JPH0717042U - 植物栽培容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 栽培容器に於いて、従来より自動的に水を供
給する方法がなく、如露等で散水していたが、極めて繁
雑であり、又、プラスチック製品には通気性が全くな
く、本考案は容器自体の下段に貯水槽を併設し、揚水紐
により自動的に水を供給し、又、上段の土壌槽に通気孔
を多設して内部土壌槽の底面より中空の多孔空気流通体
を導入して多量の空気を供給、又、通気孔が土壌槽の土
砂の漏出を防止するものである。 【構成】 容器の本体１に通気孔２を多設し、土壌槽底
面１３より水の排出口１２並びに空気流通体７を設置し
多量の空気を容器に供給し、又、貯水槽１４から揚水紐
１１により、自動的に水を樹木植込部４に供給し、容器
の四隅に温室用の支持棒筒１９を設置し、且つ、上部の
縁に小穴３を設置し、吊架用の植木鉢にもなる構成であ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、植物栽培容器本体の周壁の全周に通気孔を多設し、内部側壁の全周 に沿って揚水紐による給水する摘み固定具、或いは栽培容器自体にＵ字型の、出 口を狭くした凹面加工に形成した形状を数ヵ所設けた容器に関して、特に鉢植え 植物の培養土に必要不可欠な新鮮な空気と水を、土壌中に植設された植物の細根 に供給することが出来ると共に、底部からの中空の多孔空気流通体からも給水し 、前期、植物栽培容器に収納されている土壌が通気孔から漏出することがなく、 且つ、容器上部の縁より吊架用の穴にて、吊具を介して天井より吊架せる植木鉢 にもなる構造で、本考案は、このような植物栽培容器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来からの植物栽培容器に水を与える場合、如露や杓子、並びに水道用ホース で散水していたが、繰り返し、何度も行う必要があり極めて繁雑であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来からの植物栽培容器としては、プラスチック製品に於て、構造的な性質上 通気性が全く無いため植物の根の張りが不充分で劣弱となり、更に、酸素や窒素 並びに養分の補給が不充分となって、細菌の繁殖や病害虫の発生等で植物の発育 が遅れる欠点があり、又、従来の植物栽培容器は経時と共に土壌は上方より大き な垂直荷重を受けて、次第に固化する現象を起す欠点があり、又、植物の花木を 育てるにあたって、従来からの栽培方法では上方より水を注ぎ、一方、栽培容器 の底に小穴を開けて水抜きをしなければならず、同時に少量の土砂も流出するの で、底皿を置き、周囲の水漏れ、土砂汚れを防がねばならず、その容器の全体的 な用途はいろいろと制限を受けていたのである。又、且つ、旅行や外出などをし て、人為的潅水が行えなかったりして土壌水分が欠乏して、植物の発育が阻害さ れるなど、いろいろな諸問題を解決するために、本考案の自動給水装置付、兼、 通気孔付植物栽培容器を作成するために成されたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記、目的を達成するために、本考案は、上端に広く開口する容器であって、 外側、周壁の全周に形成された、通気孔（２）を多設し、前記、土壌槽底面（１ ３）の中央より中空の多孔空気流通体（７）を設置し、これにより底部の水の排 出口（１２）と共に、植物栽培容器本体（１）に、通気孔（２）や、中空の空気 流通体の開口部（８）や、排水、オーバーフロー用穴、兼、空気取入口（１６） から外部の新鮮な空気を多方面より供給し、前記、容器自体に貯水槽（１４）を 併設し、揚水紐（１１）により、排水口（１２）に通じて上昇し、揚水紐の摘み 固定具（６）、或いは栽培容器自体にＵ字型の出口を狭くした凹面加工に形成し た形状物を経由して土壌槽（５）に到達し、樹木植込部（４）に水を供給し、な お且つ、中空の多孔空気流通体（７）からも、揚水紐が下垂して成り、この頭部 よりも鉢内土壌中に自動的に水を供給する仕組である。 又、前記、上部の縁に吊架用の（３）鉢が出来るように小穴を設けた構造とし て吊具を介して天井より吊架せる植木鉢にもなり、又、前記、給水時、貯水量の 確認の為に給水口（９）が楕円形、三角錐の形状で先端が貯水槽底部（１５）に 到達し、且つ、この貯水槽が側縁（１０）をもって引出可能とし、更に、単独で 個別に引出可能な貯水槽（１７）も設置でき、且つ、前記、周壁の四隅に即席の 温室が出来るようにポリエチレンシート覆用支持棒受け筒、兼、成長促進用ささ え棒筒（１９）を設けたことを特徴とするものである。

【０００５】

【作用】

植物栽培容器自体に貯水槽を併設しているので、揚水紐の毛細管現象を利用し て常時一定の水量を自動的に土壌中に供給し、余剰水分は土壌槽底部の穴から流 出する機能があり、前記、通気孔は外気と連通して栽培容器本体へ十分な新鮮な 空気の流入を可能として、且つ、この通気孔が容器本体内に収納された土砂が漏 出することを防止することが出来、又、土壌槽の底部の水の排出口と中空の多孔 空気流通体が排水オーバーフロー用穴、兼、空気取入口と外気が連通しており、 更により多くの新鮮な空気を送り込む仕組で、前記、給水装置と通気孔の存在意 義を確保する作用を果している。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例について、各図面を参照して説明する。図面に示すよう に、植物栽培容器本体（１）は、この栽培容器の内部に収納されている中空の多 孔空気流通体（７）を備えており、前記、植物栽培容器本体（１）は従来の製品 と同様の形状を呈していて、前記、貯水槽の底部（１５）は、通常のものと同様 その周囲の下部に一体に形成された所要数の脚（１８）を有していると共に、土 壌槽底面（１３）全体に水の排出口（１２）を有し、又、前記、周壁の全周に形 成された通気孔（２）が設けられ、本考案、実施例では直径が０．５ｍｍφ〜数 ｍｍφ程の穴で、土砂が漏出できない程度の穴が窄設されている。なお、この通 気孔の穴の形状は円形に限らず、四角形、三角型など任意のものが選択される。 又、前記、植物栽培容器本体（１）の内部に収納されている中空の多孔空気流 通体（７）は新鮮な空気を栽培容器の最深部に行き渡すために、中空多孔として 膨出部を上方に向けて突設し空気を多く取り入れる形状となっていて、且つ、中 空の多孔空気流通体の開口部（８）が全体に形成されていて、その頭部からも毛 細管現象を有する揚水紐が透孔から垂下して貯水槽（１４）の水中に浸積されて 給水でき、更に、一方では、容器内部、側壁の全周に沿って貯水槽より上昇した 揚水紐が摘み固定具（６）、或いは、栽培容器自体にＵ字型の出口を狭くした凹 面加工に形成した形状物を経由して、土壌槽に溝遍なく給水する構造である。 なお、揚水紐の材質は合成繊維やフエルトのようなものが長期間丈夫で長持ち するがこれに限定されるものでなく、毛細管現象によって貯水槽の水や水肥を揚 水紐の他端に誘導し、栽培容器本体の土壌槽に滴下させることができる品物であ ればどのような揚水紐でもあってよい。また、揚水紐を長期保護するためにも、 プラスチックやゴムの薄い筒の中に入れる方法も自由に選択できるものである。 次に、栽培容器内の通気に関して空気流入にあたり、栽培容器本体（１）と内 部土壌槽（５）は、通気孔（２）を介して外気の新鮮な空気を取り入れるように 連通しており、更に、この土壌槽の底面（１３）は排水口（１２）や楕円形、三 角錐の給水口（９）、並びに排水オーバーフロー用穴、兼、空気取入口（１６） とも連通した構造になっている。前記、給水装置に於ては栽培容器下段に貯水槽 を区割形成して併設し、給水口の形状は楕円形、三角錐の給水口として（９）、 給水口の先端が貯水槽底部（１５）まで到達していて、且つ、貯水槽の（１４） 貯水量が目視で確認できるように特殊設計にしており、又、この貯水槽は側縁を （１０）介して、引出可能、着脱自在に嵌着し、又、更に、この貯水槽は単独、 個別に引出可能な貯水槽（１７）も出来ており、緊密に接触できるような融通自 在に構成するものである。 次に、この容器上部に吊架用鉢（３）にも出来るように上部の縁に小穴を設け た設計で、吊具を介して天井等により吊架せる植木鉢にもなる機能を呈しており 、しかも、この栽培容器本体の四隅には即席の温室用栽培が出来るようにポリエ チレンシート覆用支持棒受け筒（１９）があり、又、この支持棒受け筒が植物の 成長促進用ささえ棒筒も兼用している。 本考案は以上のような構造でこの植物栽培容器を使用するに際しては、容器の 土壌槽に中空の多孔空気流通体の開口部（８）の頭部より出てきた揚水紐を広げ 又、一方では容器内部側壁の全周に沿って貯水槽より上昇した揚水紐が摘み固定 具（６）、或いは栽培容器自体にＵ字型の出口を狭くした凹面加工に形成した形 状物を経由して出てきた揚水紐が土壌槽に満遍なく給水する仕組である。その際 あらかじめ揚水紐を水に濡らしておくと早く水を滴下させることが出来る。以上 のようにして樹木植込部（４）の土壌槽（５）に適宜、肥料、水を適当に施して 、通常の手法で所望の花木を植樹し鑑賞に供するのである。

【０００７】

【考案の効果】

本来、植物栽培容器の土壌は経年と共に土壌内部の密度が圧密状態に増大して 、土壌個化現象を起し、植えた植物の根の張りが不充分で細根の発達が遅れ虚弱 な状態となりこの状態を改良するためにも通気性が必要で、本考案の植物栽培容 器は通気孔からの新鮮な空気により土壌はいつもフンワリとした状態を維持し、 定植された植木の根は広範囲に一杯にしかも強い勢力で活着し根の衰微を完全に 防止することができる。 次に、この栽培容器の貯水槽に水を一杯入れておけば長期間は水の補給なしで も栽培容器の揚水紐の毛細管現象により、常時一定量の水や水肥を土壌槽に満遍 なく給水し、余分な水は排出し、必要な水分、水肥の養分だけを保留し、同時に 有害物質を洗い流し、且つ、濃度障害を防止し、土壌はいつも適度な湿度を保つ ことができ、それ故、容器内の帯水層の防止にもなり、従来のように水不足によ って植物が枯死することがなく、又、一方では潅水が過剰になった場合にはこの 容器本体内の底部に設けた水の排水口から水が抜け出して適度な水分を保たせる ことができ、且つ、又、特に過剰の水が多い場合でもこの底部の中空の多孔空気 流通体からも空気の出入口と兼用であり、水をよく放散し植物の根腐れの病気の 防止にもなる効果がある。 次に、植物の種類、成長の過程によって滴下水量を揚水紐の増減により自由に 調節して給水できるのであらゆる植物に対してこの栽培容器は対処できるもので ある。又、蘭科植物に於いては、根は養分と水を要求すると共に、同時に常時新 鮮な空気に晒されていることが必要条件であり、又、この蘭科植物の根は細長い 紐状であるから栽培には深鉢が用いられ、且つ、通気をよくするというような厳 しい条件を満たすためにも、本考案の栽培容器は、周壁に形成された通気孔を多 設し、更に、底部からの水の排出穴の空気と共に、且つ、底部より中空の多孔空 気流通体の三方面より新鮮な空気を送り込み、合わせて、この中空の多孔空気流 通体が植物の根部保持と共に、下に伸長する根が塊状となることを防止し根を拡 散させ細根に活力を与え成長を促進して、生育した状態を長く持続さす効果があ る。 そして、三方面より通気孔に入った空気が多量に土壌内に流入し、空気に一成 分である窒素が植物に吸収され、窒素肥料を施肥した効果が得られる。 更に、酸素に於ても根は酸素を摂取し呼吸作用を営んでいる。従って、土壌内 に酸素が欠乏してくるとその影響は深土になる程強く作用し、ついにはその附近 に分布している根の生命が脅やかされることにもなるものである。しかして、こ のような重要な意義を持つ土壌中の酸素濃度に強く影響するものは空気の流通で あり、即ち、通気性の良否である。つまり、たとえ根や、微生物の呼吸によって 多量の酸素が消費されても、土壌中の通気さえ良ければ絶えず新鮮な空気が送ら れ酸素濃度が常に正常な状態に維持されるものである。しかるに、従来のプラン ターや、植木鉢にはこの通気性に欠けており、本考案の植物栽培容器は前述のご とく、三方面からの空気の流入により多量の酸素、並びに、窒素を補給し、植物 の根に良好な窒素や酸素を与えて呼吸作用を助勢して養分の吸収、並びに活力の 増大をもたらし、植物の成長、生育を著しく良好ならしめる効果がある。 又、この容器の底部の中空の多孔空気流通体の設置により、肥料の施肥によっ て、根部、土壌中に生成する有害ガス、並びに、微生物の発生するガスはこの中 空の多孔空気流通体の構成作用により最深部の土壌のガスでも即やかに空気中に 排出される換気作用が実施され卓越した効果が発揮されるものである。 次に、養分の施肥後、可溶化した肥効成分の一部が流出することがあっても、 この栽培容器は貯水槽の水に溜まり、再び揚水紐の水と一緒に土壌中に吸収され るために肥効成分が損失することがない効果がある。 又、この栽培容器に於ては、上部に土壌層、下部に貯水槽として、この貯水槽 を下段に設けた事により、底部の面積が幅広く取れ、従って、多量の水を貯水し て、長期間、水の供給なしでも植物の栽培が可能となり、従って、大型のプラン ターや、深鉢の植木鉢ともなればなお一層の効果を発揮出来るものである。これ に関連して、当この栽培容器の水の供給に於ては、中央部に位置する中空の多孔 空気流通体からの揚水紐の給水と、側壁に沿っての摘み固定具よりの給水により 水の供給を完全に満たすように対策したものであり、更に、施肥等も給水中に可 能となる顕著な効果がある。 次に、栽培容器は底部からの揚水にあたり貯水槽の中の水は昼間、太陽の熱を 十分吸収して温められ、そして、夕方から夜間にかけて徐々に放熱することによ り外気の気温が急に降下するような場合でも上部の土壌槽には、底部より貯水槽 から上昇する熱気によって十二分に温められ保温されるので、例えば、冬期気温 が急に低下した時には植物の成長が停止したり、冬枯れすることを防止し、又、 この条件により寒冷地に於ても栽培が出来、又、熱帯植物のような草、花、木、 にも適合して極めて優秀な保温効果を表わし、又、耐寒性の栽培容器としても優 れた効果を発揮するものである。 又、この栽培容器は水は勿論の事、細い土砂も鉢外に流出することがないから 、屋内、屋外のいずれの場所でも安心して載置することが出来る好都合な効果を 表わすものである。 次に、長期間の容器の使用により貯水槽の側壁に水垢、並びに水苔が生じて汚 れた場合でも、即ちに貯水槽を引出し洗浄が出来、操作が簡単で清浄な水管理が 容易であると云う効果もある。 そして、この容器には大量の貯水槽の水が常時一定量の供給で連続的に行われ 、人為的な作業に如露、散水バケツ、水道用ホースでの散水の使用を行う必要も なく、全て自動的に土壌槽に水の供給が行われ貯水槽の水が全部消費される迄人 手による給水が省けるものであり、又、機械的、電気的エネルギーを一切必要と せず、更に、大型の設備に形成する必要がなく、コンパクトに製造ができ、省エ ネルギーに寄与するという効果がある。又、特にビニールハウスにこの容器を利 用すれば従来に比べて設備費、維持費等が節約でき実用上優れた効果を奏するも のである。 次に、この容器も低価格な製品にするためにもコストダウンが必要不可欠な条 件であり、先ずは主体の栽培容器に底孔がないから従来の植木鉢置皿を使用する 必要がなく節約でき、又、従来の大型プランターや植木鉢には水はけを良くする ためにスノコが敷いてあるが、当、この容器には多孔空気流通体や水の排水口の 設置により、スノコの代用ができ、この分の原材料の節約と、更に貯水槽の貯水 量の確認には水位計が是非必要であるが、この容器には給水口を楕円形の三角錐 とした特殊設計で給水口の先端が貯水槽底部まで到達して、内部貯水量が目視で 確認でき、それ故に水位計が不要であり、以上の観点より原材料の節約、並びに 製造行程の簡素化で一段とコストダウンが計れ低価格の製品が実現可能となる。 又、前期、この栽培容器には四隅に即席の温室用ポリエチレンシート覆用支持 棒受け筒が設置され、冬期にはこの筒を利用して支柱を立てて即席の温室を造る のに好適であり、又、成長促進用ささえ棒受け筒としても利用できる効果がある 。更にこの容器の上部の縁に吊架用の小穴により吊具を介して天井より吊架せる 植木鉢にもなるように設計してあるのも特筆すべき効果を期待できるものである 。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一部切欠正面図である。

【図２】本考案の背面図である。

【図３】本考案の平面図である。

【図４】本考案の中空の多孔空気流通体の拡大図であ
る。

【図５】本考案の摘み固定具の拡大図である。

【符号の説明】

１．植物栽培容器の本体。 ２．通気孔。 ３．吊架用の小穴。 ４．樹木植込部。 ５．土壌槽。 ６．揚水紐の摘み固定具。 ７．中空の多孔空気流通体。 ８．中空の多孔空気流通体の開口部。 ９．楕円、三角錐の給水口。 １０．側縁。 １１．揚水紐。 １２．排水口。 １３．土壌槽の底面。 １４．貯水槽。 １５．貯水槽底部。 １６．排水オーバーフロー用穴、兼、空気取入口。 １７．請求項２の単独、個別に引出可能な貯水槽。 １８．脚。 １９．温室用シート覆用支持棒受け筒、兼、成長促進用
ささえ棒受け筒。

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ａ０１Ｇ 27/06

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上端が広く開口され、容器内部上段に土
   壌槽の樹木植込部、下段に貯水槽を区画形成し、外側周
   壁の全周に形成された通気孔を多設し、且つ、容器内
   部、側壁の全周に沿って、毛細管現象を有する揚水紐の
   摘み固定具、或いは栽培容器自体にＵ字型の出口を狭く
   した凹面加工に形成した形状物を数ヶ所設けると共に、
   前記、容器内部上段の土壌槽底部の中央より中空の多孔
   空気流通体を膨出部を上方に向けて突設し、且つ、中空
   の多孔空気流通体が貯水槽上部に位置した排水オーバー
   フロー用の穴より、空隙を形成して外気と連通してお
   り、なお且つ、この中空の多孔空気流通体からも揚水紐
   が下垂して成り、前記、栽培容器の貯水槽の貯水量が外
   観から目視できるように、給水口の形成が上部楕円形の
   三角錐で、先端が底部に届くまで伸びた給水口として、
   且つ、この貯水槽が側縁を介して着脱自在に係合させ引
   出可能な嵌着した構造であり、又、この栽培容器上部の
   縁に吊架用の穴を設け、更に、前記、周壁の四隅に即席
   の温室用ポリエチレンシート覆用支持棒受け筒、兼、成
   長促進用ささえ棒筒を設けたことを特徴とした自動給水
   装置付、兼、通気孔付植物栽培容器。
2. 【請求項２】 前記、底部の貯水槽が単独、個別に着脱
   自在に引出可能に嵌着した実用新案登録請求の範囲の第
   １項記載の植物栽培容器。