵した電子計算機に用いることを特徴とする請求項1、
    2または3記載の電源電圧制御方法。
  5. 【請求項5】 電源装置の電圧を多段階に制御する電源
    電圧制御装置であって、ソフトウェアを使用してパルス
    列と電圧設定値とを入力して、該電圧設定値に対応した
    デューティ比のパルス信号を生成するパルス幅設定手段
    と、該パルス幅設定手段で生成されたパルス信号のデュ
    ーティ比に応じて前記電源装置の電圧値を制御する電圧
    制御手段とを有することを特徴とする電源電圧制御装
    置。
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Cited By (3)

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